東京・地下鉄4
(東京メトロ東西線)

現在、34軒掲載(うち12軒は、閉店確認済)
※中野駅は、中央線3に掲載。
※高田馬場駅は、山手線8に掲載。
★早稲田駅(東京メトロ東西線)

「水車そば」  実食日:2001/12

  1番出口の隣にある、老舗っぽい駅そば。大衆酒場風の造りで、テレビや漫画があり、ノスタルジックな映画のポスターが貼ってある。捻り鉢巻のコワモテのおじさんが店主だが、意外と物腰は柔らかく親切である。ここはこだわりの生麺を使用しているため、注文から完成までにやや時間がかかる。そのための漫画だろうか。嬉しいサービスとしては、“秋田の有精卵”(生のみ)の無料サービスがある。たぬきが既製品なのが残念だが、全体的にはレベルが高い。たぬき300円。


※閉店していました。跡地もそば店(「五郎八」)ですが、手打ちの高い店です(2009/3、確認)。

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「五徳そば」  実食日:2008/5

  3b出口を出て右すぐ。新しい店なのだが、出入口のドアが妙にボロく、一瞬開け方に戸惑う。自動ドアかなと思って立っても開かず、「ここに触れてください」の自動ドアかと思ってそれらしい場所に触れても開かない。自動ドアにしか見えない、手動ドアだ。店内は綺麗で、立ち食いカウンターと椅子付きカウンターがある。食券制で、券売機は領収書発行可能タイプ。
  この店では生麺を使用している。私はどうやら茹で置きに当たったよう(調理時間が早かったので)で、生麺にしてはちょっと柔らかくてコシが弱かった。それでも、最初の一口で「生麺だ」と分かるくらいに香りがあり、美味い。つゆがやや一本調子なのが残念なところだが、そこそこの高いレベルでまとまっている。こだわりポイントは、卵。群馬県三喜鶏園の濃厚卵「旨味」を使用しているとか。食べていないので詳細は分からないが、確かに写真を見る限りでは美味そうだった。サービスとしては、そば湯とたぬきがフリー。全体的に値段は高めだが、かけ(280円)を頼めばたぬきそばになるのは嬉しい。他は、天380円、山菜350円など。ご飯ものもあり、「豚やな丼」という変わりメニューがある。これは、柳川風の豚丼。450円はお買い得価格かも。なお、店名になっている「五徳」とは、美味い・早い・安い・健康・笑顔を指している(貼り紙が出ている)。


※閉店していました。跡地はカレー屋の「カレキチ」です(2009/3、確認)。

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「キッチンオリジン」  実食日:2018/2

  多くの立ちそば店がオープンしては消え、オープンしては消えを繰り返して、現状では対象となる店がない駅になっている、地下鉄の早稲田駅。いや、厳密には1軒あることはあるのだが、オトナの事情で当サイトには掲載できないので、「認定対象店不在駅」と言った方がいいか。そこに、キッチンオリジンがそばの扱いを始めたことで、ようやく当サイト上でこの駅が再び日の目を見ることになった。場所は、3番出口(エレベーター)を出て右へ4分、右側。早大通りとの交差点角にある。店舗名は「早稲田正門前店」。客席は椅子付きカウンター9席で、決してイートインがメインという感じではないのだけれど、レジと受渡口が別になっているなど、「キッチンオリジン」の中ではイートインにもそれなりに力が入っているように感じる店舗だ。実際、平日16:00頃の訪問で、先客1・後客4と、結構利用がある様子。立地的に名門大学に近いということが、イートイン需要を高めているのだと思う。有人レジで先払い→引換券で受渡→下げ膳はセルフ(返却口は受渡口と同じ)。それはいいんだけど、受渡時に、こちらは引換券を持っているのだから、商品(盆)を下(カウンター上)に置いてほしいのに、意地でも手渡ししようとする。それだと、引換券を渡せないのよね。引換券をカウンター上に置くしかないんだけど、たとえばそよ風が吹いた時に引換券と商品のどちらが吹き飛ばされる可能性が高いかとか、商品が予想以上に重かった場合(丼の材質などで重さはずいぶん変わるものだ)にどういう事態が想定しうるかとか、そういうことを考えると引換券を手渡しにした方が絶対に安全だと思う。なんでそんなに意地になるのかが、ちょっと解せなかった。
  味覚的には、オリジンスタンダード。麺は冷凍と思われる乱切り風の麺で、他店舗に比べて少し柔らかかったように感じたものの、誤差の範囲内。つゆは平たくのっぺりしていて、少々薬品臭あり。これもオリジンスタンダード。濃さ(甘さ・辛さ)や量は、ちょうどいい。かけ290円(ワカメ・揚げ玉入り)、ちくわ天350円、かき揚げ430円など。今回は、かけそば+カツ丼496円という、フルボリュームコースでいただいた。カツ丼のカツは厚さが1cmほどある一枚肉で、食べごたえ十分。あまり旨みはなく淡泊な印象であるが、少しだけある脂身に旨みが宿っている。ワンコインのカツ丼としては、カツは良いと思う。が、調理の方で少し損をしているか。とじている玉子は「煮すぎ」を通り越して、「玉子焼き?」と思えるほど固くなっていたし、タマネギの方にタレがしみ込みすぎていて味が濃すぎ、せっかくのカツの存在感がやや薄れてしまっていた。タイミングのアヤと思いたいところだが。割箸は、爪楊枝入りの個包装。七味は見当たらなかったが、オリジンの七味はちょっと埃臭いから、別になくてもいい。


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★神楽坂駅(東京メトロ東西線)
「小諸そば」  実食日:2005/12

  1番出口を出て左、信号を左へ10秒右側。繁華街から多少外れていて、あまり多くの客は入らないかなと思うような場所にあるのだが、店内は広く、座席も豊富。吉野家のようなコ字型カウンター席と、テーブル席がある。
  チェーン店だから、味について多くは語らないが、やはり美味い。他店と違っている部分といえば、青味が小松菜だったこと。このチェーンでは季節によって青味を変えている(菜の花、インゲン、絹さやなど)のだが、小松菜が入ったのは初めて。冬は小松菜なのかな。梅干しは変わらずフリーだが、ネギは一人分ずつ別盛りで出てくる。市ヶ谷の「小諸」と同じスタイルだ。カマボコ入りのたぬきは290円。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2014/6、確認)。

※2015/6、再食。空腹に耐えきれず、2枚もりを実食しました。盛りつけがあまりきれいでなかったのが少々残念でしたが、コストパフォーマンスは最強です。小諸はそば湯申告制の店舗が多いのですが、この店舗にはそば湯ポットがあるのも嬉しいです(申告制だと面倒臭くて飲まない場合が多い)。ほどよくとろみがあり、香りも上々でした。これだけとろみがあるとポットが目詰まりを起こすのではないかと心配になりますが。なお、写真を昼間のものに貼り替えました。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/7、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。二枚もりは、300→350円になっています(値−1点。2018/8、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。メニューによって値上げの有無が異なります。もり・かけは290円、二枚もりも350円で据え置き。温そばも、一部メニュー(きつね380円など)は据え置かれています(2019/10、確認)。

※2021/5、再食。その前に、改装してムーディー小諸化していました(写真は左:旧、右:現)。店内のフロアレイアウトもガラリと変わっています。現在は、入店して右手に厨房があり、左側が客席です。椅子付きカウンターがメインで、15席。プラス、フロア中央に島式の立ち食いカウンターが8人分くらいあります。
  今回は、かき揚げ400円をいただきました。揚げ置きでしたが、サクサク感は残っていました。たまたまかもしれませんが、長ネギのカットが他店舗よりも大きく存在感が強かったです。400円のかき揚げそばとしては、上々の出来だと思います。
  平日(GW谷間)16:45頃の訪問で、先客8・後客7。周囲に競合店が少ないためか、たいへんよく入っています。あるいは、GWの谷間で休んでいる店が多かったこともプラスに作用していたかもしれません。各席に個別パーティッションあり。ただし可動式で、とても軽いものなので、簡単に動かされてしまいます。その結果、極端に狭くなっているところなどが見受けられました。せっかくフロア係を2人置いているので、こまめに直した方がいいと思います。


※2023/1、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき380円、かき揚げ430円です(値−1点)。
  今回は腹ペコ訪問だったので、満腹カレー丼セット690円をいただきました。カレー丼は、目に見える具材は豚肉のみで、見た目には少々寂しい仕様。意外とスパイシーで、中辛と辛口の間くらいの印象です。そばと同じくらいの大きさの丼に盛りつけるので、見た目にはなかなかボリューミー。しかし、実際には底が浅く、満腹というほどの質量ではありません。でも、フルそば+フル丼のセットにしては安い設定なので、まずまず満足できます。
  平日17:15頃の訪問で、先客5・後客3。わりと入っている印象でした。タイミングにもよるかもしれませんが、スーツ姿のサラリーマンが多かったです。


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「大地」  実食日:2009/7

  オープンして間もない新店。2番出口を出ると右前方に見える。ただ、駅出口から店まで、信号(横断歩道)を2回渡らないといけない。繁華街とも逆方向。駅から近いけれど、さほど良い立地とは言えない感じ。壁に沿った椅子付きカウンターのみで、全部で8席。椅子がだいぶ高いので、高齢者には少々不便に感じるかもしれない。
  この店は、とにかく麺が面白い。注文後に茹でる生麺で、食感は◎。細すぎないので、生麺ならではの歯ごたえを堪能できる。それ以上に面白いと感じたのは、舌触り。見た目にはきっちりと角が立った角麺なのだが、食べてみるとまったく角を感じない。絹のように滑らか。たいへん結構。つゆは、美味いことは美味いが、インパクトには欠ける感じ。甘さ・辛さ・香りのバランスを整えすぎている印象か。敢えてバランスを少し崩した方が、より印象に残る味わいになりそうな気がする。かけ270円、月見320円、かき揚げ420円など。看板メニューの肉そばは470円。全品冷やし対応で、同価格。デフォルトは温そばなので、冷やし希望の場合は、食券を出すときに一声かけて。たぬきというメニューはなく、天かすはフリー食材として用意している。また、客席にふりかけが2種常備されているのだが、ご飯ものはとろろ御飯、卵御飯(それぞれ300円、200円だが、麺類との同時注文のみ対応)、おにぎりのみ。ふりかけが活躍する機会が乏しいように感じる。箸はエコ箸・割り箸併用。麺の完全注文後茹でにこだわっている店なので、混雑時には待ち時間が長くなることもある。あまり時間がない場合には、混み具合を確認してから食券を買おう。貴重なローカル新店で、味が良く店主の愛想も良い。無条件に応援したくなる店だ。

※閉店していました。跡地も立ちそば系の店ですが、値段的に微妙なので保留とします。掲載対象とするかどうかは再来年の消費増税後に判断します(2015/6、確認)。

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※飯田橋駅は、中央線1に掲載。
★九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)
「小諸そば」  実食日:2004/3

  5番出口を出て、後方へ。最初の路地を左、直進2分、右側。このチェーンは全体的によくまとまっているのだが、茹で置きだからか、麺の風味が若干落ちる。それでも、まぁ期待を裏切らない味は確保している。ここで麺類を頼むと、自然とカマボコと菜の花のお浸しが入ってくる。カマボコはいいとして、菜の花を入れる店は他では見たことがない。季節限定かもしれないが。梅干しフリーサービスも健在で、おまけに愛想もいい。駅そばではセルフが当たり前だが、丼を返却口に持っていくと「ご丁寧にどうもすみません」と声がかかる。これだけでも1点追加したいところだ。たぬき290円。

※値上げしていました。現在、たぬき300円です。なお、店舗名は「九段下店」です(値−1点。2014/6、確認)。

※閉店していました。跡地は、「しゃきしゃき」というタンメン・餃子の専門店です。まぁ、「九段下駅前店」で事足りるとうことでしょうか(2015/11、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2009/8

  5番出口を出てすぐ。比較的最近オープンした店舗(よく通る場所なのに、以前から店があった記憶はないので)で、店舗名は「九段下駅前店」。非常によい立地にあるのだが、上記の「小諸」(店舗名:九段下店)と同じ出口エリアにあり、必要のない競合をしそうな気がするのは私だけだろうか。立地の関係上、上記九段下店が受けるダメージが甚大なものになりそうに思う。内装は綺麗で、椅子付きのカウンターを、配置を工夫して20近く並べている。立ち食いカウンターも少々ある。
  麺はタイミングによって茹でたてになったり茹で置きになったりするようだが、私には茹でたてが当たった。このチェーンは、なるべくなら茹でたてで出す店舗で食べたい。麺の風味がまるで違う。茹で置きでも美味い部類には入るが、茹でたての方が独特な甘みがあってさらに美味い。カマボコと青味(夏場はほうれん草)が入り、たぬき290円。梅干しとそば湯は各席にあってフリー。ネギは、通常はフリーだが、夏場は衛生的見地から混雑時を除いて店側で入れるシステムになっている。ただ、「入れていいですか?」と聞いてきてくれるし、その上で受渡口に1つだけネギ壺が置いてあり、任意に追加できるようになっている。事実上フリーだから、他の小諸店舗で食べ慣れている人も、さほど違和感を抱くことはないだろう。

※消費増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2014/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

※2017/1、再食。値段等、変わっていません。たぬきそば310円を再食です。内容も、特段変わっていません。変わっていたのは、ネギ。各席にフリーのネギ壺が置いてありました。店側で入れるのは、食材が傷みやすい夏場限定のオペレーションなのかもしれません。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/7、確認)。

※2019/1、再食。初詣の後で、開いている店を探してここにたどり着きました(実食は2日)。正月ということで、少し奮発して鴨南蛮そば590円+麺特盛60円をいただきました。小諸の鴨南蛮は、ちょっと変わった一杯です。鴨肉はタレで煮たものではなく、ローストです。ほんのり桜色のミディアムレアで、生肉に特有の臭みが少しあります。ローストビーフが苦手な人は敬遠した方がいいかも。厚切りで、食べごたえあり。駅そばの鴨南蛮は、鴨肉自体よりも鴨の脂で旨みを増したつゆを楽しむものだと思っている私ですが、この一杯は真逆です。つゆにはあまり干渉せず、鴨肉自体を味わうメニューになっています。そして、薬味のネギとは別に、湯がいた長ネギをトッピング。「鴨南蛮」を謳うのなら、これは必須アイテムですね。そして、柚子胡椒が添えられます。なんと上品な! 値が張るだけあって、こだわりが詰まっていて満足度の高い一杯でした。
  16:00頃の訪問で、先客14・後客15。大盛況でした。靖国神社から近く、しかも周辺の飲食店が休んでいるタイミングだったので、外食需要が集中したのでしょう。テーブル席は常に相席で、グループで入店すると離れ離れの席になってしまうような状態でした。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円、鴨南蛮600円です(2019/10、確認)。

※2021/12、再食。満腹天丼セット650円をいただきました。そばは、かけで。最近、「小諸そば」ではこれを食べることが多くなっています。立ちそばメニューとしては値段が高いのですが、なにしろボリュームがあってコスパが良いので。この店舗は従来タイプでムーディー化されていないのですが、木目調の盆に黒い丼での提供というムーディー店舗の仕様に変わっていました。そばは、柚子皮入りです(冬季のみと思われる)。天丼はかき揚げ+海老天で、ともにタレにドボンと浸す仕様でした。そのため、やや味が濃いめでつゆだく気味です。
  平日(年末30日)16:30頃の訪問で、先客2・後客4。椅子付きカウンターには、個別パーティッションが設置されています。ただし、小さく軽く可動式なので、実効性はあまり高くなさそうです。


※値上げしていました。現在、たぬき410円、鴨南蛮660円、満腹天丼セット700円です。たぬきは、350円から一気に410円まで上がったのではなく、間に370円か380円だった時代があると思われます(2023/8、確認)。

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「むさしの」  実食日:2012/5

  最寄は、7番出口。目白通りを北(飯田橋方面)へ2分、飯田橋1丁目交差点を右折してすぐの路地を右斜め前へ入り1分、角にタバコ屋がある十字路を右折してすぐ左側。言葉で書くと面倒だが、実際にはそんなに分かりにくい場所ではない。東京レジデンス方面へ歩いていれば自然と目に入るだろう。椅子付きカウンターのみで、キャパは10人くらい。閉店時間が速い(14:30頃)ので、「店の存在は知っているけれど食べたことはない」という人が多そうな店。
  麺は、茹で麺。食感・風味とも、素朴。若干饐えたような臭いがしたのは、実食が朝イチで、前日入荷の麺を冷蔵庫で保管していたためではないか、と推察する(未確認)。つゆは、良くも悪くも癖がないタイプ。不味くはないけれど、あまり印象に残らない。やさしいのが好きな人には良いのだけれど、「六文」あたりで食べ慣れている人にとっては、少々物足りなく感じるかもしれない。たぬき300円。唐辛子は、七味・柚子一味・タカノツメを用意。券売機は、メニューボタンを押すタイプではなく、金額ボタンを押すタイプ。たとえば、今回実食した「たぬきそば+生卵(=350円)」の場合、300円券と50円券を買う。店のモットーは「使い切り」で、午後にはトッピング(特に天ぷら系)の売り切れが続出する(貼り紙あり)らしいので、選択肢を多く欲しい場合には午前中に行くのが吉。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき320円になっています(2016/8、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき330円です。他メニューも、かきあげ天380→400円やきつね340→360円など、10〜20円程度上がっています。また、メニューが少し減っています。しょうが天・玉ねぎ天・あじ天・いんげん天といったところがメニュー落ちしています。さらに、営業時間も実質的に少し短くなりました。現在は、平日の10〜14時の営業です(朝の営業がなくなった)。いろいろな面でマイナーチェンジしている印象ですが、なんとか店が続くよう頑張ってほしいところです(値−1点。2018/7、確認)。

※閉店していました。間口の内側に暖簾が掛かったままになっていますが、高看板が外されているので閉店扱いでいいでしょう。また、ドアの取っ手付近に、「again sometime somewhere」と書かれた意味深な貼り紙が出ています(2019/4、確認)。

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★竹橋駅(東京メトロ東西線)
「ゆで太郎」  実食日:2017/6

  ようやく、この駅を最寄りとする店が誕生した。場所は、3b出口の奥側の階段(KKRホテル東京方面)で地上に上がり、直進1分。首都高を潜ってすぐの信号を渡らずに左折して1分。店舗名は「竹橋店」で、今月5日オープンの新店(実食は23日)。テーブル席・椅子付きカウンター・立ち食いカウンターを全部揃えていて、キャパは25人くらい。スーツリーマンが多そうな立地ではあるけれど、あらゆる需要に応えようという意気込みが垣間見える。
  麺は、注文後の茹でで対応していた。最近の「ゆで太郎」に多い、細めで断面が扁平形のもの。まぁ、それなり。悪くはないが、特段の感慨もなし。つゆも、ゆで太郎スタンダードで、特段変わったところはない。たぬきというメニューはなく、天かすがフリーで置いてある。かけ320円、かき揚げ420円。店舗限定の要素は特になし。実食は、ミニかき揚げ丼セット+クーポンでカレールー。そばにはフリーで置いてある天かすとタカノツメを入れ、つゆの味を見てからカレールーを投入。たぬきカレーそばにしていただいた。クーポンの「カレールー」の使い道がこれしか思い浮かばなかったのだけれど、店舗によってはちょい飲みメニューの中に入っていることもある。個人的には、これで酒を飲むイメージがあまり湧かないのだが。かき揚げは、固めの揚げ方で衣にたくさん花が咲く、「西五反田2丁目店タイプ」だった。これ、好き。箸はエコ箸。
  訪問は平日の19時頃で、先客1・後客4だった。意外なことに、スーツリーマンよりもトラックドライバーの方が多かった。10トンダンプを横付けする猛者もいて、一ツ橋河岸交差点から平川門方面へ折れる左折車線を完全に潰してしまっている。取り締まり強化みたいなことにならなければいいが。ちょっと心配だ。


※昼間の写真に貼り替えました。値段等、変わっていません(2017/9、確認)。

※2021/3、再食。その前に、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、もり・かけ340円、かき揚げ440円です。
  今回実食したのは、中華そばに別皿でエビ天が2尾付いた、アゲアゲ海老天中華560円。中華そばにはチャーシューなどのデフォルトトッピングがなく、代わりに焼き海苔と水菜が乗っていました。このあたりが、廉価提供の秘訣でしょうか。エビ天は、揚げたて。サイズこそさほど大きくありませんが、プリッとしていて美味いです。火入れの加減が上手ですね。560円という価格は、ノーマルな中華そばが390円だったことを考えると、決して高くはないです。本音を言えば、エビよりも安価でボリューム感を出せるかき揚げあたりを乗せた方がいいのではないか、と思うところではありますが。
  平日17:15頃の訪問で、先客1・後客3。各席に、固定式のパーティッションあり。ただ、ところどころ倒れかけたパーティッションもあり、やや投げやり的に見えます。どうせ設置するのなら、嫌々置くのではなく、「箱根そば」みたいにプラスに作用するような工夫ができるといいなと思います。

※値上げしていました。現在、もり・かけ380円、かきあげ500円です。アゲアゲ海老天中華は終売し、かき揚げトッピングの天中華500円が登場しています。もり・かけ340円から一気に380円まで上がったのではなく、間に360円だった時代があると思われます(2022/6、確認)。


※再値上げしていました。現在、もり・かけ430円、野菜かきあげ550円です。もり・かけは380円から一気に430円まで上がったのではなく、間に400円だった時代があると思われます(2023/8、確認)。

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※大手町駅は、地下鉄2に掲載。
※日本橋駅は、地下鉄1に掲載。
※茅場町駅は、地下鉄3に掲載。
★門前仲町駅(東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線)
「ちかてつそば」  実食日:2004/1

  3番出口を出て左側すぐ。永代通りと清澄通りの交差点の角にある店。写真では客は一人だけだが、基本的には見るたびに賑わっている店である。
  この店の一押しポイントは、つゆ。甘すぎず辛すぎず、かといって物足りなくもない。出汁がよく効いていて、美味い。麺は並の中太茹で麺だが、つゆがしっかりとカバーしていて全体の印象を引き上げている。つゆだけで評価すれば全国ベスト30にも顔を出しそうなほどだ。たぬき280円。
  なお、天は自家製で種類もそこそこあるが、同系の方南町「地下鉄そば」と比べると、種類は少なく値段も高い。この点において、方南町の方が勝っているか。

※値上げ(たぬき280→300円。値−1点)していました(2009/12、確認)。

※2012/7/23をもって閉店してしまいました。よく行った店なので、残念です(2012/8、確認)。

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「武田」  実食日:2010/3

  4番出口を出て後方(月島方面へ)2分。黒船橋を渡った先にある。かつてこの場所には「笑天」という立ちそば店があった(未食)。新しい店だったらしいのだがすぐに閉店して、「武田」に生まれ変わった。「笑天」時代に一度食べておきたかったという悔いは残るが、ともあれ後釜も立ちそばでよかったなということで。間口は狭いものの奥に長く、椅子付きカウンターとテーブル席がある。
  この店の麺には、独特な粘性がある。不自然に固い麺を出す店が多くなってきている昨今、この食感は新鮮に感じる。しかも、量が多い。このタイプの麺はただでさえ腹にズッシリたまるのだが、物理的にも多いので、一杯で結構腹が膨れる。つゆは、食べているときや飲んでいる時には「ふむ、まぁまぁかな」と思う程度だったのだが、食べ終えて店を出ると、まだ余韻が残っていることに気づいてびっくりする。天ぷらは、すべて自家製で10種ほど。舞茸天は、ブロックのまま豪快に揚げる。サービス券制度がある。1食で1枚配布、10枚たまるとお好きなメニュー1食サービス。「かけそばサービス」ではないところが嬉しい。たぬき320円。食券は、値段だけが書かれているボタンを押して買う。計算が苦手な人が複雑な注文をする場合には、口頭で注文すれば値段を教えてくれるので、その値段の食券を買えばいい。味覚的にレベルが高く、サービスや付加価値の加点材料もある。食べるメニューを変えながら、何回も訪れてみたい店だ。目指すは、1食サービスをゲット。


※閉店していました(2013/6、確認)。

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「門仲そば」  実食日:2012/10

  3番出口を出て左、信号を渡らずに左折、最初の路地を左折して30秒、右側。間口が狭く目立たない店だが、清澄通りに立て看板が出ているので、それを目印にするといい。2つ上に記載している「ちかてつそば」の閉店と前後してオープンした、真新しい店だ。店内は狭めで、立ち食いカウンター5人分程度+2人掛けテーブル席が2つ。ただし、テーブルが非常に小さいので、向かい合って2人座るとかなり窮屈だ。
  味覚的には、奇しくも「ちかてつそば」にたいへん近い。柔らかめの茹で麺に、濃いめのつゆ。各種天も自家製だし、「ちかてつそばの従業員が独立して始めたのではないか」と思えるほど味覚が似ている。真相は探っていないが、開店のタイミングも符合する。たぬき340円。値段は「ちかてつそば」よりも少々高い。変わりメニューに、鶏天400円。箸はエコ箸。何はともあれ、このご時世にジャンク路線の新店がオープンするのは稀なケースなので、評点は高くないけれど、気持ちとしては応援したいと思う。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。鶏天は終了したようです(店頭のお品書きに記載なし)。店名を冠した門仲そば(揚げ玉+ワカメ+おぼろ昆布で420円)があります。また、狸ワカそば380円というメニューもあり、この店では揚げ玉とワカメを強く推している様子がうかがえます。いずれも、かけに単品トッピングを追加するよりもだいぶ安い価格に設定されています(値−1点、付+1点。2014/7、確認)。

※隣の店舗を編入して、規模拡大していました(写真は左:旧、右:現)。立地的に「ゆで太郎」オープンの影響が心配されました(よりにもよって、拡張して間もないタイミングで……)が、昼時には結構賑わっていました。なんとか、うまく共存してほしいものです(2017/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき380円、門仲430円です(2020/5、確認)。

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「笠置そば」  実食日:2016/4

  駅から少々遠く、これまで圏外と考えていたのだが、最近になって6番出口があることに気づき、実測してみたら約430m(徒歩5.5分)だった。まだ微妙に圏外だが、誤差と見なして対象に含めてしまおう。行き方は、6番出口を出て右へ2分、葛西橋通り(首都高速を潜って最初の信号)を渡らずに右折して3分、信号のある交差点の角で分かりやすい場所。代引き制で、立ち食いカウンターのみ。キャパは10人くらい。威勢の良いべらんめぇ口調のおやっさんが切り盛りしている。11:45くらいの訪問で、先客5・後客8。12時を過ぎると、外に少々行列ができる。なかなかの賑わいだ。駅からちょっと離れていて近所にファストフード店が少ないエリアなので、需要が集約されるようだ。12時までは私服姿や作業服姿の客が多いのに対し、12時を過ぎると途端にスーツ姿のサラリーマンだらけになるのが面白い。
  麺は、注文後茹での生麺。調理シーンを見ていると、手網で麺を茹でた後、麺が入ったままの手網に水をザバッとかけ、仕上げの湯煎もチョイと湯につけるだけ。だいぶ手抜きをしているなと感じたのだが、食べてみると意外と水っぽくなっていないし、ぬめりもなかった。そばの香りはあまりないものの、まぁ悪くはない。つゆは、やや甘め。モヤッとした甘さではない。出汁と塩気は控えめだが、飲みやすい部類ではある。たぬきは粒の細かい揚げ玉。ゾル化せずサクサク感が残るタイプ。風味としては特段どうということもないが、食感はよい。たぬき350円。たぬきの感じからして天はたいしたことないかなと思っていたが、どうも各種天は自家製店揚げの様子。隣の人が食べていたかき揚げ(400円)はまずまず美味そうに見えた。そして、手刻みのネギがフリーになっているのが嬉しいワンポイントだ。なお、朝は7時からやっているが午後は14:45に閉めてしまうので、確実に食べたい場合にはお早目の時間帯に訪問を。


※日除けを新調していました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税に伴う値上げはなく、現在もたぬき350円、かき揚げ400円です。店内外に、ゲソ天480円の貼り紙がたくさん出ていました。店のイチオシでしょうか。次回訪問時にでも試してみたいです(2020/5、確認)。

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「天かめ」  実食日:2016/6

  4番出口を出て後方(月島方面へ)2分。黒船橋を渡った先。上記「武田」の跡地に、先月オープンした。「武田」から直接変わったのではなく、間に別の飲食店だった時代があるようだ。「武田」時代の客席配置を覚えていないが、テーブルと椅子付きカウンターがあるという点では同じ。テーブル席の方がメインで、計14席。椅子付きカウンターは4席。間口が狭く奥に長い造りの店で、奥の方のテーブル席が個人的にお気に入り。実食はオープンから約2週間後の夕方(16時頃)。先客0・後客1という閑散状態だったのだが、これは中途半端な時間帯だったというだけでなく、あいにくの荒天(横殴りの雨)だったこともあるのだろう。普段はもっと賑わっていると信じたい。
  最近新店オープンが多い「天かめ」。味覚的には、基本的に全店統一されている様子。麺は注文後に茹でる生麺で、細めで少し粘着するもの。決して上品な味わいの麺ではないのだが、よく香って個人的には好き。つゆは、粉末っぽいカツオ出汁が前面に出ている。悪く言うと「雑味がする」ということになるし、ちょっと「緑のたぬき」に通じる喉のイガイガ感を覚えるのだが、これはこれで「天かめ」の特徴になっているので特にこれ以上の変化は望まない。少し甘みを強めに調えており、毎日食べると飽きそう(と言いつつ、毎日食べていた時代があるが)だが、たまに無性に食べたくなる。たぬきは、量が少なめだということもあってあまり存在感のない天かす。油を少し加えることで全体をマイルドにする、というスパイス的な位置付けか。たぬき290円。安いね。実食は、このチェーンで愛食している海老天丼セット500円ではなく、今回はカレー丼セット490円で。わけあって、立ちそばのカレーをあちこち食べ歩く必要があるタイミングだったので。かけそばではなく、たぬきそばとのセットになるのが嬉しい。カレー丼は、関東の立ちそばに多い甘めのもの。言い方がよくないが、ククレカレーに味が似ている。業務用のものなのだろうと推測。今回はあえてカレー丼セットにしたが、10円上乗せして海老天丼セットにした方が満足度が高そうだ。箸はエコ箸。


※消費10%増税を経て、大幅に値上げしていました。現在、たぬき370円、カレーセット560円です。海老天丼セットは終売。そばトッピングの海老天もなくなっています。ひと頃の勢いが感じられず、やや心配なチェーンです(値−3点。2021/1、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2017/2

  3番出口を出て右へ1分、永代通り沿い。店舗名は「門前仲町店」で、今月10日にオープンした新店。門前仲町は、駅から少し離れたところとか路地裏にある店が多く、このような目立つ立地には立ちそばがなかった(かつて上記「ちかてつそば」があったくらいのもの)ので、ちょっと新鮮味がある。間口は狭いが奥に長い造りで、客席は椅子付きカウンター20席ほど。正確に数えられなかったのは、昼時の混雑時間帯だったということと、フロア係に席を指定されてしまい奥の方があまりよく見えなかったことによる。しまったな、昼時を外して入るんだった。12:00を数分過ぎたタイミングでの入店で、先客10人くらい、後客はもっと多数。スーツリーマンのみならず、作業服姿や学生風など、客層は幅広かった。女性はほとんど入っていない。
  席を指定されたこともあってオペレーションを確認できなかったのだが、おそらく自転車操業的な常時茹でになっていたと思われる。細い平打ちの仕立てで、繊細な歯ごたえ。伸びが早いので、温そばの場合はもたもたせずにササッと食べるのが吉。つゆはゆで太郎スタンダードで、特記事項なし。淡麗系で悪くないけれど、個人的にはもう少しパンチが欲しいと思う部分もある。そば湯を少し注すことで少々のパンチが得られるのだけれど、この混雑ぶりではそば湯ポットを取りに行くのも大変。というか、どこに置いてあるかがわからず(パッと見まわしても見つからなかった)、諦めた。たぬきなし、かけ320円、かき揚げ420円など。直近で、チェーン全体でメニュー体系刷新があったようで、かけそばに揚げ玉が乗らなくなっている。店舗によっては揚げ玉がフリーで置いてある(他店舗で確認済み)のだけれど、門前仲町店では確認できなかった(もしかしたら、足を踏み入れていない奥の方にあったのかも)。
  実食は、かき揚げそば。かき揚げは別皿での提供だったのだが、揚げ置きでへなっとしていた。かき揚げを単品注文したのならまだしも、「かき揚げそば」の食券に対してこのかき揚げを別皿で出す意味がよく分からない。徒に洗い物が増えるだけだと思うのだが。別皿で提供するのは、揚げたてのサクサク食感がつゆに浸ることで損なわれるのを防ぐためだろうと思うので、揚げ置きを出すのなら最初からそばに乗せた方が、店側としても良いと思うし、客としても乗せる手間が省けて良いと思う。「形だけ取り繕いました」みたいなのは、この世界では必要ない。タカノツメ確認できず。一味・七味は受渡し口近くにのみあり(各席に常備できませんか?)。箸はエコ箸。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ340円、かき揚げ440円です(2020/5、確認)。

※もつ次郎併設店にリニューアルされていました(写真は左:旧、右:現)。再値上げして、現在はかけ360円、かきあげ490円になっています(2022/2、確認)。

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「わが家の食堂」  実食日:2020/9

  2011〜2012年にかけて何度か朝飲みで利用した24時間営業の定食屋に、チープそばの扱いがあったとは。場所は、3番出口を出て左、信号を渡らずに清澄通りを左折して3分。葛西橋通りとの交差点のちょっと手前。「深川店」という店舗名があることからチェーン店だろうと思って調べてみたところ、他に葛西店・日暮里店・亀戸店があることが判明。葛西店だけやや駅から遠く特例適用が必要になるが、他は駅チカなので対象に含められそうだ。未食リストに入れておこう。基本的には、セルフチョイススタイルの定食屋。仙台の「半田屋」や大阪発の「まいどおおきに食堂」のイメージ。作り置きを任意に取って温めてもらう惣菜と、注文調理メニューがある。そばは、注文調理になる。すべて配膳されたのちに、その場で店員がハンドターミナルに入力し、伝票打ち出し。食後に有人レジで精算。外税方式なので、価格表示に注意(以下の記載はすべて税別)。ちなみに、飲み利用の場合には注文の都度伝票打ち出しは行わず、出るときに一括清算になる。下げ膳は基本的に不要だが、皆さんなんとなく自分で厨房に持って行っている。客席は、テーブルが4人×6、横並びのカウンタータイプの椅子席が12。
  今回食べてみたのは、たぬきそば380円とトンカツ単品178円、ミニサラダ100円。トンカツとサラダは作り置きのセルフチョイス。トンカツはレンジで温めてもらった。そばの麺は、おそらく冷凍。少しニチャッとする食感で、香りはあまりない。つゆは、いかにも業務用濃縮希釈のもの。やや辛めで、食後に上顎の裏がちょっと痒くなった。あまり甘くないのが救いではあるが、月並みというか、フードコート的というか。たぬきは、既製の揚げ玉で変哲なし。ただ、かけが360円であることを考えれば、20円で少々の油分と香ばしさを足せるのはありがたい。わりと厚切りの紅白カマボコが1枚乗る。総じて、「そばはサブメニュー」という位置付けであることがよく分かる一杯だった。そばの他メニューは、月見380円、肉430円など。副業系にしては、結構レパートリーがある。ただし、天そばというメニューはない。各種天はセルフチョイス惣菜の中にあるので、再現することは可能だが。そば以外の麺メニューは、中華そば380円と豚汁うどん530円。中華そばがわりと安く感じる設定だ。小判型のトンカツは、いかにも冷凍ものでどうということもなかった。温め直しなので、衣はベチャッとしている。ミニサラダも、業務用キャベツミックスにホールコーンを乗せただけのもので、特段どうということもない。この手の店は、使い方によってお得に感じたり割高に感じたりするもの。ポイントは、セルフチョイス惣菜を欲張って取りすぎないこと。小鉢をあれこれつまむと、あっという間に1000円越えになってしまうので。一方、10〜15時はご飯(中168円)のおかわりが自由なので、これをうまく活用すれば結構安く腹を満たせる。比較的安価な揚げ物や煮物をメイン惣菜にして、白飯や汁麺など主食で腹を満たすのが吉ではないだろうか。箸は割り箸。
  日曜15:30頃の訪問で、先客7・後客3。先客のうち3人は、飲み客(同一グループ)。10年前を思い出すなぁ。朝7時くらいから、昼まで飲んでたっけ。当時の飲み仲間はだいぶ疎遠になってしまったが、元気にしているだろうか。


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「めとろ庵」  実食日:2020/12

  3番出口を出て左すぐというか、3番出口脇というか。かつて上記「ちかてつそば」があった場所で、いったん「吉野家」になったものの、再び駅そばに戻った形だ。今月15日にオープンした新店(訪問は26日)。東陽町駅と同時オープン。大手町・新木場・錦糸町・西船橋の4店舗体制からなかなか伸びないなぁと思っていたら、昨年に後楽園、そしてこのコロナ禍で2店舗同時オープンと攻勢に転じている。まったくの新規ではなく同業者別業態店のリニューアルという形なので、そんなにエッジの利いた攻め方ではないのだけれど。門前仲町店は、店内手狭。客席は椅子付きカウンター8席のみ。うち、右端の席は跳ね橋式の従業員通路になっているので、使えないタイミングも結構ありそうだ。よくもまぁ、この狭いスペースで「吉野家」を運営していたものだと、妙に感心してしまう。駅そばに戻ったのも、必然かもしれない。出入口脇に、テイクアウトコーナー専用窓口あり。
  麺は、生麺茹で置きと思われる。やや茹でオーバー気味だったのか、あるいは茹で置き時間が長かったのか、あまり生麺らしい食感ではなかった。香りも、さほどない。つゆは、特定の方向に突き抜けないバランス派。初期の「めとろ庵」はカツオ出汁が突き抜けていたのだけれど、その後調整を重ねて癖がなくなっている。反面、印象に残りにくい味になったと言えなくもないが。たぬきは、既製の揚げ玉で特段どうということもない。総じて、良くも悪くも平均的な一杯。ソツなく美味いが、積極的に再訪したくなるような味でもない。無難といえば無難。変わりメニューに、あおさわかめ400円あり。値段構成を考えると、たぬきよりもこちらの方がオススメ。箸は割り箸。次回有効のトッピングサービス券が配布されたが、オープニング記念の期間限定キャンペーンなので、評点には反映させない。
  土曜15:30頃の訪問で、先客3・後客2。オープンからまだ2週間弱ということもあるのか、中途半端な時間帯にしてはよく入っている印象だった。食後に、すぐ近くにある「ゆで太郎」を覗いてみると、客ゼロ。ちょっと競合しているかもしれない。立地的には、「門仲そば」とも競合しそう。共存を臨みたいが、果たしてそこまでの需要があるかどうか。というか、そもそも「ちかてつそば」が「吉野家」にならなければ、「門仲そば」も「ゆで太郎」も出店することはなかったかもしれないと思うと、ちょっと複雑な心境になる。各席にアクリル板の個別バーティッションあり。


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「富士そば」  実食日:2023/7

  2番出口を出て左すぐの好立地に、2023年6月にオープンした新店。やや競合店の多いエリアではあるが、類似店が集中する永代通りの北側ではなく南側になるので、それほどバチバチの関係にはならないかもしれない。少し前には東陽町にもオープンしていることだし、いっとき城西エリアへの出店が目立っていたけれどここにきて城東エリアが見直されてきている観がある。今後の出店地域が注目される展開になってきたなと感じる。個人的には、門前仲町と東陽町の間にある木場駅に出店してほしいところ。立ちそばがない駅なので。最近オープンした店舗の中では小型の部類で、テーブル席は配置されていない。椅子付きカウンター15席くらい。券売機は2台設置で、どちらもタッチパネル式。現金およびICカードに対応。
  麺は茹で置き(見込み茹でかも)で、気持ち柔らかめだっただったけれどまぁ誤差の範囲内。興和の麺のようだが、いっときに比べて少し細くなっただろうか。紀州の麺との区別をつけにくくなったような気がする。つゆは、いつものマシン注ぎ。カツオがしっかり香る、安定の味わい。たぬきは既製の揚げ玉で変哲なし。たぬき490円(ワカメ入り)。レアメニューは、特段見当たらず。総じて平均的な印象で、印象には残りにくいが無難に食べられる。箸はエコ箸。
  平日19:00頃の訪問で、先客5・後客6。立地が良いためか目新しさもあるのか、よく入っていた。このまま軌道に乗ってくれたらいいな。


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★東陽町駅(東京メトロ東西線)
「ちかてつそば」  実食日:2004/3

  1番出口を出て左、すぐ。方南町や門前仲町(上記参照)と同じチェーンと思われる店である。しかし、味は上記各店とは明らかに違う。まず、麺が固くて具(天)が小さい。「たぬき」もない。つゆはサッパリしていて美味いのだが、全体的にはそう高い点数はつけられない。なお、入口入って左奥に食券券売機があるのだが、構造上混んでいると買うのに一苦労する。そのためか、はたまた券売機の存在に気がつかないのか、大方の客は食券を買わずに代引にしている。おばちゃんは特に文句を言わないので、代引でもいいということなのだろう。天320円。

※閉店していました(2014/7、確認)。

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「越後そば」  実食日:2012/8

  1番出口を出て右(住吉方面)へ20秒。規模の小さな店で、椅子付きカウンター8席のみ。需要は結構あるようなので、時間帯によっては行列ができるのではないかと思われる。つい先日実食した、末広町の同名店と同一チェーンの店舗。
  麺は生だが、歯ごたえは比較的弱め。末広町と同じような茹で加減だ。茹でオーバーなのではなく、これが標準なのかもしれないが、かつて東京駅で食べたときにはもっと歯ごたえが強かったような記憶がある。つゆも末広町と同じと思われるが、使っている丼が末広町よりも小さく、つゆの量が若干少ないように感じる。たぬき350円(ワカメ入り)。メニューは基本的に末広町と同じだが、朝定食の内容がちょっと違っていた。Aはかけ+卵かけごはん(or納豆ごはんorとろろごはん)+お新香で、350円。Bはカレー南蛮(小)+ご飯+お新香で350円。このチェーンも、店舗によって微妙にオペレーションが違うのかもしれない。申し出制だが、そば湯の無料サービスがある。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき360円です。朝定食は、Aが360円、Bは410円まで上がっています。内容が変わったのかもしれません(値−1点。2014/7、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき380円です。朝定食は、A370円・B420円。鶏中華580円が、まだメニューに残っています。小平店や亀有店では、すでに終了していたのですが。タイミングのアヤかもしれませんが(2018/1、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき400円です。地名を冠した店舗限定メニュー「東陽町そば」500円がありますが、写真を見た限り内容は「きつね+たぬき+温玉」で、特殊なものが乗るわけではありません(2020/5、確認)。

※閉店していました。跡地は、油そば専門店です(2020/10、確認)。

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「しっかり八兵衛」  実食日:2014/7

  4番出口を出て左、すぐの「メトロハイツ東陽」に入り、1階ロビー脇。一応そば・うどんを主力として扱っているので対象とするが、基本的には昼は定食屋、夜は居酒屋。昼時でも酔客が多い。椅子付きカウンターやテーブル席が不規則に配置され、席数は25くらい。
  麺は、生と思われる。香りもあってまずまず美味いのだが、すすりこむときに若干の薬品臭を感じた。つゆに由来する臭いだと思うのだが、つゆをゴクリと飲むときには感じない。つゆ自体は淡めで、やや物足りない印象。たぬき450円。麺類単品で考えれば対象外価格帯だが、各種ミニ丼セット550円という価格は平均的な駅そば価格。実際、この店では麺類単品を注文する人はかなり少ない様子。実食は昼時だったが、一番人気は唐揚げ定食(530円)、次いで麺類セットメニューが人気。セットメニューには、大根・ニンジン・キュウリの浅漬け(醤油漬け)が一緒に出され、実はこれが一番美味かった。飲み水は冷水のほかに麦茶もあり。箸は、箸先部分を箸袋に入れたエコ箸。箸立てに箸袋入りのエコ箸を立てている店は初めて見た。


※たぬき450円で麺単は特段変わっていませんが、セットメニューが激変しています。唐揚定食は、650円まで値上げ。その他の定食やセットメニューも、一律650円です。ラインナップがだいぶ入れ替わっていて、プルコギ丼やチキンデミカツ丼など個性的なものは姿を消しているようです。現在のラインナップは、アジフライ定食やミニカレー丼セットなど。麺単価格を考えれば妥当な設定なのですが、セットメニューのお得感はだいぶ薄らいでしまいました(付−2点。2018/1、確認)。

※どういう風の吹き回しか、消費10%増税を経たら値下げしていました。現在、たぬき410円です。かき揚げも、500円から450円に下がっています。近くに最近オープンした「富士そば」への対抗策でしょうか。唐揚げ定食をはじめ、定食類は650円で据え置きです。なお、外観的には、高看板が新調されていました(写真は左:旧、右:現。2020/5、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2015/6

  1番出口を出て、四ツ目通りを渡ってから右へ3分。深川高校の北東角にある店。最新型の赤縁看板を掲げているので新しい店だろうと思って調べてみると、今年2月のオープンだった。比較的コンパクトな造りの店舗で、テーブル席はない。椅子付きカウンター12席と、立ち食いカウンターが8人分くらい。これでも、かなり席を詰め込んだ感じを受ける。朝8:00頃の実食だったが、結構賑わっていた。先・後客合わせて10人くらい。その大半が朝定食を食べていたのは言うまでもない。
  麺は茹で置きで、歯ごたえ弱め。数本束になってくっついたような麺も見られたので、泳がせ(湯量)不足の可能性あり。つゆは、近年辛くなった「ゆで太郎」の中でも、さらに辛め。このつゆだと、そば湯で割ってもあまり香りがよくならない。たぬきは天かすだが、昔の「ゆで太郎」に近い丸みのある形をしている。他店舗とフライヤーが違うのだろうか。たまたまかもしれないが。たぬきなし、かけ320円に揚げ玉(天かす)が乗るパターン。朝定食2種各360円、朝そば2種各330円あり。天かすは午前11時までフリー(受渡口にあり)。そば湯ポットも受渡口にあるが、タカノツメはなぜか冷水器脇の目立たない場所にある。この冷水器脇の場所に各種調味料も一緒に置いてあるのだが、「ネギ・つゆ増量OK」の旨の貼り紙が出ている。これは他店舗にはないものだと思う。箸はエコ箸。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ340円です(値−1点。2020/5、確認)。

※再値上げしていました。現在、かけ360円です(2022/2、確認)。

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「花小町」  実食日:2018/1

  だいぶ高い店なのだけれど、ちょっと興味深い要素があったので特例を適用する。場所は、4番出口を出て左へ1分、最初の信号を左折して4分、左側。西友東陽町店の1階フードコート内。そば・うどんをメインとするこの店と「マリオ天津」というテイクアウトの弁当・惣菜店が並んでいて、どうも同経営の様子。なぜなら、「花小町」で出てきた個包装の割箸に「マリオ天津」と記載があったから。客席は、厨房と対峙する椅子付きカウンター6席くらいが基本。フードコートだから、フロア内にあるテーブル席を利用することもできるのだろう。受け渡しや返却が楽なので、私は椅子付きカウンターで。
  麺は、注文後茹での生麺。細く、白っぽい。風味は繊細で、甘辛なつゆにやや負けているような印象。そのつゆは、一般家庭でも使っているようなIHでひとり分ずつ沸かす。カツオ系の香りが見え隠れするものの、それ以上に甘辛い味が強い。不味くはないのだが、ちょっと麺とのバランスを欠いているように感じる。たぬき480円、かけ430円、かき揚げ580円など。「ちょっと高いな」と思いつつたぬきを食べようと思ったら、日替わりでお得なランチメニューの設定があり、この日はかき揚げそばが500円で出ていた。それなら、こちらで。かき揚げは、注文後揚げ。フライヤーに投じても全然泡立たないところを見て「油の温度が低いんじゃない?」と思ったが、ちゃんと中まで火が通っていて揚げムラも感じず、出来栄えに問題はなかった。具材は、9割タマネギ、1割ニンジンといった配合。サクッとした食感だが、つゆに浸かるとすぐにフワフワになる。個人的には悪くないと思うのだけれど、この辺りは好みが分かれる部分かもしれない。
  変わりメニューがいろいろある。ここが、特例適用ポイント。あげ茄子510円、ポテト510円など。ポテそば、ちょっと懐かしい域に入ってきているね。ひと頃よく見かけたけど、2017年に入ったあたりからあまり見なくなっている。だから、ちょっと新鮮。さらに、この店ではカレーを使ったそば・うどんメニューをたくさん設定しており、コロッケカレー530円、チーズカレー530円、コロッケチーズカレー580円に加えてポテトカレー560円まである。確かに、フライドポテトはそのままそばに乗せるよりもカレーという万能選手を介した方がより自然にマッチしそうな気がする。このほかに、カレーライスが計6種類に、ミニカレーセット610円もある。これはかなり気になる。次回以降にでも、カレー系メニューを試してみたい。
  訪問は平日の15:00頃で、先客0・後客0。通路を挟んだ隣にはファーストキッチンがあり、こちらは行列。15時だと、こうなるのも仕方ないか。ちなみに、「マリオ天津」はかなり安い店。かき揚げ丼が300円だ。「マリオ天津」で丼物などを買って、「花小町」のそばと一緒に食べるという手もありそうだ。店舗間コラボをできるのが、フードコートの最大の魅力だと思う。


※閉店していました。跡地は仮囲いになっています。厨房がつながっている隣の「マリオ天津」は存続しているので、改装の可能性もゼロではありませんが、雰囲気としては閉店。ひとまず、閉店として扱います(2020/5、確認)。

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「富士そば」  実食日:2020/5

  3番出口を出て直進20秒。店舗名は「東陽町店」で、今年3月にオープンした新店。近年、「富士そば」は東京都下や埼玉、千葉などの郊外に出店域を広げていて、反対に東京23区内はやや過疎ムードなのかなと感じていた。特に城東エリアは空白感が強かった。だから、近隣住民や近隣に勤めるサラリーマンとしては待望のオープンだったのではないかと思う。客席は、椅子付きカウンターのみで構成。ざっと数えて35席あった。これも特徴的だ。35席入れられるスペースがあるのなら、テーブル席を何卓か配してもよさそうに思える。敢えてテーブルを入れなかったということは、グループ客の利用が少ないという読みが働いたのだろうと想像できる。この辺りは高層マンションなども結構多いところなのだが、ファミリーで来店することはないのだろうか。コロナ対策で対面できない形のレイアウトにしたと考えるのは、ちょっと想像が過ぎるだろうか。
  混雑時の訪問だったこともあり、麺は常時茹での状態だった。茹で加減が気持ちオーバー気味だったけれど、それほど極端ではなく、まぁまぁ悪くない出来。つゆは、カツオ出汁と醤油の香りがしっかり立っており、上々。たぬきは既製の揚げ玉で、変哲なし。たぬき410円(ワカメ入り)。そばメニューには、これといった変わり種は見当たらず。ご飯ものに、ミニ牛すじ煮込み丼セット600円、ミニあさりたっぷり丼セット600円があった。どちらも、いくつかの店舗で見たことがありそうで、少し違うような気もするメニュー。特にアサリの方は、かなり気になる存在だ。ちょっとご当地っぽさも出て、なかなか良いメニューだと思う。本音を言うと、そば単品メニューにアサリを組み入れてほしいところだけれど。箸はエコ箸。
  平日12:30頃の訪問で、先客9・後客11。スーツリーマンのひとり客が圧倒的多数を占めていた。ちょうど昼休み中だから当然といえば当然なのだが、この時間帯に限って考えれば、テーブルを入れなかったことがうまくハマっているように感じた。一度、アイドルタイムにも食べに行ってみたい。


※値上げしていました。現在、たぬき440円です。昼(11〜15時)と夜(18〜21時)に、それぞれ時間帯限定の500円セット(内容はたぬきそば+ミニオクラとろろ丼)が登場していました。コスパはなかなかよさそうです(2022/2、確認)。

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「めとろ庵」  実食日:2021/1

  1番出口を出て左すぐ。上記「ちかてつそば」の跡地。より正確に言うと、「ちかてつそば」→「吉野家」の跡地。門前仲町駅と同じパターンで、しかも同日(2020/12/15)にオープン。もはや兄弟と言っても過言ではあるまい。間口はわりと広いが奥行きがなく、店内は手狭。客席は立ち食いカウンター9人ぶんのみ。うち8人ぶんは壁に沿ってL字型に配されており、出口脇(券売機の裏)にポツンとひとりぶん増設されている。椅子ナシ。入口と出口が分かれた造りになっている。これをやるとキャパが減ってしまうので、手狭な店にとっては少々リスクを伴うように思うのだが、大丈夫だろうか。券売機はタッチパネル式。
  麺は、生麺の茹で置き。少々グニョリとした歯ごたえ。そばの香りはそこそこ感じるが、上品な方向ではなくややくぐもった感じの香り。「箱根そば」や「越後そば」の麺に方向性が似ているか。つゆは、マシン注ぎ。草創期の「めとろ庵」ほどにはカツオ出汁が突出しておらず、まぁバランス派と言える味わい。わりと淡麗で、決して悪くはないのだが、先月門前仲町で食べたときにもらったクーポンで生卵を乗せたら、玉子の蛋白質の旨みが加わることでカツオ系の香りがほとんど感じられなくなった。何を乗せるかは、よく考えた方がいいかも。たぬきは既製の揚げ玉で、変哲なし。ちょっと量が多く、つゆを吸う傾向あり。たぬき400円。そばメニューは、門前仲町と完全一致。このチェーンに特有のあおさわかめ400円も健在。ただ、門前仲町で扱いのあるご飯もの(丼ものやセットメニュー)が、東陽町では扱わない(いなり160円はある)。厨房スペースが、他店舗よりも狭いのかな。冷水器は、足踏み式。これは見たことがないタイプなのだが、コロナ禍でのオープンだからと考えていいのだろうか。立ち食いカウンターにも、アクリルの個別パーティッションが設置されている。箸は割箸。
  平日14:45頃の訪問で、先客3・後客1。ワンオペ(厨房の広さ的に、一日中ワンオペなのだろう)店舗のアイドルタイムにしては、まずまず入っている方だろう。すぐ近くにあった「越後そば」が閉店して、競合がやや緩和されたことだし、長く続いてくれることを期待したい。


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★南砂町駅(東京メトロ東西線)
「ゆで太郎」  実食日:2011/1



  1番出口を出て後方(東陽町方面へ)約4分、日曹橋交差点の北西角。間口が広くてたいへんよく目立つ店。座席配置は、4人掛けテーブル×1、2人掛けテーブル×2、まばらに椅子が置かれたカウンターが約10人分。
  麺は、注文後に茹でる。細麺なので、茹で時間は短い。若干茹でがアンダー気味だったが、アルデンテ食感も悪くない。少なくとも、オーバーに比べれば遥かに良い。それに、この店舗では大盛り無料のサービスが実施されていた(申告制)ので当然大盛りで注文したのだが、大盛りだと食べるのに時間がかかるため、少々アンダー気味に茹でておいた方が食べているうちにちょうどよくなる。そこまで考えて意図的にアンダーにしているのであれば、表彰ものだ。たぬき330円(わかめ・カマボコ入り)。そば湯ポットあり。各席に七味があるほかに、受渡口に一味とタカノツメが用意されている。


※値段等、変わっていません。消費増税による値上げはないようです。お得な朝定食が3種(各350円)あります(2014/9、確認)。

※看板(一部)と暖簾が変わっていました(写真は左から2枚目)。値上げして、現在はたぬき350円になっています。朝定食は、3種各360円です(2015/7、確認)。

※改装というか、看板が変わっていました(写真は右端が最新)。なるほど、24時間営業ではなくなった(現在は平日22時まで、土祝21時まで、日休)から、「24h」の部分を外したかったんでしょうね。メニュー・値段等に大きな変化はありません(2018/9、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、もり・かけ(320→)340円です。今回は入店していないため、店頭サンプルのみでの確認(コロナ休日の訪問だったため、券売機も確認できず)。たぬきの値段は確認できませんでしたが、370円になっていると思われます(値−1点。2020/4、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき390円、もり・かけ360円です(2021/9、確認)。

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「岡田製麺所」  実食日:2015/7

  ちょっと込み入った場所にある。距離的に一番近い出口は1番出口なのだが、目下周辺工事中で説明が面倒なので2b出口から案内。出て、目の前の丸八通りを渡って右へ1分半、最初の信号のすぐ手前を左折して団地内を突っ切り、突き当りを右折、すぐ左折して30秒、右側。一言で済ませるなら、第三砂町中学校の勝手口前。2b出口から、信号に捕まらなければ3分ほどの場所だ。製麺所直営と思われる店だが、製麺店として実働しているかどうかは未確認。少なくとも、店頭のショーケースに商品は並んでいなかった。イートインスペースは狭く、出入口の間口も狭い。なんでこんなに間口が狭いのかと思ったら、冷蔵庫が表に出ていて間口を半分ふさいでいるからだった。この冷蔵庫は稼働していて、店内から品の出し入れができるようになっている(つまり、表から見て裏向きに置いてある)。面白い工夫だ。厨房内に冷蔵庫のスペースがなかったということか。客席は、椅子付きカウンター6席のみ。
  麺は柔らかく、長さが揃っていないタイプ。茹でる過程でちぎれてしまうのかもしれない。ということは、生麺か。太さも微妙に揃っていない。これといって風味に特徴があるわけでもなく、かといって「ふつう」という感じでもない。表現するのが難しいのだが、イメージとしては高齢者に喜ばれそうな優しい味・食感。つゆもあっさりしている。出汁の風味は感じられるのだが塩気・旨味が少ないタイプ。「吉そば」のつゆをさらに薄めたような感じだ。個人的には悪くないと思うが、これも高齢者向きのイメージ。血気盛んな若者にとっては物足りなく感じるのではないだろうか。たぬきは市販の揚げ玉で変哲なし。たぬき400円(ワカメ入り)。値段が高めなのは、流しの客が入りそうにない立地だからやむを得ないだろう。かけ350円で単品生卵が50円なのに、なぜか月見が450円の設定になっている。
  ひとつ気になったのは、おそらく七味に由来していると思うのだが、山椒のような刺激臭があったということ。麺もつゆも淡いので、このような刺激が突出しすぎるのはあまり合わない。というか、まるっきり不要。次回は、七味をかけずに食べてみようか。


※閉店していました。店名表示などがすべて消えています。飲食店としてだけでなく、製麺所としても廃業しているようです(2020/4、確認)。

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「遠野屋」  実食日:2016/4

  駅からちょっと遠く、徒歩約5分。実測値では420mあり、微妙に5分を越える計算になるが、誤差ということで(笑)。2b出口を出て、ひたすら右へ。葛西橋通りに出る手前にある。鋭角に入る路地の角にあり、薄っぺらい建物。客席は椅子付きカウンター8席のみだが、むしろこの建物で8席確保できていることに驚く。
  麺は、太い茹で麺。そばの香りはほとんどなく、ザラザラ感のない食感。質感もあまりなく、茹でオーバーのうどんのような歯ごたえ。つゆは、カツオ系の香りが前面にある。基本的に宗田だと思うのだが、上ずったような酸味もほんのりと感じるので、本鰹もブレンドされていると推察。グルタミン酸系の旨味も感じるので、昆布も入っているかもしれない。なかなか奥行きのある味わいだ。深い丼にたっぷりと注いでくれるので、じっくりと味わえる。たぬきなし、かけ300円。各種天はすべて単品の扱いで、100〜120円。かき揚げが3種類(春菊・エビ・小柱)用意されている。実食は、かけそば+ナス天100円+生卵50円。ナス天は小さめサイズで、縦半分のカット。まぁ悪くはないが、かき揚げにしておけばよかったかなと少し後悔。ご飯ものは、おにぎり・カレーライス・ミニ天丼がある。麺単が高めの設定なので、「山菜&ミニ天丼」600円が一番お得そうに感じる。あるいは、比較的安い麺大盛り60円を有効に利用するのもよいかもしれない。


※2021/1、再食。その前に、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ310円、各種天単品110〜130円です(値−1点)。
  今回は、かけそば+えびかき揚げ130円で。麺は、相変わらずやわらかめ。つゆには、独特な酸味があります。基本的な仕様は変わっていない様子です。えびかき揚げは、タマネギ、ニンジン、長ネギのかき揚げにむきエビが入ったもの。揚げ置きなのにサクサク感がしっかり残っていて、なかなか上等でした。揚げの技術は高そうです。揚げ置くとすぐにベチャベチャになってしまって困っている店は、ここを参考にするとよいかも。ネギもたっぷり乗せてくれるし、なかなか満足度の高い一杯でした。
  平日13:30頃の訪問で、先客1・後客1。先・後客とも中年男性のひとり客。付近の路上には車が鈴なりに駐まっていたので「混んでいるのかな?」と思いきや、この店の客ではなかったもよう。この時間帯だと、もう昼のピークは過ぎているのかもしれません。


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★西葛西駅(東京メトロ東西線)

「やしま」  実食日:2003/10



  メトロセンター2番街の入口にある店。余所者には分かりづらい場所かもしれないが、北口を出て、駅ビルに沿って左へ歩き、通りに出たところでヒョイと左を向けば正面に見える。出口から徒歩1分くらいか。
  ここのこだわりは麺で、妙に角張っていて、コシが強い。生麺だね。一応「江戸角切りそば」となっているのだが、色も白いし、あまり江戸風という感じはなかった。美味いから問題はないが。丼にもちょっと特徴があり、やたらと深い。つゆを飲むのに多少苦労するかもしれない。たぬき300円。


※値上げ(たぬき300→320円)していました。変わりメニューにあさりそば(400円)やフランクフルト天そば(380円)があります。あさりは一回試してみたいです(2008/10、確認)。

※工事に伴って一時期閉店(隣の葛西駅で仮営業)していましたが、工事が終わり、装いも新たに復活していました(写真は左から2枚目)。値段が上がり、現在はたぬき350円になっています。あさりそばはレギュラーメニューではなくなり、日替わりそば(券売機のボタンは「本日限りのおすすめ品」で、420円)の一員として、週に2日程度提供されているようです。レギュラー復帰を希望します。フランクフルト天は、想像通り終了していました(値−1点。2014/9、確認)。

※あさりそば430円がレギュラー復帰していました! これは嬉しいニュースです。さらに、単品であさりの追加トッピングができるようになっていました(160円)。御飯物にもあさり丼450円(ランチタイムは350円)が登場し、「やしま」の特徴がより一層強く感じられるようになりました。嬉しい限りです(付+2点。2016/4、確認)。

※2018/5、再食。公式取材で、あさりそば440円(ちょっとだけ値上げしている。たぬきは350円のまま)をいただきました。店の名物で、かなり前から気にしていたのですが、いただくのは初めて。トッピングは、アサリのむき身たっぷり+刻み海苔。アサリに生臭みがなく(軽く味を付ているのと、刻み海苔を合わせて臭みを消しているのと)、美味しいです。パッと見には、アサリはそれほどたくさん入っているように見えないのですが、刻み海苔の下から出るわ出るわ。30粒くらいあったのではないかと思います。
  あさりそばとは別に、あさり天そば440円もあります。これは前回訪問時にはなかったものなので、新メニューと思われます。次回訪問時にでも試してみようと思います。

※暖簾が変わっていました。季節変動の可能性もありそうですが、一応写真を貼っておきます(右端が最新)。消費10%増税に伴い値上げをしていて、現在はたぬき380円、あさり460円、あさり天460円です。あさり丼というメニューは消滅しているようですが、代替なのか、やしま丼500円が登場しています。内容は確認していません。個人的な希望としては、あさり関連だったらいいなというところです(値−1点。2020/4、確認)。

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「天丼てんや」  実食日:2019/4

  改札外、メトロセンター1番街の入口角。広義の駅ナカといえる場所にある。店舗名は「西葛西店」で、テイクアウト窓口を備えた、間仕切りのある店。店頭のお品書きにそば単品の記載がなかったが、店員に単品注文も可能であることを確認して入店。テーブルオーダー、配膳付き、後払い(伝票制)。客席は、テーブルが4人×3+2人×2、椅子付きカウンター8席くらい。
  麺は、いつもの乱切りタイプの冷凍麺。二八を謳っているけれど、そこまで香らないのは冷凍麺のウィークポイントか。これまでに実食した「天丼てんや」のそばに比べて、麺同士がずいぶんと激しく絡まっていたように思う。冷凍麺でも、湯煎のやり方次第でこんなに絡み合うものなのか。つゆは、「天丼てんや」のスタンダードに比べてやや塩辛い印象だった。たぶん、誤差。カツオ出汁が香るも、それほど深みはなくやや平たい印象。ネギ・カマボコ・柚子皮が別皿で提供される。カマボコまで別皿にする意味がよく分からないのだが、オペレーションの簡略化ということだろうか(予めこの3点を盛っておいた別皿をたくさん用意していると思われる)。かけ(一人前)350円。実食は、小天丼とそば(一人前)のセット820円。そば単の注文可否を確認しておきながらセットを注文するという……。店員さん、不思議に思ったかな。「天丼てんや」に入ると、どうしても天丼を食べたくなってしまうもので。小天丼を食べるのは、これが2回目。エビ・オクラ・カボチャ・舞茸という天ぷらの構成。ご飯はやや軽めということだが、それでも結構お腹が膨れた。もっと軽い天丼メニューがあってもいいように思う。客単価が下がるので、店側としてはあまりやりたくないだろうけれど。箸はエコ箸。
  平日19:00頃の訪問で、先客9・後客7と盛況。他に、テイクアウト客も多数。ちょうど帰宅時間帯だからテイクアウトが売れるのは理解できるが、イートインの方もずいぶん賑わっていた。女性ひとり客や欧米系外国人の姿も見られた。面白いのが、客層と着座する席の関係。カップルやグループがテーブル席に着くのは当然として、ひとり客のうち男性は椅子付きカウンター、女性はテーブルと、見事に分かれていた。どの店でもなんとなくそういう傾向がありそうだとは思うけれど、ここまでハッキリ色分けされるのは珍しい(入店時に店員から案内されるわけではなく、客が好きな席を選んで着座するシステム)。「テーブル席を置けば女性が入る」という絶対的ロジックが、よく分かった。


※消費10%増税に伴い値上げしていましたが、そばについては据え置かれています。現在、天丼は540円です。他方では、ミニかき揚げ丼とそば(一人前)のセット630円など比較的廉価なセットメニューが登場しているので、そばを目当てに寄るぶんにはむしろ安くなったような印象を受けます(2020/4、確認)。

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★葛西駅(東京メトロ東西線)
「葛西駅前そば」  実食日:2004/5

  改札を出て右後方、西出口を出て右、2軒目。非常にオーソドックスな味のそばを出す店で、熱烈なファンを作らない代わりに「私の口にはちょっと……」という不満も出にくい店か。基本的に食券制だが、口頭注文の代引でも対応してくれる。各種天は自家製で美味そう。たぬき300円(わかめ入り)。なお、改札を出て直進、環七通りを左へ1分のところに「そばうどん天丼」という駅そば風の店があるが、こちらはたぬき430円と高いので、現時点では対象外とする。西出口まで回りましょう。

※2013/9、再食。券売機が故障しているようで、口頭注文制になっていました。暖簾が変わっています(写真は左:旧、右:現)。味・価格等は特に変わっていないようです。

※閉店(「葛西めんや」化)していました(2014/12、確認)。

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「東西そば」  実食日:2005/5



  駅を出て、東へ歩き、環七を渡ってから右、ロータリーの出口脇。一言で言うなら、「葛西駅前」交差点の東南角。間口は狭いが奥に長く、店内は非常にゆったりしている。テーブル席も豊富、さらには「女性専用席」なんてのもある。ブームですねぇ。
  肝心の味の方は、つゆに妙な甘みがあって、具(たぬき)は既製品。麺は水準級。これでたぬき350円というのはちょっと高い気がしないでもない。上記「葛西駅前そば」に客を奪われやしまいかと、不安になる。ただし、先に挙げた「女性専用席」の存在と、24時間営業は強みになるだろう。


※2012/10、再食。改装(写真は左:旧、右:現)し、値段が上がっています(たぬき350→390円)。カニカマ天、チーズ、けんちんなど、いろいろと変わりメニューがあります。立ち食い席は、一人分ごとに仕切りが設けられていました。斬新な発想だと思います(味+1点、値−1点、付+1点)。

※またまた改装していました(写真は右端が最新)。短いスパンで、ちょいちょい改装しますね。改装費が高くついてしまいそうに思うのですが。値段は据え置きです(2014/12、確認)。

※値段等変わっていませんが、メニューがだいぶ入れ替わっていました。上記のカニカマ天・チーズ・けんちんは、すべて終了。代わって、そば単としては「きのこたまごとじ」390円が登場しています。たぬきやきつねと同額なので、お得感があります。ご飯ものでは、ジャージャー麺550円、ローストビーフ丼790円(ミニ丼セット720円)、あんかけカツ丼650円、衣笠丼490円などが登場しています。衣笠丼は、京都のご当地丼で、きつねとネギの卵とじ丼のようです。ご飯ものに力を入れている様子がうかがえます。また、朝6〜10時限定で、朝そば定食290円と朝納豆定食340円があります。朝そば定食は、ミニそば+ご飯+生卵+冷奴+お新香という内容。「朝食は軽めでいい」という人にとってはうってつけかもしれません。なお、現写真を昼間のものに貼り替えました(2016/5、確認)。

※値段は変わりませんが、メニューはだいぶ入れ替わっています。きのこたまごとじ・ジャージャー麺・衣笠丼・ローストビーフ丼、すべて終了です。ラーメンもやめてしまったようです。だいぶベーシックなラインナップになっています。朝そば定食・朝納豆定食は健在。これはぜひ続けてほしいです。変わったご飯ものは、週替わりのランチセット(500円)という形になっています。週替わりなのでいつでも食べられるわけではありませんが、訪問時には月見メンチカツ丼セット・スパイシーガパオ丼セット・ミニ明太高菜丼セット・照りマヨハンバーグ丼セットの順で出ていました(週替わりで、この中の1種類がある)。販売時間は、11〜15時です。変わりメニューはこの店の代名詞でもあると思っているので、何らかの形で続けてほしいと思います(付‐1点。2018/2、確認)。

※特段変わった点はありませんが、駅からの行き方について補足します。当駅には出口が2か所あります。メインの出口からだと初食記事に書いた通りなのですが、それとは別に「地下鉄博物館方面改札」があり、こちらからの方が近いし、環七を渡らなくて済むので行きやすかったです。駅を出て左にロータリーを回り、環七出口交差点の角にあります(2018/4、確認)。

※消費10%増税に伴う値上げはありませんでした。現在も、たぬき390円です。週替わりのランチセットも、500円で据え置かれています。ランチセットは11〜15時限定ですが、かなり割安な設定なので、時間が合えばぜひ狙いたいところです。なお、コロナの影響により、5/10までの間は平日が時短営業となっているほか、土日祝は臨時休業となっています(2020/4、確認)。

※2021/9、再食。割安に感じたまいたけ天390円(ワカメ入り)を食べてみました。舞茸天は、ブロック状を2個。なかなかボリューミーです。そして、なんと注文後揚げでした。やや油が強いですが、衣サクサクで、舞茸もしっかり香ります。ここまでハイクオリティで、なぜたぬきと同じ値段で出せているのか、不思議。これはオススメできます。麺も生麺の注文後茹でだし、全体的な印象がだいぶ向上しました(味+1点)。
  平日16:00頃の訪問で、先客0・後客1。コロナの影響なのでしょうか、アイドルタイムとはいえ、ちょっと空きすぎている印象でした。各席にパーティッションはありませんが、店に入ってすぐのところに検温器があり、店主から検温を求められます。ちょっと面倒くさいですが、協力してあげましょう。


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「葛西めんや」  実食日:2014/12



  中央改札を出て右後方、西出口を出て右、2軒目。要するに、2つ上に記載している「葛西駅前そば」の跡地。看板は変わったが、内装や厨房設備などは大きく変わったようには見えない。揚げ場も店内の同じ位置にある。立ち食いカウンター一列のみで、5〜6人でいっぱい。今年6月オープンの新店。
  麺は生麺で、タイミングによるかもしれないが、実食時は注文後茹でだった。わりと閉店間際だったから、という可能性もある。ホクホクした噛み心地が好印象で、標準的な「ゆで太郎」の麺に香りを少々加えたような印象だ。つゆは、最初のうちは淡く感じるのだが、後追いの甘みがあり、食後に物足りなさを感じることはない。麺とつゆの相性もよく、総じてかなり高いレベルにあると思う。各種天は自家製店揚げ。ものによって揚げ置いたり注文後に揚げたりするようだ。よく出るものは揚げ置くのかな。実食したあしたば天は、注文後揚げだった。丼から豪快にはみ出す姿揚げで、絵になる(撮影したくなること必至)し、衣が薄くて素材の味をストレートに楽しめる。これで380円(ワカメ入り)なら、毎日でも食べたくなる。つゆに浸すと食感も風味も損なわれるタイプの天ぷらなので、なるべくつゆに浸からないように食べ進めたい。別盛りで、塩で食べてみたいようにも思う。たぬきは330円。


※2018/4、再食。少々値上げしていました。現在、たぬき340円、あしたば天390円です。そして大きな変化として、そば・うどんのほかにきしめんを扱うようになっていました。麺は3択です(すべて同額)。今回も、初食時と同じあしたば天そばの実食です。公式取材だったもので。この場では詳しく書けませんが、あしたば天は変わらず注文後に揚げる姿揚げで、とても美味しいです。麺・つゆに関しても、特段印象は変わらず、ケチをつける材料のない出来栄えでした(付+1点)。
  外観的には、たいした変化ではありませんが、看板の片隅にそばの写真が出ました。一応、写真を貼っておきます(左から2枚目)。

※2018/9、再食。この店ではまだたぬき340円を食べていなかったので、改めて。前食時から気になっていた、きしめんに合わせてみました。きしめんの麺は、本場・名古屋のものとくらべるとやや幅狭のタイプです。少し厚みがあるためでしょうか、モチモチ感とホクホク感が両方あります。すするときにつゆ撥ねしやすいのが少々難点ではありますが、味覚的には好きです。たぬきは、粒の細かい天かす。カリカリ食感で、ゾル化はしません。美味いです。
  土曜の16:00頃の訪問で、先客2・後客3。全員男性ひとり客でした。日時と店の規模から考えれば、好況と言えそうです。


※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。消費10%増税に伴って値上げし、現在はたぬき360円、あしたば天420円になっています(値−1点。2020/4、確認)。

※暖簾が変わっていました。季節変動の可能性もありそうですが、一応写真を貼っておきます。値段等、変わっていません(2021/9、確認)。








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「天丼てんや」  実食日:2020/4

  中央改札を出て裏手、メトロセンター2番街内。上記「葛西めんや」の少し先にある。駅前というよりは駅ナカのイメージなのだけれど、店舗名は「葛西駅前店」。単純に「葛西店」としなかったのは、おそらくかつて葛西駅周辺にもう1店舗あった(それが「葛西店」だった)からではないかと推察(未確認)。テーブルオーダーで、配膳付き後払い(伝票制)の店舗。客席は、入口側に椅子付きカウンター4席、奥にテーブルが計12席。
  麺は、いつもの感じの乱切りタイプ冷凍麺。食感は悪くないが、二八を謳うほどには風味を感じない。可もなく不可もなくというか、可もあり不可もありといったところ。細い麺よりも太い麺の方が風味を感じやすいので、乱切りタイプではなく均一の太麺に仕立てた方がいいのではないか、と感じる。つゆは、色薄め。それでいて、塩気強め。最近このタイプのつゆに出くわす機会が多くなったというか、仕様変更されたのではないかと感じる。ただし、色は薄くても、関西風という感じではない。カマボコと柚子皮は、デフォルトでトッピングされていた。そば一人前350円。実食したのは、そば一人前+ミニかき揚げ丼のセット(630円)。これが一番駅そばらしいというか、割安感がある。かき揚げは、リングを使用して正円形に整えられていた。京急蒲田とは明確に異なるオペレーションだ。こういうことがあるから、チェーン店を多店舗巡ることにも意味がある。厚みはなく、やや油ギッシュ。サクサクというよりカリカリに近い固めの揚げ。悪くはないのだが、個人的には手作り感のあるフリーハンド揚げの方が好き。具材は、細切りのタマネギとニンジンのみ。衣の食感が強いためか、具材感がやや乏しく感じられた。サワラ天130円など季節限定の天ぷらがいろいろあるほか、ピンク色の麺を用いる桜そば410円も出ていた。気になるところではあるが、期間中の再訪は難しいかな……。箸は個包装の割り箸。
  日曜13:45頃の訪問で、先客5・後客0(テイクアウト2)。わりと小型の店舗なので、先客が5人いると結構賑やかな印象。テーブルオーダー店舗で、店員が頻繁に客席フロアを歩くから、なおのことゴミゴミしているように感じる。ちょっと、セルフサービスの飲食店に慣れすぎたかな。


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