東京・その他JR2
(高崎線・青梅線・横浜線・その他)

現在、25軒掲載(うち13軒は、閉店確認済)
★尾久駅(JR高崎線)
「尾久そば」  実食日:2004/5



  駅を出て、明治通りを渡ったところにある。カステラの「文明堂」の隣。ここは厨房スペース・客席スペースともにゆったりしていて、それほど綺麗とは言えないが、なかなか好感が持てる内装である。肝心の味の方は、ちょっとたぬきを入れすぎ。私は天だと油が過ぎて胸焼けするという理由もあってたぬきを常食しているので、たぬきも入れすぎはマイナスになる。また、客(それも、私だけでなく4〜5人いたのだが)が食べている前で厨房器具をガッシュガッシュ洗うのはいかがなものか……。静かに洗ってくれれば気にならないのだが、わざとだと思うくらいに大きな音をたてて洗う。ちょっと気になった。たぬき270円。値段は文句なし。

※2015/12、再食。一時期閉店説が囁かれていましたが、元気に営業しています(確かに、営業時間中に行ってもやっていない時期があった)。今回は、天を実食。麺は、小麦のモチモチ感はあまりないのに独特な粘着性があり、ちょっと不思議な食感でした。生麺茹で置きの、やや茹でオーバーでしょうか。つゆの風味も独特。カツオ系の香りは感じず、昆布の旨味と、サバのようなクセのある香りがします。余韻にも同様のクセがあり、長く続きます。天はフワフワ系で、衣厚め。イチョウ切りのニンジンが存在感を発揮しています。小エビの香りもあり。タマネギを使っていないのが珍しいと感じました。
  客席は、椅子付きカウンター7席のみ。券売機は、店内一番奥にあります。店内には、たまり醤油のような臭いが充満していて、草加煎餅の工場で働いていた時代を懐かしく思い出しました。外観は特段手を加えた様子はありませんが、経年変化で看板がおどろおどろしく色褪せています。面白いので、写真を貼ります(左から2枚目)。現在の値段は、たぬき300円です。天も同額なので、この店では天の方がオススメです。

※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。消費10%増税に伴って値上げして、現在はたぬき310円になっています。天は330円まで上がり、天・たぬき同額ではなくなっています(値−1点。2020/2、確認)。

※2021/1、再食。月見310円をいただきました。卵は、先乗せでした。アツアツのつゆをドバっと勢いよく注ぐので、白身が固く茹だって、かき玉のような状態になります。この辺は、店の特性というよりは店員特性かもしれませんが(この日店番していたのは中年女性だった)。しかも、殻の欠片もひとつ入っていました。これはちょっとマイナス。盛りつけ方だけでなく、食器の洗浄シーンなどを見ていても全体的に豪快というか、悪く言うとやや雑な印象でした。
  平日16:00頃の訪問で、先客・後客とも0。まぁ、アイドルタイムだからね。長い椅子付きカウンターには、2枚だけアクリルのパーティッションが置かれています。気にする方はこちらで、という意思表示でしょうか。当該席の使用頻度が高くなりそうなので、気にする人はむしろパーティッションなしの席を利用した方がいいような気がします。


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★中神駅(JR青梅線)
「山ちゃん」  実食日:2016/2

  南口を出て右へ30秒、右側。北口側の「げんき家」に行くつもりで中神を訪れたのだが、もっと駅に近い場所でこちらが見つかった。焼鳥居酒屋のランチ営業。この手の店は、ランチタイム以外には暖簾も幟も出ていないため、見つけにくい。まだまだ、意外なところに潜む店がたくさんありそうだ。店内には椅子付きカウンターが計25席ほどあるが、ランチタイムに稼働するのは厨房に面した9席か。
  麺は、太め。厨房機器に隠れて調理シーンが見えなかったのだが、おそらく茹で麺。提供までに時間がかかった(3〜4分くらい)のは、つゆをひとりぶんずつ沸かしていたため(推測)だろう。つゆは、甘く辛い。出汁の香りよりも味付けで食わせるタイプだ。たぬきなし。かけ290円、キツネ340円、肉390円。既成メニューは以上。単品トッピングに、天ぷら(ニンジン・ちくわ・ピーマン・かき揚げ)各60円、玉子50円、ワカメ50円がある。実食は、肉そば+ニンジン天。肉は豚ばら肉の薄切りで、柔らかく、パサパサ感もなく食べやすい。つゆに少しとろみがあったので、ほかのメニューとはつゆの風味が少し違うかもしれない。肉のほかに、斜めひと口カットの青ネギ入り。ニンジン天は、千切り(少し太く「百切り」くらいか)のニンジンをかき揚げにしたもの。揚げ置きなので衣は完全にふやけているが、ほどよい甘みがあって味覚的には悪くなかった。季節限定かもしれないが、柚子皮のサービスあり(入れるかどうか聞いてきてくれる)。また、自家製のお新香もサービスしてくれた。このお新香は、本来はそば・うどんには付かない(ご飯ものの「カツ定食」480円に付く)とのこと。優しい味付けで美味しかったのだが、評点には影響させない。ちなみに、お新香は日替わりで、日によって(別の従業員が入る日には)自家製ではないものが付く場合もあるとのこと。こればっかりは運か。
  なお、ランチ営業は14時までが目安だが、客の切れ目を見て暖簾をしまうとのこと。私は13:30の入店だったが、「もう閉めようと思ってたところ」だったそうで、カウンター上には夜の部に活躍するであろう焼酎ボトルなどがズラリと並んでいた。話好きなおばちゃんのキャラも立っていて、かなり強く印象に残る店。確実に食べるためには、13時頃までに訪問するようにしたい。


※平日12:45頃に訪問するも、営業していませんでした。「うどんそば」の暖簾を掛けるための支柱も撤去されていることから、ランチ営業は終了したものと判断し、当サイトでは閉店の扱いとします(2022/1、確認)。

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「げんき家」  実食日:2016/11

  駅歩5分。北口を出て、目抜き通りを2分半。突き当りを右折して1分、多摩大橋通りを渡らずに左折して1分半。駅北口を出て右斜め方向の路地に入ればもう少し早く行けるが、説明が面倒なので割愛。広いフロアを贅沢に使った立ち食いカウンターが10人分くらい。加えて、店の外、脇っちょの駐車場(1台限り駐車可)にテーブル席が4人×2卓用意されている。厨房側を向いた立ち食いカウンターの背後スペースにテーブル席を入れられるんじゃないかと思うくらいに余裕があるのだけれど、そこまでの客数はないのだろうか。これだけゆったりした立ち食い店は、そうそうない。ついでに言うと、厨房まで広い。客席から厨房内がほぼすべて見渡せるのも、ファンとしては魅力的な部分だ。
  麺は、やや太めの茹で麺。角がしっかり立っていることもあって、茹で麺としてはなかなか歯ごたえが強い部類。反面、若干つゆに馴染みにくいという部分もある。つゆは、つつましく香るカツオ系(おそらく宗田中心)の出汁。昆布も入っていそう。甘さ・辛さも突出しておらず、バランス派と言えそうだ。たぬきは、フワフワ・プニプニとした食感の天かす。卵白つなぎだろうか。サクサク感はないのだけれど、油が軽いのでこれはこれで良し。昭和な外観からブラック&ストロング系のクラシカルな一杯を連想していたのだけれど、意外とやさしい味わいだった。たぬき300円。変わりメニューは特にないが、肉煮400円というのがちょっと気になった。「肉そば」ではダメだったのだろうか。ご飯ものは、おにぎり150円・カレーライス380円・肉煮丼350円。こちらも、「肉丼」ではなく「肉煮丼」となっているのが少々引っかかる。セットメニューは、ミニカレーセットと半肉丼セットが各500円。こちらは「肉煮丼」ではなく「肉丼」表記。まぁ、同じものなのだろう。場所柄を考えると、全体的にかなり安く感じる設定だ。特にワンコインのセットメニューがありがたい。ぜひ、この値頃感&ゆったり感で、末永く営業してほしい。


※消費10%増税に伴う値上げはなく、現在もたぬき300円、かけ250円、肉煮400円です。もともとかなり安い設定の店なのに、値上げなしで大丈夫なのでしょうか。間違いなくありがたいのですが、少し心配になります。あまり無理はしないでほしいです(2021/11、確認)。

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★昭島駅(JR青梅線)
「つるや」  実食日:2004/12

  南口を東側に出て(改札出て左へ行き、左の階段を下りる)、直進。ロータリーを回らずに線路と平行している路地に入り、20秒右側。古風な構えで「元気のいいお婆ちゃんがやっていそうだな」と思って入ってみると、やはり元気なお婆ちゃんが登場。お爺ちゃんもいるので、夫婦経営と思われる。
  ここのそばは、麺はややぬるい。つゆは並。具は、たぬきなし、天(かき揚げ)は売り切れだったので、春菊天をオーダーしたのだが、これは美味だった。総合すると、まぁ水準級。春菊天は、駅そばにありがちな「厚着」をしていないのがいい。春菊本来の味をストレートに楽しめる。天も春菊天、も、350円。それから、サービスとして、曜日・時間に関わらず卵無料(生・茹選択可)。このテの地元密着店にしては珍しいかもしれない。


※2016/2、再食。ガラッと改装していました(写真は左:旧、右:現)。焼鳥店を併設し、立ち飲みを兼業する店になっています。焼鳥は、店内で食べることも可能。反面、店内でのタバコが開放されたので、特に夕方以降はかなり煙モクモクになることが予想されます。再食は13:30頃でしたが、それでも店内にタバコ臭がだいぶ充満していました。客席は、立ち食いカウンターのみで15人分くらいあります。
  麺は、やや柔らかめの茹で麺。つゆは、醤油の香りが最前面にあり、次に昆布の旨味、そして控えめにカツオ系が香ります。たぬきはサクサク感のある天かすで、各種天は店揚げしているであろうと推察できるものでした。卵無料サービスは、終了していました。値段は少々上がり、かけ270円、たぬき320円、天370円、肉440円などです。肉そばを「名物」と称しています。次回にでも試してみることにしましょう(サ−1点、付+2点。)。


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「清流そば」  実食日:2009/7

  改札内コンコース。間口が広くて目立ちそうな外観なのだが、実は乗降客の主動線から外れた場所にあり、効率よく客を拾えているとは思えない。毎日この駅を使う人はともかくとして、たまたま訪れたような人は、この店の存在に気づかないかもしれない。主動線上に幟1本立てるか、貼り紙1枚貼っておくだけでも、少しは違うのではないかと思うのだが。立ち食いカウンター1本だけの店で、定員は6〜7人程度。奥の方に1つだけ椅子が用意されているが、「座るとカウンターの高さが合わなくなるのでは?」と感じる。
  味覚的には、NREスタンダードなので多くは語らない。たぬき320円。変わりメニューに「清流そば」がある(450円)。券売機のボタンには「清流そばレギュラー」と書かれているが、メニュー名としては「清流そば」でいいだろう。あと、重箱の隅をつつくとすれば、受渡口と返却口の配置が変。券売機脇の出入口から店に入ってすぐに返却口が、一番奥に受渡口があり、奥側(写真右側)にも出入口がある。一見さんは、例外なく返却口に食券を出してしまうのではないだろうか(私もそうだった)。それが原因で混乱するほどの客数はなさそうだが、できれば逆の方がいいんじゃない? あるいは、券売機を奥側の出入口脇に移すか。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。「清流そば」というメニューは終了しています。代わりにと言っていいのかどうかわかりませんが、店舗限定でしょうか、「得ミニ天丼セット」というセットメニューを500円で販売しています。ミニ天丼にはかき揚げ・えび天・ちくわ天が乗るようです。これはかなりお得な設定だと思います(付+1点)。個人的には、この店舗が「いろり庵きらく」化せずに残っていることが不思議に思えます。生麺化するには店舗スペースが狭すぎるのでしょうか(2017/1、確認)。

※閉店していました。建物は撤去され、跡地には何もありません。コンコースが広くなっただけです(2019/6、確認)。

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★拝島駅(JR青梅線・八高線・五日市線、西武拝島線)
「あずみ」  実食日:2003/12

  JR1番ホーム(五日市線)の東端にある店。以前、ここにはかつお出汁が強烈なつゆを出す店があったのだが、どうやら「あずみ」に飲まれたようだ。あの味、好きだったんだけどなぁ。今では、わずかに内装だけが当時の面影を残している。しかし、「あじさい」ではなく「あずみ」になったのだから、まだマシな方かも。チェーン店の中では、「あずみ」の味は悪くないと思う。たまに癖のある「あずみ」があるが、私はノーマルな「あずみ」の方がいい。ここの「あずみ」は、ノーマルな方。が、たぬきに細かいニンジンなどの具が見られるあたり、「ノーマルあずみ」とも少し違う気がするが。券売機は完全に「あずみ」仕様だ。たぬき300円。

※変わりメニューに「牡蠣そば」(530円)がありました(季節限定?)。奥松島産の牡蠣を使用しているとか。高いけど、美味そう。たぬきはあずみ仕様になっていました(2006/11確認)。

※駅改修工事に伴い、閉店していました(2009/5、確認)。

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「狭山そば」  実食日:2006/7

  改札内高架通路(北口階段上)にある店。西武沿線に多いチェーン店だが、この駅は西武とJRの間に改札がないので、西武ユーザーだけではなくJRユーザーも利用できる(上記「あずみ」も同様)ようになっている。
  このチェーンは、「特徴がないのが特徴」というオーソドックスなそばを出す店が多いのだが、ここはちょっと印象が異なる。まず、麺はちょっと扁平がかった形をしている。プツプツという感じの歯ごたえでコシはなく、香りもあまり感じられない。個人的には、同系他店同様に普通の茹で角麺でいいのではないかという気がする。それから、たぬきの感じからして、天は自家製であると思われる。これは好印象のポイントだ。たぬき300円。この店のオススメメニューは肉そば(380円)だが、丁寧に「豚肉使用」と書かれていたのが妙に印象に残った。


※駅改修工事に伴い、閉店していました(2009/5、確認)。

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「彩花庵」  実食日:2009/5

  JR改札を入って右(Dila拝島内)。かつてこの駅はJRと西武が改札を共有していたのだが、駅改修工事で別改札になったため、西武のみ利用する人は食べることができない。あちこちの駅に「Dila」が設置されているけど、その後には必ずと言っていいほどNRE駅そばが入る。それが悪いとは言わないが、「あずみ」「狭山そば」共存体制の方がよかったと考える人は、私だけではあるまい。椅子付きカウンターとテーブル席があり、20人以上は収容できる。弁当や惣菜を扱うテイクアウトコーナーを併設している。
  救いは、同じNRE店舗でも、生麺バージョンの店舗が入ったということか。たぬき350円と若干値段は張るが、味覚的には茹で麺バージョン店舗よりも明らかに上だ。つゆも違うのかな、妙な刺激がなく、まろやかで印象がよかった。


※閉店(「いろり庵きらく」化)していました。生麺店舗は看板を「いろり庵きらく」(または「そばいち」)に統一する戦略のようですね(2015/1、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2015/1

  JR改札内コンコース(改札入って右)、上記「彩花庵」の跡地。おにぎりなどのテイクアウト窓口を併設している点も含め、造りは「彩花庵」時代と変わっていないようだ。椅子付きカウンター13席と、テーブル席が2人×2と4人×3。たまたまかもしれないが、グループ客の利用が多かった。テーブル席をメインに配置したのは正解と言えそうだ。
  麺は生麺茹で置き、つゆは生麺版NREスタンダード。たぬきは具材のない天かすだが、他店舗に比べて油が軽いように感じ、好印象だった。先日実食した平塚店の油がかなり重かったので、余計に軽く感じたのかもしれない。たぬき370円。これといった変化球や店舗限定メニューは見当たらなかったが、朝10時まで限定のメニューが3種類用意されていた。はて、他の「いろり庵きらく」にこの設定があっただろうか? 個人的には、たぬきそば+ミニ明太子丼の「朝食(明太子)」380円が一番魅力的に感じる。麺類単品が高い設定だけに、カレーライス400円も結構光って見える。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です。カレーライスは410円です(2019/6、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき400円、カレーライス420円です(2021/5、確認)。

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★福生駅(JR青梅線)
「いろり庵きらく」  実食日:2021/11

  改札を出て正面。2021年3月にオープンした新店。コロナ禍でも次々に新店舗をオープンさせている「いろり庵きらく」。とても頼もしく感じるところではあるが、昨今のそば粉や原油の高騰に鑑みると、新店舗が重荷にならなければよいがと思う部分もある。タッチパネル式の券売機は、自動オーダータイプ。買った食券は持ったまま席で待っていれば機械音声で呼び出される。モニターに出来上がり待ちの食券番号一覧が表示されるので、どのくらい待つことになりそうか(出来上がり待ちが何人いるか)がひと目で分かるのはありがたい。客席は、椅子付きカウンター11席と立ち食い席4人分×2。間口は広いが奥行きはあまりなく、比較的こじんまりした店舗だ。
  麺は、茹で置きだった。最近の「いろり庵きらく」の麺は茹で置くことでの劣化があまりなくなっているように思うのだが、今回は茹でムラというか、何本かくっついたような麺が見られた。おそらく、茹でている間に箸でほぐす等の工程がすっ飛ばされたのだと思う。これは勿体ない。つゆは、きらくスタンダードではあるが、以前に比べるとモヤリ感がなく、はっきりした味覚になっている。これはこれでよいと思う。たぬきは揚げ置きの天かすで、量少なめ。油はしっかり切れていて、まずまず悪くはなかった。ネギは別盛り提供。これは、自動オーダー券売機が導入されている店舗では共通のオペレーションだ。たぬき400円。店舗限定メニューなどは、特に見当たらず。冷水器の脇にそば湯ポットあり。箸はエコ箸。
  土曜13:30頃の訪問で、先客9・後客1。改札の外だけれど、列車乗客への依存度がかなり高そうな客足の波。列車到着直後にドドッと客が入って、それ以外の時間帯は空く傾向だろう。混雑を避けるなら、到着してから少し時間を置いて入店する手もありそうだ。各席に個別パーティッションあり。立ち食い席はやや正方形に近い形状なので、田の字型にパーティッションを設置している。七味唐辛子等は、受渡口に集約。これ、個人的にはあまり好きではないパターン。コロナ対策は理解できるのだけれど、箸や爪楊枝など直接口に入れるものが露出してしまう場合は受渡口集約でいいとして、振出容器に入っている七味くらいは各席に置いてほしいというのが本音だ。無理ですかねぇ?


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小作駅(JR青梅線)
「あじさい茶屋」  実食日:2005/7

  改札を出て左、切符売り場の脇。正直、まさかこの駅に駅そばがあるとは思っていなかったので、見つけたときにはすごく嬉しかった。
  味覚的には、昔のこのチェーン、丸麺だった頃のような味。厳密には丸麺ではないが、ちょっと違和感があった。「気のせいだ」と言われればそうかもしれないし、湯通し加減による誤差かもしれない。さらにすごく細かいところを言うと、たぬきの盛り方が変わっていた。ふつう、麺とつゆを入れた後に無造作にばらまくか、中央に山を作るように入れるものだが、ここでは両サイドに山を2つ作るように入れた。ま、評価には関係ないのだが。たぬき320円。


※閉店(「清流そば」化)していました(2009/5、確認)。

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「清流そば」  実食日:2009/5

  改札を出て左、上記「あじさい茶屋」の跡地。跡地というか、看板が変わっただけのような気もする。内装も新しくなったようには見えない。
  味覚的にも大きな変化はない模様。オリジナルメニュー「清流そば」も、この店舗には見当たらなかった。それなら、「あじさい茶屋」のままでいいんだって。なお、ほんの少しであるが、丼に洗剤の臭いが残っていたので、味を1点、衛生を2点減点している。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2017/1、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2017/1

  改札を出て左。上記「清流そば」の跡地。今年1月5日にリニューアルオープンした。訪問が7日なので、オープンから3日目での訪問ということになる。オープンしてすぐに訪問するのはあまり趣味ではない(オペレーションが確立しておらず、店の実力が100%発揮されないことが多いため)のだが、青梅・奥多摩へ行くついでがあったもので。内装もがらりと変わっており、客席はすべて椅子付きカウンターになっている。13席。
  麺は、注文後茹ででの対応だった。先客1での注文後茹でだから、追いつかなくて注文後茹でになっていたわけではない。常にこのようにしているのだろうか。「いろり庵きらく」としては珍しいオペレーションだと思う。細麺ながら歯ごたえがしっかりしており、粘着なし。悪くない。つゆは、例によって方向性のはっきりしないモヤリ系。たぬきは、油がやや強い天かす。つゆの表面にうっすらとオレンジ色の油が浮いた。油切りの工程がまだ確立していないか。今後に期待。たぬき370円。店舗限定っぽいメニューは特に見当たらず。お得な朝限定メニュー3種あり。箸はエコ箸。
  平日18:00頃の訪問で、先客1・後客6。私が入ってからしばらく後客がなかったのだが、出る間際になってドドッと入ってきた。列車の発着タイミングによって、客数の波がかなりある店舗と見受けた。オープン直後のオペレーションは、天かすの油切れが悪かった点を除けば、ほとんど問題なし。男性店員3名の動きにもあまり無駄がなく、落ち着いていた。昼時などの混雑時にこの落ち着きが保てれば、軌道に乗ってくれるだろう。改札外にある店舗だから、個人的にはなかなか寄りにくいのだけれど、青梅駅や奥多摩駅の駅そばが閉店してしまっているだけに、青梅線沿線では貴重な店。こちら方面へ来ることがあれば、また寄ってみようかな。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です(2019/8、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました、現在、たぬき400円です(2020/1、確認)

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★河辺駅(JR青梅線)
「ピーコック」  実食日:2017/5

  北口を出て正面右手、河辺とうきゅうの1階フードコート内。河辺駅北口は、近年発展が目覚ましい。青梅市の外れに位置する駅だけど、市の中心である青梅駅や市役所最寄りの東青梅駅よりも賑やかなくらいだ。駅ナカにそば屋ができてもよさそうなものだが、駅周りが先に発展してしまったので、今から駅ナカが発展というのは難しいだろうか。フードコート内には3店舗あり、ピーコック・ミスタードーナツ・リンガーハットというラインナップ。ピーコックは新潟県長岡市に本拠を構えるチェーン店で、店舗展開範囲は関東甲信越〜東北。結構手広い。量販店内のフードコート形式店舗が多い。そば・うどんを扱う店舗も多いけれど、どちらかというとたい焼きとかたこ焼きとか、粉もの系スナックフードの方がメインの印象。ただ、この店舗はガッツリ食事系の方がメインになっているようだ。ちなみに、スーパーのピーコックとは無関係。有人レジで先払い→プラ板の番号札を使って受渡し。
  麺は、冷凍だろう。断面が長方形のもので、食感グニャリ。やや粘着があるあたり、生麺を連想させる部分もあるが、香りのなさが冷凍麺を思わせる。つゆは、思いのほか淡かった。2016年12月に広丘駅(長野県)近くの店舗で実食したときと、だいぶ印象が違う。おそらく同じタネをお湯で割っているのだと思うけれど、だとしたら希釈率が全然違う。出汁・塩気・甘さ・香り(これはもともとないか)のすべてが淡い。薬品臭がプンプン香るよりはマシだけれど、かなり物足りない一杯だった。たぬきなし、かけ340円、月見380円、かき揚450円など。実食は、かき揚そば。かき揚げは、なんと冷凍ものではなくお手製の注文後揚げだった。これはびっくり! サイズはやや小さめだけれど、大きめカットの具材(タマネギ・ニンジン・春菊)で食べごたえがあり、やや揚げムラはあった(中心部分の火の通りが甘い)ものの、ここだけ見れば水準以上のレベルにある。特にニンジンの食感が際立っているのが個性的だった。タマネギよりもニンジンの方が目立っているかき揚げは、珍しいと思う。かき揚げだけでも、救いがあってよかった。ご飯ものもいろいろあり、カツ丼595円が一番人気との表示あり。七味は受渡口のみにあり。割箸は名入れの個包装で、商品と一緒に提供。
  10:00オープンのところ、訪問は10:15ぐらい。フードコート全体でのカウントで、先客2・後客多数。ピーコック客もそれなりにあり。10:30くらいから途切れずにどんどんやって来るようになる様子。広丘では何も食べずに席だけ利用する人が多くて寂しい感じだったけれど、こちらはかなり流行っているようだ。急速に発展する河辺の勢いを実感した。そのうち市役所もこちらに移ってくるのではないか、と感じたほどだ。


※閉店していました。跡地は「きぬさ屋」という簡易的な麺類店ですが、そばは扱わないうどん専門店です(2020/1、確認)。

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★青梅駅(JR青梅線)
「青梅想ひ出そば」  実食日:2006/7

  1・2番ホーム中程にある店。こぢんまりとした感じのする外観だが、中はそんなに狭苦しくはなく、7〜8人は収容できそうだ。ここのそばは、「小竹林」のチェーンに酷似している。特に麺は「同じかな?」と思えるほど。ちょっとネットリ感のある細麺、おそらく冷凍。
  ただ、この店は味覚には関係のないところですごく個性を発揮している。青梅というのはもともと「昭和レトロ」を売りにしている街であるが、この駅そばもどっぷりと昭和30年代に浸かっている。白黒テレビがあって、昔のニュースなどを放映している(ビデオかな)し、懐かしいポスターが貼られ、古めかしいステンドグラスがはめ込んである。建物の建材自体も年季が入っている感じだ。メニューにラムネ(150円)があるあたりも、泣かせる。そばの味そのものよりも、レトロの街を実感する方を優先させた駅そばと言えるかもしれない。駅そばが街の特徴をアピールするのは、おおいに結構なことだと思う。たぬき330円。変わりメニューに、「想ひ出そば」(けんちん・ちくわ・ほうれん草入り)400円がある。


※閉店していました。跡地は、建物をそのまま残して待合室になっています(2017/1、確認)。

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★奥多摩駅(JR青梅線)
「そばの花」  実食日:2009/5

  駅舎2階。改札を出て左の階段を上がったところにある。4つある4人掛けテーブルはすべて一枚板、椅子は丸太に座布団を乗せたもの。すごく雰囲気が気に入った店である。
  そばは、注文後に茹でる生麺。太さにばらつきがあり、食感が楽しい。舌触りがザラザラしていて「田舎そば」の雰囲気がよく出ている。つゆにはちょっと特殊な甘さがあり、他店ではあまり食べ慣れない味覚になっている。問題は、値段。たぬき600円という設定なので、対象とするかどうかでかなり悩んだ。が、基本的にセルフサービスであること、注文後に茹でるが5分以内に出来上がったことなどを決め手に、観光地特例ということで対象に含めることにした。なお、そばにはナルトが入るのだが、このナルトが甘みがあって非常に美味かった。これまであまりナルトの味を気にしたことがなかったが、ちょっと見方が変わるかも。


※閉店していました。跡地というか駅舎2階には、「PORT Okutama」という喫茶コーナーがオープンしています(この間に、「アースガーデンマルシェ」という喫茶店だった時代もある)。奥多摩駅は、乗降客数がさほど多くないわりに駅周辺に飲食店がたくさんあるので、駅そばの出店地としてはちょっと苦しかったでしょうか。また、車で寄る人が少ない(駅前が狭く、車でアクセスしづらい。国道沿いに、簡単に寄れるドライブインがいくらでもある)のもマイナス要因だったと思います。美味しい店だっただけに、残念です(2017/1、確認)。

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★小宮駅(JR八高線)
「山田うどん食堂」  実食日:2022/1

  北口を出て左斜め前へ。突き当りを右折して30秒、左手の階段を降り、セブンイレブンの裏を通って信号で多摩大橋通りを渡ったところ。駅から徒歩3分半くらい。駐車場のあるドライブインタイプの店舗で、店舗名は「多摩大橋店」。実際、駅から歩いて食べに行く人はあまりいないだろう。多摩大橋通りはトラックの往来も多い産業道路ということもあり、客席には小上がり(4人×3)もある。他に、テーブル席が4人×4、中央に従業員通路のある向かい合わせ式の椅子付きカウンターが14(7×2本)。システムは口頭注文の後払い。
  麺は、近年生に変わったとの表示がある。確かに、歯ごたえも風味も、以前(他店舗)よりもそばらしいものになったように思う。ただ、それがかえって残念なことのように感じる自分がいるのはなぜだろう? 長年「山田うどん」に親しんでいる身として、ここに求めるものはこれではないような気がするのだ。複雑な気分。つゆは、あまりカツオ系の香りを感じず、最前面にあるように感じたのは少し癖のある風味の出汁。たぶんサバ。そしてたぬきは、(他店舗との比較で)既製の揚げ玉っぽいものから店揚げらしき天かすに変わっていた。小エビと青ノリの風味があり、ややゾル化傾向ではあるものの美味しくなったのは間違いない。たぬき280円。この安さは嬉しいところだが、これは実質的にはかけに相当するメニューなので、きつね390円や天470円など、種を乗せると値段が跳ね上がる傾向にある。たぬきと天(かき揚げ)の価格差が180円もある店は、関東では珍しいかもしれない。実食したのは、かき揚げ丼セット680円。かき揚げ丼はフルサイズで、このチェーン特有の玉子とじ仕様。ウェッティな食感でサクサク感がなく好みは分かれるかもしれないが、個人的には「山田うどん」の個性が感じられて好き。かき揚げの具材は、タマネギ、ニンジン、細かくてよく分からない青菜、ゲソ、小エビ。玉子とじにすることで旨味が勝って画一的な味になりそうだが、ゲソと小エビの香りが利いているので最後まで飽きずに食べられる。そば・うどん以外にもラーメンにやチャーハンに餃子まで、いろいろある。ただ、コスパ的にはそば・うどんのセットメニューがベスト。
  平日13:45頃の訪問で、先客8・後客4。タイミングの妙かもしれないが、2人連れの客が多かった。私の向かいには制服姿のタクシードライバーがいたのだが、たぬきそばだけを食べてさっさと出て行った。コロナ禍では全体的に景気が冷え込んでいるだろうけど、その中でも基本駅に歩合制のタクシードライバーは特に厳し状況なんだろうなぁ……。椅子付きカウンターにのみ、可動式の個別パーティッションあり。


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★町田駅(JR横浜線・小田急線)

「町田そば」  実食日:2001/10

  JRの下り線ホーム上、端の方の目立たない場所にある。椅子席なしの、こぢんまりとした店である。ここはつゆが結構美味いのだが、麺がいただけない。なんか、丸いんだよな。つゆの乗りが悪く、麺とつゆを別々に食べているような感じがしてしまう。たぬき290円。


※閉店(「一ぷく」化)していました(2006/7確認)。

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「一ぷく」  実食日:2006/7

  JR3・4番ホーム相模原寄り。上記「町田そば」の跡地に入った店。かつては上り線の1・2番ホームにも日食系の駅そばがあったのだがこれも閉店しており(建物だけ残っていた)、JRサイドでは唯一の生き残りとなっている。
  比較的近い橋本駅の「一ぷく」が生麺使用の美味い店だっただけに期待して入ったのだが、ここはブニブニと水膨れしたような茹で麺の店だった。ほんのりと甘みのあるつゆがなかなか美味かったので特に減点はしないが、麺だけを見れば1点級。たぬき290円。


※閉店(「濱そば」化)していました。ちなみに、1・2ホームの空き店舗は撤去されています。後継テナントは入らなかったようです(2010/12、確認)。

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「箱根そば」  実食日:2008/11

  小田急北口出口(東口改札を出て左の階段を上がる)を出て左すぐ。ほぼ駅舎の一部と言っていいような場所にある。大きな駅に似合わない小さな店で、椅子席ナシ。カウンターは7〜8人分あるが、ハッキリ言って7〜8人入ってしまうと身動きできなくなる。壁際のL字型カウンターのほか丸形カウンターを無理矢理増設しているのだが、この増設カウンターが手狭な印象を強めている。
  味覚的には、これといった特徴はない。普通に「箱根」。たぬき320円(ワカメ入り)。


※改装し、店名が変わっていました(「生そば箱根」→「箱根そば」。写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき330円になっています。なお、店舗名は「町田北口店」です(値−1点。2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。季節限定メニューが2種あります。町田店と同日訪問で、町田店にはあった「超厚切りハムカツ丼セット」が、こちらにはありませんでした。代わりにと言っていいのでしょうか、店舗限定の朝メニュー「朝セット」390円が設定されていました。内容は、「朝そば(たぬき+きつね)+一膳鮭ご飯」です(付+1点。2017/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき370円です(値−1点。2018/12、確認)。

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「濱そば」  実食日:2010/12

  JR3・4ホーム相模原寄り階段下。2つ上に記載している「一ぷく」の跡地。NRE店だが、NREらしからぬ外観。小洒落た雰囲気だが、中に入れば立ち食いL字カウンターのみ。少々ギャップを感じた。
  味覚的にも、ちょっとNREらしからぬ部分がある。それは、麺。たぬき350円という値段を見て「あ、ここは生麺店舗なんだな」と思ったのだが、茹で時間は1分ほどで、しかも茹でた後は水で絞めずに丼へ直行。これは、冷凍麺の調理手順だ。食感・風味も、歯ごたえが良くて香りがあまりない、冷凍麺に特有のものだった。冷凍麺使用の草分けでもある「小竹林」を傘下におさめたNRE。いよいよ冷凍麺の普及に走るのだろうか。確認していないので明言は避けるが、もし「小竹林」仕様の冷凍麺を使っているのであれば、この店は店名も「小竹林」にしてほしい。NRE駅そばはいろいろなブランド(店名)に細分化しているが、どうも各ブランドの特色が見えにくい。良く言えば試行錯誤、悪く言えば迷走しているように見えてしまう。


※閉店していました。建物撤去済みです(2016/4、確認)。

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「富士そば」  実食日:2015/2



  小田急北口を出て、線路沿いに直進2分、踏切端で左折してすぐ左側。間口の広い店舗ではあるが、富士そばとしてはやや地味な立地か。椅子付きカウンターばかりで、席数は24。
  麺は、注文後に茹でていた。食感・風味とも富士そばの中では平均以上か。つゆは富士そばスタンダード。店舗によって濃淡の差が結構あるが、この店舗ではちょうどよい濃さだった。接客も含めて、全体的になかなか洗練されている店舗だと思う。たぬき380円(ワカメ入り)。実食は、ピリ辛鶏ねぎそば410円。「しぶそば」のぴり辛ねぎそばがヒントになったであろうメニューで、ヴィジュアル的にもたいへんよく似ている。チャーシューではなく湯がいた鶏肉を和えている点が異なる。このメニューは、つゆに合う・合わないがあると思うのだが、富士そばのほどよく甘みのあるつゆには合う方だ。鶏肉を使っているぶん旨味が弱いので、ラー油の辛さがややドライに感じる。ラー油自体も、やけに毒々しい赤色をしているので、ちょっと特殊なものかもしれない。ゴマ油の風味を強く感じるのはよいのだが、同時にちょっと薬品臭のようなものを感じる。100均で売っているカップ坦々麺に入っている小袋の「辛みタレ」のような臭いだ。全体の印象は悪くないけれど、ラー油とネギの和え物は「しぶそば」の方が2歩くらい前を行っている印象だ。そば湯ポットあり。
  ところで、実食が16時頃だったということもあるのだろうが、店内には制服姿の女子高生の姿が目立った。皆さん注文の仕方がたどたどしく、この手の店には不慣れと見受ける。これは「ももクロ効果」と見ていいかもしれない。若い世代へ向けた広報戦略のセンスは、チェーン店の中では「富士そば」が群を抜いていると思う。他のチェーン(に限らず、個人店も)が学ぶべき部分がたくさんある。業界全体の先細りを避けるためには、オヤジの「昔とったキネヅカ趣味」を満たすだけではなく、新しい風を吹き込むことも必要だ。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です。ピリ辛鶏ねぎは450円まで上がっています。朝・夕そば各320円の設定あり。町田店限定を謳う週替わり定食560円あり。ただし、訪問時の設定は「カツとじ定食」で、これは他店舗でも見かけたことがあります。「ふじ酒場」対応です(2016/2、確認)。

※2017/2、再食。和風ドライカレー480円を、単品でいただきました。カレールーはレトルトですが、通常のカレーよりもスパイシーで、私は好きです。なにやらシャリシャリと歯に当たる食材(タマネギのような、タマネギではないような)が使われていて、食感的にも面白いです。てっぺんに添えられる温玉がちょっと茹だりすぎていたのがやや残念ですが、全体的な印象はまずまず。仕上げに散らす青ネギが、これまでに食べた他店舗とはちょっと違っていた(他店舗:分葱タイプ、町田店:万能ネギタイプ)のが、ちょっと気になります。野菜類は「一括仕入れ→各店舗配送」ではなく、各店舗が独自に仕入れているということでしょうか。
  町田店といえば、私の中では女子高生の巣窟になっているイメージが強い店舗。18:30頃の訪問で、やっぱり制服姿の女子高生が来ていました。ひとりで来て、玉子うどんの食券を出して「温玉で」と注文するあたり、かなり慣れている様子。こういう立ちそば店は珍しいですね。他の客(先客5・後客6)は、全員スーツ姿のサラリーマンでした。
  外観的には、看板が変わっています(写真は左から2枚目)。ロゴマーク入りの、最新タイプになりました。この最新タイプの看板は平面プリントなので、ロゴマークが入っているとはいえ、旧タイプの看板に近い味わいがあります。個人的には、立体加工された看板よりもこちらの方が好きです。ロゴマーク入りで行燈型になっている看板は、現時点ではやや珍しいかもしれません。


※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。紅生姜ちくわ天450円、肉ほうれん草玉子とじ480円、あさり460円、ポテトチップス450円が登場しています。いずれも、店舗限定ではありません。このうち、肉ほうれん草玉子とじはどこかで試してみたい一品です。もっとも尖ったメニューのポテトチップスは……、独創性はあるけど、コスパ的にあまり食指が動きません。400円以内なら、という程度です(2018/12、確認)。

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「箱根そば」  実食日:2015/8

  小田急の駅とJR北口のちょうど真ん中あたりにある店。小田急利用の場合はもっと近くに「町田北口店」があるので、JRからでご案内。北口を出てペデストリアンデッキを左へ歩き、小田急の駅方面へ左へ折れるあたりのペデ下(バーガーキングの真下)。丸井の店内か、タリーズコーヒーのところでペデ下に降りると行きやすい。店舗名は「町田店」。JR・小田急の両ユーザーを取り込める立地だけに店内は広く、テーブル席が計26、椅子付きカウンターが計16、そして立ち食いカウンターも5人分くらいある。店内入って右奥のテーブル席などは、グループやカップルなどで少々長居をしたい人にとってはたいへん重宝するのではないだろうか。
  麺は茹で置きと思われるが、茹で加減がジャストで、エッジが利いていて好印象だった。つゆは、「箱根」らしい極甘タイプ。個人的にはあまり好みではないが、これが好きという人も結構多い。たぬきはゾル化タイプ。結構多く盛ってくれたのだが、もう少し少なくてもよいと思う。たぬき340円(ワカメ入り)。全体的にややもたれる味わいなので、ワカメのアクセントがありがたい。朝そば300円の設定あり。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。朝そばは300円で据え置き。季節限定メニューが3種類ありました。町田北口店と同日訪問で、町田北口店は季節限定2種。微小な違いがあります(2017/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき370円です(値−1点。2018/12、確認)。

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「富士そば」  実食日:2016/2

  JRの北口を出て右前方、東急ハンズの裏手。駅歩3分くらいかかるが、ペデストリアンデッキが東急ハンズ脇まで通じているので、わりと行きやすい。店舗名は「原町田店」。「原町田」という呼称に馴染みがない方も多いかもしれないが、JR町田駅は1980年まで「原町田駅」だった。JR側ということで、この店舗名なのだろう。ガラス張りの2階席があるメゾネット形式の店舗だが、2階席は10〜15時のみ開放。訪問は15時過ぎだったため、利用できず(席数などは不明)。店舗外から眺めた限りでは、かなり快適そうに見える。1階の客席は、半円形の椅子付きカウンターばかりで22席。
  麺は、生麺茹で置き。小麦由来のモッチリ感が強い「富士そば」の標準的な麺だが、茹で加減は悪くなく、まずまずの印象。つゆは、基本的にはスタンダードだが、少し濃いように感じた。出汁が強いという感じではなく、塩辛い感じ。煮詰まりだろうか。たぬきは、粒の細かい揚げ玉。ゾル化はしないが、ふやけて食感がなくなるタイプだ。たぬき390円(ワカメ入り)。ほうれん草(この店舗にはなし)やゆず鶏ほうれん草430円を扱う店舗は多くあるが、原町田店にはさらに一歩上を行く「とろ玉ゆずほうれん草」450円の設定がある。また、廉価なセットメニューとしてミニしゃけマヨ丼セット510円がある。朝・夕そば各320円、朝カレーセット390円あり。そば湯ポット受渡口にあり。箸はエコ箸。24時間営業。


※2016/9、再食。店舗オリジナルメニューの「とろ玉ゆずほうれん草そば」450円を試してみました。ゴチャ乗せ系の組み合わせメニューで、麺が見えなくなるくらいの具材感です。食材の組み合わせとしては「これがベスト!」という感じではないのですが、結果としてこれだけ具材たっぷりのそばをワンコイン価格で提供できているのは素晴らしいことだと思います。全部乗せ系のメニューは、価格がバカみたいに高くなりがち。お得感のある設定で提供できるのなら、どんどん開発してほしいです。

※2018/12、再食。外観的には、暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。引きの写真ではほとんど分からないですね。紅生姜ちくわ天450円が登場しています。
  今回は、煮干しラーメン450円の実食です。これまでにこのメニューを食べた店舗の中では、もっとも粉末感が軽い印象でした。おそらく意図的なものではなく、誤差の範囲内なのだろうと思いますが。誤差があるということは、魚粉はスープとは別に用意して、後から投入しているということでしょう。
  平日(年末30日)の17:45頃の訪問で、先客6・後客5。よく入っています。しかも、若者の街というイメージがある中で、高齢者の割合が高かったのが印象的でした。たまたまかもしれませんが。


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★成瀬駅(JR横浜線)
「あじさい茶屋」  実食日:2005/5

  改札出て正面。お馴染みのチェーンなので詳述は避けるが、一つだけ変わった点が。それは、麺。このチェーンでは、以前は丸麺を、最近は平麺(断面が長方形)を使っているのだが、ここに限っては角麺(断面が正方形)だった。同じチェーンでも微妙な違いがあるから、駅そば巡りは面白い。材料等は同じで製麺ラインが違うということなのだろうか。たぬき320円。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。NRE系共通の期間限定メニューがあります(値−1点、付+1点。2015/8、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円です。350円から一気に上がったのではなく、間に360円だった時代があると思われます(値−1点。2021/3、確認)。

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