東京・地下鉄12
(都営地下鉄新宿線)

現在、43軒掲載(うち12軒は、閉店確認済)
※新宿駅は、山手線8に掲載。
※新宿三丁目駅は、地下鉄2に掲載。
★曙橋駅(都営地下鉄新宿線)
「曙」  実食日:2017/2

  A2出口を出て右へ20秒、最初の路地(三菱東京UFJ銀行の角)を右に入って10秒、左側。なんともまぁ、目立たない立地にある。UFJ銀行とみずほ銀行(路地向かいにある)のATMに立ち寄ったら、たまたま路地の奥にあるのを見つけた。この場所で薄利多売型の飲食店が成り立つものなのだろうか。表通りに幟の一本でも立てられればよさそうなものだが、難しいのだろうか。「こりゃ、なかなか見つからないよなぁ」と、自分で妙に納得していた(曙橋駅は「完全に諦めた駅一覧」に入れていた)のだけれど、のちに「新店オープン」として情報が寄せられている。今月1日オープンとのこと。見落としていたわけではなかったのか。店内狭く、立ち食いカウンターのみ。5人くらいでいっぱい。
  麺は、注文後に茹でる生麺。やや太めの平打ち。茹でた後ですすがなかったので、これだとぬめりや粘着がひどく残るのではないかと危惧したが、食べてみると特段気にならなかった。そういう麺なのだろう。最近の生ラーメンによくある「ゆでこぼし不要タイプ」みたいな。一瞬、もしかして冷凍麺だったのかなとも思ったが、茹でムラが感じられたので、生麺で間違いないだろう。茹で釜が小さいのかな、泳がせ不足だと思う。ちなみに、うどんは冷凍麺。つゆは、出汁よりもかえしの方が強いタイプで、親の仇のように辛く、甘い。食後に舌がビリビリと痺れた。なんでこんなに濃くしちゃったかなと、残念に思う。おそらく、もともと濃い部類なのだろうと思うのだが、さらに煮詰まりもあったのではないかと思う。訪問が15:15くらいで、訪問時にはつゆの寸胴のふたが開けっ放しになっていたので。繁忙時はともかく、閑散時(訪問時には、先客2・後客1)はふたを閉めておいた方がいいと思う。たぬき400円(ワカメ入り)。たぬきは、一見すると既製揚げ玉のように見えるのだが、食感・風味から推しておそらく店内製の天かす。つゆに浸かってもわりとサクサク感が残り、悪くない。ちなみに各種天は店揚げで、完全注文後揚げで対応している様子。
  総じての印象としては、個々の要素にはそれなりのこだわりが感じられたのだけれど、オペレーションでだいぶ損をしている感じだった。オープンから間もない店だから、まだ最適なオペレーションを確立できていないのだろうか。改善してほしい点は多々あったものの、今後に期待を持てる一杯ではあった。少し間を空けて、再訪してみたいと思う。


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※市ヶ谷駅は、中央線2に掲載。
※九段下駅は、地下鉄4に掲載。
※神保町駅は、地下鉄7に掲載。
★小川町駅(都営地下鉄新宿線)
「小諸そば」  実食日:2004/6

  小川町駅は東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅・丸ノ内線淡路町駅との乗換駅なのだが、駅名が異なる以上、このページでもきちんと区別して扱うことにする。最寄りの出口に表示されている駅名を最優先にするが、2つ書いてある場合(小川町と新御茶ノ水が併記されている出口がある)には、靖国通りの北は新御茶ノ水、南は小川町とする。ここまで書けば自明だが、この店は靖国通りの南側にある。小川町交差点から、本郷通りを南へ20mほど。最寄り出口はB6で、直進30秒。相変わらず美味い「小諸」だが、この店はややつゆの味が弱い。麺も、ちょっと柔らかめ。ネギ&梅干しフリーは変わらず。たぬき(290円)にはカマボコと絹さやが入る。

※閉店していました。跡地は、「和伊まる」というラーメン店になっています。なお、店舗名は「小川町店」でした。立地的には申し分なかったのですが、「小諸」としては店舗規模が小さすぎたかもしれません(2015/7、確認)。

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「松そば」  実食日:2007/7

  B7を出て直進、2本目の路地(最初の信号)を右折して約2分左側。「青山ごはん亭」(弁当屋)の隣。
  「昔ながらの立ち食いそば」という構えのこの店、出すそばも「昔ながらの立ち食いそば」のイメージ。天は自家製で、5〜6種類。ただの「カレーそば」ではない「印度カレーそば」がある(350円。安い)。また、セット専用のミニ丼(牛丼・天丼・カレー)があり、200円。かけそばとセットにすると420円という計算になり、お買い得。たぬきは、ワカメ入りで280円。


※閉店していました。跡地は、いったんは別の店になった形跡がありますが、現在は空きになっています(2015/2、確認)。

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「立科そば」  実食日:2007/7

  B7を出て直進、2本目の路地(最初の信号)を右折、上記「松そば」を通過してさらに30秒右側。高い店なのか立ち食い値段の店なのか判別しにくい構えの店だが、店頭に一部メニューの品書きが出ているので、それを見れば他のメニューの金額も類推できる。懐具合を気にせず、安心して入れる店だ。
  この店のそばは、つゆにこだわりが見えた。鰹節は焼津産、昆布は日高産のものを使用している旨が書かれた貼り紙が出ているとおり、キッチリと香る。飲んだときに香るのではなく、麺を食べているときに鼻をかすめるように香る。非常に心地いい。麺にはつゆほどのこだわりは見られなかったが、食感・風味とも水準以上のレベルにはある。ワカメが入って、たぬき340円。


※閉店していました。跡地も「一休」という名のリーズナブル系そば屋ですが、若干値段が高いため、当サイトで扱うかどうかは当面保留にします。天500円はともかく、かけ430円がちょっと扱いにくい価格帯ですので(2015/2、確認)。

※「一休」も閉店したようです。店内はもぬけの殻、看板も半分剥がれ落ち、幽霊屋敷のようになっていました。この界隈の立ちそばは、全滅ですね。十割のサンプルが欲しかっただけに、残念です(2015/11、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2010/7

  店舗名は「美土代町店」。最寄りは小川町駅のA6出口で、出て後方、すぐの路地を左折して約3分、神田警察通りとの交差点角。新御茶ノ水駅・淡路町駅はもちろんのこと、JR神田駅からでも徒歩圏内。座席は吉野家型の椅子付きカウンターが中心で、壁際に2人掛けテーブルが2つ増設されている。
  麺は茹で置きで、他の小諸に比べるとやや歯ごたえが弱い印象。タイミングにもよるかもしれないが。ネギはフリーではなく別盛りで出てくる。梅干しはフリー。そば湯ポットは見当たらなかった。青味を用いず(これもタイミングによるかも)、カマボコとワカメが入ってたぬき290円。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/7、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です。掲載写真には写っていませんが、緑色の高看板が異様に目立ち、ちょっと違和感のある店舗です(2016/4、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2010/11

  A1出口を出てすぐ目の前。オープンして間もない新店だ。店舗名は「淡路町店」だが、当サイトではこの場所は小川町駅最寄りの扱いになる。テーブル席とも椅子付きカウンターとも言えるような微妙な座席が多数あり、合計30人以上の収容力がある。
  麺は、やや太めの「京浜型」。このチェーンの中では私が好む麺で、しかも茹でたてに当たったのだが、不思議と期待していたほどの歯ごたえがなかった。若干茹でオーバー気味だったのだろうか。つゆはいつもの「ゆで太郎」。そば湯ポットが各席にあるほか、受渡口に鷹の爪が置いてあるのが個人的に嬉しい。たぬき290円(ワカメ入り)。朝11時まで限定の「朝ごはん」3種各340円になかなかのお得感あり。箸はエコ箸。


※看板が変わり、暖簾が外されていました(写真は左:旧、右:現)。たぬきというメニューは消滅し、かけ320円に揚げ玉が乗る設定になっています。他メニューも全般的にだいぶ値上げされていますが、朝ごはんは360円と値上げ幅が小さめです。ただし、2種類になっていました(カレー・納豆。高菜ごはんがない)。それとは別に、朝そば2種各330円の設定があります(値−2点。2015/5、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2012/3

  B7出口を出て直進2分。店舗名は「錦町店」。テーブル席、椅子付きカウンター、立ち食いカウンターと揃っていて、合計25人ほど収容可能。
  この店舗は、「ゆで太郎」の中でも特に細い麺を使っているように感じた。ほとんど素麺のようだ。麺に香りがあまりないだけに、なおのこと素麺のように感じる。歯ごたえは幾分強いが。つゆやトッピングに店舗の特徴はない。丼がやや小さいようにも感じたが、ボリュームが少ないということはなさそうだ。たぬき330円(ワカメ、キツネ入り)。そば湯ポットあり、タカノツメあり。箸はエコ箸。朝11まで限定の「朝ごはん」が3種あり、いずれもお得感抜群(各340円)。たまたまかもしれないが、カレーに肉がたくさん入っていたのが好印象だった。また、朝11時まで限定で揚げ玉フリーのサービスもある。


※看板が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。たぬきというメニューは消滅し、かけ320円に揚げ玉が入る設定になっていました。実質値上げです。初食時にはたぬきそばにきつねが入りましたが、この対応は終了していると思われます。朝ごはんは、定食系2種各360円+朝そば2種各330円になっています(2015/5、確認)。

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「六文そば」  実食日:2012/5

  A3出口を出て直進、2本目の路地を左折して30秒、右側。五叉路の角地なので、路地裏にしてはよく目立つ場所だ。昭和の臭いがプンプン漂う「六文」らしい店構え。ノスタルジー派には好まれるが、女性はほぼ寄りつかないであろう雰囲気の店。椅子付きカウンターと立ち食いカウンターがある。
  味覚的には、昔ながらの立ちそば、といったイメージ。あまり味がない茹で麺に、色の濃いつゆ。しかし、見た目ほどどぎつい味ではなく、塩辛さは控えめだ。出汁が少し弱いので、やや奥行きがないのが残念。もう少し出汁を強めにとって余韻を演出すれば、全体的な印象が向上すると思うのだが。たぬき310円。このチェーンの中では、比較的高めの値段設定。タカノツメあり。


※消費増税後もたぬき310円で、値段据え置きです。ミニカレーセットは、ワンコインの500円で食べられます(2014/9、確認)。

※2016/4、再食。馬喰町「そば千」で食べたら、無性に「六文」でも食べたくなり、連食しました。味・値段等、特に変わっていません。ノーマルな感じの茹で麺に、かなり塩辛いつゆ。カツオもちゃんと香りますが、塩辛さが香りを上書きします。「そば千」とは醤油が違うのでしょう。本当はゲソ天(「そば千」で実食)を連食したかったのですが、16:30の時点ですでに売り切れていました。実食は、かき揚げ380円。フワッとした衣で、「そば千」「一由」とは方向性が全然違います。「六文」内で見ても、わりと最近食べた日暮里2号店とはだいぶ印象が違います。揚げ具合の違いだけでなく、衣のレシピからして違うと思います。タカノツメがあり、ウェッティタイプの「そば千」とは違い、ドライタイプを用意しています。個人的には、こちらの方が好きです(味+1点)。

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「河北や」  実食日:2013/1

  駅から少し遠い。B7出口を出て直進2分、美土代町交差点を渡らずに右折して30秒。神田警察通り沿い、神田署の東にある。かつて北浦和にあった同名店が、2007年冬頃に移転してきたもの。店の存在を知りながら、なかなか実食機会に恵まれなかったのだが、今回ようやく念願が叶った。店内はどこぞのガード下にでもありそうな大衆居酒屋風で、実際夜には居酒屋に変身する。そのため、営業時間は7〜23時(平日)となっているものの、夕方に一度店を閉める時間帯があるので注意。実際、過去に2度ほどこれに泣かされたことがある。客席は2人掛けテーブルと椅子付きカウンター合わせて20席ほど。北浦和時代よりも、格段にキャパが増強されている。
  北浦和で食べた時に感激した本場山形の「肉そば」、今回は茹でたての麺に当たったこともあり、より一層美味しく感じた。麺はキュッと締まっていて質感が強烈。鶏出汁が濃厚なつゆはそれ以上に美味く、癖になる味。東京ではあまり馴染みのない味覚なので、好き嫌いは分かれるかもしれないが、好きな人は思いっきりはまる深い味わいがある。私は断然後者の方で、もしこの店が自宅近くにあったなら、完全に日常食になるだろう。肉は鶏肉で、ブロイラーではなく地鶏を使っていると思われる。歯ごたえが強く、旨味も濃い。パサつきは皆無で、敢えて擬音化するなら「コリコリ」という食感。肉そば380円(温・冷同額)。肉ダブルは480円。なお、この店には一般的な立ち食いそばメニューはなく、肉そばのほかには特製カレーそば(480円)とカレーのり玉そば(580円)があるのみ。もちろん、オススメは肉そば。というか、カレーそばとか、注文する人いるのかな。店としては、カレーもかなり推しているようではあるが。一般メニューがないので、価格の評価が難しい。この内容で380円はたいへん安いと思うのだが、最安メニューの価格が380円と考えると、高い。当サイトでは、無難に3点とさせていただいた。そば以外では、ご飯もののメニューがいくつかあり、肉そばとセットにすることも可能。ただ、価格が跳ね上がってしまうので、肉そば単品の方がオススメ。何かを足すなら、肉ダブルが定石だろう。なお、私は評点付けのためもあって肉そば(温)を実食したが、山形県河北町の名物は「冷たい肉そば」だという。次回は、夏にでも訪れて冷を試してみたい。


※値上げしていました。現在、肉400円、肉ダブル510円、特製カレー500円、カレーのり玉600円です。ご飯ものやセットメニューもいろいろありますが、コスパ的には肉そばか肉ダブルそばが一番良いと思います(値−1点。2016/3、確認)。

※昼間の写真に貼り替えました。メニュー・値段等、特に変わっていません(2016/4、確認)。

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「江戸や」  実食日:2013/3

  B7出口を出て直進2分、美土代町交差点(神田警察通り)を渡らずに右折し、1分。上記「河北や」の並びにある。店内には、重厚な4人掛けテーブル席が3つと、2人掛けテーブルが1つ、椅子付きカウンターが5席、そして出入口にいちばん近いところに簡易デスクの席が1つ増設されている。
  この店のそばは、ちょっと評価が難しいものだった。麺は、注文後に茹でる生麺。細麺のわりに歯ごたえがしっかりしている。香りもあり、美味しい。しかし、つゆがどうもこの麺には合っていないような印象。単に好みの問題なのかもしれないが、濃すぎるというか、塩気が強すぎるというか。もっと繊細な風味のつゆの方が合うように感じる。そして、おそらく天ぷらの油だと思うのだが、全体にオレンジ色の油が浮いていて、完食するとやや胸が焼ける。この店にはたぬきというメニューがなく(かけそば330円に揚げ玉が乗るのだが、食券を買う段階では気がつかなかった)、かき揚げそばを注文した。メニュー(あるいは、タイミングかも)を変えれば、印象が違ってくる可能性が高い。天390円(ワカメ入り)。夕方以降には酒類も扱うので、一杯飲み屋として立ち寄る人が多そう(看板には「そば居酒屋」と記載)。「そば焼酎のそば湯割り」もできる。


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「天そや」  実食日:2013/6

  B4出口を出てすぐ。よく通る場所だが、ここに店があることは今回初めて認知したので、最近オープンしたのだろう。椅子付きカウンター23席がメインで、奥の方には立ち食いカウンターが5人分くらいある。
  麺は生なのだが、ちょっと茹でがオーバーだったのか、歯ごたえは弱めだった。大久保、四ツ谷、経堂の同系店では、もっと美味しかったような気が……。つゆは、強く印象に残るタイプではないが、優等生的に美味しい。「天そや」は「箱根そば」と同じ業者が営むチェーンだが、個人的には甘みが強烈な「箱根」のつゆよりも、こちらの方が好き。たぬき290円(ワカメ入り)。少なくともたぬきに関しては、「箱根」よりも安い設定になっている。多くのメニューを揃える中で、朝11時まで限定の3種のメニューが魅力的。「朝そば」は、たぬき+きつね(ハーフ1枚)で、280円。「特製朝そば」は、かき揚げ(サイズ小さめ)+温玉で、300円(これが一番お得だと思う)。「一膳カレーセット」は、かけ+ミニミニカレーライスで、350円。券売機には「夜そば」というメニューもあったが、内容不明で、「期間限定」と表示されていた。また、サービス券配布制度がある。1食につき1枚配布で、5枚集めるとかけorもり無料サービス。有効期限がある(6月上旬実食で、7月末まで有効だった)のが辛いところだが、この手のサービスにしては還元率が高く、現実味がある。


※閉店していました。跡地は「いきなりステーキ」です。これにて、「天そや」滅亡の確認完了です(2015/5、確認)。

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「神田あすわ」  実食日:2014/4

  B6出口を出て30秒直進、2本目の路地を左折して1分、右側。この手の店がありそうもない場所で営業している。丸ノ内線の淡路町駅や、千代田線の新御茶ノ水駅も徒歩圏内。国産(福井県産)のそば粉を使った十割の越前そばが安く食べられると評判の店。店名の「あすわ」も、福井県内の地名「足羽」に由来している。以前からずっと行きたいと思っていたのだが、営業時間が短く(公式には7:30〜8:30と11:00〜15:00と表示されているが、実食時には朝の営業はなかった)、土日休みということもあってなかなか実食できずにいた。しかし、4/25に閉店してしまうと聞き、いてもたってもいられずに4/24(閉店前日)に行ってきた。客席は、椅子付きカウンター6席と、テーブル席が4+2。
  押出製麺で注文後に製麺・茹でるので、注文から出来上がりまでに少々時間がかかる。貼り紙に、「昼休み時は10分以上かかることがあります」と出ていた。私はこの日の一番客だったが、それでも3分くらいかかった。公平に評点をつけるためにかけ系を食べようと思っていたのだが、せっかく越前そばの店なのだからということで、「絶品おろしそば」(冷やしメニュー。400円)を実食。とにかくコシが強く、完全に立ちそばの領域を超越する食感・風味だった。文句なく美味しい。トッピングは、大根おろしと大量の鰹節。大根おろしは、辛味の少ないマイルドなタイプ。大根おろし単体で考えると若干物足りないと感じる部分もあるが、反面、そばの香りがかき消されないため、意図的にこの大根を使っているのかなと感じた。つゆは、鰹節系の風味が強く、食べているときよりも店を出た後でよく香った。食後の余韻がすごい。他のメニューは、かけ340円、わかめ390円、きつね410円、天440円など。ご飯ものもいくつかあり、福井名物のソースカツ丼を扱っている(ミニサイズ。おろしそばとのセット670円、単品270円)のが嬉しい。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。
  こんな素晴らしい店がなくなってしまうのは、たいへん残念だ。稀少な越前そば、それも十割をこの価格で提供することに、無理があったのかもしれない。それも、1日50食限定。客単価400円で1日50食では、この手の店は成り立たないということか。個人的には、当HPを度外視して、600円くらいに上げてもいいから、店を残してほしかったところだ。閉店することを知らずに食べたら、間違いなくベスト30にランクインしていただろうなぁ、と思う。でも、まぁ、最後に1回食べに行くことができて、店主に「美味しかった」と伝えることができて、よかった。短命だった(2012年10月オープン)けど、お疲れさまでした。


※閉店を確認しました。跡地は、「かど」という名の落ち着いた感じの居酒屋になっています(2014/8、確認)。

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「韃靼 穂のか」  実食日:2016/3

  A6出口を出て後方、すぐの路地を左折して約3分、神田警察通りとの交差点の向かい側角。上記「小諸そば」(美土代町店)の向かいにある。昨年12月オープンの新店。並盛りだと500円ということで当サイトの対象外価格なのだが、小盛り(350円)でも150gあるので対象に含めることにする(評点は小盛りでつけている)。立ち食いカウンターのみで、キャパは12人くらい。
  この店は、システムがちょっと変わっている。入店すると、最初に麺を選択する。麺は、韃靼蕎麦・田舎蕎麦・更科蕎麦・穂のか蕎麦の4種。店名に「韃靼」が入っていることから韃靼蕎麦がベースであると考えられるが、この日はすでに完売していたため田舎蕎麦を選択。次に、麺の量を指定する。小盛り150g・並盛り300g・大盛り450g・特盛り600gの4種。並盛りで300gというのは、かなり多い。つぎに、つゆのタイプを指定。冷や盛り・冷や汁・冷や盛り熱汁・冷やしぶっかけ・熱ぶっかけの5種。いわゆる「かけ」を食べたい場合には、「熱ぶっかけ」を選択する。最後に、トッピングを指定する。揚げ玉や生卵(各50円)といったベーシックなものだけでなく、ダッタン蕎麦の実・ネギ油・鬼おろし(各50円。ほかに100円のものもある)など、変わりものも多い。すべて口頭での対応なので、注文するときには「田舎・小・熱ぶっかけ・揚げ玉」などと告げる(この注文で実食)。スタバみたいでかなり面倒臭い(私は、スタバには黎明期に物珍しさで1回行ったが、それきり二度と行っていない)。混雑時にはオーダーが滞るのではないかと心配になる。有人レジで現金先払い。食券制にしてほしいというのが本音。
  十割そばを使用しているという麺は、乱切りタイプの押出製麺。どのような機械なのだろうか、側面がジャギジャギになった麺が多く見受けられた。見た目に不細工なだけでなく、異様に歯に粘着して食べにくいものだった。挽きぐるみ(と思われる色合い)の十割でこんなに粘着するのが不思議。もっとボソボソになりそうなものだが。つゆは、ポットから注ぎ入れていた。かなり甘く・辛く・醤油も強い。これだけ容赦のないつゆだと、せっかくの十割そばが全然香らなくなる。もう少し優しいつゆの方が合うと思う。ネギとトッピングは別盛り。そば湯ポット受渡口にあり。箸はエコ箸。実食した一杯はかなり残念なものだったが、ポテンシャルは高く感じる店。次回は麺を変えて、もりスタイルで食べてみることにしよう。


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「嵯峨谷」  実食日:2017/1

  嵯峨谷の新店、続々オープン。昨年の暮れから今年1月にかけて、3店舗目のオープンだ。店舗名は「神田小川町店」で、場所はB出口を出て直進20秒。秋葉原店と違って、かなりの好立地だ。ちょっと難点かなと思う点が、ふたつほど。ひとつ、駅出口のすぐ近くなのに、駅を出た時点では見えない場所。ビルの構造上致し方のない部分だが、手前のビルよりも少し奥に引っ込んだ造りになっているのだ。ふたつ、例によって証明を少し落としてムーディーな内装になっているのだけれど、そのせいか、外から見て営業しているのかどうかが分かりにくい。これだと、流しの女性はまず入らないだろう。店内の椅子付きカウンター18席が、近隣オフィスのサラリーマン客だけでほぼほぼ埋まるのならこれで問題ないだろうが、訪問時(平日14時頃)には先客1・後客4だった。厨房内に従業員が3人いてこの客数では、物足りない。照明を明るくするのも手だけれど、それだと嵯峨谷らしさが薄れてしまうので、対策は、@暖簾を掛ける、A「はりきって営業中」の札を出しておく、といったものがやりやすいだろうか。たぶん、これだけでだいぶ集客力がアップすると思う。半券もぎりタイプの食券で、もぎって受渡し。半券は領収証として手元に残る。
  オープン直後の訪問で、オペレーションに不安があった。受渡係はまだ研修中のようで、一挙手一投足に対していちいち厨房の奥から注意の大声が飛んでいた。私にとっては、ぎこちない新人店員よりも、客がいるのをはばかることもなく大声で叱るベテラン店員の方がよっぽど鬱陶しい。味については、特段問題なし。いつもの嵯峨谷で、香りと食感のバランスが良い十割そばだ。つゆも、カツオ出汁が前面に出た嵯峨谷スタンダード。塩気は控えめなのだけれど、香りがしっかり立っているから、特に物足りなさは感じない。まだ3店舗くらいしかなかった頃には物足りなさを感じていた記憶があるのだが、この数年間で変わったのだろうか。味が変わったのか、私の舌が馴染んだのか。たぬきは、例によってゾル化する淡雪のような天かす。大量に乗せるとつゆが全部吸い取られてしまうのだが、適量なので特に問題なし。たぬき360円(刻みナルト入り)。ワカメフリーのサービスあり。ただし、席の近くにあったワカメ壺は、2つ続けて空っぽだった。ベテラン店員さん、研修生を怒鳴りつける前に、あなたがこういうところをきちんとやってください。箸はエコ箸。


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「ゆで太郎」  実食日:2017/4

  B7出口を出て直進2分。店舗名は「錦町店」で、今年3月オープンの新店。この小川町界隈はチェーン店の開・閉店のサイクルが早いので、あまり「新店舗」という響きがピンとこないのは私だけだろうか。昔からあったような錯覚がするというか。かつてこのすぐ近くに「小諸そば 錦町店」があったので、なおのことそう感じるのかもしれない。比較的小型の店舗で、客席はテーブル席4人×2・椅子付きカウンター5・立ち食いカウンター8人分くらい。平日16:30くらいの訪問で、先客4・後客3。スーツリーマンが中心ではあるが、買い物帰りらしきおばちゃんの姿もあった。
  麺は、注文後に茹でていた。細打ちタイプで、歯ごたえはあまり強くない。最近、ゆで太郎ではこのタイプの細麺(断面がやや長方形)に当たることが多いような気がする。かつて私が「都心型」と呼んでいたものだ。私はどちらかというと少し太めの角麺(かつて「京浜型」と呼んでいたもの)の方が好きなのだが、なかなか出会えなくなっている。茹で時間が短くできるから、オペレーション的にやりやすいのだろうか。つゆはゆで太郎スタンダードで特記事項なし。たぬきというメニューはなく、天かすが常時フリーで置いてある。大半の店舗で、かけに自動で天かすが入るパターンから、最近このスタイルに変わっている。個人的にはとてもありがたい。店舗限定は特になさそう。お得感があるのは、朝メニューと、平日11〜16時限定で注文できる「日替わり 得ランチ」。内容が日替わりなのでね、曜日によってお得感に少々差が出る。「かつ丼セット」に当たればラッキーだろう。今回は訪問が16:30頃だったので、得ランチは注文できず。実食は、かき揚げ丼セット550円。かき揚げは、パリパリ食感で衣に花が咲いたタイプ。「西五反田2丁目店型」だ。箸で崩しにくいというデメリットがあるが、味覚的・食感的には好み。受渡口にタカノツメあり。そば湯ポット各席にあり。ワサビは個包装タイプ。箸はエコ箸。


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★岩本町駅(都営地下鉄新宿線)
「せんねんそば」  実食日:2004/1

  A5出口を出て左、1つ目の信号を渡って左、すぐ。神田平成通り沿いにある。出口を出てから2分くらいか。この店はかなり変わっていて、たぬき・きつねというメニューはない。その代わりに、力たぬき・力きつねというメニューがある。「力」というのは、もちろん餅。試しに力たぬきを食べてみたのだが、そこそこ大きな揚げ餅が2つ入っていた。かなり腹が膨れる。これに、カマボコとほうれん草が入って350円。ちょっと評価の基準が難しい。ここでは、「350円のたぬきに自動的に餅が入る」という受け取り方をしておく。変わりメニューに海老そば(海老天5尾入り)450円など。これはかなりお得な気がする。また、冷水はクラッシュアイス入り。夏に重宝しそうだ。

※たぬき、あります。300円です(2011/11、確認)。

※ちょっと分かりにくいですが、間口部分を中心に改装されていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき320円です。消費増税の余波でしょうか、今年6月にチェーン全体で一斉値上げしたものと思われます(全店舗で確認したわけではない)。セットメニューも軒並み値上げしていますが、まだ500円以内で食べられるセットが多数あります。麺単よりもセットの方が圧倒的にお得な設定です。また、朝限定メニュー(10:30まで)は値上げせず300円で据え置かれています。これはありがたいですね。ちなみに、店舗名は「岩本町本店」です(2015/6、確認)。

※閉店(「小粋そば」化)していました(2015/12、確認)。

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「味じまん」  実食日:2011/3

  A4出口を出て直進(秋葉原方面へ)30秒、横断歩道を渡らずに右折して10秒。看板には「味じまん」とだけ表記されているのでこれを店名と解釈するが、正式店名は他にあるのではないかと思う。看板の感じなんか、「スエヒロ」っぽい雰囲気を感じる。椅子付きカウンター一列のみ。フロアの途中に段差というかちょっとした階段があるので、要注意。
  麺は柔らかめの茹で麺で、ほとんど味がしない。つゆは、関西人が見たら瞬間的に顔をしかめるであろう黒さ。飲んでみると、確かに濃いことは濃いが、それほど極端ではない。味覚的にも「スエヒロ」っぽい雰囲気。天は自家製で、種類が多い。たぬき310円。セットメニューも多数用意しているが、ミニ天丼セット(450円)以外はそれほどお得感がある値段設定ではない。麺・丼ともフルサイズのセットなのだろうか。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき320円です(2015/6、確認)。

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「せんねんそば」  実食日:2012/6

  A5出口を出て右、靖国通りを渡らずに右折して2分。靖国通りに面していて、しかも角地なので分かりやすい場所だ。店舗名は「岩本町靖国通り店」。厨房が中央にあるようなイメージの複雑な形状をしたフロアで、テーブル席と椅子付きカウンター、合わせて40席以上ある大型店。
  味覚的には、「せんねん」スタンダード。特にこれといって店舗のオリジナリティはない。味覚自体も、生麺にしては風味があまりなく、歯ごたえもそこそこで、不味くはないが印象に残らない。もう少し特徴があるといいな、というのが正直な感想。たぬき300円。そば湯ポットあり。朝11時まで限定でサービスセットが3種設定されている。かき揚げそば+いなり2個、温玉ほうれん草そば+いなり2個、かけそば+ご飯+納豆、ずべて300円均一。これは安い。ただ、個人的には、他店舗でこのセットに組み込まれていた「卵かけごはんセット」の方が好み。やめてしまったのか、それとも夏場は休止しているのか。


※消費増税後も、価格据え置きで頑張っています。終日扱っているセットメニューは、420円(いか天丼セット・とり天丼セット)からあります。応援したくなります(2014/6、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき320円です。他メニューも全体的に上がっていますが、とり天丼セット470円などセットメニューのお得感はまだまだ健在です。なお、すぐ近くの岩本町本店には超お得な朝限定メニューの設定がありますが、こちら(店舗名「岩本町靖国通り店」)にはありません。なぜなら、11時オープンだからです。朝の時間帯にお得に食べたいなら、岩本町本店へ(2015/6、確認)。

※他店舗が次々に閉店または「小粋そば」化する中、この店舗はまだ「せんねんそば」として営業していました。値段等、変わらず。期間限定かもしれませんが、メチャ安なセットメニューがいくつか登場していました。コロッケカレー丼セット400円、とり唐揚げ丼セット400円、アジフライ丼セット400円、生姜焼きセット450円あたりは、「ヤケクソになってない?」と思うほど安いです。すぐ近くの「岩本町本店」が「小粋そば」化しているので、張り合っているのでしょうか(付+2点。2015/12、確認)。

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「小粋そば」  実食日:2015/12

  A5出口を出て左、1つ目の信号を渡って左、すぐ。上記「せんねんそば」(岩本町本店)の跡地。看板が変わっただけかと思いきや、内容はともかくメニュー表が一新されていて、微妙に値段が上がった。なお、店内のあちこちに2階席がある旨の貼り紙が出ているが、どうも2階には別の店があるようだ(カレー屋? 行っていないので詳細不明)。ただ、2階の従業員が下に降りてきて厨房内に入り、店員同士で談笑したりしたので、関係がある店なのかもしれない。1階に関して言うと、客席は椅子付きカウンターのみで席数20以上。16:00頃の閑散時間帯だったこともあるだろうが、先客0・後客1とガラガラだった。大丈夫だろうか。食券印字は「小粋そば 岩本町店」で、店舗名は「岩本町本店」だった「せんねんそば」時代と比べて「本店」が落ちている。
  味は、「せんねんそば」時代と大きな差は感じない。注文後に茹でる生麺はやや茹でがアンダー気味で、芯が残っていた。つゆは色が薄いわりに甘みが強い、「せんねんそば」に特有のもの。たぬきは、粒が細かくゾル化傾向。ただ、量がさほど多くないので、そんなに気にならなかった。たぬき330円。レパートリーは、ほぼ「せんねんそば」時代のものが承継されている。ワンコインのセットメニュー多数あり。ただし、近くの「せんねんそば岩本町靖国通り店」が一部のセットメニューをメチャ安に設定しているため、比較すると高く感じる。その他の店と比べればとても安いのだが。今後の課題は、どれだけ「せんねんそば」との差別化を図れるか、といったところだろうか。


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「みのがさ」  実食日:2016/2

  有名店なのでとっくに実食済みという気になっていたのだが、どれだけ遡っても記録がなく、なんと未食だった。A4出口を出て、すぐ目の前の細い路地を右に入って10秒、左側。駅出口から近い好立地なのだが、とても狭い路地にあるのであまり目立たない。それでも味に定評があることから、特に昼時には近隣オフィスに勤める人たちでとても賑わう。夕方以降は立ち飲みになる二毛作店だ。客席は、壁に沿った椅子付きカウンター9席と、フロア中央の立ち食いテーブルというかカウンターというかが7〜8人分くらい。造りがたいへん古く、椅子などはかなりガタがきている。乱暴に扱わず、優しく使いましょうね。テイクアウト窓口を併設しており、男性は店内へ吸い込まれていき、女性はテイクアウトで買っていくという傾向があるようだ。やっぱり、女性はこういう佇まいの店には入りづらいのかな。
  麺は、生麺の注文後茹で。白く、細く、硬質な歯ごたえ。少々ぬめりがあるものの、上品さとワイルドさを兼ね備えていてとても美味しい。つゆは、カツオ系が強く香る。酸味ほどほど。サバを併用しているのだろうか、カツオのほかにもう一段レイヤーが感じられた。白っぽい細麺とカツオの香りが強いつゆということで、方向性としては「文殊」に近い。しかし、全体の印象としてはだいぶ違いがある。「文殊」の方がより上品で、「みのがさ」の方がより深いというイメージ。たぬきは、カリカリ食感の残る天かす。キツネ色が濃く、やや揚げオーバーを連想させるものだった。ただ、これはマイナス要素ということではなく、個人的にはむしろ好みだ。たぬき370円(ワカメ入り)。変わりメニューに、なめ茸おろし470円。冷やし向きのメニューかなと思っていたら、私の直前の客が温そばで注文していた。合うのかな。麺単が比較的高めの設定なので、ミニカレーセットやかき揚丼セット(各540円)あたりが高コスパだろうか。そば湯ポット受渡口にあり。箸は、意外なことにエコ箸だった。このレトロな雰囲気の店でエコ箸が用意されていると、ちょっとびっくりする。完全に私見&先入観ではあるが、割箸の方が似合う店だ。


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「小諸そば」  実食日:2016/12

  A5出口を出て左、2本めの路地を左に入って1分、人形町通りの向かい。店舗名は「岩本町2号店」。たまたま前を通りかかって見つけたのだけれど、後で調べたら今月1日オープンの最新店だった。実食が5日なので、まだ出来たてホヤホヤだ。店内は結構広く、椅子付きカウンター15席と、立ち食いカウンター16人分くらい。テーブル席がないのは、オフィス街ならではだと言えるだろう。券売機はタッチパネル式で、2台設置されている。フロア係が3人もいて、横並び状態で客を出迎えていた。「社長の出社じゃあるまいし」とも思ったのだけれど、これはおそらくオープン直後ならではの光景だろう。新人店員の研修を兼ねていたのだと思う。
  11:30くらいの訪問で、先客・後客とも10人くらい。なかなかの客の入りだ。にもかかわらず、麺は注文後茹でのオペレーションで対応していた。歯ごたえ・香りとも、とても良い。つゆは、本鰹がガツンと香る、小諸スタンダードのもの。慣れ親しんだ味だから特記することはないのだけれど、毎度毎度とても美味い。たぬきは、例によって小エビとゲソが香る天かす。こちらも文句なく美味い。ほぼかき揚げと同じ風味。油が軽いぶん、むしろかき揚げより美味いかも。あらゆる面で、ケチをつけるような要素はほぼ見当たらなかった。強いて言えばフロア係が3人立っているのが少々目に障ったけれど、これはオープン直後だけのことだろうから、特に減点はしないでおく。たぬき310円(季節の青味&カマボコ入り)。ネギと梅干はフリー。オープン直後特有のオペレーション混乱も特になかったし、大満足の一杯だった。


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★馬喰横山駅(都営地下鉄新宿線)
「文殊」  実食日:2009/4

  東側(都営浅草線東日本橋駅方面)改札脇。改札内に少々めり込んだような立地だが、窓口は改札外側のみ。地下鉄改札内への進出はなかなか難しいようだ。立ち食い専門で、キャパは10人くらいだろうか。券売機のボタンと品書き一覧掲示の他に、液晶モニターでメニューを紹介しているのが斬新なポイント。今年3月にオープンしたばかりの新店である。
  このチェーンでは生麺を使用していると思われるのだが、出てきたそばは生麺というよりも乾麺のような食感だった。コシが弱く、少々モッサリしている。風味は悪くない。つゆには余韻があるが、少々甘みが強く、完飲しようとすると飽きてくる。たぬき370円はかなり高めだが、月見340円あたりならそう極端に高くはない。メニューによって、高い・安いの印象が分かれる。もっとも、安いと感じるメニューは少ないが。


※2013/9、再食。季節的な要因もあると思いますが、冷やしメニューが充実していていました。冷やし胡麻だれそば(500円)を試しましたが、海老天が2本乗るなど、内容も充実していました。冷やしそばには、シャキシャキした水菜の食感がよく合います。水菜は、もっと多くの店で使われるべき食材だと思います(味+1点、付+1点)。

※値上げしていました。現在、たぬき380円です。天も380円。月見は350円になっています(2015/5、確認)。

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「十文字屋」  実食日:2011/6

  A3出口を出て直進、東日本橋交差点を右折して2分、右側。広い道路を2回渡らなければならないのが辛いところ。もう少し便利な場所に駅出口があればいいのだが。弁当コーナーを併設している店で、客席はL字型立ち食いカウンターのみ。冷房がないので、夏場はちょっと辛い。
  そばはなかなか美味かった。麺はモチモチ食感の乱切り。つゆにはこれといった特徴が感じられなかったものの、麺だけで充分勝負できる内容だ。天は自家製。かき揚げには細かく刻んだちくわがたくさん入っていて、食感が面白い。ネギは刻み方がかなり粗く、辛さよりも甘さの方が際立っている。たぬき300円。

※閉店していました。雰囲気の良かった店なので、たいへん残念です。跡地は、左側半分が酒屋、右側半分は「そこそこうまいラーメン屋(野田屋)」になっています(2014/6、確認)。

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「みまつ」  実食日:2012/3

  A3出口を出て、すぐ目の前の信号で清洲橋通りを渡り、そのまま正面の路地に入ってすぐ、左側。立ち食いカウンターだけの、「古き良き立ちそば」という風情の店。
  この手の店は一点豪華主義(「つゆだけ美味い」とか、「天ぷらにはこだわっている」とか)」であることが多いのだが、この店はどこにセールスポイントがあるのか、いまいち判然としなかった。麺は柔らかめの茹で麺で、食感も風味も△。つゆも、決して不味くはないけれど、特徴に乏しいタイプ。天ぷらの種類が多いので、おそらくここにこだわっているのだろうと思いきや、少なくとも「天ぷらそば」に乗るかき揚げについては、フカフカの食感ですぐにつゆに溶け、具材も乏しかった。カウンターに並べられている各種天ぷらの中には美味そうなものもあったので、この店では「天ぷらそば」と注文するよりも、天ぷらの種類を具体的に指定した方がいいかもしれない。たぬき330円。麺類のほかに定食類も扱っていて、トンカツ定食(500円)あたりはお得感がありそうだ。


※2016/3、再食。前食時には「柔らかい茹で麺」と表現していますが、今回はツルツルした食感に感じました。味のなさは、変わらず。つゆは、あまり香りのない淡いものでした。天ぷらはフワフワ系で具材少なめ。小エビがやや香るのが救いです。トータルでの印象はほとんど変わっていません。値段はたぬき330円、天360円で据え置かれています。ただし、トンカツ定食は550円に値上げされています。それでも、やっぱりこの店ではトンカツ定食かあじフライ定食500円あたりが狙い目だと思います。

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「あり賀せいろう」  実食日:2015/2

  A3出口を出て直進、東日本橋交差点を右折して2分、右側。2つ上に記載している「十文字屋」の跡地。跡地だが、ダイレクトに変わったのではなく、間に「そこそこうまいラーメン屋」(通称「そこうまラーメン」)だった時代がある。十文字屋からそこうまラーメンに変わった時には「世相が如実に反映されたか」と感じたのだが、半年で元の鞘に戻った形だ。そこうまラーメンの評判も決して悪くはなかったのだが、伝統的に立ちそばがあった場所で、固定ファンを多く抱えていただろうから、やっぱりこの場所にあるのは立ちそばでなければならなかった、ということかもしれない。内装は、綺麗にリフォームされている。十文字屋時代には立ち食いカウンターのみだったが、そこうまラーメンになって椅子が置かれ、さらに「あり賀せいろう」になってカウンターがリニューアルされた。ちなみに、十文字屋時代には弁当販売コーナーだった部分も、現在は客席になっている。
  この店については、書きたいことがたくさんある。まず、なんといっても特徴的なのが、麺。注文後に茹でる生麺は、押し出し製麺。注文を受けてから団子状の生地を機械にセットして、製麺。このタイプの場合、生地をどうやって作っているかが気になる。店内手捏ねであってほしい。一度盆に受けてから、大きな釜の中へ。茹でている間、釜には蓋をする。時折ふたを開けて、サッとかきまぜ、また閉める。これを何回か繰り返す。茹で時間はタイマーで管理しているが、別の人が調理したら、おそらく同じ味・食感にはならないと思う。そう思えるほど、若い店員さんの手際が抜群によかった。押し出しにありがちな太平麺ではなく、中太の角麺に仕立てている。箸で掴むのに苦労するほどツルツルしていて、舌触りが絹のように滑らか。どことなく「がんぎ」の麺を連想させる。歯ごたえは、コシや弾力という感じではなく、ホクホクとした食感。「ゆで太郎」の麺に近い印象だが、太いぶんだけ歯ごたえが強い。繊細・上品というタイプではないが、立ちそばとしてはほぼ最高ランクの麺ではないかと思う。
  つゆは、醤油の風味が強めに出ていながらも、出汁も負けずにしっかりと香る。麺ほど強烈な印象はないが、バランスがとれていて美味い。たぬきは、油加減がちょうどよい天かす。そして、サービストッピングのワカメにも粋な演出がある。葉だけでなく茎の部分を混ぜてあるので、時折コリッとした食感に当たって楽しいのだ。たぬき380円(ワカメ入り)。これといった弱点が見当たらないので、どんなメニューを頼んでも大きく外れることはなさそうだ。かき揚せいろ410円、ごぼう天440円あたりにも興味がひかれる。お得な朝食セット390円は、毎日食べてもいい。そば湯ポットあり。飲んでみたが、香りは控えめ。意図的に薄くしているのだろうか。箸はエコ箸。


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★浜町駅(都営地下鉄新宿線)
「小諸そば」  実食日:2009/4

  A2出口を出て直進1分、清洲橋通りを左折してさらに2分、左側。店舗名は「浜町中ノ橋店」。厨房に背を向ける形で椅子付きカウンターが並び、ポッカリ空いた中央のスペースに立ち食い専門席を設けている。デッドスペースの少ない、効率の良いカウンター配置だ。
  この店では、基本的に注文後に麺を茹でるようだ。ただし、数人分をまとめて茹でるので、タイミングによっては茹で置きになる。私には茹でたての麺が供された。麺の印象としては、これまでに訪れた「小諸」の中でも1、2を争う、素晴らしい出来映えだった。茹で具合もさることながら、わずかにぬめりが残る麺のすすぎ方まで私好みだった。調理した従業員はバイト風だったから、毎回同じ出来映えであるとは限らないかもしれないが。つゆは、多少煮詰まっていたか、やや辛め。カマボコと青味(菜の花)入りで、たぬき290円。ネギと梅干しはフリー。ミニ丼セットを各種取り揃えていて、価格的にも500円〜とお手頃。


※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2015/5、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/4、確認)。

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★森下駅(都営地下鉄新宿線・大江戸線)
「陣太鼓」  実食日:2004/7

  A3出口を出て、右へ30秒。下町風の渋い外観といい、店名、一杯飲み屋のような内装といい、美味そうな雰囲気を醸し出している店。しかし、実食してみると、ちょっとアテが外れた。まず、麺がぬるい。湯通しはちゃんとやっているのだが、不十分なのか、それとも湯がぬるいのか。ちょっと勿体ない。自家製天は種類豊富で、定食類も完備と、プラス材料もたくさんあるだけに、残念だ。それから、システムもちょっと分かりにくい。常連さんが「そば。野菜かき揚げとキス天」という注文の仕方をするのはいいとして、普通に「天ぷらそば」と注文しても、一向に出てこない。どんな天ぷらなのかを細かく指定しなければならない。普通は「天=野菜かき揚げ」とかって決まってるものなんだけどなぁ。代金の支払いも、客によってまちまち。先払いの人もいれば、代引の人もいて、後払いの人もいる。統一しようよ。天・たぬき同額(350円)。このタイプの店は、どうしても印象以上に評点が低くなってしまうことをご了承いただきたい。

※閉店(「麻そば」化)していました(2009/4、確認)。

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「陣太鼓」  実食日:2015/6

  駅からちょっと遠いのだが、測ってみたらほぼちょうど400m。ギリギリ徒歩圏内だ。A2出口を出て右へ2分半、2つめの信号(新大橋交差点)を渡ってから右折して2分半。「陣太鼓」と言えば、わりと最近まで森下駅前と住吉駅近くに店舗があったのだが、どちらも近年閉店している。駅からちょっと遠いこの店舗が残っているのが不思議に感じるのだが、タクシーの運転手などにとっては大通りに面していないこちらの方が寄りやすいのだろう。看板などは「いつから取り替えていないんだろう?」と思わせるほど年季が入っている。かけ220円の表記が残っているのだが、現在かけは280円なのでご注意を。店内は意外に広く、厨房に面した椅子付きカウンターは全部で17席もある。が、実食時には先客ゼロ・後客ゼロ。店主と思われるお爺ちゃんが客席で朝食を摂っているところだった。このお爺ちゃん、若干耳が遠い。たぬき+玉子を注文したのだが、最初は「たぬき?」と、次に「玉子そばね?」という具合に、なかなか通じない。
  麺は黒い粒々が目立つ茹で麺で、見た目にはなかなか美味そうに見えるのだが、食べてみたら普通だった。昭和な感じの茹で麺。つゆはカツオと昆布のバランス派だが、昆布に由来していると思われる澱があり、これが雑味になっていた。使っている昆布に原因があるのか、それとも水がよろしくないのか。ちょっと残念。たぬきは揚げ置き時間の長い天かすで、湿気て固くなっていた。たぬき340円。各種天が豊富で、中でもイカ天・ゲソ天・イカのかき揚げの3つが揃っているのが面白い。イカかき揚げは浅草橋・左衛門橋のたもとの「立喰そば」にもあったので、これは城東エリアに特有のものなのかもしれない。玉子の単品は50円なので今回は合計390円のはずだったのだが、なぜか請求は350円だった。聞くと、「早朝サービス」だという。朝6〜10時には、各メニューが割引になるサービスがある。店頭の電光掲示板を根気よく眺めるとたぬきが320円になることは分かるのだが、それでも合計370円のはず。生卵も20円引きになったということか。よくわからん。


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★菊川駅(都営地下鉄新宿線)
「丸八そば」  実食日:2003/12



  A3出口を出て、右。駐輪場を隔てて正面に見えるので、分かりやすい店だ。立地や構えからは意外な感じもするのだが、24時間営業している。
  ここの特徴は、麺。たぶん茹で麺使用だと思うのだが、不思議と生麺並みのコシがある。そして、美味い。私の評価では、どうしても「生麺>茹で麺」になりがちなのだが、この麺なら生麺使用の店と互角にわたり合える。多種揃っている天も、自家製。これでつゆがもう少し洗練されれば(味が濃すぎる)、ランキングに入るくらいまで伸びるかもしれない。茹で麺の店のお手本になるのではないだろうか。たぬき350円。お得なセットメニュー多数あり。

※2015/4、再食。初食時の価格について「たぬき350円」しか記録を残していないのでちょっと微妙なのですが、現在、たぬきは「丸八たぬき」というメニュー名で、390円になっています。ただし、かけ300円に揚げ玉50円を追加して350円でたぬきそばを再現することもできます。今回は、かき揚げ400円を実食。麺は、生麺です。おそらく、初食時から生麺だったのではないか(初食時の判断ミス)と思います。つゆは、昆布出汁が中心ですが、カツオ系ではない魚介出汁がブレンドされていそうです。香りよりも旨味が強いタイプの出汁です。かき揚げは自家製揚げ置きで、フワフワ食感。悪くないです。朝限定の390円セットメニューがいくつかあります。ただし、「半そば+半丼」のセットなので、そばをフルで食べたい場合には不向き。
  外観的には、看板・暖簾など細部があちこち変わっています(左:旧、右:現)。側面に「24時間営業」の表示が出たままになっていますが、現在は24時間営業ではありません(6:30〜21:00)。24時間営業のゆで太郎がオープンしたことが影響したものと思われます。ちょっと残念ですね(付−1点)。


※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。相変わらず「24時間営業」の表示が出ていますが、24時間営業ではありません。営業時間はさらに短縮され、7:30〜18時(平日)になっていますのでご注意を。う〜む、この先細り具合は、先行きが心配になります(2017/3、確認)。

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「せんねんそば」  実食日:2008/7

  A2出口を出て左すぐ(10mほど)。間口が狭くて奥に長いタイプの店舗で、20名程度は収容できる。ボックステーブル席と椅子付きカウンターがある。
  味覚的には、普通に「せんねんそば」。たぬきがつゆに溶けやすいタイプなのがちょっと残念なところではあるが、総じて平均以上のレベルにはある。麺は生で、「3分ほどお待ちいただくことがあります」との貼り紙があるが、実際には茹で置きしていて30秒ほどで出てくる。開店から午前10時まで限定の「朝サービスセット」を5種用意してあり、かなりお得な設定になっている。朝食としての利用が断然オススメ。たぬき300円。


※閉店していました。跡地は、ラーメン屋の「けんゆう」です(2015/4、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2009/10

  A4出口を出て左すぐ。新大橋通りと三ツ目通りが交わる「菊川駅前」交差点の南東角という、この上ない好立地にある。2階があるメゾネット形式の店舗で、客席は2階がメイン。テーブル席、椅子付きカウンター、立ち食いカウンターと揃っていて、総勢30人くらいは収容可能。菊川駅は、駅前交差点近くに上記「せんねんそば」とこの店が相次いでオープンし、俄然競争が激しくなっている。古くからある「丸八そば」も健在だ。ただ、巧くできているなぁと思うのは、新大橋通りをX軸、三ツ目通りをY軸として街を4分割して考えたときに、既掲載の3店舗がすべて異なるエリアに入っていること。潰し合う競争ではなく、市場を広げての共存が可能かもしれない。
  この店舗は、細麺使用。個人的に「都心型ゆで太郎」と呼んでいるタイプ。食感はやや落ちるが、茹で時間が短くて済むという利点がある。つゆはかなり辛い(タイミングによるかも)。具(たぬき)は、ちょっと面白い食感。つゆを吸ってすぐに柔らかくなるのだが、ボロボロに崩れたりせず、麩のようなスポンジ食感になる。ワカメ・カマボコ入りで、たぬき330円。そば湯ポットが随所にあるので、つゆが辛いと感じた場合には少し割って飲むといい。冷水機とそば湯ポットは、1・2階両方に常備されている。また、2階にはトイレと製麺室がある。製麺室はガラス張りなので、運が良ければ製麺シーンを見学することができる。24時間営業も、嬉しいワンポイントだ。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です(2015/4、確認)。

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※住吉駅は、地下鉄7に掲載。
★西大島駅(都営地下鉄新宿線)
「五万石」  実食日:2005/3

  A3出口を出て右、信号を渡らずに右へ30秒。昼は完全に立ち食いそばだが、酒や肴メニューも豊富なので、夜になると簡易居酒屋に変身する(もちろん、夜でもそばを食べることはできる)店である。
  この店では生麺を使用しているため、注文してから出てくるまでに1〜2分を要する(生麺にしては早い方だ)。少しでも待ち時間を少なくするためだろうか、券売機前で思案していると、たちどころに「そばですか? うどんですか?」と声がかかる。食感としては、かなりコシが強い。このくらいのコシを出してくれるなら、1〜2分待つ価値があるというものだ。たぬき310円。ちなみに、生ビールは300円。安い。


※閉店していました(2009/10、確認)。

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「花丸そば」  実食日:2013/11

  A1出口を出て左へ4分、貨物線ガードをくぐった先。かつては値段が高いという理由で対象外にしていた店なのだが、今回覗いてみたら許容価格になっていた。間口が広く、奥にも長い。つまり、規模の大きな店。席数は16(椅子付きカウンターのみ)なのだが、それ以上にゆったりと広く感じる。なぜか、壁際にも椅子がズラリと並んでいるので、昼時などには席間を詰めてもっと多くの椅子が並ぶのかもしれない。駅から少々離れているということもあり、車で食べに寄る人が多いようだ。この辺りの新大橋通りには路肩がないので、決して路駐しやすい環境ではないと思うのだが、大型トラックなども平気で横付けしている。そのうち公的に指摘されそうなキナ臭さを感じる。
  この店のそばはなかなかパンチ力のあるものだった。麺は茹で麺なのだが、太めで、質感がある。生半可な生麺よりもよっぽど美味しいと思う。つゆは濃いめで、甘め。つゆだけで見れば若干くどいようにも思うが、武骨な麺にはよく合っている。たぬきも小エビ風味が濃厚で美味しい。イチャモンは、ひとつだけ。お品書きが店頭と店内にそれぞれあるのだが、記載内容が微妙に異なる。たぬきそばの場合、店頭の貼り紙には370円と表記されているが、店内の卓上メニューでは340円。そして、実際には340円。おばちゃんにこの点を指摘したのだが、「370円はきつねそばとかワカメそばの値段だから」と、馬の耳に念仏だった。早く気付いてください。ひとまず、サービスを−1点としておく。


※2015/7、再食。値上げして、たぬき360円になっていました。卓上メニューと店頭の貼り紙の齟齬も修正されています。今回は、カレーそば430円を実食しました。タマネギがほどよく溶かしこんだカレーで、味に奥行きがあってなかなか美味いです。ただ、麺との相性はイマイチ。エッジの利いた、質感のある太麺は、出汁の香りで食べた方が美味いように感じます。やわやわな丸麺の方が、カレーには合っていると思います(値−1点)。

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★大島駅(都営地下鉄新宿線)
「一福」  実食日:2004/8

  A6出口を出て左、10秒(4軒目)。あまり駅そばらしくない構えだが、暖簾とメニューが外に出ているので、安心。平日の昼時だったこともあり、なかなかの盛況だった。
  しかし、私の個人的評価はあまり高くない。というのは、値段がちょっと高い(たぬき370円)。そして、値段に見合ったモノが出てこない。特別不味いというわけではない(つゆが変に塩辛いが)のだが、370円分のインパクトはなかった。大きな丼のわりにボリュームも並みだし。それから、勘定方法も、代引の人と後払いの人がいて、システムが分かりにくい。後払いの人の方が多いようである。

※私の目に狂いがなければ、値下げしています(たぬき370→360円)。すぐ近くに「ゆで太郎」がオープンして、まったく客が入らなくなっている様子。先行きが心配です。なんとか頑張ってほしいところですが(2009/8、確認)。

※閉店していました。やはり、「ゆで太郎」に負けてしまったようです。残念です。跡地は、唐揚げ屋になっています(2012/11、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2009/8

  A6出口を出て左すぐ。上記「一福」と真っ向勝負、という立地にある。間口は狭いが奥に非常に長く(40mくらいある。「日本一細長い駅そば店舗」かも)、椅子付きカウンターと4人掛けテーブルを合わせて、合計50人くらい収容可能な大型店。メインの入口は新大橋通り沿いだが、奥側の路地(付近は閑静な住宅地)にも出入口があり、券売機や冷水機も新大橋通り側と路地側それぞれに設置されている。
  たまたまかもしれないが、麺は茹でたてだった。しかし、歯触りはモサモサしていて、さほど好印象なものではなかった。風味もあまりない。平和島の麺とは別物であるように感じる。たぬき330円(わかめ・カマボコ入り)。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。特段改装したわけではありませんが、看板が面白い具合に色褪せていたので、写真を貼っておきます(左:旧、右:現。2015/7、確認)。

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★東大島駅(都営地下鉄新宿線)
「オレンジキッチン」  実食日:2012/11

  大島口を出て、目の前の大通り(新大橋通り)を渡って西へ2分、ダイエー東大島店の1階フードコート内。ダイエーの入口脇に「そば処」の幟が立っているので、遠くからでも認知しやすい。フードコートと言っても、入店しているのはこの店とインド料理の「シディーク」のみ。時間帯が中途半端(15:00頃)だったせいもあるかもしれないが、ダイエー店内は賑わっているのに、フードコートは閑散としていた。
  味覚的には、当然ながら先日実食した志木駅の同名店とよく似ている。麺は冷凍っぽく、風味はあまりない。つゆはやや甘めで、雑味が少なく美味しい。志木で感じた薬品臭は、こちらではまったく感じなかった。天はエビ一尾。全メニューに花柄模様のカマボコが乗るのも、志木と同じ。志木と異なるのは、メニューと受渡方法。メニューは、かけ280円、天380円、ざる300円、天ざる430円の4種類のみで、志木で扱っていた「きつね」が存在しない。受渡方法は、志木ではバイブレーターを使用していたが、こちらは番号札。箸はエコ箸。


※閉店していました。フードコート自体がなくなって、跡地はインストアベーカリーになっています(2015/12、確認)。

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★船堀駅(都営地下鉄新宿線)



「船堀そば」  実食日:2003/10


  出ました! 手打ち風乱切り麺! ここの麺はすごい。「乱切りにもほどがある」と言いたくなるくらいに、麺の太さが揃っていない。細いものと太いものでは倍以上の差がありそうだ。しかし、色黒の麺には香り・コシの両方が備わっており、ヘタに綺麗な麺を出す店よりずっと美味い。ただ、つゆと具とのバランスがイマイチか。特に、具(たぬき)はインスタント。勿体ないなぁ。したがって、今のところ完成度はそれほど高くないのだが、「もしかしたらダイヤの原石かも」という期待をさせる店である。たぬき260円と安く、ネギフリーも好印象。なお、店は南口を出て左側すぐのところにある。

※北口脇に場所を移して、新装開店していました。値段が若干上がっています(写真は左:旧、右:現。たぬき260→270円。衛+1点。2009/2、確認)。

※2013/8、再食。麺が生麺になっていました。やや細めで、歯ごたえの強い「流行りの固い麺」です。個人的には、以前の乱切り麺の方が好きだったかな……。値段が上がって、現在はたぬき300円です(味−1点、値−1点)。

※改装していました(写真は右が最新)。券売機を外に出しておけなくなった、ということでしょうか。3面ある窓のうち1面をつぶして、券売機を埋め込む形になっています。値段が少々上がり、現在はたぬき320円です。変わりメニューに、けんちん500円。朝定食390円の設定あり。かき揚げ・海鮮かき揚げには、江戸川区産の小松菜を使用しているそうです。こういうご当地性、良いですね(2015/12、確認)。

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「都うどん」  実食日:2009/8

  駅を南側に出て右、船堀街道を南へ1分、右側。船堀街道を渡らなければならないのが辛いところではあるが、距離的には充分に徒歩圏内。椅子付きカウンター1本だけの、素朴な店。店名は「うどん」だが、全メニューそばにも対応している。
  この店のそばで優れていると感じたのは、つゆ。味覚的に、完全な関西風だ。最初、ちょっと塩気が薄いように感じるのだが、サービストッピングのおぼろ昆布から塩分が染み出るのか、食べ進めるうちにちょうどよく感じるようになってくる。具(たぬき)もサクサクしていて、心地よい食感。しかしながら、これらの好材料を、麺がすべて帳消しにしてしまっている。柔らかくて、まったく歯ごたえがない。ちょっと勿体ない感じだ。たぬき290円。セットメニューも設定されているが、麺類単品に比べて割高な印象。細かいことだが、セルフサービスの冷水機があるのだが、それとは別に、温かいお茶を自動的に出してくれる。私個人としては冷水の方がいいのだが、気持ちは嬉しい。

※閉店していました(2013/8、確認)。

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「竹庵」  実食日:2016/4

  北口を出て直進、信号(船堀駅交差点)を渡ってから左折して2分、右側。三方を道路に囲まれた建物で、三角地というよりも中洲、もっと言うと「孤島」と称した方がしっくりくる立地にある。三角形の建物はメゾネット形式の3階建てで、1階部分が厨房と椅子付きカウンター3席、2階部分がテーブルと椅子付きカウンター計14席。3階は客のスペースではないので未確認だが、おそらく事務所かトイレだろう。1階はかなり狭くて落ち着かないので、空いている時であっても2階を利用した方がよさそうだ。2階の椅子付きカウンターは無垢の板材(途中につなぎ目があり、一枚板ではない)で、ゆったりした造り。また、2階で食べる場合には、配膳してくれる。下げ膳も不要で、2階の片隅にある返却棚に置いておけばいい。三角形の頂点の部分が小さなエレベーターになっていて、返却された食器がある程度たまると、まとめて1階に下ろしているようだ(配膳にはエレベーターを使わない)。
  麺は、注文後に茹でる生麺。風味・食感ともまずまず。同日に実食した国際展示場「あずみ」の麺にわりと似た印象だった。つゆは、カツオがしっかりと香る。そして、カツオ由来か醤油由来か判然としないような酸味が、ほどほどにある。ただ、深みがあまりないためだろうか、中盤以降は甘さが香りを追い抜き、ちょっとダレてくる。甘さをもう少し控えた方が、私好みになりそうだ。値段は高め設定で、かけ380円。たぬきは、60円のトッピング券を買う仕組み。当サイト的にややグレーな価格帯だが、面白い店なので特例適用とした。60円のトッピングは揚げ玉のほかにも7種類あるので、食券を出すときに「揚げ玉で」と告げる。トッピングは、60円・120円・200円・500円の4とおり。500円トッピングは、そばに乗せるというよりは酒のアテというイメージ(酒類も扱っている)。変わったものとしては、「モロヘイヤとオクラのねばねば野菜」(60円)、宝永餃子天(120円)がある。実食は、かけそば+揚げ玉+宝永餃子天。揚げ玉は、当サイトでは「天かす」と称するもの(つまり、天ぷらを揚げた際に出る副産物)で、やや油強め。香りはあまりなかった。宝永餃子天はさほど大きくはなく、1個だとちょっと貧相。要するに揚げ餃子なのだが、店員さんが言うにはそばに乗せるのではなく「ポン酢+ラー油」で食べるのがオススメなのだとか。私は助言を無視してそばに乗せたが。具材たっぷりで味覚的には悪くないが、120円は少し高いか。80円くらいで提供してくれればいいなと思う。全体的に値段が少々高く、特に120円や200円のトッピングを乗せるとべらぼうな金額になってしまうので、オススメは「かけorもり+60円トッピング1品」。なお、テイクアウトにも対応しているのだが、容器代が60円かかるのでご注意を。


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★一之江駅(都営地下鉄新宿線)
「寿々久」  実食日:2005/11

  東口を出て、ロータリーを突っ切って今井街道の向かい。ファミリーマートの2軒隣にある。店の構えはあまり駅そば(立ち食いそば)らしくないのだが、看板に大きく「立喰そば」と書かれているので、安心して暖簾をくぐることができる。
  ここの麺は、小竹林の麺の歯ごたえを少々強めた感じで、なかなか美味。つゆがちょっとぬるかった点を除けば、すべての要素が平均以上でまとまっているように思う。たぬき320円(ワカメ・カマボコ入り)。そば・うどんに変わりメニューはないが、それ以外のメニューが豊富に揃っている。丼ものや定食類(500円〜)はもちろん、冷奴・煮物・サラダ(すべて100円)を単品で扱っているのは嬉しい。酒類もある。


※値上げ(たぬき320→350円)していました(値−1点。2010/4、確認)。

※改装していました(写真は左:旧、右:現)。消費増税に伴う値上げはなかったようで、たぬき350円で据え置きです。麺単の変わりメニューは特にありませんが、ご飯物がいろいろ揃っていて、この手の店としては珍しい鉄火丼630円があります。マグロ定食700円、マグロ単品430円〜。焼魚定食550円も魅力的。なお、店名の読み方は「すずひさ」ではなく「すずきゅう」です(2016/10、確認)。

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★瑞江駅(都営地下鉄新宿線)
「みずえ」  実食日:2005/7



  北口を出て右、最初の路地(サンクス向かい)を右へ10秒、右側。店舗は目立つが立地的に目立たない店である。わりと古風な構えだが、夏場にはちゃんと冷房も効いている。
  ここのそばは、麺に特徴がある。黒くて、太めで、見るからに美味そう。実際、味は悪くない。ただ、歯や舌にネットリとまとわりつくような食感にちょっと違和感を覚えた。かなり失礼な言い方だが、固めの粘土を食べているような気分だった。たぬき310円。


※暖簾が変わり、幟が立っていました(写真は左:旧、右:現)。暖簾の表記が「そばうどん」から「うどんそば」に変わっているのが興味深いです(おそらく、特に意味はないと思います)。値段が上がっています。現在、たぬき380円です。にしんそば550円があるほか、セットメニューにもつ煮丼セット600円という変わりメニューがあります(値−2点。2015/1、確認)。

※破れかけていた日除けが新調されていました(写真は右端が最新)。新しい日除けには、「立喰そば・立呑」と表示されています。以前から「居酒屋」の提灯が出ていたのでこのタイミングでちょい飲みが始まったということではないようですが、日除けに明示されたことで、「飲める店」のイメージがより強くなりました。値段等、変わっていません(付+1点。2017/2、確認)。

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★篠崎駅(都営地下鉄新宿線)
「絆」  実食日:2017/2

  西口を出て左へ2分半、国道14号線を渡らずに右折して1分半。店名の読み方は、「きずな」ではなく「ばん」。駅から徒歩圏内にあるため当サイトでも扱うが、本質的には駅よりも国道14号線に依存している店だ。国道14号線はこのすぐ先(東)で高速道路(京葉道路)に接続していることから、「高速に乗る前に軽く食べておこう」と考えて寄る人が多いようだ。ワンボックスカーや2トントラックなどが多く横付けしている。路肩があまり広くないのだろうか、大型トラックは寄っていなかった。5〜14時という営業時間に鑑みても、帰りがけ需要よりも行きがけ需要の方が多いと推察できる。訪問は平日の12:15頃。先客6・後客4。作業服・ペンキまみれのニッカボッカ・頭にタオル、そんな出で立ちの客ばかり。もちろん、全員男性。「飲食店」よりも、「飯場」と呼んだ方がふさわしい光景だ。店内は狭く、立ち食いカウンター7人分程度のみ。
  麺は、白っぽくて少しザラザラする茹で麺。「爽亭」や「吉そば」の麺に近い印象で、どこか懐かしさを覚える麺。結構好き。つゆは、ガテン系の客が多いこともあるのだろうか、少し辛めになっている。カツオ系(おそらく宗田)の出汁がベースで、余韻が長く続くのが特徴。食後すぐに仕事に戻るという感じではなく、少し昼寝をしたくなるような味覚だ。大きな丼に、つゆをたっぷり注いでくれる。たぬきは、油がよく切れている天かす。風味はあまりなかったけれど、適度な油分が加わることで全体がまろやかになり、悪くない。個人的にはもう少し塩気を控えたつゆの方が好みではあるけれど、全体的なまとまりが感じられる一杯だった。たぬき370円。ワカメとカマボコ入り。ワカメは塩蔵で、塩辛いつゆの中でさらに塩辛い。カマボコは厚切りで食べごたえあり。変わりメニューに、メガ盛り500円。10〜14時限定販売で、なんと最大10玉まで500円均一。また、かけそば回数券の扱いがある。6枚つづりで1500円。通常価格が290円だから、1食あたり40円お得という計算になる。トラックに3人乗車で寄れば2回で使い切れるわけで、これは結構需要がありそうに思う。


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