南 北 海 道
(千歳線以南以西(札沼線・日高線含む))

現在、21軒掲載(うち5軒は閉店確認済)

★函館駅(JR函館本線・江差線)

「みかど」  実食日:2002/8

  函館駅舎内、改札を出て右手にある店。一応そば・うどんがメインだが、焼きそばやご飯もの、かき氷まである。天ぷらそば350円はごく普通の値段だが、質はあまりよくない。カップそばに入っていそうな天ぷらである。
  それよりも、写真右手前は列車待合所になっており、ベンチに座っている人たちから丸見えというのがちょっと難点。あまり落ち着ける店ではない。

※駅舎改築に伴い、閉店していました(2005/9確認)。

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「きそば」  実食日:2002/8

  駅舎内、改札を出て右手。上の「みかど」の真向かいにある店で、まさに函館ダービー状態である。しかし、どちらの店にもそれほど多くの客は入っていない。
  私個人としては、「みかど」よりもこちらの方が好きである。味はもちろん、おばちゃんの愛想、メニューの怪しさの点で、こちらの方が上。怪しいメニューというのは、ウニそば(430円だったかな)。私は食べなかったが、和風のつゆには以外と合うかもしれない。なお、メニューには“たぬき”がないのだが、頼めば作ってくれる。ただし、天そばと同じ値段(350円)というのは、ちょっと納得がいかないかなぁ。


※駅舎改築に伴い、閉店していました(2005/9確認)。

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「みかど」  実食日:2010/12

  5・6番ホーム中ほどにある露出店。雪の降る日にはカウンターにまで雪が積もってしまうような場所にある。もちろん、立ち食いのみ。函館駅には4本のホームがあり、そのすべてが頭端式。コンコースを軸に、櫛形にホームが並んでいる。このような駅では、ホームよりもコンコースに店があった方が利用しやすい。ましてや、この駅はコンコースとホームの間に間仕切りがあるので、5・6番以外のホームに降り立った人々が、わざわざコンコースを経由して5・6番ホームにあるこの店を利用するとは、ちょっと考えにくい。現に、私はこの店が多くの客で賑わっているというシーンを見たことがない。
  五稜郭駅と同じ業者「みかど」の店舗だが、味覚的にはちょっと違っているように感じた。麺は、おそらく同じだろう。ネットリと、歯の裏にくっつきそうな粘着性がある茹で麺。しかし、つゆは五稜郭のものよりも甘さが際立っていて、悪く言えば市販のめんつゆのような味だった。値段は五稜郭と同じで、かけ250円、月見300円など。ネギフリーも五稜郭と同じ。


※2014/10、再食。改装して綺麗になっていますが、相変わらず立ち食いのみの露出店です(写真は左:旧、右:現)。値段が上がり、現在はかけ260円、月見320円です。また、メニューがだいぶ増え、海鮮かき揚げ500円、がごめ昆布とろろ360円、みがき鰊420円(これは従来かあるメニューだが、メニュー名が「鰊みがき」から変わっている)といったご当地系メニューもあります。反面、手軽に暖をとれる「あさり味噌汁」がなくなってしまったのが残念。実食は、がごめ昆布とろろ。函館産のがごめ昆布を使用しています。普通のとろろ昆布よりも粘りが格段に強く、箸で持ち上げると大量の粘液が一緒に持ち上がります。好き嫌いが分かれそうなメニューですが、函館らしくてよいと思います(味+1点、付+1点)。

※2015/9/27付で閉店する旨の貼り紙が出ていました。KIOSK売店も含め、ホーム上にある店舗類はすべて同日に一斉閉店するようです。風情がある店舗だったし、ご当地メニューもいろいろあったので、残念です。函館駅を含む函館市の旧市街は、寂れ方のスピードが尋常ではないですね。来年には新幹線が開業しますが、新函館北斗駅は函館駅からだいぶ遠いので、あまり挽回材料にはならないような気がします。なお、五稜郭駅の店舗は存続するようです(2015/9、確認)。

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★五稜郭駅(JR函館本線・江差線)
「みかど」  実食日:2010/12

  改札外、待合室内。昭和の臭いが色濃く残る、待合室に露出した店舗。懐かしさを感じさせるとともに、ホッと一息つきたくなるような温かみを感じる店だ。客席は、厨房と向き合ったL字型椅子付きカウンターのみ。
  麺は、やや粘着質な茹で麺。つゆはかなり色が濃く、飲んでも辛い。麺・つゆとも主張が強いタイプだが、相性としては悪くないと思う。地方にしては値段が安めで、かけ250円、いか天350円など。ネギフリーは嬉しいサービス。冷水機がないのだが、飲み水は自動的に出される。空になると、「もう一杯入れましょうか?」と声がかかる。冷水機がない店では、このくらいの心配りが欲しいというか当たり前だと思うのだが、実際にここまで気を遣ってくれる店はなかなかない。


※改装していました。というか、看板と暖簾が変わっただけで内装は変わっていません(写真は左:旧、右:現)。値段が上がって、かけ260円、いか天370円になっています。海鮮かき揚げ500円が登場しています。他メニューに比べて値段が高い印象がありますが、写真を見た限りでは具だくさんで美味しそうです。なお、函館駅で販売している「がごめ昆布とろろそば」は、当駅では扱っていないようです(2014/10、確認)。

※2015/9、再食。値段等、変化ありません。えび天そば420円を試しました。えび天は、大エビ1尾。衣の厚着をしていますが、エビ自体もそこそこ大きいです。ネギも、変わらずフリーでした。
※その後、閉店しているようです。

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★倶知安駅(JR函館本線)
「清水立売商会」  実食日:2005/9

  北海道では、意外な駅に駅そばがある。倶知安はローカル線の途中駅なのだが、ホームと待合室にそれぞれ駅そばがある。倶知安はかつて胆振線(1986年廃止)とのターミナルで栄えた駅で、北海道にはこのような「路線廃止によってただの途中駅になってしまった駅」がたくさんある。このような駅には駅そばがつきもので、路線廃止後もなお頑張っているのである。ただし、昼時に行ったにもかかわらず、ホームの店舗は営業していなかった。窓越しに厨房機器が見えたので、まったくの閉店という感じではなかったが、どういう時間帯に営業しているのかよく分からない。
  北海道では、「天=ドン兵衛」という店が多いのだが、ここではマトモなかき揚げとドン兵衛の両方を備えている。「かき揚げ」はドン兵衛、「天」はマトモな天を指す(普通は逆になりそうなものだが)。値段は、「かき揚げ」が370円、「天」が380円。10円の違いなら、「天」を選択した方がいいだろう。ちなみに、かけは280円。車内持ち込み容器は20円。
  味覚的には、特にこれといった特徴はなく、平均的。私は天玉(440円)を食べたのだが、なぜか卵の白身がちょっと茹だっていて、生卵と温泉卵の中間くらいの感じになっていた。「天」は大判で、ゴボウがメイン。写真を見ると、「食べるスペースがないじゃん」と思えるかもしれないが、向かって左にテーブルが1つ出ており、ちゃんと座って食べることができる。万が一テーブルが埋まっていても、待合室の中だから、食べる場所探しに苦労することはない。


※値上げ(かけ280→300円、かき揚げ370→390円、天380→400円)していました。閉店時間が早い(14時)ので、食べるつもりならお早めに(2010/1、確認)。

※閉店していました。建物も撤去済みで、跡地には何もありません。増設テーブルだけが残っています。もともと、このテーブルはこの店のものではなかったのかもしれません。ホームの店舗もすでに撤去され、跡形もなくなっています(2014/10、確認)。

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★札幌駅(JR函館本線・千歳線・札沼線、地下鉄南北線・東豊線(さっぽろ駅))
「札幌駅立売商会」  実食日:2007/9

  JRの各ホームに、駅そば店と弁当店(弁菜亭)と売店が一体化した形式の店舗が出ている。従業員は兼業ではなく、それぞれのコーナーに常駐している。私は1&2番ホームの店で実食。
  この店の麺は特徴があるというか、ちょっと違和感がある。妙にツルツルしていて、ゴムのような妙な弾力があって、しかも角のとれた丸麺。つゆはやや甘みが勝った印象だが、出汁は弱め。天が比較的まともだった(インスタントではない)のが好印象ポイントか。ボリューム面を見ると、口径の小さな丼を使っているので、一見するとえらく量が少ないように見える。食べてみるとそれほどでもなく、やや少なめという程度。かけ260円、天380円など。おにぎりもある。

※値上げ(かけ260→280円、天380→400円。値−1点)していました。店舗によって若干外観(看板等)が異なるため、3・4ホームおよび5・6ホームの店舗は別枠掲載を検討します(メニューや値段は共通しています。2010/12、確認)。

※一部メニューが値上げしています。かけは280円のままですが、天は420円になっています(2013/12、確認)。

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「……ING」  実食日:2013/12

  地下鉄南北線の北改札を出て、JR札幌駅方面へ。短い階段を上がってすぐ左折、APIA飲食街に入ってすぐ左側。間仕切りがなく、通路にほぼ露出している店。椅子付きカウンターとテーブル席があり、席数は15くらい。夜行急行「はまなす」で札幌入りして、その足で向かうとじきに開店する(7:00開店)、ありがたい早起き店。
  麺はモッサリした食感で、ザラザラした舌触りが印象的。生麺だと思われるが、乾麺のような印象を受ける食感だ。つゆは色が濃いが、それほど塩辛いわけではない。複雑な味わいの出汁で、昆布をメインにいろいろな食材の出汁を合わせているものと推察。たぬき350円。たぬきは、スナック菓子のような揚げ玉。これといった変わりメニューはないが、かしわ(410円)があるのが北海道らしい。また、「そばバー」を標榜しており、酒類をいろいろ扱っている(ウイスキーやワインまである)ので、一杯飲み屋としても重宝しそうだ。なお、店名の読み方にちょっと悩むところだが、普通に「イング」でよいとのこと。


※値上げしていました。現在、たぬき360円、かしわ430円です(値−1点。2014/10、確認)。

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「ちほく」  実食日:2014/10

  地下鉄東豊線の北改札を出て、左前方のエスカレーターを上がり、直進すぐ右手。エスタ大食品街に入ってすぐ。暖簾と衝立の目隠しがあるが、造りとしては間仕切りのない露出店。立ち食いカウンター一列のみで、キャパは8人くらいか。
  麺は、わりと硬質な茹で麺で、心地よい歯ごたえ。つゆは、ちょっと変わった風味がある。塩気・出汁感は弱めで、醤油というか、大豆の香りが一番目立っている。総じて、薄い。食後に物足りないと感じる薄さではなく、最初のひと口の違和感が大きい。たぬきは天かすだが、ちょっと量が少ない。たぬき370円。天は460円で、表記は「天プラ」。カタカナ表記は珍しいかも。北海道らしく、かしわ430円がある。また、納豆そばも扱っているのだが、520円という値段がちょっと腑に落ちない。かけ+単品納豆だと430円なので。ほかのメニューはすべて、既成メニュー価格と「かけ+単品」の価格が一致しているのだが、なぜか納豆だけが合わない。なにか秘密があるのだろうか。


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「弁菜亭」  実食日:2014/10

  JR5・6番ホーム中ほど。3つ上に記載している店と同名でメニューも同じなのだが、店舗の形状が異なるため別掲載とする。札幌駅のホームには、2014年10月現在で3軒の駅そばがある。3・4ホームと7・8ホームには、駅そばと売店がタテに連なった店舗がある(微妙に看板などが違うが、同じ店と見なす)のだが、5・6ホームには駅そばと売店が横に連なった店舗がある。縦型の方が邪魔にならない(ホームが狭くならない)ように思うが、店舗位置が階段の裏だから、階段と同じ幅の店舗を設置できたということか。ちなみに、1・2ホームと9・10ホームには駅そばがない。かつてはあったが、近年閉店している。この店舗の4辺のうち、立ち食いカウンターがあるのは長辺1辺のみ。あとの3辺はそれぞれ階段・売店・従業員出入口になっていてカウンターを設けられない造りだ。したがって、キャパは3・4ホームや7・8ホームの店舗より少なく、4人くらいで満席。見たところ、3・4ホームの店舗が一番賑わっているので、このホームこそタテ型にした方がいいような気がする。
  連食していないので想像になるが、味はほかのホームと同じだろう。特に変哲のない茹で麺に、これまた大きな特徴を感じないつゆ。麺とつゆの相性はよいと思うが、とりたてて印象に残るというほどではない。たぬきなし、かけ290円、月見340円、天440円など。車内持込み容器30円の扱いがある。


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★豊浦駅(JR室蘭本線)
「ワークランドかっこう出張所」  実食日:2015/9

  まったく期待していなかった駅に、話題性豊富な店があった。場所は、2階建て駅舎の1階。改札(無人)を出て、待合室を横切った先にある。複雑な形をしたテーブル席(当サイトでは椅子付きカウンターの扱いになる)を配していて、席数は12くらい。厨房が露出していて完全にセルフサービスの造りなのだが、訪問時には配膳してくれた。下げ膳不要で、後払い制。「セミセルフ」というやつか。店名からなんとなく想像がつくと思うのだが、運営母体は社会福祉法人で、知的障害者の就労支援を目的のひとつとして運営している店。今回、調理に当たったのは健常者(おそらく社会福祉法人の職員)だったが、配膳してくれたのは知的障害があると思われる方だった。徳島駅「麺家れもん」と同じタイプの店だ。駅そばは比較的運営実務が簡単なので、確かに障害者の就労支援に適していると思う。徳島と豊浦をモデルケースとして、今後このタイプの店が各地で興ってくるかもしれない。
  麺は、冷凍だろうか。食べてみた印象としては、生か冷凍か判別しにくい感じ。調理時間から推して冷凍。少し鬆が入ったような軽めの食感で、つゆがよく乗って悪くない。つゆは、甘め。実食メニューがかしわそばだったこともあるのだろうが、脂質系の旨味が勝ったつゆだった。かしわ(鶏肉)は、皮つきのモモ肉を使用。少し筋っぽく感じられる部分もあるが、コリコリした食感も悪くない。鶏肉のほかに山菜・ワカメ・揚げ玉・紅白反転ナルト2枚がトッピングされ、とても豪華だった。というか、具材が多すぎて鶏肉が全然目立っていなかった。
  客数が見込めない駅だということもあり、値段は高め。たぬきなし、かけ450円、かしわ550円、天550円など。量が多めで、全メニューがハーフにも対応しているので、軽く食べたい場合にはハーフを選択する手もある。ハーフだと、かけ300円、かしわ350円、天350円と標準的な駅そば価格というか、むしろ安く感じる価格帯になる。代わりメニューに、鍋焼き蕎麦650円(ハーフ400円)がある。もちろん鍋焼きうどん650円(ハーフ400円)もあるのだが、メニュー名が「鍋焼きうどん(そば)」という感じではなく、それぞれ単独で表記されている。このパターンは初めて見た。また、ラーメン・ご飯物・セットメニューも豊富に揃えている。次回に試してみたいと思ったのは、ホタテコーンバターラーメン800円(ハーフ500円)。豊浦町はホタテの一大産地なので、地元らしさも出ていて◎。ホタテそばがあれば今回試したところだが、残念ながら当該メニューはない。
  常時あるサービスなのかどうかは分からないが、今回はアイスコーヒーのサービスがあった(普通に注文すると250円)。アイスコーヒー付きで量多めのかしわそばが550円なら、大満足だ。割箸は個包装で、商品と一緒に提供。ただし、箸立てにもたくさん立っている。わざわざ1膳ずつ出す必要はないようにも思えるが、これも障害者の就労教育の一環なのかもしれない。総じて、おおいに気に入った店。途中下車すると後が大変になる(列車の本数が少ないので)駅だけれど、今後も立ち寄る機会があるだろう。豊浦・東室蘭間を走る区間列車を有効に使えるような予定を組めば、食べ終えた後で長い待ち時間に苦しむようなこともなく、行きやすくなると思う。


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★伊達紋別駅(JR室蘭本線)
「天まで上がれ」  実食日:2014/10

  駅を出て、ロータリーを回って目抜き通りを30秒、右側。6年ほど前から存在を知っていたのだが、日や時間が合わずなかなか実食できなかった店。4回目のチャレンジで、ようやく実食できた。ポータルサイトなどでは居酒屋として掲載されているのだが、「うどん・そば」の暖簾(幟を強引に暖簾に見立てている)が掛かり、店外のお品書きの先頭にうどん350円・そば350円が記載されている。立派に駅そばだ(その他、各種ご飯ものや一品料理、酒類も扱っていて、「居酒屋」の提灯も下がっている)。店内はたいへんコアな雰囲気で、魚の干物が干してあり、臭いが充満している。よりにもよってカウンター席のほぼ真上に干さなくてもいいんじゃないかと言いたくもなるが……。客席は、厨房を囲む椅子付きカウンターが8席くらいと、座敷がある。
  麺は、生麺のようだ。ちゃんと茹でれば美味いのかもしれないが、かなり茹でがオーバーだった。つゆは、淡い。あまり香らず、存在感が薄い。そして、ぬるい。天は、市販品をレンチンして乗せる。調理の手順が、ちょっと変。麺を茹でて丼に入れてから、小鍋でつゆを沸かす。つゆを麺の上から注いで、それから天ぷらをレンジにかける。天ぷらを乗せてから、冷蔵庫に卵を取りに行く。それも、パックごと取り出して、モタモタと開封。かけそばの状態を作り上げてから天玉そばが出来上がるまでに、かなりの時間がかかってしまっている。全体的に、使っている素材は悪くないのではないかと思うのだが、オペレーションというか手際の悪さが味を落としている印象だ。サービスで煮豆とキュウリの醤油漬けが一緒に出されるのだが、これもなんだかモヤッとした味。お爺さんがひとりでやっている店なので、あまり責める気にもなれないが。
  トッピングは、すべて単品扱い。生卵50円、かき揚げ100円、海老天150円など。「天ぷら」と注文すると海老天になるので、かき揚げ希望の場合には注意。ただ、お爺さんも人が良すぎて、私はかき揚げのつもりで天ぷらと卵を注文して、実際には海老天と卵を乗せているのにかき揚げ+卵の料金をすんなりと受け取ってしまう(「50円足りないよ」と言わない)。もちろん、海老天が乗っているのを見て慌てて50円を追加で払ったわけだが。人の良さを物語るエピソードがもう一つある。食べている時に、見知らぬおばちゃんがいきなり入ってきて「爪楊枝ちょうだい」と。このおばちゃんにも、普通に爪楊枝を差し出してしまうのだ。客でもない、見ず知らずのおばちゃんなのに。決して美味くはなかったのだけれど、これは憎めない店だなー。今後伊達紋別へ行く機会があったら、また寄ってしまいそうな気がする。


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★東室蘭駅(JR室蘭本線)
「そばの助六」  実食日:2015/9

  駅歩8分ほどかかり圏外となるエリアなのだが、地方特例&他に対象となる店がない駅ということで対象に含めることにする……と言いたいところなのだが、実はこの店で食べた後、駅に戻る途中でもう1軒発見している(時間外のため未食)。「他に対象となる店がない駅」ではなかったのだが、まぁそのあたりはファジーでいいだろう。行き方は、少々説明が面倒臭い。東口を出て目抜き通りを2分歩き、ロータリー出口を含めて2つめの信号を渡ってから左折、4つめの信号(道道919号線)を渡ってから右折して30秒。ほかほか弁当寿町店に併設された立ち食いそばコーナーで、厨房は弁当店と共通。従業員も兼務。客席は立ち食いカウンターのみで、キャパは6人くらい。口頭注文、代引き制。実はこの店、室蘭市内でのみ展開するミニチェーン。全部で4店舗あり、公式HPも上がっている。ただ、4店舗のうちいくつの店舗で立ち食いそばをやっているのかは未確認。少なくとも2店舗ではやっている様子だが。次回室蘭へ行ったときには、今回発見した未食店に加えて、「助六」全店舗調査を敢行しようと思う。いずれも、駅からそんなに遠くはないので。
  麺はオペレーション的には茹で麺のようだが、しっかりと角が立っていて若干粘着するので、生麺の茹で置きかもしれない。つゆは、北海道らしい昆布出汁強烈タイプ。やや辛めで、余韻があまりないのがちょっと特徴的。北海道の昆布出汁つゆはもっと余韻が残るパターンが多いのだが。バランス感がとれた一杯という感じではなくやや荒々しい印象を受けるものの、北海道らしさは充分に出ていて良いと思う。たぬきなし、かけ300円。天は全部で10種ほどあり、450円均一になっている。変わり種としては、噴火湾岸の街らしくホタテ天がある。コスパに鑑みても旅情に鑑みても、まずはホタテ天を食べたくなるところだ。私も、ホタテ天そばを実食。ホタテ天は、ひも付きのホタテをまるまる2粒使用。衣が多いというか、細かいたぬきを後からたくさんくっつけたような天ぷらで、見た目には巨大ドンベのように見えるのだが、2粒使っていて単品価格が150円というのはかなり良心的だと思う。次回訪問時にも、またホタテ天を選んでしまいそうな気がする。その他、トッピングのお品書きの中に「おかず80円」というのがあった。これはいったい何? 実に気になる。


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★室蘭駅(JR室蘭本線)
「そば清」  実食日:2014/10

  駅を出てロータリーを左に回り、国道36号を左へ。最初の信号で国道を渡り、そのまま直進して路地に入る。2つ目の十字路(「かど八」の角)を左折して30秒、左側。駅から徒歩3分強くらい。乗ってきた列車の折り返し待ちの間に充分食べて戻って来られる。私が行ったときには、折り返しに約20分の猶予があり、行って食べて戻って、駅舎の写真を撮り、トイレで用を足してもまだ4分の余裕があった。立ち食いカウンターのみの素朴な店だ。
  麺は、わりと硬質な茹で麺。湯通し時間がずいぶん長かったように感じたので、水膨れになってしまうのではないかと思ったが、それでも硬質と感じた。そういう麺なのだろう。つゆは、やや甘めだが極端ではなく、大きな特徴はない。天はインスタントで、つゆに浸した瞬間に溶けてたぬき状態になる。かけ290円、具一品系は340円均一。この設定だとカレーそばが一番お得に感じるか。北海道の安いカレーそばは、かけそばに金魚(醤油入れ)に入った濃縮カレーをピュッピュとかけるだけの場合があるのだが、この店はどうだろうか。次回以降に試してみることにしよう。味はさておきだが地方にしては値段が安く、長閑でよい店だと思うのだが、店員さん(おばちゃん)に元気がなかったのがちょっと気になった。「いらっしゃい」も「ありがとう」もなしで、交わした会話は「340円」「はい」だけだった。ほかの客に対しても同様。たまたま調子が悪かっただけならいいのだが、ちょっと心配になってしまう。


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★苫小牧駅(JR室蘭本線・日高本線)
「Cafe・駅」  実食日:2012/9

  改札を出て右、自由通路上にある。どこからどう見ても喫茶店なのだが、軽食を扱っており、そば・うどんもある。価格的にも、駅そば認定できる範囲内だ。客席は、テーブル席と椅子付きカウンターで、計10席ほど。
  麺は、冷凍だろうか。歯ごたえというか、弾力が非常に強い。つゆは塩気・甘みとも強く、雑味が少ないタイプで、北海道よりも東北のイメージだ。たぬきなし、天400円。変わりメニューに、ほっきそば(600円)がある。文字どおりホッキ貝をトッピングしたそば。値段が高く感じるかもしれないが、実はこれは飲み物とのセット価格になっている。アイスコーヒーが250円だから、ほっきそばは実質350円。天は実質150円という計算になる(当サイトでの評価は、「天400円、アイスコーヒーはサービス」とする)。これなら、むしろかなり安く感じる。ホッキ貝がこの街の特産のようで、そば・うどんだけでなくほっきカレー(680円)もある。ちなみに、そばメニューは、天・ほっきの他にはもり(ドリンク付き400円)があるのみ。


※2014/10、再食。値上げしていました。現在、天・もり430円、ホッキ650円です。ホッキカレーも730円になっています。内容は、特に変わっていません。ドリンク付きも変わらず。ホッキカレー(ドリンクのほかにスープも付く)も食べてみましたが、そばほどホッキの存在感が強くありません。

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★新札幌駅(JR千歳線、地下鉄東西線(新さっぽろ駅))
「両国」  実食日:2007/9

  JR改札を出て直進、ガラス戸の出口(2F出口)を出て右すぐ左側。駅と直結したビル内にある。
  味覚的にこれといったポイントがある店ではないが、全体的な印象はまずまず。つゆをたっぷり入れてくれるのが嬉しいところ。ただし、熱いので、食べるのにわりと時間がかかる。麺は変哲ない茹で麺。店内には大相撲の番付表(古い)が貼られており、店名も含めて東京を連想させる要素が多いが、特に関係ないとのこと。番付表ももらい物とか。かけ300円、たぬき320円など。

※値上げしていました。現在、かけ320円、たぬき350円です。変わりメニューに、ミックス天500円があります。また、北海道らしいかしわ450円、北海道ではあまり見かけない(というか関西っぽい)「とじそば」480円があります。ネギ多めは有料(50円)なので、ご注意を(値−1点、付+1点。2015/9、確認)。

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★新千歳空港駅(JR石勝線)
「BLUE SKY」  実食日:2009/9

  駅そばというより「空港そば」なのだが、駅舎と空港ターミナルが一体化している以上、この店も駅そばのカテゴリーで扱って問題あるまい。店舗は、空港1階の中ほど、JALのA到着口付近にある。外観は完全に土産物店なのだが、奥に喫茶コーナーがあり、そば・うどんを扱っている。店頭にも暖簾と幟が出ているので、認知は容易い。配膳付きで後払い(伝票制)の店だから、対象にするかどうかで悩んだのだが、注文から出来上がりまでの時間の早さを決め手に、対象とすることに決めた。
  一味・レンゲ・箸(箸袋入り)とともに盆に乗って配膳されるそばは、冷凍麺のような食感だった。さほど極端ではないが太さにばらつきのある乱切り麺。歯ごたえはなかなか良いが、風味はあまりない。つゆは、塩気は利いているが、全体的にはあっさりしている印象。天(かき揚げ)は、丼の口径に近い巨大サイズだ。かけ400円、天550円、冷やし山菜650円。そば・うどんのメニューはこの3種だけ。


※閉店していました。跡地は、そばコーナーのない売店「スノーショップ」になっています(2014/10、確認)。

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★静内駅(JR日高本線)
「にしや」  実食日:2009/9

  改札を出て正面、待合所内。立ち食いカウンターのみの露出店。写真では暖簾がたたまれているが、しっかり営業中。カウンターは低すぎるので、待合所内のベンチに座って食べるのがいいだろう。
  この店の麺はかなり太く(3mm角くらい)、食べ応えがある。太麺好きな私にはちょうど良い太さだ。つゆは、残念ながらよく分からない。なぜなら、不覚にも私はこの店ではカレーそばを注文してしまったから。カレールーを乗せるだけのカレーそばだったら最初につゆだけを味見することもできたのだが、しっかりとかき混ぜて南蛮風にしてくれたので、デフォルトのつゆの味はまったく分からなくなってしまった。立地や下記「天馬」の味覚から察するに、おそらく北海道特有の強烈昆布出汁タイプだと思うのだが。かけ300円、カレー・月見・きつね350円、天420円。カレーそばがかけ+50円というのは、かなりお得な感じがする。だからこそつい出来心で注文してしまったのだ。天かす無料(フリーではなく、申告制で店側で入れる)のサービスがある。


※2015/9、再食。間口上部に新たに看板が設置されていました(写真は左:旧、右:現)。麺は、前食時と変わっていないと思います。やや太めで、少しゴワゴワする茹で麺です。今回はかしわそばを注文したので、つゆも味わうことができました。つゆは、濃いめの昆布出汁でした。北海道に特有のタイプで、昆布を丸かじりしているかのような味わいです。好き嫌いが分かれそうな感じはしますが、私は好きです。かしわそばの鶏肉は、ムネ肉を使用。注文後に小鍋で鶏肉を煮込んでトッピングします。下記「天馬」と同じオペレーションですね。つゆにやや甘みが射しているように感じたは、鶏肉の味付け由来かもしれません。包丁で切ったようなものと手で裂いたようなものが混在していました。ややパサパサしますが、小さめカットなので極端に気になるほどではありません。値段はだいぶ上がっていて、かけ340円、カレー400円、かしわ490円です。焼豚そば490円という変わりメニューがあります。天かすのサービスは廃止され、たぬき400円というメニューが登場しています。
  現在、静内駅には列車が走っていません(災害のため鵡川・様似間でバス代行輸送)。駅構内にも人の姿が少ない状態で、先客0でした。しかし、私が食べ始めると、つられるようにワラワラとやってきて賑やかに。先客0の店って、なかなか入りにくいものですよね。誰かが入るとつられて入る傾向「先客0症候群」が、ここ静内にもありそうです。ややコワモテのおじさん店主が嬉しそうに腕を振るっていた姿が印象的でした。日高本線復旧のめどが立たず(というか、JR北海道は復旧する気なし?)今後も苦境が続きそうですが、末永く頑張ってほしいと思います(値−1点、サ−1点、付+1点)。


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「天馬」  実食日:2009/9

  改札を出て左、売店の奥。麺類のみならず定食、ハンバーガー、飲み物等を幅広く扱っている。間仕切りがないので露出店に分類される(写真では露出店には見えないが、この壁は「衝立」と解釈できるような造りになっている)のだが、客席はかなり奥まっていて通行人からは見えないようになっている。客席は、2人掛けテーブルと4人掛けテーブルで、合計20人近く収容可能。上記「にしや」よりも集客力がありそうだが、旅情を求める旅人には「にしや」の方が好まれるかもしれない。その意味では、案外うまく共存できているのか。
  この店では、有人レジで先払い(注文時払い)のシステムを採っている。東日本ではわりと珍しい。盆にそば・水・レンゲ・箸・一味が便乗した状態で出される。麺は袋麺で、ちょっと水っぽい印象。つゆは昆布出汁が強烈な北海道特有のタイプで、塩気はあまり強くない。北海道でよく見られるかしわそばに用いるかしわ(鶏肉)は、注文後に生肉を茹でていた。なかなか手が込んでいる。かけ300円、月見320円、天・かしわ400円など。

※閉店していました。跡地は、自販機&パンフレットコーナーになっています。乗降客数的に、2つの飲食店が共存するのは難しかったでしょうか(2015/9、確認)。

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★大通駅(札幌市営地下鉄東西線・南北線・東豊線)
「ひのでそば」  実食日:2014/10

  南改札を出て右、10番出口へ続く階段の脇。立ち食いカウンターのみの露出店。昭和の面影を色濃く残した、ノスタルジックな店。衛生面や匂いなどの課題をはらむこともあり、地下に露出店があるケースは珍しい。この店も、つゆがたいへん良く香る店で、10番出口の外にまで香りが届くほど。腹が減っていなくても、吸い寄せられるように食べたくなる店だ。香りは、店前や階段上方向にはかなり流れているが、不思議と改札方面にはさほど流れていない。換気設備をしっかりすれば、地下に露出店を設置することも充分可能ということか。キャパは8人程度で、いつ行ってもだいたい写真のような「人のカーテン」状態。満席の場合は、注文してから空きができるのを待つのではなく、空きを待って食べる場所を確保してから注文した方がいい。人通りが多く、手持ち食いが困難な立地なので。
  麺は、どうということもない普通の茹で麺。つゆは、食べている間は控えめな印象だが、心地よい余韻が残る。天はうすっぺらいインスタントで、具材もほとんど入っていないもの。だが、これが麺にもつゆにもよく合う。天ぷらとして美味しいというものではなく、麺やつゆを美味しく食べるための天ぷらだ。たぬきなし、かけ290円、天390円。メニューは6種類のみで、変化球はない。変わった点としては、七味唐辛子のボトルが紐で繋がれていたということがある。貼り紙を見た限り、どうも七味を盗まれる被害に遭ったことがある様子。荷物の盗難に対する注意を喚起する貼り紙もある。札幌って、そんなに物騒な街なのだろうか。


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★すすきの駅(札幌市営地下鉄南北線・札幌市電)
「SOBA NOODLE さすけ」  実食日:2010/1

  地下鉄の西改札を出て左、ポールタウン(地下街)に入って30秒、右側。フロアスペースはあまり広くないが、配置を工夫して15の椅子席を用意している。プラス、立ち食いカウンターが2〜3人分。食券制で、ベースメニューとトッピングを別々に買うシステム。
  カウンターが高く、調理シーンがよく見えなかったのだが、麺は茹で麺の食感。ただ、調理時間が結構長かったので、冷凍かもしれない。味覚的な特徴は乏しい。つゆは、北海道では珍しく鰹出汁が前面に出ているタイプ。たぬきは細かく、すぐに溶ける。ナルトをそのまま乗せるのではなく、わざわざ細かく刻んで乗せていたのが印象的だった。たぬき350円。変わりメニューというか、変わり麺に、「田舎そば・うどん」がある。かけ390円と値が張るが、ちょっと試してみたい気もする。


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★西15丁目駅(札幌市電)
「ゆで太郎」  実食日:2015/9

  市電通りの北側に渡って右(中央区役所方面)へ1分半、信号のある交差点(「南1西14」交差点)角。角の部分が面取りされ、そこに出入口がある。店舗名は「南一条店」。店内はたいへん広く、テーブル席と椅子付きカウンターを合わせて45席もある。テーブルは、2人掛け・4人掛け・6人掛け・8人掛け円卓とバリエーション豊富。一番奥まったところに、ガラス張りの製麺室がある。
  ここで食べる場合の最大の焦点は、なんといっても「ゆで太郎」は北海道と東京で違うのか? ということになるだろう。そして、明確な違いがあると面白いなと思っていた。しかし、結論から言うと大きな違いはなかった。都内で巡っても店舗ごとに細かな違いはあるのだから、まったく同じということではないのだが。どうやら全店舗で標準化が図られているようだ。海外(台湾)については何とも言えないが。
  麺は、生麺の注文後茹で。細麺仕立てながら、茹で加減がジャストで歯ごたえも悪くなかった。つゆは、おそらく都内の「ゆで太郎」とまったく同じもの。たぬきは粒の丸い揚げ玉だった。これは、八王子中町店や狭間店など郊外型の店舗と同じものだろう。実食は、かき揚げ丼セット500円。かき揚げは高さのあるタイプで、外側はパリパリしているのだが中は半生。揚がり具合にムラがあったのが気になった。レシピとしては西五反田2丁目店あたりと同じなのではないかと思うところだが、厨房設備が違うのか、それとも油の温度の問題なのか。たぬきなし、かけ320円に揚げ玉が入る。その他メニュー・価格は、いずれもFC型の構成だ。当然、朝そば2種各330円も健在。タカノツメあり。そば湯ポットあり。そば湯はよく香って美味しかった。箸はエコ箸。エコ箸は、都内店舗で標準使用されている黒いものではなく、茶色のものだった。材質は同じようなものか。都内店舗との一番分かりやすい違いは、エコ箸の色かもしれない。


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