東 海 3
(愛知私鉄等)

現在、13軒掲載(うち3軒は、閉店確認済)
※名鉄一宮駅・名鉄名古屋駅・金山駅は、東海2に掲載(名鉄一宮→尾張一宮、名鉄名古屋→名古屋)。
★知立駅(名鉄名古屋本線・三河線)
「刈谷麺粉」  実食日:2006/8

  6番ホーム中程やや新安城寄り。ずいぶん間口が広い店だなと思っていたら、中が二分されており、向かって左半分が駅そば、右半分は一杯飲み屋になっている。厨房は繋がっているが、客のスペースは別。
  金山「金山庵」と新可児「新可児駅構内軽食売店」を含め、名鉄沿線の駅そばはかなりレベルが高い。この店もまた、私好みの素晴らしいそばを出してくれた。ばんじゅうに入っていたからには茹で麺だと思われるが、まるで生麺のようなコシがあり、硬質な歯ごたえが楽しめる。ちゃんとそばの香りも生きている。そば粉の含有率が平均的な駅そば店よりも高いのではないか。あるいは、他店では用いないような特別なつなぎ材料を使っているのかもしれない。とにかく歯触りがすばらしかった。店名からして製麺業者の直営であると思われるが、「餅は餅屋」ということだろうか。たぬきなし、きつね380円。変わりメニューに「知立スペシャル」(500円)というのがあるが、麺1.5玉・かきあげ・きつねという内容で、特別変わったものが入っているわけではない。
  なお、この駅には4・5ホームにも駅そばのような構えの簡易飲食店「知立庵」があるが、車窓から見た限りではラーメンとスナック類(フライドポテトなど)を扱う店のようである。


※閉店していました。4・5番ホームにあった同業者経営の店舗も同時閉店しています(2010/4、確認)。

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★東岡崎駅(名鉄名古屋本線)
「かどや」  実食日:2010/8

  改札を出て正面、名鉄観光の奥。厨房を囲む立ち食いカウンターと、壁際に沿った立ち食いカウンターがメインだが、2人掛けテーブル席もある。酒類や一品料理も扱っているため、一杯飲み屋として使う人も多い店。
  この店の麺は、生麺を注文後に茹でている。ややモサモサした食感で歯触りもこなれていない印象ではあるが。つゆは、名古屋風と言っていいのだろうか。どぎつい感じのカツオ出汁。値段は全体的に高めで、かけ370円、玉子・きつね各430円。変わりメニューに「五万石そば」がある(530円)。実食してみたのだが、トッピングはエビ天・きつね・玉子・刻み海苔・カマボコ。とりわけ変わったものが乗るわけではない。割安にはなっているが。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はかけ390円になっています。なぜか、五万石そばだけ520円に値下げされています。売れなかったのかな? 写真を見た限りでは、刻み海苔を乗せなくなった以外は同内容のようです(2014/8、確認)。

※閉店していました。看板が裏返された状態になっています。目下、現駅舎の隣に新駅舎を建てており、すでに一部供用されているようです。いずれ完全移行して、現在の駅舎は解体されることになるのでしょう。この一連の流れを受けての閉店と見るのが妥当でしょうか(2018/5、確認)。

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★藤川駅(名鉄名古屋本線)
「よって味りん」  実食日:2018/5

  駅にほぼ隣接(道路を挟んで千鳥配置のような形)している道の駅「藤川宿」内の軽食処。実はこの店、今回が初訪問ではない。2015年8月に、単行本の取材で一度訪れている。ただ、その時にはそばではなく「むらさき麦きしめん」を食べたので、HPの記事は立てなかった。それでも、何の問題もなく対象になる店なら、おそらくそばも連食して記事を立てていたことだろう。値段がだいぶ高めで、対象とするかどうかをひとまず保留にしていたという側面もある。しかし、昨今の駅そば値上げラッシュに加え、もともと中京圏の駅そばは他地域に比べてやや高めであることから、この店の値段の高さもそれほど極端に目立つものではないと判断。「むらさき麦」という、他店にはないネタもあることだし、対象に含めることにした。前回訪問時と今回とで暖簾の有無が異なるので、一応前回訪問時の写真も貼っておく(左:2015/8、右:2018/5)。自動オーダー式の食券制で、受渡・下げ膳ともセルフ。客席は、数えきれないほど多い。
  2015年に来たときには、むらさき麦を使ったメニューがうどんときしめんだけだったのだが、今回訪れてみたらそばにも対応していた。せっかくなので、むらさき麦かき揚げそば640円をオーダー。これは完全に対象外の価格帯だが、通常麺のかき揚げそば580円の設定を以て価格面をギリギリクリアするものと考える。さて、むらさき麦そばの麺は、生麺の注文後茹で。あまり太くはない平麺に仕立てている。中程度の粘着あり。残念なことに、香りがあまり感じられなかった。前回食べたむらさき麦きしめんは、小麦の全粒粉のような香ばしさを感じたのだが。蕎麦とむらさき麦で打ち消し合ってしまうのだろうか。そして、茹でムラがあり、一部は粘土みたいな食感だったことも残念。さらに、一部は麺同士がくっついて団子状になっていたことも残念。興味をそそられての実食だっただけに、残念な要素がすごく目立ってしまった。
  そもそも「むらさき麦」って何? という疑問が湧くだろうか。むらさき麦は、江戸時代からここ藤川宿周辺で盛んに栽培されていた在来種の麦で、その名のとおり穂が濃い紫色をしている。「むらさき麦」は通称で、品種としては「大公館」というらしい。戦後まで細々と栽培が続いていたもののその後栽培農家がなくなり、いっときは「幻の麦」と呼ばれていた。近年、街をあげて復活に取り組んでおり、その一環で道の駅でも食堂メニューに取り入れ、大々的にアピールしているわけだ。そばの話ではないのだけれど、つなぎとして使う小麦も大事なパーツだから、当サイト的にも大きな意味を持つと言えるだろう。
  つゆは、中京圏らしいカツオ出汁が前面に出ているもの。エグ味はなく、少し甘みを注して上品に仕上げている。かき揚げは注文後揚げだが、具材のカットが小さすぎて、つゆに浸かるとすぐにグズグズになってしまった。これまた、残念。総括すると、麺残念、つゆまぁまぁ、かき揚げ残念。各パーツがベストなパフォーマンスを発揮できれば、もっと高評価になっていたと思う。次回訪問時には、そばなら通常麺、むらさき麦ならうどんを選択してみようか。箸はエコ箸。
  GW谷間の平日の10:30頃の訪問で、先客0・後客3。後客は全員男性ひとり客。席数から考えると、中途半端な時間帯とはいえかなり閑散としている印象が否めない。現在は9時から営業しているが、そのうち11時からとかになりそうな胸騒ぎがする。


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「はるみの」  実食日:2018/5

  駅を出て、ほぼ隣接(道路を挟んで千鳥配置のような形)している道の駅「藤川宿」を左から回り込むように歩いて、国道1号線に出たところ。駅歩4分くらいか。上記「よって味りん」で食べようと思って行ったもののオープン前に着いてしまい、時間つぶしのために近所をブラブラしていたら偶然見つけた。狭いながらも駐車場のある店。国道沿いだから、車で来る人の方が多いのだろう。外観といい、座敷を完備している(他にテーブル計22席。立ち食いはおろか、横並びタイプの席もない)ところといい、配膳付き後払いというシステムといい、あまり駅そばらしさは感じさせない店。2階が店主の自宅になっているっぽいし、どちらかというと街そばの雰囲気。ただ、値段的に「よって味りん」より安いし、厨房も半分くらいオープンなので、対象に含めていいだろう。壁一面に子ども(店主の子?)が描いた絵が掲示されていて、なんともアットホームなムードだ。居心地は上々。
  麺は自家製で、完全手打ち。太さだけでなく厚さにもばらつきがある。冷凍麺の駅そばでよく見る「乱切りタイプ」ではなく、本当の乱切りだ。もちろん、生麺を注文後に茹でる。先客0だったこともあるが、調理時間がわりと短かったので、そば粉比率が高いのだろうと思う。食感はモソッとしており、コシは皆無。とても素朴。つゆは、中京圏らしい強烈なカツオ出汁。エグミが出るのもお構いなしというくらいに強く出汁を取っている。上記「よって味りん」と連食すると、違いがよく分かると思う。東京人の感覚で言うと、明らかに鰹節を煮出しすぎ。この手のエグミに慣れている名古屋っ子は抵抗なく飲めるだろうが、余所者はかなり好みが分かれると思う。つゆが味噌汁並みに濁っているから、飲む前からギョッとするかもしれない。個人的には、中京圏のつゆはこういう傾向があると分かっているから、さほど抵抗は感じなかった。ただ、鰹の香りが強すぎて、そばの香りがよく分からなくなってしまっていたのは残念。せっかくの手打ち麺なので、もうちょっと麺の香りを活かすような出汁の方がいいように思う。たぬき430円、かけ380円。うどんは、基本的に全品50円安い設定(かけのみ30円安い設定)。菜の花のお浸しとカマボコ2枚入り。実食は、そば定食650円。内容は、かけそば+ごはん+小鉢+お新香。小鉢は、ひじきの煮物と玉子焼きだった。ネギは青で、別盛り提供。変わりメニューというかちょっと気になるメニューに、そうめんとにゅうめんがある。食べていないので詳細は不明だが、一般的にはそうめんもにゅうめんも同じ麺で、それぞれもりタイプ・かけタイプの違いがある。だとすると、にゅうめん400円に対してそうめん500円という設定には納得できる。100円の差額は「冷やし割増」というわけだ。ただ、天ぷらにゅうめん600円に対して天ぷらそうめん1080円という設定がよく分からない。天ぷらそうめんには、ものすごい盛り合わせ天ぷらが付くのだろうか。店頭のメニュー表は基本的に写真付きなのだが、そうめんとにゅうめんに限って店頭メニュー表に記載がなく、店内短冊のみになっている。う〜む、気になる。
  GW谷間の平日11:00頃の訪問で、先客0・後客0。もうちょっとしたら、昼のピークが来るのかな? もうちょっと客が多いタイミングで入ってみたかった。その方が、よりアットホーム感が増すと思うので。おそらくこの店は、道の駅ができる以前からあったものだろう。後からできた道の駅に、客を奪われている可能性もあると思う。でも、道の駅に車を止めて「はるみの」まで歩いて来ることもできるわけで、駐車場のキャパが広がったという見方もできる。果たして、災い転じて福となるか。見守りたいし、また食べにも行きたい。


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※豊橋駅、名鉄蒲郡駅は、東海2に掲載。
★青山駅(名鉄河和線)
「ホテーフーヅ」  実食日:2012/9

  駅を西側(ロータリーがある方)に出て右前方にあるC−FESTAの3階フードコート内。対象外となる価格帯なのだが、店が少ないエリアなので、地方特例を適用することにする。フードコートなので、いくつかの飲食店が集合しており、座席も豊富にある。
  麺は、生だろう。芯には強い弾力があるが、外側はふわっと柔らかい。香りは、あるのかもしれないが、つゆの酸味が強かったこともあってあまりよくわからなかった。そのつゆは、いわゆる「名古屋風」と言えるもので、不味くはないのだが、連食すると独特な酸味に若干飽きがくる。値段は高く、かけ430円、月見550円など。かけにはカマボコとワカメがサービストッピングされるし、割り箸は高級な天削で1膳ずつ商品と一緒に提供される。ちょっと、余計なところにお金をかけているかなという印象がある。サービストッピングをなくして、割り箸を安価なものにして、かけ350円くらいにできればいいと思うのだが。隣に名古屋の雄・すがきやがあるだけに、今の価格帯ではなかなか勝負にならないのではないかと思えてしまう。すがきやはラーメン290円の店なので。


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※大曽根駅は、東海2に掲載
★尾張瀬戸駅(名鉄瀬戸線)
「いしがき」  実食日:2012/11

  駅を出てすぐ正面にある大型商業施設「パルティせと」の1階。そば・うどんのほかにきしめんも扱う店。間口はあまり広くないが奥に長く、テーブル席と椅子付きカウンターを合わせて25席ほどある。店名は、食券には「みのや」と印字されているのだが、店舗入口ドアにでかでかと記載されている文字列を店名と解釈した。
  出来上がったそばを見て、まず一言。量が多い! 並盛りでも、平均的な店の大盛り以上ありそうだ。肝心の味の方はというと、生麺っぽい舌触りだが、歯ごたえはあまり強くない。つゆは、名古屋周辺によくあるタイプで、カツオ出汁が強烈で、酸味が強い。これはこれで美味いと思うけれど、個人的にはもう少し酸味を抑えた方がつゆを完飲しやすい。かけ350円、天450円など。天はエビ天1尾。だいぶ衣が厚いが、エビ自体も大きい。変わりメニューというか、名古屋周辺独自の表記法として「ころ」というものがある。これは「ぶっかけ」のようなもの。漢字では「香露」と書くらしい。いわゆる「冷やし」よりもつゆが少なく、盛りつけられた状態ではつゆが見えるか見えないか、というくらいの按配。当然、すべての麺に対応しているので、「そばころ」「ころうどん」「ころきし」が存在する……べきなのだが、この店のお品書きに「ころきし」はない(頼めば作ってくれるかもしれないが)。また、「ころ」を前につけるか後ろにつけるかは特に決まっていないようで、この店ではそばは「そばころ」、うどんは「ころうどん」と不揃い。う〜む、名古屋の食文化は謎だらけだ。


※閉店していました。跡地は、「みのや」という手打ちうどん店です。そばメニューとしてはざるそば500円があるのを確認しましたが、対象とするかどうかは当面保留とします(2017/4、確認)。

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★上飯田駅(名鉄小牧線、名古屋市営地下鉄上飯田線)
「どんどん庵」  実食日:2017/7

  3番出口を出て右へ2分、イオン上飯田店の前というか脇というか。隣には大きなパチンコ店があり、イオンの買い物客とパチンコ客が主なターゲットとなる店だろうか。店舗名は、「イオン上飯田店」。駐車場のあるドライブイン型店舗を想像したくなるような、一戸建てタイプの店舗。しかし、駐車場はない。イオンの駐輪場脇なので、自転車で食べに行くのが一番便利か。客席は、テーブル席が多数。システムは、例によって讃岐うどんスタイル。入店したらまず盆を取り、麺を口頭注文(棚に出ている場合は自分で取るが、出ているのはうどんだけで、そばは出ていないことが多い)し、受け取ったらセルフで湯通し。茹で釜にはヘタクソな先客がこぼした麺が浮いているので、うまくやらないといけない。そばの中に、のびきったうどんが1本混入してしまうなんていうことがよくある。好みでセルフトッピングやサイドメニューを取り、有人レジで精算。最後にセルフでつゆを注ぎ、ネギや水などを取って自席へ。
  麺は、少しボソボソする食感。提供は早かったが、茹で麺なのかどうか定かでない。食感的には冷凍か生を連想させるものだ。自分で注ぐつゆは、赤と白がある。赤は、カツオ出汁強烈タイプ、白は比較的やさしい味。裏技として、赤白ブレンドの「ロゼ」にもできる。どちらも色は薄めで、関東か関西かの分類は難しい。白は完全に関西だが、赤は関東に分類する人もいそう。しかし、東京〜豊橋あたりのつゆとは明らさまに違う。折衷の「名古屋風」と言えなくもないが。今回は、赤を選択。たくさんあるトッピングの中から、今回は「どんどん庵」では食べたことがなかったイカ天100円を。そしてコールスローサラダ100円も付けた。イカ天は、ずいぶんと細かく訪朝が入っていたのが印象的。味としては、普通。コールスローも、特段変わったところはなく、普通。麺の値段はうどんよりそばの方が20円高く、かけうどん280円に対してかけそば300円。きしめんも300円なので、「うどんだけ割安設定」と言った方がいいか。既製の種物メニュー(カレーうどんなど。これらは麺類注文口で「カレーうどん」と注文する)やセットメニューは、値段が高い傾向。かけにセルフトッピングやサイドメニューを追加した方がいいと思う。ただし、この形式も、気をつけないと予想外の高値になることがある。単価が安いからといって品数を増やす場合には、ちゃんと計算しながら。変わりメニューに、みそうどん370円。これ、安いからいつか試そうと思っているのだけれど、初食となる店舗ではそばを注文してしまうし、まだ中京圏は再食して回る段階ではない(未食店がたくさん残っている)ので、なんとなく後回しになっている。いつかは。箸はエコ箸。
  訪問は、平日の14:00頃。平均的な店舗ではアイドルタイムだが、先客6・後客3と、まずまず入っていた。これは、イオンの軒先という立地特性だろう。イオンの買い物客は、昼下がりでも結構いるから。オフィス街とは、客足の波が全然違うと思う。


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★大門駅(愛知環状鉄道)
「どんどん庵」  実食日:2012/11

  駅を出て、目の前の道路を渡って左すぐ。駐車場のある、ドライブインタイプの店だが、駅から至近にあるため駅そば認定する。名古屋周辺ではお馴染みのチェーンで、椅子付きカウンター・テーブル席のほか、座敷も完備している。
  システムは、讃岐セルフうどんスタイル。まず最初に、麺を選択する。うどんは茹で置きがたくさん用意されているが、そばは注文が入ってから茹でるため、若干時間がかかる。トッピングやサイドメニューをセルフ形式で盆の上に載せていき、有人レジで精算。精算後に自分でつゆを注ぐという点が、いかにも讃岐風。味覚的には、麺はあまり香らず、歯ごたえが強いタイプ。冷凍麺にありがちな味覚だ。つゆは、赤・白から選択できる。赤は名古屋風のカツオ出汁強烈タイプ、白はやや優しいタイプ。個人的には、白の方が好み。ロゼ(ブレンド)も可能。トッピングやサイドメニューはたくさん用意されているが、欲張ってあれもこれも食べようとすると結構な金額になってしまうので注意が必要。オススメサイドメニューは、牛すじ味噌煮込みか。かけ(並)280円。ネギフリー。箸はエコ箸。


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※近鉄名古屋駅は、東海2に掲載(名古屋駅)。
※新豊橋駅、豊橋駅前駅は、東海2に掲載(豊橋駅)
※名古屋駅は、東海2に掲載。
★中島駅(名古屋臨海高速鉄道あおなみ線)
「どんどん庵」  実食日:2016/1

  駅を出て右、ロータリーの向かいにあるパチンコ店「ZEAL」内というか、脇っちょというか。店舗名は「東中島店」。中京地区ではおなじみの「どんどん庵」だけど、パチンコ店併設のパターンは初めてだ。そして実際、パチ客の利用が多い。店内はファミレス並みに広く、テーブル席が数えきれないほどあり、椅子付きカウンターも10席以上ある。システムは、例によって讃岐うどんスタイル。入ってすぐ左手の棚に、麺が丼に入った状態で並んでいるので、好きなものを取り、セルフで湯通し。湯通し方法について店内放送があり、「@30秒湯通し(うどんの場合)、Aよく湯を切る、B丼もお湯につけて温める」を推奨している。ただし、@とBを忠実に実践している客はほとんどいない。ちなみに、カレーうどんなどの一部特殊メニューは、口頭注文になる。以前に比べて、口頭注文メニューがだいぶ増え、セルフメニューが減っているように感じる。続いてセルフトッピングやサイドメニューを取り、レジで精算。その後で、つゆをセルフで注ぐ。つゆは、白(うすくち)・赤(こいくち)から選べる。量を調節できるので、白・赤のブレンドも可能。最後にネギなどをセルフで乗せて、完成。
  麺は、わりとそばらしいホクホクした食感。以前と変わっただろうか。そば粉の比率がアップしているように感じる。茹で麺なのか生麺茹で置きなのかも判別しづらい麺だった。つゆは、今回は赤を選択。カツオの酸味が強いタイプで辛さはほどほど。甘みはほとんどない。少し歯がキシキシするのが気になる。カツオのえぐみが少し出てしまっているようだ。トッピングには、今回はナス天(100円)を選んだ。「どんどん庵」のナス天はとても大きく、食べごたえがある。お腹が空いていたので、しぐれおにぎり(120円)も追加。おにぎりはいかにも機械で作りましたという感じ(海苔は直巻き)で、特段の感慨はなかった。天むすにすればよかったかな。麺はそば・うどん・きしめんの3択で、うどんだけ280円(ほかは300円)。口頭注文の変わりメニューに、名古屋味噌うどん370円、名古屋カレーうどん480円。ご飯ものには、どて丼500円がある。どて丼をはじめとした丼物は、麺とのセットメニューもある。少々お得な価格設定ではあるものの、ミニ丼ではなくフル丼のセットだけに値が張る。一番リーズナブルなのは、「麺+トッピング1品」だろう。箸はエコ箸。


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★伏見駅(名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線)
「どんどん庵」  実食日:2012/12

  4番出口を出て右、最初の信号(ドトールの角)を右折して30秒、左側。フロアはそれなりに広く、テーブル席・椅子付きカウンター合わせて30席以上ある。しかし、近隣はオフィス街で昼時にはめちゃくちゃ混雑し、需要に対してキャパが足りていない状態。というか、席数を限界まで増やしていて通路が狭くなっているため、昼時にははっきり言って大混乱している。入場を制限するか、2階席を設けるなどして席数を増やさないと。というか、これだけ需要があるのだから、名古屋周辺にはもっとこの手の店がたくさんあっていいのではないか、と感じる。
  システムは、讃岐うどんスタイル。入ってすぐのところに積まれている盆を持って、まずは麺を選ぶ(そば・うどん・きしめんから選択)。そして、特殊メニュー(カレーそば、肉そばなど)を除いて、客が自分で麺を湯通しする。湯通しにはそれなりに時間がかかるので、昼時にはここで大渋滞してしまう。店員がすぐそばで「ゆっくりでいいですから、出汁が薄くならないように、しっかりとお湯を切ってください」と声を張り上げている。う〜ん……。混雑時だけでも、湯通しは店員がやった方がスムーズな気がする。続いて、棚に並んでいるトッピングやサイドメニューを選び、レジで精算。最後につゆ(赤・白選択可)を注いで、ネギなどの薬味をトッピングをして完成なのだが、これを席まで運ぶのが一苦労。通路が狭く、動線が入り乱れている上、傍若無人に行動する輩が多く、わりと無遠慮にぶつかってくる。つゆを一滴もこぼさずに席まで運べたら、奇跡だ。味覚的には、もっちり食感の麺に、カツオ出汁が強めに出ているつゆ(赤を選択)。つゆをたっぷり注ぐことができることもあり、全体的にボリューミー。ただし、つゆをたくさん注げば注ぐほど、人にぶつかってこぼされるリスクが高まるということを忘れずに。かけ280円。トッピングは、ナス天80円など、多種多様で目移りするほどある。箸はエコ箸。


※うどんはかけ280円で値段据え置きですが、そばは300円に値上げされていました。おそらく、生麺化していると思われます。きしめんも300円です。店舗名は、「伏見店」です。店頭掲示メニューのみでの確認ですが、桜通大津店と同日訪問で、メニューは「ねぎとろ丼(単品・セット)」の有無(桜通大津店:あり、伏見店:なし)を除いて完全一致でした(おそらく、実際には伏見店でも扱っていると思う)。変わりメニューに、名古屋味噌うどん370円があります(2016/3、確認)。

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「路麺えんそば」  実食日:2018/4

  8番出口を出て直進4分、3つめの信号を右折して30秒、左側。地下鉄桜通線の国際センター駅もギリギリ徒歩圏内か。というか、本記事を書くにあたってグーグルマップを開いてみたら、この近くに計4店舗もヒットした(うち1店舗は閉店との情報もあり。実質移転で、現在3店舗?)。これまで、名古屋は人口に比して立ちそば店が少ない街だったが、期待の新星と考えていいのだろうか。できれば、伏見・丸の内界隈だけでなく市内広域に店舗を出していただけるとありがたいところだが。今回訪問したのは、グーグルマップでは店舗名なしになっているが、たぶん「伏見店」でいいのだろうと思う(食券印字などでの確認を怠ってしまった)。昼は立ちそば、夜は立ち飲み(そばも注文可)になる半二毛作店だ。店内はわりと広いのだが椅子はなく、立ち食いカウンター20人分くらい。
  麺は、注文後に茹でる細めの生麺。色黒で美味そうに見えるのだが、それほど香らず拍子抜け。少し粘着性があり、細いわりにやや重たい食感の麺。つゆは、名古屋らしいカツオ出汁が強めのもの。名古屋にありがちな「エグミが出るのもお構いなしに煮出しまくりました」という感じではなく、わりと上品。やや淡いと考えることもできるようなもの。悪く言うと「水っぽい」という感じなので、人によって好みが分かれるかもしれない。たぬきなし、かけ390円、かきあげ天500円など。全体的にやや高めの設定だが、それは中京圏全体に言えることなので、さほど気にならない。実食は、かけそば+舞茸天単品120円。舞茸天はブロック状のものを2つトッピング。揚げ置きで、衣厚めのふんわり食感。つゆに浸かると衣がズルッと脱げやすくなるので、やや食べ進めにくい。味は悪くなかったが。総じての印象としては、悪くはないんだけど、全体的にこだわりきれていないという印象。あと少しの工夫で大化けしそうな気配は感じるのだけれど。そば湯ポット要所要所にあり。ただ、昼前の訪問で混雑が激しく、手が届かなかったので諦めた。箸はエコ箸。
  平日11:30頃の訪問で、先客3・後客11。ほぼ全員、男性スーツリーマン。ランチ需要はかなりある様子で、だからこそ短期間でどんどん店舗を増やしているのだろう。


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※金山駅、千種駅、大曽根駅は、東海2に掲載。
★ナゴヤドーム前矢田駅(名古屋市営地下鉄名城線、ゆとりーとライン)
「いなせ庵」  実食日:2016/3

  ゆとりーとラインの2番出口とペデストリアンデッキで直結しているイオンモールナゴヤドーム前の2階フードコート内。地下鉄の場合は、1番出口を出ればすんなりとペデストリアンデッキに接続できる。本来は駅とナゴヤドームを結ぶペデストリアンデッキなのだが、途中で分岐してイオンモールにも直結している。なかなか便利な街づくりがされている。とても規模の大きいフードコートで、よりにもよって「すがきや」と「はなまるうどん」に挟まれているというバチバチな立地。名古屋では「すがきや」が強いのでねぇ、客が流れなければいいのだが。有人レジで先払い→バイブレーターで呼び出しのシステム。
  内原駅(茨城県)と亀有駅(東京と)で実食済みの「いなせ庵」。今回は当然、両駅との比較がメイン観点になる。結論から言うと、価格がちょっと違っていた。麺単および単品トッピングは同じ扱いで値段も統一されているが、ご飯ものの値段が違う。亀有がちょっと安く、内原とこの店舗が少し高い設定になっている(内原=ナゴヤドーム前矢田)。そして、肝心の味なのだが、見た目には違いが感じられないのだけれど、食べてみた印象としてはとても同じ麺だとは思えなかった。オペレーションの誤差なのかな、ナゴヤドーム前矢田ではツルツル食感でそばの香りがあまり感じられず、冷凍麺のような印象を受けたのだ。ちょっと解せない。つゆは、おそらく同じ。甘みがあってわりと濃いのだが、切れ味もあって雑味がなく、飽きのこない味。出汁をもう少し強くとれば、かなり私好みの味になりそうだ。価格表示は外税方式(以下の記載はすべて税抜き価格)で、かけ・もり360円。トッピングはすべて単品扱いで、野菜かき揚げ120円、キス天100円、半熟玉子70円など。コスパがよさそうなのは、もり+単品大根おろし(=410円)か。
  今回は、ミニサーモン丼セット660円を実食。ミニサーモン丼は、サーモンの刺身4切れ。刻み海苔と青ネギが散らしてある。おかしいな、店頭掲示メニューではサーモンが8切れ乗っているんだけど(掲示写真はフル丼+ミニそばのバージョンか? ちなみに同額)。これだったら、亀有で実食したまぐろちらし丼セットの方がよかったか。飲み水はほうじ茶(温)で、商品と一緒に提供。このほかに、フードコート内に冷水器がある。箸はエコ箸で、商品と一緒に提供。
  内原や亀有ではとても美味しかった印象のある「いなせ庵」なのだけれど、今回はちょっとモヤモヤ。大阪にもう1店舗あるので、近いうちに比較のために訪れてみることにしよう。なお、千葉県成田市にも1店舗あるが、こちらは駅からだいぶ遠いので当サイトでは対象外となる。あしからず。


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★久屋大通駅(名古屋市営地下鉄名城線・桜通線)
「どんどん庵」  実食日:2010/10

  1番出口を出て右(名古屋駅方面)へ1分。たいへん規模の大きな店で、4人掛けテーブル席を中心に、全部で50席以上はある。オフィス街だから、昼時にはこれが全部埋まるのだろうか。
  すでに各務原市役所前駅(東海4)で一度紹介しているチェーン店だが、一応システムから説明しておく必要があるだろう。入店したら、まずは麺を選択する。棚に、丼に入った状態で並んでいるので、好きなものを取る。次に、麺を湯通しする。手網に放り込み、熱湯に潜らせ、チャッチャと湯切りをして丼に戻す。次に、トッピングやおにぎり、小皿料理などを選択。すべて、棚に並んでいるものを取る。レジで精算して、その後でつゆを注ぐ。つゆは白・赤の2種類が用意されている。最後に、好みでネギを散らして完成。要するに、讃岐のセルフうどんのシステムなのだが、チェーン店でここまで讃岐流を再現するのは珍しいだろう。さすがにネギを刻むところまではいかないものの、麺の湯通しやつゆ注ぎをセルフにしているあたりは、四国以外では珍しい。生麺だったら茹で加減の好みがあるだろうからこのシステムも良いと思うのだが、茹で麺ではあまり客側にメリットがないような気もするが。なお、ネギは好みで量を調節できるようになっているが、「価格高騰につきおたま1杯まで」との注意書きがあった。
  味覚的には、大きな特徴はない。今回は白つゆを試してみたのだが、これは関西風ということではない。赤つゆの薄いバージョンと考えていい。すなわち、赤も白も、鰹出汁。個人的には、赤の方が好み。あるいは、ロゼ(ブレンド)という手もある。実際、ブレンドしている人もいるようだ。値段は、かけ280円。トッピングは、ちくわ天90円、かき揚げ120円など多数。


※うどんはかけ280円で値段据え置きですが、そばは300円に値上げされていました。おそらく、生麺化していると思われます。きしめんも300円です。店舗名は、「桜通大津店」です。店頭掲示メニューのみでの確認ですが、伏見店と同日訪問で、メニューは「ねぎとろ丼(単品・セット)」の有無(桜通大津店:あり、伏見店:なし)を除いて完全一致でした(おそらく、実際には伏見店でも扱っていると思う)。変わりメニューに、名古屋味噌うどん370円があります(2016/3、確認)。

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