九 州 1
(福岡小倉圏(東郷・天道以東))

現在、22軒掲載(うち6軒は、閉店確認済)
★門司港駅(JR鹿児島本線)
「門司港うどん」  実食日:2006/7

  改札を出て左、待合室内。門司港駅は「レトロ」を売り物にしている駅で、駅そばもついでにレトロになっている。「旧校舎」と呼ばれる建物にありがちな重い引き戸を開けて店内に入る(建て付けが悪く、なかなか開かない)と、昭和初期の大衆食堂のような、「蒸気が満ちたような雰囲気」に包まれる。厨房が異様に広いのも、「かつては冷蔵設備が巨大だったんだろうなぁ」と思わせる。
  味覚的には、それほど特徴のあるものではなかった。麺は中太で、冷凍っぽい食感。つゆの出汁が弱めで、ネギの青臭さが目立つ。カマボコが2枚入って、かけ280円、月見330円、天380円。たぬきはない。味よりも、レトロな雰囲気を楽しむタイプの店である。


※閉店していました。跡地は現在工事中で、防護壁に覆われている状態です(2014/10、確認)。

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★門司駅(JR鹿児島本線・山陽本線)
「北九州駅弁当」  実食日:2007/12

  1&2ホーム中ほど。吹きっさらしの露出店で、この日は予想外の吹雪で食べにくさが際立った。丼の中に雪が入る入る……。露出店は、食品衛生が取り沙汰される時代にはそぐわないスタイルなのかもしれない。
  味覚的には、これといった特徴はない。薄味のつゆは平均以上だが、あまり強く印象に残るタイプではない。九州らしく、厨房には大袋入りの「かしわ」があって、「かしわそば」(310円)が「かけ」の代わりになっている。東筑軒や中央軒と同じパターンだ。だから、「かしわは、すべてのメニューに入れるんだな」と期待していたのだが、丸天そば(380円)には入らなかった。丸天自体も、具なし。持込容器(30円)を扱っているのがポイントといえばポイントか。ちなみに、容器そのものは店で食べても持ち込みでも同じ。薄いプラスチックの容器だ。それを返却するか持ち去るかで30円の差が生じる。

※2014/10、再食。値上げして、現在はかしわ380円、きつね・月見430円、丸天・ごぼう天480円(そばの価格。うどんは全品10円安い)。前回実食時に「丸天にはかしわが入らない」と書きましたが、写真を見た限りでは丸天にもかしわが入るようです。何かの間違いだったのでしょうか。きつねそばを試しましたが、きつねがかしわに埋もれてほとんど見えない状態で出てきました。サービストッピングのかしわの量がハンパないです。なお、容器が変わっていて、赤い漆器風の丼になっていました。薄っぺらいプラ容器だと、間違って捨ててしまう人が多かったためだと推察します。テイクアウトには、別途使い捨て容器が用意されています。軒下の小さな暖簾が取り外され、外観がちょっと寂しくなっていました(写真は左:旧、右:現。ボ+1点、値−1点、付+1点)。

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★小倉駅(JR鹿児島本線・日豊本線、北九州都市モノレール、山陽新幹線)

「ぷらっとぴっと」  実食日:2001/8

  聞いている方が恥ずかしくなってしまうような名の店が、鹿児島本線のホーム上にある。カウンターだけの小さな店だが、夜間でも入れ替わり立ち替わりで常に客が入っている。ここでは、九州名物の“かしわそば”を味わえる。知らない人のために言っておくと、“かしわ”とは鶏肉のこと。値段は290円と、結構安い。

※大幅に値上げ(かしわ290→370円。値−3点)していました。うどんは全品そばよりも20円安い設定です(かしわ350円。2008/8、確認)。

※2009/4、再食。特段の変化なし。

※値上げをしていました。現在、かしわうどん370円・そば380円です。そばとうどんの差が20円から10円に縮まっているので、消費増税だけが値上げの理由ではないかもしれません(2014/8、確認)。

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「玄海うどん」  実食日:2006/8

  JR改札内コンコース(階段上)。壁面に埋設されたような造りの露出店で、丼ものやカレーライスなども扱っている。
  この店の麺は冷凍で、最初のうちはほどよいコシが心地いいのだが、食べ進めていくうちにちょっと埃っぽい感じになってくる。保存期間が長くて饐えてしまったのだろうか。カマボコが2枚入るのは九州でよくあるパターンだが、デフォルトでかしわが入らないのがちょっと意外な感じだった。「かしわ」というメニューはあるが、わりと高めである(400円)。たぬきなし、月見・きつね・丸天350円、ごぼ天・えび天380円。変わりメニューに、豚ホルモン煮込みそば450円、牛すじ煮込みそば500円がある。なお、この駅にはJR3・4番ホームにも駅そばがあるのだが、メニューや値段から同系であると思われる。上記「ぷらっとぴっと」は別物。


※2008/8、再食。値上げ(丸天350→400円。値−1点)していました。変わりメニュー「玄海そば」を発見しました(520円)。といっても、トッピングは肉+玉子+きつねで、特別なものが乗るわけではありません。

※閉店していました(2009/4、確認)。近いうちに、場所を変えてリニューアルオープンするとの情報もあります。

※通路の向かいに場所を移して、復活していました。値段等は変わっていないようです(写真は左:旧、右:現。2009/12、確認)。

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「うどん・そば(JFS小倉ホームうどん店)」  実食日:2007/12

  JR3&4ホーム中ほど。看板に「うどん・そば」、食券に「JFS小倉ホームうどん店」と記載。JFSは「JR九州フードサービス」の略。立ち食いカウンターのみだが、露出店ではない。
  麺は、細めで黒い。冷凍っぽい食感。カマボコとワカメが入り、全体的な見栄えがいいのが嬉しいところ。メニューにも遊び心があり、ねぎ(350円)、牛すじ煮込み(500円)、豚ホルモン煮込み(450円)、スペシャル(480円)など、変わったものがたくさんある。私が実食したのは、天+梅干し+おぼろ昆布の「スペシャルそば」(480円)。特段「スペシャル」な感じはなかったが、梅干しが入っている辺りが「スペシャル」なのだろう。近畿地方ではよく見る梅干しのトッピングも、九州では滅多にお目にかかれないから。その他のメニューは、かけ280円、具一品系は350円が中心。カレーそば350円はなかなかお得な感じがする。


※2009/12、再食。値上げ(かけ280→320円、具一品系の主力350→400円。値−1点)していました。豚ホルモン煮込みそばは消滅し、もう少しシンプルな名称の「ホルモンそば」がありました。ホルモンにゆずこしょうが添えられ、なかなか美味かったです。400円はなかなかお値打ちかも。また、九州らしいサービスとして「替え玉」があります(100円。付+1点)。

※改装していました(写真は左:旧、右:現)。値段が上がり、現在はかけ330円です。ねぎ360円、丸天420円、ごぼう天420円、肉520円といったラインナップ。ホルモンそばは終了していました。代わりに、全部乗せに近い「小倉そば(540円)」が登場しています(付−1点。2014/8、確認)。

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「北九州駅弁当」  実食日:2008/8

  JR在来線7・8番ホームやや門司寄り。母体は、3つ上に記載している「ぷらっとぴっと」と同じ。吹きっさらしの立ち食いカウンターのみの店だが、列車到着前後には激しく混雑する。
  この店は、全メニューうどんよりもそばの方が20円高い設定になっている。四国ではよく見る設定だが、他の地域では珍しいことだ。昨年末に門司駅の同名店で食べたときにはこの設定はなかったので、最近このようになったものと思われる。食料価格の高騰が関係しているのだろうか。20円高い麺は、丸麺ではないのだが、角がとれたような舌触りが特徴。イメージで言うなら、八角形の麺、か。つゆは、デフォルトで入るかしわ(鶏肉)の甘みが染み出していて、甘くも美味。値段とボリューム面に難はあるが、味覚的には合格点を出せる。カマボコが入って、かけ(かしわ)そば370円、丸天・ごぼう天・かき揚げそば470円など。


※値上げをしていました。現在、かしわうどん370円・そば380円です。そばとうどんの差が20円から10円に縮まっているので、消費増税だけが値上げの理由ではないかもしれません(2014/8、確認)。

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★戸畑駅(JR鹿児島本線)
「戸畑うどん」  実食日:2007/12

  改札を入って左。メインの入口はこちらなのだが、改札外(出て右、狭い通路を右に入って突き当たり)からも入れる造りになっている。内外両側に椅子付きカウンターがある。看板には「うどん・定食・おでん」と表記されていて、幟の片隅にだけ「そば」の表記がある。九州という場所柄、うどんがメインになってしまうのは仕方がない部分だ。「おでん」を扱っているのも、九州らしい一面。九州では、そば・うどんだけではなくおでんや酒類を扱う駅そば店が非常に多いのだ。
  麺は冷凍っぽい感じ。つゆはやや辛め。九州名物のごぼ天はかき揚げではなく、単体での天ぷら。斜めにスライスしたものを揚げている。かけ290円、月見340円、ごぼ天370円、丸天380円など。エビ天370円があるが、これは小さなエビが一尾入っただけのインスタント天。「おっ、安い!」と思って飛びつくとがっかりすることになる。九州ではこのような表記がまま見られるので、要注意だ。


※値段が上がっています。現在、かけ330円、具一品系は420円が基本価格です。外観が微妙に変わっていました(写真は左:旧、右:現。2014/10、確認)。

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★黒崎駅(JR鹿児島本線、筑豊電鉄(黒崎駅前駅))
「東筑軒」  実食日:2008/1

  JR1&2ホーム。吹きっさらしの露出店。
  味や値段等は、折尾の「東筑軒」と同じ。かしわ300円、月見・丸天・ごぼう天・きつね各350円、エビ天450円。この他に「全部乗せ」というメニューがあるが、値段は忘れた。かけはなく、甘辛い鶏肉が乗った「かしわ」がこの代わりになっている。
  印象的だったのは、店員のおばちゃんのキャラ。非常に人懐っこくて、箸を動かす暇もないくらいによく喋ってくれる。食べ終えてもしばらく店を離れられないほど。他に客がいなくて暇だったからということもあるだろうが、個人的にはこういうアットホームな雰囲気は大好きだ。いつもこのおばちゃんが店番しているとは限らないのだが、独断で「付加価値」に2点加点させていただく。


※大幅に値上げしています。現在、かしわ360円、月見・丸天・ごぼう天・きつね各410円です(値−1点。2014/8、確認)。

※2014/10、再食。値段は前回訪問のまま。この価格帯だと、全部入り560円がとても安く感じます。おでんを各種扱っている(どれでも100円)ほか、「だしかけ」というメニューが設定されていました。これは、ごぼう天orれんこん天に、うどんつゆをかけたもの。そば・うどんの麺抜きです。150円と安価なので、小腹満たし&酒類のお伴に好適です。写真を昼間のものに貼り替えました(付+1点)。

※ホーム改良工事に伴い、閉店していました。東筑軒としては唯一残っていたホーム店舗なので、たいへん残念です(2015/10、確認)。

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「山笠」  実食日:2008/1

  JR改札を出て正面、東筑軒の駅弁売店の隣。間口は広いが奥行きがないタイプの店で、収容人数は5〜6人といったところ。
  この店の特徴は麺で、黒く、歯の裏あたりにくっつきそうなネットリ感がある。味は可もなく不可もなく、か。つゆはかなり塩辛い。遅い時間帯だったから煮詰まっていたのだろうか。カマボコが2枚入って、かけ250円、月見・きつね300円、ごぼ天350円など。変わりメニューのキムチそば(330円)に割安感がある。酒類やおでん(各110円)があるほか、ご飯ものも用意している。牛すき丼(380円)はなかなか美味そうだった。
  なお、黒崎駅には「山笠」と上記「東筑軒」の他、筑豊電鉄乗り場付近に「キッチン壱」という店があったのだが、残念ながら閉店してしまったようである。


※暖簾が掛けられ、華やいだ雰囲気になっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はかけ330円、月見・きつね・えびかきあげ各420円になっています。ごぼう天も420円です。だいぶ大きく値上げしてしまっていますが、店が続いているだけでもありがたいです。ホームの東筑軒が閉店しているだけに、この店には頑張ってほしいところです(値−2点。2015/11、確認)。

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★折尾駅(JR鹿児島本線・筑豊本線)
「東筑軒」  実食日:2006/8

  鹿児島本線下りホーム八幡寄り(待合室隣)にある、有名駅弁店が営む駅そば。駅弁だけではなく、駅そばとしてもこの店が九州随一の有名店なのではないだろうか。チェーン店が少ない九州にあって、鹿児島本線や筑豊本線の多くの駅に店舗を出している。その本店とも言うべき店が、この折尾店だ。
  私は過去に直方駅の「東筑軒」で食べたことがある(下記参照)のだが、その時とは若干印象が異なっていた。麺は冷凍と思われ、ちょっと歯にまとわりつくような感触がある。直方で食べたときにはもっとサラサラしていたように思うのだが。デフォルトトッピングの「かしわ」にしても、味つきのものだった。直方ではただ湯がいただけのものが入っていたような記憶がある。が、直方での実食は7年前で、まだ地方店巡りに乗り出したばかりの時代だったから、ちょっと記憶違いというか、正確に捉えられていなかったのかもしれない。ただ、九州内の他の駅そば店に比べて味付けは薄く、つゆへの影響も少ないように思う。そのつゆは、7年前の記憶どおりに美味かった。卵の白身を少し溶かしたような、独特な甘みが特徴である。これが「かしわ」を入れる効果なのかもしれない。カマボコ2枚入り。値段は7年前より少々上がっており、現在はかしわ(かけに相当)300円、月見・きつね・ごぼ天・丸天350円、特上えび天450円。

※駅舎改修工事に伴い、閉店してしまいました。駅外の東筑軒本社横に新たに店舗がオープンしています。立地条件が異なるため別店舗と見なします(2014/8、確認)。

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「東筑軒」  実食日:2015/10

  西口(コンコースを経由せず、福北ゆたか線ホームから直接外に出る出口)を出て、道路向かい。駅を出てすぐという便利な立地ではあるのだが、西口自体がちょっとマイナーな存在。周辺はさほど賑やかな環境ではない。折尾駅はかなり複雑な構内構造になっていて、乗り換え通路がとても長い。だから、鹿児島本線利用者が西口外のここまで足を延ばすのはなかなか大変だ。このような駅では、できれば改札内に1軒欲しいところ。ましてや、折尾は東筑軒の本拠地(この店舗が本社屋併設になっている)なのでね、もう少し華のある立地に店があってほしいと思う。店内は狭く、厨房を囲むL字型立ち食いカウンターのみ。キャパは7人くらいか。食券制で、タッチパネル式券売機を導入。注文決定の後に確認ボタンを押さないと発券されない。操作手順がやや複雑なので、不慣れな人はちょっと戸惑うかもしれない。
  麺は、弾力がとても強い。どうも冷凍麺のように感じた。他店舗と違うのだろうか(未確認)。出汁の香りがあまり乗らず、淡くて上品なつゆに対して強い歯ごたえがちょっと浮いている印象。このつゆには、茹で麺の方が圧倒的に合うと思う。厨房設備の問題なのか、それとも全店舗での経時変化なのか。つゆはイリコ様の香りに加えてデフォルトトッピングのかしわ(鶏肉)の旨味もあり、変わらず美味しい。だからなおのこと、麺が残念だった。かしわ(かけに相当)360円、ごぼう天410円。変わりメニューに、全部560円。麺単が高め設定であるだけに、カレーセット510円がかなりお得な設定に感じる。
  実食は、ごぼう天。ごぼう天は、縦角切り(角材のような形)の単独揚げ。揚げ置きで、厚い衣がやや野暮ったく感じる部分もあるけれど、ゴボウ自体の歯ごたえはほどよく、まずまず。要望としては、とにかく麺を従来の出汁がよく乗る茹で麺に戻してほしいということ。それ以外は、十分に満足できる内容だ。


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★水巻駅(JR鹿児島本線)
「ふな津」  実食日:2009/4

  駅を出て正面(タクシープール向かい)。長屋形式の飲食店棟の端にある。厨房に面したL字型カウンターと、背後の壁に面した直線カウンターがあり、すべて椅子付き。
  ここの麺は、面白い弾力があるのが特徴。コシではなく、弾力。冷凍だろうか。つゆは透明度がかなり高いもので、昆布出汁が中心。値段は、全品うどんよりもそばの方が20円高く設定されている。カマボコが2枚入り、かけ320円(うどん300円)。具一品系は370円(うどん350円)のメニューが多い。面白いサービスに、替え玉がある。九州らしいと言っていいのだろうか。ご丁寧に、これまたうどんよりもそばの方が20円高い(そば100円、うどん80円)。飲み水は麦茶。後払い制にこだわっているのか、先払いしようとしても受け取ってもらえなかった。衛生的見地からは、正しいことだとも感じるが。


※閉店していました。跡地は、今のところテナント募集中です(2015/10、確認)。

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「めん勝」  実食日:2012/11

  駅を出て右方向へ、広い道路(国道3号)を渡らずに左へ3分。駅そばというよりも、国道沿いのドライブインタイプの店だが、駅から徒歩4分程度の距離にあるため、掲載対象とする。システムは、いわゆる讃岐セルフうどんスタイル。九州ではあまり馴染みのないスタイルなのだろうか、店入口にデカデカとシステムの説明書きが貼り出されている。客席はテーブル席&椅子付きカウンターが多数あるほか、座敷まで用意されている。
  麺は、舌触りは生麺のように感じるが、歯ごたえは茹で麺のように感じる。不思議な食感の麺だ。つゆは、色はかなり薄いのだが、飲んでみるとむしろ塩気は強く感じる。天かすがデフォルトで入っていて、かけ190円。トッピングは、かき揚げ130円など多数用意。ご飯ものもあり、かしわめし210円を用意しているあたりが九州らしい。漬物3種類がフリーというサービスがあるが、「ネギ多め」「天かす多め」は有料なので気を付けたい(それぞれ30円、20円)。箸はエコ箸。


※高看板の下部など、細かいところでちょこちょこ変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現)。値上げして、現在はかけ230円です(値−1点。2015/10、確認)。

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★赤間駅(JR鹿児島本線)
「東筑軒」  実食日:2011/8

  改札を出て右すぐ。立ち食いカウンターのみの露出店で、4〜5人で満員になる小さな店。駅弁販売コーナーを併設している。
  「東筑軒」の駅そばは、麺よりもつゆが私好み。デフォルトで乗るかしわの旨味がよく染み出ている。鳥栖駅「中央軒」も同じくデフォルトでかしわが乗るのだが、「中央軒」に比べると「東筑軒」の方がやや甘みを抑えた味付けになっている。つゆ自体も「東筑軒」の方が薄味なので、あっさり好きには「東筑軒」、こってり好きには「中央軒」をオススメしたい。かしわ(かけに相当)350円。具一品系は、エビ天(500円)を除いて400円均一。すべてのトッピングを乗せた全部そば(550円)もある。すごく割安に感じるのだが、エビ天は1本(エビ天そばには2本乗る)だし、丸天も半分になるなど、いろいろと微調整されている。


※消費増税に伴うと見られる値上げをしています。現在、かしわ360円、月見・丸天・ごぼう天各410円、えび天510円となっています(2014/8、確認)。

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★安部山公園駅(JR日豊本線)
「資さんうどん」  実食日:2013/3

  駅を出て右、信号を渡らずに右折して2分、救命救急センターの向かい。店舗名は「湯川店」。ドライブインタイプの駅チカ店。配膳付き後払い(伝票制)の店だが、店の造り・価格・出来上がりまでの時間の速さなどから、当サイトの掲載対象となる。客席は多数あり、座敷も用意されている。
  調理シーンを見なかったので、麺の種別(生or冷凍。茹で麺ではないと思う)はよく分からないのだが、うどんがメインの店だから、特にこだわりはないと思う。それでも、水準以上の食感・風味がある。ちなみに、麺は「そばorうどんor細めん」の選択となる。確認していないが、「細めん」は細うどんだろう。つゆは、九州テイスト。関西よりも塩気が薄く、出汁重視の味わいだ。卓上メニューを見た限りでは「かけ」がなく、400円のエビ天・ゴボ天・いわし天が最安メニュー。いわし天は鹿児島の「つけあげ」のようなものだろうか。エビ天に関しては、ちょっと解説が必要だ。この店には、エビを使った天ぷらが3種類ある。エビ天は、殻つき小エビのかき揚げ。むきえび天(480円)は、殻をむいた小エビ+玉ねぎのかき揚げ。そして上エビ天(540円)は、大きなエビの単独揚げ(2尾。3尾入りは660円)。また、これらとは別にかき揚げ(野菜中心のかき揚げで、480円)もある。各種天は注文後に揚げていて、別盛りで出てくる。サクサクしていて美味しく、サイズも大きい。変わりメニューには、かしわ汁520円がある。これは、鶏肉を生姜と炒めた物ものをトッピングする。これとは別に、九州ならではのかしわ(490円)もある。ご飯ものやセットメニューも多数あるほか、名物のセルフおでんも健在。メニュー構成がちょっとややこしいが、このような広くゆったりした店では、時間をかけてメニューを選ぶ楽しさもあっていいと思う。
  サービスは、おぼろ昆布と天かすがフリーで入れ放題。これは嬉しい。全メニューに、「資」の字が入ったカマボコが2枚、サービストッピングされる。24時間営業しているのも嬉しい。味、値段からサービスにいたるまで、痒いところにはすべて手が届く、素晴らしい店だと思う。エキナカに1店舗、欲しいなぁ……。


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★下曽根駅(JR日豊本線)
「あさひや」  実食日:2006/7

  改札出て左、右の通路から駅ビルに入って正面。駅ビルといっても粗末なテナントビルなのだが、その中で最も駅から近い場所にある。一見すると「高い蕎麦屋」かと思うところだが、値段はちゃんと駅そば価格なので、安心して入ろう。
  ここの麺は、冷凍のような生のような、ちょっと判別しにくいタイプ。茹で時間から考えると、生だろうか。コシはそれほどでもないが、モサッとしたそば本来の食感があってなかなか美味しい。それよりも、この店最大の特徴は、自家製注文後店揚げの天である。美味しいだけでなく、ボリュームもすごいのだ。私はここでは九州名物の「ごぼ天そば」を食べたのだが、直径1cm以上、長さ10cmくらいある「ゴボウの丸太」を10本以上使う。これだけたくさんあると、「そばを食べに来た」というより「ゴボウをかじりに来た」という感覚になる。美味しいから、たくさん入れてくれるのはありがたいのだが。
  他にも、梅干し(カリカリ小梅ではなく、柔らかくて大きくて酸っぱいもの)食べ放題、盆乗せ・レンゲ付き、テレビ有りなど、細かいポイントがたくさんある。駅そばというよりも駅前そばという感じではあるが、味・値段のバランスから考えて、オススメの店である。たぬきなし、かけ280円、月見・わかめ・きつね・丸天350円、かき揚げ・ごぼ天・肉450円。それぞれにカマボコが2枚入る。


※閉店していました(2007/12確認)。パソコン教室化していたのですが、その教室も続いているかどうか怪しいです。駅西口側に量販店が続々オープンしていて、東口全体が寂れた印象です。

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★田川後藤寺駅(JR日田彦山線・後藤寺線、平成筑豊鉄道糸田線)
「無法松」  実食日:2015/10

  駅を出て、窮屈なタクシープールを右に回って、信号を渡らずに右へ10秒。前回田川後藤寺駅を訪問した時(2012年12月)にはこの店はなかったので、最近オープンした店なのだろう。間口は広いが奥行きがない店舗で、6人掛けテーブルが1つと、椅子付きカウンター5席。値段的にやや微妙な店なのだけれど、他に対象となる店がない駅と認められる(駅近くのバスターミナル内に「こんぴらうどん」があるが、すでに廃業している様子だった)ので、特例を適用。現金制で、後払い。
  麺は、おそらく冷凍。食感的には茹で麺の可能性も感じるけれど、風味のなさと、冷凍麺に特有の饐えたような臭いが少しあったので、十中八九当たっている自信はある。つゆは、実食が肉々そばで煮汁の味が勝っていたうえおろし生姜も投入してもらったので、よく分からない。たぶん、本質的にはかなり薄味のものだろうと思う。色も、九州にしてはわりと濃いけれど、これも肉汁の影響があってのことではないかという気がする。かけというメニューはなく、丸天500円が最安。あとは、肉600円、肉カレー750円、肉々800円。麺類メニューは以上。「肉うどん」を売りにする店だからこのラインナップなのだろうけれど、個人的にはワンコインで食べられるようなチープなメニューも扱ってほしいところだ。
  肉々そばには、少し筋っぽい牛ブロック肉がたっぷりトッピングされる。たっぷりはたっぷりなんだけど、800円という値段から考えると少し寂しいボリューム感。もっと、丼の上に小山が築かれるくらい盛ってくれるのかと期待していたので。この内容だったら、650円くらいで出してほしいところだ。ただ、肉の味はよかった。じっくりと煮込んであってトロトロに柔らかく、そばとの相性もとても良い。醤油系のラーメンに合わせた方がもっとマッチしそうな気はするけれど。おろし生姜は、乗せるかどうかを事前に聞いてきてくれる。肉と生姜の相性は良いが、生姜を入れるとつゆ本来の味はほぼ分からなくなるので、悩ましいところだ。別盛りができればベスト。九州では珍しく、微塵切りのタカノツメが置いてある。飲み水は麦茶。箸はエコ箸。


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★歓遊舎ひこさん駅(JR日田彦山線)
「麺処ふかくら庵」  実食日:2012/12

  駅に隣接する同名の道の駅内。もともと道の駅が先にあって、添田町の地域自立促進プロジェクトの一環として、後から鉄道駅が開業した。しかしながら、鉄道で訪れる人はあまり多くないようだ。道の駅内には、食事処が2つあり、どちらも「ふかくら庵」なので、間違えないように注意が必要。鉄道駅から見て、手前にあるのはバイキングレストラン「食事処ふかくら庵」。その奥に「麺処ふかくら庵」がある。店内は広く、テーブル席が多数ある。半券もぎりタイプの食券を券売機で買い、半券をもぎって席で待ち、配膳されるときに半券を回収する。閑散時間帯だったから配膳されたが、半券をもぎるということは、混雑時にはセルフ受渡になるのだろう。
  この店のそばの最大の特徴は、不思議な食感の麺だ。断面が「凹」の字型をしている麺で、他ではあまり感じたことのない舌触り。つゆがよく絡むので、なかなか美味しい。つゆは、超薄味の店が多い九州にしてはわりと濃いめ。カツオ由来なのかあご由来なのか、少し酸味がある。底広の丼につゆをたっぷり注いでくれるのが嬉しい。かけ330円、きつね380円、ごぼ天450円など。変わりメニューに、椎茸そば480円、鮎そば650円がある。鮎そばは、品書きに訂正の跡があり、かつては700円だったようだ。高すぎて売れなかったのだろうか。ごぼ天は、斜めスライスの単独揚げ。衣が厚めで、フニャフニャしている。揚げたてではないようだ。全体的に水準以上の印象だったのだが、閑散時間帯だったためか、私が食べている間、手持ち無沙汰なウェイトレス2人がずっとこちらを見ていたのがちょっと。ヒマなら厨房内に入っているか、せめて2人で談笑でもしていてくれるとありがたい。ずっとこちらを向いていると、監視されているみたいで落ち着かないって。悪気はないのだろうが、サービスを1点引かせていただいた。

※2015/10、再食。値上げして、現在はかけ380円、きつね430円、ごぼう天(メニュー名が「ごぼ天」から変わっているが、単品は現在も「ごぼ天」表記で120円)500円、椎茸540円、鮎700円になっています。麺類は一律50円の値上げで、ご飯ものは20〜30円程度の値上げになっています。念願の、鮎そばを実食。鮎は、塩焼きではなく甘露煮でした。川魚にありがちな臭みはほとんどなく、じっくり炊いてあって頭・骨・ヒレまで全部食べられます。麺にはそばの香りがしっかりとあるし、カツオ系が前面に出たつゆもなかなか美味しいです。また、今回は監視されているような感じもなく、落ち着いて食べることができました(サ+1点)。

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★若松駅(JR筑豊本線)
「東筑軒」  実食日:2009/4

  改札外、待合室内。吹きっさらしの立ち食いカウンターのみの店。九州には、このタイプの店舗がまだ結構多く残っている。
  麺は、冷凍だろうか。ツルツルした食感。つゆはあっさりしているが、塩気は程良く利いている。全メニューに、カマボコ2枚とかしわ(鶏肉)が入る。かしわの旨みがつゆに染み出て、非常に美味しい。値段は、少々高め。かけ(「かしわ」と表記)350円、具一品系メニューは400円のものが多い。ごぼう天は、縦に4つに切ったものを単独揚げ。衣が厚いけれど、ごぼうの食感・風味が生きている。ご飯ものはおにぎり・いなり程度があり、かしわおにぎり(100円)は試してみたい一品。


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★直方駅(JR筑豊本線、平成尾筑豊鉄道伊田線)

「東筑軒」  実食日:1999/12

  九州の駅そばの中では、今のところはここが一番のオススメ。JR改札の脇にある、ちょっと古びた感じの店である。ここでも自慢の“かしわそば”を味わえるのだが、小倉駅のものとは比較にならないくらい美味い。鶏のささみは湯がいてあるうえ細かくほぐされているので、柔らかくて食べやすい。また、つゆも美味い。出汁がビシッと効いた関西風仕立てで、麺との相性も抜群である。290円という値段もまた嬉しい。因みに、この店には“かけ”というメニューはない。“かしわ”がもっとも安いメニューなので、これが“かけ”の代わりなのだろう。

※旧写真がないので比べられませんが、駅舎改築に伴ってリニューアルしています(写真を貼りました)。現在地は、橋上駅舎の1階外側。地平駅時代に比べて、少し寄りにくい立地になったでしょうか。前食時から16年経っているので当たり前ですが、だいぶ値上げして現在はかしわ350円になっています(値−3点、衛+1点、付−3点。2015/10、確認)。

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★新飯塚駅(JR筑豊本線・後藤寺線)
「喧嘩うどん」  実食日:2006/7

  西口階段を下りて右すぐ。駅舎に埋設される形で、窓口は駅舎の外側のみ。うどん専門店を思わせる店名・外観だが、一応そばも扱っている。「一応」と書いたのは、全メニューうどんよりもそばの方が20円高い設定になっているため。四国でよく目にするパターンだ。
  ここのそばは、関東の「小竹林」を思わせる冷凍麺。細くて黒くて、ちょっとニチャッとするタイプ。これが関西風のつゆに意外とよく合っている。カマボコ(2枚)と青ネギが彩りを添え、全体的な出来映えは上々である。値段が少々高めなのは、味で充分にカバーできていると言えるだろう。たぬきなし、かけ320円、とろろ・わかめ370円、きつね・まる天400円(うどんはそれぞれ−20円)。ちなみに、うどんは2種類の麺(普通麺・細麺)から選択可。定食類や酒類、つまみも多数あり、いろいろな用途で使える店である。


※閉店していました。跡地はコンビニでしょうか(2012/11、確認)。

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★豊前大熊駅(平成筑豊鉄道糸田線)
「立喰い生麺」  実食日:2015/10

  駅から4分ほど歩く。駅を出て、すぐそばの踏切を渡って2分。パチンコ店の脇の路地を左に入って、突き当り(県道)を渡らずに右折して1分。セブンイレブンと同棟になっている店舗。「金田店」という店舗名があることから他にも店舗があるのだろうと思って調べてみると、金田店を含めて全部で6店舗ヒットする。このうち、当サイト的に対象になるのは金田店と川崎店だろうか。九州まで足を伸ばす機会は年に1〜2回くらいしかないが、未食リストに入れておこう。金田店のフロアはわりと広く、中央に椅子付きカウンターが14席あり、両サイドにテーブルの座敷が4人×6。座敷が多いあたりに、ドライバー向けの配慮がうかがえる。食券制で、基本的にセルフの造りではあるが、入店すると店員さんが食券を受け取りに厨房から出てくる。親切のつもりなのだろうけれど、食券を買うところを監視されているみたいで落ち着かないので、完全セルフにしてほしい。閑散時間帯のみの対応だろうか(11:00頃の入店で、先客1・後客2)。
  店名から推して生麺を使っているのだろうけれど、食べてみた印象としては茹で麺。茹で置き時間が長いのかな。太く黒っぽい、九州ではあまり出会わないタイプの麺だ。「生麺」という看板に多少「?」を覚えないでもないが、本質的には結構好きな麺。つゆは、カツオ系ではない魚介出汁がよく香る。魚の種類まで特定できなかったけれど、たぶんイワシ系か、アゴか。最初の三口くらいは少々生臭く感じるのだけれど、慣れてくるとまろやかでちょうどよいと思える風合いになる。かけ350円(麺はそば・うどん・細麺うどんの3種)で、トッピングはすべて単品の扱い。今回は、変わり種の「明太天」(110円)を乗せてみた。明太天は、「明太子の天ぷら」ではなく、「丸天に明太子を練り込んだもの」だった。加熱することで明太子が白くなってあまり目立たないのだけれど、プチプチ弾ける食感はとても面白い。辛みがストレートに残っているので、見た目の印象以上に辛かった。値段的にも安いし、これは面白いご当地トッピングだ。ネギと、妙に色白な天かす(揚げがアンダー?)がフリー。そば・うどん以外に、ラーメン・丼もの・定食などいろいろある。券売機の64個のボタンのうち58個が稼働。これなら、毎日寄っても飽きないだろう。


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