東京・山手線8
(新宿・新大久保・高田馬場・目白)

現在、40軒掲載(うち20軒は、閉店確認済)
★新宿駅(JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、京王線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線、都営地下鉄新宿線・大江戸線)  ※西武新宿駅(私鉄5)および新宿西口駅(地下鉄13)は、別途掲載

「味彩」  実食日:2000/4

  新宿には数え切れないほどの駅そばがあるのだが、ちゃんとチェックしたのは今のところここだけである。南口のコンコースにあり、小田急との乗り換え改札の脇である。ここは、「あじさい」と同じチェーンなのか知らないが、味はよく似ている。つまり、あまり美味くない。やっぱり出汁が弱いタイプの味で、麺がつゆに馴染まない。たぬきなし、天340円。なお、ここにはご飯物もあるのだが、こちらもイマイチ。カレーライス(400円)には具が1個も入っていなかった。C&Cに行くべし。

※2007/11、再食。だいぶ味(特につゆ)が向上したように思います。再食はきのこそば(380円)ですが、ボリューム感もあってなかなか良かったです(味+2点)。

※2009/1、再食。たぬき、ありました。320円です。冬季限定メニューに、ゆばそばがありました。300円と安いので、一度試してみる価値があるかも(付+1点)。

※閉店(「そば処新宿」化)していました(2013/1、確認)。

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「新和そば」  実食日:2002/12



  JR中央西口を出て、京王モールへと続く通路の途中にある小さな店。椅子席なしで、収容できるのはせいぜい10人くらい。元気なおばちゃんが常に店頭に立って、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声を張り上げている。小さいながらも活気のある店だ。ここの特徴は、天ぷらの大きさ。ほとんど麺やつゆが見えなくなるほどである。それでいて、値段は安い(たぬきなし、天300円)。わかめの無料サービスもあり(もっとも、自動的にわかめが入る店も珍しくないが)、ついついリピートしてしまう。京王モールの飲食店は平日の昼時には極端に混雑するので、時間がないときにはここがオススメ。


※改装していました(値段等は変わらず。2004/2、確認)。

※ワカメは自動的に入るようになっていました(2005/3、確認)。

※改装後の写真を撮ってきました。写真は、左から2枚目です。たぬき登場、300円です(2006/1、確認)。

※値上げ(たぬき300→310円)していました。天も、現在は330円です(2011/6、確認)。

※2014/10、久々の再食。これまでボリュームを2点にしていましたが、並量あると感じました。値上げして、たぬき330円になっていました。天は350円です。レンコンかき揚げ420円、竹の子かき揚げ420円、じゃこ天470円など、変わりメニューがいくつか登場しています。天は変わらず、クタクタの大判です。本格度は△ですが、個人的には結構好きです。店揚げにこだわるよりも、定番の味としてこのまま残してほしいと思います。なお、温・冷同額(食券も共通なので、食券を渡すときに口頭で伝える)です。また、毎月8日と23日に麺大盛り無料サービスが設定されていました。覚えにくい日取りではありますが、次回以降はこれに合わせて訪れようと思います(ボ+1点、値−1点、付+2点)。

※2017/1、再食。値段等、変わっていません。天ぷら(かき揚げ)のラインナップがだいぶ変わっていて、天ぷら350円の他に海老かき揚げ370円・本しめじ&舞茸の天ぷら410円などがありました。季節に応じて入れ替えているのでしょう。
  実食は、ごぼう天370円。フワフワした衣が多めのかき揚げ状ごぼう天でした。ゴボウは、細切り。食感のアクセントにはなりますが、味覚的にもっともっとゴボウ臭くていいかなと思いました。スライスか、太り希望です。つゆは、本カツオと宗田がバランスよく香り、なかなか美味しかったです。毎日のように食べていた時代には、こんなにつゆが美味しいとは感じなかったのですが、何か変わったのでしょうか? それとも、久々の再食だからこそ気付けた部分なのでしょうか? サービストッピングのワカメもハリハリしていて美味しく(まず間違いなく生ワカメです)、総じて印象が上向いていました(味+1点)。毎週火曜に麺大盛り無料となるサービスがあります。月2回から週1回になったわけで、恩恵に授かれるチャンスが増しました。
  なお、写真ではちょっとわかりにくいですが、どうやら暖簾が変わったようです。一応、写真を貼っておくことにします(左から3枚目)。


※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。値上げして、現在はたぬき350円、天370円、小海老かき揚げ390円です。上記のレンコンかき揚げ、竹の子かき揚げ、じゃこ天、本しめじ&舞茸の天ぷらなどは、すべて終了しています。変わりメニューは、どんどん入れ替わっているようです(2019/8、確認)。

※2020/11、再食。その前に、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき360円、天390円、小海老かき揚げ410円です(値−1点)。今回は、紅しょうが天390円を食べてみました。揚げ置きの紅生姜天はフワフワ系の食感で、酸味は比較的ソフトです。つゆに浸かるとグズグズになりやすい天なので、麺に絡めて食べたい人向きです。ちょっと不思議に思ったのが、厨房内に「むらめん」の麺箱が積まれていたこと。ここは「紀州屋製麺」との繋がりが強い店のはずなのですが。ちょっと気になりました。なお、毎週火曜限定で、麺大盛り無料のサービスがあります。今回の訪問が火曜ということで、大盛りにしました(祝日でも対象になった)。1.5玉くらいあり、しっかりと大盛りになります。
  祝日16:30頃の訪問で、先客3・後客2。この店にしては、わりと空いている印象でした。ソーシャルディスタンスはこれといって考慮されておらず、個別パーティッションはありません。厨房と客席の間にビニールカーテンがあるのみです。


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「箱根そば 本陣」  実食日:2002/12



  JR西口(地下)改札を出て、左に50m。小田急の改札との中間地点にある。椅子席はないが、規模は割と大きく、いつも賑わっている。小田急沿線には「箱根そば」というチェーン店が多いが、値段・味共に大きく異なる。ここのそばは、白い麺に独特なコシがあり、つゆは割とあっさりしている。味自体は、水準以上にランクできるだろう。しかし、値段が……。たぬき390円、天430円は駅そばにしてはかなり高い。冷水用のコップは紙コップだし、そばの盛りつけは流れ作業。あまり風情が感じられない。オートメーションという言葉がよく似合いそうだ。


※2009/7、再食。微妙に店名変更(「箱根本陣」→「箱根そば 本陣」)していました。値段が上がっていて、現在はたぬき400円です。改装(写真は左から2枚目)して、奥の方に少しだけ椅子席もあります。紙コップ使用は相変わらず。「箱根」系駅そばでは基本的にエコ箸が導入されていますが、この店舗では割り箸のまま。コップといい箸といい、よほど「手間」を嫌っているのでしょうか。

※2013/8、再食。特段の変化はなく、相変わらずシステマティックです。実食は22:00頃でしたが、大盛況でした。

※値上げして、たぬき420円になっていました。天は470円まで上がっています。現在の基準に鑑みると対象外となる価格に突入してしまいましたが、基準を見直す予定があることから、掲載対象に残します(2014/10、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき430円です。天は490円。変わりメニューに、牛すきそば580円があります。120円増しで九条ネギ増量可能ですが、合計700円というのはちょっと……。朝そば400円、朝セット450円の設定あり。これらが一番お得かもしれません(2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき450円です。かき揚げ天490円・朝そば400円・朝セット450円は据え置き。牛すきそばは終了しています(2017/4、確認)。

※改装していました(写真は右端が最新)。値上げして、現在はたぬき480円になっています。かき揚げは「小海老入りのかき揚げ天」という名になり、520円。全体的に、かなり高い印象になってしまいました。それでも、客数はかなり多いです(2018/12、確認)。

※2020/6、再食。まず、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき490円、小海老入りかき揚げ天530円です。今回は、公式取材ではありませんが、仕事上必要での再食。牛肉610円をいただきました。東日本の駅そばとしては、肉そばに牛肉を使う店は珍しいです(豚肉が一般的)。だからこそ、メニュー名は「肉そば」ではなくわざわざ「牛肉そば」としているのでしょう。トッピングは、牛肉とタマネギを甘辛く煮たもの+ほうれん草です。牛丼の具に近いですね。肉は縮れたクズ肉ですが、量はまずまずあります。610円という価格をどう見るかは微妙。駅そば全般としてみれば高いけど、この店の他メニューとのバランスで考えればまぁ妥当なラインかなとも感じます。
  平日19:00頃の訪問で、先客・後客とも多数で数えられず。かなり混雑が激しいですが、客席はひとりぶんごとにパーティッションで仕切られていて、新型コロナ対策はとりあえず施されています。飲み水のコップが使い捨ての紙コップになっている(これはコロナに関係なく昔からこうだった)のも、コロナ対策という観点では効果的かもしれません。

※再値上げしていました。現在、たぬき500円、小海老入りかき揚げ天550円、牛肉650円です(2022/6、確認)。

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「千曲」  実食日:2003/3

  現在のところ、ここが新宿きってのオススメ駅そば。南口から徒歩2分、パチスロ好きなら誰でも知っている“グリンピース”の裏をちょっと入ったところにある。この店には数多くのセールスポイントがある。まず、こだわりの生麺使用。細くて平べったい麺は歯ごたえが今ひとつだが、生麺独特の柔らかいコシがある。つゆは、比較的癖のないあっさり味。嬉しい点としては、きゅうりの漬物が食べ放題。これは、基本的にはご飯物のために置いてあるのだが、別にそばに入れても構わないし、そばを食べ終わったあとの口直しにもできる。さらに、細かいことだが、唐辛子が一味・七味の両方を備えているという点も見逃せない。たぬき280円、24時間営業。値段や営業時間もまたセールスポイントの一つと言えよう。

※ 2005/1、再食。特段の変化なし。

※値上げしていました。現在、たぬき300円です。天ぷらの種類が多いのは相変わらずですが、麺類のトッピングとしてだけでなく、各種天丼メニューも豊富なラインナップになっています(値−1点。2014/5、確認)。

※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき310円になっています。相変わらず天種が豊富で、セットメニューもいろいろあります。セットメニューが麺単に比べて安い設定(ミニカレーセット460円など)なので、腹ペコ訪問推奨です(2016/1、確認)。

※2017/2、再食。値段等、変わっていません。今回は、そばではなくかき揚天丼360円をいただきました。かき揚げは揚げ置きで、人肌程度に冷めていましたが、サクサク感は残っていました。カボチャとちくわが入っていて、面白い食感のかき揚げです。そばつゆに天かすとネギを入れたスープが付きます。この店ではキュウリの漬物がフリーになっているので、なんとなく丼ものを食べたくなります。丼物は全体的に安いので、手を出しやすいです。春菊天丼370円やごぼう天丼370円あたりも狙い目だと思います。

※値上げしていました。現在、たぬき330円です。かき揚天丼は380円になっています。また、ネギ増しが有料化されていますので、ご注意ください。しかも、100円とかなり高いです(値−1点、サ−2点。2018/2、確認)。

※2018/11、バスタから夜行バスに乗る前の腹ごしらえで再食。春菊天そば400円をいただきました。春菊天は、みじん切りのかき揚げ状。衣が多めのポテッとした質感で、サイズ大きめです。春菊の青臭さは軽めで、むしろ注文後茹での麺の方が強く香りました。個人的には、もう少し青臭い春菊天の方が好きです。
  平日21:30頃の訪問で、先客1・後客1。いつの間にか24時間営業ではなくなっていた(7〜23時)し、夜間はあまり入らない様子です(付−1点)。

※閉店していました。店内設備はすべて撤去されていて、がらんどうの状態です。好きな店だったので、残念です。24時間営業ではなくなった時点で、少々嫌な予感はしていましたが(2019/9、確認)。

※跡地には、ラーメン店「俺流塩」が入りました。立ちそばの防衛、ならず。残念です(2019/11、確認)。

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「江戸そば」  実食日:2003/6

  西口繁華街の南端、甲州街道に面した場所に店を構えている。最寄りは南口と思われるが、改札から歩いたら5分くらいはかかりそう。店の外観は「富士そば」のチェーンによく似ていて、大きなショーウィンドウがあり、食券制。店内も小綺麗で、椅子席が多い。味としては、かなり色の黒い麺に特徴がある。一見して「ム、できる!」と思える色具合だ。食べてみると意外にコシがなく、ボソボソとしている。生麺というより、乾麺を使っているかのような食感だ。たぬきは340円だが、天350円の方がオススメっぽい。とろろそば(山かけ)350円もお得感がある。冷やしメニューも豊富で、定食類も完備。


※2005/3、再食。特段の変化なし。

※閉店していました(2014/11、確認)。

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「かのや」  実食日:2003/10

  西口中央通り沿い、ヨドバシカメラのビデオカメラ売場の隣。JR中央西口が最寄りと思われるが、改札から歩くと5分近くかかる。極端な雑踏の中にある店だが、内装は小綺麗で、女性でも安心して入れそうな雰囲気だ。この店では、麺、つゆ、具材、飲料水にまでこだわりがある。例えば、つゆはそばとうどんで別の物を使っているし、飲料水には「πウォーター」を使っている。私の口に合うかどうかは別問題だが、この企業努力には一定の評価をしていいと思う。ただ、麺に関しては「こだわりのシコシコ麺」と書いてあったのに、ほとんどコシがなかった。それから、具(たぬき)はもう少し豪快に入れてほしい。たぬき320円。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。変わりメニューに、岩のりそば430円、かのやそば500円があります。かのやそばは、写真を見た限りでは刻み揚げ(味付き)・ほうれん草(?)・天かす・ワカメ・とろろ昆布のトッピングのようです。刻み揚げととろろ昆布を乗せているあたりが、どことなく関西を連想させるビジュアルです。また、飲み物の変わりメニューにグラスビール100円があります。「一口だけ飲みたい」というときによいかもしれません(値−1点。2015/2、確認)。

※2019/4、再食。値段に変化なく、新橋よりも安い設定になっています。今回は、ごぼう天そば420円を食べてみました。ごぼう天は、千切りゴボウ&ニンジンのかき揚げスタイルです。店によっては「きんぷらそば」と称されるものですね。3センチほどの高さがあり、ふっくらと空気を包み込むように仕上げているので、箸で簡単に崩せて食べやすいです。ゴボウの歯ごたえがやや弱いのが、個人的にはやや残念ですが。
  平日10:00頃の訪問で、先客2・後客0。近年では外国人観光客が出入りする姿をよく見かける店ですが、この時間帯にはまだ街を歩く外国人も少なく、店も閑散傾向。賑わうのは、午後でしょうか。


※2020/3、再食。まず、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき360円、岩のり450円です。ごぼう天はメニュー落ちで、かのやは500円で据え置かれています。
  今回は、胃痛を抱えているタイミングだったので、そばではなくうどんで。たぬきうどんの実食です。麺は中太で、比較的やわらかめ。胃にやさしく、食べやすいうどんでした。うどんを選択すると、つゆは自動的に関西風で提供されます。醤油が違うだけでなく出汁も異なり、昆布中心の旨み系出汁。たぬきは、粒が細かい淡雪タイプで、ゾル化傾向。ただ、量が少なめなので、つゆを吸い尽くしてしまうようなことはありません。
  日曜16:00頃の訪問で、先客11・後客2。食べ終えて店を出る時点でまだ店内に9人いたので、わりと時間をかけて食べている(あるいは、食べ終えてからスマホいじりなどで長居する)人が多い印象でした。日曜だからということもあるかもしれませんね。


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「かのや」  実食日:2004/2

  上記「かのや」と同名の店が、東南口歩30秒のところにもある。上記「千曲」の3件隣で、パチスロの「グリンピース」のすぐそば。表(駅側)からでも裏側(「千曲」側)からでも入れる。
  ここの特徴は、出汁がツンと香るつゆ。麺に面白味がないので味は3点止まりだが、つゆだけで考えれば4点級。たぬき320円は上記「かのや」と同じなのでたぶんチェーンだと思うのだが、こちらには「πウォーター」云々の表記はなかった。注意点としては、唐辛子は一味なので少量でもよく効く。入れすぎにご用心。


※2009/5、再食。値上げ(たぬき320→350円。値−1点)していました。相変わらずつゆは私好みで、飲むときより麺を食べるときに強く香ります。麺も茹でたてに当たって歯ごたえが良かったので、味を+1点とします。特に改装等していないようですが、写真を貼り替えました。

※微妙に改装というか、間口上部の行燈型看板が撤去されて日除けになっていました(写真は左:旧、右:現)。値段等、変わっていません。消費増税時の値上げはなかったようです(2016/1、確認)。

※2017/3、再食。ゲソ天そば430円を食べてみました。誤差かもしれませんが、新橋よりもつゆのカツオ出汁が強かったように感じました。最初のひと口で結構ガツンと香りました。終盤は同じような印象になるので、レシピが違うというわけでもなさそうなのですが。ゲソ天は、スルメイカでしょうか、ぶつ切りのゲソをかき揚げ状にしてあります。意外と柔らかく、食べやすいです。上々の出来栄えでした。新橋と同じく、唐辛子は一味。こだわりますね。なお、新橋の「かのやそば」は、こちらでは「特選かのやそば」というメニュー名になっています。値段が違う(新橋530円・新宿東南口500円)ので、内容も違うのかもしれません(写真やサンプルがなく、確認できなかった)。もっとも、新橋でもわりと最近まで500円だったので、値上げしたか否かの違いかもしれませんが。
  20:15くらいの訪問で、先客6・後客10。よく入っています。立地も味も良い店なので、ライバル店がいくつかあるこの界隈でも盤石の人気を誇っているようです。

※2019/9、再食。立ちそばカツ丼シリーズで、カツ丼セット680円をいただきました。セットのそばは、かけではなくたぬきになります。そばの印象は、特段変化ありません。カツ丼は、肉質やや硬め。旨みはしっかり内包しています。脂身の少ない肉なので、旨みはあるものの総合的にはわりとさっぱりした印象です。玉子は、私の感覚だとやや煮すぎ。固ゆで気味でした。仕上げにミツバを乗せます……が、煮えてしまっていてほとんど香らず。彩り程度です。
  バスタ新宿から夜行バスに乗る前、平日20:45頃に訪問。先客10・後客12と大盛況でした。すぐ近くの「千曲」が閉店して、需要が高まっているのかもしれません。でも、回転が速いので、満席になることはないし、待ち時間が極端に長くなることもありませんでした。


※2019/11、再食。まず、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき360円、ゲソ天470円、カツ丼セット690円です(値−1点)。ゲソ天の値上げ幅がやや大きくなっています。
  今回は、割安感のあるちくわ天400円を食べてみました。ちくわ天は、斜め半分カットの2本、つまり1本ぶんです。おでん用の焼きちくわではなく、いわゆる生ちくわを使っているので、揚げ置いても固くならないのが利点。反面、ややつゆに馴染みにくいというか、つゆが乗りにくいというデメリットもあります。立ちそばのちくわ天としては、わりと珍しいタイプです。
  平日22:00頃の訪問で、先客11・後客8と盛況。驚いたことに、半分くらいは若い女性客でした。飲んだ後の〆タイムでしょうか。男性はラーメン、女性はそば・うどん。こんな流れがあるのかもしれませんね。


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「信州屋」  実食日:2004/4

  JR東南口を出て直進。甲州街道の側道に入って1分、左側。狭い範囲に多くの駅そばが軒を連ねる激戦区にある。しかも、この地区にある店は割とレベルが高いので、生き残りも大変なのではないだろうか。
  この店も、やはりレベルが高い。店名からして真っ白な更科系の細麺が出てきそうに思ったのだが、実際は中太。ちゃんと生麺を使用しており、印象は良い。つゆがやや薄く、それでいてちょっと刺激臭があるのが残念。それでも、ワカメ&絹さや入りで彩りも良く、梅干し食べ放題のサービスも印象強い。変わりメニューにせりそば、にらそば(ともに480円)があり、青味好きな人を釘付けにしそう。天350円で値段は水準級だが、たぬきがないのは痛い。私の場合、天だと油が過ぎて胸が焼けてしまうから。それから、店のシステムがちょっと変わっている。吉野家のような「コ」の字型のカウンター席のみで、代金後払い。ただし、申し出れば代引も可。これも吉野家と同じか。

※2011/3、再食。たぬき登場、350円です。メニューによっては値段が上がっていて、天(かき揚げ)は400円(値−1点)。つゆは、相変わらず妙な刺激があります。どうやら、タイミングによるものではなさそうです。コの字型カウンターの他に、奥の方にも椅子付きカウンターがあることを確認しました。

※値上げしていました。現在、たぬき360円です。天は460円まで跳ね上がっています。せりそば、にらそばとも、見当たりませんでした。残念です(値−1点、付−1点。2014/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき380円です。天は480円です。ご飯ものの変わりメニューとして、「ハーフ&ハーフ丼」(セット750円)が登場しています。これは、かつ丼と親子丼を半分ずつ盛り付けたもの。話題性はありそうですが、味覚的にはカオスになりそうな気がします。どちらも玉子とじだから成り立つのだろうとは思いますが(2016/1、確認)。

※すぐ近くですが、移転していました。場所は、旧所在地から新宿御苑方面へ10秒、最初の路地を左折して10秒、右側です。なお、旧店地は横浜家系のラーメン店になるようです(写真は左:移転前、右:移転後)。今回初めて公式HPを見ましたが、店内で押出製麺しているんですね。値段は、たぬき370円、かき揚げ430円。ちょっと下がっているようです。今回は満腹のため入店していないので厳密に確認できていませんが、ハーフ&ハーフ丼は終了している様子。変わりメニューに、柚子そば500円、玉子天(単品)130円、ミニのり玉天丼360円がありました。玉子天は、半熟卵を1つまるごと天ぷらにしたものです(2016/2、確認)。

※2017/12、再食。移転後の初食になります。まず、内装について。席数はだいぶ増えたようです。椅子付きカウンターが20席くらいに加えて、立ち食いカウンターも15人分くらいあります。ただ、立ち食いカウンターが稼働するのは昼時くらいのようで、訪問時(21:00頃)には先客7・後客3の全員が椅子付きカウンターで食べていました。値段等は、特段変わっていません。
  オーダーは、かき揚げ天そば430円(ワカメ・絹さや2本入り)。麺は生麺の注文後茹でで、たぶん初食時と変わっていないと思います。白っぽい色の中太麺で、ちょっとモチモチ感があって「小諸そば」の麺に近い印象です。つゆは、初食時の印象とはだいぶ違っていました。味醂を強く利かせてあるようで、結構甘めでした。丼が大きく、つゆをたっぷり注いでくれます。かき揚げはおそらく自家製店揚げで、揚げ置き。サイズがかなり大きく、丼の縁にもたせかけた状態で提供されます。が、つゆに浸かっている部分からどんどんほぐれていくので、まるでタイタニックのようにずぶずぶとつゆの中に沈没していきます。サクサク感を楽しみたいなら、序盤が勝負。味覚的には、プリッとしたむき海老が入っているのが特徴。反面、野菜のカットがかなり細かいのが残念。総じて言うと、つゆの刺激臭がなくなったことで、印象はだいぶ良くなっていました。細かいところで改善を望みたい部分は残っていますが、それでも水準以上のところでまとまっていると思います。

※消費10%増税に伴って、でいいのでしょうか、一部メニューを値上げしていました。たぬきは370円で据え置きですが、かき揚げは440円になっています(2019/10、確認)。


※2021/10、再食。かき揚げ天もり430円をいただきました。なんだか、妙な価格設定です。440円の温かき揚げそばよりも10円安いのですから。逆のパターン(冷やし系やもり系の方が高くなる)はよくありますが、このパターンは珍しいです。ワカメと絹さやを乗せないぶんだけ安いということでしょうか。麺は、もりにしても思ったほど香りません。白っぽい更科系の麺なのでもとよりそんなにガツンと香るべくもないのですが、それにしても。冷水締めが利いていて歯ごたえは良く、「小諸そば」の麺をもう少し強く締めたような印象でした。麺の上に直接乗せるかき揚げは、ニンジンと春菊のみで構成。タマネギを使わない、珍しいかき揚げです。固揚げ気味で箸でほぐしにくく、力づくで無理やりほぐそうとするとあちこち飛び散って惨事が起こります。そして、麺の上に直接乗っているため、麺が油や細かい天かすにまみれてしまいます。基本的にはかけ系との相性の方がよいかき揚げかなと感じました(つゆに浸すとほぐしやすくなるため)。
  平日17:00頃の訪問で、先客2・後客1。全員男性ひとり客。各席に、可動式の個別パーティッションが設置されていました。


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「富士そば」  実食日:2004/6

  JR西口を出て、西口中央通り(ヨドバシカメラ南館のある通り)を入る。上記「かのや」を通過してさらに1分、右側。駅からはかなり離れており、西口繁華街の西端に位置している。都営地下鉄新宿線の7番出口が最寄りで、ここからなら3分程度。このチェーンにしては、比較的規模の小さい店である。
  ここの「富士そば」は、たぬき340円。あまり生っぽくない麺だが、そば湯のサービスがある。大久保の「富士そば」と同じパターンだ。値段も同じだし。ワカメ入り、24時間営業。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値段が上がっています。現在、たぬき370円です。和風ラーメン410円を扱っています。店舗名は、「新宿西口店」です。「新宿都庁店」とかなり接近した場所ですが、メニューや価格設定が異なります。和風ラーメンは、新宿都庁店にはありません(値−1点。2014/11、確認)。

※閉店していました。跡地は、今のところシャッターが閉まったままになっていて、後継店は入っていないようです(2016/5、確認)。

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「日食 田中屋(五平そば)」  実食日:2005/7

  JR5・6番ホーム(中央本線特急)中程にある、コンパクトな店。裏側は弁当売場になっている。看板に「日食 田中屋」と「五平そば」、2つの店名が出ているのだが、食券には「日食 田中屋(五平そば)」と書いてあるので、そのとおりに掲載させていただく。
  JR構内に「あじさい茶屋」以外の駅そばがあるなんて珍しいなぁ……と、期待に胸弾ませて入ってみたのだが、何のことはない。使っている材料は、「あじさい茶屋」とまったく同じである。つゆは若干濃いような気もするけど、麺は明らかに同じ。具(たぬき)も既製品。唯一の救いは、たぬき300円と、「あじさい茶屋」よりも安い設定になっていることだろうか。変わりメニューに、「五平そば」300円。これは、半たぬき+半きつね。「あじさい茶屋」で言うところの「あじさいそば」のようなものだ。

※2007/1、再食。特段の変化なし。

※列車発着ホーム変更に伴い、閉店していました(2007/11確認)。

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「梅もと」  実食日:2005/9



  西口地下、小田急エース北館の東ゾーンにある。私は「梅もと」の公式HPを見て存在を知ったのだが、恥ずかしながら「小田急エース」を知らず、百貨店本館やハルクを延々と彷徨ってしまった。場所的には、ちょうど西口バスターミナルの真下辺りになる。
  味覚的に同系他店と異なる特徴はない。たぬき300円でワカメ入り、卵サービスあり(毎日)。気になったのは、厨房でつゆを注ぐときに冷水機のような器具を使っていたこと。もり系のつゆに冷水機を使う店は見たことがあるが、かけ系のつゆを機械的に注ぐ姿には違和感を覚えた。特に加点も減点もしないが。


※ 2007/1、再食。特段の変化なし。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。日替わりセット510円の設定あり。他の「梅もと」店舗では、券売機に謎の「社割」ボタンがあるのですが、この店舗にはありません(あるが、紙で覆われている)。社員割引でしょうかね。店員さんが食べるときに使うのかな。よく分かりません(値−1点。2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき360円です。日替わりセットは510円で据え置き。それとは別に、日替わりラーメンセット520円もあります。朝そばやラーメンのタイムサービスなど、お得な設定がいろいろあるので、券売機にお金を入れてから「う〜ん」と考えてしまいそうです。なお、券売機が変わり、「社割」のボタンはなくなっています(値−1点、付+2点。2018/3、確認)。

※2018/11、再食。お得な設定の日替わりセット510円をいただきました。この日はミニカレーセットだったのですが、かけそばではなくたぬきそばとのセットになるのが嬉しいポイントです。カレーは、ボンカレー的な業務用カレーですが、一応目に見えるサイズ(1センチ角くらい)の牛肉が入っています。なお、生卵サービスは終了しています(サ−1点)。また、券売機の「社割」ボタンもなくなりました。
  日曜21:30頃の訪問で、先客10・後客2。閉店間際(22:00閉店)でしたが、結構駆け込み需要があります。先客が特に多いのは、このうち7人がグループ客だったためです。外観は特段変わっていませんが、券売機が1台撤去されている(3台→2台)ので、一応写真を貼っておきます(左:旧、右:現)。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、日替わりセット520円、日替わりラーメンセット530円です(2020/2、確認)。

※2021/2、再食。店頭掲示にて日替わりのセットが鶏つくねバーグ丼になっているのを見て、日替わりラーメンセット530円にしました。ラーメンについては、麺単と同じ内容です。鶏つくねバーグ丼は、ご飯の上に揚げ玉と刻み海苔を敷いて、鶏つくねをハンバーグ状に成形して焼いたものをドンと乗せ、仕上げに青ネギを散らしてありました。味付けというかソースは、醤油ベースでとろみのあるテリヤキ風。感想としては、つくねに軟骨が入っていなかったのがやや残念に思うところ。味覚的には問題なく美味しいのですが、食感にあまりインパクトがありませんでした。まかない風というか、なかなかチープ感漂う一品ですが、ラーメンとのセットで530円だったらまずまずオススメできます。
  平日17:00頃の訪問で、先客6・後客8。結構入っていますね。椅子付きカウンターには、ビニール製のパーティッションというかカーテンのようなものが設置されています。かなり小さいし、風が吹けばなびいてしまうようなものなので、くしゃみをしてもなびいてしまうのではないかと。実効性は甚だ疑問です。なぜアクリル板等ではなくやわらかいビニールにしたのか、疑問です。たまたま店内にあったもので拵えた、ということでしょうか。

※移転していました(写真は右端が移転後)。現在地は、小田急エースの南館になります。京王モールの延長線上で、とても人通りの多い場所です。店舗名も「小田急エース南館店」と微妙に変わっていますが、これは別店舗ではなく移転として扱うことにします。価格は、一部メニューについて少々上がっています。たぬきそばは370円のままですが、醤油ラーメンは(410→)430円になっています。ミニカレーセットは、490円。ワンコイン範囲内に収まっています。ありがたい限りです(2022/3、確認)。

※2022/6、再食。その前に、値上げしていました。たぬきの値段を見忘れたのですが、醤油ラーメンは440円に、ミニカレーセットは540円になっています。
  今回いただいたのは、海老入り特大かき揚げ天540円。通常のかき揚げ(440円)の上位互換メニューといったところでしょうか。サイズは、確かにデカいです。丼の直径とほぼ同じくらいあって、提供時点では麺もつゆもほとんど見えない状態です。ただ、店頭のお品書きの写真に比べると、嵩がなくペタッとしている感じでした。揚げ置きで、比較的箸でほぐしやすいかき揚げで助かります。大きくて崩しにくいと、どうにも手に負えないので。味覚的には、アミ系の小エビがたくさん入っていて香ばしく、美味しいです。どことなく上野弘食系駅そばの桜海老天に通じる味わいでした。通常のかき揚げに比べて100円増しになるのがややネックではありますが、まぁ悪くはない設定だと思います。
  日曜16:00頃の訪問で、先客9・後客5。テーブルは家族連れで満席。椅子付きカウンターがほどよく埋まり、立ち食いカウンターはがら空き。日曜ならではの光景でしょうか。中途半端な時間帯のわりにはよく入っている印象でした。通りかかった「嵯峨谷」には行列ができていて、少し奥まった「新和そば」が空いているという状態でした。ちょっとこの近辺の勢力図が塗り替わりそうな予感がしてしまいます。


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「葵」  実食日:2005/11

  JR新南口を出て直進方向の階段を下り、甲州街道の側道に入って20秒右側。ウインズ新宿の並びにあり、店頭で競馬新聞を売っているところがそれらしい雰囲気。店内にも、中央競馬の日程表が貼り出してある。
  先に、神田駅の「都そば」について、「日本一かけそばが安い駅そば」と書いたが、ここも値段が売りの店。かけそばは200円で「そこそこ安い」という感じなのだが、天も月見もわかめも、すべて200円というのは驚きだ(たぬきなし)。天の値段で見れば、ここが日本一安い駅そばになるのではないだろうか。しかも、ちゃんと並量入っているし、味も悪くない。ウインズに行く人以外はあまり立ち入らないような場所なのにいつ行っても混んでいる、というのも納得だ。
  ちなみにこの店、昼間は駅そばだが、夜には立ち飲み屋になる。酒類もかなり安くなっているので、競馬で負けた日でも安心して入れそうだ(^^;

※閉店していました(2014/5、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2006/4

  最寄り出口は、京王新線(都営新宿線)の6番出口。出て、右へ1分。まだ新しい店舗で、遂に立ちそばの王者が王道・新宿へ進出してきたか、という印象だ(すでに新宿御苑前に店舗があるが)。新宿界隈の中では比較的人通りが少ないエリアで、あまりいい立地だとは思えないのだが、競合店のないエリアでもある。無数の立ちそばがある新宿にあって、ポッカリと穴が空いたような地区だったのだ。
  「小諸」といえば、青味(季節によって内容は異なる)が乗るのがポイントの一つなのだが、ここでは青味ではなくワカメだった。これは少し残念。それから、麺も多少茹で置き時間が長いのか、歯ごたえがもう一つだった。それでも、十分に「美味い」部類に入るのだが。「小諸」だからこそ、より高いレベルを望んでしまうわけで。ネギ&梅干しフリーは変わらず。そば湯ポット常設。たぬき290円。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2014/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です。この店舗では店頭のショーケースやメニュー表が可動式になっていて、営業時間外には店内にしまわれます。そのため、時間外にはメニュー・値段等の店頭確認ができません。「小諸そば」としては珍しいことです。なお、店舗名は「新宿南口店」です(2016/8、確認)。

※昼間の写真に貼り替えました。値段等、変わっていません(2016/9、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/10、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(2019/12、確認)。


※2023/3、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき410円です(値−1点)。350円から一気に410円まで上がったのではなく、間に370円か380円の時代があったと思われます。また、改装してムーディー小諸化されていました(写真は左:旧、右:現)。看板がない店舗なので、パッと見にはあまり大きくは変わっていないようにも思えますが。内装もリニューアルされています。改装前のレイアウトを記録に残していないのでどれほど変わっているかは厳密にわかりませんが、現在の客席は椅子付きカウンターのみで12席です。
  今回いただいたのは、季節限定メニューの春告魚天560円。要するにニシン天です。身欠きにしんをそのまま乗せる、いわゆる「にしんそば」ではありません。衣をつけて天ぷらにしてあります。その上から甘めのタレをかけ、仕上げにおろし生姜を乗せます。ニシンに特有の臭みを消すことにかなり重点をおいているように感じます。ニシンは、一夜干しを使っているのでしょうか。また、甘露煮にはしていないので、思っていたよりもやわらかいです。甘露煮にしていないぶん、少し臭みがあります。タレとおろし生姜は、なるほどと思えました。ただ、タレはつゆ本来の風味をだいぶ変えてしまうので、注意が必要です。また、小骨が少し気になりました。骨がやわらかくなる甘露煮にした方がよさそうに思えますが、対応が難しいでしょうか。値段も少々高い部類なので、1回食べればいいかなと感じる内容でした。
  平日16:45頃の訪問で、先客4・後客3。中途半端な時間帯にしてはよく入っている印象でした。各席に、可動式の個別パーティッションが設置されています。


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「信州そば本陣」  実食日:2012/12

  JR中央東口改札を出て直進30秒、左側。地下街内にある店。間口がかなり狭く、一見すると「なんだ、この小さな店は!」と思ってしまうのだが、実は奥に長く、椅子付きカウンターと立ち食いカウンター合わせて30人ほど収容可能。……が、実際には30席フル稼働するのはなかなか難しそうだ。このような「ウナギの寝床」タイプの店にはよくあることなのだが、ちょっと混んでくると「奥の方は空いているのに手前で食べている人が壁になって奥まで入れない」という事態に陥ってしまうため。ちょっと席数を増やしすぎている観がある。かといって、立ち食いカウンターを一列減らしたら、回転が追いつかなくなりそうにも思う。中途半端な時間の実食だったにもかかわらず、結構混んでいたので。悩ましいところだ。
  味覚的には、麺・つゆともに主張が強い。麺は食べ応えのある太麺。やや偏平形をしている。つゆは、甘さ・辛さとも強め。麺を食べているときにはあまり感じないのだが、ゴクッと飲むと強く主張してくる。たぬき390円(ワカメ入り)。変わりメニューに、雪見そば400円がある(詳細不明)。オーソドックスなメニューはほとんど網羅されており、選択肢がたいへん多い。券売機前で悩んでしまう人も多いのではないだろうか。細かい点に言及すると、冷水ポットが客席の随所に置かれているのが◎。先に述べたように店内移動が大変な店なので、受渡口付近の冷水機だけだと勝手が悪いのだ。


※2014/8、再食。値上げして、たぬき410円になっています。現在の基準では対象外となる価格ですが、目下基準の見直しを検討していることもあり、対象に残すことにします。カニカマ天(450円)を試しました。天ぷらにすることで生臭さが和らぎ、違和感なく喉を通ります。また、コーン天(450円)という変わりダネもありました。次回にでも試してみたいと思います。

※2018/11、再食。本陣ラーメン480円をいただきました。カツオ出汁が最前面に香る、和風醤油ラーメンです。そば用の出汁を活用しているのでしょう。これはこれで美味しいです。麺は黄色い中太麺で、少し透明がかったような独特なものです。グニャッとした歯ごたえ。トッピングは、チャーシュー、煮玉子(半分)、メンマ、焼き海苔、ナルト。チャーシューは厚切りでなかなか食べごたえがありました。値段的にやや高いかなという気はしますが、この店はそばもやや高めなので、こちらを選択する手もあるかなと思います。コーン天とカニカマ天は終了し、代わって酸辣湯そば600円や白ごま坦々そば620円などが登場しています。面白そうだけど、ちょっと高いかな。
  平日16:00頃の不問で、先客5・後客2。観光客と思しき欧米系外国人の姿もありました。椅子のある店では、最近顕著に増えていますね。立ち食いのみの店には寄りつかないようですが。なお、外観的には暖簾をはじめ細かいところがいろいろ変わっていました(写真は左:旧、右:現)。


※2020/6、再食。まず、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき420円です。本陣ラーメンは480円で据え置かれています。酸辣湯そばは終了。代わって、むさしのうどん550円、辛味肉肉MAX760円などが登場しています。
  今回は、肉MAXではない辛味肉560円(これは以前からあったメニュー)を食べてみました。トッピングは、シンプルに豚バラ+ラー油です。脂身の多いバラ肉とラー油の相性は抜群で、とても美味しいです。肉のボリューム感も、申し分なし。ただ、冷凍肉を茹でるときに若干手を抜いたでしょうか、数枚重なってくっついたようなものが散見されました。こういうところで印象を落としてしまうのは、もったいないと思います。これが、もっと肉量が多い「肉MAX」だったら、ほとんど塊になってしまうのではないか、とさえ思えてしまいます。ちょっと、肉MAXに手を出すのはやめておこうかなと考えてしまいました。
  日曜19:45頃の訪問で、先客3・後客0。この店にしては、空いていました。新型コロナ対策のパーティッションは設置されていませんでしたが、箸や調味料等を各席に置かずに受渡口近くで一元管理していたり(爪楊枝だけ、個包装のものが各席に置いてある)、逆に各席には手指用の消毒液を置いていたり、それなりに配慮はうかがえます。早く客足が戻ってくれるといいのですが。


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「そば処新宿」  実食日:2013/1

  JR南口改札内コンコース、14つ上に記載している「味彩」の跡地。内・外装ともに大きく変わっていて、「味彩」時代に2か所に分かれていた厨房が一つにまとめられている。テーブル席・椅子付きカウンター・立ち食いカウンターと揃っていて、35人ほど収容できそうだ。全体的に綺麗になったのはいいのだが、受渡口付近が妙に狭くなっているのがちょっと気になった。この配置で、混雑時に混乱なく客を捌けるのだろうか。実食は元旦で、比較的空いていたので、特に混乱している様子はなかったが。受渡口と返却口を逆に配置した方がいいような気がする。
  この店はNRE店だが、微妙に特徴がある。麺・つゆはNREスタンダード(茹で麺)で特記するべきことはないのだが、たぬきが従来店舗とは異なっている。既製品の揚げ玉ではなく、粒の細かい天かすを使用している。これは、天ぷらを店内で揚げているということだろうか。そういえば、看板には「自家製かき揚げ」の表記がある。次回以降に、試してみたい。値段も従来店舗とは微妙に異なっていて、たぬきは330円。NRE店も、このように何か一つだけでもいいから店舗のオリジナリティが見えれば、巡る価値が高まってくる。その意味でも、この店舗は良いモデルケースだと思う。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき340円です。NRE標準価格になっているので、再食する必要がありそうです。他メニューも多くがNRE標準価格ですが、かき揚げは少々割高設定(390円。NRE標準だと370円)になっています。かき揚げ自家製マージンでしょうか。レギュラーの変わりメニューに、わさび菜紅生姜天400円、7種野菜天480円があります。初食記事に書いていませんでしたが、従来の変わりメニュー・モロヘイヤ天は終了しています(2014/12、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。かき揚げも400円になっています。現在のNRE標準だと天は380円なので、やはりかき揚げだけがNRE標準ではない価格設定になっています。なかなか実食機会がありません(いつも混雑ぶりを見て気が萎えてしまうので)が、いずれ食べないといけないでしょうね(2015/12、確認)。

※閉店(「そばいち」化)していました(2016/10、確認)。

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「浪花麺乃庄 つるまる饂飩」  実食日:2014/5

  京王新線(都営地下鉄新宿線)の6番出口を出て左、最初の路地を左折して30秒、左側角地。大阪に本拠を置き、近年東京にも少しずつ店舗を増やしてきているチェーン店。讃岐うどんスタイル(麺類注文→お好みでトッピングを皿に取り、レジで精算)を採用している。客席は、椅子付きカウンター8席と、立ち食いカウンターが20人分くらい。立ち食いがメインの店だ。
  大阪うどんがメインであるだけに、つゆは関西風仕立て。ただ、大阪の店舗で食べた時よりも味が薄かったように感じた。麺は、冷凍だろうか。弾力があり、香りはほとんどないタイプ。かけ220円、具一品系は280円〜。基本的に関西の店舗と同価格の設定だ。お得な設定の朝定(かけ+ミニ鶏めしで330円)があるのも、関西の店舗と同様。関西ではお馴染みのきざみそば(280円)もあり、試してみた。きざみ(油揚げを短冊状に刻んだもの)も、大阪の店舗と東京の店舗では違うものを使っている様子。この店では、厚みがあってふわふわと柔らかいものを使っていた。そして、量が少なめ。大阪では、芯がしっかりした刻み揚げを、麺が見えなくなるほどたっぷり乗せるイメージがあるのだが。セルフトッピングの各種天ぷらの中では、紅しょうが天(120円)が目を惹く。東京で紅しょうが天というと、千切りの紅しょうがをかき揚げ状にしたものが多いのだが、この店では板状のものを串に刺して揚げている。当然ながら香りが強いし、かなり酸っぱい。着色料もふんだんに使われている(笑)ようで、つゆに浸すと、つゆが真っ赤に染まる。面白いことは面白いし、味覚的にも悪くはないのだが、毎日食べたいかというと、ちょっと。天かすフリー。唐辛子は七味・一味両方あり。


※値上げしていました。現在、かけ230円、具一品系は290円〜です。きざみも、290円。とろろ昆布のトッピングを「こぶ」と表記しているあたり、大阪色を強く感じます(2016/1、確認)。

※かけ230円、具一品系290円〜で、消費10%増税に伴う見かけ上の値上げはありません。ただし、表示されているのは税抜き価格なので、実際に支払う金額は増税ぶんだけ上がっています。ご注意ください(値−1点。2019/12、確認)。

※閉店していました。跡地は、高級感漂う海苔弁専門店「いちのや」です(2023/3、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2014/6

  西口、新宿ワシントンホテルの地下1階。イメージ的には都庁前駅が最寄りになりそうな場所なのだが、都営新宿線(京王新線)の新宿駅が甲州街道下を西側に大きく張り出していてるため、こちらが最寄りになる。そして、都営新宿線の新宿駅からワシントンホテルまで地下通路が直結している。間口が広い店なので、ホテル内に入ってしまえばすぐに見つかる。客席は椅子付きカウンターばかりで、席数は21。外観から受ける印象ほどには、席数は多くない。
  この店は、私がこれまでに訪れた「ゆで太郎」の中では、最高印象の店舗だった。麺は茹でたてで、角がしっかり立っている。「ゆで太郎」の麺は食感は良いがあまり香らないというイメージが強かったのだが、この店では香りもしっかりしていた。茹でたてと茹で置きでこんなにも違うものなのかと、びっくりする。つゆはゆで太郎スタンダード。そして、最大の驚きは、たぬきに揚げ玉ではなく天かすが使われていたということ。「ゆで太郎」の麺&つゆには、天かすの方が断然よく合う。ぜひ、他の店舗でも天かすを使ってほしいと思う。たぬきというメニューはなく、かけ290円に天かすが入る。朝(7〜11時)には、天かすフリーのサービスがある。また、他店舗ではフリーで置いてあるタカノツメがこの店舗にはなく、代わりにゆず粉が置いてあった。他メニューは、他店舗と同じだろうか。サラダそば(450円)や薬味そば(430円)など、他店舗では見た記憶がないメニューもあったが、これは季節的なものだろう。朝限定のお得な朝そば(300円)&朝セット(350円)も健在。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、かけ320円に揚げ玉入りです。サラダそばは終了しましたが、薬味そばは460円で健在。こちらはレギュラーメニューなのかもしれません。朝そばは330円に、朝食セットは360円になっています(2015/11、確認)。

※閉店していました。跡地は、「太陽のトマト麺」です。ちょっと立ちそば向きの立地ではなかったかもしれませんね。なお、今さらですが、店舗名は「新宿ワシントンホテル店」でした(2019/12、確認)。

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「富士そば」  実食日:2014/11

  京王新線(都営新宿線)の7番出口を出て直進、すぐの路地を右に入ってすぐ右側。新宿西口繁華街の南西端にある。店舗名は「新宿都庁店」だが、都庁からはちょっと離れている。椅子付きカウンターばかりで、席数は22。券売機の真裏にまで席があり、1つでも多く席を置こうという意図がうかがえる。券売機を外に出すというのはダメなのかな。
  麺は生で、平麺タイプ。3日前に実食した綱島店とは異なる麺だ。不味いわけではないが、綱島店に比べると食感がだいぶ落ちる。つゆはやや薄め。これまた、綱島店と比べると物足りない。たぬき380円(ワカメ入り)という値段は、綱島店よりも高い。いちいち綱島店と比べるのもナンセンスだが、改善できる点はあると思う。7〜10時限定で、朝そば310円の設定あり。夕そばの設定はない。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です(2016/5、確認)。

※改装していました(写真は左:旧、右:現)。暖簾も、富士山ロゴのデザインになっています。値段等、変わっていません(2018/5、確認)。

※値段等、特段変わっていませんが、ソーセージ天410円が登場していました。魚肉ソーセージの天ぷらです(2018/10、確認)。

※2019/8、再食。一部店舗で扱っている辛たぬき肉つけそば430円が出ていたので、食べてみました。冷そばに温つけ汁の取り合わせです。つけ汁の方に、デフォルトで豚ロース肉・揚げ玉・ネギが入っています。辛みは、タカノツメが入った辛みダレ(ピリ辛鶏ねぎと同じタレか)で演出。「赤いたぬき」のようなチャレンジングな辛さではなく、常識の範囲内。助かります。そして、美味しいです。バラ肉ではなくロース肉を使っているので、ガッツリ感がありながらあまり重たくなく、さっぱりペロリと食べられます。唯一残念なのは、冷そばをつけながら食べ進めていくうちに、温かったつゆがどんどん冷めていくことでしょうか。最後まで温かいつゆで食べられるような工夫があれば、最高だと思います。つけそば系メニューの最大の弱点でしょう。
  平日(お盆期間中)16:30頃の訪問で、先客2・後客5。うち2人が、女性ひとり客。お盆のアイドルタイムにしては、まずまず入っている方ではないでしょうか。なお、現写真を昼間のものに貼り替えました。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、辛たぬき肉(つけそばではなく温そばに変わっている。季節的な変化かも)450円です(2020/3、確認)。

※変わりメニューがだいぶ入れ替わっていました。辛たぬき肉は、再びつけそば仕様(450円)に変わっています。夏・冬で入れ替えているもよう。ほかに、きつねおろしつけ440円、インゲン人参天460円が登場しています。この店舗は、オリジナルメニュー導入にかなり積極的。定期的に覗いてみたくなります(2020/7、確認)。

※2021/1、再食。先日鶯谷店で食べた紅いか天をさらに進化させたメニューの紅白いか天480円が出ていたので、衝動的に食べました。紅いか天と普通のいか天をダブルでトッピングした一杯です。紅いか天の仕様は、鶯谷店と同じ。イカを筏に見立てて、その上に紅生姜とタマネギを乗せて揚げています。紅生姜が強すぎないので、ちゃんとイカの風味も感じられて、美味しいです。見た目にも、めでたい感じがして面白いです。正月の実食(訪問は6日)にピッタリなイメージでした。一瞬、正月限定メニューなのかと思いましたが、そうではなく冬メニューとして通期販売しているようです。
  平日16:30頃の訪問で、先客3・後客5。すぐ近くに「よもだそば」がオープンして客が流れているかと思いきや、結構こちらも根強い人気がある様子。各席に、新型コロナ対策のパーティッションがあります。「富士そば」では可動式のパーティッションを設置するケースが目立ちますが、この店舗は固定式でした。

※値上げしていました。現在、たぬき440円、辛たぬき肉つけ480円です。紅白いか天は終了しています(2022/4、確認)。

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「永坂更科 布屋太兵衛」  実食日:2015/2

  西口地下、メトロ食堂街のB1F。地下通路から行くと、メトロ食堂街の階段を上がる形になる。創業約200年という、たいへんな老舗。縁起についてもいろいろ書きたいが、記事が長くなりすぎるので割愛。座そばコーナーと立ち食いコーナーが併設されている店で、立ち食いコーナーは通路に露出した造り。これまで、この店は「値段が高い」ことを理由に保留扱いにしていたのだが、各種会合の類に出席した際にたびたび会話の俎上にのぼり、毎回「食べたことがない」と答えるのが癪になってきたので、「研究上必要」ということで対象に含めることにする。実食は14:00頃だったが、入れ代わり立ち代わりで客が途絶えず、常時満席に近い状態。露出店にしては、ひとりで食べに来る女性客も多い。座コーナーよりも立ち食いコーナーの方が圧倒的に賑わっている。
  値段を先に書いておこう。かけというメニューはなく、「大ざる」を除いて全品700円均一。たいへんな高値なのだが、座コーナーで食べると軒並み1000円オーバー(メニューも異なる)なので、この値段でも立ち食いする価値を見出すことはできる。ちなみに「大ざる」は680円。価格設定が、どうにも引っかかる。「大ざる」は「ざるの大盛り」のことだと思う(写真でもそう見える)のだが、「麺大盛り」が210円なので、差し引くと「ざる」は470円という計算になる(「ざる」というメニューはない)。これに対して、「ざる(生卵付)」が700円。生卵の単品価格が60円なので、差し引くと「ざる」は640円の計算。この差はどういうことなのか。さらに、かけ系の価格設定もちょっと妙。月見も肉天も700円で同額なのだが、単品トッピング価格は生玉子60円に対して肉天310円とべらぼうな差がある。どこまでも不思議な価格設定だ。「月見」や「ざる(生卵付)」の設定をやめて、生玉子は単品トッピングのみの扱いにした方が、公平な印象になるのではないだろうか。
  さて、たぬきというメニューがないので、肉天そばを実食。注文後茹でのため、3分ほど待ち時間発生。座コーナーと同じ麺を使うようだ。700円払うのだから求めるレベルもかなり高いのだが、いやはや参りました、立って食べるのが失礼とさえ思えるレベルだった。麺は、コシの弱い素朴な食感で、適度なザラザラ感が心地よい。つなぎを多用していないのが明らかだ。それでいて、細麺でありながら箸で持ち上げても切れず、噛むとほとんど抵抗なく切れるというギリギリのバランス感。絶妙なつながり具合なのだ。そして、上品な甘みがある。つゆは、甘みが前面にあるのだが、これがまたこなれていて上品な甘さで、全体のバランスをしっかりと調えている。ひとつの方向に突出しない味覚なので、とにかく品がよいのだ。肉天は、揚げ置きでサクサク感はなかったが、味覚的にはたいへん好印象。ショーケースに並んでいるものを見た段階では、「野菜かき揚げにクズ肉がちょっと入っているだけかな」と思ったのだが、肉(豚肉)はサイコロ状にカットされたもので、食感がよいし、旨味も濃い。硬質な歯ごたえが印象的で、どことなく鴨そばを食べているような気分になる。また、肉天には長ネギも入っているので、全体的に「鴨南そば」のような味わいになる。この味覚が麺・つゆにたいへんよくマッチしていた。というか、メニューに「鴨南そば」があれば最強なのではないか、と思った。そば湯ポットあり。


※値上げしていました。現在、ざる710円、大ざる760円、きつね・月見・わかめ・山芋みぞれ780円、肉天・イカ天・春菊天800円です。全体的にかなり高い印象がある中、この構成だと山芋みぞれにお得感があるでしょうか(2019/4、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、ざる720円、大ざる780円、きつね・月見・わかめ・山芋みぞれ800円、肉天・イカ天・野菜かき揚げ天820円です。春菊天が終了して、野菜かき揚げ天に変わっています(2020/2、確認)。

※2021/8、再食。メトロ食堂街の再開発に伴い周辺のテナントが続々撤退しているなか、この店はまだ元気に営業しています(ほかに、スエヒロもまだ営業していた)。いつまで持ち堪えられるか分からない状態ですが、少しでも長く頑張ってほしいところです。そして、このタイミングで、少々値上げしていました。現在、ざる760円、大ざる820円、きつね・月見・わかめ・山芋みぞれ840円、肉天・イカ天・野菜かき揚げ天860円になっています。今回は、肉天もり860円を実食。初食時にいただいた肉天のもりバージョンです。更科といいつつ一番粉ではなさそうな淡いグレーの細麺は、ホクッとしたそばらしい食感。つゆがかなり塩辛いので、ドボッと浸すとそばの香りがあまり分からなくなります。“下半分”がよさそう。肉天は、もりそばの上に直置き。嵩のある揚げ置き天なので少し固くなっており、もりスタイルだと箸で崩すのにやや難儀します。また、麺が天かすまみれになります。このメニューは、かけスタイルで食べた方がいいかなと感じました。
  平日15:45頃の訪問で、先客1・後客1。手狭な立ち食いカウンターに、個別パーティッションが設置されています。アルコール消毒液も置いてありました。

※メトロ食堂街閉鎖に伴い、閉店していました。たいへん残念です(2022/6、確認)。

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「つのはず」  実食日:2015/2

  西口地下通路(小田急エース)の8番出口を出て直進、すぐの路地(ヨドバシカメラ北館の角)を右に入って1分半、信号のひとつ手前の路地を左折して1分、左側。西口繁華街の中では比較的目立たないというか、人通りもそれほど多くない場所にある。だから、オープンから2年以上経っているにもかかわらず、これまで存在に気づかなかった。「つのはず(角筈)」というのは、この辺りの旧地名。区画整理によって消滅したが、車やバイクをよく転がす人であれば、甲州街道の「角筈歩道橋」にその名が残っているのをご存じだろう。現時点で55歳以上の人たちには親しみが湧きそうな店名だが、個人的には「よどばし(淀橋)」と名付けた方がより多くの世代に親しまれそうな気はする(この辺りは旧淀橋区だし、有名な家電量販店もあるので)。テーブル席が2人×2、椅子付きカウンターが16席。
  麺は、太めの茹で麺。太茹で麺は個人的に好みなのだが、欲を言えばもう少しつゆによく馴染むものの方が好き。つゆは、やや辛め。甘みが目立たないキレ系だ。たぬきはサクサク食感の天かす。見た目には油が重そうな色合いなのだが、食べてみるとそうでもなかった。たぬき360円(ワカメ入り)。変わりメニューというか、ちくわ天480円に「アスパラ入り」と付記されている。また、深大寺のざる450円、狭山の茶そば450円には生麺を使用。深大寺の2色そば980円という生麺メニューもある(が、いくらなんでも高すぎる)。酒類もあり、ビール360円は、スーパードライor深大寺ビールの選択。この選択肢でスーパードライを選ぶ人がいるかどうかはさておき、手ごろな価格で地ビールを楽しめるのが嬉しい。
  店内は照明を少し落としたムーディな雰囲気で、椅子付きカウンターも対面の人と目が合わないように調味料棚を高くするなど工夫が見られる。エコ箸も、イミテーションではない本物の竹筒に入っている。これだけ繊細な意匠であるのに、出てくるそばはどちらかというと古典的というか、「粗」なもの。いまいち方向性がよく分からない店だ。上品な生麺のイメージが湧く内・外観なのだが。また、調味料棚の背が高いこともあって、商品は棚の下部に開けられた穴から出てくる。若干、囚人食を連想させる。下げ膳は背後から行っているので、配膳も背後からでいいのではないか。穴から出すのなら、下げ膳も穴からの方がよいと思う。さらに、箸立ての竹筒も背が高いため、人によっては立ち上がらないと箸が取れないのではないか。店員さんが元気よく動き回り、声を出しているのも、それ自体は悪いことではないと思うがムーディな雰囲気にはマッチしていない。私が経営者だったら改善したいなと思う部分が、細かいところでたくさんあった。


※看板が変わり、微妙に店名も変わっていました(「つのはず深大寺そば」→「つのはず」)。メニューからも、「深大寺」と名の付くものはすべて消えています。何かトラブルがあったのだろうかと勘繰りたくなります。「狭山の茶そば」や「クリーミーカレーつけ麺」も消滅し、麺類メニューはオーソドックスなものばかりになりました。残存メニューは基本的に同じ値段ですが、たとえば「ミニ豚すき丼セット」が紀州三元豚使用・680円→国産豚使用・600円に変わったように、細かい変化はちょこちょこ見られます。また、麺単メニューがだいぶ減って券売機のボタンが余ったぶん、酒類のメニューが増えました。「夜は一杯飲み屋」の色合いが強くなっているようです(付−1点。2016/9、確認)。

※閉店(「箱根そば」化)していました。短命でしたか(2017/1、確認)。

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「さ竹」  実食日:2015/4

  かなり興味深い店が、今年3月末にオープンした。場所は、南口を出て右へ3分、甲州街道沿い(北側)。かつて「江戸そば」があった場所に近い。間口が狭いのでなかなか目立たないが、奥に長く、椅子付きカウンターが20席以上ある。
  ある程度立ち食いそばを食べ歩いている人であれば、入店前の時点でまず「ん? ここは嵯峨谷?」と思うだろう。「石臼挽き十割蕎麦&冷麦」を売りにしている点、店頭で電動石臼を見せている点、サンプルケースの感じまで、嵯峨谷にそっくり。調べてみると運営業者は別なのだが、「類似感」は店内に入ってからも続く。和風で落ち着いた感じの店内意匠、受渡しのシステム、黒っぽいすり鉢状の丼、平打ち麺、木製のエコ箸、ワカメフリー、甘辛めながら嫌味のないつゆ。ほぼ「完コピ」に近い状態だ。異なるのは、ネギの輪を切ってあることと、ナルトの細切りではなくカマボコの細切りをサービストッピングしていることか。また、メニューもちょっと変えてある。「嵯峨谷」名物の鯵ご飯はなく、代わりにまぐろごはんがある。……これもかなり意識があるように感じるが。また、そばの値段は嵯峨谷よりも少々高めの設定になっている(たぬきなし、かけ330円)のだが、プレミアムモルツ150円の設定は見事に嵯峨谷と同じ。
  つゆが雑味を含んだ甘辛系なので、そばを口に運んだ瞬間にはあまり蕎麦の香りがしないのだが、咀嚼に入るととても心地よく香りだす。この店では、ぜひ普段よりも少し多めに咀嚼することをオススメしたい。十割にしてはしっかりとつながっていて歯ごたえもよく、味覚的には申し分ない。また、フリーのワカメは、調子に乗って入れすぎるとつゆがぬるくなるので、少量にとどめるのが吉だ。


※値上げしていました。現在、かけ350円(冷麦320円)です。たぬき登場、400円。生ビールも180円になっています(2018/11、確認)。

※閉店していました。跡地は、タピオカドリンク店です。西川口「天亀そば」などと同じパターンですね。世相を反映していると言えそうです(2020/3、確認)。

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「そばいち」  実食日:2016/10

  JR改札内南側コンコース、上記「そば処新宿」の跡地。NRE系列→NRE本体という変化(組織としては数年前にNRE化済み)なので、新店というよりは編入・統合の色合いが強い。今月6日にオープンしたばかりの新店。オープンから約2週間後、しかも13時頃の訪問ということで、とても混雑が激しかった。店の外にある2台の券売機と、店内に入ってすぐのところにある受渡口にそれぞれ大行列。計3列の行列ができていて、そばにありつくまでにだいぶ時間がかかった。山手線・総武線の階段の上がり框にあって店先の通行人がとても多い場所なので、これだけ行列ができると周辺の動線が乱れて混乱をきたすのではないかと心配されるところだ。店内はというと、入口と出口が別々になっていることもあって、待ち時間は長かったもののさほど混乱している様子はなかった。オープンするにあたって、混雑することはあらかじめ計算に入っていたことがうかがえる。客席は、椅子付きカウンターと立ち食いカウンター。混雑激しすぎて、席数数えられず。
  麺は茹で置きというか、常時茹でというか。客数が多いこともあって、茹でたてに近い麺がパッと出てくるのはありがたかった。生麺駅そばでは混雑時には茹で加減がアンダーになりがちなのだが、特に粘着することもなく、凛として美味しかった。「そばいち」の麺って、こんなに美味しかったっけ? と首をかしげたほど。是非、全店舗で毎回、この感じで出してほしい。隣に陣取っていたおばあちゃん2人組も、「あらぁ、シコシコで美味しいわよ」と感激していた。女性高齢者に喜ばれるようなら、前途は有望だ。つゆは、「いろり庵きらく」のようなモヤッとした感じではなく、少し辛めで、深みはあまりないもののハッキリした味。とりわけ「美味い!」というほどではないけれど、悪くもない。たぬきは、さほど風味のない天かす。油切れはよく、まずまずな印象。総じて、これくらいの出来を確保してくれれば、紋入りカマボコが乗るたぬきそばに380円を払っても惜しくないと思える内容だった。狭山のさといもコロッケそば450円が健在。今回の出来で出てくるということを前提にすれば、もり300円がオススメか。また、朝10時まで限定の朝定390円もよさげだが、どうも写真を見た限りそばがミニサイズになってしまうようだ(半そば+ご飯+納豆+生卵という内容)。「いろり庵きらく」の朝定の破壊力には及ばないか。そば湯ポット受渡口脇にあり。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき410円、もり350円、狭山のさといもコロッケ490円、朝定400円です。メニューによっては結構値上げ幅が大きく、メニュー間のコスパにかなりの格差が生じた印象を受けます(2019/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき420円、もり360円、狭山のさといもコロッケ500円、朝定410円です(2019/11、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき510円、もり460円、狭山のさといもコロッケ600円、朝定460円です。値上げ幅が大きいですが、一気に上がったのではなくこの間にいくつかの段階を踏んでいると思われます(2023/7、確認)。

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「箱根そば」  実食日:2017/1

  西口地下通路(小田急エース)の8番出口を出て直進、すぐの路地(ヨドバシカメラ北館の角)を右に入って1分半、信号のひとつ手前の路地を左折して1分、左側。上記「つのはず」の跡地に入った。店舗名は「新宿西口店」。内装はきれいにリニューアルされている。「つのはず」時代にあったテーブル席は廃され、椅子付きカウンター13席+立ち食いカウンター12人分くらいという席配置に。あまり人通りの多くない路地で、だから「つのはず」も続かなかったのだろうと思うが、ブランド力がある「箱根」のチャレンジはどうだろうか。訪問は11:45で、先客4・後客5。1月3日というちょっと特殊な日に訪問しているのであまり参考にならないかもしれないが、客の入りはまずまずという印象だ。
  味覚的には、小田急沿線の「箱根そば」と変わらない。茹で置きの生麺に、くぐもったような甘みのあるつゆ。麺が少し細くなったようにも感じたけれど、「箱根」で食べるのは久しぶりだし、気のせいかもしれない。たぬき350円(ワカメ入り)。たぬきは粒が細かくゾル化する天かす。ちょっと量が多く、つゆを吸ってしまう。麺を食べ終える頃には、つゆがほとんどなくなっていた。半分でいい。グランドメニューは箱根スタンダードで、特記事項なし。ただ、朝メニューとは別にランチ(11〜15時)限定のメニューがいくつかあったのが少し気になった。これ、小田急沿線店舗にもあっただろうか? 設定は3種類で、一膳ごはんセット(かき揚げそば+一膳鮭ごはん)480円、いなりセット(かき揚げそば+いなり2個)500円、ざるW盛り(麺2倍)450円。お得感という点では、「ざるW盛り」がいいかなぁ。前者2つは、グランドメニューのミニカレーセット530円やミニかき揚げ丼セット550円に対してあまり付加価値を感じない。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。ミニカレーセットも550円に上がっているので、麺単に限らず全面的に上げたようです(値−1点。2018/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき380円、ミニカレーセット570円です(2020/3、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき390円、カレーセット590円です(2022/4、確認)。

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「よもだそば」  実食日:2021/1

  西口地下通路(小田急エース)の8番出口を出て直進、すぐの路地(ヨドバシカメラ北館の角)を右に入って1分半、信号のひとつ手前の路地を左折して1分半、左側。上記「箱根そば」の並びにある。あるいは、地下鉄新宿線(京王新線)の7番出口の方が近いかも。7番出口から行く場合には、出て直進、すぐの路地を右に入り、上記「富士そば(新宿都庁店)」前を通過して最初の路地を左折して20秒、右側になる。すぐ近くに「箱根そば」と「富士そば」があり、かなり競合しそうな立地だ。昨年12月にオープンしたばかりの新店なのだが、大規模チェーン店に挟まれるような立地で、大丈夫だろうか。ちょっと胸騒ぎを覚える。店内は比較的手狭で、客席は椅子付きカウンター8席と、立ち食いカウンター10人ぶんくらい。間口が狭くて奥に長い造りになっている。
  麺は、生麺の茹で置きで対応していた。日本橋や銀座と変わらぬ黒々とした麺で、香りもまずまずあって美味しい。ただ、日本橋で初めて食べたときほどの感動は覚えなかった。その要因としては、日本橋や銀座で何度か食べてこの味に慣れてしまっているということと、当時に比べて生麺を使う店が珍しくなくなってきていることが挙げられるだろうか。つゆは、丼が黒いので色味が分かりにくいのだが、やや西寄りのテイストといっていいのだろうか、カツオでも昆布でもなさそうな丸みを内包していた。カツオも使っているとは思うが、あまり前面に出てきていない感じ。たぬきは、揚げ置きの天かす。特段印象的なものではないけれど、各種天が店揚げだということはわかる仕様だ。たぬき320円。当サイトでは平均的な3点が付く価格帯だが、ここ10年ほどの間に他店が頻繁に値上げを繰り返した結果、現在では平均よりもだいぶ安い部類になっている。スタンダードな具一品系はだいたい400円前後で食べられ、ちょっと変わったものもたいていワンコイン範囲内。「よもだそば」を象徴するインドカレーや、冬季限定のすんきそばも健在だ。これまでは日本橋や銀座といった山手線の東側にしか店舗がなく、西側で暮らす私にとってはなかなか日常的に食べに行く感覚ではなかったのだが、新宿に店舗ができたことで訪問頻度が高まるのは間違いない。そのような期待感があるだけに、両脇にチェーン店があることが気になる。うまく共存してくれるといいのだが。そば湯ポット受渡口近くにあり。箸はエコ箸。
  平日16:15頃の訪問で、先客3・後客0。日本橋や銀座の人気ぶりを知っている身としては、空いている印象が否めなかった。う〜む。各席に、新型コロナ対策の簡易的なパーティッションあり。ただし、可動式で、特に立ち食いカウンターはひとりぶんのスペースがかなり狭くなっているので、頻繁に動かされてしまい、あまり実効性は高くなさそうだ。


※2022/4、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき360円です(値−2点)。今回いただいたのは、春菊天420円。姿揚げの揚げ置きで、つゆに浸すとすぐにグズグズになるタイプでした。サイズ感に鑑みても、あまりオススメな感じではありません。揚げ置くのなら、姿揚げにこだわる必要はないのかなという気がします。同じ値段で食べられるかき揚げやニラ天あたりの方が、満足度高そうです。
  土曜15:30頃の訪問で、先客5・後客3。まぁまぁの入りでしょうか。この他に、親子連れがやって来たのですが、並んで座ることができない状態だったので食べずに出て行ってしまいました。並んで座って食べたいのなら、店のチョイスをもうちょっと考えた方がいいような気がしますね。


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「さがたに」  実食日:2022/3

  JR西口側改札外の京王モール内に、2021年12月にオープン。これと前後して歌舞伎町の店舗が閉店しているので、実質的には移転なのかもしれないが、店舗名が異なる(現在の店舗名は「新宿京王モール店」)うえ最寄駅も異なるので、別店として扱う。タッチパネル式の券売機で、購入すると自動的にオーダーが通るタイプ。客席は、椅子付きカウンターのみで20くらい。間口が狭くて奥に長いタイプの物件なので、外観の印象よりは席数が多い。店名は、「さがたに」表記と「嵯峨谷」表記が混在しているが、一番目立つのが間口上部の看板に記載のひらがな表記なので、当サイトではこれを店名として採用する。ひらがなで表記しているのは、漢字だと「さがや」と読んでしまう人が結構多いためだろうか。
  麺は、押出の十割。デフォルトは太麺で、券売機上での操作により細麺に変更可能。実食は太麺。香りはまずまずあるのだけれど、麺を食べるよりそば湯(客席にポットあり)を飲んだ方がよく香る。かつて同チェーンの名物となっていた冷麦の扱いはない。うどんもなく、完全にそばのみ。つゆは、従前(他店舗)よりもだいぶ濃くなったような気がする。甘さ・塩気とも強く、食後に舌が少し痒くなるほどのレベルだった。ちょっとやり過ぎかな。たぬきなし、かけ380円。従前よりもだいぶ上がっている。メニューは、従前と比べて少々絞られているだろうか(一覧表がなく、券売機上ではジャンルごとにページが分かれているので、全体の把握がしづらい)。実食した天は、530円。天は揚げたてのかき揚げで、タマネギ、ニンジン、サツマイモ、絹さやで構成。サツマイモを入れて少し甘みを強調させているのは従前と同じだが、確か絹さやは入っていなかったように思う。少しモデルチェンジしているようだ。モデルチェンジといえば、丼もガラリと変わった。従前の黒っぽいすり鉢状の丼ではなく、白い丼に変わった。店内意匠に合わせて黒い丼を使っている印象だったから、これは結構大きく方向を転換したように感じた。フリーのワカメは見当たらず、棚の上には七味のほかに生七味(すりだねのようなもの)とゴマ油、激辛四川ラー油。細かく見ていくと、いろいろと変わった部分がある。ただ、彩りに刻みナルトを乗せる点は変わっていない。ちなみに、私は生七味を加えてみたのだが、味覚的な影響力がかなり強いので要注意。ノーマル七味の感覚で入れると、そばの香りも出汁の香りもかき消されてしまう。箸はエコ箸。
  平日17:45頃の訪問で、先客7・後客8と好況。すぐ近くに「梅もと」が越してきていて、また上記「新和そば」からも近く、3店が競合トライアングルになりそうな立地だが、順調なスタートを切っているようだ。ただし、フロアがウナギの寝床形なだけに、混雑が激しいと出入口付近の通路が若干窮屈になる。個人的には、昼時などは外してアイドルタイムに行きたくなる店だ。なお、全席にコロナ対策の個別パーティッションが設置されている。


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★新大久保駅(JR山手線)
「満大」  実食日:2005/3

  駅を出て、目の前の大久保通りを渡って右へ3分。水道橋にも同名店がある(現存するかは不明)。よく、「満天」と読み違える人がいるが、正しくは「満大」である。
  ここの特徴は、柔らかく、あまり味のしない麺。つゆ乗りが悪いのかな。つゆは、割と味は薄めだが、出汁はちゃんと香っている。やはり、麺が印象を落としている感じだ。ただ、ちゃんと利点もある。たぬき310円(ワカメ入り)という値段は水準級だが、「おかかめしセット」(おかかご飯+かけそば)で290円というのはかなりお得。


※2012/1、再食。つゆがだいぶ濃くなったような気がします。濃い中にも鰹出汁がしっかり利いていて、悪くないです。各種天は、自家製店揚げ。かき揚げはちょっと硬かったですが、つゆに浸しておくと食べ進めるうちにちょうどよくなります。値段は変わっていませんが、「おかかめしセット」はなくなってしまった様子。それでも、ミニカレーセットとミニ天丼セットは両方500円以内なので、やはりセットものにお得感があります(味+1点)。

※日除けが新調されているように見えます(照明の具合でそう見えるだけという可能性もありますが、10年前の初食時の記憶があやふやです)。暖簾も変わっているので、写真を貼ります(左:旧、右:現)。暖簾はちょこちょこと変わっているようです。値上げして、現在はたぬき320円になっています。カレーライス310円という設定がとてもお得に感じます(2015/2、確認)。

※閉店していました。跡地は、韓流DVDショップになっています。新大久保ならではの変化ですね(2016/2、確認)。

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★高田馬場駅(JR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線)

「白鳥」  実食日:1998/?

  JR早稲田口を出て、ガードを潜って30秒。白鳥ゲームプラザのビルに組み込まれるような形で営業している。非常に小さな店で、もちろん椅子席もなし。手狭な厨房で店員がそばを啜っている姿が妙に印象的だった(奥に控室などがないのだろう)。味はたいしたことはないが、安さに魅力がある。たぬきはないが、天300円、かけは210円である。

※2008/12、再食。値上げ(かけ210→240円、天300→330円)していました。このタイプの店が存続しているというだけでも、嬉しいですね。

※閉店していました。シャッターが閉まったままの状態で、日除け等が取り外され、もう復活はないと判断しました(2014/7、確認)。

※跡地にケバブ店がオープンしていました。立ちそばの復活はありません(2018/2、確認)。

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「箱根」  実食日:2003/12

  JR早稲田口改札を出て左前方、さかえ通りに入って2分、左側。駅からは結構離れるのだが、繁華街のど真ん中にあって、客も結構入っている。ここのそばは、どうやら麺が命。タイマーで管理しながら茹でている生麺は、歯ごたえが素晴らしい。人によっては「固い」と捉えられるかもしれないが、私はこういうのは好きなので、つゆと具に面白味がなくても1点加点。たぬきは、わかめ入りで290円。それにしても、こんなところに、なぜ「箱根」? 小田急沿線のチェーンでしょう?

※閉店していました(2014/7、確認)。

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「あじさい茶屋」  実食日:2005/1

  JR早稲田口を出て左のガード下。この場所にあるのなら改札内外両側から入れるようにしてほしいものだが、残念ながら外側からしか食べることができない。
  この店は、東京や赤羽と同じく、配膳つきのシステムになっている。ちゃんと盆に乗って出てくるし、各席に紙ナプキンが常備してあるなど、細かい点に気配りがきいている。が、味はいつもの「あじさい茶屋」。たぬき320円。


※ 閉店していました(2007/1確認)。

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「関東そば 浪花うどん」  実食日:2005/4

  地下鉄の6番出口を出て左すぐに、奥の深そうな駅そばを発見した。店頭にいろいろなメニューの写真を掲示していてかなりゴチャゴチャしている印象なのだが、これらのメニューを眺めているだけでも楽しくなってきてしまう。それほど、変わりメニューが多いのだ。まず、麺の種類が豊富。そば・うどんの他、田舎そば、稲庭うどん、きしめんを用意している。だから、注文するときは「稲庭、かき揚げ」という具合になる。それから、ご飯もの(丼もの)もいろいろある。「他人丼」(410円)があるという時点ですでに駅そばらしからぬ勢いだが、さらに謎の「山田丼」(360円)なんてのもある。
  さらに追記しておきたいことがいくつか。まず、飲み水は麦茶になっている。これは嬉しいサービス。それから、店員にも面白味がある。超がつくほど元気のいいおばちゃんと、少々訛のある東南アジア系外国人のコンビ。一見ミスマッチなのだが、これはこれでサマになっている。おばちゃんの人柄に惹かれて通い詰めている人もいそうな感じだ。それから、値段。たぬきは、品書きには300円と表示されているのだが、どういうわけか300円出したら20円返ってきた。「あれ? 300円じゃないの?」と聞いたら、「280円です」とな。表示が間違っているのか、何らかのサービスの類なのか、よく分からない。これは値段の評価が微妙だ。ここでは、「300円のたぬきを20円サービスしてくれた」と受け取っておく。肝心のそば(麺)は、「小竹林」に近い味。生っぽいけど冷凍だろうなという感じ。細麺で、ちょっとニチャッとするコシがある。とにかく、これだけ書く材料が多い店だから、1回食べただけですべてを語るのは無理だ。何度も通い詰めて、常連さんになって初めて真価を実感できる店なのかもしれない。


※閉店していました。跡地は、内装はそのままで焼鳥屋になっています(2008/5、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2005/6

  地下鉄の6番出口を出て左、上記「関東そば浪花うどん」を素通りしてさらに30秒。路地の角にある、コの字カウンターとテーブル席がある店。
  このチェーンは、店舗間のレベル差が少ない。絶対にハズレはないが、「同系他店よりも飛び抜けて優れている店」もない。安心して入れる一方、開拓精神をくすぐる要素も少ない。そんな中、ここでは同系他店よりも角のしっかり立った麺が出てきた。が、コレはタイミングのアヤかもしれない。このチェーンは生麺の茹で置きを出す店が多いので、茹でたてに当たることもあれば長時間茹で置きした麺に当たることもある。たぬき290円(絹さや、カマボコ入り)。ネギ・梅干しフリー。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です。大盛30円、特盛60円は据え置きとなっています(値−1点。2014/4、確認)。

※閉店していました。跡地は「伝説のすた丼屋」です(2015/3、確認)。

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「富士そば」  実食日:2006/1

  地下鉄1番出口を出て早稲田通り向かい。JRの場合は、早稲田口を出て左、ガードをくぐって早稲田通り向かい。「さかえ通り」の入口角(厳密には、2軒目)と考えれば分かりやすいかも。
  ここの「富士そば」は、このチェーンの中では上質な方。というのは、歯ごたえがしっかりした角麺を使っているので、「しっかり食べた!」という満足感を得られるから。たぬきが細かすぎて、つゆに溶けてゾル状になってしまうのがちょっと残念なところではあるが。たぬき340円(ワカメ入り)。そば湯ポット常設。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。なお、店舗名は「高田馬場駅前店」です。写真を昼間のものに貼り替えました(値−1点。2015/12、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。限定メニューとして、あんかけ揚げそば480円がありました。サンプルを見た限りでは、玉子でとじているように見えます(公式フェイスブックにより、豚肉かき玉であることが判明)。このメニューだけ、ネギが青になっているのも少々気になります。個人的にあんかけ系のメニューは大好物なので、次回訪問時にまだあったら試してみようと思います(付+1点。2016/2、確認)。

※2016/10、再食。あんかけ揚げそばが終了してしまっていたので、煮干しラーメン450円とミニソースかつ丼330円をチョイスして、セット感覚で食べてみました。煮干しラーメンは、煮干しの削り粉をたっぷり投入した、とんこつ醤油ベースのラーメンです。これまで、立ち食いそば店のラーメンは醤油と相場が決まっていました(力を入れている店でも、せいぜい味噌・塩まで)が、そこに大きな一石を投じたメニューだと思います。煮干しの香りがかなり強く出ているので好き嫌いが別れそうではありますが、魚介系のラーメンが好きな人にはオススメです。こういうラーメンをワンコインで食べられる店はほとんどないと思いますので。具材は、チャーシュー・メンマ・ゆで卵(半分)・ワカメ・ナルト。ノーマルラーメンと同じです。なお、この店舗には煮干しラーメンがある代わりに、ノーマルラーメンがありません。両方やっている店舗もあるようですが、どちらか片方だけという店舗の方が多いようです。高田馬場の場合、駅前店から徒歩2分の高田馬場店でノーマルラーメンを扱っているので、店舗を選べばどちらも食べられます。ひとつの駅に複数の店舗を出す場合には、こういうスタイルをとってくれるとありがたいですね。
  ミニソースかつ丼は、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、かつ丼用の冷凍カツを乗せ、トンカツソースをかけたものです。味覚的には、ほぼ想像どおりです。特段変わった点はありません。単品で330円だとちょっと高い印象ですが、そばとのセット(560円)なら手を出しやすいでしょうか。キャベツさえ仕入れればどの店舗でもやれるメニューなので、もっと多くの店舗にあってもよさそうなメニューだと思います。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。ベースメニューは値段等は変わっていませんが、店舗オリジナルとして「サービスセット」500円が登場していました。内容は、「かけ+ミニ豚カレー丼+温玉」です。通常店舗ではミニカレーセットの時点で530円なので、豚しゃぶ肉と温玉が付いて、なおかつ30円安いという設定です。かなりお得感があります(2018/7、確認)。

※紅生姜ちくわ天450円、あさり460円が登場していました。また、ミニかつ丼セットの設定があり、「当店限定」のポップが出ています。扱いが店舗限定なのか、500円で出しているのが店舗限定なのか、イマイチわからず。他店舗でも見たような記憶がある(多くの店舗にある「ミニひれかつ丼セット」ではない)ので、たぶん後者だと思います(2019/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円です。紅生姜ちくわ天、あさり、ミニソースかつ丼は、すべて店頭のサンプルケースから消えています。今回は入店していないので確かではないですが、終了している可能性が高いです(付−1点。2019/11、確認)。

※2021/7、再食。高田馬場駅前店発案を謳う「冷製梅おろし豚肉つけそば」530円を食べてみました。内容としては、ざるそば+豚バラ・蜂蜜・青シソ入りのつけつゆ+薬味の小皿(大根おろし・梅肉ペースト・ワサビ)です。長いメニュー名のとおりにいろいろな要素がありすぎてひとことで形容するのが難しいですが、全体的な印象としてはまずまずよかったです。食べ始めるまでは「豚バラを外して450円」の方がいいかなと思っていましたが、実際に食べてみると豚バラがあることで満足感がかなり高まります。また、デフォルトでつけつゆに入っている青シソが結構香るので、小皿の薬味は後入れの味変材料にするのが良いと思います。特に梅肉ペーストは、全部入れるとかなり強い支配力を発揮するので。そして、この手のメニューではいつも感じることですが、ワサビは入れない方がいいように思います。
  平日9:00頃の訪問で、先客4・後客7。朝のピークを過ぎている時間帯にしては、結構賑わっていました。なお、各席にはコロナ対策の個別パーティッションが設置されています。元々比較的席間が広い店舗なのか、席をつぶすことなくパーティッションを入れても、さほど窮屈には感じませんでした。


※値上げしていました。現在、たぬき440円です(2022/3、確認)。

※2022/7、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき460円です。
  今回は、たぬきそばミニカレーセット600円を食べてみました。かけ+ミニカレーのセットが630円なので、揚げ玉を追加するとなぜか値段が下がるという不思議な設定になっています。そばは、冷やしにしました。麺・つゆとも、従来と特段変わった印象はありません。たぬきも、既製の揚げ玉で変更なし。特筆するような内容ではありませんが、値段的にお得感があるのは間違いないです。
  平日18:30頃の訪問で、先客4・後客6。帰宅時間帯だからか、わりと賑わっている印象でした。私がよくやるように、これからさかえ通りで飲む人たちが胃袋を上げ底するために利用するということもあるのかもしれません。


※再値上げしていました。現在、たぬき490円です。たぬきそばミニカレーセットは、終了しているもようです(2023/1、確認)。

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「富士そば」  実食日:2006/3

  早稲田口を出て、早稲田通りを渡って右へ30秒、信号向かい。上記「富士そば」と接近した場所にあるのだが、どういうわけか、使っている材料は異なるようである。というのは、上記「富士そば」は角麺だったのだが、こちらの「富士そば」は平麺だったから。まぁ、2カ月のタイムラグがあるわけで、その間に変わったということであればお手上げなのだが。値段は同じで、たぬき340円(ワカメ入り)。そば湯ポットあり。たぬきはつゆにすぐ溶けるタイプで、やはりつゆがゾル化してしまう。しかも、たまたまかもしれないが、かなり奮発してたっぷりとたぬきを入れてくれたので、ほとんどつゆを「飲む」ということができなかった。それでも、店員の愛想(挨拶)が素晴らしいし、動きも機敏だったので、あまり悪くは書かないことにする。(特にチェーン店では)店員は日や時間によって変わるので、評価の対象にはしづらい部分であるが。

※2015/12、再食。ようやく、富士そばのラーメンを実食できました。醤油味のみで、410円。飛び切り美味いという感じではないですが、わりと塩気が強めなので飲んだ後の〆に気持ち良いかも。具材は、チャーシュー・メンマ・ワカメ・ナルト。値段なりにそこそこまとまっていると思います。たぬきは370円に値上げされています。箸はエコ箸です。なお、店舗名は「高田馬場店」です。写真を昼間のものに貼り替えました(値−1点)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円、ラーメン420円です。安価なセットメニューとして、ミニしゃけマヨ丼セット510円があります。また、和風ドライカレーセット700円もあります(2016/2、確認)。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。ベースメニューの値段等は変わっていませんが、よくばりコンボ690円の扱いが始まっていました。また、店舗限定の朝メニューとして、「朝ミニセット」260円が登場しています。2種設定があり、内容は「半そば+ミニ焼肉丼」と「半そば+ミニしゃけ丼」です。「朝は軽くでいい」という人は結構多いと思うので、これは需要がありそうに思います。客単価がだいぶ下がってしまうのが少々辛いところではないかと思いますが(付+1点。2018/7、確認)。

※紅生姜ちくわ天450円、あさり460円が登場していました(2019/2、確認)。

※2019/9、再食。扱う店舗の少ない「ミニ牛すじ丼セット」560円を、もりで食べてみました。もりそばに関しては、特段変わったところはありません。ソツなく美味しいです。牛すじ丼は、アタマの量が少なめでボリューム感はイマイチですが、味は悪くないです。牛すじの味付けはわりと薄めで、神戸の「ぼっかけ」ほど甘辛くありません。あっさりしているぶん牛肉・牛脂の旨み・甘み、さらにはコクがしっかり感じられます。
  平日17:30頃の訪問で、先客4・後客6。よく入っていますね。場所がらなのか時間帯ゆえなのか、学生風の男性客が多い印象でした。

※ビル建て替えに伴い、2019/10/30付で閉店していました。旧タイプの看板を残していた店舗だったこともあり、残念です(2019/11、確認)。

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「ちゃぶぜん」  実食日:2006/4

  JR改札内早稲田口コンコース。2006/3/21にオープンしたばかりの、ピッカピカの店。そのためだろうか、女性客が非常に多かった。丼からはみ出さんばかりのチキンカツが盛られた新名物「馬場丼」(530円)をはじめ、ご飯ものが主戦力となっている店で、そば・うどんはどちらかというと脇役。駅そばとして認めていいものかどうかちょっと迷ったのだが、改札内だし、丼ものは11時〜とのことなので、認めることにした。
  この店のそば、一口食べて「どうもNREっぽいな」と思い、帰って調べてみたらやはりNREだった。私は今まで知らなかったのだが、すでに上野や南浦和といった各駅にも定食屋としての「ちゃぶぜん」が進出しているようだ。麺類があるのは高田馬場だけなのかな。
  この店には「たぬき」というメニューはないのだが、揚げ玉は受け渡しカウンターに置いてあり、入れ放題。だから、かけ(240円)を頼めばたぬきそばになる。私はそれを知らなかったため、天(360円)を注文したのだが、こちらはあまり誉められたものではなかった。天、粉っぽい。このような店では、値段の評価が難しい。ここでは、きつね340円を「たぬき価格」と考え、揚げ玉フリーはサービス点に加点するという方法で評価しておく。また、期間限定のようではあるが、今なら丼もののご飯が大盛り無料になっている。こちらもサービス点に加点。


※メニューが大幅に変わり、思いっきりNRE仕様になっていました。つまり、たぬき320円です。諸々のサービスも廃止されたようですが、一方でお得な朝そばセット(山菜そば+ご飯+生卵で290円。朝10時まで限定)が売り出されていました(値+1点、サ−2点。2011/6、確認)。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2013/1、確認)。

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「吉そば」  実食日:2008/5

  地下鉄5番出口を出て直進(早稲田方面へ)20秒。最近オープンした店舗で、内装はピカピカ。間口は狭いが奥行きがあり、同時に12〜3人は食べることができる。ただし、一列カウンターのみで椅子席はない。トイレがあるのは好印象。
  麺・つゆともオーソドックスで、立ちそばの王道を行くようなこのチェーン、高田馬場店も然り。味覚的に抜きん出ている要素はないが、無難に美味い。天は自家製で、たぬきも天かす。そば粉と野菜は国産ものを使用との貼り紙が出ている。麺大盛り無料、24時間営業。たぬき320円。

※2014/9、再食。値段が上がって、たぬき330円になっています。大盛り無料サービスは継続されていました。だいぶ前のことだと思いますが、奥の方に椅子付きカウンターが5席設けられ、立ち食いオンリーではなくなっています(値−1点)。

※2018/2、再食。値上げして、たぬき350円になっていました。「麺が変わったのかな?」と思って再食してみたのですが、印象としては特段変わったようには感じませんでした。今回は、ごぼう天そば410円を。ごぼう天は、縦4分割のゴボウを筏状に並べて、1枚の天ぷらとして揚げています。衣がちょっと厚く、フワフワしていてゴボウとの相性がやや「?」な部分もありますが、ゴボウの食感自体は良いです。
  平日18:30頃の訪問で、先客1・後客1。わりと空いていますね。すぐ近くに競合しそうな感じ(ちょっと高いが)の天ぷら屋がオープンしていることが影響していなければよいのですが。頑張ってほしいです。


※昼間の写真に貼り替えました。値上げして、現在はたぬき360円、ごぼう天420円になっています(値−1点。2019/2、確認)。

※2019/11、再食。代々木店や渋谷店では消費10%増税に伴う値上げがなかった(先月確認)のですが、この店舗は値上げしていました。もしかしたら、時間差値上げかもしれません。現在、たぬき380円、ごぼう天440円です。
  今回は、月見そば390円をいただきました。麺は大盛りで。少しザラザラと舌をくすぐる食感の麺に、すっきりとした淡麗系のつゆ。卵は後乗せで白身透明でしたが、つゆが熱いこともあって食べ進めるうちに白濁し、つゆも濁っていきます。
  平日19:00頃の訪問で、先客2・後客2。この客数で店員が3人詰めていたことが、ちょっと気になりました。たまたま客の切れ目だったのならよいのですが。

※2020/11、再食。その前に、再度値上げしていました。現在、たぬき390円です。また、麺大盛り無料が有料化(100円)されていました(サ−2点)。かなり残念ではありますが、経営を逼迫させていたのであれば仕方のないところです。今回は、ちくわ天440円をいただきました。揚げ置きのちくわ天は、おでん用の焼きちくわで、縦半分カットを1本です。冷めて固くなっていますが、つゆに浸しておけば柔らかくなります。特段オススメという感じではありませんが、まぁ悪くはないです。
  平日19:00頃の訪問で、先客2・後客1。全員男性ひとり客でした。厨房と対峙する客席は、半分が立ち食い、半分が椅子付き。先客も後客も、椅子付きの方に固まっています。圧倒的に椅子席の方が需要高と思われるので、いっそ全面的に椅子を置いた方がいいのではないか、と感じました。密を避けられるので。ちなみに、個別パーティッションはありません。

※再値上げしていました。現在、たぬき410円です(2022/3、確認)。


※2022/10、再食。その前に、さらに値上げしていました。現在、たぬき430円です。
  今回いただいたのは、天玉570円。天(かき揚げ)は揚げ置きでグズグズ系。箸でほぐしやすくてよいかと思いきや、タマネギが絡み合っていて意外とほぐしづらかったです。具材は、タマネギのほかにニンジンと春菊が入っています。玉子は白身がうっすらと白濁していましたが、これはつゆが熱いためで、先乗せではないと思います。
  平日17:45頃の訪問で、先客1・後客1。空いていました。2018年の訪問時に、近くに競合しそうな天ぷら食堂ができたと書きましたが、それとは別に、隣に「マイカリー食堂」もオープンしています。ますます競争が激しくなっていそうな気がします。


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「吉田屋そば店」  実食日:2009/3

  早稲田通り沿い、JRガード脇。朝・昼は立ちそば、夜は店名のとおり寿司屋になるという、変わった店。夜の寿司屋ではL字カウンターに沿ってスツールが並べられるようだが、立ちそばタイムには立ち食いオンリーとなる。
  麺は、柔らかめの茹で麺。つゆは、塩気はほどよいけれどほとんど香らないタイプ。つゆを飲んでいるときにはいいのだが、麺を食べているときに若干物足りなさを感じる。11時以降は麺大盛り無料のサービスがある(曜日限定? 実食は土曜日)。値段は少々高く、たぬき380円。天も同額。


※2013/6、再食。日曜も、朝から元気に営業しています(実食は7:00頃)。たぬきは10円下がったようで、現在370円です(他メニューの価格は変わらず)。この時間帯でも麺大盛り無料のサービスがあったので、「11時以降限定」の縛りが解かれたようです。ただし、温系のみ。冷やしは50円増しになります。

※2020/11、再食。その前に、値上げしていました。消費10%増税に伴う値上げもあったのだろうと思いますが、消費8%増税時に確認していなかったこともあり、前回訪問時に比べて大幅な値上げになっています。現在、たぬき440円です。天も同額。今回は、480円の天玉をいただきました。天(かき揚げ)は揚げ置きで、湿気てやや固くなっていましたが、つゆによく馴染ませて食べれば問題ないベルです。さほど具材感はなく、衣が主体です。ブヨブヨ系の茹で麺やあまりパンチ力のないつゆも含め、決して印象力の強い一杯ではありませんが、寿司屋がやっている立ちそばという時点でインパクトは絶大です。
  平日12:15頃の訪問で、先客1・後客2。コロナの影響はここにも及んでいるのでしょうか。昼時でも空いていました。心配です。

※閉店告知の貼り紙が出ていました。2022年7月末で閉店とのこと。なお、貼り紙に正式店名「吉田屋そば店」が記載されていたので、今さらですがこちらを店名として採用します(「幸寿司」→「吉田屋そば店」。2022/7、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2013/1



  JR早稲田口改札内コンコース、3つ上に記載している「ちゃぶぜん」の跡地。内装はほぼ変わっていないと思われ、椅子付きカウンター14席、2人掛けテーブルが1つ、そして立ち食いカウンターが8人分くらい。
  NRE駅そばの中で、「いろり庵きらく」ブランドの店舗は、従来の店舗よりも少しグレードアップを図っているようだ。麺は生麺。茹で置きであまり香らなかったのが残念だが、食感は悪くない。つゆも従来店舗とは別物を使用していると思われ、角がなくマイルドで飲みやすい。そして、たぬきは既製品の揚げ玉ではなく天かすを使用している。たぬき350円。メニューは従来店舗と同一。「ちゃぶぜん」時代にあった「馬場丼」がなくなってしまったのが残念だ。NRE系に共通する季節限定メニューは揃えているが、何か高田馬場らしい一品が欲しいところ。箸はエコ箸。


※2014/3、再食。値段が上がっています。現在、たぬき370円です(値−1点)。

※暖簾が変わっていました(写真は左から2枚目)。値上げして、現在はたぬき390円になっています(2019/2、確認)。

※閉店していました。跡地は現在工事中ですが、改装という雰囲気ではありません。トイレになりそうな気配です(2019/4、確認)。

※なんと、同じ場所で復活していました。いったん閉店したのは、何だったのでしょうか? 改装のためにしては、ずいぶんと期間が長かったような……。外観はフルモデルチェンジしています(写真は右端が最新)が、フロアレイアウトは大きくは変わっていないようです(外からの目視確認のみ)。消費10%増税を経ているので、値段は上がっています。現在、たぬき400円です(2021/2、確認)。

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「こばやし」  実食日:2014/3

  最寄りは、地下鉄の4番出口。出て左、最初の路地を左折してひたすら直進、新目白通りの出る手前の右側。出口から歩いて4分くらいか。あまり人通りの多いエリアではなく、周囲に店の類も少ない。穴場感のある店。テーブル席と椅子付きカウンターがあり、席数は10以上あるが、10人入ったらかなり窮屈に感じそう。空いてさえいれば、アットホームな雰囲気が心地よい店だ。
  この店のそばは、なかなかクオリティが高かった。麺は、注文後に茹でる生麺。平打ちで、太く、食べ応えがある。少しぬめりがあるが、このぬめりもまた心地よく感じる。つゆは、さほど塩辛いという感じではないのだが、薄いとは感じない。出汁がしっかりしているからだろうか。たっぷり注いでくれるのも嬉しい。たぬきは天かす。たぬき400円。価格は高めの設定だが、この味ならリピートしたくなる。営業時間は、平日は20時までと表示されているが、閉店間際に行くと「もう終わりなんです」と、食べられないことがあるので注意。また、午後に休憩時間が設定されている(15〜17時)。土曜もランチタイムのみ(11〜14時)営業しているが、12時20分くらいの実食時にすでに「そばはあと1人前しかありません」という状態だった。人気があるのか、それとも用意数が少ないのか、その両方なのか。


※大幅に値上げしていました。現在、たぬき450円です。現在の基準では対象外となる価格帯に突入しましたが、消費増税に伴って値上げする店が多い現況に鑑みて、近々基準を見直すつもりでいることもあり、対象に残すことにします(2014/7、確認)。

※消費10%増税に伴う値上げはありませんでした。現在も、たぬき450円です。変わりメニューに、岩のり530円、のり梅580円があります(2020/2、確認)。

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「いわもとQ」  実食日:2014/7

  JR早稲田口改札を出て左前方、さかえ通りに入って30秒、右側。繁華街の真っただ中にある。24時間営業しているのだが、夜になると同じビルに入っていると思われる風俗系の店の客引きが店の出入口をふさぐように立ち並び、ほぼ営業妨害のような状態になる。間口は狭いが奥に長い造りで、テーブル席が2人掛け×4と、立ち食いカウンターが5人分くらいある。が、立ち食いカウンターを使われてしまうと、商品の受け渡しが極端にしづらくなるくらいに、フロアの幅が狭い。
  麺は、香りもあって美味しい生麺。つゆは、出汁感もあり、甘さ・辛さのバランスもよく、味覚的には問題ないのだが、ちょっと濁っていたのが気になる。麺に由来する濁りだと思われるのだが、だとすると麺のすすぎ不足ということだろうか。済んだつゆを好む人には敬遠されるかもしれない。たぬきなし、きつねもなし、かき揚げ390円、月見340円など。天丼をはじめ、ご飯ものやセットメニューが充実している。卵かけごはんとそばがセットになったTKGセット440円のCPがよい。また、神保町にもあった各種ちび天(50円)は、追加トッピングに好適。朝6〜10時限定の朝そば290円にもお得感がある。そば湯フリー。


※値上げしていました。現在、かき揚げ430円、きつね430円、朝そば330円です。TKGセットと各種ちび天は、終了しています。メニューは、直近で訪問した神保町店と完全一致です。玉子1個と揚げ玉1杯無料のサービスあり(値−1点、付−1点。2016/2、確認)。

※2016/7、再食。深夜3時に再食シリーズです(厳密には2:45)。先客1・後客2。それほど入っている印象ではありませんが、すぐ近くにある松屋が客0だったことを考えれば、健闘している方でしょうか。先客はホスト風、後客はチーマー風。いやぁ、さかえ通りらしいですな。
  ミニかき揚げ丼セット580円を、もりで実食。もりそばは、小麦感があまりなく食感的には好み。ただ、そばの香りはそれほど感じませんでした。池袋店ではもりそばの盛りつけがとても綺麗だったのですが、今回は並。バイト級の対応。かき揚げは、完全注文後揚げ。大判で、厚い。サクサク感は秀逸ですが、具材感はやや乏しいです。そして、油がやや酸化気味で甘だるかったのが残念でした。具材感がなくてこの油具合だと、ほとんど油の味しかしなくなってしまいます。もう少しタマネギを大きくカットしてはどうかと思いました。
  メニュー・値段等に大きな変化はありません。玉子1個+天かす(スプーン1杯)無料サービスも継続しています。そば湯は大きなジャーに入っていて、フリーです。店内手狭ですが、頭上に網棚があるので荷物があってもそんなに窮屈にはなりません。ただし、身長180p以上の方は頭上に注意。勢いよく立ちあがると、網棚が頭頂部にクリティカルヒットしますので(しました)。


※微細な変化ですが、高看板が撤去されて提灯が2つになっていました(写真は左:旧、右:現)。メニューもいろいろ変わっていました。たぬきが復活しています(350円)。存続しているメニューも、ものによって値段が上がったり下がったりしています。かき揚げ丼セット580→550円をはじめ、セットメニューは全体的に値下げし、麺単はかき揚げ430→450円など全体的に値上げしています。朝そばは、「朝のきつねたぬき」「朝の温玉たぬき」の2種になり、各350円です(2017/8、確認)。

※消費10%増税に伴う値上げはなく、たぬき350円ほかすべて据え置かれています。頑張りますね。池袋店と同様に、野菜たっぷりが廃止されて、ベジ天500円に変わっていました。野菜たっぷり、結構良いメニューだと思っていたんですがね(2019/11、確認)。

※閉店していました。跡地は、「たまには焼肉」という大阪発祥の焼肉店になっています(2021/7、確認)。

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「あさの」  実食日:2015/1

  JR早稲田口を出て左前方、さかえ通りに入って1分、ファミリーマートの角を右折して1分半、左側。高田馬場駅周辺としては、比較的人通りが少ない路地にある。この路地は、さかえ通り周辺で飲んで終電をなくして(というか、朝まで飲んで)歩いて帰る際に毎回通っており、かれこれ30回以上は店の前を通っているのだが、そんな時間帯に開いているわけもなく、これが初食。一時期閉店したと見なされるような状態になっていたが、現在は昼も夜も元気に営業(夜は居酒屋)。暖簾には「会津裁ちそば奈良屋」と記載があるが、これは店名ではなく、製麺業者の名だろう。製麺所から寄贈された暖簾と思われる。勘違いしがちな、「立ちそばあるある」だ。同じ理由で、これまで「裁ちそば」は「立ちそば」と語呂を合わせたものだと思い込んでいたのだが、これも否定された。客席は、4人掛けテーブルが2つと、椅子付きカウンターが3席。暖簾は「裁ちそば」で「そばうどん」の幟も立っているのだが、そばメニューは2種類(天380円、イカ天480円)だけで、どちらかといえば定食類がメイン。鶏唐揚げのテイクアウト販売もやっている(別窓口)。
  麺は、ソリッドな板状のものを湯の中に放り込んでいたので「冷凍か」と思ったのだが、食感はどうも冷凍っぽくない。独特なボソボソ感があり、乾麺を連想させる食感だ。なかなか美味しい。乱切り麺で、一見すると「押し出しかな」という印象を受けるビジュアルだが、厨房内にそのような設備はない。ここから先は想像になるが、南会津の業者から乾麺を仕入れて、店内で茹でてから冷凍保存しているのではないだろうか。つゆは、よく言えば優しい味で、悪く言えばモヤッとした味。市販のめんつゆにありがちな甘さを感じる。これがどぎついと嫌になるのだが、さほどきつくないので特に違和感はない。天は、ふんわり食感のかき揚げ。具材は、大きめカットのニンジンとタマネギ。まぁ、可もなく不可もなく。ちょっと印象が悪かったのは、ネギ。天そばの状態を作り上げて、盆に乗せてから、最後に白ネギを手動式スライサーで刻むのだが、丼の周囲にまで派手に散らばったまま出てきた。無駄を省くためにひとりぶんずつネギを刻むのはいいとして、丼を盆に乗せるのは最後にした方がいいと思う。あと、ランチタイムもタバコが開放されているので、嫌煙家は混雑時を外した方がいいかもしれない。店内に煙が充満ということはなかったが、食べている時に隣で吸われるのは、スモーカーの私でさえいい気はしないものだ。


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★目白駅(JR山手線)

「車」  実食日:2001/11

  改札のすぐ外にある店。味と値段のバランスがよく、自宅からも近いので、割と足繁く通っているが、最近はややご無沙汰している。この店はおばちゃんの愛想が良く、店に入った瞬間の「いらっしゃいませ」が心地いい。大判焼きの店も併設されているのでおばちゃんは大忙しだが、いつも笑顔を絶やさない。味云々以前に、また行きたくなる店である。たぬき290円。


※改装していました。場所は、改札を出て左、目白通りに出てすぐ左の階段を下りる途中に移転していました。大判焼き屋はたい焼き屋になっていました(写真は改装後。衛+2点。2004/3確認)。

※麺が変わっていました。現在の麺は、「富士そば」の生麺をちょっとツルツルにしたような感じ。ただし、値段が上がっていました(たぬき290→300円。値−1点。2005/3確認)。

※再度値上げ(たぬき300→310円)していました。ちゃんと、お詫びの貼り紙が出ていました。真摯ですね(2009/2、再食確認)。


※2014/7、再食。値段が上がり、現在はたぬき330円になっています。麺類単品は標準的な価格帯ですが、ミニイカ天丼セットとミニカレーセット(どちらも460円)の値頃感はかなり光っています。麺・丼ともフルサイズのイカ天丼セット、カレーセット(各620円)もオススメです(値−1点、付+1点)。

※2017/3、再食。値上げしていました。現在、たぬき340円です。今回も、ちゃんとお詫びの貼り紙が出ています。しかし、セットメニューは値上げせずに据え置かれています。ますます、セットメニューのお得感が際立つことになりました。というわけで、今回もセットメニュー「ミニカレーセット」460円をいただきました(前回はミニイカ天丼セット)。カレーは、ビーフベースです。基本的には業務用のルーの味わいですが、炒った小麦粉を加えてあるかのようなネットリ感があるので、手が加わっているかもしれません。この内容で460円なら、毎日食べてもいいかなと思います。

※2018/4、再食。公式取材ではないもののちょっと仕事上食べておく必要があり、いか天そば410円をいただきました。イカ天はサイズ大きめで、隠し包丁が幾重にも入れられている手の込んだものでした。歯ごたえはそのままに噛み切りやすい、とても良いイカ天だと思います。
  平日19:00頃の訪問で、先客2・後客3。店員さんがひとりでの対応だったことを考えれば、このくらいの客数があればまずまずだと思います。

※2019/6、再食。この店に来るとどうもいか天を食べたくなってしまいます。今回は、いか天丼半そばセット520円をいただきました。そばの方がハーフになり、丼の方はフルサイズというセットです。いか天丼の価格は450円なので、半そばが70円の計算。これはなかなかお得感あります。いか天丼には、大きないか天が2本乗ります。揚げ置きでやや冷めているので、ほかほかご飯との相性はもうひとつ。このいか天は、ご飯よりそばに乗せた方が合うかなと感じました。揚げ置くのはしょうがないとして、もう少し保温性の高い保管の仕方ができるといいなと思います。
  平日18:00頃の訪問で、先客1・後客2。隠れ家的な場所にあることもあって、落ち着いた客数です。なお、併設されていた鯛焼き店は営業しておらず、当面休業する旨の貼り紙が出ていました。ちょっと心配です。

※消費10%増税に伴う値上げはありませんでした。現在も、たぬき340円です(2019/10、確認)。

※2020/11、再食。激安感満載のミニカレーセット460円をいただきました。ミニカレーは、そこそこ量があります。ほんのりと酸味を伴う旨みにあふれた、ビーフカレーです。具材は少なめですが、価格に鑑みれば大満足。同額のイカ天丼セットとともに、この店の優良コスパのツートップだと思います。
  平日19:00頃の訪問で、先客0・後客1。コロナの影響なのか、空いていました。各席に個別パーティッションなどはなく、コロナ対策かなと思えるのは小さな窓を開け放して換気をしていることくらいです。


※2021/6、再食。肉410円をいただきました。トッピングは、豚バラそこそこたっぷり。410円という値段から予想していたよりもかなり多かったです。味付けは薄めですが、肉と脂の旨みがしっかりしているので、問題なく美味しいです。これはなかなかオススメできる一品でした。
  平日18:45頃の訪問で、先客1・後客1。この客数で、よくぞこれだけ良心的な価格・内容設定ができるものだと感心します。ありがたいと思う反面、あまり無理はしないでほしいと思う部分もあります。なお、このタイミングで、椅子付きカウンターに個別パーティッションが設置されていました。

※2021/11、再食。この店ではついつい割安設定なイカ天を食べたくなるのですが、その思いを振り払ってコロッケ360円にしました。コロッケは、手作り感のある野菜コロッケです。見た目にはさほど大きくないのですが、厚みがあり、質量としては結構多いです。値段的にもわりと安いので、オススメできる内容でした。
  平日19:15頃の訪問で、先客2・後客3。ちょうどサラリーマンの帰宅時間帯ということで、そこそこ賑わっている印象でした。全員男性ひとり客です。だいぶ客足が戻ってきたでしょうかね。


※2022/1、再食。久々の立ちそばカツ丼シリーズということで、カツ丼セット780円をいただきました。ミニ丼セットではなく、フル丼+フルそばのセットです。カツ丼は、玉子がやや固煮えでした。その一方で、タマネギの辛みが抜けておらず、少々若さを感じる味わい。悪くはないですが、特別オススメという感じではありません。値段的に考えても、イカ天丼セットやカレーセットの方を推したいです。
  平日18:00頃の訪問で、先客3・後客4。わりと賑わっていました。冬場の夜間は、立ちそばにとってはわりと書き入れ時。温かいそばが恋しくなる季節です。そういう要因もあったのかもしれません。


※2022/6、再食。「きつね小たぬき」という聞き慣れないメニューがあったので、食べてみました。内容は、きつね+たぬき。メニュー名から、なんとなく想像ができますね。値段は390円。かけそばにきつねとたぬきを両方乗せると430円だから、少し割安ということになります、ただし、メニュー名に「小」が付いていることから、たぬきは通常よりもやや少なめと思われます。それでも、この店ではたぬきを意図的に作っているのか、小エビ香が豊かに感じられました。味覚的には上々です。また、天かすはきつねの上に乗せるので、つゆに浸かりにくいのも利点と言えそうです。ちなみに、メニュー名の読み方は「しょうたぬき」ではなく「こたぬき」です。似たコンセプトのメニュー「わかめ小たぬき」380円もあるので、追々試してみることにしましょう。
  平日19:15頃の訪問で、先客1・後客3。全員男性ひとり客。年齢層高めでした。

※2023/1、再食。ミニいか天丼セット460円を、温うどんで食べてみました。うどんは、冷凍でしょうか。細めなのですが、歯ごたえはしっかりあるものでした。ただ、歯ごたえが強いぶん、つゆにはもうひとつ馴染まない印象です。このつゆに合わせるなら、そばの方がいいかなと感じました。それにしても、このセットをまだ460円で出しているのは驚きです。食料価格高騰のご時世でも、全然値上げしていません。頭が下がる反面、少し心配になってしまいます。
  平日15:30頃の訪問で、先客2・後客1。中途半端な時間帯でも、それなりに需要がある様子です。アイドルタイムとピークタイムの差があまりない店舗なのではないかと感じます。

※2023/7、再食。ミニカレーセット460円を、冷たいそばでいただきました。セットの冷たいそばは、もりではなくぶっかけになります。つゆは甘め。まぁ、特筆するような味わいではありませんが、割増なしの460円でセットにできるとなれば、お得感はかなりあります。
  平日18:45頃の訪問で、先客2・後客2。全員男性ひとり客で、皆さん食べるのがとても速いです。後客のふたりも私より先に出て、私が出るときには客ゼロ状態になりました。


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