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※ 記事は上が最新です。                                         
※ 再食記事は追記しますが、「変化なし」の再食履歴および誤記訂正は上書きする場合があります。



お 知 ら せ

自身9冊目となる単行本
『全国「駅ラーメン」探訪』
発売されました(2018/10/15発売)。
読者から多く寄せられた
「ラーメンもやってほしい」という声に応える一冊です。
駅そばに通じる視点から、ラーメンを研究しました。
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発行:交通新聞社 価格800円(+税)

お 知 ら せ

8冊目となる単行本
『駅そば 東西食べくらべ100』
が発売されました(2018/9/14発売)。
初めての、ムック形式の作品になります。
関東・関西を中心に、
オススメの駅そば店を約100軒収録しています。
全国の書店などでお求めいただけます!

発行:交通新聞社 価格900円(税込。本体833円)




・飯田橋駅(東京・中央線1)  「永坂庵」  実食日:2018/9

  B1出口を出て左、大久保通りを渡り、目白通りを渡らずに左折して2分ほど。上記「天かめ」の跡地。近年急速に店舗数を伸ばしていた「天かめ」がここにきて少々雲行きが怪しくなっており、現時点で把握している限りでは飯田橋と本郷三丁目の店舗が「永坂庵」に変わり、春日の店舗がラーメン店「マルキュー」に変わっている。いずれも、「撤退→他社参入」の図式ではなく、「永坂庵」も「マルキュー」も、「天かめ」と関連性がありそう。店の意匠や造り、木製の麺箱などを見ればなんとなく分かる。だから、必ずしも「天かめ」が斜陽というわけではなく、多角化(あるいは方向性の模索)を始めていると見るべきではないだろうか。外観はリニューアルされているが店内の客席配置は「天かめ」時代と変わっていない。立ち食いカウンターのみで、キャパは8人くらい。
  麺は注文後茹での生麺で、田舎・更科の2種を用意している。実食は、田舎のたぬきそば350円(更科の方が全メニュー10円高い設定)。やや幅広の麺で、少しザラッとするが「天かめ」時代ほどではない。グレーが濃く、ほどほどに香りもある。「天かめ」時代の麺とは別物のようだ。つゆは、塩気の勝ったストロング系。甘みのあるカツオ出汁で、方向性としては「天かめ」に近い。ただ、「天かめ」時代に強く感じられた粉末っぽさがなくなって、ややクリアな口当たりになっている。使う材料は同じで、濾し方を変えたかのようなテイスト。より目の細かい布(出汁パック?)で濾しているのではないかと邪推(未確認です)。田舎麺との相性は悪くないが、更科との相性はやや疑問。食べていないので断定的には言えないが、つゆが強すぎるのではないかと思う。たぬきは、揚げ置きの天かす。やや湿気り気味だったが、まぁ悪くはない。ちょっと苦言を呈したいのは、ネギ。シャキシャキ感がなくしなっとしており、あまり鮮度がよくなかった。百歩譲って夕方とかならまだしも(昼用に大量に切り置いたものが残っている可能性があるので)、平日11時の訪問でこれだとちょっと厳しい。
  総じての印象は、「天かめ」が少し上品になった感じ。美味いか不味いかで言えば、美味い。ただ、「天かめ」より60円ほど高い設定なのが微妙。全店舗が「永坂庵」化するのは、個人的にはちょっと反対。選択肢が増えるのはおおいに結構なので、ぜひ両業態並行で運営してほしいところだ。そして気になるのは、客数の少なさ。平日の11時で、先客0・後客1だった。雨天だったからということもあるだろうが、そろそろ賑わい始めないと苦しい時間帯。おそらく、採算性の低い店舗(または、フロア面積が狭い店舗)から「永坂庵」(または「マルキュー」)に転じているのではないかと思う。客数の少なさを客単価上昇でカバーできるから。そう考えると、両国とか門前仲町あたりは、「天かめ」として残ることになるか。江戸川橋や半蔵門あたりは、ちょっと微妙。これまでの傾向から勘案すると、近い将来に「永坂庵」化してもおかしくない。あくまでも個人的な予測なのだけれど。


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・富岡駅(南東北)  「さくらステーションKINONE」  実食日:2018/1

  東日本大震災の影響で不通となっていた常磐線竜田〜富岡間の運転再開に合わせ、2017年10月にオープンした新店。富岡駅は津波で完全流失してしまったので、少し場所を移して、駅舎を新築している。その新駅舎に併設する形で、売店を兼ねた飲食店が設けられた。駅舎併設なのだが、駅舎内からの往来はできず、一度駅を出てのアクセスになる。有人レジで先払い→番号札で呼び出し。客席は、誕生席のある5人掛けテーブルが2つに、椅子付きカウンター9席。
  公式取材を兼ねての訪問ということもあり、かき揚げ天そば550円と、名物として売り出している「さくらうどん」500円を連食した。そばの麺は、冷凍。香りはそれほどなく、まぁ平均的。つゆは、特段出汁が香るわけではないのだけれど、そんなに平坦な感じもしない。業務用だろう。NRE店舗だけれど、麺もつゆも「あじさい茶屋」や「いろり庵きらく」とは別のものだ。かき揚げは、注文後揚げ。アツアツ・サクサクで、具材感もしっかりとあり、上々。ワカメ&カマボコ入り。ホウレンソウのお浸し付き。値段的にちょっと高いのだけれど、あまり客数を望めなさそうな駅だから許容範囲内か。一方のさくらうどんは、桜の葉を練り込んだ、コシの強い麺。これも冷凍かな。葉を練り込んでいるのに、なぜか花のようなピンク色をしているという……。そのあたりは、あまり突っ込まない方がいいのかも。麺をすすりこむときに、ほんのりと桜の香りが漂う。あまり強い香りではないので、添付のワサビをつゆに溶くと香りがほとんど感じられなくなってしまうだろう。注意が必要だ。また、つゆの香りにも負けてしまうくらいだから、本音を言えばぶっかけスタイルではなくもりスタイルで提供してほしいところだ。こちらもワカメ&カマボコ入りで、ホウレンソウのお浸しが付く。他メニューは、かけ400円、三陸産わかめ500円、かき揚げ天玉600円など。たぬきはない。中華そば600円もある。また、ご飯ものやセットメニューも充実。ただし、カツカレーと半そばのセット1050円を筆頭に、いずれも値段が高いので、あまりオススメという感じではない。シンプルな麺単で済ませるのが良かろう。箸はエコ箸。訪問時にはJR発足30周年記念のクリアファイルがプレゼントされたのだが、恒久的なサービスではないので加点しないでおく。
  訪問は平日の11:00頃で、先客1・後客5。意外と言っては失礼かもしれないが、利用者は多かった。この他に、売店客も数名。震災前に3000人いた富岡町の住民のうち、現時点で戻ってきているのは400人程度だそうで、地元住民でこれだけ賑わうとは考えにくい。おそらく、復旧した常磐線に乗りに来た観光客や、復興工事に従事する作業員がメイン客層なのではないかと思う。常磐線のいわき以北には駅そばが少ないので、少々高くても店ができてくれたことはありがたい。多少なりとも街の復興にもつながるだろうし。応援していきたい店だ。


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・品川駅(東京・山手線5)  「常盤軒」  実食日:2016/1

  JR13・14番(横須賀線)ホーム中ほど。店舗名は「26号店」。山手線や京浜東北線ホームの店舗は暖簾等から「常盤軒」の記載がなくなってしまったが、こちらは黄緑色の長い暖簾にバッチリと記載されている。そもそも店の造り自体が他ホームの店舗とは異なっており、ホームに対して縦に長い造り。出入口の間仕切りは開けっ放しで、半露出店と言っていいような状態。立ち食いカウンターのみで、キャパは6〜7人といったところ。
  麺は、ちょっとブヨブヨした食感の茹で麺。まぁ、可もなく不可もなく無難な感じ。一方のつゆは、かなり刺激的な塩辛さ。夏場ならいいかもしれないが、冬場にこの辛さはちょっとつらいものがある。厨房内を見ると、つゆの寸胴に出汁パック(?)が入れっぱなしになっている。これだと、タイミングによってどんどん味が変わってしまうのではないだろうか。というか、逆に出涸らしの出汁パックが旨味を吸ってしまうような気がする。紅茶と同じで、出汁パックはほどよく抽出したところで出さないとどんどん不味くなってしまう。たぬきは既製の揚げ玉で変哲なし。たぬき380円。これといった変わりメニューはない。ご飯ものは、カレーライス系多種と、ふりかけご飯150円(渋い!)がある。1・2番ホームの22号店よりも、だいぶメニューが絞られている。


※2018/9、再食。かき揚げそば380円をいただきました。相変わらずの塩辛つゆで、寸胴の中に出汁パックが入れっぱなしになっています。天は薄っぺらく、ゲソの香りが強いものでした。品川丼に乗せるのと同じものです。この店舗は空調設備がないので、夏場は暑くて厳しいです。1・2ホームの22号店は空調完備なので、夏場に食べるなら22号店を推奨します。
  平日18:00頃の訪問で、先客2・後客1。3・4ホームの2店舗が閉店して、残った店舗に客が集中するのかと思いきや、そうでもない様子。まぁ、駅そばを食べるためにわざわざホームを移動するなんていうことは、普通の人はやらないでしょうからね。


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・品川駅(東京・山手線5)  「そば処(常盤軒)」  実食日:2003/11



  JR1・2番線ホーム(山手線)上、階段下にある。今や残り少なくなった、山手線ホーム上の「あじさい」以外の駅そばの一つである。かつては、「品川といえば常盤軒」というくらいに、駅構内にたくさんの店舗を抱えていたのだが、コンコースの店舗が「あずみ野」に変わってから、めっきり影が薄くなってしまった。
  味には、際だった特長はない。しかし、ちょっとザラザラした食感の麺と、色が薄く塩っ気が強いつゆは、加点するほどではないが、私の好みには合っている。比較的ボリューム感もあり、ホーム上の店としてはまずまずまとまっている方だと思う。たぬき310円。

※値上げ(たぬき310→360円。値−2点)していました(2011/6、確認)。

※2013/10、再食。メガチキン竜田そば(490円)を試しました。ボリューム感はありますが、肉質はややパサつき気味です(付+1点)。

※暖簾が変わり、「常盤軒」の表示がなくなりました。一応、店名変更と解釈することにします(「常盤軒」→「そば処(常盤軒)」。写真は左から2枚目)。店舗名は、「22号店」です。値上げして、たぬき380円になっていました。同日に実食した26号店との比較で、価格体系としては同一ですが、こちらの店舗の方がメニューの種類がだいぶ多いです。26号店にはないメニューとして、やわらか角煮そば520円、各煮丼580円、品川丼470円、牛丼540円などがあります。メガチキン竜田は、終了しています(2016/1、確認)。

※2016/2、再食。初めて、品川丼470円を食べてみました。早い話がかき揚げ丼なのですが、固揚げペラペラのかき揚げをタレにドボンと漬け込んでからご飯に乗せるので、かなり味が濃いです。この手のかき揚げにしては油もわりと強く、お腹よりも先に胸がいっぱいになりそうです。麺つゆを薄めたような感じのスープが付きます(揚げ玉入り)。ジャンキー感極まりないですが、時として無性に食べたくなる「ガツン感」があります。大盛590円も、いつかは試してみたいものです。

※暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。値段等、変わっていません(2018/9、確認)。

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・品川駅(東京・山手線5)  「そば処(常盤軒)」  実食日:2016/2

  JR3・4番(京浜東北線)ホーム中ほど。店舗名は「24号店」。上記「23号店」と同じホーム上にある。建屋の造りや客席配置などは、23号店と同じ。立ち食いカウンター5人分くらいのみで、券売機が店内にあるパターンだ。暖簾の色だけが違っている。
  そばの味は、麺もつゆも具材も、23号店と同じ。つゆがかなり塩辛く、完飲するのをちょっとためらうレベル。麺は黒みの強い茹で麺だ。たぬき380円。23号店とはメニューが一部違っているものの、そばを食べるぶんには大差がないと言える。同じ業者の店なのだから、当たり前と言えば当たり前。しかし、カレーは別物。24号店では、店内で一から仕込んだカレーを提供している。そのぶん、値段も高い。カレーライスは550円(22・23・26号店では500円)。しっかり炒めたタマネギのコクが感じられるだけでなく、具材にも3センチ角くらいの牛肉をたっぷり使い、本格志向(数日前に実食済み)。50円の差額分の価値は充分すぎるほどあると思う。そばメニューとしてはカレーそば480円があるので、次回にでも試してみたい。反面、ミニカレーセットは用意がない。カレーが売りの店舗であるだけに、ちょっと残念だ。フルカレーとそばを両方食べるのはへヴィだし、値段もだいぶ高いものになってしまうので。


※ホーム工事に伴い、閉店していました。建物撤去済みです。この店舗はカレーが特別製だったのですが、店舗閉店のためカレーの食べ比べができなくなってしまいました。たいへん残念です(2018/9、確認)。

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・品川駅(東京・山手線5)  「そば処(常盤軒)」  実食日:2016/2

  JR3・4番ホーム(京浜東北線)の大井町寄り階段下。店舗名は「23号店」。上記「22号店」と似たような造りだが、券売機の配置や店内のカウンター配置が少々異なる。個人的には、券売機を店舗の外に出している22号店の方が利用しやすい。また、「24号店」とは券売機の配置やカウンター配置は同じだが、暖簾の色が違う。こういった微妙な違いが、実に興味深い。立ち食いカウンターのみで、キャパは6〜7人程度。空いている時なら、出入口側のカウンターを利用した方がいいだろう。厨房側のカウンターは、上部に行灯型のメニュー看板が張り出していて頭をぶつけやすいので。もっとも、身長170cm以下であれば関係なさそうだが。
  麺は、濃いグレーの茹で麺。舌がビリビリ震えるほど辛いつゆやあまり味のないたぬき(揚げ玉)と合わせ、22号店・26号店と同じものだろう。たぬき380円。メニューは22号店・26号店と一部異なっているが、重複メニューについてはすべて同じ値段(24号店は一部異なる)。ご飯ものだが、名物メニューの「品川丼」(470円)は、22・23・24号店で扱っている。26号店にはないので、ご注意を。
  看板や暖簾から「常盤軒」との表示が消えて、表記は「そば処」のみになっている。JR東日本リテールネットのHPに「品川23号そば」として掲載されているが、当サイトでは現地表記を優先する。また、JRグループの傘下には入ったものの、リテールネット駅そばの大半は業務委託という形をとっており、実質的には旧店の業者がそのまま存続し、味も引き継がれている。看板等に表記がないこの店舗についても、常盤軒が引き続き実質的に運営している。暖簾に「常盤軒」表記がある26号店を除く3店舗は、ひとまず「そば処(常盤軒)」として掲載させていただく。


※2016/2、再食。わけあって、カレーライス500円をチョイスしました。金属製の少し深いカレー皿で出てきます。目に見える具材は、1センチ角くらいの牛肉片数個のみ。意外にスパイスが利いていて、さほど深みはないものの淡麗系のカレーと考えれば、駅そば店のカレーとしては悪くないです。

※ホーム工事に伴い、閉店していました。建物撤去済みです(2018/9、確認)。

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・いわき駅(南東北)  「半田屋」  実食日:2012/1

  改札外、駅ビルの4階。改札階が3階だし、駅ビルといっても規模が小さいので、さほど行きにくい感じはない。「半田屋」は東北在住の方にはおなじみの定食屋で、そば・うどんのほかにも雑多なメニューを扱っている。「駅そば」のカテゴリに入れていいかどうか微妙なところだが、個人的に好きなチェーンなのでエキナカおよびエキチカにある店舗は含めることにする。
  最大の魅力は、何と言っても値段だ。かけそばは190円、天かすはフリーだ。そのほかのご飯ものや一品料理も恐ろしく安い。味覚的にはどうということもないのだが、ワンコインでかなり豪華な食事を楽しめるし、選択肢の広さも嬉しい。そばの麺は普通に茹で麺で、つゆはちょっと関西を意識しているのかなという味覚。ただし、完全な再現には至っておらず、ちょっと酸味が強く出ている。だが繰り返すが、とにかく値段の破壊力はすさまじい。この日食べたのはかけそば+いんげん天+揚げ出し豆腐だが、合計350円だった。コストパフォーマンスでこの右に出る店は、なかなか見つからないだろう。


※値上げしていました。現在、かけ210円です。天は290円。地方にしては、まだまだだいぶ安いですね(値−2点。2018/1、確認)。

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・いわき駅(南東北)  「そば八」  実食日:2008/12

  南口を出て左方向(平南ホテル方面)へ30秒、右側。綿引印舗(印章店)と同棟というか、片隅に居候しているような立地。綿引印舗がサイドビジネスとして直営しているのか、テナントなのか、判然としない。印象としては、前者。なぜなら、あまりよくない立地(駅を出た時点で見えないし、通行人も少ない)で客数も多くなさそうなのに、やたら安い設定になっているから。テナント料を払っていては到底続かなさそうな雰囲気である。立食カウンターと2人掛けテーブル席がある。
  すでに書いたが、この店最大のポイントは、値段である。地方としては異例と言っていい安さで、かけは200円。たぬき230円、山菜250円など、全メニューが安い設定になっている。しかも、ワカメ入り。ご飯ものも、おにぎり・いなり程度は扱っている。面白いところでは、めんつゆの1リットル販売(865円)がある。味覚面では、角がとれた太麺に特徴を感じた。とりわけ美味いというわけではないが、この値段なら充分リピートする価値がある。ホームの店が閉店してしまっただけに、この店には今後も頑張ってほしいものである。ただ、駅前整備工事の波がすぐ近くまで及んでいるのが気になる。次回いわきを訪れるときまでこの店が存続してくれるかどうか、想像するのも怖い。


※値段が上がっています。現在、かけ230円、天320円です。消費増税に伴う値上げと思われますが、まだまだだいぶ安い部類です(値−2点。2014/9、確認)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値段等、変わっていません。幟に店名が記載されているのを確認しましたので、店名変更として扱います(「そばうどん」→「そば八」)。なお、出入口のガラス窓に、3月末を以て閉店する旨の貼り紙が出ていました。食べ納めをするかどうかで悩みましたが、この後に複数軒食べる予定があったため断念しました。3月までにもう1回来られるかどうか……(2018/1、確認)。
※この店舗は、その後閉店しています。ご注意ください。

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・いわき駅(南東北)  「つぼみ」  実食日:2014/9

  改札外、駅ビルの3階一番奥。3階と言われると足が重くなるかもしれないが、実は改札階が3階なので、とても行きやすい。テーブル席と立ち食いがあり、キャパは20くらい。
  この店は、駅そばでは成功例が極めて少ない「十割そば」にチャレンジしている。その麺は、乱切りの押出麺で、食感が楽しかった。香りをそれほど感じなかったのは、そういうそばなのか、それともつゆの強い甘みでかき消されてしまったのか。一度冷たいそばで食べてみたいと感じる内容だった。かけ380円、もり480円。トッピングはすべて単品の扱いで、かき揚げ70円、キス(天)150円、エビ(天)200円など。実食はキス。自家製と思われるが、揚げ置きなのでサクサク感はなかった。麺が中心の店だと思うが、実は一番印象に残ったのはサービストッピングされるワカメ。色鮮やかで、肉厚新鮮でとても美味しかった。


※閉店していました。跡地は、「いわき美食ホテル」という物産販売店になっています。地方では珍しい新進系の店でしたが、短命に終わりました。この手の店は、大都会の方が適しているのかもしれません。また、立地的にも多客は望めなかったでしょうか (2018/1、確認)。

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・品川駅(東京・山手線5)  「ふじ」  実食日:2009/6

  港南口(東口)を出て広場を突っ切って道路を渡り、正面方向の繁華街に入ってすぐ(2軒目)左側。立ち食い専門ながら店内のスペースはゆったりしていて、建物の幅もかなり広いのだが、なぜか出入口が非常に狭く造られているので、どこか人目を忍ぶような雰囲気が漂っている。そば・うどんが中心だが、酒類や一品料理も多種揃えていて、夕方以降は立ち飲み屋としての色合いが濃くなる。天などのそば種をつまみに流用しているほか、缶詰などの廉価な肴もあるので、1000円持っていればそれなりに飲める。
  そばの方は、麺はやや太めの茹で麺で、悪くない。つゆは薄め。若干物足りなさを覚える。たぬきは小エビ風味でカラッと揚がっていて、美味。この店は天も美味いのではないか、と類推できる。たぬき320円(ワカメ入り)。なお、この店はチェーン店の「富士そば」とは無関係の、ローカル店である。


※たぬき320円、値段据え置きです。消費増税で値上げしなかったのは、こういう古くからやっている店が多いです。常連客中心の商売だけに、値上げをしづらい(したくない)のではないかと感じます(2015/2、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。消費増税時に値上げしなかった店だから、許容範囲内ですね。むしろ、よく頑張っていると思います(値−1点。2018/9、確認)。

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・品川駅(東京・山手線5)  「富士そば」  実食日:2016/5

  JR港南口を出て正面。かつて「明月庵」という立ちそばがあった場所に、今月1日にオープンした。港南口側にはすでに上記「ふじ」と「梅もと」があるわけで、競合は避けられない。個人的には高輪口側に出店してほしかったところだ。ただ、港南口側は近年目覚ましい勢いで高層ビルが建ち、昼食需要が急激に伸びているので、案外共存してやっていけるというか、業界全体として考えればこれまで取りこぼしていた顧客を拾えるようになるのかもしれない。店舗の規模は意外に小さく、椅子付きカウンター15席と立ち食いカウンター5〜6人分。加えて、奥の方にビニールカーテンで覆われた半露出の立ち食いスペースがあり、ここでも8人くらい食べられる。ただし、訪問時には椅子付きカウンターと店内の立ち食いカウンターはほぼ満席だったにもかかわらず、半露出立ち食いカウンターでは閑古鳥が鳴いていた。
  麺は、茹で置き。最近の富士そばとしては平均的なもので、確認していないがおそらく興和の麺だろう。つゆは、「希釈率を間違ってない?」とツッコみたくなるほど淡く、カツオもほとんど香らなかった。濃縮つゆはある程度濃く作らないと香りがまったく立たないので、この点は改善を望みたい。たぬきは、あまり味のない揚げ玉。油気も少なく、存在感激弱だった。麺は平均的だけれど、総じての印象としてはパンチが弱くて印象力に欠ける一杯だった。実食が5/6、つまりオープンから約1週間後だったので、まだオペレーションも不慣れな部分が多かった。「富士そば」ではどこの店舗でもそうなのかもしれないが、時間のかかるかつ丼490円が多く出るので、注文に対して提供順が前後することが多い。これが混乱を招くきっかけになっていて、挙句の果てにはかつ丼を1つ多く作りすぎてしまっていた。かつ丼は「富士そば」の看板メニューなので、昼時といえども見込みで調理するわけにはいかないのだろうから、致し方ないとも言えるのだが。たぬき390円(ワカメ入り)。廉価なセットメニューに、ミニ唐辛子高菜丼セット490円あり。箸はエコ箸。


※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は左:旧、右:現)。先日テレビで紹介されていて、全店舗中もっとも客数の多い店舗だそうです。席数はそこまで多い方ではなかったように思うのですが(2018/9、確認)。

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・品川駅(東京・山手線5)  「梅もと」  実食日:2010/9

  港南口を出て左前、広い通りを1分、右側。大通りに面しているにもかかわらず、意外と目立たないエリアにある。横並びの椅子付きカウンター席が主体で、複雑な形をしたフロアにうまく客席を配置している印象。一部立ち食い席もある。また、テイクアウト専用の窓口が設けられている。
  味覚的には、いつもの「梅もと」。ややざらつきがあり、歯切れのよい茹で麺。つゆにはこれといった特徴なし。たぬき320円。たぬきは、入れすぎ。つゆをほとんど吸い尽くしてしまった。このチェーンの特徴として、かなりお得な「サービス」の設定があるのだが、この店舗では固定サービスはなく、月替わりのサービスやキャンペーン的なサービスを随時行っている様子。実食時には、月替わりサービスとして大盛り無料(11:30〜限定)、キャンペーン的なサービスとして大海老天そば100円引きというサービスがあった。


※改装して、ちょっと地味な印象になっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、現在はたぬき340円になっています。サービス内容が変わっています。月替わりサービスの記載はなく、タイムサービス(15時以降はラーメン320円)と日替わり特価セット(そば・うどん各510円、ラーメン520円)の設定になっています。ラーメンとのセットの方が、圧倒的にお得に感じます。タイムサービスといい、この店舗は特にラーメンに力を入れているように感じます。そばも頑張ってください(値−1点。2015/2、確認)。

※閉店していました。跡地は、横浜家系のラーメン店です(2018/9、確認)。

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・小田原駅(神奈川1)  「箱根そば」  実食日:2007/10



  小田急改札内外。店の中央にパーティションがあり、改札の内外を隔てている。改札外側の入口は、小田急改札を出て右、右側。JR(在来線)の場合は改札出て左、右側。新幹線の場合は、改札出て右、階段を上って左側。大雄山線はかなり離れているので、ちょっと不便。
  小田急沿線お馴染みのチェーンで、変わり映えしないのだが、この店は同系他店に比べてだいぶつゆが薄かったような気がする。「箱根」系のつゆにありがちな「独特な甘み」は、個人的にはあまり好きではないので、むしろプラス材料か。たぬきは、ワカメが入って290円。

※改装(写真は左から2枚目)・店名変更(「生そば 箱根」→「箱根そば」)・値上げ(たぬき290→320円。値−1点)していました。チェーン全体での値上げかもしれません。内装も変わっていて、現在はそば・うどんのブースとカレーのブースに分かれています。また、改札内からは入れなくなっていました(付+1点。2008/5、再食確認)。

※微妙に改装していました(写真は右端が最新)。値上げして、現在はたぬき340円です(値−1点。2016/3、確認)。

※2018/1、再食。とはいえ、そばではなくカレーライスの実食です。期間限定でカキクリームコロッケカレー650円が出ていたので、迷わずボタンをぽちっと。内容は、プレーンなカレーライスの上に俵型のクリームコロッケがひとつ乗っているだけです。見た目は若干ショボいのですが、予想以上に牡蠣の香りが濃厚で、味覚的には及第点でした。コロッケの単価が210円(650−カレーライス440)もするだけあって、それなりの品質のものを使っています。ただ、デフォルトで福神漬けが乗っているのがちょっと。真っ赤な汁がご飯に染みわたって、牡蠣の香りとケンカするので、別皿にするか、せめて「乗せていいですか?」くらい聞いてほしかったです。なお、値上げして現在はたぬき350円になっています。
  訪問は、平日の18:00頃。先客・後客とも数えきれないほど多数。いやぁ、流行っていますね。キャパの大きさもあって、数ある「箱根そば」店舗の中でも指折りの客数だと思います。カレーブースよりもそば・うどんブースの方が圧倒的に賑わっているので、すぐに食べたい場合にはあえてカレーライスを選択する手もありそうです。


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・小田原駅(神奈川1)  「小竹林」  実食日:2008/5

  JR5&6番ホーム(階段下)。小田原らしく提灯を掲げた、風情ある外観の店。店内は狭いながらも椅子席を多数配置している。年輩客が多いのかもしれない(実食時にも、お年寄り客が半数以上を占めていた)。
  この店は、チェーン店にしてはアッパレと思いたくなるほど、特徴に溢れていた。麺やつゆは普通に小竹林仕様だから、美味いことは美味いが感動するほどのものではない。私のハートを揺さぶったのは、トッピング(メニュー)。小田原店オリジナルのメニューとして、「小田原梅そば」を設定していたのだ。大葉の筏の上に大きな梅干しを1つ乗せ、周囲にワカメを配したもの。小田原市内にある曽我梅林は約35000本の梅の木を有する梅の名産地なのだ。ご丁寧に、「当店の梅は曽我の5年ものを使用しています」との貼り紙まで出ている。これは紛れもなく小田原ならではの味覚ではないか。しかも、値段は350円とリーズナブル。この一杯を食べずして、小田原へ行ったなどとのたまうなかれ。
  他にも、野菜かき揚げ(400円)とえびかき揚げ(470円)は揚げたてを供するなど、進取な面が垣間見える。こんな身近な場所に「ご当地駅そば」があったなんて。もっと早く知っておきたかったものだ。たぬき360円だが、この店ではたぬきよりも安い小田原梅そばを、強くプッシュしておこう。


※小田原梅そばは据え置きも、たぬきが370円に上がっています。かき揚げ(400円)は1種類だけになっていました(2013/8、確認)。

※2014/11、再食。たぬき370円、値段据え置きです。小田原梅そばも350円のままです。このメニューは店のイチオシで、店内にはちゃんと貼り紙が出ているのですが、店の外に掲示されているお品書きに記載されていません。勿体ない感じがします。

※提灯がビリビリに破け、お化け屋敷のようになっていました(写真は左:旧、右:現)。そろそろ改装した方がいいように思います。値段等、変わっていません(2018/1、確認)。
※この店舗は、その後閉店しています。ご注意ください。だから改装しなかったのかもしれません。

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・平和島駅(東京・私鉄1)  「あさひ」  実食日:2017/9

  改札を出て左前方、上記「あさま」の跡地。「あさま」と「あさひ」で、一字違い。なにやら意味深な変化で興味深い。「あさま」が閉店してすぐに「あさひ」になったのだが、当初はうどん専門でそばを扱っていなかった。ところが今回、何の気なしに再訪してみたらそばも扱うようになっていた。うむ、この場所にはやっぱり駅そばが似合う。喜ばしいことだ。内装は基本的に「あさま」時代と変わっていないのだが、立ち食いカウンターだったのがすべて椅子付きになっている。8席。平日14時頃の訪問で、先客2・後客0。アイドルタイムではあるけれど、そんなに流行っているという感じではなかった。
  まずはたぬきそばで様子を見ようかなと思ったのだが、たぬきというメニューがない。仕方ないからかき揚げそばにするかと思ったら、これもない(かきあげちくわ530円というメニューはある。また、かき揚げ単品120円がある)。となれば、初食から少し冒険。というわけで、オリジナルな雰囲気がプンプン漂う平和島そば450円をチョイス。出てきたのは、かけそばに幅広の刻み海苔をたっぷりトッピングしたものだった。見た目の印象は、「花巻」に近い。が、食べてみるとまったくの別物だった。というのも、海苔にゴマ油を塗って焼いてあるようで、香りが独特なのだ。私はゴマ油が好きなので、味覚的には美味しい。しかし、香りが強く、また海苔自体の香りも強い(なかなか良質な海苔だと推察)ため、麺やつゆの風味が分かりにくくなってしまったのが残念だった。近々に再訪して、ベーシックなメニューを食べてみる必要がありそうだ。
  麺は、注文後茹での自家製生麺。舌触りは少しザラザラしていて、細麺仕立てなのにホクッとした噛みごたえがある。あまり上品ではないが、これはこれで好き。この日は京急蒲田「とよじ」と連食したのだが、「あさひ」の麺を「とよじ」のつゆに合わせたものを食べてみたいと感じた。ぴったり合いそうな気がするのだ。つゆは、色が薄め。たぶん昆布出汁が中心だと思うのだが、酸味も見え隠れしたので、カツオ系もブレンドしていると思う。が、正直なところ、海苔やゴマ油の香りが前面に覆いかぶさってくるので、よくわからなかった。海苔はつゆに浸かっているとどんどん細かくほぐれてくるので、食べ進めるほどにどんどん麺やつゆの風味がわからなくなる。このメニューを注文して麺やつゆの風味を見たいなら、最初のひと口めが勝負だ。天かすフリーのサービスあり。ちょっといただいてみたが、色白でやや揚げアンダーを思わせるもので、湿気り気味だった。特段の感慨はなし。メニューは変わり種が多く、16種ある温そばメニューのうち7種に「ちくわ」が入っている(「もずちくわ」500円という謎メニューもある。「もずくちくわ」の間違い?)。これが売りなのだろうか。ご飯ものもいろいろあるが、ミニカレー丼350円を筆頭に、結構高めの設定。「名物」と銘打たれた鶏天丼が気になるところではあるが、590円はちょっと手を出しづらい価格帯か。麺単も500円超えメニューが大半なので、この店ではかけ320円か平和島そばが狙い目になりそう。麺大盛り無料のサービスがあるので、「かけそば+無料天かす+麺大盛り」が無敵オーダーか。店側としては、あまりありがたくないオーダーだろうと思うけれど。


※2018/6、公式取材にて再食。今回も、平和島そばの実食です。内容は変わっていませんが、ゴマ油は海苔に塗るのではなく、ワカメに和えてあることが分かりました。なるほど、だから海苔がパリパリしているんですね。納得です。
  メニューは少々入れ替わっていますが、主だったところに変化はありません。券売機のボタンがカラフルになって、見やすくなったんだか見にくくなったんだか、微妙。券売機のボタンの数が多い店は、見やすく工夫するのが大変だと思います。


※2018/9、再食。今回はそばではなく、きつねうどん420円を食べてみました。そばの場合は、黙っていると自動的に関東風のつゆで出てきますが、うどんを注文すると東西を聞いてきてくれます。西を選択。麺は太めで、太さに少々ばらつきのある手打ち風のもの。歯ごたえは硬質で、コシというよりも「硬い」というイメージ。讃岐うどんより、武蔵野うどんっぽい食感。西風のつゆは、関西というよりも中国・四国のイメージです。出汁は昆布+イリコでしょうか。角がなくまろやかな味わいで、なかなか美味しいです。きつねは、おそらく自前で味付けをしているもの。薬品臭やどぎつい甘さがなく、やさしい風合いで食べやすいです。総じて、完成度高し。麺が硬いというところだけ好みが分かれそうな感じですが、個人的には文句なく美味しいです。
  平日15:30頃の訪問で、先客1・後客0。アイドルタイムは、こんなものでしょうか。どの店も平日の15〜16時がいちばん空いていますね。ゆったり食べたいなら、この時間帯を選んで訪れるのもよいでしょう。


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・新馬場駅(東京・私鉄1)  「ランチハウス」  実食日:2015/2

  駅から4分ほど歩く。出て左へ1分、山手通りを渡ってから左折して3分、2つ目の信号(東海道北品川交差点)を右折して20秒、右側。旧東海道沿いにある。地図で見た限りではもっと距離的に近い行き方もありそうだが、説明が複雑になるのでこのルートで掲載しておく。弁当店を併設した店舗(というか、弁当店がメイン)で、立ち食いカウンター8人分程度のみの小型店。内・外観ともちょっとレトロな風情があり、熱烈なファンを抱えていそうな店だ。
  先入観でなんとなく茹で麺を想像していたのだが、意外にも硬質な生麺だった。コシがあるという感じではなく、また弾力でも粘着でもない、ホクッと噛み切る感じの歯ごたえ。つゆは、やや辛め。辛さだけでなく、甘みや出汁感なども同じレベルで強めになっているので、バランス感はよい。麺もつゆも美味しいと思うのだが、個人的にはこのつゆには茹で麺の方が合うように思う。たぬきは、揚げ玉っぽいルックスの天かす。たぬき290円。ベーシックなメニューは安め設定だが、天380円・カレー490円など割高に感じるものもある。弁当店の強みを生かして定食類も扱っていて、ハンバーグ410円・あじフライ430円など、麺単よりもさらにお得感のある設定が目立つ。シーフード520円や「はんから」540円などが定食の括りの中に入っているのだが、これはいったいどんなものだろうか。なお、一部メニューに5円単位の半端が生じている。麺類の単品トッピングにも、玉子45円・ちくわ天55円など半端なものがある。真摯な感じがして好感を持てるのだが、個人的には「あと5円上げちゃっていいよ」と思う。5円のお釣りは正直煩わしいので。募金箱を置いておくというのもいいかも。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。ちょっと値上げ幅が大きいですね。他メニューも上がっていて、野菜かきあげ400円、ハンバーグ定食500円、鰺フライ定食500円、ハンから定食600円になっています。カレーそばとシーフード定食は、店頭のお品書きからは消滅しています。また、単品トッピングは生玉子が50円、ちくわ天ぷらが80円に上がっていて、5円単位の端数は生じない設定になりました。これはむしろありがたいです。あと、「ネギ増し」が有料化されています(50円)ので、ご注意ください(値−2点。2018/9、確認)。

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・京急蒲田駅(東京・私鉄1)  「富士そば」  実食日:2016/8

  西口を出て、ペデストリアンデッキで駅前広場を渡って、右前方のエスカレーターを降りて正面。アーケードの商店街(京急あすと)の入口角。上記「箱根そば」があった辺り。店内はわりと手狭で、客席は椅子付きカウンター10席と、立ち食いカウンター8人分くらい。店舗名は「京急蒲田店」で、今年6月オープンの新店だ。「富士そば」の新店で立ち食いカウンターがあるのは、少し珍しいだろうか。
  朝イチ(8:30頃)の訪問ということで、たぬきそばではなく朝そば(たぬき)320円を実食。朝そば対応店舗に午前5〜10時の間に訪れる場合には、たぬき390円よりも「たぬき(またはきつね)+温玉」で320円の朝そばにした方が圧倒的にお得なので。麺は、茹で置き。だが歯ごたえはさほど損なわれておらず、印象は悪くなかった。つゆは、タイミングの妙なのかもしれないが、カツオよりも昆布様の香りの方が勝っていた。かつて異端店舗として君臨していた大山店の味わいに近いような。大山店は厨房が狭いためつゆを独自に作っていたのだが、こちらは極端な狭さではないため、おそらく他店舗と同じ要領でつゆ作っていて、たまたまこのタイミングでは味が少し違っていたということだろうと推察しておく。あまり詳しくは書かないことにするが、「富士そば」では公式発表と実態が微妙に違っていることが珍しくないので、オリジナルなひと手間を加えている可能性も捨てきれないが。たぬきは、味のない揚げ玉。最近の「富士そば」では、このたぬきが一番ポピュラーだ。せっかく最新鋭のフライヤーを導入して各種天を店揚げしているのだから天かすで出せばいいのに、というのが個人的な意見。店舗オリジナルのメニューは、特に見当たらず。強いて言えば、「豚つけそば」が少し珍しいか(他にも数店舗で扱いを確認している)。また、券売機には入っていない現金メニューが、店内にいくつか出ている。味噌汁50円とか、大勢に影響のないものばかりだが。朝限定は、朝そばのほかに朝カレーセット360円もある。ただし、これはそば・カレーの両方ともミニサイズになるので注意を。ふじ酒場対応店舗。そば湯ポット各席にあり。箸はエコ箸。


※暖簾のデザインが変わっていました。また、店頭の提灯が白から赤に変わっています。写真は左:旧、右:現)。既存メニューの値段等は特段変わっていませんが、きしめん(30円増し)の扱いが始まっていました。これで、現認したのは新井薬師前店に続いて2店舗目です。ちょっと調べてみたところ、どうも京急蒲田店が発祥のようです(付+1点。2018/9、確認)。

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・鮫洲駅(東京・私鉄1)  「ちどり」  実食日:2015/2

  改札を出て右に駅を出て、右へ。すぐの突き当りを左折して1分、旧東海道に出たところ(ファミリーマートの角)を左折して3分、右側。信号のある交差点の南東角にある。間口が北側を向いているので、鮫洲駅方面から行くとあまり目立たない。青物横丁方面から行くとパッと目に入るが、それでもきわめて控えめな外観だ。店内はわりと広く、テーブル席が4人×2と2人×2、椅子付きカウンターが10席くらいある。口頭注文で先払い→配膳してくれるシステム。
  この店の一番大きな特徴は、つゆだ。甘さ・辛さはとにかく控えめ。出汁、それも昆布出汁に特化しているようで、酸味は皆無、旨味のある出汁がひたすら主張する。好き嫌いが分かれそうな味覚ではあるが、「唯一無二感」があるため遠方から来るファンも結構多いのではないかと想像する。「あっさりヘルシー」と「食後の満足感」を両立させるのはなかなか難しいと思うのだが、この店のつゆはそのヒントになっていると思う。麺は、注文後に茹でる生麺。比較的硬質な歯ごたえで、麺自体が香るというよりも、つゆの香りがよく乗るという印象。そば・うどんのほかに細うどん・ひもかわうどんも選べる。製麺所直営を連想させるラインナップだが、そのような設備は店内にはなさそうだ。たぬき330円。実食はじゃこ天そば360円(このメニューがあると、初食店でもつい浮気してしまう)だったのだが、どういうわけか、じゃこ天のほかに地のり・わかめ・小松菜がトッピングされ、麺がまったく見えない状態で登場した。これも、この店の個性のようだ。何を食べているのか分からなくなるようなカオス感はあるものの、気持ちはとてもうれしい。ちなみにじゃこ天は、楕円形のものを5つに切ってトッピング。西予・南予地方のじゃこ天は間違いなくこの形をしているので期待したのだが、歯ごたえ・ジューシーさ・風味は都会向けアレンジ品クラスだった。本場の風味・食感のものは、都内ではなかなか手に入らないのかな。
  麺単(かけ系)は、かけ250円とカレー420円を除いて、すべて300円台にまとまっている。どのメニューもサービストッピング山盛りだろうと想像できるので、この設定は恐ろしく安い。さらにお得な時間帯限定メニュー・セットメニューもある。モーニングそば350円は特にお得だと思う。店頭に掲げられたお品書きの下部の方にお得設定のメニューが記載されているので、隅々までチェックしてから入店したいところだが、実は店内(厨房上部)にはもっといろいろなメニューが記載されている。1回食べただけでは、語り尽くせそうにない店。店主の柔らかい物腰も心地いいので、メニューを変えながら何回か通ってみたい。


※閉店していました。跡地は、中華系居酒屋です。ランチの設定もありますが、そばの扱いはありません(2018/9、確認)。

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・伊東駅(東海1)  「祇園」  実食日:2005/1

  駅を出て左へ20秒。ホーム側にも窓口が開いている。どことなく「懐かしい」感じのする構え(店名表記の書体など)で、旅情が溢れている。
  地方、それも観光地の駅そばだから、値段はやや高い。月見400円、天430円、たぬきなし。変わりメニューに「きざみそば(390円)」というのがある。これは関西の方ではよく見かけるメニューなのだが、きつね(油揚げ)を細く切ったものが乗っている。「麺・つゆ・天ぷらはすべて職人作り」と書いてあるが、コシのない麺はイマイチだった。あまり高い評価はできないが、正月から店を開けている(実食は元旦)だけでも嬉しいではないか。


※値上げしていました。現在、月見410円、天450円、きざみ400円です。からあげ520円と親子590円が登場していました。駅弁で使う(と思われる)食材を利したトッピング、良いアイデアだと思います。実食していませんが、親子は「からあげ+卵」」で間違いないでしょう(付+1点。2014/12、確認)。

※値上げしていました。現在、月見430円(温泉玉子は460円)、天470円、刻み420円、唐揚げ540円、親子610円(温泉玉子は640円)です。温泉玉子は、最近新たに加わったものです。温泉地らしくて、良いですね(付+1点)。なお、外観的には、暖簾が廃されていました(写真は左:旧、右:現。2018/1、確認)。

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・伊東駅(東海1)  「天茶家」  実食日:2014/12

  駅を出て、ロータリーを右に回り、道路を渡って右へ30秒。湯の花通りの入口角にある。観光客のメイン動線上で、しかも角地という絶好の立地。だが、伊東まで来て立ち食いそばを食べたくなる人はあまり多くないのか、店頭の写真入りメニュー表をひとしきり眺めるものの、結局入店せずに立ち去る人がたいへん多い。あとちょっとの工夫で大繁盛になりそうな可能性を秘めていると思うのだが。テーブル席がある旨を目立つところに表示するとか、ご当地メニューの桜えびかき揚げをもっとアピールするとか、外から店内がよく見えるようにする(入口入ってすぐ正面に券売機があるため、外からは店内の様子があまり見えない)とか、手の打ちようはいろいろあると思う。現状では、「おひとりさま専用立ち食いそば」のイメージが湧く外観なので、グループ客などをかなり逃しているように見えるのだ。客席は、テーブル席が4人×2、椅子付きカウンターが4席。この他に地下にも席がある旨が表示されていたが、昼時(12:20頃)なのにガラガラに空いていた(先客1・後客2)ため地下は覗いておらず、詳細不明。
  麺は、注文後に茹でる生麺。歯ごたえ・風味とも、とびきりという感じではないが、まずまずまとまりがある。つゆは香り高く、まろやかな熟成味もあって美味しい。かけ350円、野菜かき揚げ470円、桜えびかき揚げ700円など。実食は、野菜かき揚げ。注文後に揚げるためアツアツなのだが、ちょっと油がきつい。具材は少なめで、揚げ玉をたくさんくっつけたような感じ。ピーマンを入れるなど工夫は見られるのだが、油のきつさだけでお腹ではなく胸がいっぱいになる。天ぷらは敬遠して、月見390円あたりにフリーの天かすを少々加えるのがベストマッチングではないだろうか。あるいは、かき揚げ系ではなくナス天440円やキス天470円あたりにするか。そば湯ポットあり。


※微細な変化なのですが、間口部分を改装していました(写真は左:旧、右:現)。ガラスが、全面すりガラスから市松模様のすりガラスに変わっています。多少なりとも店内の様子が見えるように、との配慮でしょうか。確かに、店内がまったく見えないと入りづらいと感じる人もいそうです。混み具合とか、大きな荷物を抱えて入れるかとかが、外から分かった方がいいと思います。値段等、特段変わっていません。メニューが一部入れ替わっていますが、特筆するほどではないです(2018/1、確認)。

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・熱海駅(東海1)  「爽亭」  実食日:2014/8

  1番ホーム小田原寄り。2つ上に記載している「生そば処」の跡地。というか、店の造りはまったく変わっていないので店名変更と考えることもできるのだが、メニュー構成や価格が変わっている(単純な値上げでなく、メニューによって上がったり下がったりしている)ので、別店として扱う。客席は、L字型立ち食いカウンターのみ。キャパは5〜6人といったところだが、大きなキャリーバッグを店内に連れ込む人が目立つので、3人くらいでスペースが全部埋まってしまうことが多い。
  麺は、冷凍だ。平麺で、ややネットリしている。生麺に近い食感だ。つゆは、ちょっと深みに欠ける。たぬき330円(ワカメ入り)。変わりメニューに、冷やし椎茸470円。「温かい椎茸」は見当たらなかった。細かい点で面白かったのは、受け渡しのシステムだ。食券制なのだが、食券を買ってカウンター上に出し、商品が出来上がると、食券に領収印を押して返してくる。領収書、のようなものが最終的に客の手元に残るわけだ。領収書を欲しがる客が多かったのだろうか。


※暖簾が廃されていました(写真は左:旧、右:現)。ほとんどのメニューは値段等変わっていませんが。そば屋のカレー(そば)だけ470→480円に上がっています。また、新メニューが登場しています。ピリ辛肉ミンチ480円は都内の「爽亭」でも見かけますが、おそらく店舗限定と思われる「熱海そば」480円が出ています。券売機ボタンにプリントされた写真を見た限り、海藻系っぽいです。奇しくも4・5番ホームの店名と同じメニュー名になっていて、ちょっとややこしい感じです。「海岸そば」とか、別の名称にできなかったものでしょうか(2018/1、確認)。

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・熱海駅(東海1)  「熱海そば」  実食日:2009/3

  JR在来線4・5ホーム。2つ上に記載している「東華軒」の跡地。業者が変わり、店舗内で食べるスタイルになっている。店内は手狭で、立ち食いカウンターのみ。
  NRE店舗で、麺にはこれといった特徴は感じられない。首都圏の「あじさい茶屋」の麺と同じだろうか。つゆは鰹出汁がよく香っている。北戸田スタンダードと同じであるかどうか判断に迷うが、悪い味ではなかった。値段は首都圏店舗よりも若干高く、たぬき350円。変わりメニューにはんぺんそばがある(400円)。「はんぺん」といっても、真っ白な座布団のようなものが乗るのではなく、イメージ的には「つみれ」。軽く素揚げしてあり、歯ごたえも風味もなかなかよい。山芋が少量乗せられるのもポイントだ。NRE化することに若干の抵抗を感じたけれど、店舗オリジナルのメニューを用意していてくれたのは嬉しかった。

※たぬきの値段は変わっていませんが、はんぺんそばは420円になっています(2009/12、確認)。

※たぬきの値段は変わっていませんが、はんぺんそばは「黒はんぺんそば」と名を変え、450円に上がっていました(2013/8、確認)。

※2014/9、再食。黒はんぺんそばを試しました。内容は改称前の「はんぺんそば」と変わっていません。旅行者の間で「はんぺん=黒はんぺん」と結びつきにくかったため改称したのでしょうか。大きな写真が掲示されているので「はんぺん」のままでもよかったように思います。黒はんぺんは変わらず450円ですが、他のメニューが値上げされていました。たぬきは、現在370円です(値−1点)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。看板も変わっているように見えるかもしれませんが、これはたぶん色褪せただけです。値段等、変化ありません(2018/1、確認)。

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・蒲田駅(東京・京浜東北線2)  「信濃路」  実食日:2015/5

  東口を出て、横断歩道でロータリーを渡り、右。最初の路地を左に入ってすぐ左側。大森・鶯谷、どこの店舗もそうなのだが、「信濃路」はこの場末感が最大の特徴と言ってもいいかもしれない。女性や若者はなかなか寄りつきそうにない雰囲気だ。店に入ってすぐのところに椅子付きカウンターが席あり、その先に立ち食いカウンターが5人分くらい、一番奥に椅子付きカウンターが10席くらいある。奥の椅子付きカウンターはたいてい酔客がはびこっているので、サッと食べて出るのなら手前の椅子付きカウンターか立ち食いカウンターを利用するがいいだろう。調理シーンを見たければ、一番手前の椅子付きカウンターがオススメ。
  麺は細く柔らかく、風味もあまりなく茹で麺を連想させるのだが、調理工程は生麺のもの(茹でてから冷水で締めて湯通し)だった。茹で麺でそれをやる意味はないので、生麺なのだろう。つゆは、醤油の香ばしさと塩辛さが強いタイプ。カツオ系の出汁もほどほどに香り、余韻もある。流行りの味ではないが、こういう味が好きな人も潜在的にかなり多いのではないかと思う。たぬきは粒が細かくゾル化傾向だが、ちょうどよい量なので特に問題はない。たぬき270円。かきあげ300円など、かけ250円に対して種物がだいぶ安く設定されている。反面、コロッケ380円など高く感じるメニューもある。この店では、330円以内の種物の中から選択するのがベストか。セットメニューもあるが、あまりお得感はない。フル丼+フル麺のセットなのだろうか。半居酒屋的な店なので、一品料理も充実。刺身まである。麺はそば・うどんのほかに細うどんも選択可能。


※値上げしていました。現在、たぬき300円、かきあげ天320円、かけ280円です。一方、どういうわけかコロッケ(お品書きではひらがなで「ころっけ」と表記)は340円に大幅値下げです。モノが変わっているかもしれません。お得感があるのは、とろろ340円でしょうか。いずれにしても、かけに対して種物が安い設定になっているのは変わらずなので、この店では300円台の種物を狙うのがベストだと思います(値−1点。2018/9、確認)。

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