東京・地下鉄10
(都営地下鉄浅草線)

現在、36軒掲載(うち14軒は、閉店確認済)
※押上駅は、地下鉄7に掲載。
★本所吾妻橋駅(都営地下鉄浅草線)
「ゆで太郎」  実食日:2010/12



  A4出口を出てすぐ。東京スカイツリー人気で今後発展が望める駅の、一等地に飛び込んできた新店。客席は4人掛けテーブル席ばかりで、計28人収容可。一人客よりもグループ客を意識した造りになっている。しかし、実食日には一人客が占拠しているテーブルが多く、ちょっと今後に課題を残しそうな雰囲気だった。
  麺は、私が個人的に「都心型」と呼んでいるもの。きっちりと角が立っていて、見た目には強い歯ごたえを連想させるのに、食べてみると意外に歯ごたえは弱い。むしろ、摩擦のないツルツル感の方が際立っている。つゆは、標準的な「ゆで太郎」のもの。それ自体はさほど美味いとは思わないが、そば湯で少し割るといい香りになる。そば湯ポットは各席に常備。唐辛子は、七味が各席にあるほか、受渡口に一味と鷹の爪がある。箸はエコ箸。たぬき290円(ワカメ・カマボコ入り)。このチェーンには、たぬき290円の店舗と330円の店舗がある。もともとは330円で統一されていたのだが、一部290円に値下げした店舗があるようだ。公式HPでは330円と記載されているので、290円の店舗が例外なのだろうか。


※看板が変わっていました。暖簾も色が変わっているように見えますが、色褪せただけだと思います(写真は左から2枚目)。たぬきというメニューは消滅し、かけ320円に揚げ玉が乗る設定になっています。実質値上げです。他メニューも、だいぶ上がっています(値−2点。2015/4、確認)。

※暖簾が廃されました(写真は右端が最新)。値段等に、目立った変化はありません(2019/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ340円です(値−1点。2020/6、確認)。

※再値上げしていました。現在、かけ360円です(2021/12、確認)。

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※浅草駅は、地下鉄1に掲載。
★蔵前駅(都営地下鉄浅草線・大江戸線)
「和味」  実食日:2004/4

  A2出口を出て、左へ30秒。国道6号沿いにある店。配膳つき、代金後払いということで、ちょっと駅そばの範疇に入れていいかどうか迷ったのだが、値段と早さに免じて入れることにする。ここは、麺が面白い。生麺で、ちょっとぬめりがかっている。香りや味はあまりないのだが、歯ごたえ・舌触り・喉ごしの3拍子が揃っている。これでつゆがもう少し濃ければ、5点をつけるところだったのだが……。たぬきは、ワカメ・絹さや入りで350円。なお、店名の読み方は「かずみ」ではなく、「なごみ」。

※閉店していました。ビルごと建て替わっているようです(2014/12、確認)。

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※浅草橋駅は、総武線1に掲載。
★東日本橋駅(都営地下鉄浅草線)
「小諸そば」  実食日:2006/11

  B4出口を出て直進30秒。看板は紛れもなく「小諸」だが、どことなく「小諸」らしくない構えで違和感がある。
  この店は茹で置きの「小諸」であり、注文後茹でをしている店と比べると若干風味もコシも見劣りがする。それでも、基本的にこのチェーンは美味しい。インゲン(青味は季節によって異なる)とカマボコが入り、ネギと梅干しはフリー。たぬき290円(冷やし同額)。ところで、今回初めて気がついたのだが、品書きの隅に「当店のうどんつゆは関西風にしております」と表記されていた。「小諸」でうどんを食べたことがないのでよく分からないのだが、これは「小諸」全店共通のことなのだろうか。それとも東日本橋オリジナルの計らいなのだろうか。今後「小諸」で食べるときには、この点にも注意してみたい。


※2015/5、再食。まぁ想像していたとおりですが、うどんの関西風対応は終了していました。値上げして、たぬき300円になっています。味覚的には、レシピとしては変わっていませんが、麺の茹で置き時間が長いのか、歯ごたえがだいぶ損なわれていました。あ、初食時と同じですね。どうやら、これがこの店舗のスタンダードのようです。写真を昼間のものに貼り替えました。なお、店舗名は「東日本橋店」です(値−1点)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/10、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(値−1点)。消費増税によって310円から一気に350円まで上がったのではなく、間に320円・340円の時代があったと思われます(2021/4、確認)。

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※人形町駅は、地下鉄3に掲載。
※日本橋駅は、地下鉄1に掲載。
★宝町駅(都営地下鉄浅草線)
「都そば」  実食日:2005/8

  A6出口を出て直進、歩道橋のある交差点を左、最初の路地を左すぐ左側。ほぼ斜め向かいに「小諸そば」があるという大変な競争立地だが、であるが故ということではないだろうが、なかなか美味いそばを出してくれる店である。
  私が行ったときにたまたま天が品切れだったということもあって、揚げたてを食べることができた。待たされると文句を言う客も多いのか、おばちゃん、何度も「待たせちゃってすいませんねぇ」と声をかけてくる。私はそんなに気にしていないのだが。揚げたてだから、当然文句なしに美味い。ニンジンとタマネギがメインのかき揚げは、素材の歯ごたえが失われておらず、素晴らしい食感だった。つゆにも特徴がある。鰹出汁がかなり強く出ていて、もしかすると人によっては「臭い」と感じるかもしれない。私はこういうの、大好き。麺はノーマル茹で麺。不味くはないが、つゆや天ほどのこだわりは見られない。しかし総合的には高く評価でき、茹で麺使用の店に限って言えば、間違いなくランクイン級。たぬきなし、天320円。持ち帰り可。


※閉店していました。跡地は、「台湾ビストロ高雄」という台湾料理店です(2015/2、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2006/7

  上記「都そば」の近くにある。A6を出て直進、歩道橋のある路地を左に入り、最初の十字路の北西角。
  お馴染みの「小諸そば」で、味覚的には同系他店との違いはほとんど感じられない。たまたま揚げたてのたぬきに当たったため、サクサク感が増していて、しかもアツアツだった。ちょっと変わっているのは、ネギ。このチェーンには、入れ放題の店と一人前ずつ別盛りの店とがあるのだが、宝町店に限っては最初から一人前分がそばに入って出てくる。その上で、受け渡しカウンター上にネギ壺が置いてあり、好みで追加できるようになっている。デフォルトでネギが入っているということは、ネギ抜き希望の場合は、注文時に言わないといけないということだ。小諸の他店舗で慣れているネギ嫌いな人は、要注意か。たぬき290円(カマボコ&絹さや入り)。梅干しフリー。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です。看板が微妙に変わっていましたが、ビルの外装工事中で全面にネットが掛かっている状態だったので、撮影は後日。なお、店舗名は「宝町店」です(値−1点。2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です。テイクアウト専用窓口あり。看板が一部変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現。2016/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点)。すぐ近くに「そばよし」が越してきて、少々競争が激化していると思われます。共存の道を歩んでほしいところではありますが……(2018/8、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。なお、内外観ともリニューアル(ムーディー小諸化)されていましたが、時間外訪問のため写真を撮りませんでした。次回訪問時に撮ってきます(2020/9、確認)。

※2021/6、再食。改装後の初食になります。初食時のフロアレイアウト記録を残していなかったので、席配置が変わったかどうかについては確認できず。現在の客席配置は、壁際に椅子付きカウンター10席、フロア中央に島式の立ち食いカウンターが12人分くらい、そして出入口近くにテーブル席が2人×2です。
  今回は、ぶっかけゴマだれ390円を食べてみました。もりそばにゴマダレを直接かけただけのシンプルなものだろうと思っていたのですが、実際には千切りのキュウリと大根を添え、仕上げに白ゴマを散らしてあり、見た目にもそれなりに華がある仕様でした。大根のシャキシャキ感が印象的ですが、麺の食感との相性はやや微妙でした。ゴマダレは、少しラー油を配合してあるようですが、ゴマダレの甘み・旨みの方がだいぶ勝っていて、ピリ辛とも感じないレベルです。ラー油をもう少し強めたらどうなんだろう。個人的に、やってみたい気がします。なお、ネギはデフォルトでは乗せず、完全セルフ式になっていました。うん、その方がよさそうですね。
  土曜13:00頃の訪問で、先客7・後客5。土曜ということもあるのか、昼時でもそんなに混んでいる印象ではありませんでした。というか、このオフィス街にあって土曜に営業していること自体が少し意外に感じます。各席に、個別パーティッションが設置されています。


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「スエヒロそば」  実食日:2009/6

  A1出口を出て直進2分、新京橋交差点を左折して10秒、右側。有楽町線銀座一丁目駅の10番出口からでも徒歩圏内(4分)だが、改札からの距離はだいぶ遠いし、昭和通りを渡らなければならないのもネック。周辺に近代的な中層ビルが立ち並ぶ中、この店だけ昭和中期で時間が止まっている、とでも形容したくなるような、郷愁溢れる店構え。木製の立ち食いカウンター一本だけで、3〜4人でいっぱいになる。出入口近くに小型の冷蔵庫が2台置いてある(稼働しているのかどうかは未確認)ので、混雑時間帯にはこの上に丼を置いて食べる人もいるのかもしれない。
  味覚的にも、古き懐かし昭和の立ちそば、という感じ。中太の茹で麺は味がなく、つゆは比較的濃い。味わって食べるというよりも、一気に掻き込みたくなる味覚だ。たぬき300円。自家製の天が10種ほどあり、ゲソ天(350円)を除いて330円均一。鷹の爪が用意されているので、辛味好きな人にはいいかも。ただ、冷房がないので、夏場にかけ系はなかなか苦しい。周辺環境の都合上仕方ないことだが、夏場は風向きが厨房→客席の方向になるようで、カウンターで食べているとモロに厨房の熱気を顔に浴びる。さらに言うと、カウンターの幅(奥行き)が狭く、しかも上部に天のショーケースが張り出しているので、食べようとかがみ込むと、熱気が顔にかかるうえ、頭がショーケースに当たる。空いていても、冷蔵庫の上で食べた方が安全かもしれない。いろいろと不器用な面が見られる店だが、昭和の文化遺産とでも言うべき存在なので、長く続いてほしいと思う。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき320円、天ぷら系はいかげそ天380円を除いて350円均一になっています(2015/7、確認)。

※閉店していました。跡地は、「Oyo」という名のイタリアンレストランです。あれだけ狭かった店内に、ちゃんと椅子席を確保しているのが驚きです(2016/2、確認)。

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「そばのスエヒロ」  実食日:2010/8

  A1出口を出て後方、信号を渡らずに右(鍛冶橋通りを八丁堀方面)へ1分少々、弾正橋を越えてすぐの交差点角。昭和の臭いがプンプン漂う店。客席は立ち食いカウンターが基本だが、壁際のデッドスペースに1つだけ椅子付きの席が増設されている。
  この店のそばは、麺は味があまりない茹で麺、つゆは味はあるけれど余韻があまりないタイプ。総じて、印象力に欠ける。自家製各種天の種類が豊富で面白味があるだけに、ちょっと勿体ない感じだ。唐辛子は、普通の七味のほかに鷹の爪を用意。これ、結構好き。たぬき300円。冷やしも同額で対応しているようだ。


※値上げしていました。現在、たぬき320円です。お品書きに記載のあるメニューは、全部で19種類。このうち12種類が天ぷら系(たぬき除く)です。こういう店、いいですね(2015/1、確認)。

※2015/5、再食。お馴染みの、深夜3時に再食シリーズです(厳密には3:30頃)。この店、24時間営業ではないのですが、朝がメチャクチャ早く、この時間ですでに開いていました。先客3、後客3。結構賑わっています。当然と言えば当然ですが、全員車で食べに来ていました。店が角地にあって、路地を曲がったところがちょっと広くなっているので、大型トラックも強引に横付けしています。また、某ボーダー柄のシャツを着た宅配業者が配達車で食べに来ていたのですが、こんな時間に何をやっているのでしょうか。チャーター便なのかな。まさにこの世のカオス。
  厨房では、お爺ちゃんがひとりで黙々と天ぷらを揚げています。実食は、たぬき320円。味覚的な印象は初食時と同じで、醤油の香ばしさが強いつゆは、カツオダシの酸味も感じますが、驚くほど余韻がありません。食べ終わったら即刻仕事に戻る、というイメージの味です。


※2015/6、再食。またしても、深夜3時に再食です。大雨だったのでさすがに客はいない……と思いきや、先客2・後客2でした。今回は、春菊天340円を実食。春菊はだいぶシオシオになっていますが、厚めの衣に質感があり、つゆをしっかり吸ってくれるので一体感があって美味しいです。六文に近い、硬派な天ぷらです。この日も3時過ぎから天ぷらをじゃかすか揚げていて、すでに100個(推計)くらい揚げ置いてありました。深夜から朝にかけてが、この店の書き入れ時なのかもしれません。この近辺で深夜3時に食べるなら、この店が一番オススメです。ほかの深夜営業店は深夜帯には多少なりとも味が落ちますが、この店は深夜3時が一番美味い時間帯だと思うので。
  ちなみに、先・後客のうち3人は、タクシードライバーでした(残る1人はまたしてもストライプ柄の運送業者だが、この日は徒歩で来店していた)。つゆの余韻がないのが特徴的な店ですが、もしかしたらタクシードライバーを意識して意図的に余韻が残らないようにしているのかなと、ふと思いつきました。車内に出汁の臭いが充満するのは良くないので。そこまで考えてこの味に仕上げているのだとしたら、脱帽ものです。


※2015/7、再食。恒例の、深夜3時に再食シリーズです。この店で深夜3時に食べるのはひとまず最終回になりそうだということもあり、インゲン天+ナス天+卵という豪華トッピングでいただきました。ナス天は普通な感じでしたが、インゲン天はかなりオススメです。太く、歯ごたえも香りも強く、天ぷらにして美味しいタイプのインゲンだと思います。なお、この日は先客4・後客4の大盛況で、遂に店内に収まりきらずに表で手持ち食いをする人まで現れました。脇の路地には、タクシーが鈴なり。客の多くが、やはりタクシーの運転手さんです。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値段やメニュー等に、目立った変化はありません(2019/1、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2015/1

  A8出口を出て右、最初の路地を右折、また最初の路地を左折してすぐ右側。店舗名は「宝橋店」。奥に長い店舗で、椅子付きカウンターが14席と、立ち食いカウンターが20人分くらいある。が、大通りに面していないこともあって、昼時以外は空いている。実食時(17:00頃)にも、先客ゼロだった。
  ちょっと確かめたいことがあって江戸橋店と連食したのだが、同じ材料を使っている「小諸」同士でも、連食すると微妙な出来栄えの違いがよく分かるものだ。江戸橋店と同じく茹で置きの麺なのだが、こちらは残念ながら歯ごたえがだいぶ損なわれていた。茹でオーバーか、茹で置き時間が長いか(おそらく後者)。つゆは小諸スタンダードで、特に問題なし。たぬき300円。江戸橋店と同じように、小松菜・カマボコ・柚子皮が乗った。カマボコの状態は良かったが、小松菜がちょっと萎れ気味。細かい突っ込みばかりで申し訳ないが、全体的にレベルが高いチェーンだけに、「あとちょっとでパーフェクト」と思うと突っ込まずにいられないのだ。ネギ・梅干しフリー。そば湯ポットあり。小諸でそば湯ポットを置いているのは少数派ではないかと思う(申告制の店が多い)。申告制だと、特に混雑時には申告しづらいので、ポットの方がありがたい。ちょっと飲んでみたが、濁りはほとんどないものの、香りはまずまずよかった。

※昼間の写真に貼り替えました。値段等、変わっていません(2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2017/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。310円から一気に上がったのではなく、間に340円だった時代があると思われます(値−1点。2021/1、確認)。

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「そばよし」  実食日:2013/3

  6番出口を出て直進、最初の路地を左折して20秒、左側
(※その後移転しています。現在の行き方は、下記追記記事参照)。三越前(昭和通り沿い)にある同名店の分店で、鰹節問屋が運営する店。ゴテゴテと派手な感じの看板と、鰹節の段ボールを切ったものを飾りにしている店内意匠が特徴的。椅子付きカウンターのみで、席数は10。
  麺は、注文後に茹でる細い生麺。ちょっとアンダー気味かなというタイミングで出てきて、食べ進めていくうちにちょうどよくなる。だから、細麺のわりには歯ごたえが結構強い。自動湯切り器を使用しているようで、店員の技量による味覚の差は小さいと思われるが、ヴイ〜ンという音がしょっちゅう店内に響くのはやや風情に欠ける。つゆは、カツオ出汁がたいへんよく香る。鰹節問屋直営の看板はダテではない。特に、最初のひと口をすする前にツンと鼻を突く香りは、全国でもトップクラスだろう。たぬき320円(カマボコ入り)。変わりメニューに、あなご天470円がある。ご飯ものとのセットメニューも数種類用意されているのだが、それよりも、白飯(並140円、小70円)とそばをセットにして、卓上にある「粉かつお」をかけて食べた方が、コスパ的に上。実食していないが、鰹節問屋の「粉かつお」だから、美味いと思う。箸はエコ箸だが、受渡口には割箸も用意されている。店員は外国人が多い様子。そのこと自体を問題にするつもりはないが、「たぬき」を「さぬき」と言うのはどうにかならないだろうか(笑) 実食は中途半端な時間帯だったが、結構出入りが多かった。特に、女性客の多さにびっくりした。店構え・内装とも、あまり女性を意識しているようには思えないのだが。


※たぬき320円、値段据え置きです。消費増税に伴う値上げはなかったようです(2016/4、確認)。

※閉店していました。跡地は、同一区画内のビルがすべて解体され、大規模な再開発が行われています(2017/2、確認)。

※2018/8、再食。周辺地域の再開発に伴って移転し、最寄駅が変わりました(写真は、左:移転前、右:移転後)。現在は、宝町駅が最寄りとなります。移転により最寄駅が変わるパターンはこれまでになかったので、移転として扱うか閉店・開店として扱うかで少々悩んだのですが、店舗名は変わっていない(京橋店)ので、同じ店として扱うことにしました。掲載ページを「東京・地下鉄1」から「東京・地下鉄10」に移しています。現在地のアクセスは、宝町駅のA7出口を出て左へ1分、2本目の路地を左折し、次の路地を右折して20秒、左側になります。「小諸そば 宝町店」から南へちょっと下ったところと書いた方が、簡潔で分かりやすいでしょうか。食券制で、客席は椅子付きカウンター15席です。
  移転したことで厨房内設備なども変わったかもしれないということで、初心に帰ってたぬきそばを実食。麺は注文後茹でで、自動湯切り器を使っています。外国人の店員さんが多いので、可能な限りオペレーションを簡単にしているのでしょうか。味覚的には、文句なく美味しいです。つゆは、「そばよし」らしいカツオ出汁がビシビシ香るもの。これも美味しいです。たぬきは、粒の細かい天かす。淡雪のように柔らかく、つゆに浸かるとすぐにゾル化するタイプです。これ自体はあまり好みではありませんが、量が多すぎないので、つゆの味が分かりにくくなるようなことはありませんでした。たぬき340円。移転前より、少しだけ値段が上がっています(値−1点)
  平日16:00頃というアイドルタイムの訪問でも、先客2・後客3とまずまず入っていました。移転しても、人気は変わらないようです。すぐ近くに「小諸そば」があるのが少々気がかりではありますが、この辺りはどこに店を構えても近隣にライバル店があると思うので、状況としては移転前とあまり変わらないと思います。


※消費10%増税のタイミングで、やや大きく値上げしていました。現在、たぬき370円です(値−1点)。値上げ幅30円のメニューと50円のメニューがあります。麺大盛りも、100円から110円に上がりました。さすがにネギ大盛りは、50円で据え置きです(2020/9、確認)。

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※東銀座駅は、地下鉄3に掲載。
※新橋駅は、山手線4に掲載。
★大門駅(都営地下鉄浅草線・大江戸線)
「六文そば処」  実食日:2004/4

  大門交差点南西角。最寄りの出口はA3で、左へ20秒。JR山手線の浜松町駅も徒歩圏内だ。ここのそばは、味覚的な特徴は少ないが、自家製と思われる天の種類が豊富で、目移りする楽しさがある。変わった点としては、唐辛子をスプーンですくって入れるところか。容器の口がガバッと開いているので、湿気りそうで怖いのだが。なお、中延や日本橋の「六文そば」とは、店名や意匠が若干異なっているが、値段や味から察するに、同系列と思われる。たぬき300円。

※お得なセットメニュー「たぬきそば+ミニ天丼400円」が登場していました(付+1点。2005/1確認)。

※閉店していました。跡地は現在、不動産会社の管理物件となっています(2010/12、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2005/1

  上記「六文」から増上寺方面へ20秒左側。大門交差点から見えるので、場所は詳しく説明する必要ないだろう。
  「六文」の「駅そばらしい蕎麦」も捨てがたいけど、味では確かにこちらの方が上。おまけに、値段もこちらの方が安い(たぬき290円)。インゲン&カマボコ入り、ネギ&梅干しフリー、さらに柚子皮入り。柚子皮は、入れるかどうか聞いてきてくれる。これは親切だ。変わりメニューに、香味豚そば410円が登場していた。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です。ちなみに、初食記事に書いてある「六文」は閉店しています。現在は、「喫煙所から増上寺方面へ20秒」です。なお、店舗名は「芝大門店」です(値−1点。2015/3、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

※2018/10/31付で閉店していました。跡地は、今のところテナント募集中です。なかなかの好立地だと思うので、跡地にも駅そばが入ってくれることを望みたいです。というか、この立地を「小諸」が手放すということが、ちょっと信じられません(2018/11、確認)。

※跡地は、「ほていちゃん」という立ち飲み屋になりました。そばの扱いはありません。残念です(2019/7、確認)。

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「六花食べりゃんせ」  実食日:2006/9

  A4出口を出て左へ約3分、浜松町一丁目交差点手前にある。外見はごく普通の立ちそば屋だが、内装はショットバー風のおしゃれな造りになっていて、今まであまり駅そばとは縁のなかった客層、特に女性の支持を集めそうな店である。私がこれまでに入った歴代の店の中で、内装のおしゃれ度は1、2を争う。
  そばそのものにも、特徴がたくさんある。まず、麺は注文後茹での生麺。しかも、太麺。味・食感とも○。評点は5点にしたが、つゆにもう一工夫あれば7点級の出来。サービスもすごい。全メニューにワカメが入るほか、大盛無料のサービスがある。ただし、並盛りだとちょっとボリューム控えめな印象。食券を出すときに聞いてきてくれるので、迷わず大盛りを。また、朝の7〜10時にはバラエティモーニングセットを扱っており、ベーコンとじセット・牛皿セット・なっとうセット・野菜天セットの4種がそれぞれ390円の廉価で味わえる。これはかなりお得。たぬきは330円だったが、「感謝祭 全品50円引き」との貼り紙が出ていたので、デフォルトは380円かもしれない。


※値上げしていました。現在、たぬき380円です。バラエティモーニングは450円になっています。大盛り無料サービスは継続中。今回も「感謝祭」期間中だったのですが、これってもしかして通年やっているパターンでしょうか。ただし、内容は「全品20円引き」に変わっています(値−1点。2015/7、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在。たぬき390円、バラエティモーニング500円です。変わりメニューに、親子とじ560円、かつとじ590円があります(2020/2、確認)。

※2021/3、再食。ちょっと変わった表記になっている「三種かき揚げ天」460円が気になったので、食べてみました。トッピングは、野菜かき揚げ(ハーフ)+ナス天+カボチャ天でした。メニュー名には、ふたつの意味が込められていそうですね。ひとつは、野菜かき揚げに「タマネギ・ニンジン・ゴボウ」の3種類の野菜が使われているということ。もうひとつは、「かき揚げ・ナス・カボチャ」と3種類の野菜天ぷらを乗せているということ。かき揚げはハーフになってしまいますが、ワンコイン提供のメニューとしては悪くないでしょう。すべて注文後揚げで、油切れもよく、たいへん美味しいものでした。麺は1×3ミリくらいの太平麺で、こちらも注文後茹でで対応していました。つゆがちょっと濃かったというか、食後に上顎の裏がかゆくなるような感じだったのがちょっと残念でしたが(味−1点)。醤油が強すぎるのかな。もう少し出汁の方に重きを置いたつゆの方が好みです。
  平日14:00頃の訪問で、先客2・後客1。全員男性ひとり客。この辺りは完全にオフィス街なので、昼時のピークがとても高く、アイドルタイムにはパタッと客足が止む傾向がありそうに思います。椅子付きカウンターには、2人ぶんごとにパーティッションを設置。テーブル席には、対面方向にのみ設置されていました。2人連れ客への配慮が感じられます。


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「六文そば」  実食日:2007/9



  A1出口を出て左、大通り(第一京浜)を渡らずに左へ約4分。金杉橋北交差点の角にある。私の知る限りでは大門駅近辺に「六文」が3軒あるのだが、その中でもっとも規模が小さい店。一応冷房が入っているよう(音がするので)だが、店内にはかなり熱気が籠もっているので、夏場に食べるならタオルが必要だ。
  この店の麺はありきたりの茹で麺だが、つゆに特徴がある。ヴィジュアル的に、関西人は到底受け付けないであろう濃い色をしている。が、飲んでみると特段塩辛いわけでもない。むしろ、生醤油のコクが生きていて美味かった。「六文のつゆって、こんなに美味かったっけ?」と思ったほど。それから、自家製の天が種類豊富で、したがってたぬきも本物の天かすで出る。揚げ物系を乗せたい人にはオススメの店だ。たぬき300円。

※暖簾が変わっていました(位置も)。また、出入口脇に飲み物の自販機が設置され、これが看板として活用されているため、よく目立つようになっています(写真は左から2枚目)。値段は据え置き。消費増税後も、たぬき300円です(2015/1、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。値段等、変わっていません(2019/3、確認)。

※2019/12、再食。消費10%増税に伴う値上げはなく、現在もたぬき300円です。今回は、なす天350円をいただきました。なす天は縦半分カット1本で、揚げ置きヘナヘナ系です。味覚的には特段オススメという感じではないのですが、価格は魅力的です。ネギは、手切りの極厚カット。生ネギの辛みがダイレクトに伝わりますので、苦手な人はご注意を。
  平日12:00頃の訪問で、先客3・後客5(一時的に満席)。見事に全員男性ひとり客。カウンター上が、食べこぼしでだいぶ汚れていました。掃除する暇もスペースもない繁忙時だから、これは店側の問題というより客側の問題かなと思います。こぼしたら、自分で拭く。これが立ちそば利用時のマナーだと思います。また、混雑時に、入店してやおら注文するのもNGです。出来上がり待ち客が多いタイミングだと、店員が注文を把握しきれなくなりますので。半ギレで「ちょっと待って!」と言われることになります。店員から「どうぞ」と促されるまで待つ。口頭注文の店(特に、注文口が定まっていない場合)では、これもマナーだと考えましょう。


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「小諸そば」  実食日:2007/10

  A1出口を出て左、大通り(第一京浜)を渡らずに左へ約4分、金杉橋北交差点を左折してすぐ左側。上記「六文そば」の隣のビルに入っている。裏口(そんなものがあるのか知らないが)を開ければ、「よっ」と挨拶できそうな位置関係だ。そういえば、大門交差点の近くでも、「六文」と「小諸」が接近して店を開けている。徹底的に対抗しているのだろうか。
  この店舗では、見たところ「麺は注文後に何人分かまとめて茹でて茹で置きし、切れたらまた注文後に数人分まとめて茹でる」というスタイルのようだ。私は注文後茹でだったから、3分待ったぶんすばらしい歯ごたえを堪能できた。私が食べている間に入ってきた人には茹で置きの麺で出していたから、待たずに食べられる分若干歯ごたえは落ちていたと思う。こういうシステムの店は評価が難しいが、とにかく食べて感じたとおりに点数をつけておく。ネギ・梅干しはフリー、カマボコと季節によって異なる青味が入って、たぬき290円。うどんは、自動的に関西風になる。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です。目下、この店が入っているビルは外壁工事中。工事終了後には外観の印象が変わるかもしれません(2016/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。微妙に外観が変わっていますが、写真を撮り忘れました。次回訪問時に撮ってきます(値−1点。2018/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。今回も、外観写真撮り忘れました。また今度(2019/12、確認)。

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「六文そば処」  実食日:2009/4

  A2を出て右へ3〜4分、浜松町1丁目交差点の手前。3つ上に掲載している「六花食べりゃんせ」と、第一京浜を挟んでほぼ向かいという立地。椅子付きのカウンターが奥に長く伸びているほか、入口近くには立ち食いできるカウンターもある。鉄道利用者よりも、車で立ち寄る客が多い印象。彼らは車が気になるためか、入口近くのカウンターで食べるので、外から見ると大変混雑しているように見えることもあるのだが、奥に入れば結構空いている。
  やや太めの茹で麺は角がしっかり立っていて、茹で麺にしては良い歯ごたえがある。つゆはかなり色が濃く、味も先入観どおりに濃い。天の種類が多いのがポイントで、変わったところでは紅しょうが天、ピーマン天、ソーセージ天などがある。また、唐辛子を一味・七味・鷹の爪の3種類用意しているのも、セールスポイントになるだろう。さらに、出入口付近に全メニューのカロリー一覧が掲示されているのも面白い。たぬき300円。

※暖簾が変わっていました。よく見ると、足元の立て看板も変わっていることが分かります(写真は左:旧、右:現)。値段は据え置きで、消費増税後もたぬき300円です。変わりメニューに、いわし天380円。海草そばというメニューもあります(360円)が、サンプルを見た限りではワカメそばのようです(2015/1、確認)。

※2017/3、再食。値段等、変わっていません。今回は14:30頃の訪問でしたが、天ぷら類はほとんど売り切れていて、春菊天と紅生姜天しか残っていませんでした。まだ揚げ足す時間帯ではなかったんでしょうかね。春菊天360円をチョイス。春菊天は、みじん切りのかき揚げ状。麺→春菊天→つゆの順に盛り付けるので、すぐにグズグズになります。まぁ、グズグズになっても美味しいのがかき揚げ状の春菊天ですから、特に不満はないです。春菊と衣の比率も私好みだし、これはこれで美味しかったです。春菊天が売れ残っていてくれてありがとう、が感想。ちなみに、先客1・後客2。腰の曲がったおじいちゃん店員さん、来る客来る客全員に「春菊天と紅生姜天しか残っていない」と説明していました。ポツポツとでも客が入るのなら、売れ筋の天ぷらくらいは揚げ足せばいいのに、と思ってしまいます。揚げ場担当者が決まっているとか、ルールがあるのでしょうか。でもまぁ、春菊天が売れ残っていてくれて幸いでした。

※閉店していました。現在は看板等がすべて外された状態ですが、近隣一帯のビルを全部取り壊して、再開発されそうな雰囲気です(2020/12、確認)。

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「浪花麺乃庄つるまる饂飩」  実食日:2011/6

  面白い展開になってきた。大阪の立ちそば(うどんの方がメインだが)チェーン「つるまる」が、新橋に次いで大門にも店舗を構えた。本格的に東京進出、となるのだろうか。東京の既存チェーンにとっては、強敵の出現と言えるだろう。場所は、A3出口を出て左、大門交差点を渡らずに左折して2分、芝大門交差点を左折して30秒、左側。立ちそばが密集しているエリアなので、この店舗が成功するかどうかで、「つるまる」の今後が占われるような気がする。いわば、試金石。精算システムは讃岐うどん流で、座席は手前に立ち食いカウンター、奥に椅子付きカウンターが多数。
  麺は、風味よりも歯ごたえ重視のタイプ。冷凍だろうか。つゆは純粋な関西風で、スッキリしていて美味。天かすフリー。最大の魅力は値段で、かけ200円という安さを実現。東京ではなかなか食べられない「きざみそば」も扱っている(250円)。各種天はショーケースに並んでいるものを自分で皿に取ってレジ精算するのだが、揚げたてを食べたければオーダーメイドにも対応してくれる。


※値上げしていました。現在、かけ220円です。きざみも280円に上がっています(2015/3、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ230円、きざみ290円です。値上げ頻度が高いのが少々気になりますが、まだだいぶ安い部類の設定です(2015/11、確認)。

※閉店していました。跡地は、「らくだ」という居酒屋になっています(2020/12、確認)。

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「蕎麦一心たすけ」  実食日:2011/7

  A3出口を出て左、大門交差点を渡らずに左折して2分、芝大門交差点を渡って左折、すぐ。三田駅の同名店の姉妹店だが、店の雰囲気はだいぶ異なる。モダンな三田店に対して、こちらは大衆的な意匠だ。厨房に向いた椅子付きカウンターが6席と、独立した椅子付きカウンター(テーブルの真ん中に衝立があるタイプ)が6席。間口が狭いので、混雑するとちょっと窮屈になりそうな感じ。
  味覚面に関しては、ほぼ文句のつけようがないほどの出来映え。麺は注文後に茹でる生麺で、独特な硬質の歯ごたえが印象的。つゆは、甘すぎず辛すぎず、バランスがよい。ほんのりと柚子の香りが漂ったのは、つゆ由来か、それとも七味由来か。刻み海苔と絹さやが入って、たぬき350円。個人的には刻み海苔は不要なのだが、この店に関しては海苔に負けないくらいに麺・つゆとも存在感が強いので、特に問題にならない。箸はエコ箸。

※閉店していました。跡地は「くろおび」というラーメン店で、すでに営業を開始していますが「一心たすけ」の看板がそのまま残っているので、なんだかちょっと妙な感じです。「くろおび」は、現在看板製作中とのこと。看板だけ見るとまだ「一心たすけ」が営業しているように見えますが、中身は別の店ですのでご注意を(2015/11、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2012/6

  B1出口を出て後方、最初の信号で右折して2分、右側角地。店舗名は「浜松町店」だが、最寄駅は大門になる。もちろん、浜松町駅からでも徒歩圏内だが。「小諸そば」としては初期型の店舗だろうか、椅子席はなく、奥に長い立ち食いカウンターのみの店。
  麺は茹で置きだったのだが、茹でたて並みの食感と風味があった。茹で置き時間が短かったのだろうか。たいへん美味しくいただいた。たぬきに若干の焦げが入っていたのがマイナス材料となりうるが、1点引くほど極端なレベルではなかった。たぬき290円(季節の青味・カマボコ入り)。ネギと梅干はフリー。ネギは、他店舗に比べてだいぶ刻み方が粗いように感じた。手作業で刻んでいるのかもしれない。これはこれで食感が強くて嫌いではないので、特にマイナス材料とは考えない。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/5、確認)。

※昼間の写真に貼り替えました。値段等、変わっていません(2016/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です。この店舗は、古い初期型タイプの看板を掲げ続けています。この1店舗だけでも、レトロ感を残してほしいです(2020/12、確認)。

※閉店していました。跡地は、おしゃれなベーカリーになっています。古いタイプの看板を残していた稀少店舗だったので、残念です(2021/9、確認)。

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「富士そば」  実食日:2015/3

  A1出口を出て左すぐ、というか出口の隣。大門交差点の南東角という最強の立地に、先月末にオープンした新店。すでにこの手の店が飽和状態にあるエリアだが、「富士そば」としては空白地帯だった。椅子付きカウンター14席と、立ち食いカウンター6人分くらい。この場所であれば、もっと席数を増やしたかったのではないかと思うが、フロアの狭さはいかんともしがたい。この席数でも、背後がかなり窮屈に感じる席配置だ。周辺の同業者にとって大きな脅威になることは間違いないが、この規模であればそんなに極端な影響は出ないかもしれない。今後のパワーバランスを注視したい。
  麺は、茹でたてだった。歯ごたえまずまず。つゆは、甘さ・辛さのバランス良し。飲んでいる時に喉に香りを感じるが、鼻に香らず余韻もない、「富士そば」らしい味覚だ。たぬき380円(ワカメ入り)。先日浦和仲町店で実食した天ぷらがかなりショッキングだったので、全店的に変わったのかこちらでも試そうかと思ったが、訪問が朝帯だったので天ぷらは宿題にし、朝そばを選択。きつね+たぬき+温玉のトッピングで310円と、かなり割安な設定だ。席間が狭いので昼時の混雑タイミングにはあまり行く気がしないが、オープン直後にしてはオペレーションもスムーズだったし、閑散時間帯であれば寄りやすいだろう。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です(2016/2、確認)。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。主要メニューの値段等は変わっていません。紅生姜ちくわ天450円のほか、店舗限定と思われる「浜松町のまかないセット」720円が登場しています。写真を見た限りでは、旨辛焼肉丼セットのようなもののようです。「ビビンバのように混ぜてください」と表示されています。試してみたい気持ちもありますが、ちょっと高いかな……(2018/11、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円です。店舗限定メニューとして、モヤシ味噌バターラーメン500円が登場していました。これはなかなか魅力的かも。また、一部店舗で実施している日替わりワンコインミニ丼セットではなく、3種のミニ丼がいつでも500円で食べられる「○得500円セット」が登場しています。これも店舗限定でしょうか。ミニ丼の選択肢は、ミニメンチカツ丼、ミニ合鴨マヨ丼、ミニいか天丼。合鴨マヨ丼は置いている店舗が結構ありますが、あとのふたつはややレア。一度試してみたいです(2021/4、確認)。

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「めん庵」  実食日:2015/5

  B1出口を出て後方、最初の信号で右折、上記「小諸そば」(浜松町店)をやり過ごしてさらに2分、突き当りを右、すぐ左、すぐ左側。わりと駅から離れていて込み入った場所にあるうえ、意外と競合店が多いエリアなので、よくこの立地で店が続いているなぁと感心する。厨房に背を向けた立ち食いカウンター一列のみで、キャパは6人くらい。一番奥に、1つだけスツールが置かれている。券売機が店内のど真ん中にあるのだが、これは不自由ないのだろうか。券売機よりも出入り口寄りの位置で食べるとちょっと落ち着かないのではないか、と思ってしまうレイアウトだ。
  麺は、注文後に茹でる生麺。もっちりした小麦粉食感で風味はあまりなく、茹で加減を誤ると茹で麺と勘違いされそうな麺。つゆは甘辛いタイプで、昆布出汁が中心のようだ。雑味があるので、他の出汁とブレンドしていそう。ちょっとぬるいのが残念。たぬき380円(ワカメ入り)。かき揚げ(430円)は自家製揚げ置きで、具材がザク切りになっているのが特徴的。野菜の食感を強く感じる一方、ボロボロと崩れて食べにくさも感じる。この切り方だと揚げるのも難しいのではないだろうか。ご飯もの(丼もの)が充実しているが、全体的に高め設定。麺単もわりと高めの設定で、一番お得感があるのはセットメニューだ。500円台で結構選べる。一長あれば一短ありという感じの店でなかなか高評点にはならないのだが、朝から営業しているのが個人的にはありがたいので、また寄る機会があるかもしれない。


※消費10%増税に伴ってでしょうか、値上げしていました。現在、たぬき410円、天460円です。セットメニューも600円〜になっています(2020/5、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。さほど真新しい感じの暖簾ではないので、前回訪問の時点ですでに変わっていた可能性が高そうです(前回は時間外訪問だったので確認できなかった)。値段等は、変わっていません(2021/3、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2015/6

  A6出口を出て直進、すぐの路地を右折して1分、右側角地。店舗名は、「芝大門店」。はて? こんなところに「ゆで太郎」があっただろうか? 調べてみたら、2012年3月オープンだった。あまり目立たない立地ということもあるが、3年以上も気づかなかったのか。フロアがとても広く、また席をぎゅうぎゅうに押し込んでいる感じもなくゆったりしているので、落ち着いて食べられる店だ。客席は椅子付きカウンター13席と立ち食いカウンター12人分くらい。テーブル席がないのだが、これだけゆったり感のある店舗ならテーブル席の需要も結構あるのではないかと感じる。
  麺は、おそらく見込み茹で。茹でたてに当たったのだが、最初のうちはとても良い歯ごたえだったのに途中から柔らかい食感の麺が混在していた。別ロットの麺が混ざっていたのではないかと推察。ロットの違いは、かけ系のメニューだともり系ほどには目立たないし、中途半端に残ってしまったロットの麺もどこかで使わないといけないのでやむを得ない処置だとは思うが。くれぐれも、もり系ではロット混在しないようにお願いしたい。たぬきなしで、かけ320円に揚げ玉が乗るパターン。朝食セット2種各360円と朝そば2種各330円あり。朝限定は11時までで、同様に11時までは天かすフリーのサービスあり。タカノツメ受渡口にあり。そば湯ポット各席にあり。ちょっと飲んでみたが、よく香って好印象だった。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ340円です(値−1点。2021/4、確認)。

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「蕎麦たつ」  実食日:2015/11

  A2出口を出て右へ3分半、上記「六文そば処」の手前の路地を右折し、T字にぶつかったところで左折して10秒、右側。イメージ的には浜松町だが、距離的には大門駅が一番近い。ビルの外階段に半分隠れていてあまり目立たない立地ではあるが、店の外の目立つ位置に写真入りのお品書きが出ており、認知はしやすい。基本的に立ち食いカウンターのみで、まばらに椅子が6つ置かれている。キャパは12人くらい。
  麺は、生麺の見込み茹で。太めの麺で、ホクホクの食感が際立っている。思ったほど香りはなかったものの、食感が補ってあまりある。つゆは、カツオ・昆布のバランス派。甘さ・辛さのバランスもよく、余韻までカツオ・昆布がバランスよく残る。大きなインパクトがあるつゆではないのだが、敵を作らないタイプだ。丼の光景が小さく、第一印象で量が少なく思うかもしれないが、深鉢形の丼で並量はあるように感じた。たぬきは、小エビ風味のある天かす。たぬき350円(ワカメたっぷり入り)。変わりメニューに、ねぎ天390円。写真で見た限りでは、かなり美味そう。衣の薄いナス天360円も美味そうに見えた。朝8:00〜10:30限定の朝そば(2種あり、300円と340円)にお得感あり。各席にタカノツメあり。箸エコ箸。


※昼間の写真に貼り替えました。値段等、変わっていません(2018/5、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税に伴い、値上げしています。今回は入店していないので店頭掲示のみでの確認で、その中に入っていないたぬきについては確認できませんでしたが、ねぎ天は410円に、なす天も410円になっています。変わりメニューがいろいろあります。けんちん500円、豚バラキムチ500円といったワンコインものは、ぜひ一度試してみたいです(値−1点。2021/3、確認)。

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★三田駅(都営地下鉄浅草線・三田線)
「蕎麦一心たすけ」  実食日:2003/11

  A3出口を左側(狭い路地の方)に出て、左斜め前。付近の路地一帯に幟が出ているので、比較的目立つ店だ。JRの田町駅からでも、ペデストリアンデッキ経由で徒歩3分程度。余裕で徒歩圏内である。
  この店は、モダン指向である。ちょっと控えめの照明、ジャズのBGM、木目を基調とした内装、これらすべてに現代的センスを感じる。これが功を奏してか、老若男女様々な客層を抱え、いつ見ても盛況である。この辺りはゴチャゴチャしたオフィス街で、駅そばの需要も高いのに、なぜかあまり店がない。だからこそここに一点集中するのかもしれない。
  出されるそばも、モダンである。たぬき(330円)には、絹さやときざみ海苔が入り、色彩豊か。味の方も、こだわりの生麺は香りこそあまりないが、歯ごたえが気持ちいい。つゆも具も、合格点。店員もきびきびと動き回って食器を回収しているし、愛想もいい。混んでいてちょっと待たされるということ以外、ほとんど欠点がない店である。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。組み合わせの変わりメニューに、天天(春菊天・ナス天で520円)、特選たすけ(温玉・きつね・ワカメ・とろろ・なめこ・天かすで500円)、えび特選(特選+エビ天で730円)があります。特選たすけのお得感が特に光っています。また、冬場に恋しいほうとううどん580円もあります。麺は、ほぼすべてのメニューにおいてきしめんも選択できるようです(値−1点、付+1点。2014/12、確認)。

※2016/6、再食。値段等、特段変わっていません。大盛りもり390円を食べてみました。硬質な食感で、粘着せず、モチッともせず、そばらしい食感でたいへん好印象でした。食感的には二八くらいの割合を想像させます。香り的には6割くらいの印象。簡素な盛り付け(ネギとワサビが麺と一緒にせいろに盛り付けられる)で見た目にはあまり色気がありませんが、コストパフォーマンスは申し分ありません。そば湯ポットありです。夏場だからでしょう、ほうとううどんはありませんでした。前回訪問時の追記で「すべてのメニューできしめん選択可」と書いていますが、きしめんはそば・うどんよりも値段が高い(そ・う290円、きしめん370円)ので、割増となるかもしれません。券売機上では、肉そば500円のみ「うどん・きしめん」と付記されています。変わりメニューに、ピリ辛そぼろ450円、なす南蛮漬(冷)550円、オニオンスライス(冷)450円があります。また、朝そば340円の設定もあります(付+1点)。

※改装というほどではないのですが、店頭に大きなメニュー表が出ていました。ちょっと雰囲気が変わっているし、16年間貼り替えていないので、この辺りで写真を貼っておきます(左:旧、右:現)。消費10%増税に伴い値上げをしていて、現在はたぬき400円、天天550円、特選たすけ530円、えび特選760円になっています(2019/12、確認)。

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「富士そば」  実食日:2006/6



  A3出口を右側(JR田町駅方面)に出て左すぐ。第一京浜に面しているのだが、これまでに何回もここを通っていながら、ここに店があった記憶がないので、新しい店なのかもしれない。
  ここは、嬉しい角麺タイプの富士そば。富士そばは全店この麺を使ってくれないかなぁと思うところだ。細平麺よりもはるかに食べ応えがあり、腹にもズッシリとくる。そば湯ポットあり。ワカメ入りのたぬきは340円。

※店舗名は「三田店」。値上げしていました。現在、たぬき370円です。朝そば(7〜10時限定。310円)の設定はありますが、これといった変わりメニューはなく、至近距離にある田町店と比べて、メニュー数は半分程度。店の規模は倍以上なのですが……(値−1点。2014/12、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき390円です。常夜440円・なめこおろし470円あり。朝そば320円の設定もあります(2016/2、確認)。

※看板が変わっていました(写真は左から2枚目)。値段等に特筆すべき変化はありません(2017/12、確認)。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。これだけ引いて撮ると、暖簾の違いはほとんどわからないですが。主要メニューの値段等は変わっていませんが、常夜は終了し、なめこおろしはどういうわけか450円に値下げされています。また、紅生姜ちくわ天450円が登場していました(2018/11、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、なめこおろし470円です。紅生姜ちくわ天は終了。常夜も、だいぶ前に終了しています。ややレアメニューに、ミニしゃけマヨ丼セット540円。激レアメニューに、炊込みご飯セット(朝限定)360円が登場しています(付+1点。2019/12、確認)。

※2021/2、再食。天430円をいただきました。かき揚げは揚げ置きで、ペタッと高さのないタイプでした。食感もポテッとしていて、なんだか旧NRE系の北戸田天みたいな印象。DENBAだと、こうなっちゃうのかな。結構な落差を感じます。でも、立ちそばの天としては、こういうのも嫌いではないです。
  土曜13:30頃の訪問で、先客4・後客3。各席に、パーティッションが設置されています。もともと席間の狭い店舗だったのか、一部の席をつぶしてパーティッションを置いています。


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「がんぎ」  実食日:2008/9

  A3出口を出て西(慶応大学方面)へ2分、三田図書館の向かい。看板を見ると新しい店のように感じるが、これは看板を新しくしただけで、以前からこの場所で営業している。内装は古いままで、日本酒や焼酎の一升瓶がズラリと並ぶ。なんともイナセな立ちそば店だ。
  この店の売りは、なんと言っても麺。越後十日町の「へぎそば」を、安価で楽しめる。立ちそばとしては高めでたぬきは400円するので、本来ならギリギリ対象外となってしまうところなのだが、個人的にこの店は外したくなかったので、強引にセーフとする。やや緑がかったようにも見える麺の食感は、「コシがある」という感じではなく、とにかく硬質。噛むと「ブツッ」と音がするくらい。角がとれた形状なので、舌触りは滑らか。「がんぎ」は、以前に茅場町で実食済みだが、その時よりもさらに歯ごたえが増したような気がする。「美味い」の一言に尽きる。受け渡しカウンター前にはそば湯ポットがあり、フリーになっている。これも楽しみの一つ。つゆは、塩気を抑えて出汁を重視したタイプ。サービストッピングのワカメがいいアクセントになっている。唯一の難点は、注文してから出てくるまでに5分ほどを要するということ。とにかく麺の歯ごたえが命の店で安易な茹で置きができないので、これは許容しよう。

※値上げしていました。現在、たぬき420円。現状では当サイト掲載基準の上限をオーバーしていますが、近々基準見直しをする予定なので、対象に残します。変わりメニューに、椎茸五目520円があります。中国地方でよく目にする「かやくそば」のようなものでしょうか。次回以降に試してみたいと思います(2014/12、確認)。

※2018/11、再食。冷やしたぬきそば420円をいただきました。ワカメ入りです。以前より、麺が少し細くなっているでしょうか? 特有の強い歯ごたえが、少し薄れているように感じました。結構好き嫌いが分かれる部分だったから、やや万人受けするように改良したのかもしれません(未確認です)。個人的には、口の中でプツンと弾ける食感が半減されたことが、やや残念です。たぬきは、ザクザクと固め食感の天かす。想像ですが、天ぷらを揚げる際に出る副産物ではなく、意図的に作った揚げ玉なのではないかと。冷やしに合わせると食感が際立ち、印象力強いです。
  平日13:30頃の訪問で、先客4・後客4。近くの「蕎麦一心たすけ」より空いている印象でした。「たすけ」に比べて駅から少し離れているぶん、昼のピークを過ぎると客足低下が早いのかもしれません。なお、今回、店頭に弁当販売のワゴンが出ていました。これまで昼時近くに訪問する機会がなかったので気づかなかったのですが、弁当販売もやっている様子です(昼後なので、すでに売り切れていてワゴンは空だった)。今度、昼前に行って、どんなものを販売しているのか見てみようと思います。おおいに興味があります。一応、写真を貼っておきます(左:旧、右:現)。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき430円、椎茸五目530円です(2020/10、確認)。

※2021/4、再食。以前から気になっていた椎茸五目530円をいただきました。トッピングは、椎茸まるごと4個、茹で玉子、カマボコ、ワカメ。まぁ、おかめそばのようなものです。主役の座に君臨するのは、なんといっても椎茸。おそらく出汁取りに使ったものでしょう。軸の部分をカットし、醤油系の味付けで煮てあります。問題なく美味しいですが、つゆへの味覚的・視覚的(濁りが生じる)影響がわりと大きいので、つゆ本来の風味を確かめたい場合には不向きかも。値段的には、同額のとろろやなめこよりボリュームがあるので、お得感があります。茹で玉子とカマボコを廃して「椎茸そば」とし、500円で提供くれるとなおありがたいかなと感じました。
  平日(GW谷間)14:15頃の訪問で、先客1・後客0。壁に沿った立ち食いカウンターに奥行きがあり、立ち食いのわりにはゆったりした気分で食べられます。これ、結構重要なことかも。目の前の壁が近すぎると、やっぱり閉塞感を覚えてしまうので。なお、新型コロナ対策の個別パーティッションは設置されていません。


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「小諸そば」  実食日:2009/4

  店舗名は「田町店」。一番近い出口はA7になるだろうか。出て、第一京浜を左へ約4分、芝4丁目交差点の手前。ギリギリ圏内、といった立地にある。4軒隣りの芝4交差点角に「ゆで太郎」があり(未食)、ここまでを徒歩圏内と考える。芝4の大門側にある「福寿そば」は、圏外。ここの小諸(田町店)は、間口は狭いが奥に長く、店に入ってすぐに椅子付きカウンターがズラリと並び、奥には立ち食いカウンターと2人掛けテーブル席が多数ある。
  タイミングによって茹でたてになったり茹で置きになったりするが、相変わらず小諸は美味い。麺自体の味が豊かだ。カマボコと青味(この時期は菜の花)が乗り、彩りも鮮やか。期間限定で様々なサービスも行っているようで、この日(4/8〜17)は「天丼祭り」と題し、天丼(430円)にエビ天1本サービス、天丼セットはエビ天サービス+40円引き(通常630円→590円)という内容だった。たぬき290円。冷やし同額。ネギと梅干しはフリー。


※閉店していました。跡地は、ステーキハウス「ケネディ」です(2015/1、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2013/4

  A8出口を出て左へ2分。オープンして間もない新店。店舗名は「三田店」。三田駅周辺の中ではわりと人通りが少ないエリアにあるため、あまり目立たない。店内は広く、椅子付きカウンターとテーブル席があるのだが、フロアの広さのわりに席数はそれほど多くなく、計25席。よく言えば「ゆったりしている」、悪く言えば「デッドスペースが多い」ということになろう。
  タイミングにもよるかもしれないが、麺は注文後に茹でていた。もっちりとした食感が心地よく、たいへん美味しい。「小諸」の麺は茹でたてか茹で置きかで食感も風味も著しく異なるので、ぜひ今後もこのスタンスでお願いしたい。つゆは「小諸」スタンダード。美味しいけれど、特記事項はない。たぬき290円(季節の青味+カマボコ入り)。ネギ&梅干しフリー。そば湯あり。ただし、閑散時間帯には一部の席にしかネギ&梅干しが置かれていないので、注意。まぁ気持ちは分からなくもないが、それだったらフロア中央にバリケードを作るなどして、「ただいまの時間は、この奥の席は使えません」にしてしまった方がむしろ親切なような気がする。あと、1つ細かい点に言及すると、丼が従来の「小諸」で使っていたものとは異なり、口径が小さく深いタイプだった。「神田店」で使っているものと同じ。神田店は暖簾分け店だから特殊なのかと思っていたのだが……。個人的には、つゆの飲みやすさという点で、従来タイプの方が好き。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/6、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/6、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です(値−1点。2018/11、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき350円です(2020/2、確認)。

※2021/2、再食。2枚もりかき揚げ付き460円をいただきました。混雑しているタイミングでしたが、麺の茹で加減は問題なく、盛り付けなどのオペレーションが雑になることもありませんでした。ただし、かき揚げは揚げ置き時間がやや長かったようで、冷めていました。昼前にまとめて揚げたものが残っていたのでしょう。昼時にある程度天ぷらの質が落ちるのは、やむを得ないと思います。
  土曜13:30頃の訪問で、先客9・後客8。スーツリーマンばかりではなく老夫婦や子連れも来ていたのは、土曜らしい部分です。この付近には、オフィスビルだけでなく高層マンションもたくさんあるので、土日にも結構需要がありそうです。もっとも、この店舗は日曜には営業していませんが。


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「ゆで太郎」  実食日:2015/1

  最寄り出口はA9だが、徒歩5分ほどかかるギリギリ圏内の店。第一京浜をひたすら東へ歩き、芝4交差点の南西角(正確には、角は交番なので角から2軒目)。第一京浜側と、その裏の道にも出入口がある。店舗名は「芝店」。客席は、立ち食いカウンターが一番多く、20人分くらいある。あとは、椅子付きカウンター6席とテーブル席が4人×2。
  閑散時間帯だったからかもしれないが、麺は注文後茹でだった。少々ぬめりが残っていたが、「ゆで太郎」としては出来栄えがよい方だろう。つゆはゆで太郎スタンダードで特記事項なし。たぬき330円(ワカメ入り)。ミニかき揚げ丼セットがワンコイン(500円)の設定になっているのが嬉しい。朝食セット3種(各350円)あり。そば湯ポットは受渡口にのみある。フロア構造上、どの席からでもさほど取りに行くのが面倒ではないので、特に不便には感じなかった。唐辛子は、各席に七味があり、受渡口に一味とタカノツメがある。箸は割箸。

※値上げしていました。現在、たぬき350円。朝定食各種も360円に上がっていますが、ミニかき揚げ丼セットは500円で据え置かれています(2015/5、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。入店していないので全メニューの確認ができていませんが、もり・かけが340円になっています。たぬきは店頭表示がなかったので未確認ですが、370円になっていると思われます(値−1点。2019/12、確認)。

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「富士そば」  実食日:2016/9

  A3出口を出て左へ2分、突き当りの大通りを渡って右へ1分、信号向かい。三田2丁目交差点の角に、今年8月にオープンした新店。店舗名は「慶応三田店」。比較的こぢんまりとした店舗で、客席は椅子付きカウンター13席のみ。
  麺は、茹で置きのオペレーションだった。平日の12:45という混雑時間帯の余韻が残る時間帯の訪問だったので、閑散時間帯は見込み茹でか注文後茹でになるのかもしれない。実食メニューは鶏ねぎそばで、つゆの風味はあまりよく分からなかった(ラー油の香りが混ざるため)が、カツオはあまり利いていなかったように思う。たぬき390円(ワカメ入り)。鶏ねぎは420円。鶏ねぎを扱う店舗の多くでは「ピリ辛鶏ねぎ」と称しており、微妙に表記が異なる。もしかしてラー油を使っていないのかなと思ったのだが、内容的には同じだった。そのラー油が、昨年8月に町田店で食べた時よりも劇的に美味くなっていた。慶応三田店と町田店とでは実質運営会社が異なる(慶応三田店:ダイタンフード、町田店:ダイタンイート)ので、もしかしたらラー油も運営会社によって違うということなのかもしれないが(今年6月にダイタンフードの東武練馬店でもこのメニューを食べているが、やっぱりゴマ油がしっかり香る上質なラー油だった)。これはいずれダイタンイート店舗で確かめねばなるまい。箸はエコ箸。
  ちょっと心配なのは、12:45の訪問で先客3・後客3とさほど賑わっていなかったということ。駅から少し離れているものの慶応大学のお膝元で、近隣にオフィス街も広がっているので需要はあると思うのだが。学生風の客はポツポツと入っていたが、スーツ姿のサラリーマンは皆無だった。むしろ、作業服姿の現場作業員系客が多数派。これは意外だった。サラリーマンは、もう少し早い時間帯(12時〜12:30くらいまで)に来るのかな。


※2017/5、再食。二八そばを提供する店舗にリニューアルされていました。外観もちょっと変わっているので、写真を貼ります(左:旧、右:現)。麺のクオリティが上がった分、値段が高く設定されています(基本的に従来店舗+100円)が、艶のある香りが楽しめます。現在のところ、国内で二八そばを出しているのはこの店舗だけ。シンガポールの店舗が二八なので、おそらくこれがヒントになっているというか、そば粉(ミックス粉)などを流用しているのでしょう。この店舗で始まったということは、おそらくあまり売り上げが伸びていなかったのだろうと推察されます。駅からちょっと離れているし、慶応大学の近くなのに意外と大学生風の客は入っていなかったからなぁ。目論見が外れた部分があったのかもしれません。
  今回は、もりそば400円をチョイス。乱切りタイプの注文後茹でなので、未確認ですが押出製麺でしょう。従来店舗の麺に比べて、色合いはむしろ白っぽく、星が少ないように感じます。それだけに、香りが強いという感じではなく、上品な方向に仕上がっています。そして、店を出た後にもそばの香りが口の中に残るほどの余韻があります。ほのかに長く香るそばですね。単にそば粉比率を高めただけでなく、使っているそば粉自体も違うのではないかと思います。100円高いことに賛否両論あると思いますが、個人的には選択肢が増えてありがたい限りです(味+1点、付+1点)。

※閉店していました。跡地はテナント募集中です。思っていたほど慶大生の利用がなかったのが誤算だったでしょうか(2018/1、確認)。

※跡地には、保険代理店が入りました。この場所での立ちそばの復活はありません(2019/1、確認)。

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「三田そば」  実食日:2020/2

  A3出口を出て右へ。道なりにカーブするところで慶応仲通りに入る。さらに道なりに左にカーブしてすぐ右側。早い話が、慶応仲通りにある店。今年1月オープンの新店。間口が狭く奥に長い造りではあるが、讃岐うどんスタイルを取り入れていて手前側半分は天ぷら類などの陳列で潰れているので、実質的に客席として使えるのは立ち食いカウンター5〜6人分程度。先にトッピングを指定してから麺を注文し、有人レジで現金先払い。この狭さで讃岐うどんスタイルを採るのはどうなのか……と思わないでもない。というか、スペース的に勿体ないように思う。入店するといきなり「まずは天ぷらをお選びください」と声がかかるので、天ぷら類を外した注文をしづらい空気感になるのと、ややオラオラ気質のトーンなのが、個人的にちょっと。
  麺は、注文後に茹でる生麺。薄い赤紫色で、グニュッとした食感。少し縮れあり。そばの香りはそれほど強くはない。つゆは、カツオ系の出汁が主体だが、それほど突き抜けている感じではない。バランス派と言える範囲内だ。たぬきは、店揚げの天かす。形がわりと綺麗に揃っているので、意図的に作ったものかもしれない。油強め。食べ進めるほどに、麺やつゆの味が分かりにくくなる。この油具合だったら、天かすの量は半分でいいかな。また、この油の強さだと、個人的には嵩のあるかき揚げに手を出しづらい。たぬき340円(ワカメ入り)。ご飯ものやセットメニューもいろいろあり。箸は割り箸。
  平日14:30頃の訪問で、先客1・後客2。うちひとりは若い女性で、ミニ丼のみの注文だった。ほぅ、ミニ丼はそばとのセットが前提ではなく、単品注文もOKなのか。これはちょっと魅力的かも。客席が少ないうえ注文後茹でなので、あまり客数をさばけそうにないのが気がかり。今回はアイドルタイムの訪問だったからさほど待ち時間は長くならなかったけれど、昼時には行列ができてしまうのではないかと思う。いや、行列を見て他店に流れてしまう人が続出するのではないかと。この狭いフロアでやるのなら、讃岐うどんスタイルをやめてひとりぶんでも多くの客席を確保して、なおかつ見込み茹でにした方がいいように思う。大きなお世話だろうけど。


※閉店していました。短命に終わっています。やはりこのスペースでこのスタイルでは、ちょっと無理があったと思います。跡地は、大衆的な居酒屋になっています(2020/10、確認)。

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★泉岳寺駅(都営地下鉄浅草線、京急本線)
「三松」  実食日:2011/4

  A2出口を出て右へ1分30秒。泉岳寺の門前にある、昭和な雰囲気の店。L字型立ち食いカウンター一本だけで、キャパはせいぜい5人。厨房もたいへん狭いのだが、それでもそば・うどんのほかラーメンやご飯ものも扱っている。
  味覚的には、柔らかくてあまり味がない麺に、辛めのつゆ。麺だけで見れば物足りなさが際立つのだが、このつゆと合わせて、さらにたぬきで油気を加えるとそこそこ食える。麺とつゆの相性がいい、ということだろう。たぬき320円。おろしニンニクがフリーで用意されている。ラーメン向けなのかもしれないが、個人的にはそばにも合うと思う。変わりメニューに、「ゆでたてそば(3分)」というのがある(260円)。推察するに、生麺を注文後に茹でるものだろう。通常のかけと10円しか変わらないので、茹でたてで食べた方が満足度が上がるかもしれない。なお、営業時間は7〜19:30だが、途中14〜16時の中休みがあるので、要注意。

※たぬき320円、値段据え置きで消費増税に伴う値上げはありません(2015/2、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき360円です。ラーメンの種類が結構多く、ベーシックな410円ラーメンのほか、メンチラーメン540円、ソーセージラーメン520円、コロッケラーメン520円などそば向きトッピングを乗せたラーメンもあります(値−2点。2019/12、確認)。

※閉店していました。跡地は、今のところテナント募集中になっています(2021/4、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2016/2

  A3出口を出て左へ5分。間口が狭くて奥に長い造りの店舗。店舗名は「三田3丁目店」だが、三田駅からはちょっと遠く(徒歩圏外)、泉岳寺が最寄りになる。椅子付きカウンター12席と、立ち食いカウンター10人分くらい。実食は土曜の昼時で、出来上がり待ちが9人という大盛況だった。土曜には、周辺に営業している飲食店が少ないので、集中するようだ。ほかの店も開けておけばいいのにと思うほど、需要は多い。ただ、混雑するのはもっぱら立ち食いカウンターで、奥の椅子付きカウンターは比較的余裕があった。
  麺は見込み茹でのオペレーションだが、まったく注文に追いついておらず、常時茹でという感じ。大量に茹で置かない姿勢は立派。1回に茹でる量をもう少し多くしてもいいのかなと思うが、3人分を5人分に増やしただけでも茹で加減に狂いが生じるので、質の方を優先させているということだろう。茹で場を眺めていると、タイマーが鳴る少し前に麺を上げている。「アンダー気味で出てくるのかな?」と不安になるが、食べてみての印象としてはむしろ少々茹でオーバーだった。混雑時には、このような微妙な狂いが出るのはしょうがないと思う。つゆはゆで太郎スタンダードで特記事項なし。たぬきは、スナッキーな揚げ玉。一昔前のゆで太郎や、郊外の店舗で多く見られるタイプだ。たぬきというメニューはなく、かけ320円に揚げ玉が乗る。
  実食は、かき揚げ丼セット(+クーポンでワカメ)。かき揚げ丼は、つゆにドボンではなくタレを上からかけるオペレーション。味が濃すぎないのはよいが、かき揚げの揚げ置き時間がやや長く、冷めていたのが残念。かき揚げには、麺ほどのこだわりはなさそうだ。そば湯ポット各席にあり。受渡口にタカノツメあり。箸はエコ箸。店内の一番奥に、製麺室あり。製麺室から厨房へ麺を運ぶのもひと苦労なのではないか、と感じる配置。混雑時に製麺することにならないように、ある程度多めに作り置きしているのだろう。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在。かけ340円です(値−1点。2019/12、確認)。

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※五反田駅は、山手線6に掲載。
★戸越駅(都営地下鉄浅草線)
「TUBES」  実食日:2020/1

  A1出口を出て左へ1分半。国道1号線沿いに、昨年11月にオープンした新店。メインは酒と手作り惣菜なのだが、廉価なそばも扱っている。夜間のみの営業なので、そばは飲んだ後の「〆」の意味合いが強そうなのだけれど、そばのみの注文もOK。店頭の看板で「立ち食いそばうどん」を謳っていることだし、充分当サイトの掲載基準を満たすと考える。有人レジで口頭注文して、先払い。配膳付き、下げ膳不要。客席は、テーブルが4人×2、椅子付きカウンターが10席くらい。このうち、厨房と対峙する椅子付きカウンターはガラス張りになっており、その中はハワイ(辺り?)の海を模したかサンドアート作品になっている。店主がハワイ好きなのかな。とすると、店名はサーフィン用語に由来か。
  麺は、おそらく冷凍。グニグニ食感で、そばの香りはほとんどなし。つゆは、よく言えば家庭的。悪く言えば味がハッキリしないモヤリ系。確証はないけど、市販のめんつゆで作っているのではないかと推測。ベッタベタに甘いよりはマシだけれど、さほど作り込まれた感じの味ではない。そばメニューは、小350円、並450円のみ。トッピングは、ワカメとたぬき。たぬきは、既製の揚げ玉ではなく天かすだった。扱う惣菜の中に天ぷら類がなさそうなのに、この天かすは一体どこから生まれたものなのだろうか。意図的に作られた感じではないから、わざわざ仕入れているのかな。現状では、決してハイレベルとは言えない一杯。ただ、対象となる店がほかになさそうな駅だし、店主の人柄もよいので、今後に期待したい面もある。箸はエコ箸。
  平日18:30頃の訪問で、先客0・後客0。まだ店を開けて間もない時間帯で、客が増えてくるのは20時以降だという。惣菜&そばだったら、夜より昼の方が需要ありそうに思うのだけれど。店主とその妹さんの二人で切り盛りしており、ほのぼのした雰囲気。他客がいないと、ついつい店主と話し込んでしまう。店主曰く、店名はサーフィンだけでなく、戸越駅がある地下鉄浅草線にも由来しているという。なるほど、地下鉄は英語(米語ではなく英語)で「tube」だ。酒類も扱っていることだし、次回は店主とのトークを楽しみつつ一杯やろうかな。


※閉店していました。跡地は、テナント募集中になっています。この店の営業形態から察するに、新型コロナの影響がかなり大きかったのではないかと思います。気の毒です(2021/3、確認)。

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★中延駅(都営地下鉄浅草線、東急大井町線)

「大和屋」  実食日:2002/9



  改札を出てすぐ左側にある店。椅子席はなく、カウンターも狭いが、味は確かである。まず、ショーケースに並べられたたくさんの天ぷらは、すべて自家製。したがって、たぬきも本物の天かすが出てくる。たぬきやきつねといった既製のメニューもあるが、常連の客は皆「そば、イカ天と春菊天、あと玉」というような注文の仕方をする。カレーや天丼などとのセットメニューもあり、持ち帰りもできる。たぬき300円。

※暖簾が変わっていました(写真は左から2枚目)。値上げして、現在はたぬき330円になっています。天ぷらの種類が多く、変わり種も結構あります(生姜天・五目天など)。麺は、そば・うどん・きしめんの三択です(値−1点。2015/2、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左から3枚目)。これまでずっと「うどんそば」表示だったのが、ここにきて「そばうどん」になりました。特に意味はないのだろうと思いますが、ちょっと気になる変化ではあります。値段等、変わっていません(2016/12、確認)。

※2018/11、再食。約16年ぶりの実食で、春菊そば380円をいただきました。春菊天は、みじん切りのかき揚げ状。衣がわりと多めなのですが、春菊の香りは豊潤。カリッとした固めの食感も合わせて、たいへん美味しくいただきました。近頃、衣が薄くて青々しているのにちっとも香らない春菊天がよく見られるようになっていますが、私は衣の薄さよりも春菊の香りの方に意識を置いてほしいです。つゆは、カツオ系と昆布のほかにもう一種類何か入っていそうな味わい。甘くなく、辛くもなく、すっきりしているのに深みがあり、これまた美味しいです。個人的にやや行きにくい立地なので足が遠のいていますが、本当はもっと足しげく通いたい店です。
  平日17:00頃の訪問で、先客2・後客1。全員男性ひとり客で、年齢層高め。なお、外観的には、看板が新調されていました(写真は右端が最新)。

※現写真を、昼間のものに貼り替えました。値段等、変わっていません(2019/7、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。たぬきの値段は確認できませんでしたが、春菊は400円になっています。天も400円。かけは300円です(2021/3、確認)。

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「六文そば」  実食日:2002/9

  改札を出て右手、ちょうど上記の「大和屋」とは線路を挟んで対称の位置にある。こちらは椅子席が2つあるのだが、この椅子席を確保できないと悲惨なことになりそうだ。なぜなら、カウンターが低すぎるのだ。小学生ならともかく、大人がカウンターで食べるとなると、思いっきり腰を落とさないといけない。味の方は、つゆはやけに濃い色をしている割には、割とあっさりしている。あと、たぬきがやや揚げすぎ。焦げまではいかないのだが、香ばしくなりすぎている。……ということは、自然と天ぷらも揚げすぎているということになる。たぬき300円。

※看板が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値段等に変化はありません(2011/10、確認)。

※消費増税に伴う値上げはなく、たぬき300円で据え置きです。2002年の初食時からまったく値上げしていません。頑張りますね(2015/2、確認)。

※2016/12、再食。激安のセットメニュー「たぬきそばミニ天丼セット」を食べてみました。なんと、450円です。たぬきそばについては、特段変わった印象はありません。つゆに浸かってもサクサク感が持続する天かす、好きです。ミニ天丼は、かき揚げ丼。かき揚げは揚げ置きで覚めています。まぁ、そうでしょうね。タレにドボンと浸してありますが、味は比較的薄めでした。この値段なら、文句なしです。
  実食は平日の14時過ぎ。ポツポツという客の入りで、誰も一言もしゃべらずに黙々とそばをすすっていたのが印象的でした。交わされる言葉は、店員さんの「いらっしゃい」「お待ち」「ありがとう」と、客の注文と「ごちそうさま」だけ。それ以外に聞こえてくるのは、そばをすすり込む音と、時折ラジオから笑い声。ノスタルジックな世界です。こういう店では、妙に饒舌な人がいると興ざめなんですよね。「つべこべぬかさず黙って喰え!」と言いたくなります。
  なお、客席は厨房を囲むカウンター(椅子がまばらに3つ)がメインですが、壁際にも立ち食いカウンターがあります。この立ち食いカウンターは、私が知る限りでは「日本一奥行きがない立ち食いカウンター」です。10センチくらいなのではないかと思います。このカウンターに、丼を置けるのかな? 置けたとしても、置いたまま屈みこんでそばを食べようとすると、頭が壁に当たります。基本的には飲み水のコップ置き場で、丼は手に持って食べるということなんでしょうね。空いている時にこのカウンターで食べていると違和感満点なので、昼時にでも訪れて、このカウンターで食べてみたいものです(サ+1点、付+2点)。


※う〜ん、今回も値上げなしですが。消費10%増税を経ても、たぬき300円で据え置かれていました。たぬきそばミニ天丼セットも450円のままです。この設定で、大丈夫なんでしょうかね。少なくとも2002年から、一度も値上げしていません。あまり無理をしないでほしいという気持ちの方が強くなってきました(2021/3、確認)。

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★西馬込駅(都営地下鉄浅草線)
「太田」  実食日:2004/7

  南口改札を出て正面方向、国道1号を渡ったところにある。2階建てなので、一瞬「高い店かな?」と思ってしまうのだが、入口脇に品書き(値段表)が出ているので安心して店内へ。
  この店に関しては、書きたいことがたくさんある。まず、味について。麺はフニャフニャしていてそれほど好印象ではなかったのだが、つゆは関西風に近い味で、かなり私好み。麺を補ってまだ余るくらいだ。
  サービス面も特記事項が多い。まず、配膳。食券を買ってカウンターに出すと、「どうぞ、席でお待ちください」と言ってくる。つまり、盆に乗せて持ってきてくれるわけだ。しかも、階段を上がって2階まで。たまたま空いていたからだろうと思っていたが、返却の際に丼を持って降りたら、店員が慌てて厨房から出てきて「わざわざすみません」と盆を受け取った。たぶん、配膳も返却も従業員がやるように教育されているのだろう。混んでいるときにはかえって混乱しそうな気もするけど。
  それから、盆の上にナプキンのような物を敷いている点も見逃せない。これがないと、特に温系麺類の場合、盆が濡れていると丼が滑る。実際、私も昔からこの「丼滑り」は危険だと思っていた。幸いひっくり返したことはないが。この点に気を遣う店は、意外と少ない。
  あと、2階席(1階席は3つくらいしかない。ほとんどが2階席)は長テーブル席が窓に沿って設けられているので、国道を見下ろす形での食事になる。駅そばとしてはこのパターンは珍しく、違和感がある。普通、厨房の方を向いて食べるものだからね。たぬきなし、天380円。


※値上げ(天380→420円。値−1点)していました。他のメニューの値段は、かけ300円、月見360円、きつね390円などです(2009/6、確認)。

※一部メニューを値上げしていました。かけ300円や月見360円は据え置きですが、きつねは400円に、天は430円になっています(2015/11、確認)。

※消費10%増税に伴って、でいいのでしょうか、値上げしていました。現在、かけ320円、きつね430円、天(かき揚)460円です。月見は360円で据え置かれました。月見は消費8%増税の際にも据え置かれたので、もう10年以上価格が変わっていないことになります。変わりメニューに、じゃこ天520円があります(2020/1、確認)。

※改装というか、日除けを張り直していました(写真は左:旧、右:現)。値段等、変わっていません(2021/3、確認)。

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