掲載基準と類似(対象外)店舗一覧

  エキナカにあるそば屋だから「駅そば」というわけではありません。安い立ち食いそばだから「駅そば」というわけでもありません。私が「この店は「駅そば」だ」と判断するには、いくつかの基準を設けています。基本的にこれらの基準をすべて満たす店舗を、当サイトでは「駅そば」と称して掲載することにしています(例外あり)。私の基準が皆さんの基準とまったく同じであるとは限らないため、見る方によっては「どうしてこの店が対象外なんだ!」とか、「掲載されているこの店は「駅そば」とは呼べないのでは?」といった疑問・不満をお持ちになるかもしれませんが、ご了承いただくほかありません。
  掲載基準(定義)を、以下に掲げておきます。
緑太字部分は、2017/8/31改正。

★アシュラフ流「駅そば」の定義★

1:駅構内または駅から徒歩圏内(概ね5分以内)に存在していること(※特例1参照)
  「駅」とは、JR線・私鉄線(3セク含む)だけでなく、すべての軌道公共交通の停留所を指します。したがって、路面電車やケーブルカー、ロープウェイなども含みます。名古屋の軌道走行バス「ゆとりーとライン」も、軌道走行部分は対象にします。路面電車の電停を「駅」と呼ぶことに違和感を覚える方もいるかもしれませんが、当サイトではすべての停留所の呼称を「駅」で統一します(ホームのない電停も「駅」です)。ただし、私個人が公共交通とは認めない軌道(貨物専用線、農園や炭坑のトロッコ、スキー場のリフト、遊園地内の遊戯的乗り物など)は、対象外とします。
  当サイトでは、駅構内だけでなく駅の外にある店舗も「駅そば」として扱います。「5分以内」とは、駅出口からの直線距離ではなく、道のりです。ただし、5分以内であっても、駅以外の有料施設内の店は対象外とします(野球場や遊園地内の麺類スタンドなど)。また、関係者以外利用することができない学生食堂や社員食堂の類も対象外とします(一般開放の旨が明示されている場合を除く)。なんとなく黙認されているケースや、「学祭期間中のみ開放」等も不可です。一方、量販店内テナント店舗や道の駅内店舗、一般道からでも入れる高速道路SA・PA内店舗は対象に含めます(一般道から入れないSA・PAは対象外)。また、「5分」とは、分速80m=400mを目安としていますが、必ずしも精巧に計測しているわけではありません。この辺りは、私の匙加減になります。
2:街なかそば店に比べ、価格を安く設定していること(※特例2参照)
  価格に関しては基準の設定が難しく、個別に匙加減で判断せざるを得ない場合もあるのですが、一応は「たぬき400円以内」を目安とします。ただし、たぬきだけ突出して高いまたは安い設定になっている店舗に関しては、他のメニューの価格を参考にすることもあります。たぬきを扱っていない店舗でも同様です。その意味では、「たぬき400円相当以内」と書いた方がいいかもしれません。
3:セルフサービスを基本とした造りであること(※特例3参照)
  座席の有無は問いません。中には、座敷のある駅そばもあります。また、配膳つきの店舗であっても構わないのですが、「セルフとしても成立し得る」造りであることを、一応の基準とします。厨房が客席から完全に隔離されている店は、対象外となります。
4:注文から出来上がりまでの時間が早いこと。
  1分以内が基本ですが、最近は生麺を注文後に茹でるこだわり店も多くなってきたため、最大5分くらいまでは許容範囲とします。この項目に関しては、特例を認める余地はありません(混雑時は猶予する)。
5:そばを主力メニューに位置づけていること(※特例4参照)
  そば(・うどん)以外のメニューの取り扱いについては問いません。店名にそば以外の料理名(定食、牛丼など)が掲げられていても、そばを主力となり得るメニューとして設定していれば、対象とします。また、時間帯限定でそばを主力とする店(昼は立ちそば、夜は立ち飲み、など)も対象に含めます。ただし、季節・期間限定は対象外(最寄り駅を含む路線が季節限定運行である場合や、豪雪地帯の冬季休業を除く)。また、うどんやきしめんの専門店も、対象外となります。


  これらの基準のうち、1つでも外れる店舗は基本的に対象外となります。ただし、以下に特例を5項目設けます。この特例に当てはまる店舗については、私の匙加減で「駅そば」と認定する場合があります。


★対象外店舗を対象に含める特例★

1:駅からの距離に関する特例
  BRT軌道交通ではありませんが、運賃体系がJR鉄道路線に含まれており、青春18きっぷ等で乗れるものなので例外的に対象に含めます。宮島航路も青春18きっぷで乗れますが、当座は扱いを保留とします。また、最寄り駅から概ね徒歩7〜8分くらいまでの距離であれば、私が特に認めた店舗を対象とすることがあります。「特に認める」のは、他に対象となる店舗が存在しない駅を最寄りとする店、駅そばを研究する上で必要な記事ネタを保有する店、味覚・価格等で特に優れていると判断した店、などです。
  海外については、さらに基準を緩めます。簡易的なそばを提供する店および研究上必要と認められる店(日本国内チェーンの海外店舗など)については、駅からの距離を一切問わないものとします。駅から100km離れていても、対象に含めます。
2:価格に関する特例
  定義2に外れる店であっても、私が特に認めた店舗を対象とすることがあります。「特に認める」のは、大都市圏外の店、駅ホーム上の店、駅そばを研究する上で必要な記事ネタを保有する店、味覚において特に優れていると判断した店、などです。特例で対象と認める店の価格はたぬき450円相当を上限としますが、大都市圏外の店についてはこの限りでありません。特に観光地の駅などでは、たぬき1000円相当の店でも対象に含めることがあります。海外も同様です。
3:店の造りに関する特例
  定義3に外れる店であっても、私が特に認めた店舗を対象とすることがあります。「特に認める」のは、大都市圏外の店、厨房を隔離する必然性が認められる店、駅そばを研究する上で必要な記事ネタを保有する店、海外にあって研究上必要と認められる店などです。
:メニューに関する特例
  定義5に外れる店であっても、私が特に認めた店舗を対象とすることがあります。「特に認める」のは、四国地区のうどん専門店と、沖縄県の沖縄そば専門店です。名古屋周辺のきしめん専門店を対象とするかどうかで悩んでいますが、意外と数が少ない(そばも扱う店の方が多い)ため、現時点では対象外にしておきます。
  また、海外については、駅舎内であればそば・うどんに限らず、広く簡易的な麺類を対象に含めることにします。ラーメンやパスタ等も含めることにします。
5:その他の特例
  現時点では見たことがありませんが、将来的に、そば(・うどん)の自販機が駅構内および周辺に出現した場合には、これも対象とすることにします(ただし即席スナック麺は不可)。その他、今後駅そば巡りをしていく過程で思いついたことを、随時特例として追加することがあります。


  これらの基準のクリアした店を対象に掲載しています。
  当サイトを運営していく中で、閲覧していただいた方から情報が寄せられることも多くなってきました。寄せられた情報には、できる限り迅速に対応するように心がけています。しかし、中には、情報が寄せられたにもかかわらず、行ってみたら「駅そば認定できる店ではなかった」ということもあります。そのような店を単に「対象外」としたのでは、せっかく情報を寄せていただいた方に対して失礼ですので、類似(対象外)店舗一覧を作成しました。一覧には「対象外となった理由」も添記していますので、当サイトにおける「駅そば」の定義を確認する意味でご活用していただければ幸いに思います。


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