北 東 北
(青森・岩手・秋田)

現在、55軒掲載(うち16軒は閉店確認済)
★青森駅(青い森鉄道、JR奥羽本線・津軽線)

「Men-Shop」  実食日:2000/7

  「Miniコンビ」タイプの売店と一体化した駅そばで、東北本線のホーム上にある。カウンターだけの小さな店で、あまり流行っている様子もない。列車が到着した直後だけ、客が入っているという感じだ。その特徴は、味がいまいちで量が少ない。値段は月見300円、天370円とごく普通なのだが、ちょっと物足りない。

※閉店(「そば処八甲田」化)していました。青森駅ホームの駅そばは2軒とも「そば処八甲田」になっています(2007/9確認)。

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「そば処八甲田」  実食日:2007/9

  1&2ホームと3&4ホームに1軒ずつあり、私は1&2ホームの店で実食。札幌発の夜行「はまなす」で朝5時半に到着したのだが、すでに2店とも開いていた。早起きの駅そばだ。3&4ホームの店舗は完全な露出店、1&2ホームの店は一部建物の中で食べられる造りになっている。
  この店の麺は、乱切りというほどではないが、麺の太さが揃っていない。角がとれて、ツルツルした食感に仕上がっている。つゆはノーマル。カマボコが入って、月見・きつね300円、天320円。経営はNREだが、伯養軒系駅そば特有のメニュー「三食そば」を継続していて、350円。内容はたぬき+きつね+卵。注意点は、ホームの店舗だが列車持ち込み容器を用意していないということ。発車時刻をよく確認して食券を買おう。


※値上げ(月見300→310円、きつね300→320円、天320→390円、三食350→370円)していました(2009/9、確認)。

※1&2番ホームの店舗は閉店し、3&4番ホームのみ健在です。ただし、営業時間が9:00〜になっているので、「はまなす」着では食べられません。「はまなす」利用の場合には、改札外の「八甲田」へ行きましょう(2014/1、確認)。

※閉店していました。建物もすでに撤去されています。青い森鉄道の1・2ホームは、建物の残骸のみ残っています(2014/10、確認)。

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「そば処八甲田」  実食日:2014/1

  駅中央口(東口)を出て左、駅舎の外側から出入りする形。ホームにある店舗(その後閉店している模様)と同経営。伯養軒からNREに移っていたのだが、その後また別の事業者に経営移管されている。店内は手狭で、立ち食いカウンターのみ。5〜6人でいっぱいいっぱい。
  麺は茹で麺で、太さにややばらつきがある。全体的に太めなのだが、質感は軽い。つゆは、昆布ダシが前面に出たテイスト。悪くない。たぬき320円(カマボコ入り)。伯養軒時代から続く名物「三食そば」がまだ健在(370円)。これはぜひ後世に残してほしい。丼は、赤い漆器風。開店が早く、朝6時から営業しているので、夜行急行「はまなす」で到着後すぐに食べられるのが嬉しい。


※2015/9、再食。新発売の磯のりそば410円を試してみました。トッピングは、青々とした地海苔たっぷり+揚げ玉。どうしてこの2つを組み合わせるのか、ちょっと頭をひねってしまいますが……。地海苔を乗せたら、香りがケンカする揚げ玉はいらないと思います。この店の太い麺はつゆになかなか馴染みにくいのですが、地海苔が麺とつゆを橋渡ししてくれるので、全体的な一体感が生まれます。値段的にもさほど高い印象がないので、揚げ玉さえなければオススメできます。値段は全体的に少々上がっていて、現在はたぬき340円、三食390円です。また、営業時間が変わり、現在は6:30〜。「はまなす」着では食べられなくなってしまいました。というか、その後「はまなす」が廃止されています。同列車を頻繁に使っていた私としては、とても寂しいことです。なお、写真を昼間のものに貼り替えました(値−1点)。

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★浅虫温泉駅(青い森鉄道)
「わさも」  実食日:2010/12

  駅を出て正面にある道の駅「ゆ〜さ浅虫」内にあるそばコーナー。駅の目と鼻の先なのだが、歩道橋を渡らないと行けないので、3分ほどかかる。建物の正面から入って土産物コーナーを抜けていくと、テーブルが出されたコーナーが用意されている。これとは別に、建物の外から直接入れる出入口もあり、こちらは立ち食いカウンターのみになっている。
  この店のそばは、いわゆる津軽そばだ。白っぽく、ザラザラした舌触りで、プツプツと切れやすい麺。個人的にはとりわけで好きな麺ではないのだが、津軽らしさは堪能できる。つゆは、辛め。出汁感はあまり強くない。この麺には、もう少し繊細なつゆの方が合っているように思う。かけ300円。実食はほたて天そばで、400円。ほたて天は小柱ではなく大粒ほたてを1つ丸ごと使用。これに、玉ねぎを絡めている。ほたてのヒモの部分が固くなっていたのがちょっと残念だが、食べごたえはある。天ぷらにしているだけに、ほたてからはほとんど出汁が出ない。ならばなおのこと、つゆにもう少し出汁感がほしいところだ。

※2015/8、再食。値上げして、現在はかけ320円、ほたて天ぷら420円です。訪問時には、「青森県・函館デスティネーションプレキャンペーン」開催中で、ほたて天そばが350円になっていました。というわけで、実食はやっぱりほたて天。内容は特に変わっていません。ほたて天は相変わらず美味いです。麺よりもつゆよりも、ほたて天を味わいたいメニューです。2つのせて食べたいなと思いましたが、単品追加は不可とのこと。残念。うどんの変わりメニューに、縄文うどん320円(各種種物あり)があります。聞いたところ、麺にドングリなどの粉末が練り込まれているとのことです。次回訪問時にでもと言いたいところですが、ここに来るとやっぱりほたて天そばを食べたくなってしまいます(値−1点、付+1点)。

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★野辺地駅(青い森鉄道、JR大湊線)
「こけし亭(待合めん売店)」  実食日:2009/9

  改札外待合室内。立ち食いカウンターのみの露出店。改札内(改札入って右、1番ホーム)にも窓口があるのだが、改札を入って右への通路は「関係者以外立入禁止」になっているので、果たして機能しているのかどうか。店名は、看板に「こけし亭」、食券に「待合めん売店」と記載。おそらく、後者が正式店名。看板を取り替えていないだけ、と思われる。しかしながら、懐かしい「こけし亭」の看板を掲げる駅そばがまだ残っていたことに、そこはかとなく感激。もはや日本全国でここ1店のみかもしれない。
  味覚的には、これといった特徴は感じられない。麺はノーマル茹で麺、つゆは濃いめ。東北地方に特有の赤い漆器風の丼で出てくる。駅弁の販売もあり、名物の「かしわめし」も扱っている。他に、生どら(ドラ焼き)も販売している。かけ280円、たぬき320円、天390円など。


※閉店(「駅そばパクパク」化)していました。業者も変わっています。駅そばが残ったのは喜ばしいことですが、「こけし亭」ブランドの駅そばが絶滅してしまったのは少し寂しく感じます(2014/10、確認)。

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「駅そばパクパク」  実食日:2014/10

  改札外待合室内。上記「こけし亭(待合めん売店)」の跡地。看板が変わっただけではなく、業者も変わっている。「駅弁」の表示もなくなった。東北で多く見られる「脱NRE店」のひとつだ。個人的には、唯一残っていた「こけし亭」の看板がなくなってしまったことに寂しさを覚えるが、「NRE手放し→閉店」という最悪のシナリオにならなかっただけでもよかった方だ。立ち食いカウンターのみの露出店で、キャパは3人くらい。ほとんどの客は待合室内のベンチに座って食べる。
  味は、特に変わっていない印象だ。ノーマルとしか言いようがない茹で麺に塩気控えめで出汁感が強いつゆ。たぬきが天かすだったことに少々驚く。「こけし亭」時代には揚げ玉だったような気がする(お品書きの写真では揚げ玉が乗っている)。たぬき340円、きつね360円、天400円。「こけし亭」(伯養軒)時代の定番メニュー・三食そばが健在(420円)。トッピングはきつね+たぬき+卵で、特別なものが乗るわけではないのだが、往年の鉄道ファンのためにもいつまでも残してほしいメニューだ。面白いところでは、半カレー(ライス)300円のほかに、カレールー200円というメニューがある。え? ルーだけで食べるの? これはあくまでも想像なのだが、高校生が白飯だけを持参して、カレールーを弁当として買っていくのではないだろうか。乗降客の大半が高校生という駅なので。フライドポテト100円やから揚げ100円といった安価なサイドメニューを用意しているのも、高校生を意識してのことに相違あるまい。


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★三沢駅(青い森鉄道)
「十鉄三沢駅そば処」  実食日:2007/9

  十鉄の改札と待合室を結ぶ通路にある十鉄の直営駅そば。十和田市駅にしろ三沢駅にしろ、十鉄は元気だ。構えは古く、入口の間仕切りはなんと網戸! この店があるおかげで通路がかなり狭くなっているため、写真撮影が難しい。実食は朝8時頃で、駅内外には高校生が溢れていたのだが、店内に高校生の姿はない。代わりに、中年おじさん達で賑わっている。長い椅子付き直線カウンターと、壁沿いの増設テーブル席がある。少しでも空いているスペースは客席にしようという意図が見えるのだが、場所によっては照明が当たらず薄暗かったりもする。
  味覚的には、麺はちょっとモサつく細麺で、つゆは比較的薄味。物足りないほどではなく、食べていくうちに慣れる。全体的に、水準以上のレベルにはある。地方にしては値段が安いのも利点で、かけは230円。山菜(貼り紙では「わらび」と表記)280円、天300円。変わりメニューに「スペシャル」があり、これを実食(370円)。内容は、天+卵+山菜。特別なものが入っているわけではないが、ボリュームたっぷりでお得感があった。


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★八戸駅(青い森鉄道、JR八戸線、東北新幹線)
「そば処 はやて」  実食日:2005/9

  八戸新幹線に因んだ名の店だが、実は在来線の改札脇にある。改札内外両側から食べられる造りだ。八戸駅自体が改築されて間もないのだから、店もピカピカに新しい。比較的飾り気のない外観&内装だが、それがかえって清潔感を際立たせている。
  ここのそばは、麺は特徴のないタイプ。天はドン兵衛で味気なし。しかし、つゆは美味。インスタントっぽい固さがなく、繊細な味だった。たぬきなし、天350円、きつね420円。変わりメニューに、サンマ竜田揚げそば420円。割とお得な感じがする。


※値上げ(天350→370円、きつね420→440円)していました。さんま竜田揚げそばは、なくなってしまったようです(値−1点、付−1点。2009/9、確認)。

※価格構成が変わっていました。現在、たぬき350円、きつね380円、かき揚げ400円です。きつねを大幅値下げしているのが気になります。仕入れ先を変えたのでしょうか(値+1点。2014/10、確認))。

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★本八戸駅(JR八戸線)
「ばるーん」  実食日:2009/9

  改札外のフードコート「シーガルタウン」内。フードコートの中では改札から一番近い場所で、しかも間口が広いので、存在感がある。コの字型のカウンターはすべて椅子付きで、15人ほど収容可能。そば・うどんだけでなくラーメンやご飯ものなど、簡易飲食メニューを総合的に扱っている。
  麺はポソポソした食感で、「湯通しを怠っているのでは?」と疑いたくなる感じだが、調理手順を見た限りではちゃんと湯通しはやっている様子。こういう麺なのだろう。つゆは後味がないタイプで、食べている間はいいのだが食後に物足りなさが残る。天は出来合いだが、具ナシではなく、大きめのえび2尾と細かい野菜が入っている。サービスとしては、揚げ玉無料(フリーではなく、申告制)と、学生ラーメンの設定(通常450円→学生証提示で350円)がある。


※2014/10、再食。価格は、かけ300円、月見350円、かき揚天400円です。初食記事に価格を書いていませんでしたが、消費増税前と同じです。人気ナンバー1は、ラーメン(煮干し風味)450円。変わりメニューに煎餅そば580円が登場していて、早速試しました。南部煎餅(かやき煎餅)を2枚、4つに割ったものを甘みの強いけんちん汁で煮込み(要するに、簡易版のせんべい汁を作る)、麺に注ぎ(乗せ)ます。円を描くように綺麗に煎餅を並べ、見栄えがよいです。味も、鶏のダシがよく出ていて◎。煎餅はすいとんのような食感で、つゆがよく染みています。貼り紙に「ああまあの出来栄えですよ」とありますが、「まあまあ」を「かなり」に書き換えてもいいと思います。揚げ玉無料サービス継続、学生ラーメン(から揚げ入り)も継続しています(味+1点、付+2点)。

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★新青森駅(JR奥羽本線、東北新幹線)
「ブナの森」  実食日:2010/12

  新幹線改札内コンコース、在来線乗継改札付近。弁当コーナーを併設した店舗。新しい駅だけに店舗も新しく、店内も清潔感がある。客席は、椅子付きカウンターのみで、定員6。厨房スペースが広くとってあるため、客席は比較的窮屈な印象だ。
  白っぽい津軽そばが出てくるものと思っていたのだが、出てきたのは太めの黒茹で麺だった。意外というか、ちょっと残念でさえあったのだが、茹で麺にしては上々の食べ応え・香りがあった。つゆには、これといった印象なし。かけ280円。実食しためかぶそば(410円)には、おろし生姜が添えられる。しかし、これは完全に蛇足だと思う。いきなりつゆに浸かって出てくるのではなく、丼の縁に添えられるので、不要な人は最初に取り除いておくといいだろう。


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★浪岡駅(北東北)
「羅針盤」  実食日:2015/8

  改札を出て右手、駅舎に併設された青森市浪岡交流センター「あぴねす」内。間仕切りのない店舗で、店先にたくさん並べられているテーブル席で食べられる。これらのテーブル席は飲食専用ではなく、休憩で使うこともできる。訪問が夕方だったこともあって、中・高生が自習を目的に陣取っている(もっとも、大半はスマホで遊んでいるが)ことが多く、空きが少ないし、ちょっとアウェー感がある。システムは、有人レジで先払い→配膳→セルフ下げ膳。
  麺は、白っぽくザラザラした食感の、津軽地方に特有の麺だ。同日連食の藤崎「東花」よりもザラザラ感が強かった。熟成味も感じられて、美味しい。一部、束になってくっついている部分があったのが少し残念。湯通しするときに、ややほぐしが足りなかったか。つゆは、雑味のないスッキリ系。カツオ系の酸味があるものの一辺倒という感じではなく、イリコ様の香りも感じられた。昆布というか、グルタミン酸系の旨味がないのが、藤崎「東花」とは決定的に異なる部分だ。たぬきなし、かけ320円、天420円。実食は、天。天は冷凍もののレンチン。殻つきの川エビが2尾と、ニンジン・ゴボウ・タマネギのかき揚げ。さほど感慨はないが、温かい状態で出てきただけでも良かったと言うべきだろう。麺類の変わりメニューは、特になし。ほかに、ドリンクが20種以上と、パフェ・クレープなどを扱っている。食事のみならず、喫茶店感覚で利用する人が多いのだろう。箸は割箸で、商品と一緒に1膳ずつ提供。唐辛子も、瓶ごと盆に乗せて運ばれてくる。味は良い方だし、地方にしては値段も安いし、基本的には満足。だが、どこか気持ちがモヤモヤとするのは、やっぱりアウェー感のためだと思う。「飲食専用席」を設けるなど対応していただけるとありがたい。


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★弘前駅(JR奥羽本線、弘南鉄道黒石線)
「こぎん」  実食日:2009/9

  改札外、中央口階段下(駅舎1階)。駅舎改築とともにリニューアルされた店なのだろうか、外観も内装もピカピカに綺麗だ。椅子付きカウンターが2列あり、12、3人収容できる。
  麺は、コシなし、香り弱く、プツプツ切れる。つゆを全部飲むと、底に細切れの麺がたくさん沈没していてビックリするくらい。かけ320円、月見380円、天430円など。変わりメニューに、じゅんさい(既製メニューとしては存在せず、夏季のみ単品トッピングで扱っている。130円)がある。駅そばでは初めて見るトッピングだ。ヌルヌル食感、青い香りともに、そばとの相性は◎だ。稀少な食材だからなかなか見かけないのかもしれないが、非常に印象が良かった。真似をする店舗が出てきてもおかしくない。また、「幻の津軽そば」というメニューがあり(430円)、これは通常メニューとは麺が異なる。一晩寝かせたそばがきにそば粉を合わせて製麺し、さらにもう一晩寝かせて熟成させるのだそうだ。試してみたかったが、基本的に評価は一般メニューを対象にすることにしているので、次回以降のお楽しみに。変わったサービスとしては、当日有効のJRトクトク切符「津軽フリーパス」を提示して「幻の津軽そば」を注文すると、白神山地の天然水(ペットボトル)を1本もらえる。


※2010/1、再食。「幻の津軽そば」を試しました。ザラザラした食感で、コシは弱いです。値段相応の価値があるかどうか微妙ですが、話の種にはなるでしょう。

※店名が変わっていました(「そば処」→「こぎん」。写真は左:旧、右:現)。値段等に変化はありません(2010/12、確認)。


※2014/10、再食。値上げして、かけ350円、月見410円、天460円、幻の津軽460円になっていました。じゅんさいは、2014年は収穫量不足のため扱いがありませんでした。変わりメニューに、和風ラーメン420円があります。

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★藤崎駅(JR五能線)
「東花」  実食日:2015/8

  駅を出て右、地下道で線路をくぐって左前方に高看板が見えているイオン藤崎店の1階フードコート。駅歩5分ほど。ラーメンショップを標榜しているとおり、基本的にはラーメン店。しかし、そば・うどんメニューも用意がある。さほど規模の大きなフードコートではなく、3店舗で合計100席までないくらいか。
  麺は茹で麺で、この地域らしいボソボソっとした白い麺。舌触りザラザラ、コシなし。「津軽そば」を連想させるもので、たいへんよろしい。つゆは、塩気控えめであっさり味。甘さもない。グルタミン酸系の旨味ほんのりに加え、イリコのような香りがある。大きな丼にたっぷり注いでくれるのだが、難なく飲み干せる。逆に、あっさりしすぎていてあまり飲み干したいという欲が湧かない(それでも飲み干したが)。値段は高め。かけ400円、山菜・天450円。以上に加え、夏季限定と思われるざる550円がある。天はドンベ。つゆに浸って1分ほどでほぐれて拡散し、たぬきになる。具材は、ニンジンの切れっ端3片のみ。だいぶ前(2006年)の話になるが、十和田市駅「あすなろ」で食べた天ぷらに感じが似ている。お情け程度にニンジンが入っているあたりが、特に。(十和田市では入っていた)タマネギが入っていなかったので、完全に同じものということではなさそうだが。天そばには、刻み海苔と紅白逆転ナルトがサービストッピングされる。ナルトはいいとして、刻み海苔はただでさえ淡いつゆの風味を完全に支配してしまう。個人的には要らないが、つゆの香りが増してありがたいと感じる人もいるかもしれない。サービスとしては、毎週火曜には食事メニュー注文者限定で特製ぎょうざを100円で追加できる(通常280円)というものがある。完全にラーメン店の発想だ。


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★五所川原駅(JR五能線、津軽鉄道(津軽五所川原駅))
「美味そば」  実食日:2009/9

  駅を出て正面の弘南バスターミナル待合所内。旅行者にとっては盲点になりやすい場所にある。バスターミナル内にそば店が入っているケースも結構あるので、要チェックだ。露出店だが椅子つきで、座って食べることができる。満席時なら、待合所内のベンチに座って食べても良いだろう。
  麺はコシがなく、市販麺のような食感。つゆは塩気はあまり強くないものの妙な酸味があり、違和感を覚える。天はインスタント。大きいが、具材は干からびた千切りニンジン数本のみ。と、ここまでは減点材料が目立つのだが、メニューにはおおいに見所がある。食べていないので詳細は紹介できないが、ゆきみそば300円、じょんがらそば500円、うなぎそば600円、たちねぶたそば500円など、魅惑的な変わりメニューがすごく多いのだ。また、基本的なメニューも地方にしては値段が安く設定されている。天300円、天玉350円など。グルメ感覚で訪れるのではなく、安く腹を満たす、あるいは土産話のネタを求めて訪れるのなら、なかなか面白い店かもしれない。なお、店名は漢字で「梵殊そば」と書くらしい(情報あり)のだが、私が探した限りでは平仮名表記しか見当たらなかったので、平仮名で掲載している。


※暖簾に記載の文字列が変わっていたので、店名変更と解釈することにします(「ぼんじゅそば」→「美味そば」。写真は左:旧、右:現)。再食していないので、実態が変わっているのかどうかについては未確認ですが、メニュー構成は基本的に変わっていません。値段は少々上がり、現在は天320円、天玉370円です。ゆきみ・たちねぶた・うなぎは消滅し、なめこ350円、じょんがら500円は値段据え置きです。ソーメン250円、学生そば250円という設定があります(ともに、「ぼんじゅそば」時代からあったもの)。ご飯ものは牛丼を残して他はやめてしまったようです。メニュー数はだいぶ減ってしまいましたが、店が続いていたというだけでも感激です(2015/8、確認)。

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「でる・そーれ」  実食日:2010/12

  津軽鉄道の駅舎を出てすぐ。津軽鉄道本社屋の1階部分を利用した地域交流施設「サン・じゃらっと」内。基本的には喫茶店で、店内にはクッキーのような臭いが充満している。そばメニューは、ぼんじゅそば(420円)のみ。ほかでは、山芋で作ったすいとんをたっぷり使った津鉄汁(300円)が名物になっている。有人レジで先払い、配膳付きの店だが、オープンキッチンスタイルだし、注文から出来上がりまでの時間も2分ほどだったので、駅そば認定させていただく。
  麺は、典型的な津軽そば。白っぽく、ザラザラした舌触りで、プツプツと切れやすい。つゆを最後まで飲むと、底の方に短い麺がたくさん沈んでいるのが分かる。つゆは、口当たりがよく、余韻があまり残らないタイプ。トッピングには揚げ玉が乗っているので、たぬきそば相当と考えていいだろう。箸はエコ箸。箸袋入りで1膳ずつ提供される。この箸袋が面白く、「はしぃれメロス」と書かれている。これは、津軽鉄道が走る金木町にゆかりがある太宰治の代表作「走れメロス」と、「箸入れ」をかけているのだろう。この箸袋を持ち帰ったのは、私だけではないはずだ。

※値上げしていました。現在、ぼんじゅそば450円です。おにぎり・お新香・日替わり惣菜とのセットメニューもあり、630円。津鉄汁は400円(セット650円)になっています。津鉄汁に関しては、炊き込みご飯とのセット700円や若生おにぎりとのセット600円もあります。その他、夏季限定と思われますが、冷やしぼんじゅそば450円、とろろそば480円、冷やしごぼう麺(ごぼうを練り込んだ麺)540円、中華ざる550円という設定もありました。食事系メニューは、以前よりもだいぶ充実しているようです(2015/8、確認)。

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★十和田市駅(十和田観光電鉄)
「あすなろ」  実食日:2006/10

  十和田観光電鉄は、JR東北本線三沢駅から分岐している超ローカルな私鉄。十和田市駅は十和田市の代表駅ではあるが、ローカル私鉄のどん詰まり終着駅だから、まさか駅そばがあるとは思っていなかった。改札外、駅舎1階(改札は3階)に露出店の「あすなろ」があるのは、幸いにも駅ビルが街の中心ショッピング地に位置づけられているからだろう。鉄道利用者だけではなく、ショッピングついでに食べていく人も多いと思われる。店名は看板には表記されておらず、食券に印字されている。
  ここの麺はちょっと変わっていて、ちょっとぬめりのある丸麺だ。コシがなくて柔らかいタイプ。つゆは色が薄いが、塩気はむしろ少し強いくらい。個人的にはちょうどよい加減である。天はインスタントで、具はニンジンとタマネギの千切りが2本ずつだけ。「ほぼたぬき」状態だ。天そばを注文すると、麺・つゆ・天ぷら・薬味の順に盛り、最後に上から青ノリをパラパラとふりかける。他のメニューにも青ノリが入るのかどうかは、不明。たぬきなし、天300円、山菜280円。地方にしては、わりと安い値段設定である。


※店自体は存続しているようですが、十和田観光鉄道が路線廃止されてしまったため、当サイト上では閉店扱いとします(2012/5、確認)。

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★中央弘前駅(弘南鉄道大鰐線)
「駅そば屋」  実食日:2010/12

  改札外待合室内。駅舎の外から直接店内に出入りすることもできる(写真は駅舎外から撮影)。座席配置は、厨房を向いた椅子付きカウンターと、奥に座敷がある。写真では完全にラーメン屋のように見えるが、メニューはそば・うどんとラーメンが半々、プラス定食や一品料理、酒のつまみなどがある、という感じ。当然酒類もあり、夜には居酒屋感覚で立ち寄る人も多そうだ。なお、店名の表記はどこにもなく、年越しそば売り出しの張り紙に記載されていた文字列を店名と考えさせていただいた。このほかに、店内に掲示してあるアサヒビールの認定証に「食 どってん」との記載があり、こちらが本当の店名なのかもしれない。
  麺は、いわゆる津軽そば。白く、ザラザラしていて、プツプツ切れやすい。つゆは、辛め。この麺にはもう少し繊細な味わいのつゆの方がいいと思う。メニューは、幻の津軽そば(かけに相当)400円、山菜・天500円など。実食した天ぷらそばの天ぷらは、具なし。たぬきの集合体で、つゆに浸すとバラバラにほぐれて文字どおりたぬきそばになる。そこにカマボコと刻み海苔がトッピングされるのだが、はっきり言って刻み海苔は邪魔。全体的に据えたような臭いになってしまう。あと、細かい点に難癖をつけると、飲み水が出てこないのはマイナス。また、調理を終えた後、店主が客席に出てきて、私の背後に座ってテレビを見始めたのもマイナス。落ち着かないって。ラーメンに変わりメニューが多く、古代ラーメン450円、りんごラーメン480円などは、話のタネに試してみたい。

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★金木駅(津軽鉄道)
「ぽっぽ家」  実食日:2010/12

  改札外、駅舎の2階で営業している食堂。テーブル席が主体で、配膳付き→後払いという、あまり駅そばらしくないシステムだが、注文から出来上がりまでの早さ、厨房に向いた椅子付きカウンターの存在、なんとか地方特例を適用できそうな価格帯、この3つを決め手に、駅そば認定することにする。
  麺は、生麺を使用しているようだ。プツプツ切れやすい津軽そばではなく、モチモチしていて舌触りも滑らかな麺。つゆは、味は薄めで、出汁感はほどよい。合わせ出汁なのか、複雑な風味がする。やや濁りがあるのも特徴だ。そばメニューは、かけ400円、月見450円、天ぷら480円の3種のみ(夏季には冷やし系メニューが追加される)。天そばのトッピングは、エビ天1尾+ナルト+わかめ。小皿のお新香が添えられる。そば以外のメニューも豊富で、中でも十三湖特産のしじみを使ったしじみラーメン(750円)が名物になっている。


※消費増税分だけ値上げしていました。現在、かけ(「津軽そば」と表記)410円、月見460円、天490円です。しじみラーメンは770円になっています。しじみを使ったメニューがだいぶ増えています。しじみ定食700円、しじみごはん210円、しじみ汁390円など。しじみごはんは、そばとセットでオーダーする手もありそうです(付+1点。2015/8、確認)。

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★芦野公園駅(津軽鉄道)
「ラ・メロス(桜松軒)」  実食日:2015/8

  駅を出て左手に連なる簡易的な飲食店街の中にある。駅利用者というよりも隣接する芦野公園を訪れる人たち向けの施設で、大駐車場完備。駐車場側が正面で、駅側は裏手になる。この店は、正面には「桜松軒」の看板を掲げていて、裏口に「ラ・メロス」の看板が出ている。中でつながっていて、実質的に同じ店(メニュー・厨房は共通)だ。当サイトでは、駅側に出入口があり「そばうどん」の暖簾が掛かっている「ラ・メロス」の方を店名と解釈しつつ、誤解解消のため正面側の記載も併記しておいた。いやー、懐かしい雰囲気。昭和の頃には、観光地ごとにこの手の飲食店があったものだ。個人的には、小学生の頃によく行っていた石神井公園内の茶屋を思い出す(この茶屋は今も健在)。テイクアウト客が多いのだろうか、「桜松軒」側は間仕切りのない造りになっている。客席は、「桜松軒」側に椅子付きカウンター5席と、「ラ・メロス」側にテーブル席(一部座敷)が8席くらい。
  麺は、冷凍だろうか。質感があり、しっかりとエッジが利いたもので、「津軽そば」タイプではない。客数的に、「津軽そば」タイプの麺は置いておけない(このタイプの冷凍麺を作る業者がないと推察)ということだろうか。つゆは甘みがだいぶ強く、キレがなく口腔内いっぱいにモヤッと広がるタイプ。市販のめんつゆをベースに作っているのではないかと感じる。たぬきというメニューはなく、そばメニューはかけ(「生そば」と表記)350円と山菜450円のみ。実食は、山菜そば。山菜は特徴のない水煮ミックス山菜。刻み海苔が乗る。私は温かいそばには刻み海苔を乗せたくないと考えるクチだが、この一杯に関してはつゆがモヤッとしているので、刻み海苔のキレのある香りがありがたかった。
  そば・うどんのほかには、ラーメンがいろいろある。ノーマルラーメン450円のほか、納豆ラーメン550円、もずくラーメン550円、ねかぶラーメン550円といった変化球も。ちなみに、「ねかぶ」とは「めかぶ」の地方呼称。東北にはこう呼ぶ人が多いらしい。駅そばでは、余所者も多く利用するためだろうか、東北でも「めかぶそば」となっていることが多いが。麺類以外にも、丼もの、焼きそば、たこ焼きなどのスナックフード、コーヒーなどの喫茶メニュー、そして名物を標榜する「おやき」など、メニューは実に多岐にわたっている。観光地の店らしいなと感じる。
  注意したいのは、注文するときに「そば」と言うと、ラーメンが出てきてしまうということ(出てきてしまった)。ツッコミを入れると、「そば=中華そば」なのだという。そばを食べたい場合には、「きそば」と注文すること。圧倒的にラーメンの方がよく出る店なのだろう。


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★七戸十和田駅(東北新幹線)
「待合室&お土産コーナー」  実食日:2012/5

  駅舎と棟続きになっている七戸町観光交流センターの2階。改札が2階にあり、そのまま交流センターの2階へ通じる通路があるので、ほぼ駅舎内と言っていいような場所にある。一見するとただの土産物店なのだが、その一角に喫茶コーナーがあり、そばも扱っている。客席は、椅子付きカウンターばかりで6席。
  そばメニューは、南部そば(かけに相当)350円と天ぷら(400円)のみ。麺は黒みの強い平麺で、甘皮の粒粒がたくさん見られる。だが、つゆの塩気がかなり強かったこともあり、麺の風味はあまりよくわからなかった。天はほぼ具なし(わずかに玉ねぎが入っている)で、つゆに浸すとグズグズに崩れてほぼ「たぬき」になる。盛りつけ時に、最後に青海苔をぱらぱらと振りかけるのが特徴。これは十和田市駅「あすなろ」でも見られたこと。青森県十和田地方の特徴なのかもしれない。有人レジで先払い、配膳・下げ膳はセルフサービス。割り箸は1膳ずつ、商品と一緒に渡される。箸先を紙ナプキンで包んでいるあたりが、いわゆる「駅そば」というよりも「喫茶コーナー」なんだなと感じる部分。喫茶メニューはいろいろあり、ご当地バーガーの「七戸バーガー」も扱っている。


※南部350円、消費増税に伴う値上げはありません。店頭メニューのみでの確認ですが、天ぷらは見当たりませんでした。代わりに、冷やしとろろ500円がありました。季節によって入れ替わるのかもしれません。ちなみに、七戸バーガーは400円です(2015/8、確認)。

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★いわて沼宮内駅(IGRいわて銀河鉄道、東北新幹線)
「ファーストフードいっぷく」  実食日:2007/9

  西口方面駅舎1階(改札は3階)。ピカピカに綺麗な駅舎にはあまりそぐわない、ゴチャゴチャした印象の店。しかし、この「ゴチャゴチャ」にこそセールスポイントがある。露出店だが、駅舎が広く、簡易テーブルがあちこちに出されているので、ゆったり食べることはできる。人目も少ないので、あまり気にならない。学校帰りの高校生のたまり場になりそうな雰囲気の店である。
  そばは、一見してボリュームが不足しており、1杯で満腹にしようという考えは甘い。味覚的には、麺は冷凍を思わせる丸太麺で、つゆはおぼろ昆布から出汁をとったような味。関西風を意識しているのかもしれないが、ちょっと異質。良くも悪くも「独創的」な味に仕上がっている。もう少し塩気を強めれば化けそうな感じがするのだが。メニューは、かけ250円、月見300円、天320円、ざる300円の4種のみ。
  「ゴチャゴチャ」は、そばうどん以外にもいろいろなメニューを扱っているから。ソフトクリーム、クレープ、餅、ゆで卵、今川焼、ラーメン、カレーライス、餃子、ドリンク類など。ホームの駅そばくらいの広さしかない厨房で、よくもまぁこれだけ手を広げられるものだと感心する。逆に言うと、そばだけで経営が続くほどの客数がないのだろう。


※閉店していました。かつて簡易テーブルがたくさん置いてあったエリアに仮囲いが施され、店舗があった部分に簡易テーブルが移されています。仮囲いの部分には何かできるのでしょうか。なお、駅舎1階の軽食店「ダイニングYAYA」で、そば・うどんを扱っているようです(2010/1、確認)。

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★盛岡駅(JR東北本線・山田線・田沢湖線、IGRいわて銀河鉄道、東北・秋田・八戸新幹線)
「はやて」  実食日:2010/1

  JR南口改札を出て右へ30秒、駅舎の2階にある店。立ち食いがメインだが壁に沿って椅子付きカウンター席も用意されている。店舗名は「南口店」。
  麺は、北上から盛岡にかけてのNRE系店では同じものを使っている様子。すなわち、乱切りと言うほどではないけれど太さの揃っていない茹で麺。つゆは店舗ごとに少々ばらつきがあるようで、北上「はやて」のような物足りなさは感じなかった。個性的な面としては、薬味におろし生姜を用意しているということがある。メニューによっては、少し加えると爽快感が増して美味しくなるのだそうだ。かけ280円、月見340円、きつね360円など。そばに対応する変わりメニューはないけれど、じゃじゃ麺(440円)や冷麺(夏季のみ)など、ご当地麺を扱っているのが面白い。なお、同駅1階にも同名店がある(店舗名は「フェザン店」)のだが、メニュー等が一部異なっているため、別店として扱う。


※値上げしていました。現在、かけ300円、月見360円、きつね380円です。じゃじゃ麺は460円になっています。9月の訪問でしたが、冷麺はありませんでした。変わりメニューに、冷やしのっけそば480円がありました。麺単よりも、セットメニューにお得感があります。内容不明のサービスセットは、ワンコインの500円。カレーセットでも520円で食べられます。内容不明の「定食」440円もあり。外観的には、暖簾が廃されていました(写真は左:旧、右:現。2015/9、確認)。

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「はやて」  実食日:2012/12

  改札外、東口側駅舎1階、おでんせ土産館の北側。駅舎の内外両側に出入口がある(写真は駅舎内の出入口)。店舗名は「フェザン店」。立ち食いカウンターのみの店で、キャパは12〜13人といったところか。
  麺は、乱切りの茹で麺。上記「南口店」と同じ麺だろう。つゆはやや甘めで美味しい。かけ280円、月見330円、きつね(「大きつね」と表記)340円など。「南口店」とは、若干ラインナップや価格設定が異なるようだ。変わりメニューというか、変わり麺に「じゃじゃ麺」440円がある。冷麺は見当たらなかった。実食が冬場だったからかもしれないが、「南口店」実食時には冬場でも扱っていた。今回は「南口店」を覗かなかったので、経年変化の可能性もあるが。丼は、東北らしい赤い漆器風。


※相変わらず、南口店とはメニューが少々異なっています(運営業者も異なる)。南口店にはないたぬきがあります(350円)。他メニューは少々値上げしていて、かけ300円、月見350円、きつね380円(表記が「大きつね」から「きつね」に変わっている)です。おそらく伯養軒時代の名残であろう三食そば420円も健在です。外観的には、暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現。2015/9、確認)。

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★花巻駅(JR東北本線・釜石線)
「そば処 花巻」  実食日:2008/4

  改札を出て左のフードコートの一番奥。座席はフードコート共通のスペースになるのだが、フードコート内に同居しているのはアイスクリーム店とパン屋なので、ほぼ駅そばのための座席と言っていいだろうか。酒類やおつまみも扱っているので、夜に簡易居酒屋として利用する手もある。ホーム側にも窓口が開いているので、ホームで食べることもできそうだ。かつてこの場所には「こけし亭」があったと記憶しているのだが、伯養軒が倒産してNREが経営を引き継ぎ、改装して構えも店名も「いかにもNRE!」という感じになってしまっている。「こけし亭」時代に1回食べておきたかったというのが本音だ。
  麺は太めの茹で麺で、「乱切り」というほどではないが太さにややばらつきが見られる。まずまず美味しい。しかし、一方のつゆは薄くていけない。もう少し塩気がほしい。月見330円、きつね340円など。変わりメニューには賢治そば(たぬき+きつね+温泉卵+山菜+ナルト2枚で470円)のほか、学割そば(330円)がある。かけ270円よりも高い設定なので、何かトッピングが乗ると思うのだが、食べていないので詳細は分からない。なにしろ私は学生ではないので。


※値上げ(かけ270→280円、きつね340→350円など)していました。学割そばも340円になっています(2009/9、確認)。

※2010/1、再食。「賢治そば」を試しました。まぁ、まぁ。トッピングのせいもあって、全体的に甘めな味覚です。弁当も販売していて、「賢治弁当」があります(840円)。

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★北上駅(JR東北本線・北上線、東北新幹線)
「こけし茶屋」  実食日:2005/9

  在来線西口改札の外、待合室内にある。東北の各駅に「こけし亭」という店がよく見られるが、この「こけし茶屋」はそのグレードアップ版といったところだろうか。そば・うどんはもちろん、飲み物や定食類も豊富に揃えており、様々な用途で使えそうである。
  ただ、値段的に若干「こけし亭」よりも高いのだろうか、天(メニュー名は「野菜かき揚げ」)は410円だった(2002/8の時点では、「こけし亭」では370円)。連食していないので、味覚的に異なるのかどうかはちょっと判断がつかない。さほど大きな差はないと思われるが。たぬきなし、かけ270円。変わりメニューに、大揚そば(430円)というのがある。
  なお、店舗入口は駅舎の外側にもある。改札を隔てているわけではないので、鉄道利用者にとってはそれほど意味のあることとは思えないのだが、車でちょっと寄って食べるには便利かもしれない。


※閉店(「はやて」化)していました(2010/1、確認)。

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「はやて」  実食日:2010/1

  西口改札外、待合室内。上記「こけし茶屋」の跡地。「こけし茶屋」時代は店内食スタイルだったのだが、「はやて」になって露出店に変わった。一応、待合室とは暖簾で区切られた椅子席が4つほどあるのだが、ここを利用する人はほとんどいない。冬場は寒いためかもしれない。利用者の多くは、待合室に露出した立ち食いカウンターか、待合室内のベンチで食べている。
  味覚的には、乱切りと言うほどではないが太さが揃っていない茹で麺に、薄いというか浅いという感じのつゆ。麺は比較的好みだが、つゆはちょっと物足りない。値段構成は「こけし茶屋」時代とは大きく変わっていて、かけ280円、天390円。今回実食した玉子そば(340円)には焼き海苔が1枚入っていた。変わりメニューは特にないが、ラーメン・牛丼・カレーライスも扱っている。


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「あじさい」  実食日:2013/12

  新幹線改札内コンコース。コンコースに露出した立ち食いカウンターがメインだが、ガラス張りの待合室内にも受渡口があり、待合室内のベンチに座って食べることもできる。というか、券売機はコンコース側にあり、コンコース側で食券を出しても、おばちゃんに「待合室内でどうぞ」と言われ、商品は待合室内の受渡口から出てくる。12月の寒い朝だったから、気を利かして温かい待合室内を勧めたのだろう。
  麺は太めで、太さに少々ばらつきのある茹で麺。質感があって、個人的には好み。つゆは雑味が少なく、甘さ・辛さともちょうどよい加減。赤い漆器風の丼で提供されるのが東北らしくて良い。かけ260円、かき揚げ天390円など。在来線待合室の「はやて」とともに、旧NREの店舗だが、その後組織再編でNREからは分離している様子。2店間でメニュー構成は若干異なっている(「はやて」の方がレパートリーが多い)が、同経営であると推察。味については、連食していないので推量の域を出ないが、麺に関しては同一であると思う。


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★水沢駅(JR東北本線)
「はやて」  実食日:2010/9

  改札外、待合室内。待合室に露出する形で営業している。カウンターでの立ち食いもできるが、待合室内のテーブルが一部利用可というか、「はやて」用の座席になっている(割箸や七味などが置かれている)。
  麺は太めで、太さに少々のばらつきがある茹で麺。悪くない。ただ、つゆの味が薄いというか、奥行きがないというか。サッパリした印象。もう少し甘みや出汁感があってもいいのかな、という気がする。ご飯ものやラーメンなども扱っているが、これといった変わりメニューはない。メニューにももう一工夫欲しいというのが本音か。かけ290円、天370円など。


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★平泉駅(JR東北本線)
「平泉待合そば」  実食日:2006/10

  改札出て右、待合室内。テーブル席がたくさんあるが、売店の陳列棚が僅かに衝立状になっているだけで、基本的には露出店である。この衝立状の売店は駅そばと同経営だが、隣にあるKIOSK型売店は別経営になっている様子。話好きのおばちゃんを含め、アットホームな雰囲気に満ちている店である。
  麺は、太めの茹で麺。柔らかくてコシがなく、太めなのに「食べ応えがある」という感じではない。つゆも塩気が薄く、ちょっと物足りない感じ。立地上、年輩客が多いと思われる(平泉は中尊寺の最寄り駅)から、意図的に麺を柔らかく、塩分を控えめにしているのかもしれない。ここでは山菜なめこそば(390円)を食べたのだが、山菜(塩水漬け)がしょっぱく感じるくらい、つゆは薄い。我々の世代にとっては、もう少し濃い方がいい。なお、山菜なめこそばには、なめこは3つくらいしか入っていない。ほぼ「山菜そば」である。他のメニューは、かけ270円、きつね・月見300円、天370円など。


※閉店していました。売店部分と合わせて、KIOSK化しています(2010/9、確認)。

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★一ノ関駅(JR東北本線・大船渡線、東北新幹線)
「生そば(あべちう)」  実食日:2007/9

  1番ホーム中ほど。普通、こういう場所にある駅そばは改札外からも利用できるようになっているものだが、この店は改札外側には窓口がない。駅弁業者の店で駅弁も販売しているが、看板の隅に「NRE」の文字列を認めた。ここにもNREの資本が入っている様子。
  この店のそばは、コシがなくてすぐ切れる麺。そして、微妙に刺激臭がある。実食はとろろそば(380円)で、刺激臭があったのが麺なのかつゆなのかとろろなのか、よく分からない。かけ270円、天370円などのほかラーメン(400円)もあり、ラーメンに限り学割制度がある(320円)。

※値上げ(かけ270→290円、天370→380円など)していました(2009/9、確認)。

※2014/1、再食。価格等、変化ありません。乗り継ぎ時間が短い場合でも食べられる「みそこんにゃく」(1本100円)も扱っています。

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「菜のはな」  実食日:2011/7

  西口改札外、待合室内。駅弁店を併設しているので「NREかな?」と思ったら、やはりそうだった。店舗は待合室に露出していて食べるスペースはほとんどないに等しいのだが、待合室内に巨大なテーブルが出されていて、そこでのんびり食べることができる。仮にテーブルが埋まっていたとしても、待合ベンチで食べることもできるだろう。
  麺は、茹で麺。太く、微妙に乱切り。悪くない。つゆは、醤油の味が強めに出ているタイプ。東北らしく、漆器風(イミテーション)の赤い丼で供される。たぬきなし、かけ290円、天370円など。


※値上げしていました。現在、かけ310円、かき揚げ天390円です。変わりメニューに、黄金そば470円があります。「きつね+山菜+ゆで卵」のそばに、きなこ餅がセットになるようです。具材やきな粉の色合いからの命名でしょうか。個人的には、当地の名物である「えび餅」とのセットで食べてみたいところです(2015/9、確認)。

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★新花巻駅(JR釜石線、東北新幹線)

「うどんそば」  実食日:2003/4

  新花巻駅は在来線と新幹線の駅舎がちょっと離れており、在来線の方は完全な田舎駅。駅そばは新幹線の駅舎、改札を出てすぐ左にある。値段はやや高めで、天420円。味は並、量は少なめ。それほどレベルが高いとは思えない。唯一印象に残ったのは、制服姿の駅員さんが隣で食べていたということ。東京近郊の駅そばではちょっと考えられない光景だ。
  なお、変わりメニューに“賢治そば”がある。さすがは宮沢賢治のホームタウン。

※閉店していました。一帯がガラリと様変わりしていて、少し場所を変えて「イーハトーブの里」がオープンしています(2011/7、確認)。

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「イーハトーブの里」  実食日:2011/7

  新幹線改札を出て右手にあるNRE店。建物はわりと大きいのだが、厨房が広くて客席は手狭。駅弁販売窓口もあるので、一層手狭な印象が強くなっている。どちらかというと、弁当販売の方がメインなのだろうか。
  麺は微妙に乱切りの茹で麺で、一ノ関「菜のはな」と同じではないかと思われる。つゆは平均的なタイプで、一ノ関と同じであるかどうかは量りかねた。つゆは、同じマテリアルを使っていても出来が異なることが多いので。丼は赤い漆器風で、かなり大きなものを使用しているため、かえって中身が少なく見えてしまう(実際には並量はある)。かけ280円、天420円など。変わりメニューに、賢治そば580円、花巻そば590円、合鴨そば650円がある。花巻そばは、特厚(3センチほど)の油揚げとエビ天がトッピングされる。油揚げはたいへん美味しかったのだが、不思議と「きつね」というメニューがない。油揚げだけを乗せたそばを用意してほしいところだ。全体的に、かけに比べて種物がかなり高い印象が否めない。一番お得感があるのは、かけそばか、比内地鶏親子丼セット650円か。比内地鶏親子丼の単品注文ができないのも辛い。何かと不自由の多いメニュー設定になっているように感じられたのが残念だった。


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★釜石駅(JR釜石線・山田線、三陸鉄道南リアス線)

「こけし亭」  実食日:2002/8

  JR改札と三陸鉄道改札の中間にある店。椅子席はないが、側にベンチがたくさんあるので、丼を持ちながらではあるが、一応座って食べることはできる。私が食べたのは朝イチだったが、周囲に飲食店がないからか、かなり賑わっていた。おばちゃんがテンパッてしまうほどだ。ここの特徴は、三陸地方らしい変わりメニューがあるということ。三陸帆立そば(400円)には、甘く煮付けた帆立3匹プラスめかぶが入る。400円は結構お値打ちなのではないだろうか。三陸リアスラーメンは500円、天そば370円、“たぬき”はない。

※閉店していました。跡地は自販機コーナーになっています。待合室内に、新たに「そば処 釜石」がオープンしています(2009/9、確認)。

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「そば処 釜石」  実食日:2010/9

  JR改札外、待合室内。上記「こけし亭」とは異なる場所にオープンしている。待合室との間仕切りはなく、半露出する形の立ち食いカウンターのみ。待合室内の座席を利用して食べることもできそうだ。
  「こけし亭」時代に名物になっていた帆立そばが、業者代わりした今も健在(420円)。これを試してみた。トッピングは、大粒ホタテ1つと、めかぶ。「こけし亭」時代には味付けされたホタテが乗っていた記憶があるが、現在は水煮を使用。それなりに出汁も出ていると思うのだが、それ以上にめかぶの風味が前面に出ている。なかなか心地よい味覚だ。ただ、つゆの甘みが強すぎて、若干磯の香りとケンカしていたような気もする。麺はこれといった特徴のない茹で麺。たぬき320円。他の変わりメニューとしては、リアスラーメン(500円)がある。これも、「こけし亭」から受け継がれたメニューだ。


※2011/7、再食。特段の変化なし。3月の東日本大震災で津波を被りましたが、見事に復活しています。

※2014/6、再食。値段が上がっています。現在は、たぬき340円です。帆立そばは450円、リアスラーメンは550円に上がっています。また、震災後に新規発売された海鮮ラーメン680円があります。値段は高めですが、駅そばで出すラーメンとは思えない具材感で、この店の良い特徴になっていると思います(値−1点、付+1点)。

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★区界駅(JR山田線)
「区界高原ファーストフード」  実食日:2015/8

  駅を出て、正面の国道106号線を渡って右へ2分。道の駅「区界高原」内。間仕切りのない店だが、客席(椅子付きカウンター)部分にはすだれの目隠しが掛かっている。半露出店と言っていいだろうか。椅子付きカウンター7席と、立ち食いカウンター5人分くらい。返却口が、左手奥のちょっと分かりにくい場所にある。食券制の店で、そば・うどんのほかにラーメンや各種スナックフードを取り揃えている。
  麺は生麺だろうか。乱切りタイプで、太さだけでなく長さも揃っていない。短いものは2センチくらいしかない。ボソボソした食感が連想されるビジュアルだが、歯ごたえ・舌触り・風味は茹で麺のような感じだった。つゆはかなり甘かったのだが、これは実食が肉そばだった(煮汁が染みていた)ためと思われる。もとの味がちょっと分かりにくかった。肉は牛肉で、脂身の多い細切れ肉。クズ肉なのだろうが、ファストフード感覚のそばにはよく合うと思う。ちなみに、東日本では肉そばには豚肉を使うことのほうが多い。この店で牛肉を使っているのは、地域性ということではなく道の駅「区界高原」が牛肉を前面にアピールする施設だからだろう。道の駅の愛称は、「ビーフビレッヂ区界」だ。たぬきなし、かけ310円、天410円、肉510円。変わりメニューに、キムチそば410円。また、そばつゆ+中華麺の「道の駅そば」310円がある。ラーメンは、醤油450円・旨辛500円・磯650円の3種類。岩手県沿岸部のラーメン店では磯ラーメンが定番だが、この場所はだいぶ内陸部なので、やや微妙。スナックフードの中では、しそりんごソフトクリーム280円が気になる存在だ。


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★宮古駅(JR山田線、三陸鉄道北リアス線)
「駅そば(KIOSK)」  実食日:2009/9

  改札を出て右、待合室を突っ切ってトイレ方面の出口を出て左すぐ。朝のラッシュ時間帯のみ使用される臨時改札を出てすぐの場所なので、朝に限ってはすごく良い立地である。日中は改札や駅を出た時点で見えない場所になるので、旅行者などにはなかなか認知されにくい場所かもしれない。立ち食いカウンターのみの露出店。
  この店では、麺はそば・うどん・そうめんの3種類を用意している。そばはコシのない細茹で麺で、プツプツと切れやすい。風味も弱いので、それこそ「そうめん」のような食感だった。つゆは、塩気は充分にあるのだが、出汁が弱く、淡泊な印象。かけ290円、月見330円、天390円など。私が注文したえび天そば(390円)は、えびが大きく、なかなか好印象だった。駅そばのえび天そばは、甘えびサイズに衣の十二単を着せるのが定石だが、この店は比較的良心的だ。野菜天と同じ値段なら、えび天の方がお得感がある。なお、店頭に「周辺がよごれますので、残ったどんぶりの汁はまき散らさないで、そのまま返却してください」との注意書きがあるのだが、まき散らす人がいるのだろうか。東京の人間としては、まったく考えられないことなのだが。


※消費増税分だけ値上げしていました。現在、かけ300円、玉子340円、野菜天400円、えび天400円です。そば・うどん・そうめんという3種の麺類に対応しているのは、以前と変わらず。持ち帰り(お土産として)用の麺・つゆのセットを販売しています。また、おしるこや郷土料理の「あずきばっとう」の販売もあります。閉店時間が早い(営業時間は6:30〜14時)ので、朝食か昼食での利用でどうぞ(付+1点。2015/8、確認)。

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「フードオアシス満彩」  実食日:2015/8

  駅を出て左前方(三鉄の場合は駅を出て正面)にあるショッピングセンター「キャトル宮古」の4階。フードコート形式ではないレストラン街の一角にある。券売機で食券を買うと自動的に厨房にオーダーが通るシステムを導入している。配膳・下げ膳は、セルフ。店内は広く、テーブル席と椅子付きカウンターが多数(合計50席以上)。ファミレスっぽい内装の店で「駅そば」というムードではないが、システムと値段、そして出来上がりまでの早さから当サイトの掲載基準を満たすと考える。なお、店名については、当サイトでは看板に記載の文字列を採用しているが、食券にはひらがなで「ふーどおあしす満彩」と印字されている。
  麺は生麺と思われ、少々ぬめりがある。歯ごたえ・風味とも、まずまずといった印象。つゆは、カツオと昆布のブレンドか。酸味が少なく余韻が完全に昆布なので、どちらかというと昆布の方が勝っている印象。たぬきは細かい天かすで、ゾル化するタイプ。量が少なめなので、つゆを完全に吸ってしまうようなことはなく、さほど気にはならなかった。たぬき400円(水菜・カマボコ入り)。ひとつ難点だと感じたのは、丼が縁から底まで全体的に熱くなるタイプのもので、持ちにくかったということ。それ以外は、これといった欠点はなく、ソツなく利用できる感じだ。席数が多くて長居ができるタイプの店なので、列車の待ち時間がちょっと長いときなどに喫茶店感覚で利用するとよいかもしれない。駅舎内の上記「駅そば(KIOSK)」では5分で食べ終わってしまい、時間をつぶせないので。


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★雫石駅(JR田沢湖線、秋田新幹線)
「こびりっ子」  実食日:2011/7

  改札外、待合室の脇。そば・うどんの他にも様々なスナックフードを扱う店。立ち食いカウンターと椅子付きカウンターがあり、ゆったりした席配置になっている。
  麺は乱切り。プツプツと切れやすく、歯ごたえはあまりない。コシを重視する人には好まれないかもしれないが、香りはまずまずある。つゆは、やや一本調子で淡泊な味わい。天は自家製で美味。かけ+50円ならお買い得だ。かけ300円、天350円、山菜350円、エビ天400円。そばメニューはこの4種類のみ。他では、あねっこバーガー350円、山賊チキンバーガー380円、雫石ハンバーガー500円を「はみ出すバーガー三兄弟」として名物を謳っている。実際、そばとバーガーをセットで注文する人が多いようだ。次回は私も試してみたい。


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★久慈駅(JR八戸線、三陸鉄道北リアス線)
「三陸リアス亭」  実食日:2009/9

  三陸鉄道の改札外、待合室内。露出店で、一応2〜3人分の立ち食いカウンターがあるのだが、あまりにも低すぎて食べにくいため、大半の人が待合室内のベンチに座って食べることになるだろう。おにぎりや弁当(名物の「うに弁当」があり、厨房内で盛りつけている)も扱っていて、客の多くはテイクアウト品を購入していく。そばを食べる人は多くない様子だ。
  あまり人気のないそばであるが、味覚的にはなかなかのものだった。麺は極太の平麺で、食べ応え充分。つゆは、味は濃いのだが雑味が少なく、飲みやすい。かけ290円、月見350円など、麺類メニューは7種。変わりメニューに、ほたてそば480円がある。ほたては4つ(半分にスライスしてあるので、2匹分)乗り、見た目の豪華さはなかなかのもの。東京でよく見るほたてに比べてベロ(生殖巣)が格段に大きく、見た目に圧倒される(赤いので、全部メスであるようだ)。煮付けてあるものではなくボイルしてあるだけのものを使用しているので、食べる前には「生臭いのでは?」と思っていたが、食べてみると違和感はない。むしろ、そばつゆとの相性はかなり良好であるように感じた。

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「そば処(あじさい)」  実食日:2009/9

  JR改札外待合室内。露出店で、立ち食いカウンター一列のみ。上記「三陸リアス亭」に比べるとそこそこ利用者があるようで、絶えず1人か2人くらいは客がいる、という状況だ。いずれにしても、JR・三鉄合わせても1時間に1本くらいしか列車が発着しない駅に2軒の駅そばが共存しているというのは、意外であり、嬉しくもある。
  「三陸リアス亭」に比べると、この店のそばは、ベースの部分では特徴に乏しい。麺は「普通」としか形容できない茹で麺で、つゆはやや濃いめ。どこにでもあるメニューを注文していたら、なかなか記事にするのが難しい味覚だ。しかし、この店には変わりメニューの「こはくそば」があった。ここ岩手県久慈市は、日本で唯一の琥珀の産地として知られ、駅そばもそこにヒントを得たメニューを開発したというわけだ。もちろん、琥珀がそのままそばに入っているわけではない。視覚的に琥珀を連想させる具材をトッピングしているのだ。乗せられるのは、茸の水煮と干し菊の千切り。茸はアミタケなど天然の地物を使用している。そのため、色合いが黒っぽい。これに、干し菊の黄色が加わることで、琥珀が日光を浴びてキラキラ輝いている様に模しているのだろう。干し菊は、香りがつゆ全体に広がるので、苦手な人は要注意。値段は、たぬき330円、こはく410円など。


※2010/1、再食。特段の変化なし。

※2014/10、再食。駅舎がリニューアルされ、店舗も改装していました(写真は左:旧、右:現)。値段が少々上がっています。現在、たぬき350円、琥珀420円です。琥珀は、従前は平仮名表記でしたが漢字表記に変わっています。新たに、まめぶinそば460円が発売されていました。琥珀そばに、久慈を代表する郷土料理「まめぶ」を追加したものです。まめぶとは、クルミと黒砂糖を団子の皮で包んだもの。甘さと香ばしさが独特です。味覚的に賛否が分かれそうな気もしますが、話題性は十分です(味+1点、付+1点)。

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★水沢江刺駅(東北新幹線)
「そば処」  実食日:2008/4

  改札を出て直進、左側(駅の正面出入口脇)。店名は食券に書いてあると思われるのだが、見忘れたので看板に書かれている文字列を採用させていただいた。立ち食いカウンターのみの露出店。割と閑散としている駅なので、立って食べていると背中に寂寥感を覚えそうで、店から少し離れてベンチに座って食べてしまった。
  この店は、「NREの経営かな?」と思わせる。というのは、麺が花巻「そば処 花巻」(NRE経営)に酷似しているから。若干太さにばらつきのある太い茹で麺。ただし、つゆは異なるようで、こちらのつゆは辛めで、特に醤油の味が強く出ているように感じた。かけ290円、天370円など。変わりメニューに「長英そば」(めかぶ+温泉卵+とろろ)があるが、570円はいかにも高い。


※値上げしていました。現在、かけ310円、かき揚天390円、長英600円です。海老天が610円と鬼高い設定になっています。どんな海老が乗るのでしょうか。変わりものとしては、めかぶラーメン580円があります。芦野公園「ラ・メロス」にもあったメニューですね。東北、特に岩手県では「磯ラーメン」を扱う店が多いですが、それに近いポジションでしょうか。なお、かつてはNREの店舗でしたが、現在はJR東北総合サービスに移管されています。同社の公式HP上では「水沢江刺バルーン」として掲載されていますが、当サイトでは現地表示を優先させる方針なので、当サイト上での店名は「そば処」です(値−1点。2015/8、確認)。

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★鷹ノ巣駅(JR奥羽本線、秋田内陸縦貫鉄道)

「こけし亭」  実食日:2003/4

  JR駅の待合室内にある駅そば。比較的寂れた駅にあって、異彩を放つ絢爛さがある。店内は非常に狭く、4人掛けのテーブル席も無理矢理ねじ込んだという印象が拭えない。まぁ、待合室内にあるわけだから、席不足はそれほど問題になることもないだろうが。
  味としては、並。別に悪くはないが、これといったインパクトもない。変わりメニューに“三食そば(380円)”があるが、玉子・たぬき・山菜と、オーソドックスなトッピングで出てくる。たぬきなし、天370円。

※閉店しています(2009/4、リニューアル時確認)。

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「エキナカショップ 7to7」  実食日:2012/12

  JRの駅を出て右すぐ。駅舎と同棟なのだが、駅の外を経由しないと行けない。これ不便。駅舎内に出入口を設けてくれれば、便利になるし、認知度も高まると思うのだが。JR1番ホームにも小さな窓口があり、商品の受け渡しができるようになっている。しかし、窓口の直下にベンチがあるのがちょっと。ベンチに座って食べていると、後から来る客の受け渡しができなくなる配置だ。ベンチを少し脇にずらすとか、できないものだろうか。鷹ノ巣駅は、待合室内にあった「こけし亭」が閉店して以来駅そば空位の時代が続いていたが、今年7月にこの店がオープンし、待望の駅そば復活となった。飲食だけでは運営が厳しいようで、土産物店を兼ねた店舗になっている。客席は、3人掛け丸テーブルが3つと、4人掛けテーブルが1つ。ただし、4人掛けテーブルは冷水ポット&コップ置き場になっているので、客席としてはあまり機能しなさそうだ。
  味覚的には、特にどうということもない。麺は、コンニャクのような食感で、見た目にもコンニャクのように透明がかっている。つゆも、当たり障りのない感じ。天はドン兵衛で、つゆに浸すとすぐにばらける。具材は川エビ1尾のみ。しかし、ひとつだけ特記すべき要素がある。それは、月見そばの卵。月見と言いながら温泉玉子なのだが、これには比内地鶏の卵を使用している。実食してみたのだが、とにかく黄身の粘り気が強く、味も濃厚。かけ300円に対して月見450円と高いのだが、試す価値は十分。麺類メニューはかけ、月見、天ぷら(450円)、天ぷら月見の4種だけなのだが、天ぷら月見にすると500円と割安になる。麺類のほかには、各種スナックフードを扱っていて、こちらの方が値段的にお得感がある。フライドポテト120円(山盛り180円、メガ盛り250円)あたりは、列車待合時間つぶしの友に好適だろう。また、学割制度があり、学生証提示で麺類は全品50円引き、各種スナックフードも20〜30円引きとなる。


※閉店していました。跡地は観光案内所になっています。観光案内所を残す(もともと、「7to7」は観光協会が運営する店)のなら、軽食を扱うこともできたのではないかと思うのですが……。町おこしの起爆剤として期待していた店だったので、残念です(2014/10、確認)。

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★土崎駅(JR奥羽本線)
「土崎待合めん売店」  実食日:2008/4

  改札を出て右、待合室の奥にある、昔ながらの露出店。経営はNREだが、変に改装せずに古い構えのままで営業している。秋田県は日本でも有数の「駅そば衰退県」だが、逆風の中でなんとか頑張っている。でこぼこしたステンレス製のカウンターが、涙を誘う。列車利用者よりも、車で食べに来る人が多い印象。土崎駅は駅前のスペースが広く、比較的車を停めやすいためだろうか。かく言う私も車で寄ったクチだ。
  味覚的には、これといった特徴はない。麺は普通に茹で麺、つゆはやや辛め。かけ250円、たぬき300円、天350円。天とは別に「野菜天ぷら」(370円。券売機にはないので、かけを買って現金で120円払う)がある。食べていないので正確には分からないが、おそらく、天はインスタント、野菜天ぷらは自家製かき揚げだろう。変わりメニューにめかぶそば(380円)があるが、それ以上に「懐かしの食堂車カレー」(レトルトカレー。持ち帰り専門)の販売の方が気になった。結構売れているようだ。


※閉店(「港ばやし」化)していました。店名が変わっただけでなく、内・外装ともリニューアルして業者も変わっています(2014/10、確認)。

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「港ばやし」  実食日:2014/10

  改札を出て右、待合室内。立地的には上記「土崎待合めん売店」時代と変わっていないのだが、駅舎内がリニューアルされて待合室に露出する形になっている。大きな暖簾の目隠しがあるので、衆人環視という感じではなく、利用しやすい。綺麗にリニューアルされた立ち食いカウンターのみだが、待合室内のベンチで食べることもできるだろう。「土崎待合めん売店」時代はNRE店舗だったが、業者が変わっている(現在はジェイアールアトリス)。
  麺は、これといった特徴のない茹で麺。つゆは、やや塩気が強めではあるが、雑味がないタイプで悪くない。新潟県あたりでよく出会うタイプ。かけ260円、たぬき310円、天380円。実食したのは、きのこ390円。シメジ・ヒラタケ・山ナメコに加え、得体の知れない黒っぽいキノコも入っていて、食感の変化が楽しい。赤い漆器風の丼で出てくるのも、東北らしくて好印象。残念ながら、「土崎待合めん売店」時代の名物「懐かしの食堂車カレー」がなくなってしまっていた(非NRE化の副作用か)が、決して市街地が発達しているわけでもないこの駅に駅そばが残ってくれただけで大満足だ。


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★秋田駅(JR奥羽本線・羽越本線、秋田新幹線)

「TASTY KIOSK」  実食日:2002/8

  ターミナル駅である秋田駅にはたくさんのホームが列をなしているが、そのそれぞれのホーム上に、キヨスク一体型の駅そばがある。その名が「TASTY KIOSK」なのだから、経営母体が一緒なのだろう。私が実食したのは、3・4番線ホームの店。カウンターだけの寂れた店で、午後7時の段階で早くも店じまいの準備をしていた。味は、麺が柔らかすぎる。麩を食べているような感覚で、歯ごたえがまったくない。天も、完璧インスタント。カップそばによく入っているヤツだ。


※閉店していました(2009/9、確認)。

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★横手駅(JR奥羽本線・北上線)

「キッチンはくよう」  実食日:1999/9

  改札脇にある、割と大きな店。改札内外から食べられるが、メインは外の方。椅子席も20近くある。私はここでは五目ラーメンを食べたので、そばに関しては詳細が分からないのだが、五目ラーメンは味も良かったし、とにかくボリュームがすごかった。500円ならまぁ安いと言える。なぜかアイスコーヒーがついてきたし。今度行くときにはそばを食べてくるので、今後、多少評価が変わるかもしれない。評点は五目ラーメンを基準にしているので、あくまでも参考程度に。


※閉店していました(2006/10確認)。

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「忠ちゃん」  実食日:2012/12

  駅東口を出て、目抜き通りを1分、左手にある横手バスターミナルの中を突っ切って右30秒。三叉路の角にある店。駅そばというよりも酒がメインになりそうな雰囲気の店で、当サイトの掲載対象にできるかどうか、グレーゾーンにある。しかし、昼はそば・うどん・ラーメンのみの扱いで、建物の側面にドンと「そば うどん」の看板が出ていることから、掲載対象とする。客席は椅子付きカウンターのみで、15席ほど。が、カウンター上に新聞や衣服などが散乱していたり、壁の飾り物が邪魔になったりして、実際には10席くらいしか機能していない。
  麺は茹で麺で、特筆すべき要素はない。つゆは、かなり味が濃い。塩辛さ・甘さともに濃い。完飲するには、水が不可欠。その水は、2リットルペットボトルのものが客席の随所に置かれている。かけ350円(ナルト入り)。トッピングは単品で追加するシステムで、卵・きつね・かき揚げ等が70円、エビ天が120円。実食時には、かき揚げと卵を注文したのだが、かき揚げが切れており、イカ天ならできるとのことでイカ天に変更。ただし、イカ天はお品書きに記載されていない(100円だった)。独特な雰囲気があり、なんだか謎めいた店だ。


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★岩城みなと駅(JR羽越本線)
「道の駅カフェ」  実食日:2015/8

  駅を出て右、地下道で線路をくぐって、国道7号線に出たら左、側道を降りて右、道の駅「岩城」内。駅から歩いて4分ほど。駅を出た時点で、右手に巨大な風車が見えるので、それをめがけて歩いて行けばいい。基本的にスナックフードのテイクアウトがメインの施設で、間仕切りのない露出店。一応、建物の脇っちょに椅子付きカウンターが6席ある。ただ、この席に座って食べていると、他の客の注文時にやや邪魔になる位置関係。店頭に簡易的なテーブル席が4人×2卓出ているので、こちらで食べたほうがいいかもしれない。なお、店名については、「道の駅カフェ」のほかに「ピロティ」「バーガーショップ岩城」などいろいろな表記が入り乱れている。個人的には「ピロティ」で載せたかったが、公式HPに掲載されていた「道の駅カフェ」を正規と判断する。窓口には基本的に店員がいないので、ベルで呼び出して注文する。注文すると、店員はピシャッと窓を閉め、どこかへ行ってしまう。要するに、調理場がバックヤードにあるということだ。窓口付近にはテイクアウト販売品がたくさん並んでいて手狭だから、やむを得ない処置か。
  そばメニューは、かけ350円と天480円のみ。実食は、天。麺は、歯ごたえが強くて香りがありないもの。おそらく冷凍だろう。つゆは、グルタミン酸系の旨味が勝ったタイプ。イノシン酸系の酸味も少々ある。これで甘味が強いと途中で飽きるところだが、幸いにもさほど甘味は勝っていない。天は、冷凍ものの注文後揚げか。ニンジン・タマネギが主体のかき揚げだ。箸立てや冷水器などはなく、割箸・飲み水は商品と一緒に提供される。唐辛子もなく、言わないとくれない。まぁ、そば・うどんの注文客は少ないのだろう。そば・うどんのほかには、ご当地バーガーの本荘ハムフライバーガー300円をはじめ、スナックフードがいろいろ。プラムソフトクリーム300円も名物のようだ。こういうご当地系スナックフードが多いあたりは、道の駅らしい部分だと思う。

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★羽後岩谷駅(JR羽越本線)
「亀」  実食日:2015/8

  改札を出て、自由通路「ぽぽろーど」で線路を渡り、左手。ラーメン店・土産物店と同居した「はーとぽーと館」内。道の駅「おおうち」の外れ。こんなところにこの手の店があったとは。鉄道で羽後岩谷駅を訪れても、車で「おおうち」を訪れても、なかなか見つかりにくい場所ではないかと思う。だが地元民の認知度は高いようで、昼時ということもあって結構利用者が多かった。スーツ姿・ガテン系・ファミリーなど、ニーズの層が厚い。厨房前の椅子付きカウンター5席くらいと、フードコート的にフロア内にあるテーブル席14席。
  麺は、茹で麺だろうか。あまり味のないタイプ。つゆは、少々酸味があり、モヤッと口の中にはびこるような甘さがある。悪く言うと、締まりのない味。たぬきなし、かけ390円、かき揚げ500円(揚げ玉・ナルト入り)。実食はかき揚げで、天はお好み焼き風のもの。中心部がゴワゴワしていて粉っぽく、具材は細かくカットされていてあまり存在感がない。一番強く感じた風味は「饐えた風味」だった。変わりメニューに、ホルモンそば520円あり。かき揚げよりもこちらを実食してみたかったのだが、残念ながら訪問時(12:45頃)には売り切れていた。セットメニューの用意もあり、卵かけごはんとかけそば・うどんがセットになるCセット500円は、麺単が高め設定であるだけにそこそこコスパがよさそうに感じる。ミニホルモン丼やミニカレーとのセットだと700円に跳ね上がり、あまりお得感はない。箸はエコ箸で、1膳ずつ提供。


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★仁賀保駅(JR羽越本線)
「まめ家」  実食日:2015/8

  改札外、待合室内。以前にこの駅を訪れた時にはこの店があった記憶はないので、新しい店だろう。駅そば絶滅が危惧される秋田県において、これは期待の新星か。手造り感満載の外観で、ほのぼのとした雰囲気。そば・うどんのほかにラーメン・牛丼・サンドイッチ・おにぎり・味噌汁・コーンスープ・コーヒーまで扱っており、地元住民の社交場的な存在を匂わせている。居合わせた地元のおばちゃんは、「おにぎりが美味しい」と絶賛していた。東京に出ていった息子が帰省した時には、この店のおにぎりを食べさせたいのだという。待合室内に露出した店だが、厨房周りの立ち食いカウンターのほか、列車待合客用ではないこの店専用テーブル席が2人×2卓用意されている。
  調理シーンを見なかったのだが、食感的には生麺を連想させる麺。角がしっかり立っていて、嫌味に感じない程度に歯に粘着する。風味があまりないので、冷凍麺かもしれない。つゆは、たいへんあっさり。少々酸味があるものの、カツオという感じではない。イリコかウルメか、小魚系が中心だと思う。序盤は物足りなく感じるものの、中盤から終盤にかけてじわじわと美味しく感じるようになる。たぬきは、つゆに浸すとふやけてブヨブヨになる揚げ玉。たぬき350円(ワカメ入り)。そば・うどんメニューは、レギュラーとしてはかけ300円・月見350円・たぬき350円の3種のみ。夏季限定で、ざる420円がある。おにぎりは、各種100円。地元のおばちゃんの賛辞を聞いたからには食べてみようかと思ったが、この日は駅そばではない麺店を含めて6杯連食だったため、腹具合を考慮して自重。次回にでも。箸はエコ箸。


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★鹿角花輪駅(JR花輪線)
「そば処エヌアールイー」  実食日:2006/10

  改札出て左、待合室内。露出店だが、待合室内にテーブルつきベンチあり(写真参照)。生木のテーブルで、心静かに食べられる環境である。かつては「伯養軒」だったと思われる店だが、ご存じのとおり伯養軒は倒産し、NREみちのくが経営を引き継いでいる。
  この店では太麺を使っているのだが、茹で麺か冷凍麺かちょっと判断しにくい感じだった。調理時間から考えてたぶん茹で麺だと思うのだが、冷凍麺レベルの食感があった。適度なコシの中にそばらしいモサモサ感もあり、味覚的にはまずまずな印象。花形をしたカマボコが1枚入り、彩りも鮮やか。たぬき310円。ここでは「三食そば」というものを食べた(350円)のだが、具材はたぬき・きつね・玉子で、変わったものが入っているというわけではなかった。このメニューは、旧伯養軒系の数店舗で用意しているのだが、店によって入る具材が異なるのが面白いところだ。


※2013/12、再食。値段が上がっていました。現在、たぬき330円、三食370円です。味覚面では、特に変化はないようです(値−1点)。

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「そばうどん」  実食日:2015/8

  駅からちょっと遠く7分ほどかかるが、興味深い店なので特例適用。駅を出て目抜き通りを進んで、国道281号線を右折してひたすら直進、右側。道の駅「かづの」内。店内に椅子付きカウンターが7席あるほか、店の外がテラス状になっていて、そこに4人掛けテーブルが3つ出ている。テラス席を利用する人が多いようで、私もテラス席で実食。日除けが付いているので、夏場でも直射日光を浴びることがなく、快適に利用できる。むしろ、風が通るぶんテラスの方が涼しくて気持ちよい。
  麺は、あまり味がしない茹で麺で、どうということもない。面白いのは、つゆ。薄口醤油仕立てで、昆布出汁。塩気強め。これはもう、完全なる関西風だ。それも、関東によくある「色が薄いだけのなんちゃって関西風」ではなく、しっかりと味を再現されている。東北らしく赤い漆器風の丼で提供されるため色合いがちょっと判別しにくいのだが、透明度はだいぶ高い。味は悪くないが、麺の味気なさがちょっと目立った。うどんの方がより合うかもしれない。彩りのカマボコを2枚乗せるあたりも、関西っぽい。そういえば、暖簾に記載された文字列も「うどんそば」だ(間口上部には「そばうどん」の記載があり、これを店名と解釈している)。かけ350円、天450円、めかぶ450円など。たぬきは400円だが、ちょっと目立たないところに記載があるため見逃してしまい、月見400円を実食。ご飯ものは、玉子かけ御飯150円やトロロ御飯150円程度。そばとのセット用か。ソフトクリームの扱いがあるのが道の駅らしい部分で、中でも「北限の桃ソフトクリーム」350円は少々興味を惹かれた。私は、駅そばのみならずご当地ソフトクリームも探訪しているので。

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★十和田南駅(JR花輪線)
「待合室(KIOSK)」  実食日:2006/10

  全国的に珍しい平地にあるスイッチバック駅、十和田南。鹿角市の中心部からはちょっと外れたところにあり、利用者もそれほど多いとは思えない駅。駅そばがあるとは期待していなかったのだが、改札を出て左の待合室内にKIOSK経営の店があった。感激である。露出店だが、待合室内にはテーブルつきのベンチがあるので、落ちついて食べることができる。店名は掲げられておらず(「そば処」とさえ書かれていない)、食券制でもないのだが、財産票の店舗名欄に「待合室」とだけ書かれていたので、これを店名と解釈する。以前は駅外にも窓口があったような造りだが、現在は閉鎖されている。
  麺は太く平たい茹で麺で、柔らかくてコシがないタイプ。東北にはこのタイプの麺がわりと多い。つゆは味は薄めなのだが出汁はしっかりしており、悪くない。天がインスタントだったのはちょっと残念なところだが、とにかく客数が少ない駅だから、保存性を考えると仕方ない部分だろう。駅そばの隣にはKIOSK売店があり、おばちゃんは兼務。そうしないと採算が合わないのだろう。かけ270円、天350円、天玉390円。ラーメンもある。


※閉店していました。売店もろとも閉店したようです(2012/12、確認)。

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★阿仁合駅(秋田内陸縦貫鉄道)
「こぐま亭」  実食日:2008/4

  改札を出て右、売店の奥。まさか内陸線の途中駅に駅そばがあるとは思っていなかったので、感激もひとしおだ。しかも、この土地ならではの特徴をたっぷり滲ませた、すばらしい店だった。
  麺とつゆも、美味い。麺は角のない丸麺だが、独特なぬめりがあってツルツルした食感が楽しい。つゆは甘口で、肉系のトッピングによく合う。かけ290円、天370円などのオーソドックスなメニューもあるのだが、この店ではぜひ名物の「馬肉」を使ったメニューを試したい。肉そば・うどん(馬肉使用、450円)、馬肉ラーメン(500円)、馬肉丼(520円)、馬肉煮込み(500円)などをチョイスしよう。さほど臭みのある肉ではないし、コトコト煮込んであって柔らかいので、違和感なく喉を通る。ガッツリ食べる腹がない人には、半馬肉丼もある(280円)。オーソドックスなそばとセットにする手もある。他にも、またたびラーメン(480円)、内陸線うどん(山芋を使った特殊な麺のうどん。馬肉とゆで卵が入る)などの気になるメニューが目白押し。ここで一杯のそばを食べるだけで、阿仁マタギの気分を楽しめること請け合いだ。
  JRではないから、青春18きっぷでは行けないのが残念。JRの駅だったら、この辺りを通るたびに途中下車したいくらいだ。ストライクど真ん中、大好きなタイプの店。


※2010/1、再食。「内陸線うどん」を試しました。特殊な麺ではありますが、食べてみての違和感はまったくありません。歯ごたえが強烈に強いうどん、という感じ。また、馬肉煮込み(小)も試しました。小でも、かなりのボリューム感です。非常に美味いのですが、一人で大を注文すると飽きるかもしれません。

※店名はそのままに、そばを扱わない飲食店に変わっていました。当サイト上では閉店の扱いとします。お気に入り店だっただけに残念ですが、「馬肉シチュー」がかなり美味そうでした(2015/8、確認)。

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