南 北 海 道
(千歳線以南以西(札沼線・日高線含む))

現在、28軒掲載(うち7軒は閉店確認済)

★木古内駅(道南いさり火鉄道、JR北海道新幹線)
「キッチンキーコ」  実食日:2017/6

  新幹線開業に合わせて大きく変わった、木古内駅と、その駅前風景。駅舎が立派になったのはもちろんだが、駅前も大々的に整備され、ロータリー向かいには道の駅「みそぎの郷きこない」までオープンした。その道の駅内に、簡易的なそばを扱う「キッチンキーコ」があった。そば・うどんのほかにラーメン、ザンギ、たこ焼きにソフトクリームなどスナックフード類を多数扱う店で、イマイチ何がメインなのかが分かりにくい店。そばメニューは「みそぎそば」のみ。でも、これが350円と安いので、当サイトの掲載基準に合致する。店頭で現金先払い→呼び出し。番号札等はないので、注文メニュー名での呼び出しになる。何人か注文が重なると、ちょっと混乱しそうなシステムではある。店舗固有の座席はなく、付近の休憩ベンチなどで食べる形になる。
  麺種は未確認だが、食べてみての印象としては冷凍麺。星がたくさん見られて見た目には美味そうなのだが、そばの香りはわずかで、しかもくぐもったような艶のない香り。つゆは、やや辛めで、やや甘め。昆布出汁と思われる風味だが、カエシの甘辛さの方が勝っていて、ややのっぺり系に感じる。みそぎそば350円。面白そうな名称だが、あまり面白いものは乗らなそうな価格。結果は、いわゆるたぬきそばだった。既製の揚げ玉のトッピングだ。これ自体はどうということもない。ただ、サービストッピングされる紅白逆転ナルト(2枚)が、ポソポソとした素朴な食感ながら白身魚の風味が濃厚に感じられて美味かった。また、斜めカットのネギも、シャキシャキした歯触りが好印象。そばメニューは1種だけなのだが、うどんは「うどん」350円のほかに「カレーうどん」450円がある。ここで、2つ疑問。ひとつ、うどんにはどうして「みそぎ」が付かないのか。写真を見た限り、みそぎそばと同様に揚げ玉のトッピングのようなのだが。ふたつ、カレーうどんはそばに対応していないのか。頼めば作ってくれそうな気もするが、未確認。丼は、使い捨てのもの。七味等は受渡口にのみあり。飲み水は、休憩所内のサーバー&紙コップを利用。
  平日の午前9:30頃の利用ということで、食事客は私以外にはいなかった。先客0で、後客が3人いたけれど、3人ともソフトクリームの注文だった。オープン当初には「木古内町史上最大の賑わい」と報じられていたが、その賑わいはひと段落したようで、落ち着いている印象だった。土日とか、午後になれば、もっと賑わってくるのだろうけれど。


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★函館駅(JR函館本線)

「みかど」  実食日:2002/8

  函館駅舎内、改札を出て右手にある店。一応そば・うどんがメインだが、焼きそばやご飯もの、かき氷まである。天ぷらそば350円はごく普通の値段だが、質はあまりよくない。カップそばに入っていそうな天ぷらである。
  それよりも、写真右手前は列車待合所になっており、ベンチに座っている人たちから丸見えというのがちょっと難点。あまり落ち着ける店ではない。

※駅舎改築に伴い、閉店していました(2005/9確認)。

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「きそば」  実食日:2002/8

  駅舎内、改札を出て右手。上の「みかど」の真向かいにある店で、まさに函館ダービー状態である。しかし、どちらの店にもそれほど多くの客は入っていない。
  私個人としては、「みかど」よりもこちらの方が好きである。味はもちろん、おばちゃんの愛想、メニューの怪しさの点で、こちらの方が上。怪しいメニューというのは、ウニそば(430円だったかな)。私は食べなかったが、和風のつゆには以外と合うかもしれない。なお、メニューには“たぬき”がないのだが、頼めば作ってくれる。ただし、天そばと同じ値段(350円)というのは、ちょっと納得がいかないかなぁ。


※駅舎改築に伴い、閉店していました(2005/9確認)。

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「みかど」  実食日:2010/12

  5・6番ホーム中ほどにある露出店。雪の降る日にはカウンターにまで雪が積もってしまうような場所にある。もちろん、立ち食いのみ。函館駅には4本のホームがあり、そのすべてが頭端式。コンコースを軸に、櫛形にホームが並んでいる。このような駅では、ホームよりもコンコースに店があった方が利用しやすい。ましてや、この駅はコンコースとホームの間に間仕切りがあるので、5・6番以外のホームに降り立った人々が、わざわざコンコースを経由して5・6番ホームにあるこの店を利用するとは、ちょっと考えにくい。現に、私はこの店が多くの客で賑わっているというシーンを見たことがない。
  五稜郭駅と同じ業者「みかど」の店舗だが、味覚的にはちょっと違っているように感じた。麺は、おそらく同じだろう。ネットリと、歯の裏にくっつきそうな粘着性がある茹で麺。しかし、つゆは五稜郭のものよりも甘さが際立っていて、悪く言えば市販のめんつゆのような味だった。値段は五稜郭と同じで、かけ250円、月見300円など。ネギフリーも五稜郭と同じ。


※2014/10、再食。改装して綺麗になっていますが、相変わらず立ち食いのみの露出店です(写真は左:旧、右:現)。値段が上がり、現在はかけ260円、月見320円です。また、メニューがだいぶ増え、海鮮かき揚げ500円、がごめ昆布とろろ360円、みがき鰊420円(これは従来かあるメニューだが、メニュー名が「鰊みがき」から変わっている)といったご当地系メニューもあります。反面、手軽に暖をとれる「あさり味噌汁」がなくなってしまったのが残念。実食は、がごめ昆布とろろ。函館産のがごめ昆布を使用しています。普通のとろろ昆布よりも粘りが格段に強く、箸で持ち上げると大量の粘液が一緒に持ち上がります。好き嫌いが分かれそうなメニューですが、函館らしくてよいと思います(味+1点、付+1点)。

※2015/9/27付で閉店する旨の貼り紙が出ていました。KIOSK売店も含め、ホーム上にある店舗類はすべて同日に一斉閉店するようです。風情がある店舗だったし、ご当地メニューもいろいろあったので、残念です。函館駅を含む函館市の旧市街は、寂れ方のスピードが尋常ではないですね。来年には新幹線が開業しますが、新函館北斗駅は函館駅からだいぶ遠いので、あまり挽回材料にはならないような気がします。なお、五稜郭駅の店舗は存続するようです(2015/9、確認)。

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★五稜郭駅(JR函館本線・道南いさり火鉄道)
「みかど」  実食日:2010/12

  改札外、待合室内。昭和の臭いが色濃く残る、待合室に露出した店舗。懐かしさを感じさせるとともに、ホッと一息つきたくなるような温かみを感じる店だ。客席は、厨房と向き合ったL字型椅子付きカウンターのみ。
  麺は、やや粘着質な茹で麺。つゆはかなり色が濃く、飲んでも辛い。麺・つゆとも主張が強いタイプだが、相性としては悪くないと思う。地方にしては値段が安めで、かけ250円、いか天350円など。ネギフリーは嬉しいサービス。冷水機がないのだが、飲み水は自動的に出される。空になると、「もう一杯入れましょうか?」と声がかかる。冷水機がない店では、このくらいの心配りが欲しいというか当たり前だと思うのだが、実際にここまで気を遣ってくれる店はなかなかない。


※改装していました。というか、看板と暖簾が変わっただけで内装は変わっていません(写真は左:旧、右:現)。値段が上がって、かけ260円、いか天370円になっています。海鮮かき揚げ500円が登場しています。他メニューに比べて値段が高い印象がありますが、写真を見た限りでは具だくさんで美味しそうです。なお、函館駅で販売している「がごめ昆布とろろそば」は、当駅では扱っていないようです(2014/10、確認)。

※2015/9、再食。値段等、変化ありません。えび天そば420円を試しました。えび天は、大エビ1尾。衣の厚着をしていますが、エビ自体もそこそこ大きいです。ネギも、変わらずフリーでした。

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★倶知安駅(JR函館本線)
「清水立売商会」  実食日:2005/9

  北海道では、意外な駅に駅そばがある。倶知安はローカル線の途中駅なのだが、ホームと待合室にそれぞれ駅そばがある。倶知安はかつて胆振線(1986年廃止)とのターミナルで栄えた駅で、北海道にはこのような「路線廃止によってただの途中駅になってしまった駅」がたくさんある。このような駅には駅そばがつきもので、路線廃止後もなお頑張っているのである。ただし、昼時に行ったにもかかわらず、ホームの店舗は営業していなかった。窓越しに厨房機器が見えたので、まったくの閉店という感じではなかったが、どういう時間帯に営業しているのかよく分からない。
  北海道では、「天=ドン兵衛」という店が多いのだが、ここではマトモなかき揚げとドン兵衛の両方を備えている。「かき揚げ」はドン兵衛、「天」はマトモな天を指す(普通は逆になりそうなものだが)。値段は、「かき揚げ」が370円、「天」が380円。10円の違いなら、「天」を選択した方がいいだろう。ちなみに、かけは280円。車内持ち込み容器は20円。
  味覚的には、特にこれといった特徴はなく、平均的。私は天玉(440円)を食べたのだが、なぜか卵の白身がちょっと茹だっていて、生卵と温泉卵の中間くらいの感じになっていた。「天」は大判で、ゴボウがメイン。写真を見ると、「食べるスペースがないじゃん」と思えるかもしれないが、向かって左にテーブルが1つ出ており、ちゃんと座って食べることができる。万が一テーブルが埋まっていても、待合室の中だから、食べる場所探しに苦労することはない。


※値上げ(かけ280→300円、かき揚げ370→390円、天380→400円)していました。閉店時間が早い(14時)ので、食べるつもりならお早めに(2010/1、確認)。

※閉店していました。建物も撤去済みで、跡地には何もありません。増設テーブルだけが残っています。もともと、このテーブルはこの店のものではなかったのかもしれません。ホームの店舗もすでに撤去され、跡形もなくなっています(2014/10、確認)。

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★桑園駅(JR函館本線・札沼線)
「北のたまゆら 桑園」  実食日:2017/6

  駅を南側に出て、ロータリーを右に回り、道路に出たら右折して2分。日帰り温泉施設「北のたまゆら 桑園」内の軽食処。温泉施設内なのだが食事のみでの利用もOK(入館料不要)なので、当サイトの掲載基準に合致する。ちなみに入浴料は銭湯料金(440円)と安いので、入浴がてら食べるのもオススメ。客席は湯上がり客の休憩所を兼ねた造りなので、席数多数。テーブル席と座敷がある。システムは、券売機で食券購入→肉声で呼び出し。
  麺は、冷凍。湯煎シーンを見たので間違いない。食べてみての印象としては、少々粘着があり、そこそこそばの香りもあるため、目撃しなければ生麺だと思い込んだかもしれない。冷凍麺としては上質な部類だろう。つゆはおそらくカツオ+昆布の出汁で、コンブの方が少し強めに出ているように感じた。甘くなくシャープな口当たりで、悪くない。かけ330円、山菜380円、海老天550円など。温泉施設内の店(今後、当サイトではこの手の店を「スパそば」と呼ぶ)としてはかなり安い方だ。そば・うどん以外にも、ラーメン、丼もの、定食、カレー、一品料理などいろいろある。気になったのは、ラーメンサラダ380円。写真を見た限り、冷やし中華に野菜をどっさり乗せたようなもの。これで380円は驚きの安さ。とんかつ定食550円も安くていいなぁ。温泉はさておき、日常使いのレストランとして考えてもたいへん重宝しそうなメニュー・値段構成だ。札幌駅の隣駅でありながら、駅前が比較的閑散としていて飲食店も少ないので、なおのこと。ちなみに、朝(7:30〜9:30)は、モーニングメニューのみの提供なので注意を。モーニングはトーストが中心で、麺類はかけそばのみの扱いになる。実食が朝イチだったので、かけそば+おにぎり(160円)でいただいた。おにぎりは何種かある中から「いくら」を選択。手づくりっぽい海苔直巻きのおにぎりで、いくらも結構たっぷり入っていて美味しかった。おにぎりにしては値段がちょっと高めだったので、ある程度期待はしていたのだが、それ以上だった。値段に臆さず、注文するべし。唐辛子は一味で、受渡口のみにあり。割り箸は竹製で、商品と一緒に一膳提供。


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★札幌駅(JR函館本線・千歳線・札沼線、地下鉄南北線・東豊線(さっぽろ駅))
「札幌駅立売商会」  実食日:2007/9

  JRの各ホームに、駅そば店と弁当店(弁菜亭)と売店が一体化した形式の店舗が出ている。従業員は兼業ではなく、それぞれのコーナーに常駐している。私は1&2番ホームの店で実食。
  この店の麺は特徴があるというか、ちょっと違和感がある。妙にツルツルしていて、ゴムのような妙な弾力があって、しかも角のとれた丸麺。つゆはやや甘みが勝った印象だが、出汁は弱め。天が比較的まともだった(インスタントではない)のが好印象ポイントか。ボリューム面を見ると、口径の小さな丼を使っているので、一見するとえらく量が少ないように見える。食べてみるとそれほどでもなく、やや少なめという程度。かけ260円、天380円など。おにぎりもある。

※値上げ(かけ260→280円、天380→400円。値−1点)していました。店舗によって若干外観(看板等)が異なるため、3・4ホームおよび5・6ホームの店舗は別枠掲載を検討します(メニューや値段は共通しています。2010/12、確認)。

※一部メニューが値上げしています。かけは280円のままですが、天は420円になっています(2013/12、確認)。

※閉店していました。跡地は、エレベーターになっていると思われます。1・2ホームおよび3・4ホームはは閉店し、5・6ホームと7・8ホームの店舗が存続しています。当サイトの掲載基準見直しに伴い、店舗ごとの掲載とする方針を取ることにしたため、本記事は1・2ホームの店舗のものとし、閉店の扱いにします(2017/6、確認)。

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「……ING」  実食日:2013/12

  地下鉄南北線の北改札を出て、JR札幌駅方面へ。短い階段を上がってすぐ左折、APIA飲食街に入ってすぐ左側。間仕切りがなく、通路にほぼ露出している店。椅子付きカウンターとテーブル席があり、席数は15くらい。夜行急行「はまなす」で札幌入りして、その足で向かうとじきに開店する(7:00開店)、ありがたい早起き店。
  麺はモッサリした食感で、ザラザラした舌触りが印象的。生麺だと思われるが、乾麺のような印象を受ける食感だ。つゆは色が濃いが、それほど塩辛いわけではない。複雑な味わいの出汁で、昆布をメインにいろいろな食材の出汁を合わせているものと推察。たぬき350円。たぬきは、スナック菓子のような揚げ玉。これといった変わりメニューはないが、かしわ(410円)があるのが北海道らしい。また、「そばバー」を標榜しており、酒類をいろいろ扱っている(ウイスキーやワインまである)ので、一杯飲み屋としても重宝しそうだ。なお、店名の読み方にちょっと悩むところだが、普通に「イング」でよいとのこと。


※値上げしていました。現在、たぬき360円、かしわ430円です(値−1点。2014/10、確認)。

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「ちほく」  実食日:2014/10

  地下鉄東豊線の北改札を出て、左前方のエスカレーターを上がり、直進すぐ右手。エスタ大食品街に入ってすぐ。暖簾と衝立の目隠しがあるが、造りとしては間仕切りのない露出店。立ち食いカウンター一列のみで、キャパは8人くらいか。
  麺は、わりと硬質な茹で麺で、心地よい歯ごたえ。つゆは、ちょっと変わった風味がある。塩気・出汁感は弱めで、醤油というか、大豆の香りが一番目立っている。総じて、薄い。食後に物足りないと感じる薄さではなく、最初のひと口の違和感が大きい。たぬきは天かすだが、ちょっと量が少ない。たぬき370円。天は460円で、表記は「天プラ」。カタカナ表記は珍しいかも。北海道らしく、かしわ430円がある。また、納豆そばも扱っているのだが、520円という値段がちょっと腑に落ちない。かけ+単品納豆だと430円なので。ほかのメニューはすべて、既成メニュー価格と「かけ+単品」の価格が一致しているのだが、なぜか納豆だけが合わない。なにか秘密があるのだろうか。


※閉店(「弁菜亭」化)していました(2017/6、確認)。

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「弁菜亭」  実食日:2014/10

  JR5・6番ホーム中ほど。3つ上に記載している店と同名でメニューも同じなのだが、店舗の形状が異なるため別掲載とする。札幌駅のホームには、2014年10月現在で3軒の駅そばがある。3・4ホームと7・8ホームには、駅そばと売店がタテに連なった店舗がある(微妙に看板などが違うが、同じ店と見なす)のだが、5・6ホームには駅そばと売店が横に連なった店舗がある。縦型の方が邪魔にならない(ホームが狭くならない)ように思うが、店舗位置が階段の裏だから、階段と同じ幅の店舗を設置できたということか。ちなみに、1・2ホームと9・10ホームには駅そばがない。かつてはあったが、近年閉店している。この店舗の4辺のうち、立ち食いカウンターがあるのは長辺1辺のみ。あとの3辺はそれぞれ階段・売店・従業員出入口になっていてカウンターを設けられない造りだ。したがって、キャパは3・4ホームや7・8ホームの店舗より少なく、4人くらいで満席。見たところ、3・4ホームの店舗が一番賑わっているので、このホームこそタテ型にした方がいいような気がする。
  連食していないので想像になるが、味はほかのホームと同じだろう。特に変哲のない茹で麺に、これまた大きな特徴を感じないつゆ。麺とつゆの相性はよいと思うが、とりたてて印象に残るというほどではない。たぬきなし、かけ290円、月見340円、天440円など。車内持込み容器30円の扱いがある。


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「弁菜亭」  実食日:2017/6

  地下鉄東豊線の北改札を出て左前方のエスカレーターを上ったところ。上記「ちほく」の跡地。いつの間にか、JRホームの駅そば店と同じ「弁菜亭」に変わっていた。看板も暖簾も変わっているのだけれど、この店最大の特徴と言ってもいい店頭のパーティッションが承継されているから、危うく気づかずに通り過ぎるところだった。内装は「ちほく」時代のまま。間口に対してV字型になった立ち食いカウンターのみ。
  麺は、質感のある茹で麺。丼が小さめなので、パッと見には量が極端に少ないように感じるけれど、ズシッとしたタイプの麺だということもあり、食後の満足感はまずまず得られる。つゆは、カツオ+昆布と思われる。昆布の方がやや優勢かなと感じるけれど、道北地方によくある「昆布丸かじりタイプ」ではない。東京人にも馴染みやすい味だと思う。たぬきは、小エビがたっぷり入った天かす。かき揚げなどを揚げた副産物にこれほど大量の小エビが入るとは思えないので、意図的に作った天かすである可能性が高そう。というか、買ってきているのかもしれないが。当然ながら香ばしさがとても強く、ジャンクだけど美味しい。たぬき370円。天460円・かしわ430円など値段は「ちほく」時代と変わっていない。しかし、メニューは一部入れ替わっている。納豆そばは消滅。代わって、山菜430円が登場。天ぷらは、「天プラ」表記から「天ぷら」表記に変わった。総じて、良くも悪くも癖がなくなったような印象だ。ちなみに、ホームの「弁菜亭」とはメニューも値段も異なる。メニューはこちらの方が多く、値段はホームの方が安い。味はどうなのかな。連食していないので何とも言えないが。変わったものとしては、麺の替え玉がある。最近各地でちょこちょこ見かけるようになってきているように思うのだが、需要があるのかな。個人的には、替え玉をするくらいならかけそばを買い直したくなるが。ちなみに、替え玉は200円。高いなぁ。
  昼時の12:45頃に訪問して、先客5・後客2。私が出るころ、つまり13時頃にはピークタイムが終わるようで、結構のんびり食べられた。先客のひとりが大きなキャリーバッグを足元に置いていて、隣にスペースがあるのに後続客が入れず、客同士でちょっと険悪なムードになっていた。混雑時には気をつけたいところだ。パーティッションの陰に置いておくとか、考えた方がいいと思う。


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「弁菜亭」  実食日:2017/6

  JR7・8番ホームやや苗穂寄り。かつて各ホームに「弁菜亭」または「札幌駅立売商会」の露出駅そば店があった札幌駅だが、近年1・2番ホームと3・4番ホームの店舗は閉店し、5・6番ホームと7・8番ホームに残るのみになっている。ただ、一概に「弁菜亭は衰勢」というわけでもなく、改札外エスタの店舗は「ちほく」から「弁菜亭」に変わっている。衰退というよりは、再編が進んでいると見るべきだろう。7・8番ホームの店舗は、5・6番ホームの店舗とは違って完全な露出店。もちろん椅子はなく、厨房を囲む立ち食いカウンターのみとなっている。キャパは8人くらいか。3方向に立ち食いカウンターがあるので、見た目の印象よりは集客力がある。
  麺は、わりと質感のある茹で麺。特別美味いというわけではないのだが、舌触り・歯ごたえ・香りも含め、まずまず悪くない。つゆは昆布出汁が中心の味わいで、やや甘さが勝った印象。この4日前に実食しているエスタ店と、たぶん同じ麺・つゆだろうと思う。たぬきは、小エビの香りがある天かす。こういう仕様なのか、ちょっと湿気たような食感だった。エスタ店のたぬきよりもえびの密度が低かったように感じたものの、これを誤差と見れば同じものであると言えそうだ。たぬき360円。値段はエスタ店よりも10円程度安く、その代わりメニューがだいぶ絞られている。というか、エスタ店の方が後でオープンしているので、「エスタ店の方が10円程度高く、その代わりメニューが多い」と言った方がよいか。エスタ店にある替え玉は、ホームの店舗にはない。これといった変わりメニューもない。というか、間口脇に出ているお品書きと窓に貼られているお品書きで、メニューが若干違っている。たぬきは、窓ガラスに張られたお品書きにのみ記載がある。おそらく間口脇のお品書きの方が古いと思うので、たぬきは最近扱いを始めたということなのかもしれない。
  平日14:00頃の訪問で、先客2・後客0。それほど賑わっている感じではない。今思えば、3・4番ホームの店舗の方が客数が多かったような気がする。3・4番ホーム店舗の閉店は、「売れないから潰れた」ではなく駅側の事情なのだろう。駅そば店の命運が駅側(というか鉄道事業者)の事情に左右されてしまうのは珍しいことではないが、何度出くわしてもやっぱり切ない。


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★豊浦駅(JR室蘭本線)
「ワークランドかっこう出張所」  実食日:2015/9

  まったく期待していなかった駅に、話題性豊富な店があった。場所は、2階建て駅舎の1階。改札(無人)を出て、待合室を横切った先にある。複雑な形をしたテーブル席(当サイトでは椅子付きカウンターの扱いになる)を配していて、席数は12くらい。厨房が露出していて完全にセルフサービスの造りなのだが、訪問時には配膳してくれた。下げ膳不要で、後払い制。「セミセルフ」というやつか。店名からなんとなく想像がつくと思うのだが、運営母体は社会福祉法人で、知的障害者の就労支援を目的のひとつとして運営している店。今回、調理に当たったのは健常者(おそらく社会福祉法人の職員)だったが、配膳してくれたのは知的障害があると思われる方だった。徳島駅「麺家れもん」と同じタイプの店だ。駅そばは比較的運営実務が簡単なので、確かに障害者の就労支援に適していると思う。徳島と豊浦をモデルケースとして、今後このタイプの店が各地で興ってくるかもしれない。
  麺は、冷凍だろうか。食べてみた印象としては、生か冷凍か判別しにくい感じ。調理時間から推して冷凍。少し鬆が入ったような軽めの食感で、つゆがよく乗って悪くない。つゆは、甘め。実食メニューがかしわそばだったこともあるのだろうが、脂質系の旨味が勝ったつゆだった。かしわ(鶏肉)は、皮つきのモモ肉を使用。少し筋っぽく感じられる部分もあるが、コリコリした食感も悪くない。鶏肉のほかに山菜・ワカメ・揚げ玉・紅白反転ナルト2枚がトッピングされ、とても豪華だった。というか、具材が多すぎて鶏肉が全然目立っていなかった。
  客数が見込めない駅だということもあり、値段は高め。たぬきなし、かけ450円、かしわ550円、天550円など。量が多めで、全メニューがハーフにも対応しているので、軽く食べたい場合にはハーフを選択する手もある。ハーフだと、かけ300円、かしわ350円、天350円と標準的な駅そば価格というか、むしろ安く感じる価格帯になる。代わりメニューに、鍋焼き蕎麦650円(ハーフ400円)がある。もちろん鍋焼きうどん650円(ハーフ400円)もあるのだが、メニュー名が「鍋焼きうどん(そば)」という感じではなく、それぞれ単独で表記されている。このパターンは初めて見た。また、ラーメン・ご飯物・セットメニューも豊富に揃えている。次回に試してみたいと思ったのは、ホタテコーンバターラーメン800円(ハーフ500円)。豊浦町はホタテの一大産地なので、地元らしさも出ていて◎。ホタテそばがあれば今回試したところだが、残念ながら当該メニューはない。
  常時あるサービスなのかどうかは分からないが、今回はアイスコーヒーのサービスがあった(普通に注文すると250円)。アイスコーヒー付きで量多めのかしわそばが550円なら、大満足だ。割箸は個包装で、商品と一緒に提供。ただし、箸立てにもたくさん立っている。わざわざ1膳ずつ出す必要はないようにも思えるが、これも障害者の就労教育の一環なのかもしれない。総じて、おおいに気に入った店。途中下車すると後が大変になる(列車の本数が少ないので)駅だけれど、今後も立ち寄る機会があるだろう。豊浦・東室蘭間を走る区間列車を有効に使えるような予定を組めば、食べ終えた後で長い待ち時間に苦しむようなこともなく、行きやすくなると思う。


※2017/6、再食。今回は、そばではなくラーメンメニューの中からホタテコーンバターラーメン800円をいただきました。公式取材だったのでこの場で多くは書きませんが、大粒ホタテ・コーン・バター・チャーシュー・メンマ・長ネギを、スープで煮て作ります。スープは醤油・塩・味噌から選択可。今回は味噌でいただきました。バターが溶け込んでいるのでコッテリしているかなと思いきや、意外とあっさり味です。
  なお、基本的に値段は変わっていませんが、初食記事に書いている「全メニューがハーフに対応」のサービス内容が変わり、「全メニュー100円引きでハーフに変更可」になっています。実質的に、値上げという形です。代わりに、麺類はすべて割増なしで「カレー味」にすることができるようになっていました。これは面白いサービスだと思います。
  また、初食時のアイスコーヒーサービスは終了し、代わりにセルフ形式でホットコーヒーを自由に飲めるようになっていました。これは、料理を注文しない人でも飲むことができます(空いている時なら、席のみ利用でもOK)。社会福祉法人が運営する「コミュニティ系駅そば」ならではのサービスだと言えるでしょう(付+2点)。


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★伊達紋別駅(JR室蘭本線)
「天まで上がれ」  実食日:2014/10

  駅を出て、ロータリーを回って目抜き通りを30秒、右側。6年ほど前から存在を知っていたのだが、日や時間が合わずなかなか実食できなかった店。4回目のチャレンジで、ようやく実食できた。ポータルサイトなどでは居酒屋として掲載されているのだが、「うどん・そば」の暖簾(幟を強引に暖簾に見立てている)が掛かり、店外のお品書きの先頭にうどん350円・そば350円が記載されている。立派に駅そばだ(その他、各種ご飯ものや一品料理、酒類も扱っていて、「居酒屋」の提灯も下がっている)。店内はたいへんコアな雰囲気で、魚の干物が干してあり、臭いが充満している。よりにもよってカウンター席のほぼ真上に干さなくてもいいんじゃないかと言いたくもなるが……。客席は、厨房を囲む椅子付きカウンターが8席くらいと、座敷がある。
  麺は、生麺のようだ。ちゃんと茹でれば美味いのかもしれないが、かなり茹でがオーバーだった。つゆは、淡い。あまり香らず、存在感が薄い。そして、ぬるい。天は、市販品をレンチンして乗せる。調理の手順が、ちょっと変。麺を茹でて丼に入れてから、小鍋でつゆを沸かす。つゆを麺の上から注いで、それから天ぷらをレンジにかける。天ぷらを乗せてから、冷蔵庫に卵を取りに行く。それも、パックごと取り出して、モタモタと開封。かけそばの状態を作り上げてから天玉そばが出来上がるまでに、かなりの時間がかかってしまっている。全体的に、使っている素材は悪くないのではないかと思うのだが、オペレーションというか手際の悪さが味を落としている印象だ。サービスで煮豆とキュウリの醤油漬けが一緒に出されるのだが、これもなんだかモヤッとした味。お爺さんがひとりでやっている店なので、あまり責める気にもなれないが。
  トッピングは、すべて単品扱い。生卵50円、かき揚げ100円、海老天150円など。「天ぷら」と注文すると海老天になるので、かき揚げ希望の場合には注意。ただ、お爺さんも人が良すぎて、私はかき揚げのつもりで天ぷらと卵を注文して、実際には海老天と卵を乗せているのにかき揚げ+卵の料金をすんなりと受け取ってしまう(「50円足りないよ」と言わない)。もちろん、海老天が乗っているのを見て慌てて50円を追加で払ったわけだが。人の良さを物語るエピソードがもう一つある。食べている時に、見知らぬおばちゃんがいきなり入ってきて「爪楊枝ちょうだい」と。このおばちゃんにも、普通に爪楊枝を差し出してしまうのだ。客でもない、見ず知らずのおばちゃんなのに。決して美味くはなかったのだけれど、これは憎めない店だなー。今後伊達紋別へ行く機会があったら、また寄ってしまいそうな気がする。


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★東室蘭駅(JR室蘭本線)
「そばの助六」  実食日:2015/9

  駅歩8分ほどかかり圏外となるエリアなのだが、地方特例&他に対象となる店がない駅ということで対象に含めることにする……と言いたいところなのだが、実はこの店で食べた後、駅に戻る途中でもう1軒発見している(時間外のため未食)。「他に対象となる店がない駅」ではなかったのだが、まぁそのあたりはファジーでいいだろう。行き方は、少々説明が面倒臭い。東口を出て目抜き通りを2分歩き、ロータリー出口を含めて2つめの信号を渡ってから左折、4つめの信号(道道919号線)を渡ってから右折して30秒。ほかほか弁当寿町店に併設された立ち食いそばコーナーで、厨房は弁当店と共通。従業員も兼務。客席は立ち食いカウンターのみで、キャパは6人くらい。口頭注文、代引き制。実はこの店、室蘭市内でのみ展開するミニチェーン。全部で4店舗あり、公式HPも上がっている。ただ、4店舗のうちいくつの店舗で立ち食いそばをやっているのかは未確認。少なくとも2店舗ではやっている様子だが。次回室蘭へ行ったときには、今回発見した未食店に加えて、「助六」全店舗調査を敢行しようと思う。いずれも、駅からそんなに遠くはないので。
  麺はオペレーション的には茹で麺のようだが、しっかりと角が立っていて若干粘着するので、生麺の茹で置きかもしれない。つゆは、北海道らしい昆布出汁強烈タイプ。やや辛めで、余韻があまりないのがちょっと特徴的。北海道の昆布出汁つゆはもっと余韻が残るパターンが多いのだが。バランス感がとれた一杯という感じではなくやや荒々しい印象を受けるものの、北海道らしさは充分に出ていて良いと思う。たぬきなし、かけ300円。天は全部で10種ほどあり、450円均一になっている。変わり種としては、噴火湾岸の街らしくホタテ天がある。コスパに鑑みても旅情に鑑みても、まずはホタテ天を食べたくなるところだ。私も、ホタテ天そばを実食。ホタテ天は、ひも付きのホタテをまるまる2粒使用。衣が多いというか、細かいたぬきを後からたくさんくっつけたような天ぷらで、見た目には巨大ドンベのように見えるのだが、2粒使っていて単品価格が150円というのはかなり良心的だと思う。次回訪問時にも、またホタテ天を選んでしまいそうな気がする。その他、トッピングのお品書きの中に「おかず80円」というのがあった。これはいったい何? 実に気になる。


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「キッチンたんぽぽ」  実食日:2017/6

  東口を出て、ロータリーを右に回り、信号を渡らずに右折してすぐ。パチンコ店「ひまわり」内。いわゆるパチそばで、建物の外側に面しているので、食事だけでの利用でも入りやすい雰囲気。食券制で、客席は椅子付きカウンター8席のみ。パチそばとしては小規模な店だ。
  麺は、冷凍庫からソリッドなものを取り出すのが見えたので冷凍麺ということになるが、食感的には生麺を連想させるものだった。しかも、ちゃんとそばの香りもある。これだから、最近の冷凍麺は食べ分けが難しい。参ったね。つゆは、カツオ系の香りが強く出ているもの。甘さ・辛さは控えめ。そこそこパンチがあるのに最後まで飽きない、パチそばのつゆとしては上々のものだ。値段は高め(地方特例を適用している)で、かけ420円、たぬき460円、かき揚げ580円など。北海道らしいかしわそば570円があったので、たぬきではなくこちらを食べてみた。かしわは鶏モモ肉(皮がほとんど付いていないもの)を使用しており、適度な歯ごたえと旨みがある。これはこれでよいか。薬味としての白ネギとは別に、斜めカットの青ネギを添えている。これにより、かしわそばというよりは「鳥南蛮そば」のようなイメージの風味になっている。そして、面白いナルトが1枚トッピングされる。単純な紅白逆転ナルトではなく、通常のナルトの外側に赤い縁どりを足したようなナルトなのだ。普通のナルト(白地に赤の渦)ではなく、紅白逆転(赤字に白の渦)でもない、第3のナルトだ。渦の部分は赤なので、通常ナルトに近いと言えなくもないが。これは実に興味深い。今後、どこでこのナルトに出会うことになるか、注視していこうと思う。そば・うどんのほかには、ラーメン・丼もの・カレーライス・定食類などがある。どれも値段的にあまりお得感はないが、写真入りメニューではカツカレー750円が美味そうに見えた。
  平日13:15くらいの訪問で、先客0・後客3。後客は、全員女性。北海道では、女性パチンカーが多いのだろうか。パチそばが女性だらけになる光景は、東京では見たことがないような気がする。


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★室蘭駅(JR室蘭本線)
「そば清」  実食日:2014/10

  駅を出てロータリーを左に回り、国道36号を左へ。最初の信号で国道を渡り、そのまま直進して路地に入る。2つ目の十字路(「かど八」の角)を左折して30秒、左側。駅から徒歩3分強くらい。乗ってきた列車の折り返し待ちの間に充分食べて戻って来られる。私が行ったときには、折り返しに約20分の猶予があり、行って食べて戻って、駅舎の写真を撮り、トイレで用を足してもまだ4分の余裕があった。立ち食いカウンターのみの素朴な店だ。
  麺は、わりと硬質な茹で麺。湯通し時間がずいぶん長かったように感じたので、水膨れになってしまうのではないかと思ったが、それでも硬質と感じた。そういう麺なのだろう。つゆは、やや甘めだが極端ではなく、大きな特徴はない。天はインスタントで、つゆに浸した瞬間に溶けてたぬき状態になる。かけ290円、具一品系は340円均一。この設定だとカレーそばが一番お得に感じるか。北海道の安いカレーそばは、かけそばに金魚(醤油入れ)に入った濃縮カレーをピュッピュとかけるだけの場合があるのだが、この店はどうだろうか。次回以降に試してみることにしよう。味はさておきだが地方にしては値段が安く、長閑でよい店だと思うのだが、店員さん(おばちゃん)に元気がなかったのがちょっと気になった。「いらっしゃい」も「ありがとう」もなしで、交わした会話は「340円」「はい」だけだった。ほかの客に対しても同様。たまたま調子が悪かっただけならいいのだが、ちょっと心配になってしまう。


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★苫小牧駅(JR室蘭本線・日高本線)
「Cafe・駅」  実食日:2012/9

  改札を出て右、自由通路上にある。どこからどう見ても喫茶店なのだが、軽食を扱っており、そば・うどんもある。価格的にも、駅そば認定できる範囲内だ。客席は、テーブル席と椅子付きカウンターで、計10席ほど。
  麺は、冷凍だろうか。歯ごたえというか、弾力が非常に強い。つゆは塩気・甘みとも強く、雑味が少ないタイプで、北海道よりも東北のイメージだ。たぬきなし、天400円。変わりメニューに、ほっきそば(600円)がある。文字どおりホッキ貝をトッピングしたそば。値段が高く感じるかもしれないが、実はこれは飲み物とのセット価格になっている。アイスコーヒーが250円だから、ほっきそばは実質350円。天は実質150円という計算になる(当サイトでの評価は、「天400円、アイスコーヒーはサービス」とする)。これなら、むしろかなり安く感じる。ホッキ貝がこの街の特産のようで、そば・うどんだけでなくほっきカレー(680円)もある。ちなみに、そばメニューは、天・ほっきの他にはもり(ドリンク付き400円)があるのみ。


※2014/10、再食。値上げしていました。現在、天・もり430円、ホッキ650円です。ホッキカレーも730円になっています。内容は、特に変わっていません。ドリンク付きも変わらず。ホッキカレー(ドリンクのほかにスープも付く)も食べてみましたが、そばほどホッキの存在感が強くありません。

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★新札幌駅(JR千歳線、地下鉄東西線(新さっぽろ駅))
「両国」  実食日:2007/9

  JR改札を出て直進、ガラス戸の出口(2F出口)を出て右すぐ左側。駅と直結したビル内にある。
  味覚的にこれといったポイントがある店ではないが、全体的な印象はまずまず。つゆをたっぷり入れてくれるのが嬉しいところ。ただし、熱いので、食べるのにわりと時間がかかる。麺は変哲ない茹で麺。店内には大相撲の番付表(古い)が貼られており、店名も含めて東京を連想させる要素が多いが、特に関係ないとのこと。番付表ももらい物とか。かけ300円、たぬき320円など。

※値上げしていました。現在、かけ320円、たぬき350円です。変わりメニューに、ミックス天500円があります。また、北海道らしいかしわ450円、北海道ではあまり見かけない(というか関西っぽい)「とじそば」480円があります。ネギ多めは有料(50円)なので、ご注意を(値−1点、付+1点。2015/9、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値段等、変わっていません(2017/6、確認)。

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★新千歳空港駅(JR石勝線)
「BLUE SKY」  実食日:2009/9

  駅そばというより「空港そば」なのだが、駅舎と空港ターミナルが一体化している以上、この店も駅そばのカテゴリーで扱って問題あるまい。店舗は、空港1階の中ほど、JALのA到着口付近にある。外観は完全に土産物店なのだが、奥に喫茶コーナーがあり、そば・うどんを扱っている。店頭にも暖簾と幟が出ているので、認知は容易い。配膳付きで後払い(伝票制)の店だから、対象にするかどうかで悩んだのだが、注文から出来上がりまでの時間の早さを決め手に、対象とすることに決めた。
  一味・レンゲ・箸(箸袋入り)とともに盆に乗って配膳されるそばは、冷凍麺のような食感だった。さほど極端ではないが太さにばらつきのある乱切り麺。歯ごたえはなかなか良いが、風味はあまりない。つゆは、塩気は利いているが、全体的にはあっさりしている印象。天(かき揚げ)は、丼の口径に近い巨大サイズだ。かけ400円、天550円、冷やし山菜650円。そば・うどんのメニューはこの3種だけ。


※閉店していました。跡地は、そばコーナーのない売店「スノーショップ」になっています(2014/10、確認)。

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★静内駅(JR日高本線)
「にしや」  実食日:2009/9

  改札を出て正面、待合所内。立ち食いカウンターのみの露出店。写真では暖簾がたたまれているが、しっかり営業中。カウンターは低すぎるので、待合所内のベンチに座って食べるのがいいだろう。
  この店の麺はかなり太く(3mm角くらい)、食べ応えがある。太麺好きな私にはちょうど良い太さだ。つゆは、残念ながらよく分からない。なぜなら、不覚にも私はこの店ではカレーそばを注文してしまったから。カレールーを乗せるだけのカレーそばだったら最初につゆだけを味見することもできたのだが、しっかりとかき混ぜて南蛮風にしてくれたので、デフォルトのつゆの味はまったく分からなくなってしまった。立地や下記「天馬」の味覚から察するに、おそらく北海道特有の強烈昆布出汁タイプだと思うのだが。かけ300円、カレー・月見・きつね350円、天420円。カレーそばがかけ+50円というのは、かなりお得な感じがする。だからこそつい出来心で注文してしまったのだ。天かす無料(フリーではなく、申告制で店側で入れる)のサービスがある。


※2015/9、再食。間口上部に新たに看板が設置されていました(写真は左:旧、右:現)。麺は、前食時と変わっていないと思います。やや太めで、少しゴワゴワする茹で麺です。今回はかしわそばを注文したので、つゆも味わうことができました。つゆは、濃いめの昆布出汁でした。北海道に特有のタイプで、昆布を丸かじりしているかのような味わいです。好き嫌いが分かれそうな感じはしますが、私は好きです。かしわそばの鶏肉は、ムネ肉を使用。注文後に小鍋で鶏肉を煮込んでトッピングします。下記「天馬」と同じオペレーションですね。つゆにやや甘みが射しているように感じたは、鶏肉の味付け由来かもしれません。包丁で切ったようなものと手で裂いたようなものが混在していました。ややパサパサしますが、小さめカットなので極端に気になるほどではありません。値段はだいぶ上がっていて、かけ340円、カレー400円、かしわ490円です。焼豚そば490円という変わりメニューがあります。天かすのサービスは廃止され、たぬき400円というメニューが登場しています。
  現在、静内駅には列車が走っていません(災害のため鵡川・様似間でバス代行輸送)。駅構内にも人の姿が少ない状態で、先客0でした。しかし、私が食べ始めると、つられるようにワラワラとやってきて賑やかに。先客0の店って、なかなか入りにくいものですよね。誰かが入るとつられて入る傾向「先客0症候群」が、ここ静内にもありそうです。ややコワモテのおじさん店主が嬉しそうに腕を振るっていた姿が印象的でした。日高本線復旧のめどが立たず(というか、JR北海道は復旧する気なし?)今後も苦境が続きそうですが、末永く頑張ってほしいと思います(値−1点、サ−1点、付+1点)。


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「天馬」  実食日:2009/9

  改札を出て左、売店の奥。麺類のみならず定食、ハンバーガー、飲み物等を幅広く扱っている。間仕切りがないので露出店に分類される(写真では露出店には見えないが、この壁は「衝立」と解釈できるような造りになっている)のだが、客席はかなり奥まっていて通行人からは見えないようになっている。客席は、2人掛けテーブルと4人掛けテーブルで、合計20人近く収容可能。上記「にしや」よりも集客力がありそうだが、旅情を求める旅人には「にしや」の方が好まれるかもしれない。その意味では、案外うまく共存できているのか。
  この店では、有人レジで先払い(注文時払い)のシステムを採っている。東日本ではわりと珍しい。盆にそば・水・レンゲ・箸・一味が便乗した状態で出される。麺は袋麺で、ちょっと水っぽい印象。つゆは昆布出汁が強烈な北海道特有のタイプで、塩気はあまり強くない。北海道でよく見られるかしわそばに用いるかしわ(鶏肉)は、注文後に生肉を茹でていた。なかなか手が込んでいる。かけ300円、月見320円、天・かしわ400円など。

※閉店していました。跡地は、自販機&パンフレットコーナーになっています。乗降客数的に、2つの飲食店が共存するのは難しかったでしょうか(2015/9、確認)。

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★大通駅(札幌市営地下鉄東西線・南北線・東豊線)
「ひのでそば」  実食日:2014/10

  南改札を出て右、10番出口へ続く階段の脇。立ち食いカウンターのみの露出店。昭和の面影を色濃く残した、ノスタルジックな店。衛生面や匂いなどの課題をはらむこともあり、地下に露出店があるケースは珍しい。この店も、つゆがたいへん良く香る店で、10番出口の外にまで香りが届くほど。腹が減っていなくても、吸い寄せられるように食べたくなる店だ。香りは、店前や階段上方向にはかなり流れているが、不思議と改札方面にはさほど流れていない。換気設備をしっかりすれば、地下に露出店を設置することも充分可能ということか。キャパは8人程度で、いつ行ってもだいたい写真のような「人のカーテン」状態。満席の場合は、注文してから空きができるのを待つのではなく、空きを待って食べる場所を確保してから注文した方がいい。人通りが多く、手持ち食いが困難な立地なので。
  麺は、どうということもない普通の茹で麺。つゆは、食べている間は控えめな印象だが、心地よい余韻が残る。天はうすっぺらいインスタントで、具材もほとんど入っていないもの。だが、これが麺にもつゆにもよく合う。天ぷらとして美味しいというものではなく、麺やつゆを美味しく食べるための天ぷらだ。たぬきなし、かけ290円、天390円。メニューは6種類のみで、変化球はない。変わった点としては、七味唐辛子のボトルが紐で繋がれていたということがある。貼り紙を見た限り、どうも七味を盗まれる被害に遭ったことがある様子。荷物の盗難に対する注意を喚起する貼り紙もある。札幌って、そんなに物騒な街なのだろうか。


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★大谷地駅(札幌市営地下鉄東西線)
「麺屋一心」  実食日:2017/6

  駅と直結しているショッピングセンター「キャポ大谷地」の1階。連絡通路から入って左手奥でひっそりと営業している。ちょっと値段が高いのだけれど、ほかに対象となる店がない駅ということで対象に含める。かつてはほかに対象となる店があったよう(情報が寄せられていた)なのだが、それらしき場所へ行ってみたら廃墟になっていたので。テーブル席が多数あるフードコートスタイルの店舗。注文口で口頭注文、先払い→プラ板番号札で番号呼び出し。返却もセルフで、返却口は厨房から離れたところにある。
  麺は、冷凍だろうか。少し饐えたような臭いがあり、少々粘着する。つゆは、昆布が中心の出汁と思われるものの、それほど強く出ているわけではなく「北海道風」とは少し違う。カツオ系の香りはあまり感じないが、飲んだ後に少し歯がキシキシしたので、イノシン酸系の食材も使われていると思われる。あまり深みはなく、やや平たい。でも、インスタント感丸出しという感じでもない。濃縮希釈のつゆに出汁を足している、という感じだろうか。たぬきというメニューはなく、天かすがフリーで置いてある。かけ400円、かき揚げ500円など。実食は、月見そば450円。玉子は先乗せで、白身は薄く白濁。天かすはあまり風味がないタイプで、適度な油が加わることでつゆの旨味に厚みが増す。これはこれでよいと思う。天かすがあるということは、かき揚げなどの各種天は自家製店揚げということだろうか。サービストッピングに、ワカメとカマボコ2枚。東日本でカマボコを2枚乗せる店は珍しいと思う。ただ、ワカメとカマボコを廃して、かけ370円くらいにしてほしいというのが本音ではある。麺単のほかに、ご飯ものやセットメニューもある。麺単が高め設定であるだけに、この手の店では珍しい握り寿司(「生寿司」と表記)とのセット670円が魅力的に感じた。寿司は、写真を見た限り握り5貫+細巻3個。ミニ天丼セットと同じ価格なら、寿司の方に食指が動く。


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★すすきの駅(札幌市営地下鉄南北線・札幌市電)
「SOBA NOODLE さすけ」  実食日:2010/1

  地下鉄の西改札を出て左、ポールタウン(地下街)に入って30秒、右側。フロアスペースはあまり広くないが、配置を工夫して15の椅子席を用意している。プラス、立ち食いカウンターが2〜3人分。食券制で、ベースメニューとトッピングを別々に買うシステム。
  カウンターが高く、調理シーンがよく見えなかったのだが、麺は茹で麺の食感。ただ、調理時間が結構長かったので、冷凍かもしれない。味覚的な特徴は乏しい。つゆは、北海道では珍しく鰹出汁が前面に出ているタイプ。たぬきは細かく、すぐに溶ける。ナルトをそのまま乗せるのではなく、わざわざ細かく刻んで乗せていたのが印象的だった。たぬき350円。変わりメニューというか、変わり麺に、「田舎そば・うどん」がある。かけ390円と値が張るが、ちょっと試してみたい気もする。


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★西15丁目駅(札幌市電)
「ゆで太郎」  実食日:2015/9

  市電通りの北側に渡って右(中央区役所方面)へ1分半、信号のある交差点(「南1西14」交差点)角。角の部分が面取りされ、そこに出入口がある。店舗名は「南一条店」。店内はたいへん広く、テーブル席と椅子付きカウンターを合わせて45席もある。テーブルは、2人掛け・4人掛け・6人掛け・8人掛け円卓とバリエーション豊富。一番奥まったところに、ガラス張りの製麺室がある。
  ここで食べる場合の最大の焦点は、なんといっても「ゆで太郎」は北海道と東京で違うのか? ということになるだろう。そして、明確な違いがあると面白いなと思っていた。しかし、結論から言うと大きな違いはなかった。都内で巡っても店舗ごとに細かな違いはあるのだから、まったく同じということではないのだが。どうやら全店舗で標準化が図られているようだ。海外(台湾)については何とも言えないが。
  麺は、生麺の注文後茹で。細麺仕立てながら、茹で加減がジャストで歯ごたえも悪くなかった。つゆは、おそらく都内の「ゆで太郎」とまったく同じもの。たぬきは粒の丸い揚げ玉だった。これは、八王子中町店や狭間店など郊外型の店舗と同じものだろう。実食は、かき揚げ丼セット500円。かき揚げは高さのあるタイプで、外側はパリパリしているのだが中は半生。揚がり具合にムラがあったのが気になった。レシピとしては西五反田2丁目店あたりと同じなのではないかと思うところだが、厨房設備が違うのか、それとも油の温度の問題なのか。たぬきなし、かけ320円に揚げ玉が入る。その他メニュー・価格は、いずれもFC型の構成だ。当然、朝そば2種各330円も健在。タカノツメあり。そば湯ポットあり。そば湯はよく香って美味しかった。箸はエコ箸。エコ箸は、都内店舗で標準使用されている黒いものではなく、茶色のものだった。材質は同じようなものか。都内店舗との一番分かりやすい違いは、エコ箸の色かもしれない。


※昼間の写真に貼り替えました。値段等大きな変化はありませんが、かけそばに自動的に揚げ玉が入るのではなく、受渡口に天かすが置いてあるパターンに変わっていると思われます(2017/6、確認)。

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★谷地頭駅(函館市電)
「谷地頭温泉」  実食日:2017/6

  谷地頭駅は、函館市電(路面電車)の終着駅。駅を出て、線路の延長線上の方向へ進み、すぐの信号を越えて最初の十字路を右折して2分、左側。温泉銭湯「谷地頭温泉」内。これまで当サイトでは、温浴施設内の簡易レストランは取り上げてこなかった。これは、対象外としていたわけではなく、単純に盲点だった。当サイトの定義で「駅以外の有料施設内にある店は対象外」としているので。ところが、実際には温浴施設内にあっても「食事のみでの利用も可」としている施設が結構あるのだ。この場合には入浴料や入館料を支払うことなく食事ができるので、当サイトの対象に含まれる。谷地頭温泉も、そのひとつなのだ。かつて市営だった時代には、食事処はなかった(2002年に訪問して確認済み)。しかし、2013年の民営化に伴って、軽食コーナーが増設された。入浴料は基本的に変わっていない(銭湯料金。銭湯料金自体が上がってはいるが)ので、民営化バンザイということになる。今後、当サイトにはこの手の店も多く登場してくることになるだろう。全国的には結構な数があると思うので、ご期待を。食券制で、半券もぎりタイプの食券をもぎって受渡し。
  麺は、細打ちながら歯ごたえがしっかりしたもので、上品という感じではないが、そばの香りもちゃんと感じられる。おそらく生麺。美味い。つゆは、甘さ・辛さともわりと控えめで、やさしい風味。カツオ系の香りが前面に出ているが、深みも感じられる。おそらく、昆布と、さらにもう一種類何かの出汁との合わせだと思う。たぬき370円(刻み海苔・紅白逆転ナルト入り)。たぬきは天かすで、デフォルトでふやけているので揚げ置き時間がちょっと長そう。これ自体はどうということもないが、つゆに適度な油を加えることで、麺とつゆがよく馴染むようになって良し。刻み海苔は、つゆの香りが分かりにくくなるので個人的には不要なのだが、まぁこれを良しとする人もいるだろうか。ナルトは、同じ紅白逆転ナルトでも、木古内駅「キッチンキーコ」のものとは少し違う。白い部分(渦を巻いている部分)の面積が、極端に狭い。この食べ比べだけで、紅白逆転ナルトが複数のメーカーで製造されていることが分かる。食感的には、ザラザラした舌触りに白身魚の風味が強く、「キッチンキーコ」のものと大差ない印象。違いは、あくまでも見た目の方にある。そばメニューは6種類で、特段変わったものはない。かき揚げやえび天は600円と高値なので、かけ300円かたぬきが狙い目になりそうだ。ひと目見てわかるほどに量が多いのもうれしい。そば以外のメニューには、ラーメンと丼ものがある。ラーメンは醤油・塩が各450円と安値。ちょっと気になったので、塩ラーメンも食べてみた。具材は、チャーシュー・メンマ・ゆで卵(半分)・ワカメ・モヤシ。モヤシの旨味が利いているのがGood。モヤシをただ乗せただけでなく、おそらく煮汁をスープに使っていると思う。スープにもモヤシ様の旨味が内包されていて、インスタントのスープだけで作ったラーメンとは一線を画す味わいに仕上がっていた。
  訪問は平日の17:30頃(この日は、朝イチで入浴して、ほかを回ってから夕方に食事だけのために再訪している)で、100台ほど駐められる駐車場は8割がた埋まっていたのものの、食事処は比較的空いていた。昼時を除けば、食事を兼ねて入浴する人はあまり多くないようだ。なお、食事処は旧大広間の一部に設けられており、大広間は現在も入浴客の休憩室としての機能を残している。ただし、一部の席は飲食専用席。ちゃんとパーティッションで区切られているので、そんなに分かりにい感じではない。


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