全国駅そば選手権

  私は、大のそば好きです。一日三食そばでもいい、というくらいです。しかも、本格手打ちそばではなく、駅のホームや改札付近にあるような、ファーストフードとしての立ち食いそば(以後「駅そば」と呼びます)が大好きなのです。なにしろ、小学生時代から一人で暖簾をくぐり、おろしニンニク入りの「スタミナそば」を愛食していたほどです。
  しかし、私はいわゆる「鉄ヲタ」ではないと思っています。というのも、私はもともと「クルマ派」なのです。今でも頻繁にクルマ旅に出ますし、以前はほとんどクルマでしか旅をしたことがないような人間でした。クルマでわざわざ駅前に乗りつけ、場合によっては入場券を買って改札内に入り、駅そばを食べていました。旅の手段として鉄道を利用するようになったのは、自由に使えるクルマを失った7〜8年前から。つまり、鉄道あっての駅そば好きなのではなく、「駅そば好き」の方に大前提があるのです。したがって、「そばヲタ」「旅ヲタ」と称される分にはそれを勲章と考えることができますが、「鉄ヲタ」と称されるのは納得がいかないというか、なんて浅はかな人なんだと思ってしまう次第です。
  それならば、なにも駅そばでなくても、手打ちそばにこだわればいいじゃないか、という意見もあるかもしれません。確かに、私は手打ちそばも大好きですし、よく食べます。しかし、私は「安くて美味いもの」を探し当てることにより大きな意義を感じています。大枚を払えば、美味いのが当たり前。当たり前のものよりも、値段以上の価値を見出せるものに、私はより新鮮な感動を覚えます。価値観は人それぞれですから、私の価値観が理解できないという人もいると思いますが。
  また、「美味い・安い」というだけではなく、ファーストフードの基本三原則の最後の一つ「早い」という要素も大事にしています。とにかく私は欲張りな人間ですから、旅先では1分1秒を惜しんで行動しています。クルマ旅の場合はホテルには泊まらず、翌朝一番で観光したい場所で、車中泊する人間です。したがって、10分待たされる店よりも、10秒で食べ始められる店の方が、私にとっては巡る対象になりやすかったのです。
  そんなわけで、このサイトでは日本全国の「駅そば」を紹介していきたいと思います。私は東京在住なので、首都圏の店舗紹介が大きなウェイトを占めることにはなりますが、なるべく地方の店もたくさん紹介していきたいと思っています。


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※背景:黒煙を上げて鉄橋を渡るSL(静岡県川根本町)> 

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