東京・総武線2
(亀戸・平井・新小岩・小岩)

現在、20軒掲載(うち13軒は、閉店確認済)
★亀戸駅(JR総武線、東武亀戸線)

「おざわ」  実食日:2001/?

  東口を出て右手、徒歩10秒のところにある店。駅そばと言うよりも、昭和中期の大衆食堂といった雰囲気がある。洋楽がBGMになっているというのも駅そばらしからぬことだ。そばだけでなく、ラーメンやご飯ものもあるが、カレーなどは厨房で「チン!」という音が聞こえるので、まあインスタントなのだろう。若いお兄さんが一人で経営しているようで、メニューから何から、若いセンスを感じる。例えば、女性向けにミニそば(150円)があったり、カレーラーメン(330円)があったりする。肝心なそばの方は、味はたいしたことはない。どちらかというと、ラーメンの方がオススメかもしれない。


※閉店(「文殊」化)していました(2006/3確認)。

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「文殊」  実食日:2006/3

  東口を出て右へ10秒。上記「おざわ」の跡地にオープンした、新しく綺麗な店。店内は広々としていて、テーブル席とカウンター席合わせて20以上はある。にもかかわらず、私が実食したときには、先客ゼロだった。先行き、大丈夫だろうか。
  この店は浅草や両国などに出店しているミニチェーン店で、安心して入れる味を提供してくれる。この店も生麺注文後茹でで、歯ごたえの素晴らしい麺で出してくれた。つゆは割と辛めであるが、味は悪くない。具(たぬき)もサクサクしていて、気持ちいい。1つだけ気に入らないのは、たぬき350円(ワカメ&カマボコ入り)に対して天340円という値段構成。どうもこのような店でたぬきを頼むと、損をしたような気分になってしまう。このサイトでの評価はあくまでもたぬきを基準にするので、やはり点数は低めになってしまう。


※値上げしています。現在は、たぬき380円です。天も380円で同額。そば定食520円をはじめに、セットメニューにお得感がある価格設定になっています(値−1点。2014/7、確認)。

※2018/6、公式取材で再食。値段は特段変わっていません。なす天380円をいただきました。かなり大きなナスを使っていて、1本まるごとではなく、スライスしたものを揚げています。だから、大きいのに食べやすいです。きれいに包丁を入れて開いてあるので、火の通り方にもムラがなく、上々の出来栄えです。「文殊」では、天ぷら系を選んでおけば、まずハズレはないですね。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき390円、天390円、なす天390円、そば定食530円です(2020/10、確認)。

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「びっくりそば」  実食日:2006/10

  西口を出て左(南方向)、大きな道(京葉道路)を渡ってから右へ1分。駅からちょっと離れていて、しかも京葉道路を隔てているので、流しの客をつかまえるのは難しそうな立地だ。東武亀戸線の小村井駅にも同名店がある。ミニチェーンだろうか。
  ここのそばは、ツルツルしていてまるっきりコシのない茹で麺を使用。つゆと具は水準級にあるが、麺はちょっと落ちる感じだ。さほど「びっくり」するようなそばではない。ご飯ものも多数あり、納豆定食(納豆+味噌汁+ご飯)290円やかき揚げ卵とじ丼350円などはお得感がある。たぬき300円。


※閉店していました。跡地は、横浜家系のラーメン店です(2014/7、確認)。

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「ご利益そば」  実食日:2008/9

  JR北口改札内コンコース。巣鴨店が閉店して全滅(といっても、巣鴨の1軒しか知らなかったのだが)したかと思っていた「ご利益」が、亀戸にオープンしていた。亀戸天神にあやかっているのだろうか。内装が綺麗なので、まだ開店してあまり時間が経っていないように思える。
  麺やつゆに関しては「あじさい茶屋」のものと同じだから、多くは語らない。たぬき320円。オリジナルメニューに、ご利益そばがある(480円)。トッピングは、山菜+なめこ+温泉卵。食券には「ご当地そば」と印字されている。NRE系全店舗共通の券売機のため、だろうか。店によって、「ご当地そば」の内容が変わるという按配だ。

※2013/10、再食。オリジナルメニューの「ごりやくそば」がなくなり、NRE標準のメニュー体系になっていました。……はぁ。NRE系駅そばで2013年秋季限定メニューとして販売されている「温玉鶏つくねそば」(480円)を試しました。温泉玉子と、秋田比内地鶏を使っているというつくねが3つ、てりやきソースがけでトッピングされます。温玉とつくねの相性がよく、コンセプトとしては素晴らしいと思うのですが、つくねが冷たく、つゆに馴染まなかったのが残念でした。NREさん、これは提案なのですが、10秒レンチンするだけでもいいので、つくねは温めてから乗せませんか? 見違えるほど美味しくなると思いますよ。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。店頭掲示のメニューにはカレーそば430円がまだありますが、終了して「至福のカレーそば」490円になっているはずです(値−1点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です(2015/10、確認)。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました。これにて、「ご利益そば」のブランドは滅亡です。寂しいです(2018/3、確認)。

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「夢麺」  実食日:2014/7

  京葉道路の南側に広がる亀戸サンストリート内(1階)。正面口(西口)から行くとかなり距離があるが、東口からだと2分くらい。京葉道路を渡らなければならないのがネックだが、距離的には充分徒歩圏内だ。完全露出店で、固定店舗ではあるが屋台のような雰囲気の店。一応、店名が「麺」を標榜していることから「そば・うどんが主力」と考えたが、実際には串焼き・焼きそば・お好み焼き等のスナックフードの方を強く推している観がある。客席は、店前に並べられた簡易テーブルのみ。席数は16くらいあるが、食べ終えた先客がなかなか立ち去らない傾向にあり、常時混雑している。
  このタイプの店では味には特に期待しないのだが、意外にも悪くなかった。麺は冷凍と思われるが、食感的には生麺に近い。つゆは存在感が弱く、個人的にはもう少し濃い方がよいのだが、味覚の方向性としては悪くない。かけ320円。トッピングはすべて50円均一で、ワカメ・たぬき・生卵のみ。他に、もり350円がある。かけそばにもワカメが入っていたので、トッピングを追加するならたぬきか卵がベターか。夢麺の店内に店員がいないというタイミングが多いが、実は店員は隣のクレープ店と兼業しているので、不在の場合にはクレープ店で注文を。なお、店名の読み方は「ゆめめん」ではなく「ゆうめん」。


※閉店していました。亀戸サンストリート自体が閉鎖されています。いっとき京葉道路向かいの「下町のフードコート」内に移転して営業していましたが、それも閉店しています(2019/5、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2018/3

  改札内コンコース。上記「ご利益そば」の跡地に、2017年3月にオープン。外観だけでなく内装も全面リニューアルされている。厨房と客席の配置まで変わっており、かなりの資金を投じてリニューアルしていることがうかがえる。現在のフロアレイアウトは、店内に入って右手に厨房があり、それを取り囲むように椅子付きカウンター14席。店内入って左奥のスペースに、テーブル席が2人×4ある。厨房スペースがかなり広いように見えるのだが、何か策があってのことなのだろうか。私が陣取った椅子付きカウンター下の荷物棚は、奥が少し下がった造りになっている。棚に置いたカバンなどがずり落ちにくいし、座った時に膝が棚に当たらないという利点がある一方、カバンからペンなどがこぼれ落ちたときに一番奥まで行ってしまうので、忘れ物のリスクが少し大きくなる。
  麺は、見込み茹で。私は茹でたてに当たったが、3人分ほどまとめて茹でて、後客には茹で置きが提供されていた。が、近年、「いろり庵きらく」では茹でたてと茹で置きでのクオリティの差が縮まってきているから、茹で置きに当たったからといって落胆することはないだろう。今回は多少の粘着が感じられたが、特段問題視するほどではなかった。まぁ、安定していると言える。つゆは、例によってマシン注ぎのモヤリ系。良く言えば、減塩タイプ。女性などにはこのタイプのつゆが好まれるのかもしれないが、古くから立ち食いそばに通い詰めているような人にとっては少々物足りなく感じるかもしれない。たぬきは、油がしっかり切れている天かす。つゆにオレンジ色の油が浮くこともなく、問題なし。総じて、安定の一杯だと言える。たぬき370円。店舗限定っぽいメニューは、特になし。箸はエコ箸。
  平日14:30頃の訪問で、先客2・後客4。先客は2人とも若い女性でちょっとびっくりしたのだが、後客は全員スーツサラリーマンだった。まぁ、サラリーマンの利用が多い店舗と見ていいだろう。そして、アイドルタイムにしてはまずまず入っている方なので、この先運営も軌道に乗りそうだ。「いろり庵きらく」は、女性、特に比較的高齢の女性の支持が厚い(ように見える)ので、まだまだ茹で麺店舗の生麺化は進むかもしれない。ある程度は茹で麺店舗も残してほしいところだが。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です(2019/5、確認)。

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★平井駅(JR総武線)
「あじさい茶屋」  実食日:2004/3

  改札を入って右。ちょっと奥まっているが、平井駅構内はガランとしているので、比較的目立つ。典型的な「あじさい味」で、特にこれといった加減点材料はないのだが、1つだけ違和感を覚えたことがあった。それは、テーブル。ステンレス製なんだよね。普通、駅そばのテーブルといえば木製か化粧合板だと思うのだが。違和感があったということは、他店ではあまり類を見ないことなのだろう。なんか、厨房で食べているような気分だ。たぬき320円。

※閉店していました。跡地は仮囲いがされている状態です。2014/4/18をもっての閉店。このくらいのタイミングで閉店している駅そばが、全国にたくさんあります。消費増税の影響も、少なからずあるのではないでしょうか。ただ、NRE店に関して言うと、2013年12月に消費増税分と思われる値上げを先行実施しているので、このタイミングで閉店するのはあまり印象がよくありません。ちょっとずるいように感じます(2015/1、確認)。

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「せんねんそば」  実食日:2007/7

  北口を出て左、ロータリー沿い。牛丼店タイプの内装(中央に店員用通路があるコの字型カウンター)で、片側は横並びの椅子付きカウンター、反対側は4人掛けテーブル席になっている。つまり、どこに座っても配膳付き、という造りだ。
  生麺使用のこの店、香りはそれほど感じなかったが、歯ごたえはいい。味点を3点か4点で迷ったのだが、たぬきがやや湿気ていたことを理由に3点とした。たぬき300円。定食類豊富。


※たぬき300円、値段据え置きです。消費増税に伴う値上げはありません。変わりメニューに五目そば450円がありますが、写真を見た限りでは「きつね+たぬき+温玉+ワカメ」のようです。セットメニューが、全体的にメチャ安。とり天丼セット・いか天丼セット各450円、からあげ丼セット470円、えびかき揚げ丼セット500円。このあたりのローテーションで決まりではないでしょうか(付+1点。2015/1、確認)。

※閉店(「小粋そば」化)していました(2016/9、確認)。

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「嘉兵衛」  実食日:2011/2

  南口出口脇。そばのみでうどんは扱わない店。複雑な形をした椅子付きカウンターだけで、キャパは10人ほど。
  この店は、いろいろと面白い要素があった。まず、麺は注文後に茹でる生麺で、黒々とした太平麺。キチッと締まっていて歯ごたえが強い。つゆはやや濃いめ。全体的な方向性としては、「吉野家」に近い印象だった。たぬき340円(ワカメ入り)。かき揚げは単品100円で扱っているが、なぜかかき揚げそばという既製メニューは存在しない。もり系の種類が豊富で、いくつか創作メニューもある。ご飯ものもあり、カレー丼320円など、お得感がある。セットメニューも割安傾向。箸はエコ箸。飲み水は玄米茶(冷)になっている。コップがやたら大きいのも印象に残った。全体的にレベルが高く、何度でも通いたくなる店だった。


※駅改良工事に伴い、閉店していました。建物も撤去済みです(2013/10、確認)。

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「小粋そば」  実食日:2016/9

  北口を出て左、ロータリー沿い。上記「せんねんそば」の跡地。「せんねんそば」は、ちょっと内部でゴタゴタがあって、岩本町の1店舗を除いてすべて閉店or「小粋そば」化の道を歩んでいる。この店舗もまた、「小粋そば」になっていた。客席配置は基本的に「せんねんそば」時代のままなのだが、一部改良というか、よりセルフな造りに変わっている。すなわち、かつては客席が「コ」の字型で、中央部分が厨房とつながっていて従業員が各席の前までやって来る吉野家型のシステムだったのだが、「小粋そば」になって厨房と客席が完全に切り離された。現在は、食券を買って、受渡口に出す仕組みになっている。「せんねんそば」時代のオペレーションに慣れていると食券を持ったまま席に着いてしまうのだが、それだといつまでもそばにありつけないので注意を。受渡口の上部には、大きく「セルフサービスでお願い致します」と書かれた貼り紙がある。……が、私もそうだったように、システムが分かっている(つもりになっている)と、こういう表示って全然目に入らないのよね。席数は、「せんねんそば」時代より少しだけ少なくなって、テーブル席4人×3と、椅子付きカウンター11席。テーブル席と椅子付きカウンターの間に謎の通路があるのは、「コ」の字型カウンターだった時代の名残。テーブル席同士が謎の壁でつながっているのも、椅子付きカウンターの一番端っこ(出入り口側)の椅子が微妙に変なポジションになっているのも然り。
  麺は、注文後茹での生麺。わりと歯ごたえがよかったのだが、おそらく誤差で、本質的には他店舗と同じ麺だと思う。つゆは、かなり甘みが強く出ていた。これも誤差なのかもしれないけれど、「せんねんそば」時代よりもだいぶ甘いように感じる。一瞬、完飲をためらう甘さだ。結局は全部飲んでしまうのだけれど。たぬきは、粒の細かい天かす。ゾル化はしないが、だいぶ湿気り気味だったのが残念。たぬき320円。メニューは、「せんねんそば」時代から変わっていないようで、同じメニュー一覧が出しっぱなしになっている。肉そばと生姜焼き丼セットだけ「×」印で消されていたが。全体的に、麺単よりもセットメニューの方が安い設定になっており、とり天丼セット470円、から揚げ丼セット490円あたりはかなり魅力的。また、オープンから10:30までは朝限定メニューの設定がある。朝そば(ちくわ天半分+ゆで卵のトッピング)300円、朝納豆セット(そば+ご飯+納豆)350円といった、お得なメニューが計7種類設定されている。しまったなぁ、訪問が10時前だったので、たぬきそばではなく朝そばにしておけばよかった。初入店ということで、あまり考えずにたぬきのボタンを押してしまったよ。箸は割箸で、蓋つきの箸立てに入っている。蓋が付いているのはとても良いと思うのだけれど、できれば片開きの蓋が良いね。カパッと完全に取れるタイプの蓋は、開け閉め(特に「閉め」)が若干面倒なので。


※2020/10、再食。再食と言っても、そばのイートインではなく、おそらくコロナ対応で開始されたのであろう店頭の弁当・惣菜コーナーのテイクアウト利用です。テイクアウトコーナーは「味の仕事屋」と銘打たれ、レジも別になっているので、パッと見ると「小粋そば」とは別店なのかなと感じます。一応、写真を貼っておきましょう(左:旧、右:現)。しかし、実際に弁当をレジへ持っていくと、厨房からおじさんが出てきて対応に当たっていました。基本的には好きな惣菜を客が自分で盛りつけるバイキングスタイルなのですが、訪問時には店側でパック詰めしたものを陳列販売していました。夕方だったから、見切り販売だったと思われます。買ってみたのは、幕の内スタイルの弁当(200円)と、鶏唐揚げ(100円)。どちらも、かなり安いです。通常価格は、惣菜詰め放題で350円とのこと。これも安いですね。内容は、日の丸ご飯にコロッケ、白身魚フライ、青菜とコンニャクの煮物、カボチャ煮、レンコン煮、ポテトサラダ。特段豪華な印象ではありませんが、なかなかのボリューム感。200円でこれだけ食べられれば文句なしです。鶏唐揚げは、ゴルフボール大くらいのものが5つ入っていました。客単価の安い飲食店がコロナ禍を生き延びるのは、大変だと思います。ありとあらゆる工夫を重ねて、なんとか頑張ってほしいです。ちなみに、そばは消費10%増税に伴い値上げしていました。現在、たぬき330円、から揚げ丼セット530円です。とり天丼セットは「とり天玉丼セット」に変わっていて、560円になっています(値−1点)。

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★新小岩駅(JR総武線)
「立喰そば処」  実食日:2004/6

  新小岩駅は南口の方が開けているのだが、駅そばは北口に2軒かたまっている。このうち、駅を出て左すぐのところにあるのが、「立喰そば処」。北千住の「TASTY KIOSK」で見たような看板が出ているので、もしかしたら同系なのかもしれないが、そばの味に関しては別物だった。
  ここの麺は、水っぽくて、ニュルッとしている。味・食感とも、市販されている「流水麺」に似ているように感じたのは気のせいだろうか。プラス材料にはならないが、極端にマイナスというわけでもない。ただ、人によっては違和感を覚えるかもしれない。たぬき300円。
  なお、北口にあるもう一軒は、お馴染みの「富士そば」。「立喰そば処」とは駐輪場(放置?)を隔てた場所にある。


※2015/11、再食。たぬき300円で、前食時と同じ値段でしたが、お品書き(短冊)には値段部分に上貼りした痕跡があります。察するに、一度値下げして、消費増税で再度値上げしたのでしょう。味は、特に変わっていないと思います。初食時に「流水麺のよう」と感じたのは、冷凍麺だからでしょう。妙にツルツルしていて、あまりつゆが乗らず、風味があまりない麺です。北千住などの同名店とは、明白に異なる麺です。つゆは、口当たりは良いものの甘みが強く、後半でやや飽きてくるタイプ。こちらも、北千住ほかとは異なる味わいに感じました(こちらは誤差かも)。再食メニューは、鶏唐揚げそば350円。そこそこサイズ(ふた口サイズ)の皮つき唐揚げが3つ乗ります。冷めていますが、一度つゆに沈めてから食べるとジューシーで美味しいです。若干ガーリックの香りがあるので、ビジネスマンが朝・昼食に利用する場合には要注意かも。
  前食時から、内・外装にはほとんど手がついていません。客席配置は、14人掛けの年季が入った大テーブルと、立ち食いカウンターが少々。周辺のビルが次々と新しくなる中、この店舗だけ、昭和中期で時計が止まっています。木枠の引き戸や木製のカウンターなど、鉄道大時代を偲ぶ調度がたくさんあります。長屋風の建物自体も、よくよく見るとかなり古く、座敷童が出そうな雰囲気。これ、文化財に指定できないかな。新小岩駅には、この店舗から見て出口の反対サイドに南北自由通路ができていて、人々の動線が変わり、この店の前の通行者が激減していると思われます。置き看板を、店舗から少し離れた駅出口に近い場所に置くなど工夫を凝らしていますが、先行きがちょっと心配です。一見の価値ありなので、ぜひ建物を見に行きましょう。そしてできれば、1杯食べてきましょう。


※あぁ〜! なんと閉店していました(上記記事に書いているように、ある程度予感していましたが)。建物、どこかに移築保存してほしかった……。跡地は現在工事中で、防護壁に覆われている状態です。おそらく、北口出口が綺麗に整備されるのでしょう。工事終了後に復活する可能性もありますが、復活するとしても別業者の店になると思います(2016/9、確認)。

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「富士そば」  実食日:2005/11



  
北口を出て正面。放置自転車が多い区画だが、看板の文字も大きいし、駅を出ればすぐに目に入る。
  ここでは、角麺タイプの麺を使っている。私は、このチェーンに関しては平麺よりも角麺の方が好きなので、これは嬉しいところだ。たぬきは、少量だが小エビが入っていて、香ばしさを演出している。たぬき330円(ワカメ入り)。このチェーンは、たぬき330円の店に割と好印象の店舗が多いように思う。高い店は、味覚的に若干落ちる。あくまでも私の好みに対して、だが。

※改装していました(写真は左から2枚目)。値上げして、たぬき370円になっています。店舗オリジナルメニューは、スタミナ丼(単500円、ミニ丼セット550円、フル丼セット670円)とミニソースかつ丼セット550円でしょうか。朝そば310円、朝食セット390円あり(値−1点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。スタミナ丼・ミニソースかつ丼は終了していますが、店舗限定メニューとしてミニジャガ天丼セット550円が登場しています。富士そばはメニューがどんどん入れ替わるので、完璧に追跡するのは難しいですね。なお、店舗名は「新小岩店」です(付+1点。2016/9、確認)。

※2016/10、再食。店舗限定の「ジャガ天」を食べようと思ったのですが、残念ながらそばへのトップピングには対応していませんでした(かつてジャガ天そばを販売していた時期もある)。仕方なく、ミニジャガ天丼セット550円を注文。普通のジャガイモ天と違うのは、1センチ角くらいのスティック状に切り出し、カレー風味の衣で揚げていること。カレーとじゃがいもの相性は疑うべくもなく、また二度揚げしていないのでジャガイモ本来のホクッとした食感も楽しめ、とても美味しかったです。カレーの香りが他の天ぷらに移ってしまうのではないかと心配になる部分もありますが……。
  なお、このメニューは「新小岩店限定」を謳っていますが、もともとは川越店発祥メニューのはずです。川越店では現在扱っていないので、現時点での「店舗限定」は嘘ではありませんが、ちょっと誤解を招きそうな表示であるように思います。

※ジャガ天丼が終了していました。これで、ジャガ天は完全消滅です。衣にカレー味を付けるという発想は、すごく私好みだったのですが……。後継となるようなオリジナルメニューもなく、ベーシックなラインナップになっています(付−1点。2018/2、確認)。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。紅生姜入りちくわ天450円が登場しています。他店舗の「紅生姜ちくわ天」とは表記が若干異なりますが、内容は同じだと思われます(2018/12、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円です。紅生姜入りちくわ天は、終了していました。店舗限定メニューに、きのこあんかけ460円が登場。たいへん魅力的ですが、新小岩南口店でセットメニューを実食した後での訪問だったので、食べる腹がありませんでした。こちらを先にチェックするべきだったなと、後悔しています(2020/12、確認)。

※2021/5、再食。天430円をいただきました。天は揚げ置きで、ややオーバー気味の揚げでキツネ色が濃く、衣がパリパリ食感になっていました。ドクターフライを撤去した後の「富士そば」としては珍しく、わりと高さのある天でした。天ぷらとしてはB級ですが、立ちそばに乗せる天としてはこういうのも結構好きです。
  祝日(GW中)13:00頃の訪問で、先客5・後客4。各席には、個別パーティッションが設置されています。席間が極端に狭くなるのを避けるため、一部の席をつぶしています。もともと席間を狭めにしている店では、このくらい思い切った対応が必要かもしれませんね。


※値上げしていました。現在、たぬき440円、天460円です。コロッケ460円とは別に、大きいカレーコロッケ530円が出ていました(2022/2、確認)。

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「大江戸そば」  実食日:2012/10

  改札内コンコース。かつて「あじさい茶屋」があった場所だ。5年ほど前に「あじさい茶屋」で忌まわしい事件が起こり、一度閉店して、店名を変えて再開した店舗。フロアはたいへん広く、テーブル席が2人×4と4人×2、加えて椅子付きカウンターが11席ある。それでもなおデッドスペースが目立つ。
  味覚的にはNREスタンダード(茹で麺)で、これといった特徴はない。強いて言えば、妙に口広で浅い丼を使っているな、というくらい。箸(エコ箸)と七味は、受渡口にのみ置いてある。過去の汚点はそう簡単に消えるものではないが、衛生面には徹底的に気を使っているなと分かる。照明も、「あじさい茶屋」時代に比べると格段に明るくなっている。たぬき320円。


※閉店していました。跡地は工事中で、防護壁で覆われていて現在は何もありません(2014/2、確認)。

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「富士そば」  実食日:2014/2

  店舗名は「新小岩駅南口店」。南口を出てロータリーを渡り、アーケードの商店街(ルミエール)に入って30秒、左側。目立つ位置に看板等がなく、近年オープンした「富士そば」にしては珍しく地味な立地にある。間口は狭いが奥に長い造りで、テーブル席がメイン。しかも、一部のテーブル席には席間に衝立があるので、ゆったりと食べることができる。カップルやファミリーを意識した店舗なのだろうか。パパッと食べたい人向けには椅子付きカウンターが8席あるが、出入口に近く、人の出入りが激しいので、あまり落ち着かない。空いていれば、ひとりでもテーブル席を利用したいところだ。
  麺は茹で置きだったが、茹でたて並みの良い食感だった。茹で置き時間が短かったのだろうか。つゆは特段の印象なし。たぬき340円(ワカメ入り)。たぬきは、ゾル化するタイプ。前回実食した「大塚駅前店」が粒の残るタイプだったので、「あれ? 変わったのかな」と思っていたのだが、どうやら経時変化ではなく店舗による違いのようだ。そば湯ポットあり。24時間営業。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。消費増税に伴う値上げにしては値上げ幅が大きいので、別の要因も含んでいると思われます。設備投資か、食材価格の高騰か、それとも食材を変えたのか。再食していないのでよく分かりません。店舗オリジナルと思われるメニューに、鍋焼きうどん500円があります(値−1点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。鍋焼きうどんは冬季限定なので、このタイミングでは扱っていませんでした。オリジナルっぽいものは、特に見当たりません(2016/9、確認)。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。今年も、冬メニューには鍋焼きうどんが出ています。ただし、550円に値上げされています(2018/12、確認)。

※2020/12、再食。その前に、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円です。今年は、鍋焼きうどんが見当たりませんでした。完全に終了してしまったかもしれません。ちょっと寂しいです。今回は、店舗オリジナルのあさりごはん・天ぷらそばセット570円をいただきました。天はややオーバー気味の揚げ方できつね色が濃く、香ばしさが強調されていました。天ぷらとしてはB級ですが、立ちそばの天としては悪くないというか、むしろ好みです。あさりごはんは、炊込みタイプ。具材は、基本的にアサリのむき身のみ。仕上げにアオサを少々ふりかけていますが、アオサはほとんど香りませんでした。もっとも、アオサの香りが強いとアサリの香りが紛れてしまうので、結果オーライかなと思います。ゴボウとか油揚げとかを入れなかったのも、むしろ正解だと思います。アサリの香りはしっかり感じられ、味覚的には悪くないですが、ルックスがやや寂しいです。ちょっと猫まんまみたいに見えてしまうので。見た目の部分でもうちょっと工夫があればなお良かったかなと思います。
  平日15:30頃の訪問で、先客3・後客4。アイドルタイムとしては、まずまずの入りでしょうか。椅子付きカウンターには、個別パーティッションが設置されています。テーブル席は、1席おきに使用可。ただし、パーティッションも使用不可のラミネートプレートも可動式なので、簡単にどかすことができます。実効性は、あまり高くなさそうです。


※値上げしていました。現在、たぬき440円です。今回は入店していないので全メニューの確認はできていませんが、前回実食したあさりごはん・天ぷらそばセットは、少なくとも店頭のショーケースからは消えています(2022/2、確認)。

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★小岩駅(JR総武線)
「あじさい茶屋」  実食日:2004/10

  改札を出て左、エレベーターの脇。この立地なら改札内にも窓口を開けてほしいのだが、残念ながら外側からしか食べることができない。
  最近少しずつ味が良くなってきているこのチェーンだが、小岩店も例に漏れず。麺はかつての丸麺から平麺になり、つゆ乗りが良くなった。あとは、つゆと具。特に具(たぬき)は、ほんのちょっと小エビを入れるだけでもずいぶん印象が変わると思うのだが。まだまだ改良の余地が多い。たぬき320円。


※閉店(「大江戸そば」化)していました(2009/2、確認)。

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「六之助」  実食日:2005/7

  北口を出て直進30秒右側。イトーヨーカドーの横っ腹にある、飾り気のない店。しかし、入る前からどことなく「ここは美味そうだ」と予感させられる部分があった。店内は、中途半端な時間(午後5時頃)だったにもかかわらず、改札脇の「あじさい茶屋」よりも混んでいた。ファンが多そうな店だ。
  ここでは、角が取れた感じ(丸麺ではないが)の生麺を使っている。結構混んでいたので、出てくるまでに5分ほどかかった。それでも、この味を出してくれるなら、待つ価値はある。ただ、私の個人的な好みから言えば、麺はしっかりと角が立ったものの方がいい。特に生麺だと、角が取れただけでもずいぶん食感が落ちてしまう。つゆは文句なしに美味い。職人風店主の威勢も良く、おばちゃんの物腰も柔らかい(この2人のキャラのギャップが楽しい)。何回か入ってみたいと思える店だ。たぬき300円。朝7〜11に限り、天が300円になるサービスがある。


※閉店(「富士そば」化)していました(2013/3、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2009/2



  北口を出て正面の商店街に入り1分(上記「六之助」を越えていく)、auショップの角を左に入ってすぐ右側。表通りには面していないが、商店街にも看板が出ているので比較的分かりやすい立地である。小耳にかじった情報では比較的最近オープンした店だということだったのだが、内装はそれほど新しい感じはしない。前のテナントの内装をそのまま利用しているのかもしれない。客席は椅子付きカウンターと立ち食いテーブルで、キャパは15人ほどだろうか。
  この店の麺は、極細の茹で置き生麺。細すぎて生麺特有の食感が伝わりにくいのが難点ではあるが、味覚的には悪くない。そば湯ポットが各席にあって非常に利用しやすくなっているあたり、気が利いているなと思う。たぬきそばは、ワカメとカマボコが入って330円。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。たぬきというメニューは消滅し、かけ320円に揚げ玉が乗るパターンになっています。こう書くと値下げしたかのように感じますが、他メニューは全体的に値上げされています。朝そば2種各330円、朝定食2種各360円の設定あり(付+1点。2015/11、確認)。

※移転していました。店舗名は変わっていない(小岩北口店)ので、同一店舗と見なすことにします(写真は右端が移転後)。現在の場所は、北口を出てイトーヨーカドー脇の商店街に入り1分、左折して旧店舗があった場所の前を通って1分、コンビニ「CVS」の角を右折して30秒、左側です。以前よりも駅から遠くなったうえメイン動線からもかなり外れてしまったように感じますが、店舗規模はだいぶ大きくなっています。フロアを広げることを優先にしたということでしょう。なお、旧店舗の場所はつけめんの「舎鈴」になっています。値段は基本的に変わっていませんが、ちょい呑みセット500円が登場しています。生ビールorハイボール+天ぷら2品で500円という内容。う〜む、これは「ふじ酒場」への対抗措置でしょうか(付+1点。2016/9、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、もり・かけ340円です(値−1点。2021/5、確認)。

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「大江戸そば」  実食日:2012/11

  メインの改札を出て左、南口階段脇。3つ上に記載している「あじさい茶屋」の跡地。というか、看板が変わっただけで中身はほとんど変わっていない。食べるスペースは立ち食いカウンターのみ。椅子を置くだけのスペースはありそうに思えるが、こだわりがあるのだろうか。カウンターはステンレス製で、なんだか懐かしさを覚える。化粧板全盛の時代なので。
  味覚的にも、「あじさい茶屋」時代と変わっていないと思われる。いわゆるNREスタンダード(茹で麺)だ。これといった変わりメニューもない(NRE系共通の季節限定メニューはある)。たぬき320円。中身が変わらないなら店名を変える必要はないように思えるが、新小岩ネズミカレー事件が影響しているのだとすれば、頷ける。箸はエコ箸。


※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2015/11、確認)。

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「富士そば」  実食日:2013/3

  北口を出て直進30秒、右側。3つ上に記載している「六之助」の跡地。「富士そば」にしてはずいぶんと狭い敷地に店舗を出したなぁと思ったのだが、厨房をかなりコンパクトな造りにして、客席のスペースを広くとっている。「六之助」の跡地って、こんなに広かったの? と、びっくりしたくらい。座席間隔が狭いこともあり、お得意の半円形椅子付きカウンターが全部で17席もある。
  麺は茹でたてに当たり、歯ごたえが良かった。ここ数年、「富士そば」の麺は確実にレベルアップしていると思う。ただ、つゆがちょっと残念。塩気はそれなりにあるのだが、出汁感・香り・余韻のすべてが弱い。たぬき340円(ワカメ入り)。そば湯ポットあり。また、嬉しいサービスに「大盛り無料」がある。これは、小岩店が独自に行っているサービス。「富士そば」は、運営方針が100%トップダウンというわけではなく、各店舗の店長に一定の権限が与えられているのだろう。だから、「富士そば」はチェーン店の中では店舗巡りが楽しい部類だ。小岩店に関して欲を言うと、「大盛り無料」のポップはもう少し目立つ位置に置いていただけるとありがたい。常連客はともかく、一見客は食べ始めてからこのサービスに気づく、というパターンが多いのではないかと感じる。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。のり天玉390円がオリジナルでしょうか。写真を見た限り、「天玉+海苔」ではなく、「海苔の天ぷら+玉子」のようです。朝・夕そば310円の設定あり。朝定食もありますが、納豆360円のみです(値−1点、付+1点。2015/11、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。のり天玉は終了。代わりにと言っていいのでしょうか、しめじ生姜天420円が登場しています。富士そばは代わりメニューが多いイメージがありますが、実は天ぷらの変わり種はあまり多くありません。これだけ変り種天ぷらが次々に出てくる店舗は珍しいです(2016/9、確認)

※2016/10、再食。前回訪問時に発見した、しめじ生姜天そば420円を食べてみました。1本ずつ丁寧にほぐしたシメジと長ネギを絡めたかき揚げです。ショウガは、目視確認できなかったのですが、全体的にほんのりと香りました。すりおろして衣に混ぜているのでしょうか。もう少し生姜が強くてもいいかなと感じましたが、それだと好き嫌いが別れてしまうのかもしれませんね。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。高菜380円、紅生姜ちくわ天450円のほか、小岩店でよく出るオリジナル天ぷらシリーズとしてさつまいも天410円が登場していました(しめじ生姜天は終了)。オリジナルメニューが比較的安い価格で出るのが、小岩店の特長ですね。興味深いです(2018/12、確認)。

※閉店していました。跡地は、レンタルスペース(訪問時には衣料品店が入っていた)になっています。狭いながらも特徴を出している店舗だったので、ちょっと残念です(2019/4、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2015/10

  改札を出て左、上記「大江戸そば」の跡地。内外装も一新されており、カウンターなどはすべて化粧板が張られ、狭い店内ではあるが椅子付きカウンターが4席設けられた。私が入店した時には先客4だったのだが、綺麗に椅子付きカウンターが全部埋まっていた。立ち食いはゼロ(後客2が立ち食い)。やはり今の時代、固定客だけではやっていけない駅そば店では椅子席が欠かせないのだと感じた。ジャズのBGMも、この雰囲気ならよく合っている。
  麺は生麺の見込み茹で。私はタイミングよく茹でたてに当たり、若干粘着したものの状態はまずまずよかった。つゆはきらくスタンダードで、まぁ各店舗ではこれ以上工夫のしようがないのかなという感想。ただ、たぬきがちょっと残念だった。「いろり庵きらく」では、油がきつくてたぬきの量も多く、ちょっと胸が焼けて印象が低下することがあるのだが、この店舗では逆で、たぬきが妙に細かくすぐに溶けてしまい、しかも量が少なく、物足りなかった。たまたまストックがなかったのだろうか。天ぷらを店揚げしていて副産物としての天かすを使う店ではそういうタイミングもあるのかもしれないが、業界全体としてはたぬきが余って廃棄するケースの方が圧倒的に多いので、ちょっと疑問符が付いた。たぬき370円。冷水機の脇にそば湯ポットあり。箸はエコ箸。ところで、後客の2人はカップルだったのだが、女性の方が「ここのそば、美味しくなったね」と話していた。NREさん、今後もますます頑張ってください。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です(2019/4、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税に伴い、値上げしています。現在、たぬき400円です(2021/5、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2016/9

  北口に以前から「ゆで太郎」がある駅なのだが、今年6月に南口にもオープンした。というわけで、店舗名は「小岩南口店」。行き方は簡単なのだけれど、文章での説明が若干難しい。南口を出てロータリーを左に回り、駅から見て左斜め前方向に伸びる路地(昭和通り商店街)に入って2分、右側。なかなか広い店舗で、テーブル席16席と椅子付きカウンター12席。小岩北口店もだいぶ広くなったし、小岩はそれだけ需要がある街だということだろうか。
  麺は、茹で置きだった。細平タイプで、やや茹でオーバー。すなわち歯ごたえがあまりないもので、ちょっと残念。このタイプの麺を使う店舗では、茹で時間をしっかりと管理してほしい。10秒のアンダーorオーバーでも食感が大きく変わってしまうので。つゆは、特に変哲のない「ゆで太郎」スタンダード。生卵をトッピングすると、ちょっと薄く感じる。たぬきは、粒の細かい天かす。ゾル化するタイプなので、入れすぎに注意(朝11時まではフリーのサービスがある)。朝イチでの訪問ということで、実食は「朝ごはん・納豆」360円。いつもならカレーにするのだけれど、なんとなく気が向いて納豆にしてみた。「ゆで太郎」の納豆は、これが初めてだ。このセットには、そば・ご飯・納豆のほかに生卵(温泉玉子に変更可)が付く。ご飯の量がさほど多くないので、納豆または生卵のどちらか一方で事足りる、残った方は、そばにトッピングできるわけだ。今回は、納豆をご飯に、生卵をそばに乗せていただいた。納豆は、「太郎」というブランドのミニカップ。おそらく市販品ではなく、「ゆで太郎」のPBだろう(タレ・辛子付き)。味の方は特にどうということもないが、よく言えば「悪くない」。基本的にはカレーの方がコスパがよさそうだけれど、たまにアレンジしたくなったときに納豆を選択するのもアリだと思う。残る「高菜明太ごはん」も、いずれ試してみないと。たぬきなし、かけ320円に天かすが乗るFCパターンのメニュー構成。ちょい呑みセット500円あり。内容は小岩北口店と同じで、生ビール(orハイボール)+天ぷら2種。「ふじ酒場」への対抗措置だろうけれど、ちょっとパンチが弱いようにも感じる。タカノツメ受渡口にあり。そば湯ポットが見当たらなかったのだが、これは朝イチでの訪問(7時オープン、7:05入店)でまだ準備ができていなかっただけだと思う。箸はエコ箸。


※閉店していました。跡地は、チェーンではなさそうな中華料理店になっています(2021/5、確認)。

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