東京・地下鉄5
(東京メトロ千代田線

現在、17軒掲載(うち10軒は、閉店確認済)
★北綾瀬駅(東京メトロ千代田線)
「越後製麺」  実食日:2015/2

  駅を出て右へ(環七通りを大谷田方面へ)1分半、パチンコ店「ピーアーク」の裏手(駐輪場内)。駐車場ではなく駐輪場内にあるあたりが、都内のパチ屋らしい部分だ。パチ屋に準駅そばが併設されているケースは結構多いが、この店は完全に裏手にあるので、闇雲に歩いていてもこれはなかなか見つからなかっただろう。まだまだ、見落としている店もたくさんありそうな気がしてきた。HPの閲覧者から寄せられたメールで知ることができた。引き続き、情報をお待ちしております。店内はテーブル席がメインで、立ち食いカウンターもあったと思うが席数は数え忘れた。
  この店ではさぬきうどんスタイルをとっているのだが、さらにひとひねりがある。店内に入ると、まず最初に「麺札」をとる。ベースになる麺を選択するわけだが、口頭注文することが多いこの部分を、木札を取って盆に乗せることで代用しているわけだ。聞き違いのリスクがないので、よいシステムだと思う。盆と小皿を取って、ズラリと並んだセルフトッピングから好きなものを取り、レジで麺と木札を交換して精算。この時点では、麺にはつゆが入っていない。つゆは、精算後に自分で注ぐ。名古屋の「どんどん庵」と同じスタイルだ。つゆの量を自分好みに調整できるので、ありがたいシステムだ。つゆを注いだ後、フリーのネギ&天かすを加えて出来上がり。
  麺は、外側が柔らかく、固い芯が残るアルデンテ食感の生麺。黒い粒々が多く見られ、全体的にやや透明がかっているので、コンニャクを連想させるルックス。美味いか不味いかでいえば美味い部類だが、若干違和感が残る麺だ。つゆはあっさり系。カツオと昆布の合わせ出汁だろうか、マシン注ぎのわりには深みがあって美味い。喉にはしっかり香るのだが、鼻にはほとんど香らない。この点はマシン注ぎの限界と言うべきか。かけ340円、月見390円など。おろし390円がちょっと珍しいし、お得感のある設定。各種トッピングはナス天90円、かき揚げ110円などだが、これらにはあまりお得感がない。月見かおろしにして、ネギと天かすをたっぷり盛るのが定石だろう。


※閉店して、「まんぷく食堂」という店に変わっていました。「まんぷく食堂」にもそば・うどんの扱いがありますが、少々高い(たぬき500円)のでいったん保留扱いにします(2019/4、確認)。

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※綾瀬駅は、常磐線2に掲載。
※北千住駅は、常磐線1に掲載。
★町屋駅(東京メトロ千代田線、京成線、都電荒川線(町屋駅前駅))
「八起」  実食日:2004/8



  地下鉄2番出口を出て後方、デニーズの奥の路地を左、右側。京成の場合は、改札を出て左、やはりデニーズの奥の路地を〜。都電の場合は、三ノ輪橋側から駅を出るとちょうどデニーズ前になる。
  ここのそばは、味は並みだがボリュームが多く、ナルトとワカメが入って非常に豪華に見える。また、食べたのが午前10時前くらいだったからということもあるかもしれないが、帰り際に「行ってらっしゃいませ」と声をかけてくれるところが嬉しい。変わりメニューに、お好みそば340円。メニュー名からでは内容が想像できない……。そのうち実食します。たぬきは290円。

※改装(写真は左:旧、右:現)し、値上げ(たぬき290→300円。値−1点)していました(2009/5、確認)。

※2011/6、再食。特段の変化なし。やはり、帰り際には「行ってらっしゃいませ」と声がかかりました。気持ちいいですね。「お好みそば」(350円)は、好きな天ぷらを2種チョイスしてトッピングするものでした。選べるのは50円のものに限りますが、10種ほどあります。舞茸天など、お得感のあるものも多数あります。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。お好みそばは、終了しているようです。各種天ぷらも100円〜になっています。変わったところでは、チーズ(60円)のトッピングがあります(値−1点。2014/11、確認)。

※小さな変化ですが、間口の窓ガラスが一部シースルーになっていました。外から中が見えすぎてはいけないし、まったく見えないのもよくない。この手の店の難しさですね。値段等、変わっていません(写真は右が最新。2015/12、確認)。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円、単品チーズ70円です(値−1点。2020/7、確認)。

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「よろず庵」  実食日:2009/5

  地下鉄1番出口を出て左すぐ、というか出口に隣接。かつて「ちかてつそば」があった(未食のまま閉店)辺りにある。「ちかてつそば」と同じ業者(株式会社メトロフードサービス)が経営している。ちなみに、「めとろ庵」も同じ業者。テーブル、カウンターは、すべて椅子付き。全部で20人分くらいの席があるが、フロア面積はそれほど広くない。したがって、混んでくると窮屈に感じそう。夜(17時〜)は「バータイム」と称し、酒類も扱う。
  この店は、有人レジで先払い(レシートが出る)→配膳つき、というスタイル。割り箸も、そばと一緒に盆に乗って出てくる。フロアがあまり広くないので、セルフにした方がいいんじゃないかという気もする。麺は、細い生麺。若干茹でがオーバーだったか、歯ごたえが損なわれていたのが残念。極端に悪く言うと、濡れた粘土のよう。細麺であればこそ、ちょっとの茹でミスが致命傷につながりかねない。つゆはあっさりめで、味覚的には悪くない。しかし、いろいろな食材から出汁をとっている(貼り紙あり)わりには香りも余韻も乏しく、あまり印象に残らなかった。カマボコとワカメが入り、たぬき370円。

※閉店していました。だいぶ前から営業していない様子でしたが、シャッターで閉ざされた出入口前にロープが張られ、行灯型の高看板が裏返されていたので、この段で閉店と見なすことにします(2015/12、確認)。

※遂に建物が撤去されました。現在、フェンスに囲まれている更地です。復活の目はなくなりました(2018/1、確認)。

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※西日暮里駅は、山手線2に掲載。
★湯島駅(東京メトロ千代田線)

「五万石」  実食日:2002/11

  6番出口を出て右手すぐ。角地の、比較的分かりやすい場所にある。外見はかなり素朴な雰囲気だが、店内は意外と広い。ズラリ並んだ椅子席は13。スタンドもあるが、スペース的に立ち食いはかなり辛そうだ。この店は、麺・つゆ・具のすべてが平均点以上。麺は生麺で、適度なコシがあり、つゆとの相性も良。具は、自家製天10種ほどの他、コロッケや納豆もある。抜きん出ているワンポイントはないのだが、全体的なレベルは高い。たぬき300円。

※閉店していました。跡地は焼鳥&ワインのお店です(2009/12、確認)。

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「ふみや」  実食日:2003/11

  2番出口を出て、右側すぐ。大きな交差点の角にある。まだ新しい店で内装もピカピカ、有線放送のBGMやハイビジョンテレビ完備など、現代的なセンスを感じる店だ。さらに素晴らしいことに、味もピカイチ。麺はもちろん生麺、具(たぬき)は揚げたて、つゆは一人分ずつ沸かしているので香りが生きている。どこをとっても欠点が見当たらない素晴らしい駅そばである。私が特に気に入ったのは、つゆ。ほんのりとした甘さが垣間見え、(駅そばではない)手打ちそばチェーンの「大むら」に味がよく似ている。が、印象からすると「大むら」より上。それでいて、たぬき290円と、値段も安い。この値段でこれだけの味が出てくるなんて、ありがたや、ありがたや。トイレ完備、盆乗せサービスなど、細かい点にも配慮が見える。オーダーメイドなので多少待たされるが、椅子席が豊富なのでまったく苦にならない。う〜む、けなしようがない店だ。
  上記「五万石」も美味だし、湯島駅はレベルが高い。これから新規開店しようとしている人は、湯島駅は諦めた方がいいかもしれない。生半可なチェーン店では、まったく太刀打ちできないだろう。


※値上げ(たぬき290→300円。値−1点)していました(2009/7、確認)。

※たいへん残念なことに、閉店していました。跡地は、まだオープンしていませんが、CoCo壱になるようです。近年の湯島駅の惨状、すさまじいです。一時は、東京随一のハイレベル激戦区だと思っていたのに……(2013/1、確認)。

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「湯島」  実食日:2004/6

  ハイレベルな湯島で、またまた美味い店を発見した。5番出口を出て右、すぐの路地を右へ30秒、左側。表通り沿いではないので目立たないが、路地に入れば嫌でも目につく。
  この店を支えているのは、とにかく麺。完全注文後茹でで、表面のぬめりといい、硬質のコシといい、十日町を思わせる食感である。どこにも「十日町そば」との表記は見当たらなかったが。つゆも水準以上、具(たぬき)もカラッと揚がっている。ワカメ入りでたぬき300円と、値段も良心的。さらに言うと、テレビ完備。そして、一杯飲み屋としても使えるよう、地酒を多数取り揃えている。久保田(百寿)400円など、値段も控えめに設定されている。生ビールも400円。
  さらにワンポイント。注文後茹での店ではどうしても待ち時間が発生してしまうものだ。忙しい人にとっては、これがネックになることも考えられる。ここの店主はそのあたりにまで配慮している。なんと、全てのメニューについて「待ち時間」を表記している。例えば、「天ぷらそば2分30秒」、「カツ丼セット3分30秒」など。これは親切。駅そばでは、注文内容によっては「後から来た人の方が先に出来上がる」ということが屡々ある。ここのようにきちんと説明されていれば、先を越されても納得ができるというものだ。


※閉店していました。跡地は中華料理屋です。すごく印象のよかった店だけに、残念です(2009/12、確認)。

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「そばっこ」  実食日:2005/12

  2番出口を出て左へ20秒。間口が狭いばかりか奥行きもあまりなく、5人で満員になる小さな店。加えて、暖簾が出ていないので、「知る人ぞ知る」という感じがする店である。春日通りに面してはいるのだが。
  小さな店だが、味はいい。弾力のある生麺を使用していて、食感が気持ちいい。それから、私はつい奮発してたぬきそばに生卵を落としてもらった(+70円)のだが、すごく濃厚な、いい卵を使っていた。ブロイラーの卵ではないだろう。黄味の色からして違う。「黄味」と言うより、「橙味」である。
  しかし、これだけ素晴らしい店でも、湯島ではさほど目立たない。それほどに、湯島はレベルが高い。私が思うに、日本一レベルが高い駅である。しかも、2つ上に掲載している強い強い「ふみや」が30秒の距離にあるということが、この店にとってはちょっと不運だったかなという気がする。逆方向(御徒町方面)にも「かのや」があるし。ただ、「かのや」は値段がえらく高い(たぬき400円)ので、御徒町側では有利に競争を進められるかもしれない。たぬきは、カマボコとワカメ入りで300円。この値段なら、何回でも食べる価値がある。しつこいようだが、ライバルが強すぎるのが辛い。


※閉店していました。跡地は、油そば専門店になっています(2009/4、確認)。

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「せんねんそば」  実食日:2006/5

  3番出口を出てすぐ。天神下交差点角にあり、よく目立つ店。3つ上に掲載している「ふみや」とは、ちょうど交差点の斜向かいという位置関係になる。
  この店では生麺を使っているのだが、多店舗型のチェーン店なので、それほど面白味はない。コシはあるが、風味がやや劣るタイプの麺だ。変わっていることと言えば、店の造りか。敷地はそれほど狭くないのだが、客のスペースはえらく狭い。一列カウンター席だけで、出入口付近に先客がいると、奥に出入りするのはちょっと困難な感じ。ということは、何故か厨房がやたら広いということだ。以前のテナントが使っていた設備をそのまま生かしているのかもしれない。欲を言えば、もう少し客席を広げて欲しいところだ。たぬき300円、24時間営業。全体的に、平均点以上のレベルにはあると思うのだが、日本一のハイレベル激戦地(だと思う)・湯島では、少し見劣りしてしまう。


※閉店していました。跡地は、もつ鍋の店です(2009/4、確認)。

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「かのや」  実食日:2009/7

  2番出口を出て左へ30秒。2つ上に記載している「そばっこ」(閉店して現在は油そば専門店になっている)の前を通過してすぐ。上野御徒町駅および上野広小路駅からでも徒歩圏内。L字型椅子付きカウンターだけの小型店で、7〜8人で満員となる。
  この店では、生麺を注文後に茹でる(タイミングによるかも)。細麺なので、待ち時間はそう長くないのが長所だが、反面、やはり歯ごたえは欠ける。もう少し太ければ食べ応えのある私好みの麺になりそうなんだけどなぁ。と思わせる麺。つゆは、鰹節系の出汁が強く香る。一本調子ではあるが、最後まで飽きない。香りが飛ばないよう、また煮詰まりすぎないよう、つゆの入った寸胴にちゃんと蓋をしている。この辺りのささやかな工夫も、味を大きく左右すると思う。ネギは別盛り、レンゲ付き。たぬき380円(ワカメ入り)と高めの値段設定ではあるが、味覚は十分満足に値すると思う。ただ、かき揚げ600円という設定には、ちょっと首を傾げる。店揚げにこだわっているとはいえ、600円出すのであれば座敷の店でゆっくり味わいたいというのが私の価値観。こだわるのであれば、「かき揚げ450円、特製かき揚げ600円」にするなど、リーズナブル感を演出した方がいいのではないだろうか?

※閉店していました。跡地は、お洒落なワインバーになっています。10年前には超強力なラインナップだった湯島が、これで遂に全滅。急にバタバタッと閉めてしまったのはどうしてでしょうか? 1軒2軒くらい残ってもよさそうに思うのですが。「富士そば」さ〜ん、湯島、空いてますよ(2015/11、確認)。

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★新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線)  ※御茶ノ水駅は、東京・中央線1に掲載。
「小諸そば」  実食日:2014/5

  B3b出口(エレベーター)を出て右、すぐの路地を右折して10秒、左側。店舗名は「ニコライ坂店」。店内はなかなか広く、テーブル席(2人×4)、椅子付きカウンター(17席)、立ち食いカウンター(12人分くらい)と揃っている。が、昼時ともなれば常時満席になり、空席を探して右往左往する人たちが通路をふさぎ、二進も三進もいかない状態になる。かなりの人気ぶりだ。ニコライ坂の上にも下にも繁華街が形成されているが、その中間に位置するこのエリアは緩衝地帯になっていて飲食店が少ないので、集中するようだ。混雑を少しでも和らげる狙いなのか、この店では麺類単品と丼&セットで注文口が分かれている。混雑時には、麺類単品の方が圧倒的に早く出来上がるので、留意を。実食時にも、先客を10人くらい追い越して私のたぬきそばが出てきた。
  4月の消費増税後、初めての「小諸」実食だが、10円上がった(たぬき300円)こと以外には特に変わった様子はない。麺は若干茹でオーバー気味だったが、本質的に味が落ちたということはない。カマボコ&季節の青味が入り、ネギと梅干のフリーサービスも健在だ。「小諸」最大の魅力である麺類大盛30円増し、特盛60円増しも、値段据え置き。あと、細かい点に言及すると、ニコライ坂店オリジナルのお品書き(配布用)が用意されていたのが印象的だった。


※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/8、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(2020/7、確認)。

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※日比谷駅は、地下鉄3に掲載。
★赤坂駅(東京メトロ千代田線)

「吉そば」  実食日:2000/2



  1a出口を出て、道路を渡ったところにある、割と古い店。チェーン店だが、あまりチェーンらしくない構えである。店内は狭く、鰻の寝床のように奥行きがある。客は一列に並んで食べるという仕組みだ。冷房がなく、厨房がすぐ目の前なので、夏は息苦しい暑さである。ここのセールスポイントは、大盛り無料サービス。ただし、貼り紙が一番奥にあって見づらいので、一見さんは気づかずに帰ることになるかもしれない。たぬき310円。


※現在、1a出口閉鎖中。最寄りは2番出口です(信号渡って右側。2004/4確認)。

※看板が替わっていました(写真は、左から2枚目。2006/9確認)。

※駅の工事は終わったようです。最終的に、最寄りは1番出口になりました。かつての1a出口が現在の1番出口です。出て、右を向けば正面にあります(2009/9、確認)。


※値上げしていました。現在、たぬき330円です。梅やとろろ昆布など、関西っぽいトッピングの用意があります。また、変わりメニューに特製肉つけ麺430円が登場していました(値−1点。2014/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき360円です(値−1点)。最近多くの店舗で値上げしている「吉そば」ですが、たぬき360円というパターンは初めてです(350円に上がった店舗が多い)。なぜ赤坂店だけ少し高い設定になっているのか、気になります。かけ290円の時点で他店舗より10円高い設定なので、麺が違うということなのでしょうか。再食してみる必要がありそうです(2018/9、確認)。

※改装していました(写真は右端が最新)。従来は看板が道路から少し奥まっていたのですが、外に出されて目立つようになっています。値段等、変わっていません。なお、たぬき360円のパターンは、現在ではむしろスタンダードになっています(2018/11、確認)。

※2020/10、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき390円です。消費10%増税で360円から一気に390円まで上がったのではなく、間に380円だった時代があると思われます。今回は、かき揚げ440円を実食。天は揚げ置きヘナヘナ系。具材は、タマネギ、ニンジン、春菊で構成。まぁ、特段どうということもないです。もうちょっと揚げたてに近い状態で出せればいいなと思うところではあります。なお、麺大盛り無料のサービスが終了していました。現在、大盛りは100円増しです。おそらくチェーン全体でのことだと思います。「吉そば」の最大の魅力と言っても過言ではなかったので、かなり残念です(サ−2点)。
  土曜18:00頃の訪問で、先客2・後客1。この後客が、とんでもないクレーマーでした。食券を出して「そばでいいですか?」と問いかけられるも、応えずにトイレへ。トイレから出てきてそばが提供されると「うどんだよ!」と突っぱねていました。さらに、店員が作り直している間に「時間かかるんならキャンセルするから金返して」と。最終的には、作り直したうどんをひと口だけ食べて、9割以上残して出ていきました。こういうわけわからん人もいるから、客商売は大変だなと感じます。


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「いわもとQ」  実食日:2009/9

  1番出口を出て直進1分、右側。赤坂サカスのすぐそば、一ツ木通り沿いの好立地にある。赤坂のほか、麹町(掲載済み)と新宿(現時点では未食)に店舗があるミニチェーン。赤坂店は麹町店に比べてフロア面積が狭い印象だが、巧くテーブル席と立ち食い席を配置している。券売機が一番奥にあるのがちょっと違和感があるというか、変わっているというか。半券もぎりタイプの食券で、ちゃんと切り取って、混乱なく商品受け渡しができるように活用している。
  この店のそばは、「駅そば・立ちそばとして美味い」というよりも、「本格手打ちそばに近づこうと努力している」という印象。生麺です。注文後に茹でます。だから麺自体の食感は◎。ただ、風味が繊細で、若干つゆに負けている印象。特に油もののトッピングを乗せると、麺の良さが目立たなくなる。この店では、もり(280円)を第一オススメに推したい。たぬき330円。ネギはフリー。

※閉店していました。池袋へ移転したとのことです(2012/6、確認)

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「箱根そば」  実食日:2012/5

  2番出口を出て右へ2分、道路向かい。看板には大きく「箱根そば」と書かれているが、食券には「生そば箱根」と印字。立地から考えて後者が正式店名ではないかと推察されるが、看板表記を優先する。椅子付きカウンター10席と、立ち食いカウンターが少々、さらに立ち食いテーブルが2つある。
  麺は生で、注文後に茹でていた。しかし、「箱根」の麺は茹でたてでもあまり香らない。茹で置きに比べて歯ごたえは幾分よいが、3分待つ価値があるかどうかは微妙。つゆは、「箱根」らしい甘みが強いタイプ。個人的には、このつゆは少々くどいのだが、これが好きという人も多いと聞く。むしろ、この甘いつゆこそが「箱根」の生命線なのかもしれない。たぬき320円(ワカメ入り)。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。店内には団扇が常備されている。「節電にご協力を」という意味合いだろう。まぁコンセプトは理解できるが、団扇であおぎながらそばをすするのはちょっと無理があるのではないだろうか。飲食店は、節電にも限界があると思う。

※値上げしていました。現在、たぬき330円です。消費増税によるものなので致し方ないと思います。カレーセットがワンコインの500円にとどまったことを喜びましょう。変わりメニューに、肉天かき揚げ450円が登場していました(値−1点。2014/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(2015/11、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です(2016/5、確認)。


※閉店していました。跡地は、「春樹」というラーメン屋です(2018/2、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2012/9

  2番出口を出て、目の前のスクランブル交差点を斜めに渡って右へ1分。上記「箱根そば」の少し手前にある。以前は、このエリアは3つ上に記載している「吉そば」の独占市場だったのだが、「いわもとQ」「箱根そば」そして「小諸そば」とチェーン店が次々にオープンして(その後「いわもとQ」は移転)、にわかに激戦区の様相を呈してきた。立地的には「吉そば」に分がありそうだが、「小諸」がオープンしたことで、今後勢力図が大きく変わりそうな予感がする。フロアは、間口は狭いが奥に長く、椅子付きカウンター13席と、立ち食いカウンターが5〜6人分ある。
  麺は茹で置きで、茹でたて店と比べると若干食感が劣る。それでもかなり美味い部類に入るが。つゆや具材にこれといった特徴はない(それでも美味い部類に入るが)。たぬき290円(季節の青味とカマボコ入り)。ネギ入れ放題+梅干しフリーのサービスは健在。そば湯は、申し出制でサービスがある。一つだけ気になったのは、食券制ではなく先払いの有人レジが設けられていたこと。一長一短だとは思うが、実食時には店員が2人しかおらず、そのうちの一人が厨房とレジを行ったり来たりしていてかなり大変そうだった。食券制の方がスムーズだと思うし、有人レジにするのならもうひとりくらい店員を置いた方がいいのではないだろうか。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2014/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/9、確認)。

※2021/1、再食。その前に、消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。今回は、そばではなくご飯もの。親子丼510円をいただきました。仕様は東池袋店と同じで、深い丼ではなく平皿に近い形状の器で提供されます。若干食べにくさを感じる形状ではあるのですが、この方が盛りつけやすいのと、底につゆが溜まりにくいという利点がありそうです。わりとつゆだく気味の親子丼なので、通常の深鉢型だと底の方がベチャベチャになりすぎる、ということではないかと。鶏肉は、モモ肉を使っています。ただ、あまりジューシーという感じではなく、どちらかというとサッパリ系でした。
  平日17:15頃の訪問で、先客1、後客7。例によって、フロアに世話係が立っていて、配膳から下げ膳までやってくれます。入店時に「寒いなか、ようこそいらっしゃいませ」と丁寧な声がけがあったのが印象的でした。


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「つるまる饂飩」  実食日:2015/1

  7番出口を出て右(乃木坂方面)へ1分半くらい。赤坂通りに面した店。ご存知、大阪に本拠を置くチェーン店。東京にも数店舗を展開しているが、丸い看板の色が大阪と違う。大阪では青や黄色の看板を掲げている店舗が多い。東京では、代々木は赤、新宿・新橋・大門は青。この違いに、何か意味はあるのだろうか? そして、大阪では「浪花麺乃庄」と銘打っている店舗が多いのだが、この店にはそれがなかった。まぁ、些細な違いではあるが。トッピングやサイドメニューを自分で選んで皿に取り、麺類を口頭注文して受け取ったところでレジ精算。さぬきうどん流のシステムだ。店内にはテーブル席が計8席と、椅子付きカウンターが14席ある。比較的落ち着いてのんびり食べられるムードの店だ。
  麺は、味の弱い冷凍麺。うどんメインの店だからね……。弾力系の麺が好きな人には好まれそうだが、風味を重視する人にとってはやや物足りなく感じるかもしれない。つゆは、カツオ出汁が前面に香る。薄味だが、方向性としては美味しい。私はこれまでに「つるまる」で計10回以上食べているが、実はうどんを食べたことがない。一度、うどんで食べてみたくなるつゆだ。かけ260円、きつね350円。セルフトッピングは天ぷら系が中心で、紅しょうが天120円やささみ天140円、野菜かき揚げ170円など。大阪の店舗にある「鶏めし」がないのが残念。今回は、ささみ天を実食。ややパサつきがある(ささみなので、当たり前だが)ものの、肉質は柔らかくて悪くない。天かすフリーのサービスあり。つゆが淡麗系なので、まろやかさが欲しい場合には天かすをたっぷり入れよう。


※値上げしていました。現在、かけ270円、きつね360円です。写真を昼間のものに貼り替えました(2016/4、確認)。

※消費10%増税を経て、値上げというか、価格が税込表示に変わっていました。現在、かけ300円、きつね400円です。1円単位を切り上げたぶんだけの値上げとなっています(2021/12、確認)。

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※表参道駅は、地下鉄1に掲載。
★代々木上原駅(東京メトロ千代田線、小田急小田原線)
「箱根そば」  実食日:2011/10

  改札を出て直進、階段を下りてさらに直進、左側(駅舎1階)。これまで、この駅に駅そばがないことが不思議で仕方がなかったのだが、遅まきながら誕生してくれた。客席は、テーブル席が計18、椅子付きカウンターが計12、立ち食いカウンターが5人分程度。
  味覚的には、特段の特徴はないというか、「箱根」スタンダードだ。つゆの甘みが際立っている。麺は注文後に茹でているようだが、茹で置きの店と大きな違いはないように感じた。たぬき320円。


※値上げしていました。現在、たぬき330円です(値−1点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(2016/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。う〜ん、値上げ頻度が高いですね(2017/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき370円です(値−1点。2019/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき380円です(2019/10、確認)。

※再値上げしていました。現在、たぬき410円です。380円から410円まで一気に上がったのではなく、間に390円だった時代があると思われます(2022/7、確認)。

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「なか卯」  実食日:2019/5

  改札を出て直進、上記「箱根そば」の先、左側。店舗名は「代々木上原店」。親子丼とうどんがメインだが、一部のうどんメニューがそばに対応(うどんより少々高い設定)しており、副業系駅そばと認定。場所も駅ナカということで、優先的に食べ潰していこう。タッチパネル式の券売機で、券を持って任意の席で待っていれば店員さんがお茶を持ってやって来る。配膳付き、下げ膳不要。客席は、厨房と対峙する椅子付きカウンター8席と、奥の方にテーブル席計18。2人卓と4人卓が入り乱れている。
  麺種は不明。二八そばとのことだが、そばの香りはそこそこという程度。わりと軽い食感で、ホクッとした噛み心地。「天丼てんや」と同様、冷凍麺だろうか。まずまず悪くない。つゆは、「京風」を謳っているのだが、かなり塩気が強く、また醤油(うすくち)の香りもしっかり感じられ、西日本スタイルであることは間違いないが、あまり京都では出会わない味覚であるように感じる。あるいは、そばとうどんとでつゆを変えている(アレンジしている)のだろうか。香りはあまりないのに酸味系の余韻が残るところから推して、濃縮希釈がベースだと思う。レギュラーのそばメニューは、ざる450円、海老かき揚げ490円、そして丼ものとのセットが前提になる小はいから230円のみ。朝には並量ハイカラそばの単品提供があるとのことだが、訪問が午後だったので詳細は不明。実食は、海老かき揚げそば。かき揚げは、おそらく冷凍ものの注文後揚げ。芝エビくらいのサイズ感の殻つき(足は落としてある)エビが4尾入っている。その他の具材は、タマネギ・ニンジン・長ネギ(青ネギ)。冷凍ものだとしても、この内容でワンコインであれば、まずまず良心的といえそうだ。また、せっかくなので、看板メニューの親子丼490円も食べてみた。卵のとじ方はまずまず。ちょっと固くなっているところもあったが、概ねふんわりとやわらかいスポンジのような食感。しっとりしているタイプではない。鶏肉はモモ肉で、ジューシーで旨みたっぷり。仕上げにミツバを散らしている。こちらもそば同様、ワンコインメニューとしては悪くない内容だと思う。飲み水は冷たい緑茶。箸はエコ箸。
  平日16:00頃の訪問で、先客3・後客0。私は「なか卯」の券売機に慣れておらず、そばのありががよく分からなかったのだが、店員さんが厨房から出てきて丁寧に教えてくれた。そのうえで、そばとうどんを間違えて買ってしまい、現金対応(海老かき揚げうどんは430円なので、追加で60円の支払い)となった。しかも100円出して40円のお釣りという面倒な展開になったにもかかわらず、嫌な顔はされなかった。外国人店員のワンオペでこの対応だから、従業員教育はしっかりできているのだろうと感じた。


※消費10%増税に伴ってのものでしょうか、一部メニューを値上げしていました。海老かき揚げそばは、現在500円(うどんは値上げ幅が大きく、450円)です。ざるそばは450円で据え置かれています。また、季節限定で、鴨そば590円が登場していました。小390円もあるので、親子丼とセットにするのもいいかもしれません(2019/10、確認)。

※メニュー構成がだいぶ変わっていました。従来はメニュー表上でうどんコーナーの一角にそばが記載されていたのですが、現在はうどんとは別枠で「本格二八そば」として記載されています。そして、海老かき揚げというメニューは消滅しました。現在は、はいから400円、きつね480円、牛肉580円というラインナップになっています。きつねうどん430円、牛肉うどん530円なので、うどんよりもそばの方が50円高い設定。この点は、以前と変わらずです。従前からメニューに入っていたきつねうどんの価格で見ると、前回訪問時から30円の値上げとなっています(2022/7、確認)。

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