東京・京葉線
(八丁堀〜新木場〜葛西臨海公園)

現在、19軒掲載(うち7軒は、閉店確認済)
※東京駅は、山手線4に掲載。
★八丁堀駅(JR京葉線、東京メトロ日比谷線)
「富貴」  実食日:2003/12

  A3出口(JR・地下鉄共通)を出て、左側すぐ。大きな交差点の角にあるので、よく目立つ店だ。その割には、客はそれほど入っていないのだが。
  この店の特徴は、麺。普通の茹で麺なのだが、何が入っているのか、めかぶのようなぬめりがある。ただ、私はこういうのは嫌いではない。それから、全メニューに焼き海苔が1枚。海苔にはつゆの味を変えてしまうという逆効果もあるのだが、3cm四方1枚にとどまっているので、その心配はない。どうやら、店側も海苔の逆効果を分かっている様子だ。たぬき290円。

※10mほど西へ移動して、リニューアルオープンしていました。値段が少し上がって、現在はたぬき300円です(値−1点)。弁当コーナーを併設しています(2010/8、確認)。

※店としては継続されているのですが、そばの扱いをやめてしまったようで、弁当店になっていました。当サイト上では閉店として扱うことにします(2015/3、確認)。

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「富貴」  実食日:2005/5

  上記「富貴」の分店と思われる店が、新川2丁目にもある。距離的に一番近いのはB4出口だが、ここから行くと大通りを渡らなければならないので、B3出口の方が便利かもしれない。こちらからなら、出て右へ2分。説明も簡単である。
  たぬき290円という値段、小さな焼き海苔が入るということ、ボリュームが控えめであることは、上記「富貴」に同じ。が、麺の感じは少し違うような気がする。実際、上記「富貴」の食感はあまりよく覚えていないのだが、記述を見る限り、違うかなぁと。それから、つゆは後味がないタイプで、ちょっと物足りなかった。なお、私が行ったときにはたぬきが売り切れていたのだが、券売機を「売切」にするのを忘れていたらしい。私が「たぬきそば」の食券を出すと、「残ってる天ぷらサービスするから、好きなの選んで」と言ってくれた。かき揚げは油がきつそうだったので、ちくわ天に。こういうフレキシブルなシステム、好きだなぁ。大規模なチェーン店には真似できない部分だと思う。


※閉店していました(2012/6、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2011/3

  A3出口を出て左へ3分、鍛冶橋通りの向かい。桜橋交差点の北東角。店舗名は「桜橋店」。立ち食いカウンターと椅子付きカウンター、合わせて20人ほど収容できる店。
  麺は、茹で置きだった。茹でオーバーなのか茹で置き時間が長いのか、ちょっと柔らかくなっていた。タイミングによるのか、それとも日曜でちょっと気を抜いていたのか。う〜ん。それでも美味い麺ではあるのだけど、茹でたてのとびっきりの美味さを知っているだけに、ちょっと残念な印象だ。たぬき290円(カマボコ・青味入り)。ネギと梅干しはフリー。冷水機の脇にそば湯ポットがあるほか、レンゲも用意されている。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/3、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/6、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(2020/1、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2012/6

  B4出口を出て、目の前の広い道(鍛冶橋通り)を渡って左へ2分、新川2丁目交差点を渡らずに右折して10秒。店舗名は「新川2丁目店」。椅子付きカウンターと立ち食いカウンターがあり、キャパは15人くらいか。
  実食は朝イチ。自動ドアには開店時間が7時と記載されているが、6:30くらいにはもう開いていた。準備ができ次第店を開けるのかもしれない。こういうフレキシブルな対応ができるということは、FC店ではなく直営店なのだろうか。味覚的には、空いている時間帯だったということもあって茹でたての麺に当たったので、歯ごたえがよかった。都心型の細麺タイプの店舗としては、ほぼ最高レベルかもしれない。つゆは、「ゆで太郎」にしてはちょっと濃いかなと感じた。そば湯でちょっと割るくらいでちょうどよさそうなのだが、そば湯ポットが見当たらない。朝イチだったからだろうか。たぬきも、「ゆで太郎」では珍しく、揚げ玉ではなく天かすを使っていた。絶対にこっちの方がいいと思う。たぬき330円(ワカメ入り)。朝10時まで限定の朝定食3種設定あり(各340円)。タカノツメあり。あと、たまたまだと思うのだが、朝定食(カレー)を注文したら、なぜか煮卵のサービスがついた。「ゆで太郎」に煮卵を使ったメニューなんて、あったっけ? あまりチェーン店らしくない、不思議な店舗だ。


※看板が一部変わっていた(金額部分にシール貼り)ので、一応貼っておきます(左:旧、右:現)。値上げしていました。現在、たぬき350円です。朝食セットは360円になっています(2015/6、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。入店していないので全メニューについては確認できていません(店頭サンプルケースのみでの確認)が、もり・かけは(320→)340円になっています。たぬきは、370円になっていると思われます(値−1点。2020/1、確認)。

※再値上げしていました。現在、もり・かけ360円、たぬき390円です。今回も時間外訪問&未入店ですが、出入口ドアに値上げ告知が張り出されていたので、たぬきの値段も確認できました(2021/12、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2013/3

  A5出口を出て後方20秒。店舗名は「八丁堀駅前店」。わりと新しい店舗だろうか、以前にこの界隈を歩いた時にあった記憶がない。ここ2〜3年でのオープンではないかと思う。店内は、フロアの形状が四角形ではないため、椅子付きカウンターが斜めに配置されている。ちょっとデッドスペースができているのだが、フロアの形状上やむを得ないだろう。椅子付きカウンター14席+立ち食いカウンターが8人分程度。
  麺は茹で置きだったのだが、茹で置き時間が短かったのか、茹でたてと変わらない食感・風味の麺だった。「小諸」は、麺自体が持っている風味(独特な「甘み」)が最大にポイントになると思うので、茹で置くにしてもできるだけ茹でたてに近い状態で出せるようにしてほしい。この一点で、だいぶ印象が違ってくるので。たぬき290円(カマボコ+季節の青味入り)。季節の青味は、この時期には菜の花を使用している。季節によって、菜の花・絹さや・いんげん・小松菜と変わるのだが、個人的には春の菜の花が一番好き。したがって、「小諸」に食べに行く機会が多くなるのも、春。以前は、青味の代わりにワカメを代用する店舗もちらほら見られていたのだが、最近そういう店舗には出くわさなくなったような気がする。ぜひ、青味でお願いします。ネギ&梅干しフリー。そば湯ポットあり。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/7、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2019/1、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(2020/2、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2015/3

  B3出口を出て右(入船方面)へ2分、道路向かい。表通りに面していないので、あまり目立たない存在の店舗。看板も旧タイプというか、古めかしい日除けが張られている。かなり異端な感じがする外観の店舗だ。店舗名は「湊店」なのだが、日除けには「みなと店」と平仮名記載がある。客席は立ち食いカウンターのみで、キャパは10人くらい。椅子席のない「ゆで太郎」は珍しいかもしれない。
  麺は、茹でたてだった。店内に製麺機(製麺室)が見当たらなかったのだが、食感から推して西五反田2丁目店と同じ方法(機械)で製麺されたものだろう。茹でたてだったぶんエッジがしっかり利いていて舌触りがよかった。つゆは、ちょっとぬるかったのが残念。70度くらいか。個人的には85度くらいがベストだと思う。朝7時過ぎの実食だったのだがわりと混雑傾向だったので、回転を速めるために意図的にぬるめにしているのかもしれない。たぬき350円(おそらくワカメ入り)。朝の訪問だったので、朝食セット(カレー)を実食。360円。他店舗に比べてなのか以前に比べてなのか、そばがかなりミニサイズになってしまったように感じる。あと、カレー丼の盛りがあまりきれいでなく、丼の縁に米粒がたくさんくっついた状態で出てきた。「どこを持てと?」と言いたくなるビジュアル。衛生を1点引かせていただく。朝帯は、揚げ玉フリーのサービスがある。そば湯ポット各席にあり。タカノツメは見当たらなかった。残念。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、朝定食380円です(値−1点。2021/4、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき390円です。時間外訪問(未入店)のため全メニューの値段は確認できていませんが、朝定食も390円になっていると思われます(2021/12、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2015/4

  駅からちょっと遠い。A5出口を出て後方1分、最初の信号で右折して2分半、最初の信号の左側角。店舗名は「八丁堀店」。メイン動線から外れた場所にあるのだが店内は広く、テーブル席が4人×2、椅子付きカウンターが7席、そして立ち食いテーブルが10人分くらいある。一番奥には、お馴染みの製麺室。券売機が店内外にそれぞれあり、店内券売機が高額紙幣に対応しているのがありがたい。
  麺は茹で置きだったが、茹でたてと遜色ない舌触り・歯ごたえで印象がよかった。つゆはゆで太郎スタンダードで比較的香りが弱いが、そば湯を少し加えると美味しくなる。たぬき350円(ワカメ入り)。10時まで限定の朝定食3種各360円あり。今回は、近年ゆで太郎で常食している朝定食A(カレー)を実食。先日「みなと店」で感じたとおりに、そばはやっぱりミニサイズ。たぶん、以前からこうだったのだろう。実感がなかっただけで。今回はカレー丼の盛りつけもきれいで、印象がよかった。10時までは揚げ玉フリー。そば湯ポット&タカノツメあり。この店舗は「みなと店」と同じ駅を最寄りとする立地にあるわけで、しかも椅子席があってタカノツメもあるので、面倒でなければこちらへ足を運んだ方が満足できると思う。箸は割箸。


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「がんぎ」  実食日:2015/10

  B4出口を出て左へ2分、最初の信号を渡ってから左折して1分、路地の角地にある。裏路地を使って少しショートカットすることもできるが、説明が面倒なので割愛。越後のふのりそばを安価で提供してくれる優良店だ。店舗名は、「新川二丁目店」。客席は立ち食いカウンターのみだが、茅場町や三田よりもスペースは広く、15人くらい入れる。
  注文後に茹でる生麺は、ツルツルの喉ごしとプリプリした歯触りながらコシがない歯ごたえが特徴。エッジを感じないので、なおのことツルツルした食感に感じる。好き嫌いが分かれそうな麺ではあるが、私個人としては大好き。つゆは、カツオ出汁が前面にあり、グルタミン酸系の旨味出汁が背後に隠れている。醤油の香りも高く、上品でありながらパンチ力もある。たぬきは天かすで、揚げ置き時間が少々長めなのか、サクサク感はあまりなかった。が、油が軽く、本質的には美味い。エコ箸が滑るようなこともなく、茅場町とは油が違うのではないかと感じたほどだ(茅場町でのたぬき実食から12年経っているので、私の感じ方が変わっただけかも)。たぬき420円。サービストッピングのワカメが、肉厚で好印象。ひと噛みで生ワカメだと分かるものだった。こういうワカメがサービスで乗っていると、嬉しくなる。夕方(17時)以降は、越後の地酒も飲めるので、一杯飲み屋として立ち寄り、〆にもりそばという手もあるだろう。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、もり・かけ(360→)370円、たぬき430円です(2020/9、確認)。

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「江戸そば わたなべ」  実食日:2015/11

  B4出口を出て左へ3分半、高橋を渡ってから2つめの信号を左折、1つ目の信号のハス向かい角。「高橋」の近くに「わたなべ」があるという、ちょっと皮肉な立地(意味が分からない方はスルーしてください)。少しショートカットできる行き方もあるが、説明が面倒なので割愛。わりと新しい店なのだろうか、外観・内装とも小奇麗。客席は、椅子付きカウンター13席と、立ち食いカウンター8人分くらい。
  この店のそばは、どことなく「小諸そば」に通じる味覚だった。麺は生麺の茹で置き(見込み茹でか)で、見た目には角が立っているのだが舌にはあまり感じないタイプ。少しモチモチ感があり、麺自体に甘みがあって美味い。つゆは、3種類以上の食材の出汁をブレンドしていそうな複雑な風味だった。かえしがやや淡く、全体としてはややモヤッとした風味。かえしを強めるか、出汁の配合を変える(どれかひとつを際立たせる)と、より美味くなりそうな印象を受けた。たぬきは天かすで、油の質・食感とも、「小諸」のたぬきによく似ている。たぬき360円。小松菜がサービストッピングされるあたりも、「小諸」に通じる部分だ。変わりメニューに、しっぽく490円やごまねぎ500円などがある。また、はなまき420円は、写真で見た限りではもみ海苔ではなく板海苔をそのまま乗せているようだ。カレー、丼もの、セットメニューも豊富にあり、多様な需要に応えられそうな店だ。ネギはフリー。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。


※閉店していました。跡地は、白だしおでんの「神楽坂 あい源」です。ランチタイムにそばを扱っていますが、価格的に対象外です(2016/10、確認)。

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「亀よし」  実食日:2017/5

  駅からちょっと遠く、特例を適用しなければならない場所にある。JR側のB4出口を出て直進6分ほど(実測値で490m)。もしかしたら茅場町駅の方が近いのかなと思ってこちらも実測してみたが、570mだった。こんな都心部に駅から徒歩5分で行けない場所があるなんて、ちょっと信じがたい。それもこれも、東京メトロ東西線の茅場町・門前仲町間が異様に長いせいだ。永代橋直下あたりにもうひと駅開業してもよさそうに思う。なぜ特例を適用してまでこの店を掲載したかったかというと、この店は近年勢力を伸ばしている「天かめ」と同グループに属していながら店名が違う(店員は「おそば 天かめ」とプリントされたTシャツを着ている)という、研究材料として興味深い店だからだ。店名が違うからには、内容も何かしら違うはず。そこを究明してみたくなった。それともうひとつは、都心部は多少駅から遠くても駅への依存度がそれなりに高いと考えられるので、なるべく穴が開かないようにしたいという意図もある。店内はとても広く、テーブル席が計44もある。プラス、立ち食いカウンターが15人分くらい。かなりの大型店だ。15:30頃の訪問で、先客5・後客2。この閑散ぶりからは、とてもではないがこれだけの席数が必要であるようには思えない。
  麺は、注文後に茹でる生麺。少し粘着する細麺で、わりと濃いグレー色。上品ではないが、しっかりとしたそばの香りがある。これは紛れもなく、「天かめ」と同じ麺。つゆはカツオ出汁が前面に出ているやや甘めのもので、ちょっと粉末出汁っぽい風味を感じる。これも、「天かめ」と同じつゆ。たぬきは、サクサク食感の残る天かす。たぬきはタイミングによって少々変わるので一概に「天かめと同じ」とは言いづらいのだが、おそらく同じだろう。味覚的には、「天かめ」と何ら変わらない一杯だった。異なるのは、メニューと値段だ。たぬき340円という設定は、「天かめ」よりも50円高い設定になっている。同じ内容で値段が高いのだから、あまり嬉しいことではない。実食は、天丼セット550円。セットのミニ天丼は、エビ1尾+小さめのかき揚げという内容。これも「天かめ」と同じ内容で、値段が50円高い。他メニューで比較しても、「亀よし」の方が20〜60円高い設定になっている(海老天そばのみ450円で同額)。そして、私が「天かめ」で愛食している海老天丼セットが、「亀よし」にはない。う〜む、なかなか敢えて「天かめ」を外して「亀よし」に来る理由が見いだせないなぁ……と思っていたら、ひとつだけ「亀よし」にあって「天かめ」にないメニューがあった。それは、店名を冠した亀よしそば420円。おぉ、これを目当てに来ればいいのかと心が沸いたが、内容が「たぬき+きつね+ワカメ」と知ってガッカリ。値段は高くなるけど、「天かめ」でも単品トッピング追加で再現できる。これだったら「天かめ」に行った方がいいし、第一この場所ならすぐ近くに「亀島」がある(これも同グループ店だが、「天かめ」よりもさらに安い)ではないか。
  いろいろ考えた末に、わざわざ「亀よし」を選ぶ理由は、席数の豊富さにあるという結論に至った。他の客の所作を眺めていると、食べ終わってもなかなか席を立たないスーツリーマンが多いことに気づいた。先客5人のうち4人が、私が出る時点でもまだ居座っていた。お決まりのスマホ遊びに興じる者、楊枝で歯間を抉りながらひたすら「シーシー」と音を立てている者、何をするでもなく宙を見据えてボーッとしている者。そんなのばっかりで、「早く仕事しろよ」と言いたくなるような有様だ。要するに、「天かめ」よりも少し高いぶんは、ショバ代なんだな。サッと食べてサッと出る人ではなく(もちろん速食需要もあるだろうが)、特に閑散時間帯には少し長居をして時間を潰したい人が、多少高くてもテーブル席がたくさんあるこちらを利用するわけだ。私にはなかなか縁のない世界ではあるけれど、外回りのサラリーマンにとってはこういうホッとひと息つける時間も大事なのだろう。だとすると、テーブル席がたくさんある両国店も高め設定にすべきではないかという気がしてくるが……。両国とここでは、客層が違うのかな。


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★潮見駅(JR京葉線)
「キッチンオリジン」  実食日:2017/11

  小台店に続いて、2店舗目の実食は「潮見店」。これまた、ほかに対象となる店がない駅……というつもりで訪れたのだが、辰巳から歩いて行ったら途中で他に対象となる店「大むら」を見つけてしまった。やっぱり、歩かないとなかなか見つからない店もあるね。でも、「大むら」は時間外で食べられなかったので、やはりこちらで。場所は、駅を出て右、ロータリー沿い。小台店に比べてかなり規模の大きな店舗で、間口も広い。イートインスペースも充実していて、テーブル席はないものの椅子付きカウンターが10か11くらいある。「Origin」店舗と変わらないくらいのゆったりした空間でそばをいただける。
  そばは基本的に小台店と同じだと思うのだが、オペレーションが少々違うようで、味覚にも若干の影響を及ぼしていた。麺は、冷凍と思われる乱切りタイプのもの。小台店での実食時よりも少し柔らかかったように思ったが、誤差だろう。つゆは、甘めで少々酸味あり。やはり、のっぺりと平たい感じ。わずかではあったが、薬品臭あり。小台店とのつゆの違い(店舗による違いというか、たまたまの誤差の可能性が高いが)をまとめると、小台:少なめ・薄め・ぬるめ、潮見:多め・濃いめ・熱め。マニュアル上は同じだろうと思うが、まだ提供開始から間もないためか、そしてさらに言うとそばはさほど数が出ないこともあるのだろうか、結構ブレ幅が大きい。かけ290円、ちくわ天350円、かき揚げ430円など。実食は、かき揚げそば。かき揚げは注文後揚げで、サクサク感あり。ちくわ天ほどの印象力はなかったが、そこそこ悪くない出来。具材は、タマネギ・ニンジン・インゲン。具材のカットが細かいこともあり、箸でほぐしやすいタイプだ。揚げ玉は入らなかった。
  その他細かいことについても、小台店と比較を。まず、有人レジで先払いというシステムは共通。その際に引換券を渡されるのだが、小台店と同様に配膳してくれるので用をなしていない(引換券の回収なし。小台店では回収された)。下げ膳はセルフ(ごみはゴミ箱へ、盆と丼はレジへ)で、小台店と同じシステム。七味は、商品と一緒に瓶ごと配膳。うん、そうだろうね。小台店で商品に添えられなかったのは、何かの間違いだったのだろう。割箸は爪楊枝入りの個包装タイプで、小台店と同じもの。冷水器は見当たらず(あまりちゃんと探していないので、見落としかも)。店舗ごとに、細かい違いがいろいろありそうだ。
  訪問は平日の16時頃で、イートイン客は先客1・後客0。せっかく広いイートインスペースがあるのに、それほど利用者は多くなさそうだ。イートイン客はわりと放置プレイにしてくれる傾向があるので、ちょっと時間を使って食べたい(というか、食後にスマホ遊びなどでゆっくりしたいなど)場合には穴場かもしれない。とりあえずもう何店舗か巡って、いろいろ比較してみることにしよう。


※そばの提供を終了していました。当サイトでは、閉店として扱うことにします(2020/4、確認)。

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「大むら」  実食日:2017/12

  駅を出て、線路と垂直方向の道を3分、最初の信号を渡ってから左折して30秒。わりと広いけど交通量は少ない道沿いにあるので、車やバイクで寄りやすい店かもしれない。駅からは少々離れるしメイン動線からも外れているから、歩いて食べに行く人はあまり多くなさそうだ。口頭注文で代引き制。客席はテーブル席4人×2と椅子付きカウンター6席。
  麺は、わりとグレーが濃い茹で麺。食感的にはこれといった特徴のないノーマルな感じだが、茹で麺にしてはそばの香りがきちんと感じられる。つゆは色が薄く、おそらく関西風のつもりなのだろう。ただ、出汁に使う昆布の種類が違うのか、煮出し方が違うのか、それとも水が違うから同じにならないのか、関西で食べる駅そばのつゆとはちょっと違う。キレがなく、ちょっとモヤッとなるのだ。加えて、減塩タイプの醤油を使っていると思われ、味が淡いので、つゆを完飲しない人にとっては物足りなく感じるかもしれない。ゴクゴク飲むぶんには悪くないつゆなのだが。たぬきなし、かけ200円。トッピングはすべて単品扱いになり、玉子50円、かき揚げ100円、きつね50円など。今回は、かけそば+生卵+かき揚げで実食。ワカメとミニサイズのちくわ天がサービストッピングされ、とても豪華な一杯が出てきてびっくりした。かき揚げは、冷凍っぽい正円形のもので、揚げ置き。具材は、細切りのタマネギ・ニンジンと、インゲン。ちくわ天がサービスで付くことを考えると、この店ではかき揚げはパスした方が正解かもしれない。玉子は、おそらく先乗せ。白身の外側部分が白濁した状態で提供された。ちくわ天は、スーパーで5本入り78円くらいで売っているような安物のチクワを縦半分にカットして揚げている。まぁ、サービストッピングだから、これはこれで良し。ワカメは、ハリハリしていてとても美味しかった。麺・つゆ・かき揚げ・玉子・ちくわ天・ワカメの中で一番心を揺さぶられたのが、なんとワカメという結果だった。
  前回訪問したときには時間外で食べられなかった(15:30頃の訪問)ので、今回は必食を期して12:45に訪問。先客3・後客1。昼時にしてはちょっと寂しい入りだけど、駅からちょっと遠いし、人や車が多く通る大街道に面しているわけでもないので、妥当な入り具合と考えられなくもない。にもかかわらずかけ200円というかなり安い設定で提供しているということは、店子ではなく店主の自己物件なのだろう。そして、14時で店じまいという短い営業時間から推して、従業員を雇わずに店主ひとりでやっている(あるいは、夫婦とか)のだと思う。地代を払っていたら、あるいは人を雇っていたら、この価格では成り立たないと思う。客側としても、この安さが重宝している様子。居合わせた先・後客の多くが、かけそばの大盛り(100円増)を食べていた。まぁ分からなくもないのだけれど、あまり客単価が下がりすぎると気の毒な気もするので、心情的にはもうワントッピング追加しておきたいところだ。箸はエコ箸。


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「なか卯」  実食日:2019/5

  東口を出て右へ10秒。または、西口を出て左へ10秒。JR高架下、広義では駅ナカと呼べる場所にあり、東西両側から出入りできる造り。店内は広く、テーブル席が24、椅子付きカウンターが24。券売機が全部で3台設置されている。1台は東側出入口付近。もう1台は西側出入口付近。ここまではいいのだけれど、最後の1台は店内、東西の出入口の中間付近にある。この券売機を置く意味がよく分からないのだが。ほとんど稼働していないのではないかという気がする。
  麺は白っぽく、星あり。細めで、ザラザラした摩擦を感じる舌触り。ホクッとした歯ごたえあるも、どちらかというと軽い食感。提供が早かったしタイマー音なども聞こえなかったので、たぶん冷凍だろう。副業系の店で生麺を茹で置くとは思えないし。二八を謳うほどには香らないし。つゆはわりとあっさりしており、あまり香らない。たぶん濃縮希釈。代々木上原店での実食時よりも少し薄かったように感じたが、タイミングの妙か。いずれにしても、店側が謳う「京風」のイメージとはちょっと離れたものだ。レギュラーのそばメニューは、海老かきあげ490円とざる450円のみ。うどんメニューはいろいろあるのに、そばに対応していないのが残念。60円増しでいいから、はいから・きつねあたりをそばに変更できるようにしてほしい。実食は、海老かきあげそば。かき揚げは冷凍ものの注文後揚げと推測。具材は、タマネギ、ニンジン、小松菜っぽい葉物野菜(細かすぎてよく分からず)、インゲンの切れっ端、殻つきエビ5〜6尾。揚げたてだからということもあって、冷凍ものでもそこそこ美味い。冷凍ものにありがちなニチャニチャ感や粉っぽさもなかった。青ノリが練り込まれたカマボコ入り。ネギは青。飲み水は冷たい緑茶。箸はエコ箸。
  土曜14:45頃の訪問で、先客5・後客1。この客数に対して店員が3人というのは、ちょっと釣り合わない気がする。3人とも外国人で、厨房内でのおしゃべりがやや多いが、箸の補充などで客席側に出てくるときにはちゃんと頭を下げて「失礼します」と言う。代々木上原店でも感じたことだが、外国人店員への教育はしっかりできていると思う。投げやりで気怠そうな態度が鼻につく日本人学生バイト(もちろん、全員ではないが)よりよっぽど良いと思う。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、海老かきあげ500円です。ざるそばは450円で据え置かれています(2020/4、確認)。

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★新木場駅(JR京葉線、東京メトロ有楽町線、東京臨海高速鉄道りんかい線)

「麺グルメ銀座直久」  実食日:2000/7

  長い長い階段を下りて、ロッテリアの角を右に入ったガード下にある。アジア系の外国人が作るという、珍しい駅そばである。しかし、生麺を使ってはいるものの、従業員の熟練度不足が否めず、日によって違う味のそばが出てきてしまう。麺の茹で方はタイマーで管理するなど、もう一工夫があれば生まれ変われると思うのだが、現時点ではそれほど高いレベルではない。たぬき350円。


※麺大盛り無料のタイムサービスを設定していました(サ+1点。2007/8確認)。

※2009/12、再食。値上げしていました(たぬき350→390円。値−1点)。今回は生麺の食感が失われず、まずまずの出来映えでした(味+1点)。ただ、繊細な麺に特濃のつゆという組み合わせに若干の違和感を覚えました。

※改装して、そばを扱わないラーメン専門店になってしまったため、閉店扱いとします(2011/4、確認)。

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「あじさい茶屋」  実食日:2005/6

  新木場駅のように多くの会社線が乗り入れている駅では、改札外に店があると便利なのだが、この店はJR改札を入って正面にある。これだと、地下鉄やりんかい線の利用者が食べられないからなぁ。このチェーンにしては珍しく、客のスペースが通路に剥き出しになった(店の囲いがない、ということ)店で、どことなく狭苦しく、違和感がある。しかし、客数は多い。中途半端な時間だったのに、カウンターにおさまりきらずに「手持ち食い」をする人が続出していた。チェーン店とはいえ、駅そばが繁盛している様子を見るのは嬉しいものだ。味等は同系他店に同じ。たぬき320円。

※閉店(「湾岸そば」化)していました(2009/2、確認)。

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「めとろ庵」  実食日:2007/8



  東京メトロ改札内コンコース。大手町、錦糸町に続く3軒目の店舗。今後、勢力を拡大しそうな雰囲気がある。店自体は非常に小さいが、椅子付きのカウンターもあり、混んでさえいなければゆったりと食べられる。また、厨房がガラス張りになっていて、コンコースから丸見えになっているところに工夫が見られる。現代的なセンスだ。
  この店のそばは、生麺の茹で置き。コシも風味も悪くない。が、それ以上に私はつゆに特徴を感じた。色も味も薄い関西チックなタイプで、最後の一滴まで飽きずに飲み干せる。善し悪しの判断は人によって分かれるような気もするが、私個人としては好きなつゆだ。たぬき350円(カマボコ入り)。なお、この店ではそばは茹で置きだから湯通しだけですぐに出来上がるのだが、うどんを注文すると「40秒ほどお時間をいただきます」と言われる。40秒くらいだったら、いちいち断るほどの時間でもないような気もするが……。


※値上げ(たぬき350→370円。値−1点)していました。麺類単品が高めなだけに、各種ミニ丼とのセット(550〜590円)が割安に感じます(2008/10、再食確認)。

※2011/7、再食。改装して、食べるスペースがだいぶ広くなっていました(写真は左から2枚目)。テーブル席と椅子付きカウンターが計16、立ち食いカウンターも少しあります。味覚的には変わっていないと思いますが、若干ボリュームは増したように感じました(ボ+1点)。変わりメニューに、めとろそば430円があります。

※値上げしていました。現在は、たぬき380円、めとろ440円です。セットメニューも、軒並み600円越えになってしまいました(2014/6、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。たぬき380円をはじめ、値段は基本的に変わっていませんが、めとろそばが終了するなどレパートリーがだいぶ減っています。券売機のボタンに空きが多く、ちょっと寂しい状態になっています(付−1点。2017/9、確認)。

※2017/12、再食。値段等、変わっていません。今回は「駅そばカツ丼シリーズ」ということで、カツ丼セット670円をいただきました。値段的にちょっと高いですが、カツ丼はミニという感じではありません。ご飯が少し少なめかなという感じもしましたが、少なくともアタマは一杯分ありました。そう考えると、670円という値段はむしろ安く感じます。味覚的には、悪くはないのですが、玉子とじの塩梅がイマイチ。部分的に半熟ではあるのですが、黄身が固ゆでで白身の一部が半熟になっていました。逆ですね。白身は固ゆでで黄身が半熟になる方が好ましいです。仕上げに散らしたミツバはちゃんと香りがあり、シャキシャキ感も残っていて好印象。玉子のとじ方以外は問題のない一杯でした。
  今回は平日13:30頃の訪問で、先客9・後客6と大賑わいでした。当駅は始・終点で、しかも店舗が改札内にあるので、列車の発着前後に客が集中する傾向にあります。このような店では、タイミングによっては出来上がり待ち時間がかなり長くなります。到着便で訪れて短い待ち時間で食べたいなら、あらかじめ階段の位置に合わせて乗車して、下車後急ぎ足で訪問するのがオススメです。店到着の時点では30秒の差だったのが、出来上がり時には10分の差になることもありますので。

※値上げしていました。現在、たぬき400円、カツ丼セット680円です(2019/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、カツ丼セット690円です(2020/4、確認)。

※2020/6、再食。公式取材ではありませんが、仕事上必要で、あおさわかめ400円をいただきました。トッピングは、その名のとおりアオサとワカメです。アオサは、乾燥の粉状ではなく、生(冷凍?)の地海苔型のものを使っています。肉厚でしっかりと食感を感じるもので、なかなか美味いです。出汁の香りとケンカするのではないかと心配していたのですが、カツオ出汁が突き抜けていたかつての「めとろ庵」ならともかく、バランス派に変わっている現在のつゆに対しては、特段違和感ありませんでした。廉価提供ができていることだし、これ以上特に改良する必要はなさそうです。かなり完成された形だと思います。
  土曜18:30頃の訪問で、先客2・後客1。空いていました。椅子付きカウンターには、ひとり分ごとにアクリル板のパーティッションを設置しています。出入口近くに消毒液も設置してあり、コロナ対策はしっかり取られている様子でした。


※2023/5、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき430円、あおさわかめ460円、カツ丼セット740円です。
  えのき天460円が登場していたので、食べてみました。店頭の一覧掲示には載っていないので、最近発売されたものと思われます。トッピングは、扇形に開いた大きなえのき天。これはなかなか見事です。丼の口径より大きくボリューム感があるわりに、かき揚げより安い設定。食べても、スナック菓子のような香ばしさが癖になり、なかなか美味いです。仕上げにふりかける青ノリも効果的。エノキだから歯間に挟まりやすいとか噛み切りにくいといった不自由さもありますが、見た目、味、ボリューム感、価格のどれをとっても満足できる内容です。これが店頭掲示に入っていないのは、ちょっともったいないです。タペメニューにしてもいいくらいだと感じました。オススメ度高しです。
  平日(GWの谷間)10:30頃の訪問で、先客6・後客2。中途半端な時間帯にしてはよく入っていました。列車の発着前後に混雑する、客足に波がある店舗です。有楽町線で行く場合、端の方の車両から降りて歩くと、たいてい混雑しています。席取りにこだわるなら、階段近くに停止する車両に乗るのがベストです。


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「湾岸そば」  実食日:2009/2

  JR改札内コンコース。2つ上に記載している「あじさい茶屋」の跡地。基本的に「あじさい茶屋」時代と店の造りは変わっておらず、コンコース店舗にしては珍しい露出店。椅子が2つだけ用意されている。
  看板が変わっても経営は同じNREなので、基本的に味覚も「あじさい茶屋」時代と変わっていない。店舗オリジナルのメニューとしては、「湾岸ラーメン」がある(450円)。食べていないので詳細は不明だが、写真を見た限りでは海草類がたっぷりと盛りつけられるようだ。そば・うどんにはオリジナルメニューは設定されていない。たぬき320円。

※駅改良工事に伴い、閉店していました。跡地は工事中で、防護壁に覆われた状態です。工事終了後に復活する可能性もゼロではありませんが、はっきりと閉店の貼り紙が出ていたので閉店扱いにします(2017/7、確認)。

※跡地は、エレベーターになりました。復活はありません。残念です(2019/3、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2020/11

  JR改札内コンコース。上記「湾岸そば」があった場所のごく近く(少し動いている)に、今年7月にオープンした新店。これと前後してコンビニ「NEW DAYS」と喫茶の「ベックス」もオープンしており、新木場駅構内がにわかに活気づいている。3路線が乗り入れる駅だから需要はかなりあるのだろうが、意外と改札外が寂しい。当駅で乗り換える人は改札をいったん出ることになるのだから、もっと改札外が賑やかでもいいのではないかと思うところだが。それはさておき、スペースの都合なのか、当店は比較的小型の店舗。テーブル席はなく、客席は壁際の椅子付きカウンター4席と、立ち食いカウンター10人分程度。自動オーダー式の券売機が導入されている。呼び出しは、機械音声で。最近オープンする「いろり庵きらく」はたいていこのタイプの券売機が導入されている。また、フロア内にモニターがあり、食券番号が表示される。可能な限り店員と客の接触を減らし、肉声でのやり取りも減らそうという、コロナ禍でのオープンならではの配慮が見てとれる。モニターでの食券番号表示については、コロナとは関係ないとしても有用だと思う。出来あがり待ち客の食券番号がすべて表示されている(調理中は赤字、出来あがりは青字で表示)から、出来あがり待ち客が現在何人いるのかがひと目で分かるのだ。だから、たとえばあまり時間がないタイミングで入店した場合、食券を買う前にこのモニターを見て、「5人待っているから今日はパスしよう」などと判断できるわけだ。このシステムは、生麺を注文後に茹でる店や、特に混雑が激しい店舗で威力を発揮すると思う。今後、他店舗にも広まっていくのではないだろうか。
  麺は、注文後茹でで対応していた。茹で加減に特段の問題はなく、安定した出来栄え。マシン注ぎのつゆは、以前の「いろり庵きらく」に比べるとやや濃くなっているような印象を受けたものの、基本的にはスタンダード。たぬきは、サクサク感のある天かす。つゆに浸かってもすぐにはゾル化せず、終盤にも多少サクサク感が残っていた。たぬき400円。店舗限定っぽいメニューは、これといって見当たらず。というか、券売機が複数ページに分かれているタイプなので、変わりメニューがあったとしても、貼り紙等で掲示しない限り認識されづらい。箸はエコ箸。
  日曜11:30頃の訪問で、先客3・後客3。店の規模から考えれば、まずまず入っている方だろう。店員もワンオペだったことだし、少なくとも日曜の需要はだいたいこのくらいなのだろう。


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「ゆで太郎」  実食日:2022/2

  駅から少し遠く徒歩6分ほどかかるのだが、当駅の駅そばは改札内に集中していて改札外にはないので、ここまで足を延ばしてでも食べたいという需要もあるだろう。行き方は、駅を出てロータリーを右に回り、信号を右に渡ってそのまま直進。新曙橋で運河を渡って最初の信号角。店舗名は「新木場店」。間口が広く、店内も広々。フロア中央に8人掛けの丸テーブルが3つあり、窓際には椅子付きカウンター8席。丸テーブルの脇に、島式の対面式椅子付きカウンターが6席。さらに出入口脇に2人掛けテーブル席が3卓。ただし、コロナ対策の一環なのか、8人掛け丸テーブルはパーティッションによって4つに区切られており、現状では4人しか座れない。また、2人掛けテーブルは窓にぴったりくっつけてあり、対面着座できなくなっている。つまり、現状では1人掛け。これだけ客席があっても、フロアスペースにはだいぶゆとりが感じられる。券売機も2台完備し、客数の多い店舗なのだろうと感じさせる。陽当たりが良すぎる立地なのか、看板が陽に焼けて色あせていて、ちょっと古びたような印象を受ける。こういうのをそのまま放置しているのは、たいてい直営店。直営店かフランチャイズ店かは、メニューを見れば100%見分けがつく。しかし、メニューを見なくても、外観だけで8割がた見分けられる。実際に券売機前に立ってボタンをチェックすると、フランチャイズ店にはないはずのチャーシュー麺720円とかラーメンライスセット600円なんかがある。ほら、やっぱり直営店だ。
  麺は、注文後茹でで対応していた。細麺タイプで、フランチャイズ店とあまり変わらない印象。つゆもゆで太郎スタンダードで、特段変わった印象はない。外観やメニューで見分けがつくけど、この仕様だと食べ分けはちょっと高難度かもしれない。おまけに、たぬきというメニューがないものだから、余計にフランチャイズっぽく感じる。ただ、フリーで置いてある天かすは、フランチャイズ店とは異なる直営店の仕様だった。すなわち、粒が丸っこくて少し重量感があるタイプだ。かけ360円、きつね430円、かきあげ490円など。実食したのは、かきあげ丼セット580円。かき揚げは、衣パリパリで花を咲かせた仕様。具材は、タマネギ、ニンジン、長ネギ。タレドボンではなく、上からタレをかけるオペレーションだった。丼は、黒く大きく、深いすり鉢型。見栄えは良いのだが、つゆがやや飲みにくい。箸は割り箸。箸だけでも、ある程度直営店だと見分けられるかも。フランチャイズ店は、まず間違いなくエコ箸(または併用)なので。
  平日14:30頃の訪問で、先客4・後客5。場所がら、多客となるのは朝から昼にかけてで、昼を過ぎたら基本的に空いていると思われる。近隣には貯木場や材木問屋が並んでいて、これらの会社はたいてい朝型なので。


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