埼 玉 2
(北部JR)

現在、29軒掲載(うち19軒は閉店確認済)
★東大宮駅(JR東北本線)
「小庵喜多」  実食日:2010/5

  改札内コンコース、改札を入って正面奥。立ち食いカウンターと椅子付きカウンターのみで、キャパは15人ほど。
  「喜多」と「小庵喜多」の違いがよく分からないのだが、麺は「喜多」にありがちな冷凍乱切り。ただ、他店舗のものよりも麺の太・細の差が激しいような気がする。気のせいかな。太いものは5ミリほどあるのに対し、細いものは1.5ミリ程度。比較的歯ごたえが強いので、食感は楽しい。たぬき330円(カマボコ2枚+絹さや入り)。変わりメニューに、「さんとろ」「よんとろ」「一石二鳥」など、NRE臭を感じさせるものがある。関連性が気になるところだ。なお、実食日には揚げ玉無料のサービスがあったのだが、GW中のみの限定サービスだったため、評点には影響させない。というか、揚げ玉を無料にするのなら、券売機の「たぬき」を「売切」にしておいてくれないと。かえって損をしたような気分になってしまった。


※閉店していました。跡地には、待合ベンチと飲料の自販機があります(2015/2、確認)。

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★白岡駅(JR東北本線)
「笠置そば」  実食日:2006/3

  西口階段降りて後方、ミスタードーナツの隣。首都圏に広く出店しているチェーンだが、ことに埼玉県内のJR駅に多いような気がする。
  このチェーンの特徴として、「麺は美味いがつゆが薄い」という点がある。店舗によって若干味に違いはあるのだが、つゆが薄い店舗が多い。が、ここ白岡駅の場合、つゆは味が薄いのではなく、ちょっと変わった味になっていた。そばつゆというよりも、しょうゆラーメンのスープのような味がするのだ。好みは人によって千差万別ではあるが、私の口にはあまり合わない。たぬき280円。


※値上げしていました。現在、たぬき320円です(値−1点。2015/3、確認)。

※消費10%増税に伴う値上げはなかったようです。現在も、たぬき320円。他店が挙って値上げしているので、このくらいの価格帯だとかなり安く感じます。客数がさほど多くなさそうなこの駅で、よくこの値段でやっていけるなと感心します(2021/4、確認)。

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★宮原駅(JR高崎線)
「駅そば金太郎」  実食日:2006/11

  東口を出て目抜き通りを1分、「宮原駅前」交差点(信号)手前左側。間口が狭いので目立たない店だが、併設されている同名のおにぎり店(写真左側の庇が出ている部分)と幟を目印にするといい。狭い店内に無理矢理テーブル席を2つねじ込んだような印象で、空いていれば落ち着いて食べられるが、昼時にはちょっと窮屈な思いをしそうな雰囲気だ。
  この店はなかなか面白い麺を使っていた。硬質の乱切り麺である。調理場を見なかったので麺種(生or茹でor冷凍)は詳しくは分からないが、生麺のようなコシと香りがあり、非常に美味。かなり上質な部類に入る。一方のつゆは、「秘伝のめんつゆ」という貼り紙が出ているわりには、案外普通だった。ワカメとカマボコが入って、たぬき340円。ご飯ものやセットメニューもある。おばちゃんの愛想も良く、地元に住んでいれば常連になりそうな店である。


※閉店していました。跡地は、「こぶた」という名の韓国料理店になっています(2015/5、確認)。

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★上尾駅(JR高崎線)
「そば処 中山道」  実食日:2010/11

  改札内コンコース、改札入って正面。かつて上りホームにあった「あじさい茶屋」が閉店し、店名を変えて移転という形になった。かつてのホームの露出店はなかなか風情があってよかった(もっとも、未食だけど)のだが、コンコースに移ることで座席付きの落ち着いた店舗になった。
  味は、普通にNREスタンダードと言ってよさそう。都内店舗に比べて、麺が若干太いようにも感じたが、連食比較したわけではないので、気のせいかもしれない。「中山道」ブランドの店舗にありがちなオリジナルメニュー「街道そば」は、見当たらない。メニュー構成は「あじさい茶屋」とまったく同じと言っていい。それなら、店名も「あじさい茶屋」でいいような気が……。たぬき320円。個人的には、お好み焼きのような感覚で食べられる人参しょうが天(360円)がオススメ。


※値上げしていました。現在、たぬき340円です。NRE系共通の変わりメニューのほか、日光ゆばあんかけそば520円(これもNRE系共通? 分布未確認)とふき揚げそば490円があります。ふき揚げは、ふきのとうのかき揚げです。吹上駅開業130周年を記念したメニューで、高崎線沿線の店舗限定で販売されています。こういうの、いいですね。期間限定と思われますが、店舗または路線限定のメニュー導入は大歓迎です(値−1点、付+1点。2015/4、確認)。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2016/12、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2016/12

  改札内コンコース、上記「そば処 中山道」の跡地。今年4月に生まれ変わった。ここ2〜3年の間に、ずいぶんと増えた「いろり庵きらく」。ここまで急ピッチに転換を進めるということは、NREは何らかの手ごたえをつかんでいるのだろう。店内はわりと狭く、厨房を囲む椅子付きカウンター9席のみ。厨房と客席の配置は「そば処 中山道」時代と同じだが、綺麗にリフォームされている。カウンター下の荷物棚は、奥側が下がったタイプ。忘れ物リスクが少し高まるので、注意を。
  麺は、茹で置きでの対応だった。昼時で忙しかったこともあるのかもしれない。茹で置きでも粘着することはなく、まずまず。NREの生麺駅そばは安定感が出てきたと思う。つゆは、例によってモヤッとした味。麺のレベルが上がってきているだけに、つゆのモヤリ感が目立つようになってきている。甘さ・辛さ・香り・深み・コク・キレのすべてが「中の下」という感じ。刺々しさがないのが好まれる可能性もあるが、個人的にはちょっと物足りない。カツオをちょっと強めるだけでも、全体がだいぶ引き締まると思うのだが。たぬきは、ほどよくサクサク感が残っている天かすだった。少し量が少なかったけれど、油切れもよいし、印象は悪くない。たぬき370円。レギュラーメニューの括りで舞茸天490円があったのだが、他の「きらく」にもあるのだろうか? お得な朝メニューも健在。箸はエコ箸。
  訪問は平日の12:30頃で、先客6・後客3。席数から考えればすこぶる賑わっていたと言えるのだが、後客が少なかったのが少し気になった。12:40くらいで、客足が落ち着いてしまうのだろうか。それとも、列車発着のタイミングの妙だったのか。オフィスの昼休みと客足があまり連動しない改札内店では、13:30くらいまではそれなりの繁忙時間が続かないと、ちょっと苦しいと思う。


※値上げしていました。現在、たぬき390円です。舞茸天は終了しています。タペメニューではありませんが、季節ごとに入れ替わるメニューのひとつだったようです(2019/1、確認)。

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★桶川駅(JR高崎線)

「そばうどん」  実食日:1995/8

  ここは思い出のある駅そば。就職活動の際、ひょんなことからここ桶川にある会社を受けることになり、説明会・筆記試験・面接と3回、桶川まで来た。そのたびに、改札脇にある小さな駅そばで天そばを啜ったのである。結果的に面接で落ちたので、あまり美談にはならないのだが。値段は天で300円と安く、天もかなり大きかったような記憶がある。ただし、全体的なボリュームは控えめで、特につゆが少なかったのではなかっただろうか。


※2006/4、店名&所在を確認しました(再食せず)。北本駅や吹上駅と同じ「高鉄開発(株)」です。実食時と比べ、微妙に移動しているような気がします(以前はもっと改札口に接近していたような気がする)。

※閉店(「そば処 中山道」化)していました(2011/7、確認)。

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「そば処 中山道」  実食日:2011/7

  改札を出て左すぐ。上記「そばうどん」の跡地。構えはまったく変わっていないのだが、店先に出されていたテーブルが撤収され、立ち食いカウンターのみになっている。立ち食いカウンターも変な形状で、商品受渡や食器返却にやや不便。券売機や従業員出入口の場所が悪いためだろう。店に向かって左奥に出入口と券売機をまとめれば、使い勝手のよい立ち食いカウンターになると思うのだが。
  味覚的にはNREスタンダードで、大きな特徴はない。たぬき320円。「中山道」ブランド特有の変わりメニュー「街道そば」があり、夏場には冷やしにも対応している(ともに450円)。冷やし街道そばはお得な感じがする。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。大宮・熊谷間にある4軒の「そば処 中山道」を同日訪問して比較。基本的にメニュー・値段は同一です。桶川駅の店舗に関しては、微細な特徴も見当たりませんでした。「街道そば」は終了しています。代わりに、「じゃこ入りわさび菜天」410円などNRE茹で麺店舗共通の変わりメニューが入っています(値−1点。2016/1、確認)。

※2019/4、再食。まず、暖簾が一部変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現)。券売機もタッチパネル式に変わっています。また、値上げしていました。現在、たぬき360円です(値−1点)。
  今回は、かき揚げそば380円をいただきました。380円ということは、北戸田謹製です。閉店時間が近かったこともあり、すでに片付けモードに入っていて、一度袋の中に仕舞ったかき揚げを再度取り出しての対応でした。ということは、冷蔵庫にでも入れて、翌朝また使うということでしょうか。天だけでなくネギも、しなっとなっていてイマイチの印象でしたが、まぁ一杯食べられたというだけでよかったかなと。
  土曜19:00頃の訪問。先客は0で、私につられて入った後客が1。その後客のそばを作り終えたところで、おばちゃんが厨房から出てきて券売機の電源を落としました。閉店間際には、なんとも言えない侘しさがありますね。


※閉店していました。建物撤去済みで、跡地は仮囲いがされている状態。エレベーターが設置されそうな雰囲気です。吹上駅と同じように、ラチ内スペースが少し改札の外側に張り出すような形になるのでしょうか。ここは、訪問回数こそさほど多くなかったものの、学生時代に食べた想い出もある店(高鉄開発時代ですが)。なくなってしまうのは、しのびないです(2019/9、確認)。

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★北本駅(JR高崎線)
「そば・うどん」  実食日:2005/3

  改札出て正面。下記吹上「そばうどん」同様、看板には「高鉄開発(株)」とだけ書いてある店である。味もほぼ同じで、麺もつゆもたぬきも、やはりNRE系の味。目下、NRE系の最右翼「あじさい茶屋」の北限は上尾辺りになっているようだが、そのうち北本や吹上の店舗も名を変えてしまうことになるのかもしれない。「あじさい茶屋」はたぬき320円、「高鉄開発(株)」はたぬき280円なので、個人的にはこのまま存続してほしいところではある。なお、帰り際、店員のおばちゃんに「お気をつけてお帰りください」と挨拶されたことが強く印象に残っている。もちろん、いい意味で。

※閉店(「そば処 中山道」化)していました(2011/4、確認)。

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「そば処 中山道」  実食日:2011/4

  改札を出て正面。上記「そば・うどん」の跡地。店の造りは「そば・うどん」時代とほぼ同じだが、店の外に出ていたテーブルが撤去され(待合い用の椅子が1つだけ出ている)、食べるスペースは建物内のみに変わっている。店舗内の客席は、従前は立ち食いカウンターだけだったのだが、NREに変わって椅子席が2つ設けられた。どうやら、JR高崎線沿線にたくさんあった「高鉄開発」の駅そば店は、すべてNREの「中山道」に変わった様子。現時点で実食済みなのは北本と吹上だけだが、鴻巣駅や桶川駅でも同様の変化が起こっている。
  味覚的には、NREスタンダードで大きな特徴なし。たぬき320円。吹上駅と同様に、わさび菜そば420円、野菜あんかけそば460円、街道そば450円などの変わりメニューがある。野菜あんかけそばは、八宝菜をトッピングする。あんのとろみがつゆをまろやかにするので、なかなか美味しい。特に、つゆに角があるNRE系駅そばにはうってつけのメニューかもしれない。仕上げに乗せる絹さやも、いい食感のアクセントになっている。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。大宮・熊谷間にある4軒の「そば処 中山道」を同日訪問して比較。基本的にメニュー・値段は同一です。微細な違いとして、北本駅の店舗だけ、単品たぬきを「たぬき」と表示していました(ほかの3店舗はいずれも「揚げ玉」表示)。なお、初食記事に書いている変わりメニューは、すべて終了しています。代わりに、「じゃこ入りわさび菜天」410円などNRE茹で麺店舗共通の変わりメニューが入っています(値−1点。2016/1、確認)。

※閉店していました。跡地は、間口の広い「NEW DAYS」の一部でしょうか(2019/4、確認)。

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★鴻巣駅(JR高崎線)
「そばうどん」  実食日:2006/5

  改札出て左。この辺りではお馴染みの「高鉄開発(株)」。NRE系と似たような味を出すチェーンなのだが、値段が安いぶんこちらの方が好印象。また、麺と具(たぬき)は「あじさい茶屋」レベルだが、つゆはちょっとマイルドで、刺々しさがない感じがする。北本や吹上の同系店で食べたときには他に客がおらず、寂しい思いをしたものだが、ここはかなり賑わっていた(時間的にちょうど昼時だったこともあろう)。写真を見れば分かると思うが、基本的には立食い露出店で、店先に1つだけ丸テーブルが出ている。3人までは座って食べることができる。たぬき280円。

※閉店(「そば処 中山道」化)していました(2011/5、確認)。

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「そば処 中山道」  実食日:2011/5

  改札を出て左、上記「そば・うどん」の跡地。業者は変わったけれど、店の造りなどはほとんど変わっていない。暖簾の目隠しがあるものの基本的には露出店で、立ち食いカウンターと、店先に出された丸テーブルが1つ。
  味はNREスタンダードだが、麺には妙なツルツル感があった。北本や吹上げの同名店とは食感が異なっているように感じたのだが、湯通し加減の問題なのだろうか。たぬき320円。変わりメニューに、わさび菜そば420円、野菜あんかけそば460円、街道そば450円。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。大宮・熊谷間にある4軒の「そば処 中山道」を同日訪問して比較。基本的にメニュー・値段は同一です。鴻巣駅の店舗に関しては、微細な特徴も見当たりませんでした。上記変わりメニューはすべて終了し、「じゃこ入りわさび菜天」などNRE系茹で麺店舗共通の変わりメニューが入っています(値−1点。2016/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき360円です(値−1点)。外観的には、券売機がタッチパネル式に変わり、置き看板が出されていました。一応写真を貼ります(左:旧、右:現。2019/4、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき370円です(2020/1、確認)。

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★吹上駅(JR高崎線)
「そばうどん」  実食日:2004/11

  改札を出て左。吹上は乗換駅ではないし、快速は止まらないし、所在地も「市」ではない。いわば、ローカル駅。駅そばがあるのは、アッパレの一言だ。
  この店のそばは、NRE系っぽい味。暖簾の上(写真では光って分からなくなっているが)に「高鉄開発(株)」と書いてある。私が調べた限りでは、この会社にNREの息がかかっている感じはなかったが。なお、当サイトでは暖簾や看板に屋号表記がない場合、暖簾や看板に書いてある文字列をそのまま店名と解釈する。この店では、「高鉄開発(株)」と書いてあるものの、これを店名とするのはちょっと苦しいので、店名は「そばうどん」で。たぬき280円。


※閉店(「そば処 中山道」化)していました(2011/4、確認)。

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「そば処 中山道」  実食日:2011/4

  改札を出て左すぐ。上記「そばうどん」の跡地。業者が変わっただけで店舗の造りは同じ。厨房を囲む立ち食いカウンターと、店先に出されたテーブル一つ。
  味覚的には、NREスタンダード。特に変わった要素はない。たぬき320円。メニューにはいろいろと面白味があり、街道そば450円、わさび菜そば420円、野菜あんかけそば460円などの変わりメニューが用意されている。街道そばは、かつてはNREご当地シリーズとして480円で販売していたような記憶があるのだが、値下げしたのだろうか。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。高崎線の大宮・熊谷間には現在「そば処 中山道」が4軒ありますが、すべて同日訪問してメニューを見比べました。基本的に、メニュー・価格は同一です。微細な特徴が2点。まず、吹上駅の店舗だけ「冷やし券」の設定がありました(40円)。他の3店舗は、設定がないか、あっても「販売終了」の表示が出ていました。もう1点は、吹上駅だけ「日本酒」の扱いがありませんでした。なお、初食記事に書いている変わりメニューはすべて終了し、NRE系茹で麺店舗共通の変わりメニューが入っています(値−1点。2016/1、確認)。

※閉店していました。跡地は、エレベーターになっています。エレベーターは改札内で、店があった場所は改札外。つまり、改札(ラチ)の位置が変わったということになります。エレベーターがあるところだけ、改札内ゾーンが外側に張り出しています(2016/12、確認)。

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★熊谷駅(JR高崎線、秩父鉄道、上越新幹線)
「熊谷そば」  実食日:2003/11

  JR在来線の改札内コンコースにある駅そば。記録を取っていないだけで以前にも一度食べたことがあるのだが、当時とはずいぶん外観が変わっていた。昔は赤っぽい照明の店で、店頭のテーブル席もなかった。
  暖簾や幟、看板などには店名が出ていないのだが、食券に「熊谷そば」と書かれているので、これを店名と解釈する。ここのそばは、つゆが甘いのが特徴。私の個人的嗜好にはあまり合わない。天との組み合わせだと、完飲すると胸が焼けてくる。天自体も、具が少なく衣が多い。つゆに溶けると、巨大なたぬきに変身する。しかし、長所もちゃんとある。それは、ネギフリー。特に、この店のネギは非常に薄くカットされているので、香りが強い。少量でもピリッと効く。たぬきなし、天320円。変わりメニューに「名物きのこそば」390円。


※閉店していました。跡地ではありませんが、同じ改札内コンコースの階段寄りの方に「あずみ」がオープンしています(2010/1、確認)。

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「あずみ」  実食日:2010/4

  JR在来線改札内コンコース。上記「熊谷そば」の跡地ではなく、ホームへ降りる階段の脇に新設されている。椅子付きカウンターがメインの造りで、あまり広くはない。
  味覚的には、普通に茹で麺タイプの「あずみ」だと思うのだが、なんだか妙に麺が柔らかいのが気になった。たぶんこの時だけだと思うけれど。ミニカレーセット(470円)を注文したのだが、先にそば、後でカレーを盛りつけていたため、麺が少々伸びてしまったのだろうか。だとすると、これは問題だな……。調理手順の再確認・徹底をお願いしたいところだ。たぬき310円。


※2015/4、再食。「あずみ」は全店で生麺化されていると聞いていましたが、この店舗も生麺化されていました。少々歯に粘着するタイプです。茹で麺時代より味覚的には向上していると思いますが、今私が猛烈に食べたいのは茹で麺の「あずみ」です。値段が上がり、現在はたぬき350円になっています。変わりメニューに、むじな(たぬき+きつね)430円あり。値上げしましたが、ミニカレー丼セットが500円で収まっているのは良い配慮だと思います(味+1点、値−1点)。

※基本的に変わっていませんが、「海老入りかき揚げ」が「海鮮かき揚げ」に変わり、ちょっと値段が上がっています(530→540円)。全体的に高めな中、牛肉そば440円がちょっとお得に感じる設定になっています(2016/12、確認)。

※一部メニューを値上げしていました。たぬきは350円で据え置きですが、牛肉そばは480円になっています(2019/1、確認)。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2019/4、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2016/12

  北口(正面口)を出て左、駅舎1階外側。今年7月オープンの新店。この駅には、改札内に「あずみ」があるのだが、改札外には駅そばがなかった。とはいえ、改札を出てすぐのところにうどん屋とラーメン屋がある。駅舎1階でそれほど多くの需要が見込めるようにも思えないのだけれど、まぁ店ができたのは喜ばしいことだ。厨房側を向いた椅子付きカウンター1列のみで、11席。
  麺は、茹で置きのオペレーションだった。やや茹でがオーバーだったのか茹で置き時間が長めだったのか、歯ごたえ弱め。それでも、嫌な粘着がなかっただけマシ。つゆはきらくスタンダードで、方向性のはっきりしないモヤリ系。マシンで注いでいるが、カツオも甘みも加えていないプレーンなもの。たぬきは、油切れのよい天かすで好印象。揚げ置き時間が長めだったのか、サクサク感があまり感じられなかったのが少し残念だが、及第点にはあると思う。たぬき370円。たぬきそばというメニューに関して考察すると、とにかく主張の弱いつゆが目立ってしまい、全体的に香りがない。天かすに具材(エビやゲソなど)の香りがあれば丼全体のバランスがとれそうに思うのだが、これもなかった。ひとつ提案として、青のりをひとつまみふりかけるのはどうだろうか。致命的な香りのなさが緩和されて、劇的に美味しくなると思う。逆に言うと、この店では香りのあるトッピングを乗せたメニューを選んだ方が満足度が高まりそうだ。春菊天420円とか山菜410円とか、豚肉480円あたりがオススメになるのではないかと思う。
  平日11:00頃の訪問で、先客0・後客1。ちょっと寂しい入りだった。2階のラーメン屋は結構にぎわっていたので、まったく需要がないということではない。立地的にやや不利なので、足を延ばしたくなるような何かが足りないということなのだろう。14時以降には学生証提示で大盛り無料となる店舗独自のサービスを取り入れているのも、そのあたりの事情を勘案してのことだろうか。まだほかにも、工夫する必要があるかもしれない。武蔵野うどん(もり480円・肉ねぎ580円)を扱っているけれど、いっそつけそば系に走る手もあると思う。箸はエコ箸。


※2017/6、再食。中華そば390円をいただきました。麺は細く、縮れの強い麺で、噛むと歯がキュッとなるタイプです。スープは、よくあるあっさり醤油味。トッピングは、チャーシュー・メンマ(多め)・ネギとシンプル。特段の感慨はありませんが、これといって大きな不満もなく、まぁ値段なりの内容でしょう。ただ、この駅には2階に3軒の廉価系ラーメン店があるので、わざわざここで食べる必然性はないような気もします。個人的には、2階の「美食軒」がオススメです。

※値上げしていました。現在、たぬき390円、山菜430円、豚肉500円です(2019/1、確認)。

※暖簾が廃されていました。また、出入口脇のサンプルケースが撤去されていました(写真は左:旧、右:現)。歩道に少しはみ出ていたので、指導があったのかもしれません。消費10%増税に伴い値上げをしていて、現在はたぬき400円、山菜440円、豚肉510円になっています(2020/1、確認)。

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「いろり庵きらく」  実食日:2019/4

  JR在来線改札内コンコース、上記「あずみ」の跡地。大崎駅を除くJEFB駅そばの一斉NRE転換により、「いろり庵きらく」に生まれ変わった。当駅には、すでに改札外(北口駅舎外側)に「いろり庵きらく」があるので、この場所は別業態の店舗になるのではないかと予想していたが、蓋を開けてみれば熊谷駅2店舗目の「いろり庵きらく」。改札外の「熊谷店」と区別するため、当店舗には「熊谷駅改札内店」とまわりくどい店舗名が付いている。外観は綺麗にリニューアルされているが、内装は「あずみ」時代のまま。ピカッと新しい外観とは裏腹に、客席はだいぶ年季が入っている。一部の椅子は、グラグラ、ギシギシ。椅子付きカウンター10席に、立ち食いカウンター5人分くらい。
  麺は茹で置きだったが、食感・風味にこれといった不具合はなかった。以前に比べ、「いろり庵きらく」の安定感は増していると思う。マシン注ぎのつゆは、いつものモヤリ系。香りがあまりない、どちらかというと旨み系のつゆ。たぬきは、店揚げの天かす。他店舗に比べてやや粒が大きく、少ししっとりしているように感じたが、たまたまかもしれない。少し油が強いものの、ゾル化はしにくく、一長一短といったところか。たぬき390円。店舗独自のメニューは見当たらず。受渡口脇にそば湯ポットあり。箸はエコ箸。
  日曜13:30頃の訪問で、先客9・後客4。私は列車到着後に、トイレに寄ってからの訪問。このタイミングで先客の方がはるかに多かったということは、列車到着直後に客が押し寄せ、次便までの中間タイミングでは空く傾向があると言えそう。先客の中には、車いす客も。出入口近くの三和土の部分に段差があるけれど、一部が緩やかなスロープになっていて車いすでも自力で出入りできるようになっている。立ち食いカウンターは高すぎるし椅子付きカウンターの椅子は固定式だから、どうしても盆を膝に乗せて食べる形にはなってしまうけれど、一応はバリアフリー構造になっていると言える。その他、制服姿の駅員も食べに来ていた。改札内店舗らしい光景だ。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき400円です(2020/1、確認)。

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★深谷駅(JR高崎線)

「そば処KIOSK」  実食日:2000/?

  上り線ホーム上にひっそりと佇んでいる。ホーム上にありながら、改札の外からでも食べられるという、ちょっと変わった店。味は悪くないが、うゆがやや塩辛い。眼鏡をかけたおばちゃんの愛想がよく、一言話しかけたら最後、なかなか帰してくれない。嬉しいのは、ネギ入れ放題と持ち帰りOK(30円増し)。場所が場所だけに、あまり車内で食べるという雰囲気ではないのだが、悪くないサービスだ。値段は、天そば350円、たぬきなし。

※閉店していました。跡地には何もありません(2010/1、確認)。

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★本庄駅(JR高崎線)

「TASTY KIOSK」  実食日:2003/3

  上り線のホームとロータリーの間にあり、改札の内からでも外からでも食べられるようになっている駅そば。かなり小さな店なのでカウンターに落ち着いて食べることもままならず、ほとんどの客が丼を片手に持ちながら食べている。今時このようなタイプの駅そばが流行るのかと心配になるのだが、予想に反して結構賑わっている。決して特別美味いというわけではないのだが、駅周辺に競合するような飲食店が少ないためだろうか。特徴としては、麺も天も妙にフカフカしているということか。プラス材料ではないが。たぬきなし、天350円。なお、お持ち帰り(列車持ち込み)の場合は、専用容器に入れてくれる(20円増し)。

※値上げ(天350→380円。値−1点)していました。メニューはかけを入れて5種。少ない中にとろろ(380円)が入っているのが少し意外に感じます。ホーム側の写真に貼り替えました(2010/3、確認)。

※値上げしていました。現在、天390円・とろろ390円です。券売機が変わって、メニュー数がだいぶ増えました。それはありがたいのですが、かつてのボタンが12個しかない小型券売機がなくなってしまったことが、少々寂しくもあります。増えたメニューの中には、なんこつ入りつくねそば480円という変わりメニューもあります。また、天のほかに、ゲソ入りの上天もあります(単品170円。そば450円)。いろいろと楽しみが増えましたね。NREではない駅そばがこの規模(さほど大きくないという意味)の駅(しかもホーム)に残っていることは奇跡だと思うので、応援していきたいと思います(2016/12、確認)。

※2018/11、再食。月見330円をいただきました。卵は後乗せですが、つゆが熱いため食べ進めていくうちに白身は白く凝固します。麺は、断面長方形の茹で麺。初食時の印象とは違い、プリプリとした食感でした。よそではあまり見ない麺です。つゆは、醤油の香りが最前面にあって、その奥にサバのようなクセのある香りが垣間見えていました。
  平日18:30頃に、ホーム側に訪問。ホーム側は先客0・後客2、ロータリー側は先客0・後客1でした。先客ゼロ症候群かも。私が店と対峙した時には、おばちゃんはかなり退屈そうにしていました。ひとり入れば、それなりに後客が続くんですがねぇ。そのひとりが、なかなか入らない。先客の数が一目瞭然の露出店は、なおのことこの傾向が強そうです。


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★川越駅(JR川越線、東武東上線)

「達磨」  実食日:2002/9

  東武線のホーム上にある店。「達磨」のチェーンは黄色い看板に達磨の絵が描かれているのだが、この店にはそれがない。和風の素朴な造りで、旅情をかき立てるような雰囲気がある。しかし、それでも量の少なさは相変わらず。大盛りで注文するのを忘れずに。いい点も一つ挙げておこう。以前は、天は出来合いだったと思うのだが、2002/9に久しぶりに行ってみたら、自家製になっていた。これはワンランクの進歩だ。たぬき290円。なお、写真は下り線ホームの店。上り線にも同チェーンの店があるが、こちらは名物の黄色い看板。値段等は同じ。

※閉店(「文殊」化)していました。「達磨」、絶滅気味です。残るは成増1店となってしまいました(2012/7、確認)。

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「富士そば」  実食日:2006/7



  東口を出て左方向、アトレの中を抜けて、クレアモールに入って1分左側。改札から歩いたら5分近くかかる、ギリギリの場所にある店だ。
  ここは、角麺の富士そば。平麺の店よりも食べ応えがあって好きなのだが、どうにもたぬきを入れすぎて困る。小エビの風味があってなかなか美味しいたぬきなのに、つゆをすっかり吸い込んでゾル化してしまう。匙加減にもう少し気を使ってほしい。このチェーンによく見られるそば湯ポットは見当たらず、綺麗な外観のわりに冷房が入っていない。こういった細かい点にも改良の余地がありそうだ。たぬき340円(ワカメ入り)。


※値上げしています。現在、たぬき370円です。変わりメニューに、ゆず鶏ほうれん草400円があり、スタンダードなメニューよりもこちらの方がオススメです(値−1点、付+1点。2014/7、確認)。

※全面改装していました(写真は左から2枚目)。こんな前衛的な外観の「富士そば」、見たことがありません。値上げして、現在はたぬき390円になっています。ゆず鶏ほうれん草は430円です(これは店舗限定ではなく、多くの店舗で扱っています)。朝そば320円の設定あり。店舗オリジナルとしては、ジャガ天そば410円があります。ポテそばの流れを汲むものでしょうか。また、多くの「富士そば」で扱っている肉富士470円・肉しゃぶおろし430円・特撰富士450円は、川越店店長が考案したメニューである旨が表示されています。外観といいメニューといい、かなり先駆的な店舗なのかもしれません。あと、どうでもいいことですが、もり・ざるをわざわざ冷たいもり300円・冷たいざる390円と表記しているのが妙に面白かったです。世の中には「あつもり」なんていうメニューを置く店もありますので、親切と言えば親切。書かなくても分かるとは思いますが。24時間営業です(付+3点。2016/1、確認)。

※2016/9、再食。店舗オリジナルメニューの豚しゃぶおろしそば430円を食べてみました。豚ロース肉+大根おろしの組み合わせで、特段変わったものが乗るわけではないのですが、タレがちょっと変わっていて個性的な味覚でした。豚しゃぶは、ショウガの香りが利いたタレで煮てあります。そして仕上げに、ゴマ油をかけてあります。一方の大根おろしには、ポン酢がかかっています。これだけ香りのあるものが掛け合わさるとカオス化しそうなところですが、順を追って香るので、意外と違和感がありませんでした。口の中で、ショウガ→ゴマ油→ポン酢の順に香りが変化します。なかなか面白い趣向だと思います。なお、ジャガ天は終了しています。残念。食べてみたかったなぁ(付−1点)。

※2017/10、再食。今回は、ご飯ものから上海老天丼600円をチョイスしました。内容は、大海老天3尾。確かに海老3尾は豪華と言えるのですが、海老だけなので、むしろちょっと寂しく見えます。彩りも含めて考えると、エビ2尾+野菜(インゲン・シシトウ・カボチャあたりを希望)の方がいいのではないか、と感じました。味には特に問題なく、美味しいです。エビも、立ちそばの海老天としてはかなり大振りです。
  お新香(キュウリ)とスープが付きます。スープは、麺つゆを応用して作ったものではなく、お吸い物でした。おそらくインスタントのものがベースになっているのだろうとは思いますが、魚粉(煮干しラーメンに使うものを応用していると推察)を加えてあり、香り豊かでなかなか好印象でした。こういうひと手間が嬉しいものです。
  平日18:00頃の訪問で、先客2・後客5。女性のひとり客も来ています。この店舗は、入って手前側に椅子付きカウンター、奥にちょっとだけテーブル席があるというレイアウトになっています。女性は奥のテーブル席に行くのかなと思っていたのですが、以外にもカウンター利用が多かったです。むしろ、年輩客が奥のテーブル席を好んでいる印象でした。こういう「行動学」も、分析すると結構面白いです。

※暖簾のデザインが変わっていました。富士山ロゴです(写真は右端が最新)。値段等、変わっていません(2018/11、確認)。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき410円、ゆず鶏ほうれん草450円、朝そば340円、肉富士530円、特撰富士470円です。肉しゃぶおろしは「肉しゃぶ」に変わり、500円です。また、上海老天丼は終了しています。なお、券売機の脇に「埼玉県産農産物サポート店」の札が掛けられていました。川越の店舗なら、埼玉県産の農産物がたくさん入っているのも当然といえば当然ですね。できれば、具体的にどのメニューのどの部分に埼玉県産の農産物が使われているかを表示してほしいです。

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「小庵喜多」  実食日:2006/10

  JR改札内コンコース。改札周辺から見ると、「喜多」は小さな売店の裏に隠れていて見落としてしまいそうな感じだ。にもかかわらず、店内はかなり混雑していた(実食は11:30頃)。店への入口は、ホームから改札へ続く通路のほか、駅コンビニ「NEW DAYS」の中にもある。
  最近このチェーンでは乱切りの冷凍麺を使う店が増えてきている。川越店もこの例に漏れない。あまり香らないという欠点はあるのだが、確かに歯ごたえ(コシ)はすばらしい。しかし、具(たぬき)がつゆに溶けやすい細かいタイプだったのが少し残念だった。これだと、つゆの味がたぬきに染まって、よく分からなくなってしまう。改善の余地、あり。つゆを楽しみたい人には、たぬき以外のメニューを推奨したい。下記東浦和の「喜多」と同じ感想を書いているな……。たぬき290円。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。店名の表記が微妙に変わっているので、店名変更と解釈します(「喜多」→「小庵喜多」)。大幅に値上げして、現在はたぬき370円です。味覚等はNREスタンダード(おそらく生麺)化していると思われますが、店頭のメニュー表は他のNRE駅そばとはちょっと感じが違います。再食していないので、味の評点はそのままです(値−3点。2015/2、確認)。

※閉店(「いろり庵きらく」化)していました(2015/7、確認)。

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「吉野家」  実食日:2010/5

  東武東上線の上りホーム(1番線)、階段下。この立地について歴史を略記すると、かつては駅そば「達磨」があったが、牛丼専門の「吉野家」に変わり、そしてこのほどそばを扱う青看板の「吉野家」にリニューアルされた。すなわち、そば→牛丼→そば&牛丼という具合に変遷している。まぁ、結果オーライと言うべきだろうか。店内には立ち食いカウンターと椅子付きカウンターがあり、完全セルフサービス制。
  「吉野家」の十割そばを食べるのは上板橋・高円寺に続いて3回目だが、結論から言うと高円寺寄り。かなり美味かった。麺は例によって乱切りで、歯ごたえ良し。風味も良し。とりあえず文句の付けどころはない。つゆもほどよく香る。天かすの無料サービスがあるのだが、少し焦げが入っていて、それがかえって香ばしさを演出して美味く感じた。怪我の功名なのか、狙っていることなのか。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。かけ330円(ワカメ入り)、天430円など。レパートリーは決して多くはないが、あくまでもそばと牛丼、半々の店なので。エキナカやエキチカにある「吉野家」はじゃかすか青看板に変わってほしいという願望がある一方で、一人勝ちは勘弁してほしいという気持ちもある。とりあえず川越については、下りホームにある「達磨」(3つ上に記載)により一層の努力を望みたい。


※2013/8、再食。味覚的には変わらず、たいへん美味しいです。特に冷たいそばの歯ごたえは格別です。一方、メニューや価格体系はだいぶ変わっています。現在は、かけ380円。天(かき揚げ)だと500円と高値。他にも、イカ天・とり天・玉子・刻み海苔・カレー南蛮などのメニュー(トッピング)があります。十割なので、少々高めになるのは致し方ないと思います。少し高くても、店が続いてくれた方がありがたいです。天かす&そば湯フリーは継続しています。なお、記事中に記載のある「下りホームの「達磨」」は、下記「文殊」に変わっています。

※2014/7、再食。値上げしています。現在、もり・かけ・ひや、いずれも390円です。そば湯ポットがありますが、十割そばにしてはずいぶんサラサラしていて、あまり香りません。もっと濃厚なそば湯を期待していましたが、サラサラの方が受けがよいのでしょうか。

※閉店していました。跡地は、はなまるうどんです。浦安「一口茶屋」の跡地も然り。東武練馬「釜釜ごえもん」の実質的な跡地も丸亀製麺。近年、「そば・うどん」→「うどん専門」というパターンが少々目立ちます。この変化は、業界で危惧されている「若者の蕎麦離れ」を如実に表していると言えるのかもしれません(2015/11、確認)。

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「文殊」  実食日:2012/7

  東武線下りホーム(2番線)新河岸寄り。4つ上に記載している「達磨」の跡地。大規模な改装が施されているが、客席配置を含め、おおむね「達磨」をそのまま引き継いでいるような店舗。立ち食いカウンターのみで、キャパは10人程度。
  麺は生で、細めのわりには歯ごたえもしっかりしている。つゆはかなり塩気が強く、ストイックなまでのカツオ出汁。量も多いので、完飲するには水が欠かせない感じ。全体的に完成度は高めで、向かいのホームにある「吉野家」とのいいライバルになりそうだ。たぬき370円。このチェーン特有の料金体系で、たぬきよりも天(360円)の方が安い。たぬきを注文する人、いるのかな? 麺類単品は比較的高めなので、3種類設定されている「そば定食」(500円)が狙い目だ。


※値上げしています。現在は、たぬき380円です。天も380円で、「たぬきよりも天の方が安い」という不思議な現象は解消されています(値−1点。2014/7、確認)。

※2016/1、再食。なす天380円を食べてみました。ナスは特大サイズですが、1/4縦スライスなので、質感はあまりありません。食べやすいように切れ目を入れるなど気が利いているようにも感じましたが、個人的にはもう少し質感が欲しかったです。麺は見込み茹でのオペレーションでした。値段等、前回訪問時から変わっていません。そば定食は520円です。

※2018/10、再食。かき揚げそば380円をいただきました。見た目にはほぼタマネギだけのかき揚げですが、食べると時折小エビのような香ばしさを感じます。この店舗は他店舗と異なり、店舗内製麺をしている(他店舗は両国の自社工場で一括製麺)と聞き、違いがあるかなと意識して食べたのですが、実感としては分かりませんでした。少し柔らかかったようにも感じましたが、誤差の範囲内かと。たぶん製麺機が違うと思うのですが、レシピは同じなのでしょう。こんなに狭い店で店内製麺しているのかと驚きですが、実は階下に広いバックヤードがあるそうです。
  訪問は平日の17:30頃で、先客0・後客2。店内が狭いこともあって、決して多客な感じではありませんが、ピークタイムとアイドルタイムの差が少なく、一日を通してまんべんなく客が入っている印象です。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき390円、天390円、なす天390円、そば定食530円です。サービス単品520円とかサービス定食680円とか、写真がないとどんなものだか分からないメニューが多いです。また、他店舗では見たことがない海鮮塩野菜そば530円なんていうメニューもあります。なお、この店舗は同じ東武東上線沿線にある大山店や成増店よりも10円程度安く、都心部の店舗と同じ価格設定になっています。いっときは、「東上線沿線は出店料が高く、それが価格に反映されている」と思っていたのですが、そういうことではなさそうです。とすると、製麺所(両国本店)からの距離でしょうか。製麺所から離れている大山や成増は、10円高い。そう考えるのが自然なように思えてきました。川越店は両国から極端に遠いですが、店内製麺です(2020/1、確認)。

※2020/7、再食。前回訪問時に気になった海鮮塩野菜を食べてみたかったのですが、残念ながらメニュー落ち(最初から冬季限定だったのかもしれません)。仕方なく、岩のり440円にしました。トッピングは、プレス成型していない焼き海苔+白カマボコです。海苔を結構たっぷり乗せてくれるので、香りがとても豊かに感じられます。ただし、つゆの風味を劇的に変えてしまうので、つゆ本来の味を確かめたい場合にはオススメしません。また、海苔を麺に絡めながら食べると美味しいのですが、麺自体の風味は紛れてしまうので、そばの香りを確かめたい場合にもオススメしません。食べ慣れている人が、気分転換に食べるといいのではないかと思います。
  日曜17:30頃の訪問で、先客0・後客1。コロナのせいでしょうか、空いています。というか、電車自体がガラガラに空いていました。厳しい状況ですね。なお、客席にパーティッション等はなく、ソーシャルディスタンスは特段考慮されていません。個人的にはあまり気にならない部分ですが、気にする方はご注意ください。

※2023/3、再食。その前に、値上げしていました。現在、たぬき470円、かきあげ470円、そば定食600円、サービス定食750円です。なす天は単品の扱い(110円)になっています。たぬきは390円から一気に470円まで上がったのではなく、段階的に上がったものと思われます。
  今回は、山菜470円を実食。ミックス山菜は、ワラビ、ゼンマイ、キクラゲ、姫竹で構成されていました。フキは入っていません。特段どうということもない内容ですが、たぬきと同額なら割安に感じるかもしれません。もっとも、「文殊」はたぬきが高い設定なのですが。
  祝日18:00頃の訪問で、先客1・後客3。祝日にもまずまず需要がある様子です。各席に、可動式ながら個別パーティッションが設置されていました。


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「いろり庵きらく」  実食日:2015/7

  JR改札内コンコース、上記「小庵喜多」の跡地。通路側と、駅コンビニ内の両方から出入りできる造りは、以前と変わらず。テーブル席が2人×3、椅子付きカウンターが11、立ち食いカウンターが8人分くらい。「小庵喜多」時代から生麺店舗だったと思われる(実食時には茹で麺だったがその後生麺店舗価格に改定された)ので、店名変更の色合いが強いだろうか。NRE駅そばは、生麺店舗については「そばいち」と「いろり庵きらく」に集約する戦略に舵を切っているようだ。
  麺は茹で置きだが、数日前に実食した三鷹駅ほど歯に粘着せず、まずまずの好印象だった。ゆで加減の問題なんだろうな。つゆは特記事項なし。たぬきは細かくてややゾル化傾向だが、油の質・切れは悪くない。たぬき370円。店舗限定メニューに、川越小江戸そば450円あり。川越駅長がプロデュースしたメニューで、川越産のサツマイモを使ったかき揚げをトッピングする。趣向といい価格帯といい、これはファインプレーだと思う。NREは、かつて店舗限定メニューに傾注したもののその後一度鞘におさめた歴史があるが、近年また「いろり庵きらく」ブランドで店舗オリジナルの展開を始めている。今度こそ、定着してくれることを願う。朝食そば380円、朝食(明太子)380円、朝定食(納豆)420円の設定あり。箸はエコ箸。


※2015/12、再食。川越店限定メニューの「川越小江戸そば」450円を試してみました。見た目には普通にかき揚げそばですが、川越産のサツマイモが入っています。しかも、サツマイモは予想外の分量で、タマネギ・ニンジン・春菊などの中でしっかりと主役になっているのが好印象でした。このメニューは、JR川越駅長がプロデュースしたもの。駅長が公式に駅そばメニューをプロデュースするのは、極めて異例なこと。また、サツマイモの生産者も紹介されています。値段もワンコインに収まっているし、これはとても良いご当地メニューだと思います。ぜひ、長く続けてほしいです。

※2018/6、公式取材にて再食。前回と同じく、川越小江戸そばの実食です。内容は、特に変わっていません。揚げたてではありませんがサクサク感が残っていて、美味しいです。見た目にはそれほどたくさん入っているようには見えないのに、味覚的には主役格です。値ごろ感もあり、オススメの一品です。

※2019/2、再食。まず、値上げしていました。現在、たぬき390円です。川越小江戸そばは450円で据え置かれています。今回は、季節メニューの「胡椒香るじゃが芋とベーコンのかき揚げそば」480円を食べてみました。驚いたことに、具材はジャガイモとベーコンで9割ほどを占めていました。NREの変わり種かき揚げは、通常かき揚げに特殊食材を少し乗せたものが多いイメージだったのですが。粗挽きコショウが衣にたっぷり練り込まれていて、結構辛いです。ちょっと、利かせすぎかも。「香る」というレベルではないです。これなら、そばよりラーメンの方が合いそうに思います。改良の余地はまだまだあると思いますが、良心的な内容と言えるもので、一定の評価はできます。
  平日18:30頃の訪問で、先客7・後客3。立地がら、列車到着直後に極端に混雑する傾向がある店舗です。というか、改札内通路が狭いので、列車到着直後は店頭に立って悠長にメニューを眺めていられる雰囲気ではないです。悩みたいのなら、列車を降りた後いったんホームで待機して人波をやり過ごし、空いてから店に向かった方が得策です。

※消費10%増税に伴い、値上げしていました。現在、たぬき400円、川越小江戸460円です(2020/2、確認)。

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★東飯能駅(JR八高線、西武池袋線)
「奥武蔵」  実食日:2005/7

  西口を出て、ロータリーを突っ切って正面の道に入ってすぐ右側。一昨年にこの駅を探索しに行ったときにはなかったような気がするので、まだ新しい店か。間口が狭く奥に長い、一本カウンター(椅子あり)だけの店。テレビがあるのだが、いかんせん「ウナギの寝床」なので、奥と手前に2台置かれている。でないと、場所によってはテレビが遙か遠くて見えない、ということになるから。
  ここの特徴は、とにかくつゆだ。「これがそばつゆか?」というような味。なぜなら、柚子が「隠し味」ではなく、表にズンズン出てきているから。私は、これはこれで美味いと感じたが、人によっては顔をしかめるかもしれない。それから、もう一つ何か隠し味が入っている感じがする。味覚的には、昆布。昆布出汁というより、昆布そのもののような味がする。麺と具(たぬき)はノーマル。たぬき280円(ワカメ入り)。絶対客数がそれほど多くなさそうな立地にあって、この安さは感激に値する。


※値上げ(たぬき280→320円。値−1点)していました(2011/12、確認)。

※たぬき320円、値段据え置きです。暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。木製の看板は変わっていないと思いますが、経年変化でかなりいい味が出てきています(2015/2、確認)。

※閉店していました。跡地は、「BG Himal」という、ネイティブの方がやっていそうな本格インドカレー店です。カレーも美味しそうですが、この地域では貴重な正統派の立ちそばだったので、残念です(2020/8、確認)。

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「一口茶屋」  実食日:2020/8

  駅東口に直結している「まるひろ百貨店」の2階フードコート。フードコートといっても小ぢんまりしていて、イトーヨーカドーにある「ポッポ」ぐらいの規模。改札フロアと直結しているのは3階なので、ワンフロア下になる。昔からこの場所にある店舗なのだが、以前に訪問したときにはそばを扱っていなかった(それ以前には扱っていた形跡があった)。今回再訪してみたらそばが復活していたので、喜び勇んで実食。値段的にだいぶ高いのだけれど、上記「奥武蔵」が閉店して現状では他に対象となる店がない駅になっているので、特例を適用する。有人レジで先払い、受渡・下げ膳ともセルフ。
  麺は、たぶん冷凍。黒みの強い色合いなのだが、あまり香らなかった。少し茹でアンダーを連想させるような粘着感があるけれど、香り的に生麺ではないと思う。つゆは、醤油の香りが前面にあった。やや甘め。出汁はあまり香らず、平たい印象。ネギは白髪で、カイワレと柚子皮が乗る。あの手この手を使って香りを補っているのかな、という感じだ。価格は外税方式(以下の記載はすべて税別価格)で、かけ390円、かきあげ620円など。かきあげは完全に対象外価格。かけがギリギリOKかなと思って食べることにしたが、外税だとこれも厳しいっちゃ厳しい。まぁ、せっかく食べたので。登山前の腹ごしらえということで、しっかりと「かつ丼セット」850円を実食。フル麺+フル丼のセットだ。麺単がかなり高いだけに、セットが比較的安く感じる。ちなみに、かつ丼単品は600円。セットにすると140円お得な計算だ。かつ丼のトンカツは、綺麗な小判型。冷凍ものを店内で揚げるスタイルだろう。わりと肉厚(1センチくらいあった)で、食べごたえは文句なし。旨みもしっかりしている。特に脂身の部分が美味しく、三元豚を連想させる味わいだった。玉子とじはちょっと煮すぎな印象で、玉子が硬くなっていた。タレはわりと薄味で、よく言えばサッパリしている。悪く言えば、味が薄い。彩りに乗せるのは、カイワレ。ミツバと刻み海苔が一般的ツートップで、カイワレを乗せる店はかなり珍しいと思う。ただ、個人的には、かつ丼に乗せるのは辛みよりも香りがあるものの方がいいと思う。お新香(柴漬け)付き。冷水器は受渡口脇にあり、コップは商品と一緒に提供。出来あがり待ちの間に水を口にできないのが残念。箸はエコ箸。
  土曜14:30頃の訪問で、1/3くらいの着席率だった。ただ、大半が席だけ利用の休憩者で、食事をしている人はごくわずか。う〜ん、大丈夫かな。そばを扱う「一口茶屋」はだいぶ店舗が減ってきているので、奮起を期待したい。

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★寄居駅(JR八高線、東武東上線、秩父鉄道)

「味自慢」  実食日:1998/8

  たくさんあるホームのうち、秩父鉄道のホームだけに駅そばがある。店名は、一応「味自慢」としておいたが、これは単にそう書かれた暖簾が出ていただけの話で、本当の店名ではなさそう。地元の高校生に人気の店で、夏場にはかき氷もやっている。併設された待合室は、丼やかき氷を抱えた高校生で満員だ。味としては、天の質がやや悪い。半生のお好み焼きのように、ニチャニチャしている。たぬきなし、天350円。

※2013/1、写真を撮影してきました。実食から15年近く経っていますが、値上げせずに頑張っています。立ち食いカウンターのみで、外から見ると露出店ですが、実は隣接している待合室の中からでも受け渡しができ、食べるスペース(立ち食いカウンター)もあるという、たいへん興味深い造りになっています。写真は、待合室内から撮影したものです。

※閉店していました。建物撤去済みで、跡地は自販機コーナーになっています。珍しい造りで研究材料としてもいろいろ参考になる店舗だっただけに、残念です。(2016/6、確認)。

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★本庄早稲田駅(上越新幹線)
「そば処中山道」  実食日:2013/2

  改札を出て正面、待合室内。駅通路との間には間仕切りがあるが、待合席との間には間仕切りがない。厨房を囲む椅子付きカウンター9席のみ。平日のみの営業で、しかも営業時間が11〜14時と短い。食べたくてもなかなか食べられない店だ。
  麺は、やや偏平形の生麺。NRE生スタンダードと見ていいだろう。つゆも、若干淡いようにも感じたが、方向としてはNREスタンダードだ。メニューは通常のNRE店舗とは異なっているというか、だいぶ間引きされていてレパートリーが少なめ。たぬきなし、かけ300円、天450円など。通常店舗よりも高めに設定されているのは、新幹線駅だからだろうか。箸はエコ箸。


※閉店していました。跡地には「SAKURA」という喫茶コーナーがオープンしましたが、食事メニューはライスバーガー程度で、そばの扱いはないようです(2016/4、確認)。

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