大阪・その他
(地下鉄等)

現在、21軒掲載(うち3軒は、閉店確認済)
★東三国駅(大阪メトロ御堂筋線)
「ひょうたん屋」  実食日:2019/8

  5号出口を出てすぐの角地にある店。角の部分が面取りされた形状のビルなので、間口がとても広く見える。さぞかし店内も広々なのだろう……と思って入ってみると、厨房と対峙する立ち食いカウンターのみだった。キャパは、10人くらい。角が面取りされた物件は、外から見たときの印象よりも、実際に入ってみたときの印象の方が狭く感じることがよくある。面取りをすればそのぶんだけフロア面積が減るのだから、当然のことなのだけれど。券売機は建物の外、面取りされた部分の壁面の、向かって右端にある。
  麺は、色黒で少しザラザラする舌触りの茹で麺。東京ではごく普通に見る感じの麺なのだけれど、関西でこのタイプの麺はあまり見ないような気がする。茹で麺ならもっと白いものが多いし、この色合いなら冷凍麺が多い。わりとつゆがよく乗り、丼の中で一体感が出るので、個人的には好きなタイプの麺だ。つゆは、関西にしてはわりと色が濃い。とはいえ、関東風というわけではなく、やっぱりカエシの概念がなさそうな関西スタイルの範囲内。出汁は、カツオと昆布を半々に感じる。わりと酸味もある。麺もつゆも、関西スタイルであることは確かなのだけれど、少しだけ東の血が混ざっているような印象だ。かけ330円、月見390円、かき揚げ480円など。大阪にしては、やや高めの設定。丼ものやセットメニューもいろいろあるが、かき揚げ丼730円を筆頭に、やっぱりお高い。実食は、きざみそば430円。刻み揚げは、ふわふわジューシータイプ。見た目には中心部にしっかりとした豆腐の層があるのだが、食べてみると豆腐の質感を感じない。極論を言うと、「赤いきつね」のきつねに近い。スポンジを連想させる食感なのだ。つゆをよく吸うので、出汁の香りが加わって、美味しい。こういうの、好き。ただし、アツアツのつゆをたくさん内包することになるので、口内やけどには注意を。ネギ増しは有料(100円。これまた高い!)。テイクアウト容器も有料(30円)。箸はエコ箸。
  平日10:45頃の訪問で、先客0・後客0。アイドルタイムだからあまり参考にならないけれど、そもそも駅周辺を歩く人自体が少ない街。客数は、さほど多くはなさそうだ。薄利多売は難しいからこそ、こういう価格帯に落ち着くのだろう。もうちょっと賑やかな街にあればなぁと思う一方で、このレベルの駅にも立ちそばがあってくれたことが嬉しかった。値段はさておき、末永く続いてほしいと思う。


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※新大阪駅は、大阪・その他JRに掲載。
★西中島南方駅(大阪メトロ御堂筋線)
「都そば」  実食日:2010/3

  1番出口を出て右前(道路渡る)。関西を代表する大手チェーンの「都」。旧型店と新型店がある中、この店舗はハデハデ外観の旧型店。立ち食いカウンターとテーブル席がある。
  基本的にはチェーン全体で同じ味を提供しようとしていると思うのだが、この店はどうもつゆがおかしかった。各店舗独自に調製しているのだろうか、それとも煮詰まり具合の問題なのか、なんだか酸っぱかった。出汁不足で醤油が多くて、その上やや酸化している? というイメージ。あと、ちくわ天もおかしかった。衣がニチャニチャしていて、ホットケーキのような味がした。もしかして、半生? いつものことではないのかもしれないが、あくまでも評価はこの一杯に対して行うため、味は最低点とさせていただいた。かけ220円、具一品系は290円主体。ちくわ天そばには、乾ききった紅白カマボコが1枚乗った。このサービストッピングは、他の「都」では見たことがないような気がする。


※閉店していました。跡地は「APPLE」という喫茶店になっています(2014/11、確認)。

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「道楽うどん」  実食日:2014/11

  1号出口を出て左、道路を渡ってそのまま線路と垂直方向に進み30秒、右側角地。関西では決して珍しくない、街なかの立ち食い専門半露出店。暖簾の目隠しがあるほか、建物の中の方にも立ち食いカウンターが伸びているので、人目が気になる方は奥へ。店舗名は「本店」で、すぐ近くに「5号店」があった(未食)ことから、チェーン店であることが分かる。検索すると「6号店」も上位に出てくるが、現時点では店舗数・展開エリアなどは把握できていない。
  麺は、生か茹でか微妙な感じ。調理シーンを見ると茹で麺っぽいのだが、食感は茹で麺とは思えないほど硬質で、コシがある。「生麺の茹で置き(若干茹でアンダー)」が一番しっくりくる印象なのだが、目視にて確認できず。つゆは、麺に気をとられていたこともあって(また、実食が香りの強い「かすそば」だったこともあって)あまり強く印象に残っていないが、ひとつの方向に突出しないバランス派だ。値段は、大阪にしては若干高めで、かけ300円、天400円、かす450円など。実食したかすそばは、かなり臭気の強い上級者向けの一品。食後に、10分くらいは口の中に獣臭さが残る。変わりメニューに、つけかす(かすそばをつけそばスタイルで食べる)550円。また、スペシャル800円があるが、これはおそらく全部乗せ的なものだろう。全品テイクアウトに対応している(20円増し)。関西のこの手の店にしては珍しく、エコ箸を導入していたのが意外だった。


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※淀屋橋駅(御堂筋線)は、大阪・私鉄2に掲載。
★本町駅(大阪メトロ御堂筋線・中央線・四つ橋線)
「麺乃庄つるまる」  実食日:2018/6

  24番出口を出て右すぐ。店舗名は「西本町店」。通常店舗と比べて、ちょっと爽やかな印象の外観。サマーリゾートみたいなムードを醸し出している。ただ、店内はうって変わって古風なフロアレイアウト。客席は立ち食い席が主体で、ざっと数えたところ35人分くらいある大型店舗だ。プラス、奥に椅子付きカウンターが23席、テーブル席が2人×2。この辺りはとにかくオフィス街なので、サラリーマン需要が圧倒的に多いのだろう。フロアが広いのにテーブル席が少ないということは、観光客やファミリーの利用が極めて少ない店舗なのだろうと推察できる。例によって、入店したらトレーを取って麺を注文し、受け取ったらセルフトッピングやサイドメニューを取り、まとめて有人レジで精算という讃岐うどん型のシステム。価格が税別表示(以下の記載は税別価格)なので、そこだけ注意を。
  麺は、冷凍と思われる。そばの香りはわりとあるが、艶のない、低いトーンの香り。つゆは、雑味の少ないスッキリ爽やか淡麗系。少し甘みを注しているように感じるのが、関西ではやや特異か。かけ210円、きざみ270円など。実食は、きざみそば+紅生姜天(130円)。刻み揚げは、ギュッと締まっていてやや歯ごたえのあるタイプ。つゆで煮たりせず、かけそばを作った後で小分けされたタッパーからガバッとあける。だから、イマイチつゆに馴染まない印象。これ、つゆで少し煮るだけでもっと美味しくできると思うのだが……。紅生姜天は、細切りのかき揚げではなく、スライスの串揚げ。生姜の刺激的な香りと、酢漬けの酸味が、かなり容赦ない。そばに乗せると、あっという間につゆ全体が赤く染まる。つゆ本来の風味が大きく変わってしまうので、乗せる前に味見をするなど適宜工夫を。天かすフリーのサービスあり。
  平日13:00頃の訪問で、先客・後客とも10人以上。やっぱりサラリーマンが多いが、意外と皆さん立ち食い席を使わない。奥の椅子付きカウンターから埋まっていく印象だ。立ち食い席が稼働するのは、12〜13時の間くらいだろうか。あるいは、むしろ夜に立ち飲み感覚で利用する人が多いのかも。鶴呑みセット500円の設定がある(15時以降に注文可)ことだし。これは生ビールとおつまみ1品のセットなのだが、つまみの選択肢がなかなか豪華。通常価格400円の中華そばを選択すれば、生ビールが実質的に100円という計算になる。サラリーマンが多いなか、女性のひとり客も散見され、皆さんつゆを全部飲み干している。東京ではあまり見ない光景であるように思う。


※表示価格は、消費10%増税前と変わっていません。現在も、かけ210円、月見・きざみ270円です。ただし、この店は外税方式なので、実際の支払額は増税ぶんだけ上がっています(2020/2、確認)。

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★動物園前駅(大阪メトロ御堂筋線・堺筋線)
「あぶらや」  実食日:2018/7

  1号出口を出てすぐの路地を左に入り、JRガードを潜った先の「ジャンジャン横丁」を通り抜けて突き当りT字の右前。駅出口から歩いて3分くらいか。新今宮駅(阪堺の新今宮駅前駅を含む)も徒歩圏内だが、南海の改札からだとだいぶ遠い。ゴチャゴチャしているイメージが強い新世界の一角なのだが、店前の路地がわりと広く、開けていて健全ムードが漂う場所にある。間仕切りはなく(ビニールカーテンがあるが、訪問時には開放されていた)、路地に露出した店。間口は広いが奥行きがなく、厨房と向き合う椅子付きカウンター一本だけ(9席)の店。厨房の奥の方に客席らしきスペースが見えたのだけれど、どう行けばそこにたどり着けるのか分からず。そもそもこの店の客席なのかどうかすら確認できなかった。
  麺は、冷凍だろうか。質感があって歯ごたえは悪くないが、そばの香りはほとんど感じなかった。つゆは、わりと平坦な感じ。癖の強いかすうどんが中心(そばもあるし、油かすを乗せないメニューもある)の店だから、あまり出汁で勝負という感じではないのだろうか。かけ150円、月見200円、きつね210円と激安。ただ、油かすが入ると値段が跳ね上がり、かす450円、月見かす500円、きつねかす510円などとなる。う〜む、油かすの単品価格がかけそばの2倍ですか。法外だなと思いながらも、かすそば(カマボコ入り)を実食。油かすはかなり細かくカットされており、外側はカリカリ。中には脂が結構たっぷり残っていて、脂をとった後のいわゆる「油かす」ではなく、かすうどん用にわざわざ作ったような感じだった。脂が多いわりに、獣臭はそんなに強くない。見た目ほどには癖がなく、むしろちょっと拍子抜けして期待外れ、という印象だった。かすうどん(そば)は、もっと強烈な臭みがあっていいと、個人的には思う。全体的に、観光地仕様の店なのかなと感じた。
  平日16:00頃の訪問で、先客4・後客0。全員がかすうどんを食べていたわけではなく、ノーマルな安いうどんを食べている人もいた。私も、次回訪問することがあるならば、そこそこの味でも値段込みなら満足できそうな月見そばあたりにしようかな、と思う。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。かけは150円で据え置きですが、種物は上がっています。現在、月見220円、きつね230円、かす460円、月見かす520円、きつねかす530円です(値−2点。2019/11、確認)。

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「松屋」  実食日:2019/3

  1号出口を出てすぐの路地を左に入り、JRガードを潜った先の「ジャンジャン横丁」の奥の端っこ左側。ひとことで言うなら、ジャンジャン横丁の中でいちばん通天閣に近い場所。上記「あぶらや」とは、徒歩20秒くらいの位置関係。厨房をL字型に囲む立ち食いカウンターだけの小型店で、キャパは6人程度。赤い日除けには「さぬき松屋」と記載されているが、関西エリアの各地にある「松屋」と同系とみて間違いないし、暖簾や置き看板には「松屋」のみの記載なので、店名は「松屋」と考えることにする。口頭注文、代引き制。
  麺は、クラシカル系の茹で麺。これといった特徴はないが、安定感はピカイチ。つゆは、やや辛め。昆布の旨みが利いた出汁で、しっかり満足できるタイプだ。値段は安い。かけ160円、天240円。天とは別に「かき揚げ」もあり、天と同額の240円。この価格設定は珍しい気がする。実食は、天そば。天は甘エビサイズのエビに衣の十二単を着せたものだった。ドンベ的な乾いたものではなく、しっとり、ふんわり。柔らかい尻尾も含め、全部食べられる。なるほど、天とかき揚げが同額になっているのは、他店でよくある「天=ドンベ、かき揚げ=具だくさん」のパターンではなく、「天=エビ天、かき揚げ=野菜かき揚げ」のパターンだからだ。天がエビ天を指すことが多い南大阪ならではの現象と言えるだろう。そしてもうひとつ特徴的だったのは、薬味の青ネギのほかに、もみ海苔が少々トッピングされたこと。これは「松屋」の他店舗では見たことがない仕様だ。「松屋」は一応チェーン店の体をなしているはずだが、オペレーションが店舗ごとに少々異なるようだ。メニューや値段も店舗ごとに異なっているので、まぁ納得はできる。そばに焼き海苔をトッピングするとつゆの風味が劇的に変わってしまうので、個人的にこれはあまりありがたくはない(特に当該店舗での初食の場合)。ただ、今回は微量だし、天の上に乗せていてつゆに直には浸かっていなかったので、つゆ本来の風味も確認できた。これなら、まぁよし。そのほかで特記すべきことといえば、関西の駅そばでよく見られるカタカナ系の組み合わせメニューがいろいろ設定されていた。スタミナ(実質天玉)290円のほか、上スタミナ(上エビ天+生卵)310円、デラックス(天玉+昆布)340円、スペシャル(上エビ天+生卵+肉)460円がある。ここでいう「上エビ天」というのがよく分からない。というのも、「上エビ天そば」というメニューが、少なくとも一覧形式のお品書きの中にはないのだ。知りたければ試せ、ということになる。ただ、スタミナと上スタミナの差額がたった20円だから、あまり過度な期待は禁物だと思う。
  土曜8:00頃の訪問で、先客3・後客1。全員男性ひとり客。隣に入った後客が注文したわかめそば210円には、もみ海苔が入っていなかった。メニューによって、入れる・入れないを分けている模様。いろいろ考察材料があって、味云々以前に楽しい店だ。一度公式に取材してみたいな。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ170円、天・かき揚げ250円、スタミナ300円、上スタミナ320円、デラックス350円、スペシャル470円です(値−1点。2019/11、確認)。

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「ごはんどき」  実食日:2019/8

  5号出口を出てすぐ目の前にあるパチンコ店「マルハン新世界店」内。パチンコ店といっても、2階が「MEGAドンキホーテ」になっている複合的な建物なので、どちらかというとショッピングモールの雰囲気。麺・丼・定食の「ごはんどき」とラーメンの「でんがら」、そして洋食の「デリシャスグリル」と3つのブースに分かれたフードコート形式の飲食エリアは、パチンコ店内を通らずに建物エントランスから直接出入りできる(パチンコホール側にも出入口あり)造りになっているので、あまり「パチそば」の感じはなく、ショッピングセンター内のフードコートのようなイメージだ。席数は50以上あり、席だけ利用者もほとんどいないので、ゆとりがある。券売機は3店舗共通で、自動オーダーシステム。食券を買ったら、券を持ったまま席で待機していれば番号で呼ばれる。下げ膳はセルフ。
  麺は、おそらく冷凍。ツルツル系の舌触りで、エッジなし。香りもあまりない。摩擦がないせいかあまりつゆが乗らず、一体感が出ないタイプだ。つゆは、カツオ系の香りを感じない薄口醤油仕立て。完全な関西スタイルだ。インスタント感丸出しの平たさはなく、まずまず悪くない。直近で食べた店舗とは、明らかに味が違う。全国に店舗があるチェーンだけど、エリアごとに味を変えているのだろうか。あるいは、最近食べた店舗では「そば助」とのコラボをやっていたりしていた(新世界店ではそのような掲示等はなかった)から、経時変化かもしれないが。正直、まだ実態が掴みきれていない。かけ430円、きつね460円、かき揚げ530円など。地方だと「ちょっと高めかな」くらいの価格帯だが、大阪だとかなり高く感じる設定だ。実食は、きつねそば。きつねは長方形1枚で、わりと大きい。味付けはやさしい。歯がキシキシするような刺激もなく、食べやすかった。ネギは青。唐辛子は、受渡口近くにのみ一味と七味がある。箸はエコ箸。
  平日20:30頃の訪問。フードコートスタイルなので「ごはんどき」の先・後客数は正確に数えられなかったが、フードコート全体で先・後客とも10人前後くらい。ちょっと意外に感じたのは、半分くらいが女性だったこと。パチそばだと男性客の方が多い傾向なので、やはりこの店はパチそばというよりはショッピングセンターのフードコート的な役割を担っているのだろう。ただねぇ、コストパフォーマンスに鑑みると、ジャンジャン横丁周辺の「松屋」や「あぶらや」の方が圧倒している。わざわざこの店に食べに行くという考えは、なかなか湧かないだろう。今後再食する機会があるとすれば、私はパチンコをやらないので、たまたまドンキで買い物をしたくなかったときくらいだろうか。あるいは、「ごはんどき」のつゆの店舗ごとの違いを追究したくなった時にも、また入るかもしれない。


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★堺筋本町駅(大阪メトロ中央線・堺筋線)
「都そば」  実食日:2017/3

  1号出口を出て正面すぐ。路地入口の角地で、とてもよく目立つ店。店舗名は「本町店」。以前にここを通りかかった時には「都由」だったと思う(手元の未食リストには「都由」で入っていた)のだが、知らない間に「都そば」に変わっていた。まぁ、「都由」も「都そば」も内容はたいして変わらないから、特筆すべき変化ではないのかもしれないが。店内はわりと広く、厨房を囲むL字型立ち食いカウンター7人分くらいのほか、テーブル席が4人×3+2人×1。結構ゆったり食べられる店舗だ。
  麺は、袋入りの茹で麺。ずいぶんと時間をかけて湯通しして、湯切りはチャチャ程度と甘め。だからだろうか、イマイチ麺とつゆが馴染んでいないように感じた。そのつゆは、「都そば」スタンダード。昆布中心の出汁ながら酸味系の風味もある。特段深いという感じではないけれど、まぁそれなり。一時期の「都そば」にあった謎の刺激臭は、ない。麺の湯切りをしっかりいていれば、もっと美味しいものになっていたのではないかと悔やまれる。かけ240円、具一品系は320円〜。実食は、天320円。天は、オキアミ様の小エビが散りばめられたドンベ。なんともジャンクな品なのだけれど、茹で麺の駅そばには結構よくマッチする。これはこれで美味しいと思う。えび天+卵+きつねの「都スペシャル」540円のほかに、きつね+えび天+ちくわ天の「あげスペシャル」530円あり。都スペシャルにも「あげ」は入るので、「あげスペシャル」を名乗るのならきつね2枚とかの方がいいのではないか、と感じる。箸は、基本的に割箸。ただし、テーブル席にはエコ箸も用意されていた。
  平日9:30頃の訪問で、先客3・後客2。全員サラリーマン風の男性。フロアの広さに鑑みると、やや寂しい入り具合だった。アイドルタイムだからということもあろう。近隣はオフィス街なので、昼時にはテーブルも立ち食いカウンターも全部埋まるのだろう。そうあってほしい。


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「かわ」  実食日:2019/8

  駅の西口側に直結している船場センタービル4号館の地下2階。中央線の改札と堺筋線の改札の間で、乗り換え通路ような状態になっているエリアにある。だから、まぁ駅ナカと考えて差し支えないだろう。とても広い間口に出入口が2か所あり、向かって右から入るとすぐ脇に券売機。客席は、弧を描いて厨房を囲む椅子付きカウンターと、壁際の椅子付きカウンター。合わせて25席くらいだろうか。テーブルがない店としては、かなり席数が多い方だ。それでいて、昭和の面影を残した古臭さまで備えているところが、ある意味魅力的。
  麺は、やや太めで、エッジのない丸茹で麺。関西エリアでは、昔はこういう麺によく出合っていたのだが、最近はめっきり。だから、そばの香りはあまりないのに、なんだか懐かしくて好感が持てた。つゆは、ほとんど色がついておらず、濁りもない。ほぼ透明で、醤油の香ばしさもあまり立っていない。出汁もさほど香る感じでも深い感じでもなく、ひとことで言えばモヤリ系。あまり旨味のないトッピングを乗せると、物足りない一杯になりそうな気がする。その点、私はハイカラ(関東のたぬきに相当)月見330円を注文して、先乗せ卵の白身がつゆ全体に拡散して旨味を補っていたため、まずまず美味しくいただけた。たぬきは、揚げ置きの天かす。キツネ色がわりと濃く、香ばしさが強めだった。他メニューは、かけ240円、ハイカラ260円、天420円、スタミナ620円など。天はエビ+大葉+海苔とのこと。スタミナは、エビ天+卵のほかに肉(おそらく牛肉)も乗る。ご飯ものは、おにぎり90円のみ。作り置きを皿に乗せてラップをかけた状態で、カウンター上にたくさん並んでいる。好きなものを自分で選んで取る方式になっている。このおにぎりがカウンター上を埋め尽くしているせいで、そばの受け渡しを若干やりにくくなっているのが玉に瑕。
  平日8:30頃の訪問で、先客3・後客1。この時間帯には多くの通勤者が店前を通るのだが、入る人は少ない。8時半だと、もう朝のピークは過ぎていたということか。なお、淡路駅近くに同名店があるが、関連性は調べていない。なにぶん淡路での実食が古いので、食べてみての印象比較もままならなかった。


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★長堀橋駅(大阪メトロ長堀鶴見緑地線・堺筋線)
「浪花麺乃庄つるまる」  実食日:2016/1

  4号出口を出て左へ20秒。店舗名は「長堀店」。これとは別に、1番出口を出て後方にも店舗があるのだが、こちらは「麺乃庄つるまる饂飩」と、看板の表記が違っている。特に大きな意味はない(フランチャイズオーナーの違い?)のだろうけれど、個人的には少し引っかかる相違点だ。店内はわりと広く、椅子付きカウンターが23席あり、それでもなおゆとりのあるフロアになっている。システムは、例によって讃岐うどんスタイル。トレーを持って、麺を注文して、セルフトッピングを取って、麺を受け取ってレジで精算。
  麺は、冷凍だろうか。断面が長方形をした麺で、歯ごたえが強い。冷凍にしてはそばの香りがまずまずあるので、もしかしたら生麺茹で置きなのかもしれない。つゆは、端麗系で雑味のないすっきりタイプ。出汁は、おそらくカツオ+昆布で、昆布の方が少し強く出ている。とても美味しいのだけれど、歯ごたえの強い麺との相性がやや微妙。個人的には、茹で麺に合わせたいつゆだ。うどん向きか。東京の店舗で食べるとカツオの方が強く出ているように感じるのだが、レシピを変えているのだろうか。かけ210円、具一品系は270円〜。天かすはレジ脇にあり、フリー。表面がふわっと、中がサクサクしているという、面白い食感の天かすだった。実食は、きざみそば(270円)。刻み揚げは、やや硬く、キュッと締まったタイプ。刻み揚げ自体の食べごたえはあるのだけれど、麺やつゆとの一体感がもうひとつ。好みの話ではあるけれど、私はふわっとやわらかいタイプの刻み揚げの方が、そばへのトッピングに向いていると思う。
  実食は平日の朝9時ごろ。先客0で、広い店内でひとりぽつねんと食べていたら、後から黒ギャル2人組が入ってきた。うどんを乗せたトレーを持って、どこで食べるのかと思っていたら、着席したのは私の真向かい。「いーっぱい空席があるのに、なんでよりにもよって、そこ?」と、ツッコみたくなる。真正面でペチャクチャ話しながら食べられたら、こっちは居づらいって。これは「大阪あるある」なんだけど、東京の人間としては抵抗を禁じ得ない部分だ。人がいるところに行きたがるのね。寂しがり屋さんが多い街なのかな。


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★千林大宮駅(大阪メトロ谷町線)
「えびすうどん」  実食日:2011/11

  1番出口を出て左(千林駅方面)へ3分、左側。千林駅からでも徒歩圏内(5分程度)。千林店という店舗名がついていることからチェーン店であると考えられるが、ここと京橋(未食)以外に店舗があるのかどうか不明。椅子付きカウンターとテーブル席があり、計20人ほど収容可。
  麺は、舌触りがザラザラしていて硬質なイメージなのだが、意外にも抵抗なくあっさりと噛み切れてしまう、軽い食感。つゆは薄味ながら美味しい。関西ではもっともポピュラーなタイプのつゆだ。かけ230円、月見290円など。ご飯ものやセットメニューが豊富で、お得感もある。卵かけごはん190円、玉子丼290円など、廉価ものも揃っているのが嬉しい。当月末まで有効の30円引き券配布あり。


※閉店していました。跡地は、「RAINBOW」というジュエリーショップになっているようです(2017/2、確認)。

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★都島駅(大阪メトロ谷町線)
「こっぺ」  実食日:2017/2

  4号出口を出て左、左。交番の隣のビル1階。大きな交差点の近くなので、行けばすぐに見つかるだろう。間口が狭く奥に長い造りで、客席は厨房と向き合う椅子付きカウンター1列、11席。ものすごくノスタルジックというわけではないのだけれど、ほどよく昭和の面影が残っている店だ。
  麺は、食感的には冷凍麺を思わせる部分があるのだけれど、オペレーション的には茹で麺。ブニブニした弾力と、少々饐えたような臭いがある。これらは冷凍麺によくある特徴なので、もしかしたら事前解凍なのかもしれない。つゆは、カツオ・昆布の合わせ出汁と思われる。塩加減はちょうど良い。少々濁りがみられたが、特に雑味は感じなかった。あまり好みのタイプではない麺とはうって変わって、つゆは私好みの味。かけ230円、きつね・きざみ300円、天310円など。実食は、きざみそば(カマボコ入り)。刻み揚げは厚みがあってフワッとしているタイプで、つゆをたくさん含んでジューシー。これも私好みのものだ。ネギは青で、斜めカット。
  変わりメニューというか関西らしいメニューに、うめ290円・梅おぼろ370円がある。大阪では「スタミナ」と表記されることが多い天ぷら+卵のメニューは、「天ぷら玉子」という表記(370円)。丼ものや定食類もいろいろある(一部を除いて10:30〜15:00のみの扱い)。関西でよく見かける木の葉丼360円や他人丼470円あたりは、一度試してみたいところだ。ミニそば・うどん(130円。麺単の量が少なめなので、どの程度のボリューム感になるのか気になる)や各種ミニ丼(190円〜)もあるので、お手軽なセットメニューを組むこともできる。たとえば、かけそば+ミニ木の葉丼なら450円と安値。天ぷらそば+ミニ玉子丼でもワンコインの500円だ。5種類あったおにぎり(90円)も魅力的。鰹節を全面にまぶした、おはぎのように見えるおにぎりなどもある。
  8:30頃の訪問で、先客0・後客0。だいぶご高齢の夫婦と思しき男女で切り盛りしていて、ほのぼのした雰囲気。これも良い。今後も、いろいろな局面で利用してみたい店だ。


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★東梅田駅(大阪メトロ谷町線)
「なにわ家」  実食日:2016/3

  7番出口を出て左へ1分、御堂筋沿い。「お初天神」の近く。JR大阪駅・北新地駅、各線梅田駅、地下鉄西梅田駅も徒歩圏内。すごく分かりやすい場所にあるのに、この辺りは地下を通ることが多かったためにこれまで私の目に留まらなかった。すぐ近くに「都そば 新曽根崎店」があり、ライバル関係になっていそうだ。間仕切りがビニールカーテンになっているあたりが大阪らしい。食券制で、客席は椅子付きカウンター7席ほど+券売機を挟むような形で3席増設されている。高看板や暖簾には「めん処」、置き看板には「うどん」と表示。「そば」の表記は見当たらないが、実際には大半のメニューがそばにも対応している。
  麺種は不明。ややぬめりがあったので生麺かなと感じたが、風味的には茹で麺。「うどんは北海道産小麦使用」との表示が出ていたが、そばに関してはこの手の表示は見当たらなかった。つゆは、カツオ系の出汁がよく香る。壁に「三種の削り節使用」との貼り紙あり。酸味はさほどなく、まろやかで飲みやすい。三種のうち2種までは、宗田&本鰹(たぶん花かつおではなく厚削り)ではないかと想像(未確認です)したのだが、あと一種は見当つかず。塩気があまり強くない。出汁の香りが際立って良いともいえるが、個人的にはもう少し塩気を利かせた方がいいかなと感じた。かけ300円、きざみ380円、天380円など。実食は、天。天ぷらは、ペラペラで異様に固いドンベ。具材は、バナメイエビくらいのサイズのエビが2尾。ある程度つゆに浸してから食べないと、クリティカルヒットした時に歯が欠けそうで怖い。ドンベにしては油が強め。
  変わりメニューがいろいろある。けいらん(そば・うどん)470円は、あんかけ+玉子とじ+生姜。ほかにも、チーズカレー(そば・うどん)570円、トマトな(そば・うどん)540円などがある。細かいことだが、「トマトな」の「な」はないといけないのだろうか。また、メニュー表記で大阪らしいのが、スタミナ460円、鳥なんば470円、ヘレかつ丼630円といったところ。大阪以外の人でもだいたい想像できると思うが、「スタミナ」は東京で言うところの「天玉」、「鳥なんば」は「鳥南蛮」、「ヘレかつ丼」は「ひれかつ丼」である。


※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、きざみ410円、天410円、けいらん520円、チーズカレー650円、スタミナ490円、鳥なんば520円です。メニューごとに、値上げ幅に結構な差があります(2019/11、確認)。

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※天満橋駅は、大阪・私鉄2に掲載。
★南森町駅(大阪メトロ谷町線・堺筋線)
「麺乃庄つるまる饂飩」  実食日:2017/12

  1号出口を出て右へ1分。店舗名は「南森町2丁目店」。すぐ近くに「南森町店」があるのだが、こちらは大阪天満宮駅が最寄りになる。ややこしいね。例によって讃岐うどんスタイルのシステムで、店内に入ってベースの麺を注文→麺を受け取り、セルフトッピングやサイドメニューなどをチョイス→有人レジで精算→お好みでフリーの天かすなどを加える。値段は外税方式なので、表示価格に消費税分が上乗せされる(以下の記載は、すべて税別価格)ことをお忘れなく。客席はテーブル席のみになっている。これまでに訪問した中では、立ち食い席もカウンタータイプの椅子席もない「つるまる」は、初めてではないだろうか。周囲はオフィス街だから、立ち食い席も椅子付きカウンターも、需要があるのではないかと思うのだが。そのあたりは、「南森町店」との使い分けということになるのだろうか(「南森町店」は、立ち食いカウンターの方がメインになっている)。
  麺は、冷凍か生かの判別が難しい、「つるまる」スタンダードのもの。他店舗と比べてなのか以前と比べてなのか、少し太くなったような気がするのだが、気のせいだろうか。そばの香りはそこそこある。つゆは、酸味のないまろやか系で、すっきりしていて透明感がある味わい。美味しいし、唐辛子との相性もよい。かけ210円、きざみ270円、きつね300円。実食は、きざみそば+ちくわ天110円。刻み揚げは、ちょっと歯ごたえの強いもの。「つるまる」に特有のものなのだが、個人的にはもう少しふっくらしていてジューシーなものの方が好み。ちくわ天は、細くて長い、東京ではあまり見ないタイプ。やや固く、決して上品ではないが、味は悪くない。箸は割り箸。
  平日19:30頃の訪問で、先客4・後客0。いつの間にか一部店舗で始まっていたちょい飲み「鶴呑み」の対応店舗なのだが、酒を飲んでいる人は見当たらず。ちなみに「鶴呑み」は15時からで、生ビール+選べるつまみ(牛すじ串カツ3本・関東煮3種盛り・中華そばなど)で500円というセットがある。なかなかお得な設定だと思う。ちなみに、関東煮とは、おでんのこと。「関東」の名が付されているが、平均的な東京おでんと比べるとだいぶつゆ色が濃く、というかどす黒く、「静岡おでん」を連想させるルックス。そばつゆの色が薄い大阪で、これが受け入れられているのだろうか? あまり好まれそうなイメージが湧かないのだが。


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★駒川中野駅(大阪メトロ谷町線)
「だいきち」  実食日:2008/8

  駅を出て右、地下道を抜けて左に横断歩道を渡り、アーケードの商店街に入って30秒左側。改札から歩いて3分ほどのところにある。一見すると立ちそば店が2軒並んでいるように見えるのだが、中で繋がっている同一店である。配膳つき、代金後払い制(伝票→レジ精算)の店だが、値段と早さで十分駅そばのカテゴリーに入れていい店だ。
  この店の麺は、不思議な食感が持ち味。見た目には角がきっちりと立った角麺なのだが、食べてみると角をまったく感じない。押し出し製麺の丸麺のような食感がする。たっぷりなみなみと注がれたつゆはスッキリ系。ちょっと熱すぎるのが難点か。値段はかけ260円、きざみ330円、きつね370円など。そば・うどんの他ラーメンや定食類なども手がけていて、店先ではたこ焼きの販売もやっている。いろいろな使い方ができそうな店だ。

※改装して、店が半分化されていました(写真は左:旧、右:現)。角に面したところは他店舗になり、奥側だけになっています。入店していないので中がどうなっているのかは未確認。値上げして、現在はかけ280円、きざみ360円、きつね400円になっています。ご飯ものの変わり種に、天ぷらカレー610円、かすカレー610円、うなぎ丼800円があります。ウナギの開き方を、ぜひ見てみたいです(値−1点。2017/2、確認)。

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★喜連瓜破駅(大阪メトロ谷町線)
「瓜破うどんや」  実食日:2010/10

  2番出口を出て左へ2分、阪神高速高架下の瓜破交差点南西角。椅子付きカウンターのみの座席配置だが、厨房との間に衝立があって相互に見えにくいようになっているので、落ち着けると言えば落ち着ける。個人的には、厨房内を覗き見にくい(あるいは、店員さんと会話をしにくい)座席配置なので、むしろちょっと残念な印象ではあるが。
  麺、つゆとも、これといった特徴のないタイプ。注文するメニューによっては、やや物足りなく感じるかもしれない。しかし、メニューに「あぶらかす」が入っているのが個人的にツボった。通常うどんにトッピングして「かすうどん」と称するのだが、私はそばで。「かす」とは、ホルモンをカリカリになるまで揚げたもの。ホルモンから油を取った残りカスだから「かす」と呼ばれるらしい。これがトッピングされることによって全体がかなり獣臭くなるので、ダメな人は徹底的にダメかもしれないが、好きな人はハマる。食感的には、外側はカリカリ、中は油でふんにゃり。語弊を承知で言えば、刻み揚げのような食感。値段は430円(カマボコ2枚入り)で、他のメニュー(かけ220円、きつね290円など)に比べて割高ではあるが、あまり立ちそば系の店には出回らないメニューなので、個人的にはむしろ安く感じる。サービスとしては、天かすがフリーであるほか、飲み水が麦茶になっている点も見逃せない。


※閉店していました。跡地は、携帯ショップになっています(2015/12、確認)。

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★玉川駅(大阪メトロ千日前線)
「野田名物 立喰そば」  実食日:2013/3

  4番出口を出て左(福島方面)すぐ、ガード下。JRの野田駅からでも徒歩圏内(駅を南側に出て左へ1分)だし、JRガード下なので、イメージとしては完全に「野田」なのだが、一番近い駅出口は地下鉄の玉川駅になる。基本的には歩道に露出した店で、ビニールカーテンで全体を覆うことで目隠しにしている。このビニールカーテンがなんともコアな雰囲気を演出している。よそ者にとっては、ちょっと入りづらいと感じる店なのではないだろうか。客席は椅子付きカウンターのみで、席数は7ほど。
  麺は、ブニブニと柔らかく、水ぶくれしたような食感の茹で麺。つゆは、あっさりしている。昆布の白出汁と薄口醤油だけで作っている感じ。余計な味がせず、個人的には好き。かけ250円。具一品系は320円のメニューが多い。変わりメニューに、梅若400円がある。確認していないが、おそらく梅干し+ワカメだろう。また、組み合わせの変わりメニューがいろいろあり、「スペシャルいきいき」「スタミナモリモリ」「笑門まんぷく」など、ネーミングが面白い。一点だけ注意事項を。この店は歩道に突き出たような造りになっていて、この歩道は歩行者がたいへん多いので、店から出るときには通行人にぶつからないよう充分注意を。


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★西梅田駅(大阪メトロ四つ橋線)
「都由」  実食日:2013/10

  南改札を出て、ドージマ地下センターを中之島方面へ3分、左側。ドージマ地下センターのC84出口付近。ホームの位置としてはJR東西線の北新地駅の方が近いのだが、改札からの距離が近い西梅田駅として掲載させていただく。また、京阪中之島線の渡辺橋駅も徒歩圏内に入っている。4人掛けテーブルが3つと、椅子付きカウンターが7〜8席。
  店名こそ異なるが、どうやらこの店は「都そば」と同系列であると思われる。味・メニュー・価格、すべてが都Stdになっている。オリジナルメニューの「都スペシャル」さえ健在。店名に「都」の字が入っている時点でそれっぽいし、店の造りもよく似ているので、実は食べ始める前から「都系列かな」とは思っていた。かけ220円。具一品系は290円のメニューが中心。天ぷら+卵は、スタミナと表記。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在は具一品系330円〜になっています(値−2点)。天ぷらは自家製との表示登場。「都そば」との違いは、ますますもって不明瞭に。本町店と同様に、そのうち店名の方が変わるかもしれませんね(2018/10、確認)。

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★肥後橋駅(大阪メトロ四つ橋線)
「麺乃庄つるまる」  実食日:2011/3

  2番出口を出て左へ10秒。このチェーン特有の讃岐うどん型セルフシステムを採用する店。つまり、店に入るとすぐにトッピングがたくさん並んだカウンターがあり、自分で好きな物をとってレジへ。レジでベースメニュー(かけそば、きざみうどんなど)を注文し、併せて精算。客席は立ち食いカウンターのみ。
  麺は、冷凍っぽい食感・風味。つゆはあっさりしていて、関西にしては鰹出汁が強めに利いている印象。値段は安く、かけ200円、きざみ250円など。天かすフリーは嬉しいサービス。細かい点に言及すると、麺を湯通ししている傍ら、丼を湯に浸して温めていたのが印象的だった。


※値上げしていました。現在、かけ210円、きざみ270円です(値−1点)。これは消費10%増税に伴う値上げではなく、それ以前の値上げと思われます。消費10%増税に伴う値上げはなかったと思われますが、現在は税別価格での表示になっているため、実際の支払額は増税ぶんだけ上がっています(2020/2、確認)。

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★四ツ橋駅(大阪メトロ四つ橋線)
「麺乃庄つるまる饂飩」  実食日:2011/3

  3番出口を出て左へ30秒。大阪の中心部で近年勢力を伸ばしてきているチェーン。どういうわけか、店名表記が「つるまる」だけの店舗と「麺之庄つるまる」の店舗があり、さらにここ四つ橋で初めて「浪花」の冠語がつく店舗を発見した。メニューや値段等に違いがあるわけではなさそうなので、区別の仕方がイマイチ分からない(たぶん区別する意図はない)。システムは讃岐うどん流。テーブル席と椅子付きカウンターがたくさんあり、30人ほど収容可能。にもかかわらず、実食時(9:00頃)にはほぼ満席だった。
  朝に訪れる客の大半は、「朝定食」を注文する。これは、かけ+ミニ鶏めしのセット。これが、なんと300円で食べられる(7:30〜11時)。ちなみに、ミニ鶏めしの単品価格は120円なので、朝以外の時間帯でもかけ200円と合わせて320円で食べられる。この安さが人気の秘密なのだろう。そばの方は、麺は冷凍で、歯ごたえがモッチリしていて○。つゆは関西にしては鰹出汁が強め。各種天は自家製店揚げ。天かすと鰹節はレジ前に置いてありフリー。種物メニューは月見・きざみ250円などで安い部類だが、個人的にはミニ鶏めしと合わせるのが一番満足度が高いと思う。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はかけ210円、月見・きざみ270円になっています。なお、看板に記載の文字列が変わっているため、店名変更と考えることにします(「浪花麺乃庄つるまる」→「麺乃庄つるまる饂飩」。値−1点。2016/8、確認)。

※表示価格は、消費10%増税前と変わっていません。現在も、かけ210円、月見・きざみ270円です。ただし、この店は外税方式なので、実際の支払額は増税ぶんだけ上がっています(2020/2、確認)。

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★玉出駅(大阪メトロ四つ橋線)
「さくら」  実食日:2017/12

  5号出口を出て左へ4分、2つめの信号を左折してすぐ右側。距離的には1号出口の方が近いのだが、国道26号線を渡らないで済むぶん5号出口からの方が行きやすい。店名は看板等に表記がなく、店内にたくさん出ている貼り紙のうち1枚だけに記載されていた。狭い間口の間仕切りは、ビニールカーテンの端に木枠を取り付けたもの。乱暴に扱うと壊れそうで怖い。客席は、厨房と対峙する椅子付きカウンターのみで、7席。
  ちゃんと確認できなかったが、おそらく麺は茹で麺。タッパーから取り出した瞬間が見えたのだけれど、わりと板状にまとまっていた。個包装の茹で麺をあらかじめ開封してタッパーに入れてあった、という感じ。赤紫色で、わりとそばの香りがある。つゆは、淡麗系。典型的な関西スタイルのもの。それほど深みがあるわけではないのだが、すっきりしていて塩加減もほどよい。唐辛子との相性がとても良いつゆだと思う。値段は全体的に安く、かけ210円、わかめ270円、かき揚げ340円など。かき揚げはちょっと高め設定になっているから、ドンベではなく具だくさんの自家製なのだろうと推察。変わりメニューに、ホルモン450円。実食は、割安に感じたきざみそば270円。刻み揚げはフワフワジューシー系で、とても美味しい。欲を言えばもう少しカットが大きい方がベストだと感じたが、かなり好みの部類であることは間違いない。そば・うどん以外のメニューとしては、鶏唐揚げや焼きそば・焼きうどんなどがあり、これらはテイクアウトが中心(テイクアウト専用窓口がある)になっている。ホルモンそばの扱いがあるのは、焼きそば用の具材としてホルモンを用意しているためだろうか。そば・うどんも、30円増しでテイクアウトが可能。鶏唐揚げは、そば・うどんへの単品トッピングもできる(2個100円)。
  訪問は平日の10:30頃で、先客1・後客0。アイドルタイムだから、こんなものだろうか。7席しかなく、しかも全部椅子席だから、ピークタイムもそれほど回転しないのではないかと思うのだけれど、テイクアウトが加わることでそれなりに客をさばけるようになる。フロア面積の狭い店が客数を伸ばすには、こういう手もあるね。


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