四 国
(徳島・香川・愛媛・高知)

現在、23軒掲載(うち4軒は、閉店確認済)
★徳島駅(JR高徳線・徳島線・牟岐線)
「かけはし」  実食日:2008/10

  1&2番ホーム(階段下)。壁に沿った椅子付きカウンターでゆっくり食べられる店で、四国では珍しくそばとうどんを同額で出す。
  麺は、冷凍っぽい食感・味。つゆはかなり甘かったが、これはおそらく肉そばをチョイスしたためだろう(肉汁やタレが滲み出る)。1枚乗るカマボコに模様(風景?)が練り込まれているのが面白い。かけ300円、きつね350円、肉450円など。じゃこ天(400円)は、注文後に揚げるというこだわりの一品。天系は、かき揚げ400円と天ぷら450円がある。おそらく、かき揚げはインスタント、天ぷらは自家製なのだろう。

※閉店していました。階段下に造りつけの建物は、そのまま放置されています(2012/12、確認)。

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「麺家れもん」  実食日:2012/12

  改札を入って右手、2番ホームにある。2011年12月にオープンした新店。地域の社会福祉法人が知的障害者の就労支援の一環として運営する、ちょっと異色な店。かつて同じホームに上記「かけはし」があったが、跡地ではない。椅子付きカウンターのみで、席数は8。ただ、8人入ってしまったら身動きが取れなくなるであろうと思えるくらい、フロアは狭い。半券もぎりタイプの食券制で、実際にもぎって受け渡しが行われる。
  この店のそばは、伝統的にこの地域で食されている「祖谷そば」を忠実に再現したもの。麺は太く短く、箸で持ち上げただけでプツプツと切れてしまう。若干食べにくさを感じる部分もあるが、この素朴さが「祖谷そば」らしくて、個人的には○。阿波池田「ちゃみせ」のように平打ちではなく、断面が正円に近い麺なので、よりモッサリ感が強い。香りも豊かだ。つゆは、かなりの薄味。飲む分には美味しいが、麺の香りに若干負けている印象がある。祖谷(かけに相当)350円(刻み揚げ・カマボコ入り)。これとは別に、粗挽き昔そば(400円)というものがある。詳細未確認だが、麺が違うと思われる。全体的にそばよりもうどんの方が安いのは、四国ではお約束。かけうどんは200円と安い。メニューはそれほど多くないのだが、変わり種が目立つ。ねぎあんかけ、五目あんかけ、梅おろし、和風ラーメンなど。一方で、月見などのオーソドックスなメニューがだいぶ端折られている。薬味には、七味・一味のほか、柚子こしょうとネギ油を完備。ネギ油は和風ラーメン用だろうか。


※2014/8、再食。味覚的には大きな変化はありません。値段が上がり、メニュー名もいろいろ変わっていました。かつての祖谷そばは「祖谷仕立て蕎麦」と名を変えて、380円になっています。メニュー名変更の背景には、登録商標の問題などいろいろ大人の事情があるようです。粗挽き昔そばは「特撰十割そば」になり、530円。かけうどんは250円です。和風らーめん300円と梅おろし480円は健在ですが、ねぎあんかけ・五目あんかけは終了しています。祖谷仕立てには徳島県三好産の玄そばを100%使用して二八で打ち、特撰十割には徳島県祖谷産の玄そばを100%使用しています。改札内の店なので、乗車券か入場券がないと食べることができません(改札で頼んでも入れてもらえないそうです)が、毎週月・水・金曜(祝日を除く)の11:30〜13:00に、ケータリングカー「麺家れもん号」による駅前販売があります。そば400円と少々割高設定ですが、話題性抜群なので一度試してみたいものです(付+2点)。

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★阿波池田駅(JR土讃線・徳島線)
「ちゃみせ」  実食日:2005/8

  駅を出て左すぐ。駅に隣接している。配膳つき&後精算&有人レジ(レシートも出る)&高めの店なので、「駅そば」のカテゴリーに入れられるかどうか微妙なところだが、四国は頭数が少ないので、含めることにする。
  四国というとうどんが前面に出る。そばよりもうどんの方が値段を安く設定している店も多い。ここも例に漏れずなのだが、100円の差があるというのは前代未聞。かけに相当する「祖谷そば」は400円、かけうどんは300円。具が入るとさらに高くなり、きつねそば450円、天は550円である。
  味覚的には、ポソポソしていて、箸で持っただけで切れてしまう幅広麺に特徴がある。あまりいい意味での「特徴」ではないが。それから、花の模様が入った綺麗なカマボコが乗るのも特徴か。
  どうでもいいことかもしれないが、私の後ろの席で、私を乗せてきた列車の運転手がうどんを啜っていたのが妙に印象的だった。定食や飲み物も豊富に揃えており、駅そばと言うよりは駅前定食屋といった風情である。土産物も売っている。

※2009/12、再食。値上げ(祖谷400→430円、きつね450→480円、天550→580円)していました。うどんも、全品30円ずつ上がっています。単品メニューが高いだけに、祖谷そば定食680円にお得感がありました。カマボコは、普通の赤板になっていました。今回は昼時だったこともあってかなり賑わっていましたが、やっぱり制服姿の駅員さんの姿がありました。

※改装というか、貼り紙や置物類が増え、賑やかな印象になりました(写真は左:旧、右:現)。一時期店頭に等身大の人形が置かれていたことから、多くの人に「人形の店」と呼ばれ親しまれていましたが、その人形は撤去されています。ちょっと残念。各メニューとも、値上げしています。現在、祖谷470円、きつね540円、天650円です。うどんも、かけ370円に上がっています。祖谷そば定食は、760円。これとは別に、「祖谷そば+ちりめんごはん+お新香」の祖谷そばセット680円があります(2014/8、確認)。

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★高松駅(JR予讃線・高徳線)
「さぬき麺業本店」  実食日:2001/3

  うどん専門店なので、厳密には「駅そば」ではないのだが、讃岐うどんはことのほかお気に入りなので、これも駅そばカテゴリーに入れることにする。高松駅から徒歩3分の兵庫街商店街(アーケード)には、3軒のセルフうどん店がある。そのうち、もっとも駅から近いのがここ。驚くべきはとにかく値段、かけうどんはなんと150円である。味ももちろん最高。高松市街に多いセルフ店の中では衛生面も良好な方なので、誰でも気軽に入れそうだ。うどん以外にも肉じゃが(120円)やお浸し(80円)などの一品料理が豊富なので、バランスを考えた食事も可能。一品料理をうどんにトッピングする手もある。

※閉店(「はなまるうどん」化)していました(2008/10、確認)。

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「こんぴらや」  実食日:2001/3

  これまたうどん専門のセルフ店。上記の「讃岐麺業本店」から50mと離れていない場所にある。ここの麺はとにかくコシが強くて、はっきり言ってサルでもその違いが分かる。照明も明るくて入りやすい店だが、人員が足りないのか、テーブルはつゆで汚れていたりしてあまり綺麗ではない。しかし、厨房で職人がうどんを打つ姿をライヴで見られるのは素晴らしい。観光客向けの店ではないが、観光を兼ねて食事ができる。ここで食べれば、「高松に来た」という実感が湧くこと間違いなし。ここもかけうどんは150円。高松名物のしょうゆうどん(冷たい麺に大根おろしを乗せ、特製しょうゆをかけて食べる)は220円。

※前回訪問から10年以上経っているので当然と言えば当然ですが、値上げしていました。げんざい、かけは小180円・中240円・大280円、しょうゆうどんは小250円・大350円です。変わりメニューとしては、釜明太うどん410円、明太子マヨネーズうどん小320円・大420円があります。暖簾が片方外れれた(写真は左:旧、右:現)のは、入口専用・出口専用になった、ということでしょうか(値−1点。2014/8、確認)。

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「さぬき一番」  実食日:2001/3

  「こんぴらや」の斜め向かいにあるうどん専門店。こちらはセルフではなく配膳つきなので、ますます「駅そば」から離れてしまうのだが、値段を考えれば「駅そば」に入れても問題ないだろう。ここは、上記の2店と比べるとやや高く、かけうどん170円(それでもメチャ安)。170円で配膳までやって採算が合うのか心配になってしまう。しかも、かけうどんには削り節が山盛り入っている。ここの麺は、上記の2店に比べるとややコシが弱く、麺の外側から芯までがほぼ同じ固さになっている。やはり厨房では頑固そうな職人が黙々とうどんを打っており、観光気分もたっぷりと味わえる。厨房から客席までの距離が近いので、ややをもすればうどん粉が飛んでくるのではないかと冷や冷やするくらいだ。この店でかけうどん1杯食べて出てくるのはちょっと気の毒だな。もう少しお金を置いてきてあげないと。


※閉店していました(2008/10、確認)。

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「連絡船うどん」  実食日:2008/10

  改札内外両側から利用できる。内側は改札入って右、頭端式ホームの付け根。外側は駅を一度出て左、左(ミスタードーナツの脇を入っていく)。内外両側とも立ち食いカウンターのみ。キャパは内側の方が大きい。うどん専門店だが、四国はそばを扱う店が少ないこともあり、例外的に対象とする。
  麺は、讃岐特有の太麺で、やや透明がかった乳白色。コシが非常に強く、美味しい。つゆはほとんど透明と言っていいほど色が薄い。塩加減がちょうどよく、気持ちよく飲み干せる。かけ320円、きつね370円など。四国名物のじゃこ天うどんもあり、470円。じゃこ天は本場宇和地方のものに劣らないジューシーさで、美味。

※改装ということではありませんが、暖簾が外され、店頭に屋台形式のテーブルが出されていました(写真は左:旧、右:現)。メニューや価格が変わっています。じゃこ天うどんが終了していました。これはショック! どういうわけか、かけの値段は下がっています。現在、280円。ただし、種物は上がっていて、きつね・月見・鳴門わかめは390円です(2014/8、確認)。

※2016/3、再食。値段等、変わっていません。じゃこ天は、既製メニューには入っていませんが、「天ぷら各種150円」の中に入っていました。ホッと胸をなでおろしました。単品天ぷらの中には、観音寺ちくわの天ぷらも入っています。こちらも、興味が湧きます。
  今回は、肉ぶっかけ(並)520円をいただきました。肉は牛肉で、薄めの味付け。大根おろしとおろし生姜が一緒にトッピングされます。味覚的には、鉄板ですね。不味いわけがない組み合わせです。これといった大きな特徴がある味わいではありませんでしたが、安心感のある一杯です。ちなみに、麺は店内で茹でています(見込み茹で)。さすが高松、駅うどんでも茹で麺は使わないんですね。なお、今回はボリューム的に並量あると感じたので、「ボ+1点」としています。


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「めりけんや」  実食日:2009/12

  駅を出て右、道路向かい。こう書くとすごく近そうだが、駅の外一帯は広場になっているので、1分くらいかかる。そばは扱わないうどん専門店。店内は広く、座席も豊富。物産展示のコーナーもあり、観光客の利用を意識している様子が窺える。店のシステムは、讃岐流。入ってすぐのカウンターでベースメニューを注文し、受け取る。受渡口の脇にネギや天かすなどが置いてあるので、セルフサービスで。次いで左へずれて、トッピングや一品ものなど好きな商品を取り、うどんに乗せるもよし、小皿に取るもよし。レジで精算して、好きな席で食べる。
  味覚的には、うどんの麺がかなり固く、歯の弱い人には向かないと思われる。個人的にはこの歯ごたえは嫌いではないが。かけ(小)190円、肉(小)360円など。小のほかに中と大があるが、小でちょうど1玉分くらいありそうなので、値段・ボリュームの評価は小を対象とする。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はかけ(小)210円、肉(小)430円になっています。全体的に、種物の値上げ幅が大きいです(値−1点。2016/3、確認)。

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★坂出駅(JR予讃線・瀬戸大橋線)
「どん」  実食日:2016/3

  北口を出て、タクシープールの向かいにあるイオン坂出店の1階フードコート内。うどんのみの扱いで、そばはない。時間的な問題もあったのかもしれないが、閑散としていて寂しいフードコート。時折、高校生がやって来ては何も食べずに席だけ利用している。フードコート店舗でも、システムは讃岐うどんスタイル。麺口頭注文→フリーのネギ・天かす→セルフトッピング→セルフおでん→セルフおにぎり等→レジ精算という流れ。閑散時だったからかもしれないが、麺の茹でからレジ打ちまで、全部おじさん(店主?)がひとりで対応していた。ちょっと変わっているなと思ったのは、厨房に向かって右→左という流れになっていること。多くの店では左→右だ。これは珍しいのではないかと思う。一瞬、「左利き用の店?」と思ってしまった。厨房の造り的に、こうするしかなかったのだろうか。
  夕方(16:45頃)の訪問とあって麺が玉切れ寸前だったようで、「あまり状態のよくない麺しか残っていない」との条件付きで注文を受けてもらった。かけ(小)250円にセルフおでんを2品(牛すじ130円と玉子コンニャク100円)を追加。私の計算では480円になるのだが、なぜか会計は330円。加えて、ちくわ天(通常100円)を1本サービスしてくれた。それだけ、残念な麺があてがわれてしまったということだろう。これだけサービスをしてもなお店主は平謝りだった。いったいどれだけ不味い麺なのだろうかと、ちょっと怖くなった。しかし、食べてみるとそこまで悪くはなかった。少し扁平形をした麺(おそらく手打ち)はあまりコシがなく、短く切れている麺も見られた。確かに、ベストな状態にはほど遠いのだろう。でも、出血サービスをして、なおかつ平身低頭謝罪するほどではなかったのではないかと思う。ちくわ天サービスだけでよかったのではないかと思うところだが、これが職人魂というやつか。讃岐うどんに携わる職人の誇りを感じた瞬間だった。つゆは、端麗なイリコ出汁。こちらは問題なく美味しかった。おでんは、すべて串に刺さった状態になっており、特製の味噌をつけて食べる。関東ではなかなかお目にかかれない牛すじが美味いね。今回もそれなりに満足できたのだけれど、店主の対応を見て、次回はベストな状態の麺を出せるタイミングで食べに訪れてみたいと感じた。


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★本山駅(JR予讃線)
「駅のうどんや」  実食日:2009/9

  無人駅の駅舎内にある店。結構有名なのだろうか、店内には有名人のサイン色紙などが飾られている。訪問時には先客ゼロだったが座席数が多く、30人くらい収容可能。グループ客の需要が多そうな座席配置だ。うどん専門店でそばは扱っていないのだが、四国特例を適用して掲載対象とする。
  この店のシステムは、麺類メニューはオーダー制(配膳付き)、サブメニューはセルフ形式になっている。サブメニューは、種類はさほど多くないが、結構お買い得な掘り出し物がある。たとえば、天ぷら盛り合わせ(カボチャ・オクラ・ナス・春菊)が90円とか。変に麺類メニューで凝ったものを注文するよりも、かけうどんにセルフおかずを追加した方が遙かに満足度が高くなる。なにしろかけうどんは200円なので、天ぷら盛り合わせを追加してうどんに乗せると、豪華な各種天うどんが290円で食べられてしまうのだ。一般的な既製メニューは、月見280円、きつね330円など。変わりメニューに、巣ごもり玉子うどん280円。もはやメニュー名からは内容がまったく想像できない。ちなみに、麺は完全手打ちで、厨房内に手打ち台がある。揚げ玉フリーのサービスあり。

※2015/10、再食。といってもうどんではなく、ばらずし220円とおにぎり160円のテイクアウト実食です。閉店間際だったし、ちょいと先を急いでいたので、車を走らせながら食べられるものをテイクアウトしました。どちらも、パック詰めしてくれます。売れ残り品ですから、味はそれなりというか、少し饐えていました。うどんは、かけは200円で据え置きですが、きつねは350円に上がっていました。巣ごもり玉子は280円で据え置きです。ざっと見た感じ、上がったのはきつねだけですね。お得な感じがするのは、ぶっかけ大根おろし280円でしょうか。外観的には、暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。

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★箕浦駅(JR予讃線)
「西端手打 上戸」  実食日:2016/3

  駅を出て左すぐ。駅舎(といっても、無人の貨車駅)に隣接している。車窓からバッチリ見える店であり、長らく未食リストに入っていた。ようやく回収。この辺りは列車の本数が少なく、途中下車すると後が大変になる。おまけに営業時間が短い(15時まで)ので、なんとなく後回しになっていたのだ。箕浦駅は、すぐ前が国道11号線になっている。そして、駅前にはわりと広い路側帯が設けられている(本来、駅への送迎用だろう)こともあり、車で食べに寄る人が多い。専用駐車場もあるのだけれど、トラックなどは駐車場に入れないので、路側帯に横付けしている車の方が多い。ちょうど昼時(12:00頃)の訪問だったこともあり、店頭に行列ができるほどの賑わいだった(写真では行列がないが、これは行列がはけてから撮ったもの。次の列車までだいぶ時間があったので、行列がはけるのを待つ余裕があった。12:30を過ぎると、波が落ち着くようだ)。客席は椅子付きカウンターのみで、20席ほど。ちなみに、店名に冠されている「西端」とは、香川県の西端という意味。箕浦駅から西へ進むと、ほどなく愛媛県に入る。
  システムは、典型的な讃岐うどんスタイル。入ってすぐの有人窓口で麺を口頭注文し、受け取ってからセルフで湯通し。セルフでつゆを注ぎ、ネギ・天かすなどをセルフで乗せ、セルフトッピングを取る。最後に、有人レジで支払い。お好みでおろし生姜などを加えるのだが、生姜をおろすのもセルフ。各席におろしがねと生の生姜がコロンと置いてある。店に入ってからレジに至るまでのスペースがとても狭いので、ちょっと難易度が高い上級者向けの店か。モタモタすると後ろがつかえてしまう(追い越しができない)ので。麺の注文に1〜2秒のタイムラグが生じるだけで、店員や後続客からのプレッシャーを感じる。ある程度讃岐うどんのシステムに慣れて、流れに乗れるようになってから行くか、不慣れであれば昼時を外して行った方がいいかもしれない。ただし、麺が売り切れ次第閉店となるので、午後に行く場合には注意を。
  麺は、太さが揃っていない手打ち麺。「乱切り」と呼べるほどのばらつきがある。ややザラザラした舌ざわりで、コシが強い。「上品」という感じではなく、野武士のように荒々しく、とても重厚感のある麺だ。つゆはイリコ出汁が強く出ていて、少しクセを感じる。麺のイメージに合った、これまた野武士のようなつゆ。八栗口「とんぼ」と連食したのだが、同じ讃岐うどんでも店によってこれほど違うものなのかと、ちょっと驚いた。かけ小(1玉)200円、中(2玉)300円、大(3玉)380円。そばの扱いはない。トッピングは、天ぷら100円、きつね110円、温泉たまご60円など。白天120円という謎のトッピングもある。今回は、きつねを選択。ひと噛みで自家製だとわかる、やさしい味付け。子供時分に好きだったきつねも、最近は「味が強すぎる」と感じることが多くてあまり食べないメニューになっているのだが、これだったら毎日でも食べられる。「とんぼ」のきつねほどではないが、厚みがあるタイプでジューシー。とても美味しい。
  麺からトッピングから、さらには従業員のキャラに至るまで、とにかく野武士系の店。レジ係はおばちゃんだからさほど違和感がなかったけれど、麺の受渡担当は、(おそらくバイトの)ジャージ姿の女子高生。幼い顔をして、チャキチャキと手際よく注文をさばく。その合間に、たびたび常連客から下ネタトークの振りが入るのだけれど、笑顔で軽く受け流している。オジサン顔負けの受け答えに、私は圧倒されっぱなしだった。これも、人気の秘訣かもしれない。15時までの店だから、平日はいないだろうけど(訪問時は春休み期間)。なお、日曜は店休日。スーパーJKに会いに行きたい人もいるかもしれないので、念のため。東京では、たいてい若い女性店員はバイトライクな対応になる。これだけキャラの立った若い女性店員には、なかなかお目にかかれない。


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★栗林駅(JR高徳線)
「雅や」  実食日:2014/8

  改札外、階段下(ガード下)にあるうどん専門店。かなり評判の良い店のようで、混雑が激しい。列車の乗客ではなく近隣の住民が自転車でやってくるパターンが多い。そのため、店先には常に自転車が散乱している。店に入って右手に注文口とセルフトッピングコーナーがあり、左手に客席がある。客席は、テーブル席10席と椅子付きカウンター10席。昼時を除けば、行列ができるほどではないが、入れ代わり立ち代わりで常に半分以上が埋まっているという感じ。
  麺は大きな釜で茹で、縄を編んだような特大の手網で揚げる。このシーンを見ただけで「この店は美味いに違いない」と感じるのだが、食べてみるとやっぱり美味かった。流行りの固い麺ではなく、本当の意味でのコシがある麺だ。太さにばらつきがあり、微妙にまっすぐではないので、手打ちしているのだろう。つゆには、少々酸味があり、カツオ系の出汁を前面に感じる風味だ。同日に食べた瓦町「花のれん」とはだいぶ香りが違う。酸味にはくどさがないので、最後の一滴まで美味しく飲める。トッピングには、籠盛りの野菜天ぷらがオススメ。イモ天×2・ニンジン天・ナス天・カボチャ天・インゲン天と盛りだくさんで130円。ひとつひとつのサイズもそこそこ大きいので、大満足だ。値段は「花のれん」よりも少々高く、かけ270円。生醤油うどん260円の方が安く設定されている。つゆがないぶんだけ安いということだろうか。変わりメニューには、明太ぶっかけ390円、ラー油ぶっかけ420円、キーマカレーうどん490円がある。同日に訪問調査した高松駅「こんぴらや」にも明太子を使ったメニューがあったが、これが流行りなのだろうか。追々、試してみたい。


※これはびっくり、値下げしていました。現在、かけ240円、生醤油230円です。店頭掲示のみでの確認につき、変わりメニューについては確認できず。単品トッピングに、レモン20円があります。すだちうどんに近いイメージでしょうか。朝うどん280円の設定がありましたが、6:30〜8:30限定では、旅人にとってはちょっとハードルが高いです。内容は、かけor生醤油+かしわ天orちくわ天です(値+1点。2016/3、確認)。

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★八栗口駅(JR高徳線)
「とんぼ」  実食日:2012/12

  駅を出て、線路と平行している道路(国道11号)を渡り、右へ2分。国道沿いにあるドライブインタイプの店だが、駅から徒歩圏内ということで対象に含める。琴電の大町駅からでも徒歩圏内(3分くらい)。国道を渡らずに済むぶん、大町駅からの方が行きやすいかもしれない。店内はたいへん広く、数えきれないほどのテーブル席と、座敷まである。四国のこの手の店にしては珍しく、うどんだけでなくそばも扱っている。
  システムは、いわゆる讃岐うどんスタイル。店に入って、まず一番奥まで行って盆を取り、最初にトッピングやサイドメニューを任意に選択する。次に、麺を選択して、レジで支払い。オーソドックスな麺(かけうどん、かけそばなど)選択した場合には、精算後に客が自分で麺を湯通しし、つゆを注ぎ、薬味を乗せる。特殊メニューは、店員が盛りつける。セルフで行う作業がかなり多いのだが、香川県内ではこれが当たり前。客が自分でネギを刻む店まであるほどだ。だからそれはいいのだが、どうも動線が逆だな、という観が否めない。手前から奥に向かって進んでいくシステムにすればいいのに、一番奥まで行って、手前に戻りながら進めていくルートになっているのだ。レジを店の奥の方に置きたくなかったのだろうか。まぁ、フロアが広い店なので、動線が入り乱れていても特に混乱することはないのだが。
  麺(そば)は太く黒く、やや粘着質なタイプ。悪くない。つゆは、セルフで注ぐものについては詳細不明。なぜなら、興味本位で変わりメニューの「しっぽくそば」を注文したのだが、これには専用のつゆが用いられたため。しっぽくそばとは、根菜を中心とした野菜の炊き合わせを、煮汁ごと麺にぶっかけたもの。香川県内のセルフうどん店では、扱う店が結構ある。たいへんなボリューム感で、しかも野菜の旨味がよくしみ出ていて、美味しかった。味付け(塩気)はかなり薄いのだが、物足りなさはまったくなかった。確認できた具材は、大根・人参・里芋・油揚げ・椎茸・鶏肉。かつて長野県の明科駅「ぽっぽ舎」で提供していた「とうじそば」に近いメニューだが、煮汁をそのままそばつゆにしているという点で異なる。これで300円は激安! 価格は全体的に激安で、かけは180円(うどん150円)。各種トッピングも、とにかくデカい。私が食べたゲソ天(100円)は、「これ、大王イカですか?」と言いたくなるサイズだった。丼に収まりきらない。薬味のネギと、天かすはフリー。今後、四国へ行くたびにこの店に寄ることになるかもしれない。お気に入りです。


※2016/3、再食。値上げしていました。現在、かけうどん180円、かけそば200円です。今回は、うどんをいただきました。かけうどん+きつね揚げ(半分)+イイダコ天で、340円。う〜む、安い。うどんは太さの揃っていない手打ち麺で、流行りの「固い麺」ではなく、やさしい自然なコシガあります。舌ざわりはツルツルしていて、とても上品。まろやかで雑味がなく、バランス感の良いつゆです。きつね揚げは厚みがあるタイプで、出汁をよく吸い、これまた美味。くどい味付けではないので、出汁の風味を損なうことなくいただけます。イイダコ天は、2匹を串に刺したもの。軽く塩味がついていました。みずみずしく、ちょっとした珍しさもあって、こちらも大満足でした。特大サイズのゲソ天との対比もまた、面白いです(味+1点、値−2点、付+1点)。

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★讃岐津田駅(JR高徳線)
「松原うどん」  実食日:2015/10

  駅歩7分くらいかかるのだが、地方特例で掲載対象とする。ほかに対象となる店がない駅というつもりで食べたのだけれど、実はこの後もっと駅に近いところでもう一軒セルフうどん店を発見している(時間外につき未食)。まぁ、そのへんはファジーでいいでしょう。行き方は、駅を出て直進、信号(国道11号線)を渡ってから右折して6分、道の駅「津田の松原」内。この道の駅にはいわゆるレストランがなく、食事処はこのセルフうどん店のみ。黎明期に開業した道の駅にありがちな、小規模施設だ(「津田の松原」は、香川県で2番目に古い道の駅)。店に入って左手に注文口があり、トレーを取ってから口頭でベースとなる麺を注文する。うどんのみで、そばはない。麺を受け取ったら右へ移動して、セルフトッピングを皿に取る。そして、レジで精算。標準的なセルフうどんスタイルだけれど、麺の受け取りがセルフトッピングの前になる店と後になる店があるから、初めて入る讃岐うどん店は若干緊張する。混雑時にオロオロしていると、後ろからどつかれそうな雰囲気があるのでね。麺の受け取りがどのタイミングになるのかを見極めてから入店したいというのが、個人的な本音。だから、ガラス越しに店内が見えるとありがたい(この店はブラインドが下りていて見えにくい)。客席は、テーブル席が2人×3、椅子付きカウンターが15席くらい。昼時は外れていた(11時頃)のにとても混雑が激しく(先客・後客とも10人以上)、ちゃんと数えられなかった。
  麺は、讃岐うどんとしては細めで、コシも思ったほど強くなかった。ツルツルと喉に流し込めるうどんだ。つゆは淡麗タイプで、余韻もあまりない。だが、塩気も出汁もほどよく、一定の満足感は得られる。じっくりと味わって食べるというより、一気にがっつきたくなるタイプのうどんだ。かけ小(=1玉)200円、大(=2玉)300円。ぶっかけ・冷やし・ざるは、それぞれ小290円・大390円。店頭の置き看板では「今月のオススメ」としてカレーうどんが推されていて、小360円・大460円。コスパでは、かけ(大)がベストか。いろいろあるトッピングの中から、今回はインゲン天90円とカボチャコロッケ60円を選択。インゲン天は、3本を衣でくっつけたもの。サクサク感はなく、フワフワした食感。まぁ、まぁ。カボチャコロッケも特段感激するようなものではなかったけれど、低価格が嬉しい。サービスとしては、ネギフリー(大匙2杯までとの注意書きあり)・天かすフリーがある。天かすには青ノリ風味があって、なかなか良かった。ただ、入れすぎるとつゆの香りが分からなくなるので、適量にとどめるのがよいだろう。飲み水は、冷水のほかに麦茶(冷)もある。コップに入った状態で、レジ脇に並んでいる。広い駐車場がある店にしては全体的に安い価格設定なので、鉄道利用者よりもバイク乗りに好適な店なのではないだろうか(もちろん車でもよい)。おでんも各種あったので、次回訪問時にでも試してみたい。

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★瓦町駅(琴平高松電鉄琴平線・長尾線・志度線)
「花のれん」  実食日:2014/8

  駅を出て、ロータリーを左に回ってすぐ(ロータリー沿い)にあるうどん専門店。駅のすぐ近くでありながら、ペデストリアンデッキに隠れていて目立たない場所にある。いかにも昔ながらのセルフうどんという店構えで、流行りの固い麺ではなく本来のコシがある麺を楽しめそうな外観。外から店内が見えないので、旅行者は少々入りづらい雰囲気を感じるかもしれない。店内は意外に広く、テーブル席が4人×4、椅子付きカウンターが12席ある。店に入ってすぐに注文口があり、ここで麺類を口頭注文。すぐ脇に陳列されている天ぷらなどを各自小皿に取り、レジで一緒に精算。讃岐うどん特有の精算システムだが、店に入ってから精算までのスペースがとても狭いのが気になる。混雑時に、これでちゃんと客をさばけるのだろうか(たぶん、さばききれずに表に行列ができるのだろう)。
  期待どおりに、麺はとても美味しかった。半透明というか、乳白色をした麺で、ほどよいコシがある。太さ(厚さ)にばらつきがあるので、本物の手打ち麺だと思われる。あっさりめのつゆもたいへん美味しいのだが、少しぬるかったのが残念。猛暑日だったから、気を利かせて少しぬるめにしたのだろうか。かけうどんは、小150円・大200円。小だと、少し軽めの印象(評点は、小でつけている)。自動的に揚げ玉が入っている。トッピングは、ナス天80円など安めで、ナス天は特大サイズで美味しい。瓦町や片原町の界隈には、まだまだこの手の店がたくさんあると思われる。今後の探訪が楽しみだ。


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★滝宮駅(琴平高松電鉄琴平線)
「綾川町うどん会館」  実食日:2015/10

  駅からちょっと遠く、5分を少し超える。しかも、そばを扱わないうどん専門店。しかし、地方&他に対象となる店がない駅&研究上必要な店特例を適用して、掲載対象に含める。駅を出て直進、踏切端を右折して4分ほど、小川を渡ってすぐの路地を右に入って2分、左側。道の駅「滝宮」内。着席して、フロア係が注文を取りに来て、配膳。下げ膳不要で退店時にレジで支払い。厨房も隔離されている(打ち場はガラス越しに見学できる)。セルフ要素はほとんどない(わずかにセルフ形式のサイドメニューがある程度)のだが、価格的に対象内だし、この店は讃岐うどん(≒四国の駅そば事情)を研究するうえでどうしても必要なのだ。滝宮は讃岐うどん発祥の地でもあることだし。
  完全手打ちのうどんを売りにする店で、麺は太さにバラツキのある乱切り麺だった。意図的な乱切りではないかもしれないが、手打ちの証といったところか。讃岐うどんらしくとても長い麺で、箸で完全に持ち上げるには立ち上がらなければならないほど。長いものは1mくらいあるだろうか。コシが強く、小麦の甘みがしっかりと感じられてとても美味しい。漂白されたような真っ白麺ではなく、微妙に黄色がかっている麺。これこそ、県産小麦使用の証だ。真っ白な讃岐うどんは、ほとんど輸入小麦で打ったもの。国産(特に香川県産)小麦を使うと、少し黄色がかった麺に仕上がる。星の数ほどのうどん店がある香川県でも、実は100%県産小麦を使っている店はごくわずか。手打ち店も含め、讃岐うどんの90%以上がオーストラリア産の混合小麦で作られているのが実情だ。この店を当サイトで取り上げる必要があるのは、県産小麦と輸入小麦の違いを知っておく必要があるためなのだ。色だけでなく、甘み・香ばしさにも違いがある。輸入小麦にも甘みはあるけれど、県産小麦(さぬきの夢2000)の方が強く深いし、なんといっても香ばしさがある。両者を並べて食べ比べれば、子供でも違いが分かるだろう。
  実食は、すだちうどん400円と、天ざるうどん760円。温・冷両方食べておきたかったので。すだちうどんは、かけうどんにすだちの輪切りをたくさん乗せたもの。首都圏のセルフうどん店でも見かけるメニューだけれど、半分に切ったすだちを絞るタイプが多く、そのままドーンと乗せるものは少ない。絞るよりも乗せた方が、徐々に味が変わっていくのが楽しめてよい。出汁は、讃岐うどんらしいイリコ主体で、カツオを加えてありそうな風味。爽やかでとても美味しい。一方、ざるうどんのつゆはカツオの方が前面に出ていて、イリコを加えてあるという印象だった。天ぷらは、美味しいけれど研究する上ではどうということもなく、ざるうどん400円でもよかったかなと感じた。他の主なメニューは、かけ300円、生醤油390円、釜揚げ420円など。1玉100円で替え玉可能。これは安い。朝の時間帯は一部メニューが100円引きになるサービスもあるので、うまく工夫すればかなりお得に利用できる。タイムサービス適用時間帯に行って、「ざるうどん+替え玉」を400円でいただくのが一番お得だろうか。
  讃岐うどんを知るうえで、とても勉強になる店。決して輸入小麦で打ったうどんを否定するわけではないのだけれど、違いを知っておくということはとても大事だと思う。


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★新居浜駅(JR予讃線)
「かけはし」  実食日:2009/9

  駅を出て左、ロータリー沿いというか、駅に隣接というか。駅舎とは別棟になっている店で、配膳付き後払い(伝票制)。純粋な駅そばではなく、街なかそば店(というか、簡易居酒屋か)との中間スタンスの店。値段と早さでOKと判断する。客席は、椅子付きカウンターが10ほどと、2人掛けテーブル、4人掛けテーブルがそれぞれ2つずつ。オーダーメニューの他に、セルフおでんとセルフいなり寿司のコーナーがある。
  そばは、麺は冷凍ではないかと思われる。すなわち、コシとも弾力とも言えないような歯ごたえがあり、風味はあまりない。つゆはあっさりしていて、トッピングの影響を受けやすいタイプ。どんなトッピングを乗せるかによって、全体の味覚が大きく変わる。全メニュー、うどんよりもそばの方が30円高く設定されているのは、四国ならでは。たぬきなし、かけそば360円、きつねそば450円など。かき揚げそば530円は、西日本にしては珍しくエビたっぷりの良質かき揚げが乗る。変わりメニューに、おうごんうどんがある(そば非対応。380円)写真を見た限りでは、釜玉うどんとしょうゆうどんが合併したような感じだ。


※駅前再開発工事に伴い、閉店していました。現在はサラ地ですが、工事完了後に復活してくれることを期待します(2012/12、確認)。

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★伊予西条駅(JR予讃線)
「ゆう庵」  実食日:2004/8

  改札を出て左前方。完全にうどんがメインの店だが、そばもやっている。ただし、全体的にそばはうどんより20円ほど高い。西日本ではこのような店も決して珍しくはない。
  ここのそばは、太いシコシコ麺。味は悪くない。関西風のつゆによく合う麺を使っていると思う。しかし、肝心のつゆが今一歩。味が弱く、麺が生かされない感じだ。値段は、かけ320円(うどん300円)、天は480円(うどん460円)と、高値。たぬきというメニューはないが、よくよく見ればカウンター上に置いてあり、入れ放題。だから、たぬきそばも320円という計算になる。全メニューカマボコ入り。愛媛県らしく、変わりメニューに「じゃこ天うどん」(420円)があるが、メニューを見る限りこれだけ「そば」がない。たぶん、頼めば作ってくれるとは思うが。


※値上げしていました。現在は、かけ340(うどん320)円、かきあげ480(うどん460円)円です。天540(うどん520円)円はエビ天。じゃこ天そばの表記がありました(480円。うどん460円)。うどんのみ対応のメニューには、湯だめうどん(470円)があります(値−2点、付+1点。2009/9、確認)。

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★今治駅(JR予讃線)
「二葉」  実食日:2012/12

  改札を出て左すぐ。改札の真脇にある店で、改札内からでも利用できそうな立地なのだが、出入口は改札外にしかない。また、駅舎の外側にも出入口があるのだが、どういうわけかこの時には閉鎖されていた。駅弁売店と一体化した店舗で、厨房に向いた椅子付きカウンターと、壁側を向いた椅子付きカウンターがある。席数は約20。
  四国らしく、そばよりもうどんがメインの店で、そばは全品うどんよりも50円高い設定。そばを注文すると、「そば?」と念を押される。これもお約束。その麺は、冷凍だろうか。色こそ黒味が強いのだが、ほとんど香らない。着色しているのかな。つゆは、やや甘みが強い。全体的に、不味くはないがあまり印象に残らない一杯だった。値段は高く、かけそば400円、きつね470円、じゃこ天580円など。当サイトの基準を外れる価格帯だが、地方特例を適用。変わりメニューもいくつかあるが、値段が跳ね上がる傾向あり。駅弁業者らしく、ご飯ものもいろいろある。鯛めし(400円)などは比較的リーズナブルだ。また、レジ脇にセルフ形式のおでんコーナーがあり、全品100円。これもわりとリーズナブルに感じる。システムは、厨房外の有人レジで先払い→配膳。


※大幅に値上げしていました。現在、かけうどん400円・そば480円、きつねうどん470円・そば550円、じゃこ天うどん580円、そば660円です。そばとうどんの差が80円に開いた(従来は50円だった)のはなぜなんでしょうね。おかげで、そばの値上げ幅がとてつもなく大きく感じます。鯛めしは450円に、おでんは120円になっています(2014/8、確認)。

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★松山駅(JR予讃線・伊予鉄道市内線(松山駅前駅))

「かけはし」  実食日:2001/9

  JR改札を入ってすぐ脇にある、小さな店。改札の外からでも食べられるようになっており、どちらかというと外の方がメイン。写真は、改札の中から撮影した。ここでは、宇和島名物の“じゃこ天”を使ったじゃこ天そば(400円)を味わえる。じゃこ天は場所によって当たり外れがあるのだが、ここのは当たり。ジューシーな小魚のうまみがぎっしり詰まっている。たぬきなし、月見300円。なお、写真には写っていないが、駅そばの隣には揚げたてのじゃこ天を売る店もある。1枚110円で、列車内に持ち込みできるよう紙袋に入れてくれる。オススメ。

※2009/9、再食。値上げ(じゃこ天そば400→460円。値−2点)していました。じゃこ天単品も、現在は140円です。改札外側には、椅子席がたくさんあります(衛+1点)。

※2014/8、再食。改装していました(写真はホーム側で、左:旧、右:現)。改装前の方が新しいように見えるのは、板塀が色褪せたためでしょうか。内装も変わっていると思います。改札外側に椅子付きカウンターが増設されているようです。値段が少し上がり、現在はじゃこ天480円です。じゃこ天単品も150円になっています。味は変わっていないと思います。じゃこ天は、変わらず揚げたてで美味しいです。

※2014/12、再食。湯だめうどん400円を試してみました木製の大きなタライに湯を張り、その中に麺が入った状態で提供されます。薬味は生姜で、つけつゆで食べます。たいへん美味しいですが、食べ進めるうちにつゆがどんどん薄くなってしまうのが難点。食べ方が下手なだけかもしれませんが、継ぎ足し用のつゆがあるといいなと感じました。

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★八幡浜駅(JR予讃線)
「駅なか浜っこ産直市」  実食日:2014/8

  そばは扱わず、うどんと八幡浜チャンポンをメインとする店。駅を出て左すぐ(駅舎外側)にある。農産物などを販売コーナーが手前にあり、奥の方に厨房とテーブル席がある。
  ここでは、つい浮気して八幡浜チャンポンを食べたので、評点については「参考」ということで。八幡浜チャンポンは近年ぐいぐいと知名度を上げてきているご当地グルメ。長崎ちゃんぽんと麺・具は類似しているのだが、スープがまったくの別物。とんこつ系ではなく、和風の醤油味だ。うどん出汁に近い感じがするが、もっと味が強く、けんちん汁のようなイメージ。イリコ出汁が強い。具材も含め、あまり肉肉している感じはなく、あっさり系。コッテリ系が苦手な人にオススメなのは言うまでもないが、豚肉がたっぷり入っていて旨味があるので、コテコテ派でもそれなりに満足できると思う。価格は550円。具材たっぷりなので、安く感じる。うどんは、じゃこ天450円など。他に、ジャージャー麺550円、焼きそば500円、じゃこ天カレー550円などがある。どのメニューも概ね500円前後で上下の幅が少ない。価格を気にせずフィーリングでメニューを選ぼう。


※2014/12、再食。じゃこ天うどん450円を食べたので、こちらの評点を上書きしました。さぬきうどんとは明確に異なる、柔らかいタイプの麺です。じゃこ天は歯ごたえが強く風味も濃い、南予地方ならではのものでした。

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★出目駅(JR予土線)
「彩り茶屋」  実食日:2015/10

  駅を出て左、突き当り(国道441号線)を左、踏切を渡って突き当り(国道381号線)を右、突き当りの信号向かいにある道の駅「広見森の三角ぼうし」内。駅歩、5分くらい。今回は、ちょっと不備の多い記事になってしまうが、ご容赦を。まず、外観写真撮り忘れ。これは痛恨。ひとまず建物入口前にある、「ふるさと創生1億円」で建てられたご当地キャラ像の写真を載せておく。早々に再訪(といっても、なかなか行きにくい場所)して、撮ってくるつもり。道の駅のレストランで、四国にあるこの手の店にしては珍しくうどんメニューがそばにも対応してしている。もちろん、駅そば価格。客席はテーブル席主体で、座敷もある。食券制で、セルフサービス。券売機で買うと自動的に厨房にオーダーが通るシステムなので、買った食券を持ったまま自席で呼ばれるのを待っていればよい。
  そばに対応していて、しかもそば・うどん同額ということで、絶対にそばを食べなければならないケースなのに、ここではキジ米粉ラーメン980円を食べてしまった。私の著書をすべて読んでいる方なら、事情を察してくれるだろうか。この後「虹の森公園まつの」でもうどんを食べなければならなかったため、同店連食はできなかったのだ。そのため、今回のところはそばの味についてコメントすることができない。なるべく早く再訪しますのでね、暖かく見守っていただければ。キジ米粉ラーメンは、淡い塩・醤油混合味のスープに米粉で作った幅広の麺を合わせ、雉肉をたっぷりトップピグしたもの。スープはとても薄味で、ゴボウの風味が強く出ている。具材にも少しだけゴボウが使われているけれど、これの出汁だとは思えない。おそらく、スープとしてゴボウを煮出している。素朴だけれど、ある意味とても斬新な味覚だ。幅広麺は、米粉だけあって少しボソボソしている。かん水のモチモチ感はないので、ラーメンというよりはきしめんに近いか。そして、レアな雉肉。これはなかなか美味しかった。肉自体は淡泊なのだけれど、肉と皮の間に濃厚な脂があって、パサパサ感がだいぶ抑えられるのがよい。旨みも充分にあるし、鶏で言うとムネ肉とモモ肉のいいとこどり、という感じ。レアメニューだけに値段がかなり高くなってしまうけれど、1回くらいは試してもいいメニューだと思う。なお、味と量の評点はキジ米粉ラーメンで付けているので、今回のところはご参考程度ということで。
  ちなみに、そばメニューの値段は、かけ250円、山菜380円、月見420円など。天は680円と、かなり高値。というか、かけに対して種物が全体的に高い。かけと月見の差が170円も開いているのが、とても謎。ご当地系としてはじゃこ天そば650円がある。これもちょっと高い印象だ。一番コスパがよいのは、かけそばかな。親子丼440円のミニサイズでもあれば、かけそばと組み合わせてお得なセットにできそうだが、そういう小回りの利くご飯ものはない。


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★田野駅(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)
「田野駅屋」  実食日:2015/10

  駅に隣接というかほぼ併設されている道の駅「田野駅屋」内。フードコートのような形式になった食事処で、四国のこの手の店にしては珍しくうどんだけでなくそばメニューも置いている。値段的にだいぶ高めではあるが、サンプル数確保のために特例を適用することにする。「食券売場」と書かれたところで口頭注文、プラ板の番号札を受け取ったら、席で待っていれば配膳してくれるシステム。
  麺は、そばの香りがそこそこあるのだが、たぶん冷凍だと思う。ズッシリとした、重い食感。つゆは、昆布とイリコの出汁と思われる。色は薄いのだけれど、四国にしては珍しく甘みを注してある。砂糖か味醂か、あるいはめんつゆを使って味を調えていそうだ。うどんにはあまり合わなそうな味覚なのだが、わざわざ変えて作っているのだろうか。一度うどんを食べてみないと何とも言えない。そばメニューは、かけに相当する「日本そば」500円と、天ぷらそば650円、ざるそば600円のみ。天に関してはそば・うどん同額なのだけれど、わかめうどん・きつねうどんはともに450円で「日本そば」よりも安いことから、そばには対応していないのだろう。ちょっとよく分からない価格設定だ。実食は、天。天ぷらはエビ天+ナス天。エビ天はなかなか大きなサイズで、衣もそんなに厚くなかった。良心的。ナス天は小さなひとかけらだけ。まぁ、彩り程度の立ち位置なのだろう。加えて、紅白カマボコが1枚乗る。変わりメニューには、ラーメン600円のほかに和風ラーメン600円がある。おそらく、うどんつゆ+中華麺の一杯だろう。ご飯ものはいくつかあるが、セットメニューはない。ご飯ものの中では、土日祝限りの販売だが、グッチ雄三さんがプロデュースしたという「あなたのピラフ」700円が面白そう。訪問が平日だったので試せなかったけれど。次回訪問時にでもと言いたいところだけれど、その前にうどんを食べてみないとね。その次に和風ラーメン。ピラフは、だいぶ先になりそうだ。


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