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北 陸
(富山・石川・福井)

現在、34軒掲載(うち10軒は、閉店確認済)
★魚津駅(あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道本線(新魚津駅))
「駅前」  実食日:2003/10

  JRの駅舎を出て、ロータリーを半周。割と小綺麗な外観の店である。しかし、内装は実に殺風景で、店主のおばちゃんも「料理人」というより「主婦」という出で立ちで迎える。よく言えば「気どらない」「アットホーム」、悪く言えば「プロ意識なし」という店である。しかし、味の方はまずまず平均以上なので、それほどケチをつけたいとは思わなかった。つゆは関西風で出汁がよく出ている。麺は太く柔らかいのだが、関西風のつゆには比較的合う麺だと思う。天は出来合いでサクサク感はないのだが、エビやイカがたっぷり入った海鮮仕立てで、割と豪華。地方の駅そばとしては、比較的よくまとまっている方ではないだろうか。たぬきなし、天380円、月見330円。

※値上げ(月見330→400円、天380→450円。値−1点)していました。店が存続していたというだけで、充分嬉しいです(2009/12、確認)。

※消費増税分だけ値上げしていました。現在、月見410円、天460円です。おにぎりは130円ですが、麺類とセットで注文すると10円引きになるサービスがあります。外観的には、暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現。2015/8、確認)。

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★富山駅(あいの風とやま鉄道、JR高山本線、富山地方鉄道本線(電鉄富山駅)・市内線(富山駅前駅)、富山ライトレール(富山駅北駅))

「立山そば 源」  実食日:2001/9

  JR1番線ホーム上、改札の近くにある。私が訪れたのは朝早くだったので仕方がないかもしれないが、周囲には人っ子ひとりいないという寂しい光景が広がっていた。ホームにはさりげなくおわら節が流れていて、一層寂寥感を煽っている。そんな伏線があったからだろうか、ここのそばには今ひとつ決め手を欠いているように感じた。天もインスタント。天350円。


※2014/12、再食。駅舎の工事に伴い、3・4番ホームに移転しています(写真は左:移転前、右:移転後)。相変わらず露出店で、弁当売店が併設された店舗になっています。天ぷらそばを実食。天はドンベですが、他店では見かけない小判型のもの。「立山」と文字が入った粋なカマボコが添えられます。味覚的に大きく変わった印象はありません。つゆは明快な昆布出汁で、分かりやすい関西風です。余韻があり、たいへん美味しいです。値段は、かけ300円、天400円に上がっています。また、天とは別にかき揚げ420円もあります。こちらは具だくさんのものでしょう(味+2点、値−1点)。

※閉店していました。隣接する売店や、別ホームの駅弁売店もすべて閉店し、在来線ホームから有人売店の類が完全になくなりました。3セク化の弊害にほかならないでしょう(2015/4、確認)。

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「立山そば 源」  実食日:2007/1

  JR改札を出て左、待合室内。上記同名店と同じ内容であると思われる。立地も接近しているのだから、1店にまとめて改札内外両側から食べられるようにした方が効率が上がるのではないかと思うところだ。壁に埋め込まれた形式の店舗だが、出入口に仕切りがなく、事実上の露出店。
  麺は、歯ごたえのない茹で麺。つゆは関西風で、塩っ気が薄い感じ。ネギは白。天はインスタントで、具材は小エビが4、5匹入っているだけ。別途「上天」というメニューがある。全メニューに「立山」と名入れのカマボコが入るのが特徴というか、風流で旅情を誘う。たぬきなし、かけ250円、月見300円、天玉400円など。変わったところでは、セルフソフトクリームがある(値段失念)。


※2009/8、再食。値上げしていました(かけ250→270円、月見300→320円)。また、以前掲載していた写真があまりよくなかったので、貼り替えました。

※値上げしていました。現在、かけ300円、月見350円、天400円です(値−1点。2014/12、確認)。

※2015/4、再食。新幹線開業に伴う駅舎改築で、駅舎の外側から出入りする造りに変わっていました。露出店ではなく、間仕切りのある店舗になっています。待合室→駅舎外側ということで別店と見なすこともできそうですが、駅舎改築に伴う移転なので同じ店舗が存続したものとして扱います(写真は左:旧、右:現)。客席はすべて椅子付きカウンターになり、15席くらいあります。
  かけ300円・月見350円は据え置き。天は「かき揚げ」と名を変えて420円に上がっています。ドンベから具だくさんのものに変わったようです。今回は、とろろ昆布400円にますのすし180円をつけました。そばの味は、変わっていません。茹で麺に関西風のつゆです。ちなみに、とろろ昆布は富山県産だそうです。ますのすしは、1/8カットです。本物の笹の葉を敷くあたりに、駅弁業者ならではのこだわりが感じられます。ますのすし以外にも、ぶりのすし190円、ますとぶりのすし370円もあります。富山らしい押し寿司を、ぜひご一緒に(付+1点)。


※2019/5、再食。その前に、値上げしていました。現在、かけ330円、月見380円、とろろ昆布430円、ますのすし200円、ぶりのすし210円です。かき揚げは、480円まで上がっています。ちょっと手を出しづらい価格帯になってきました。新メニューとして登場したしろえび天530円の方が、少なくとも旅行者にとっては満足度が高いように思います。
  今回は、月見そば+ぶりのすしを実食。卵は先乗せで、白身白濁。つゆを勢いよく注いでいるようで、白身が細かく拡散して、つゆ全体に蛋白質の旨味が加わっていました。悪くはないのですが、ちょっと甘く感じるようになるので、後半少し飽きてきます。ぶりのすしは、ますのすし同様、押し寿司ひと切れ(1/12くらいのカット)です。ますのすしと違って、ネタとシャリの間に細切りのニンジンと昆布が入っていました。本物の笹の葉にくるんである(笹の葉ごとカットしている)ので、青い香りが良いアクセントになっています。
  平日6:15頃の訪問で、先客5・後客6。朝イチから、スーツリーマンを中心によく入っています。大都市部より、朝が早いです。駅周辺に24時間営業しているような競合店が少ないためかもしれませんね。


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「越中そば」  実食日:2007/1

  富山地鉄改札を出て左、待合室内。ガラス張りの待合室内の、ガラス張りの店。L字カウンター一本で、椅子つき。
  この店の麺は、フカフカした食感の太い茹で麺。つゆは関東風で、甘みが射していて美味しい。JR富山駅の「立山そば 源」は関西風なのだが、おばちゃんに聞いたところ富山市内には関東風の店と関西風の店が混在しているのだという。まぁだいたいこの辺りが東西の境界線となるのだろう。
  宇奈月温泉駅の「越中そば」と同様、天はエビ天。衣のダウンジャケットを纏っている。値段は宇奈月温泉よりだいぶ安く、かけ260円、月見・わかめ320円、天380円など。きつねは「イナリ」と表記されており、370円。肉そばではなく「焼肉そば」がある(380円)。


※値上げしていました(かけ260→280円、月見・わかめ320→340円、天380→400円。値−1点)。学割制度があり、14〜18時限定で、学生証提示で全メニュー50円引きです。ただし、対象は高校生以下。大学生は不可です(付+1点。2009/8、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ300円、月見・わかめ360円です。天は全部で3種類あり、エビ天420円、野菜かき揚げ420円、白エビかき揚げ450円というラインナップです。金沢「白山そば」に触発されたのか、白エビかき揚げが登場しています。金沢よりも安いですね。若干出遅れ感はありますが、富山の方が本場なので、こちらも応援したいと思います。いなり(きつね)および焼肉そばは終了しています。細かいところでは、追加トッピングの天かすを「天加寿」と表記しています。天ぷらにこだわる店では「天かす」という呼称や表記を嫌う店も多いと聞くので、その一環かもしれません。学生サービス(50円引き)は継続中ですが、時間が14〜16時に短縮されています。これは、営業時間が16時までに短縮されたためです。マイナーチェンジが目立ちますが、白エビかき揚げの登場が起爆剤になれば、といったところでしょうか。なお、現在JR富山駅周辺が大規模な改修工事中で、JRと富山地鉄とで駅舎がちょっと離れた印象になっています。駅名も微妙に異なる(富山駅・電鉄富山駅)ため、工事完了を待って別駅掲載を検討します(値−1点、付+1点。2014/12、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ320円、月見・わかめ380円、エビ天450円、野菜かき揚げ480円、白エビかき揚げ750円です。白エビかき揚げの値上げ幅がかなり大きいので、仕様も変わっていると推測。写真を見た限りでは、海老天はまぁまぁ大きな海老1尾。この手の海老天がかき揚げよりも安いのは、ちょっと変わった設定だなと思います(2019/5、確認)。

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★高岡駅(あいの風とやま鉄道、JR氷見線・城端線、万葉線(高岡駅前駅))
「今庄」  実食日:2005/9

  高岡市は、富山市に次ぐ富山県ナンバー2の都市だが、歴史が古く、人口も多く、ほとんど富山市と変わらないくらいに栄えている。鉄道もJR3路線と第3セクターの万葉線が乗り入れており、駅そば産業も繁盛しそうな駅だ。しかし、高岡の駅そばは改札外に「今庄」が2軒あるだけで、改札内にはない。確かに改札を出入りする人も多いだろうが、乗り換えて富山や金沢に出る人も多いだろうから、改札内にポンと店を出せれば、かなり賑わいそうに思う。
  さて、この店、メインの改札を出て左、マックの奥にある。マイナーな南改札の外にも同名店があるようだが、詳細は未確認。福井駅にある「今庄そば」と店名が似ているが、どうやら別物らしい。福井の「今庄」は地名、高岡の「今庄」は人名(店主の名)に由来しているとか。
  味覚的には、関西風ではあるが、大阪近辺の店に比べれば色が濃く、醤油の味も強めに出ている。ボリュームに若干難があるが、味は悪くない。福井「今庄そば」にも近い味だが、鰹節山盛りサービス(福井駅参照)はない。かけ250円、月見290円、天360円、たぬきなし。「きつね」を「いなり」と表記しているあたり、「やはり大阪圏なんだなぁ」と感じる。


※2009/12、再食。値上げ(かけ250→270円、月見290→310円、天360→380円)していました。そばとうどんをミックスした「ちゃんぽん」があります(500円。種物もあり)。そば・うどんとも1玉ずつ使うので、かなりのボリュームになります。半玉ずつで、合わせて1玉にできるといいなぁ、と思いました(付+2点)。

※2011/3、再食。特段の変化なし。高岡牛乳(80円)を扱っています(付+1点)。

※駅舎改築に伴い、移転・改装していました(写真は左:旧、右:現)。現在は、改札を出て左、ペデストリアンデッキに出て左にあります。駅舎の外側から出入りする造りです。駅ビルに「クルン」という名称が付されたことで店舗名が「クルン店」に変わっていますが、位置関係などから別店ではなく同一店と見なすことにします。従来は立ち食い中心でしたが、現在は椅子席がメインになっています。値段が少々上がっています。現在、かけ280円、月見320円、天400円です。きつねは、相変わらず「いなり」表記で340円。ちゃんぽんは、そば・うどん半玉ずつで280円(つまり、かけと同額)になりました。これはありがたい改善。各段に利用しやすくなりました。変わりメニューに、おもちそば430円。要するに力そばだろうと思いますが、店頭掲示の写真では餅がかなり固そうに見えます(衛+1点、付+2点。2014/12、確認)。


※2015/4、移転・改装後初めて再食。味覚的には、変わっていないようです。関西風ですが甘みがわりと強いです。実全メニューに対して「チャンポン」の設定がなされ、券売機のボタンもだいぶ増えました。実食は、月見チャンポン320円。半玉ずつのチャンポン、ありがたいですね。値段的なことよりも、腹具合的にありがたいです。かけの回数券があり、10枚2550円とお得な設定になっています。麺大盛りは、230円と高値。駅前の「喰音」でも高い設定になっているので、これが高岡スタイルなのでしょうか。麺類やご飯もの(おにぎり・いなりずし程度)のほかに、飲み物やソフトクリームなどの喫茶メニューも多くあります。改装して席数が増え、また椅子席が多く設けられたので、こういった需要もあるのかもしれません。

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「今庄」  実食日:2011/3

  駅正面口を出てすぐの階段で地下街に降り、すぐ右。上記「今庄」の分店が地下街にもある。店の性格やメニューなどが異なるので、別店として掲載する。地下街の店舗は規模が大きく、テーブル席をたくさん配していて比較的長居できる造りになっている。メニューもそば・うどんだけではなくソフトクリームやぜんざいなどのデザート系を取り揃え、喫茶店感覚で利用できる。
  そばの味覚は、上記「今庄」と同じ。麺はノーマルな茹で麺。つゆはやはり関西風ではあるものの、醤油の味や甘みが強めに出ていて、やや東西折衷気味。値段は上記店舗と同じだが、山菜370円、おもち420円(要するに「力そば」)など、上記店舗にはないメニューもいくつかある。高岡名物のちゃんぽんも健在。上記店舗ではそば・うどん1玉ずつで500円だが、地下店舗では半玉ずつで300円。これが「ちゃんぽん」というメニュー名になっている。1玉ずつのものは「大盛り」の扱いになる(500円)。また、駅そばでは珍しい牛乳を扱っている(80円)。ローカルな「高岡牛乳」であるところが泣かせる。ただ残念なことに、この地下街は新幹線開通に伴う駅前整備事業により、2011年末で閉鎖されることが決まっている。

※地下街リニューアルに伴い、閉店していました。新たにオープンした「クルン地下街」には入らなかったようです(2014/12、確認)。

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「今庄」  実食日:2014/12

  南口を出て右、ロータリー沿い。店舗名は「南口店」。駅舎改築のため駅構内及び地下街の「今庄」が一時閉店し、この店舗が唯一残るという状況になっていたことがあるが、駅舎改築後に「クルン店」がオープンし、現在は2軒の「今庄」がある。南口店は駅舎改築前からずっとこの場所にあるが、駅舎に合わせるかのように建物が綺麗にリニューアルされていた。店内はなかなか広く、テーブル席18、椅子付きカウンター8、そして座敷が6席ある。
  高岡「今庄」といえば、そばとうどんを一緒に盛りつけたチャンポン。ということで、「月見チャンポン」を注文。以前に駅舎内の店舗で食べた時にはそば1玉+うどん1玉、計2玉を使う大盛りメニューだったのだが、現在こちらではそば半玉+うどん半玉で計1玉となる並量に設定している。これは嬉しい。麺は、とりたてて特徴を感じない茹で麺。うどんはかなり柔らかい印象だった。つゆは、東か西か微妙な感じだ。見た目には関西風といえそうだが、やや甘みが強めな味付けは名古屋あたりのつゆに近い印象も受ける。北陸方面は、つゆの境界線が東海道方面ほどにははっきりしていないようだ。チャンポンが「半玉+半玉」になったことで、価格は普通のそば・うどんと共通になっている。かけ280円、月見320円、天400円など。変わりメニューというか変わった表記をしているメニューに、おもちそば430円がある。この辺りでは「力そば」とは呼ばないのだろうか。また、飲み物やスイーツ(ぜんざい400円など)といった喫茶メニューもある。なるほど、このゆったりしたフロアなら、ある程度長時間滞在しても営業に支障はなさそうだ。


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「喰音」  実食日:2015/4

  北口を出て、ロータリーの向かい。ペデストリアンデッキ→地下道を経由すると行きやすい。地下道入口に半分隠れるような立地で目立たず、看板も「夜らーめん」の方が目立つのだが、6〜14時にはそば・うどんを扱っている。夕方からラーメン屋になる。麺類のほか、昼・夜通しで喫茶メニューも扱っており、コーヒーでゆっくりと長居する人もいるようだ。厨房に面したL字型椅子付きカウンターのみで、席数は10。店名の読み方は、「くおん」。
  麺は、袋入りの茹で麺なのだが、なぜかタイマーを使って湯通ししていた。平麺で歯ごたえが強く、調理シーンを見ないで食べると冷凍麺だと思うかもしれない。つゆは、とても薄味な関西風。高岡の雄「今庄」のつゆよりも、だいぶ甘味を抑えてある。出汁は昆布が中心。かけ280円で、トッピングは天ぷら150円と肉300円、いなり(きつね)100円のみ。きつねを「いなり」と表記するのは、「今庄」と同じ。この地域の特徴だろうか。大盛りは560円と倍額になるので、オススメできない。そば・うどんを両方盛りつける「ちゃんぽん」も可能で、やはり560円と高値。「今庄」のような半玉ずつの対応はない。生卵の無料サービスあり。一番コスパがよいのは、かけそば+無料の生卵だろうか。実食は、天ぷらそば。天はエビ天一尾で、おそらく冷凍であろうものを注文後に揚げていた。そばに乗せるときに「ジュジュジュ」と音がするほどアツアツなので、食べるときにはやけどに注意。


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★石動駅(あいの風とやま鉄道)
「麺類食堂」  実食日:2006/5

  駅を出て左。駅舎とは別棟で、独立した造りになっている。駅舎との間には車寄せのようなスペースがあるため、ポツンと寂しげな佇まいである。改札内(上りホーム)からも食べることができるが、おばちゃん曰く「ホームで食べる人はほとんどいない」とのこと。座席は改札外側にのみ配されている。実際、私が行ったときにも、列車から降りて食べる人よりも、車で乗りつけて食べる人の方が多いように思われた。
  この店のそばは、ヴィジュアル的には西日本の駅そばでよく見るような感じだが、麺・つゆ共に味覚的な特徴が感じられる。麺は茹で麺だが、色が黒く、ちゃんとそばの味があってなかなか美味だった。つゆは関西風で、わりと薄味。関西の駅そばにありがちな「色は薄いがやたら塩辛いつゆ」ではない。ネギは青、ナルト入り。たぬきなし、天350円。きつねを「いなり」と表記しているあたりは、「やっぱりこの辺りは関西圏なんだなぁ」と実感できるところだ。ちなみに、「いなり」は290円。


※2015/4、再食。3セク化の影響が心配された店のひとつですが、元気に営業を続けていました。今でも、ホームで食べることもできます。昆布出汁中心の関西風で、ネギは白です。ごく普通な感じの茹で麺に、天は甘エビサイズのエビの十二単着せです。富山・高岡と同じく、きつねは「いなり」表記。値段が上がり、現在は天410円、いなり350円です。そばとうどんを合い盛りにした「ミックス」600円があります。「チャンポン」と呼ばないあたりが、潔く感じます。1玉ずつ、合計2玉になるので、値段的には高いですが。飲み物に「ラムネ」130円や「はとむぎ茶」120円があるあたりも、なんだか泣かせます。暖簾が変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現。ボ+1点、値−2点、付+2点)。

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★新黒部駅(富山地方鉄道本線)
「仁助」  実食日:2015/8

  駅を出て右へ1分半、日産レンタカー営業所の裏手。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅からでも徒歩2分ほど。距離的にはさほど変わらないが、県道を渡らなくて済むぶん新黒部駅からの方が行きやすい。黒部宇奈月温泉駅構内の案内では「スイーツ店」として紹介されている。確かにスイーツ類も提供しており「甘味処」という側面もあるが、メニュー構成としてはそば・うどんの方がメインであるように感じる。駅前にありながら駐車場(2台ぶん)を備えており、いろいろなシーンで立ち寄れそうな店だ。もっとも、黒部宇奈月温泉駅には広大な無料駐車場があるので、店舗固有の駐車場がなくても車で立ち寄れるのだが。現金制で、完全先払い。商品名で呼び出しての受渡しだったが、受渡口に番号札が用意されていたので、混雑時には番号での呼び出しになると思われる。客席は、テーブル席が2人×8、椅子付きカウンターが4席。ますのすしなどを販売する売店と一体化された店舗になっている。
  麺は冷凍だろうか。質感があって歯ごたえが良いのだが、あまりそばの香りは感じない。つゆは、カツオ出汁が前面に出ているタイプ。甘みも強めに射してある。色はわりと薄めで東西折衷くらいなのだが、味覚的には関東風に分類してよさそうだ。地方なので致し方ないと思うが、値段は高め。店名を冠した仁助そば(実質的にかけそば)が400円。実食したきんぴらそばは450円。かきあげは500円。きんぴらそばは、てっきりニンジンとゴボウのかき揚げのトッピングだと思っていたのだが、実際には料理としての「きんぴらごぼう」をそのまま乗せたものだった。食感が強すぎるのではないかと心配になるところだが、ニンジンもゴボウもかなり細く切ってあり、食感を弱めてある。それほど違和感はなく、美味しかった。ゴボウ・ニンジン・ゴマのほかに細切りの昆布を加えている点に工夫を感じる。このひと手間で、そばとの相性がグッと増していると思う。おぼろ昆布などが名物の北陸地方ならではのアイデアと言っていいだろうか。
  さらに興味深かったのは、北陸ならではの赤巻きが2枚乗っていたこと。北陸地方の駅そばで赤巻きが乗ることは珍しくないが、2枚乗せるのは珍しいと思う。そして、たまたまなのかもしれないが、1枚ずつ形が違っていた。1枚は蒲鉾型、もう1枚は四角形のものだ。わざわざ2種類の赤巻きを用意しているのだとしたら、すごいことだと思う(写真入りのメニュー表では、四角形のものが2枚乗っている)。セットメニューも各種あるが、700円〜と高値。スイーツは、ソフトクリーム(3種)350円や「にすけパフェ」500円など。私はなにげにスイーツ男子でもあるので、これらもちょっと気になるところだ。今後も行く機会があると思うので、北陸新幹線フィーバーが去った後も長く店が続いてくれることを願う。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。消費10%増税を経て少々値上げしており、現在は仁助420円です。かきあげは650円まで上がっています。きんぴらは、少なくともメニュー表からは消えています。セットメニューは、780円〜。ラーメンの扱いが始まっており、富山ブラック700円も食べられます(2021/7、確認)。

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★宇奈月温泉駅(富山地方鉄道本線)
「越中そば」  実食日:2003/10

  改札を出て、階段下。駅そばなどありそうにない田舎駅なのだが、そこは富山随一の観光地。土産物店街の向かいで細々と営業している。しかし、残念ながら、値段も観光地。たぬきなしで、天は500円。観光地に限り許される値段だ。ただ、おばちゃんの愛想は良く、もちろんスマイルはタダ。私が行ったときには冷たい雨が降っていたのだが、「こんな寒い日には温かいそばが一番ですね」と声をかけてくれた。旅先の駅そばでは、この人情も捨てがたい。
  麺は、太めでちょっとぬめりがある。つゆは並。具は、天がエビ天で出てくるのがポイント。本格的な蕎麦屋ではよくあることだが、駅そばにしては珍しい。


※閉店していました。跡地は、観光案内所です(2014/7、確認)。

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★立山駅(富山地方鉄道立山線、立山ケーブル)
「アルペン」  実食日:2019/5

  値段的にかなり高いのだが、観光地特例で対象に含める。当駅は、富山地方鉄道と立山ケーブルが接続している。駅構造は、地下に富山地鉄、1階がコンコースで2階に立山ケーブル。このうち、店があるのは1階コンコース。どちらかというと立山ケーブルのエリアなのかな、という立地だ。かつては立山ケーブルの直営レストランだったが、近年個人経営に変わっている。観光地の駅で、無料休憩所や登山用品のレンタル店を兼ねている(ビーコンを貸し出している駅そばなんて、初めて見た)ので、店内は広々。テーブル席が数えきれないほどある。口頭注文、代引き制。
  麺は、乱切りタイプの冷凍麺。特段味わい深いわけではないが、冷凍麺にしては素朴な歯ごたえで、悪くない。つゆは、昆布出汁が中心のうすくちタイプ。昆布一辺倒という感じではなく、中国地方を連想させるような小魚系の旨みも垣間見える。観光地の店にありがちなインスタント感丸出しものもではなく、手作り感のある角がない味で好印象。かけに相当するアルペンそば650円、白エビかき揚げ800円、山菜750円など。価格があからさまな観光地設定なのはまぁ仕方ないところだろう。実食は、白エビかき揚げそば(カマボコ入り)。タマネギ主体のかき揚げ(ニンジンや、細かすぎてよく分からない青菜も入っている)に、殻つきで香ばしい白エビが5〜6匹。揚げ置きで油がしっかり切れており、つゆとのマッチングがよく、なかなか美味しかった。ネギは白。そば・うどん以外にも、魅惑的なメニューがいろいろある。チキンカレー(ライス)850円がオススメとのこと。店主は元々カレー店を営んでいたこともあり、手仕込みなのだそうだ。となると、カレーそば800円も気になる。一品メニューも充実している。氷見牛コロッケ200円、白エビコロッケ250円あたりは、ご当地感あり。また、揚げ餅200円、おやき250円といったライトメニューも揃う。喫茶メニューやビールもある。グループ客が多いであろう店だけに、様々なニーズに応えられるよう配慮している様子がうかがえた。
  平日10:00頃の訪問で、先客・後客ともまばら。賑わうのは、休日が中心か。なお、この店は4〜11月は無休だが、12〜3月(立山ケーブルの運休期間)は全面休業になる。訪問を考えるなら、冬場を外して。


※2021/7、再食。消費10%増税に伴う値上げはなかったもようです。ただし、メニュー構成が少々変更されていて、かけそばに相当するメニューはなくなっています。一番安いのが、きつね650円。かつてのかけ(メニュー名は「アルペン」)と同じ値段なので、これがかけの代用という位置付けでしょう。
  今回いただいたのは、そばではなくカレーライス。チキンカレー800円と、ホットコーヒー300円。カレーは黒みが強く、手作り感のあるものです。ネパールカレーを意識しているそうですが、シャバシャバなものではなく日本の家庭的なカレーに近い粘性があります。味覚的にはスパイス感が強いので、日本とネパールの折衷といったところでしょうか。ホットコーヒーは、紙コップで提供。注文を受けてからマシンでドリップするタイプです。悪くはないですが、店内に130円で飲める缶コーヒーの自販機が並んでいることを考えると、微妙です。
  土曜16:00頃の訪問で、先客0・後客0。店の性格(登山客の利用が多い)からして、この時間帯に客足は伸びない様子。登山用品のレンタルコーナーがある店舗だから、用品返却に訪れる人のためにこの時間でも店を開けているのではないかと推察。賑わうのは、午前中から昼過ぎまでなのではないでしょうか。


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★荒町駅(富山地方鉄道富山軌道線)
「そば太郎」  実食日:2019/5

  駅(というか電停)を出て北へ。すぐの信号を渡ってから左折して30秒。交差点角の「シダックス」が目印になる。日中は営業せず、夜間(20〜28時)のみ開けている店。店主は昼間別の仕事をしているのだろうか。酒類も扱うため、飲んだ後の〆にも寄れるし、ここで飲むこともできる。実際、飲みに来ている客も結構多いようだ。現金代引き制で、客席は厨房を囲むL字型椅子付きカウンター8席+テーブル2人×2。
  麺は、乱切りタイプの冷凍麺。特段変わった食感・風味ではなく、どこにでもありそうなもの。つゆは、酸味のある魚介系出汁が主体だが、カツオとはちょっと風味が異なるようにも感じる。富山市は、醤油のこいくち・うすくちの境界線あたりに位置している。だから、この店でどんな色合いのつゆが出てくるのかを楽しみにしていた。結果は、うすくちだった。ただし、そば提供時に「カエシ」が一緒に供され、これを加えることでこいくち風に変えることができる。そもそも関西の店にはカエシという概念がない場合が多いので、これがある時点で関東風の要素がかなり強く入っていると言える。富山が東と西の汽水域であることを如実に物語っていると言えよう。夜間営業の店はたいてい値段が高い傾向にあるものだが、この店も例に漏れず。かけ500円、天は700円にもなる(対象外価格だが、研究材料豊富な店なので特例を適用する)。たぬきというメニューはない。実食は、天。ワカメとカマボコがサービストッピングされるのだが、カマボコはいわゆる赤巻きではなく、普通の紅白カマボコだった。ちょっと残念なような。天はエビ天1尾。さして大きくはないが、揚げたてで供されるのでアツアツプリプリで、とても美味しい。そして、天かすを散らして仕上げるのも特徴的だ。カットの厚いネギもよく香るし、麺だけやや残念というか没個性的ではあるけれど、総じての印象は水準以上だった。箸はエコ箸。
  平日20:45頃の訪問で、先客5・後客3。ひとり客が少ない(先客のうちへべれけに酔っぱらった親父ひとりだけ)ことから、みなさん飲んだ後の〆での利用なのだろうと想像できる。深夜帯にどんな客がどのくらい入っているのか、気になるところだ。いろいろな意味で研究材料が豊富なので、機会があったらぜひまた寄ってみたい。


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★宇奈月駅(黒部峡谷鉄道)
「峡谷そば」  実食日:2003/10

  改札を出て右斜め前。目立つ場所なので、場所に関しては詳しい説明は不要だろう。上記の「越中そば」よりも駅そばらしさは出ているのだが、値段はさらに高い。たぬきなし、天600円。もはや「駅そば」と言える値段ではない。だが、値段以外はすべて「駅そば」の要件を満たしているので、件数稼ぎのためにもカテゴリーに入れることにする。麺は、上記「越中そば」とほぼ同じ太麺。大きく異なるのは、具だ。ここでは、天は普通にかき揚げ。大きな川エビがたくさん入っているので、香ばしくて美味しい。川エビの唐揚げは私の嫌いなものワースト3に入るのだが、天になってそばつゆに浸かっていれば、好物に変身する。

※閉店していました。店舗自体はまだありますが、そばは扱わず、スナックフードのみになっています(2014/7、確認)。

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「レストイン黒部」  実食日:2017/4

  改札を出て左、土産物店の奥。かつて広い待合スペース内にあった上記「峡谷そば」が閉店して、また、まだ自分の目では確認はしていないけれど鐘釣駅や欅平駅の駅そば店も閉店していると聞いて、どうにか代替になる店がないものかと探してみたら、すぐに見つかった。駅そばというよりも総合的なレストランなのだけれど、セルフサービスの造り(券売機で食券購入→食券を持ったまま着席→番号で呼び出し。つまり自動オーダーの食券制)だし、値段的にやや高いということも観光地特例で処理できるので、対象に含める。観光地だけあって店内は広く、客席も数えきれないほどある。グループ客が多いという前提の席配置と思われ、テーブル席が主体になっている。箸や七味等は受渡口にしかないので、取り忘れに注意を。
  麺は、たぶん冷凍。黒みが濃く、そばの香りもわりとある。かつて鐘釣や欅平の駅そば店舗で出していたものと同じではないかと推察。つゆは、東西折衷タイプ。「どちらかというと西かなぁ」と思うところだが、出汁はカツオの方が強く出ている(少し粉末出汁っぽい風味)ので、味覚的には「どちらかというと東かなぁ」と、微妙。食後に、酸味を内包した余韻が残る。そばメニューは3種しかなく、なめこ500円が最安。他に、白えびミニかき揚げ600円とニシン800円がある。実食は、白えびミニかき揚げそば。かき揚げは、揚げ置き。ややニチャッとした食感で、揚げアンダーを連想させる。ちょっとイマイチ。ミニと言われれば確かにミニだけれど、それほど極端に小さくはない。白えびは、姿揚げではなく、刻んであるのだろうか。姿形は視認できなかったのだけれど、香りはちゃんと訴えてきた。完全に想像の世界になるが、加工の過程で形が崩れ、正規品として流通させることができなくなってしまったものを使っているのかもしれない。かき揚げの中に埋め込んであれば、形が崩れていても支障ないから。富山県らしく、赤巻が乗る。ちょっとオレンジ色がかった赤巻だ。
  訪問日が雨天だったこともあるのか、11:00頃の訪問で先客1・後客1と閑散気味だった。これに対して、店員はなんと6人も詰めていた。こうなると、店員に監視されながら食べているような感じになり、あまり落ち着かない。昼時に備えていろいろ準備があるための人員配置だろうから、仕方ないんだけど。できれば、手が空いている店員さんは客席側に立たず、厨房内に入っていてほしい。


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★鐘釣駅(黒部峡谷鉄道)
「峡谷そば」  実食日:2014/7

  改札を出て左すぐ。左にしか行けないので、「改札を出てすぐ」で大丈夫か。この駅は欅平と違って造りがコンパクト。切符売り場・待合室・峡谷そば・売店・改札と一列に並んでいる。通路も狭いのだが、実は欅平とたいして変わらないくらいに多くの観光客が乗り降りする。だから、列車到着前後には通路も待合室もたいへん混雑する。立ち食いカウンターでは食べにくいタイミングもあるだろう。その場合には、待合室内で座って食べるといい。待合室内にも窓口が開かれているので。
  麺もつゆも、味覚的には欅平と同じだ。麺は冷凍っぽい食感で、つゆは雑味の少ないスッキリタイプ。価格も同じで、峡谷500円、月見550円、天ぷら650円。天は、エビ天一尾で衣が厚め。全メニューに山菜と赤巻きがトッピングされるのも欅平と同じ。ただ、なぜか冷やしそばのみ欅平よりも安く設定されている(500円。手書きなので、表記ミスのような気がする)。また、鐘釣駅には喫茶コーナーがないこともあり、この店で喫茶メニューをいくつか扱っている。みたらし団子120円など安価なものも揃っているので、気軽に覗いてみよう。個人的には、一口サイズの「ますのすし」150円(3個セット400円)に面白味を感じた。
  欅平と鐘釣、両方で食べる腹がない方には、「終着駅」で食べることに意味を感じるのであれば欅平を、景色や雰囲気を重視するのであれば鐘釣をオススメしたい。味は同じだが、鐘釣の方が駅がコンパクトで、店が駅の外に露出していてより秘境ムードを楽しめるし、サイドメニューも充実している。


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★欅平駅(黒部峡谷鉄道)
「峡谷そば」  実食日:2014/7

  改札を出て前方右手、2階へ上がる階段のふもとにある。トロッコ電車の終着駅で、どんな秘境駅かと期待して行ったのだが、実は結構大きな駅で、土産物店やら喫茶コーナーやら大食堂(2階)やらがあり、改札もバッチリ有人。観光客がかなり多く訪れる駅だった。しかしそれでも、一歩駅の外へ出れば黒部峡谷の大自然。秘境に位置していることは間違いない。「峡谷そば」は立ち食いカウンターのみの露出店で、5人で満員になってしまう小さな店。観光客の利用もある(外国人観光客も利用するのか、英語・ハングル・中国語が併記されている)ようだが、実食時には黒部ダム関連の職員が多く利用しているように見受けられた。
  麺は、冷凍っぽい食感。つゆは濁りがないスッキリしたタイプで、塩気はわりと強い。値段が高いのは立地的な要因もあって致し方ないところで、かけに相当する峡谷そばが500円。月見550円、天650円、夏季限定の冷やし550円。メニューは以上。峡谷を含め、すべてのメニューに山菜と赤巻きがトッピングされる。山菜が秘境らしく、赤巻きが北陸らしくてよい。メチャクチャ美味いというまでには至らないけれど、雰囲気と旅情(ここまでやって来たという達成感と言った方がいいだろうか)がより美味く感じさせる。なかなか来られない場所だけに、食べずに帰るといつまでもモヤモヤと後悔することになりそうなので、満腹でなければ一杯ひっかけておいた方がいいだろう。なお、厨房内に人がいない時間帯も多くあるのだが、その場合には同棟の喫茶コーナーで注文を。


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★新吉久駅(万葉線)
「めん太郎」  実食日:2017/4

  駅を出て南(能町口駅方面)へ3分半、左側。パチンコ店「ダイナム」の駐車場内。能町口駅からでも同じくらいの距離感だが、間に五差路の交差点があってちょっと行きにくいので、新吉久駅が最寄りと判断した。ちなみに新吉久駅はホームのない電停で、路面に白線で「電車のりば」と書いてあるだけの駅。店舗名は、「高岡店」。「めん太郎」は全国のダイナムの中や脇あたりに店舗を構えていて、その店舗数は把握しきれていないが、同じくダイナム系の「めん六や」と合わせると全国最大級の規模かもしれない。駅から遠い店舗も多いため当サイトではそれほど多くの掲載数ということにはならないだろうが、公式HPには387店舗掲載されている(2018/4現在)。意外なところに、全国最大かもしれない立ちそばチェーンが隠れていたものだ。なお、「めん太郎」というと静岡県・岳南鉄道原田駅の駅そば店と同じ店名だが、こちらはパチそばではないので、関連性はない。高岡店のフロアレイアウトは、テーブル席が4人×2、厨房と対峙する椅子付きカウンターが8席。これまでの訪問歴に鑑みると、こんな感じの規模の店舗が多いように感じる。現金制で、先払い(代引きではなく注文時支払い)。
  麺は、そばの香りはわずかにある程度の冷凍麺。つゆは、角がなくまろやかで、ベタッと平たい感じでもない。出汁感はあまりないのだけれど、パチそばとしては水準以上のもの。値段はちょっと高い。かき揚げ500円、天玉550円、牛肉550円、肉玉600、カレー500円。そばメニューは以上。かけとかきつね月見とか、オーソドックスなメニューがだいぶ落ちている。単価の安いものは売らない、ということだろうか。ほかに、ラーメンやご飯ものなどを手広く扱う。手狭な厨房で、よくもまぁこれだけ手を広げられるものだ。実食は、牛肉そば。肉はレトルトで、甘辛醤油味がしみ込んだもの。タマネギが一緒に入っていたことから推して、これは本来牛丼の具として用意しているものではないだろうか。味付けが結構濃く、つゆの味を激変させてしまうというデメリットはあるものの、味覚的にはなかなか美味しい。すき焼きと十和田バラ焼きの間くらいの味加減だろうか。
  平日13:45くらいの訪問で、先客3・後客4。全員男性。雨天だったわりには、結構にぎわっている印象だった。というか、雨天だからアウトドア型の遊びは控えてパチンコに行くのかな。私はパチンコをやらない人間なのでよくわからないのだが。パチンコを一切やらないのに、パチそばを巡っている。この話を知人にしたところ、怪訝な顔をされた。私にとっては、「食事をするためにパチンコ店に行く」というのも、そんなにおかしいことではないんだけどな。


※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、かき揚げ570円、牛肉620円、カレー570円です。玉子のトッピングはなくなったようで、肉玉や天玉といったメニューがお品書きから消えています。一方では、かけ370円が登場。安く済ませたい人にとっては、ありがたいかもしれませんね(2021/7、確認)。

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★江尻駅(万葉線)
「つる平」  実食日:2011/3

  駅のすぐ東に聳えている「イオン高岡店」の1階。スナックプラザというフードコート内にあるのだが、このフードコートで営業している飲食店は「つる平」1軒だけなので、もはやフードコートとは呼べない状態になっている。かつては3軒の飲食店が並んでいたであろう形跡が認められるが、撤退したのだろう。
  麺は、太めの平麺。茹で麺だろう。つゆは昆布出汁がよく利いており、たいへん結構。スッキリしていながら余韻が深い、私好みのつゆだ。かけ320円は地方にしては平均的な価格帯だが、種物は全体的に高く、具一品系は430円が基本。お得感がありそうに思えたのはかやくそば(430円)だが、トッピングはきつね+椎茸煮+わかめ+赤巻。卵焼きが乗らなかったのがショックだった。ちなみに、わかめと赤巻はかけそばにも乗るサービストッピング。変わりメニューには、あんかけそば(530円)というのがある。また、お子様セット(680円)がある辺りが、ショッピングセンター内店舗らしい部分だと思う。ただし、内容はかけ+ホットケーキ+おもちゃと、なかなかのボリューム。お子様がそんなにたくさん食べられるのだろうか……。


※閉店していました。跡地は、不動産会社の窓口になっています。これでこのフードコートの飲食店舗は全滅ということになりますが、「FOOD COURT」の看板だけが残っています。フードコート内にあるのが不動産屋だけという、すさまじい状況になっています(2017/4、確認)。

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★津幡駅(JR七尾線、IRいしかわ鉄道)
「うまか亭」  実食日:2021/7

  駅前ロータリーを回って線路と垂直方向の目抜き通りに入り4分、右側。「アル・プラザ」の1階フードコート。階段を上がらなくて済むのはありがたいが、「アル・プラザ」の中では駅から最も遠い区画にあるのが辛いところ。当駅にもかつてはホームに駅そばがあったのだが、未食のまま閉店し、建物も撤去済み。手軽にそばを食べるにも駅から5分ほど歩かなければならなくなってしまった。フードコートには3軒の飲食店が連なっており、「うまか亭」は真ん中。有人レジで先払い。バイブレーターで呼び出し。返却セルフ。
  麺種は未確認。食べてみての印象としては、冷凍っぽい。中太の角麺で、歯ごたえは悪くないけれど香りがあまりない。つゆは関西風だが、甘みをやや強めに注してあるのが特徴的。金沢駅の「白山そば」にもこれに通じる甘みがあるので、これがこの辺りのスタンダードなのかもしれない。かけというメニューはなく、一番安いのがきつね。価格は税別表示になっており(以下の記載は税別価格)、きつね420円。実食したのは、割安感があった肉480円(カマボコ入り)。肉は脂身の多い牛肉で、量少なめ。まぁ、値段相応ということか。クズ肉ではあるけれど旨みはしっかりあるし、つゆとの相性も悪くない。ワンコインで食べられるのなら及第点にあると言っていいだろう。たぬき(天かす)は、フリーで置いてある。きつね色が濃く香ばしいタイプで味覚的には好みだが、揚げ置き時間が長いのかやや湿気ていた。こういう天かすを用意しているということは、各種天は店揚げなのか。……といっても、天ぷら類はエビ天(630円)くらいしか見当たらないけれど。そば・うどんのほかに、丼ものや定食類も豊富にあり。ミニ玉子丼セット550円あたりに結構お得感がある。ネギは、青白混ざったような色合いだけれど、品種としては根深(白)だと思われる。箸はエコ箸。
  日曜16:30頃の訪問。フードコートのため先客・後客数は数えていないが、フードコート自体がかなり閑散としていた。着席率は10%くらいだろうか。食事時を外れると、こんなものだろうか。各席にアクリルのパーティッションあり。ただし、向きがおかしい。椅子に対して垂直方向に置かれている。しかも、隣のテーブルとの間という感じではなく、テーブルの中央にデンと居座る。これでは、まったく意味がないのではないだろうか。ちょっと意図が分かりかねた。


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★森本駅(IRいしかわ鉄道)
「百万石うどん」  実食日:2015/4

  東口を出て、国道359号線を渡ってから左へ。すぐの路地を右に入って30秒、右手にある古めかしいショッピングセンター「マイモールモリモト」内。値段がちょっと高い店だが、地方であることと他に掲載対象店がない駅であることから、特例を適用する。間仕切りのない店で、客席は2人掛けテーブル×4と椅子付きカウンター10席くらい。たこ焼きのテイクアウト窓口を併設した店。
  麺は太めの平打ちで、とても柔らかいもの。茹で麺だと思われるが、意外とそばの風味があるので生麺茹で置きかもしれない。つゆは、カツオ出汁が強めに香る。金沢「白山そば」とはまったく異なる味わいなので、ちょっと驚いた(どうしても金沢では「白山」を基準に考察してしまう)。粉末出汁を使っているのだろうか、最初のひと口だけでなく最後まで平均的に香る。かけ400円、実食した肉そばは600円。肉は牛肉で、南蛮ネギと一緒に薄味で炊いてある。これとは別に薬味のネギも乗るので、肉そばというよりも「肉南蛮そば」の風情。麺・つゆ・トッピングのすべてが優しい味わいで、強烈なインパクトはないものの総じて美味しい部類だった。「ほっこりする一杯」という感じ。そばメニューは、うどんメニューに比べてだいぶレパートリーが少ない。数えてみたら、うどん20に対してそばは9だった。たぬき500円も、うどんしか記載がない。頼めばそばでも作ってくれるとは思うのだが。きつねは、「いなり」表記で500円。変わりメニューに、あんかけ500円、他人630円、親子630円など(いずれもうどんのみの記載)がある。店主の「ゴメン」という口癖も含め、ほのぼのとした空気が漂っていて気持ちが落ち着く店だ。降りる機会はなかなかない駅だが、車でも行きやすいのでまた寄りたくなることもあるだろう。最大の懸念は、このレトロなショッピングセンターがいつまで存続してくれるか、だ。


※店頭ショーケースで一部メニューのみの確認ですが、消費10%増税に伴う値上げはなかったもようです。現在も、いなり500円、肉600円です(2021/7、確認)。

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★金沢駅(JR北陸本線、IRいしかわ鉄道、北陸鉄道浅野川線(北鉄金沢駅))
「白山そば」  実食日:2005/9

  金沢駅改札内には、2軒の「白山そば」がある。1軒はコンコース階段下に設けられたガラス張りの売店エリアの中、もう1軒は高架ホーム(6&7番線)。このうち、ホームの店舗で食べてみた。
  富山県内の各駅そばは「関西風だけど、若干色も味も濃い」というタイプだったが、ここにきて完璧な関西風になった。つゆ色はほとんど透明で、味覚的にも出汁重視。麺は太めで食べごたえあり。ただ、薬味に白ネギを使っていたのがちょっと意外だった。「東は白、西は青」が定石で、高岡の時点ですでに「青ネギ圏」に突入しているため、ここも当然青だろうと思っていたのだ。つゆが透明でネギが白となると、全体的に色白の印象になってしまう。そのあたりを考慮しているのか、ナルトとカマボコのあいのこのようなものを2枚乗せて彩りを演出している。たぬきなし、白山そば(かけ)300円、月見350円、天450円。点数としてはあまり高くないが、全体的な印象は他の「15点の店」よりも上。


※改装し、コンビニ併設になっていました(写真は、左:旧、右:現)。露出店ではなく、コンビニ店内で食べるようなイメージです。衛生面を考えるとこの方がいいと思います(衛+1点)が、旅情は多少削がれてしまったように思います(2007/1確認)。 

※ホームの店舗は、1&2番ホームにあります。移動したのか、過去の取材ミスかは未確認。たぶん前者だと思うのですが……(2009/1、確認)。

※2009/12、再食。値上げ(かけ300→320円、月見350→370円、天450→470円)していました。470円の天は、「野菜かき揚げ」と「元祖天ぷら」があります。野菜かき揚げは具材入り、元祖天ぷらは小エビのみのインスタント品です。また、富山湾名物の白えびを使った「白えびかき揚げ」がありました。高い(520円)ですが、名物を取り入れるのはいいことだと思います(付+1点)。


※閉店していました。コンビニもろともなくなっています(2014/12、確認)。

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「白山そば」  実食日:2009/1

  改札内コンコース(6&7番ホームからの階段下)、自動ドアを入って左。扱うものや味はホームの店舗と同じだと思うが、システムが若干異なるということもあり、別枠で扱う。立ち食いカウンターのみで、3〜4人で満員という、コンパクトな店だ。
  コンコースの店舗は、基本的に讃岐のセルフうどんスタイルになっている。つまり、最初に麺(そば・うどん、大・中・小)を指定し、後からトッピングを指定する。トッピングはすべてショーケースに陳列されているので、現物を見てから選べるという利点がある。麺は茹で麺、つゆは関西風でネギは白。紅白の模様が入ったカマボコが一枚乗り、華を添えている。さほど飛び抜けたワンポイントがあるというわけではないが、関西つゆ−白ネギという組み合わせが珍しく、新鮮な味わいが楽しめる。かけは、小:250円、中:320円、大:400円。中が標準量と考えていいだろう。麺類以外では、おにぎりが10種以上ある。

※閉店していました。売店もろとも閉店し、跡地はトイレになっています(2014/12、確認)。

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「白山そば」  実食日:2011/10



  改札外、待合室内。県の代表駅であるわりにはこぢんまりとした待合室なのだが、それほどゴミゴミと混雑している印象はない。ただし、この店は露出店ではなく間口が少々狭くなっているため、利用者が多い時間帯は店への出入り時に若干窮屈に感じる。
  味覚的には、改札内の同名店とほぼ同じ。麺は2mmほどある太麺で、風味はあまりないものの食感は私好み。つゆは関西風。やや甘みが強めか。ネギは白。関西風−白ネギという組み合わせの駅そばは、ここ金沢周辺でしか味わえない。また、赤巻がサービストッピングされるのも、北陸らしくて好印象だ。かけ320円、天470円。変わりメニューにしろえびかき揚げそば520円がある。箸はエコ箸。


※2014/7、再食。価格は据え置きで、消費増税に伴う値上げはありません。味覚的にも特に変わった印象はありません。和風ラーメン450円が登場していました。外国人の利用が多いのか、店頭に英語(ローマ字)表記で写真入りのお品書きが出ていたのが印象的でした(付+1点)。

※閉店していました。跡地は工事中で、工事終了(2015/3頃)後に復活するという話を聞きましたが、現時点では閉店扱いとします(2014/12、確認)。

※2015/4、再訪。改札外、「金沢百番街」内に復活していました(写真は左から2枚目)。以前より、やや兼六園口(東口)寄りに場所を移しています。少しわかりにくい場所ではありますが、待ちわびていた人も多いのでしょう、大盛況でした。席数はだいぶ増え、椅子付きカウンター8席+立ち食いカウンターが15人分くらいあります。メニューは、大きくは変わっていませんが、和風ラーメン500円や高岡大仏コロッケ(単品)200円などが登場しています。値段は、全体的にだいぶ上がりました。現在、かけ370円、かきあげ520円、白えびかきあげ570円などです。
  白えびかきあげを再食。味は、変わっていません。つゆは関西風でスッキリしていながらもまろやかさがあり、たいへん美味しいです。麺は、生麺の茹で置きです。もともと自社製麺なので工場で茹でるか店内で茹でるかだけの違いですが、茹で置き時間が短くなり、コシがだいぶ強くなったように感じました。以前より美味しくなっていると思います。やや太めの麺で茹で時間が長いだけに、厨房内で茹でるのはたいへんだと思います。頭が下がります。白えびかきあげは、冷凍ものの店揚げ。印象は変わらず、香ばしさが心地よいです。白ネギ・赤巻も健在。まず復活したことが嬉しく、そして以前よりもおいしくなっていたことがさらに嬉しかったです。今後の展開にも、おおいに期待します(味+1点、付+2点)。


※2018/3、再食。目下、駅ラーメンの取材期間中ということで、和風らーめん500円をいただきました。うどんつゆに中華麺の一杯です。茹で時間短縮の狙いがあるのでしょうか、麺がとても細く、しかも「ローカーボ」を連想させるくらい味が薄いものだったので、全体的にあっさりした印象でした。小麦や灌水に由来する甘みが突出しないようにと、つゆとの相性を考慮したとも考えられます。バランス感は良く、コッテリ派にとっては物足りないでしょうが、あっさり派は充分満足できるものだと思います。トッピングは、チャーシュー・メンマ・焼き海苔・赤巻。やや脂身の多いチャーシューが、全体的にあっさりした中で旨みのアクセントになっていました。
  なお、外観的には、暖簾が変わっていました(写真は右端が最新)。

※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、かけ380円、野菜かきあげ540円、白えびかきあげ590円、和風ラーメン550円です(2021/9、確認)。

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★小松駅(JR北陸本線)
「白山そば」  実食日:2008/8

  改札脇にあり、内外両側から利用できる。改札外側がメインで、椅子付きカウンター+2人掛けテーブル×2。内側は待合室内に窓口があり、専用席はなく列車待合客と肩を並べて食べることになる。
  金沢駅を中心に展開しているミニチェーンの「白山」は、全国でも珍しい「関西つゆ−白ネギ」という組み合わせ。北陸方面では、この店が白ネギの西限となりそうだ。平麺はコシのないタイプだが、つゆとの相性がいいのか、不思議と物足りなさはない。つゆは透明度が高く、塩加減はやや辛め。カマボコが1枚入る。このカマボコがちょっと面白く、白・ピンク・赤の3色模様が入っている。値段はやや高めで、かけ330円、たぬき370円、天470円など。

※2014/12、再食。味覚的に特に変わった印象はありません。初食記事で「3色模様のカマボコ」と書いていますが、これは「ピンク色の縁取りが入った赤巻」です。なお、消費増税による値上げはなく、たぬき370円で据え置かれています。

※消費10%増税を経て、一部メニューを値上げしていました。かけは330円で据え置かれていますが、種ものが上がっています。現在、たぬき410円、天490円です(2021/7、確認)。

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★加賀温泉駅(JR北陸本線)
「味ポッポ」  実食日:2009/12

  駅を出て左、大型ショッピングセンター「アビオシティ加賀」の1階フードコート内。駅の外だが、駅を意識した店名になっているあたり、好感が持てる。カレーコーナー・定食コーナー・麺類コーナー合わせての「味ポッポ」で、さらに他の飲食店がいろいろあってフードコートを形成している。座席は共通で、とてつもなく多い。
  麺は、太めの角茹で麺。一辺が2mmほどあるだろうか。見た目にちょっと固そうに見えるのだが、食べてみると歯ごたえはちょうどよい。個人的には太麺好き・固い麺好きだが、太くて固いとちょっと手が焼けるので、ちょうどいい案配。つゆは色が非常に薄く、金沢「白山そば」を思わせる味わい。ネギは白・青微妙な感じだが、食感・辛みなどから白ネギの青い部分であると判断。割り箸は箸袋入りで一膳ずつ提供。各席に唐辛子が常備されていないので、欲しい人は受渡口で入れるのを忘れずに。ナルト模様のカマボコ(赤巻)が2枚入って、かけ300円、月見360円など。変わりメニューに「てんてんそば」というのがあるが、これは揚げ玉が入るだけ。要するにたぬきそば(380円)。


※閉店していました。跡地はフルリニューアルされて廉価なラーメンなどを提供する「ピノキオ」に変わっています。そばの扱いは、ありません(2021/7、確認)。

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★西泉駅(北陸鉄道石川線)
「ゆで太郎」  実食日:2021/9

  駐車場付きの郊外型店舗だが、駅至近に立地する。駅を出てまっすぐ進んで、道路に出たら左へ(踏切渡る)。3分歩いて、道路向かい。店舗名は「金沢泉本町店」。駅からここまで歩く間に、パチそばの「ごはんどき」もある(時間外につき未食)のだが、営業時間が長い「ゆで太郎」の方が使い勝手はよさそうだ。郊外型店舗ということで店内は広く、窓際に並べられたテーブル席が2人掛けと4人掛け合わせて30席、フロア中央に向かい合わせの椅子付きカウンターが24席ある。タッチパネル式の券売機は、店内入って左手に2台設置。
  麺は、注文後に茹でていた。色白の中細麺で、まぁフランチャイズ「ゆで太郎」のスタンダードだ。店内にはガラス張りの製麺室があり、ロール式製麺機での製麺シーンも眺められる。つゆも、東京の店舗と特段変わらない。店内放送では「カツオとサバ」と謳っているのだが、少なくともかけつゆに関してはそれほど香らない。どちらかというとモヤリ系の味覚。たぬきというメニューはなく、天かすはフリーで設置。粒が細かく、ゾル化しやすいタイプだった。タダだからといって入れすぎると痛い目に遭いそう。かけ360円、かきあげ460円など。朝訪問だったので、370円の朝ごはん(カレー)を実食。ミニカレーは、平皿での提供。かつてはかき揚げ丼などと同じ小丼を使っていたのだが、いつの間にか平皿での提供がスタンダードになった模様。個人的には、小丼の方が左手で持ちやすくて好みだった。丼を手に持って食べる仕様から皿を置いたまま食べる仕様に変わったと言っていいだろうか。甘めながらスパイス感は感じるポークカレーで、特筆すべき味わいではないものの「ゆで太郎」らしさは表現されていると思う。西日本ではポークカレーはあまり普及していないはずだが、この味覚は受け入れられているのだろうか。金沢あたりならまだしも、大阪や福岡あたりの店舗でどうなのかが少々気になるところだ。タカノツメがあるので、カレーを辛くしたい場合には少し足すといいだろう。箸はエコ箸。
  平日9:30頃の訪問で、先客2・後客2。朝のピークが終わった後なのか、空いている印象だった。全員男性ひとり客。椅子付きカウンターにはコロナ対策の個別パーティッションあり。ただし、可動式で、とても軽いもの。実効性はあまり高くないかもしれない。


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★福井駅(JR北陸本線・越美北線、えちぜん鉄道、福井鉄道(福井駅前駅))

「今庄そば」  実食日:2001/9

  改札の外、駅舎の出口付近にある。カウンターだけの素朴な店だが、そのカウンターが人だかりで見えなくなるほどの人気ぶりである。しかし、その人気とは裏腹に、それほど褒められるそばは出てこない。まず、量の少ないこと少ないこと。特につゆが少ない。ただでさえつゆが少ないのに、サービスで鰹節がてんこ盛りになっているものだから、つゆはほとんどないに等しい状態である(鰹節がつゆを吸ってしまう)。味は悪くないのだが、残念である。たぬきなし、月見290円。


※駅舎改築に伴い、移転・改装していました(写真は新店舗。再食せず)。昔は改札出て左前でしたが、現在の店舗は改札出て右前にあります(2005/9確認)。

※2009/1、再食。値上げしていました。現在は、かけ280円、天380円です(値−2点)。ボリュームは多少改善されたように感じます(ボ+1点)。鰹節てんこ盛りはなくなっていました(サ・付各−1点)。変わりメニューに梅こんぶそば370円があります。実食はにしんそば(440円)で、生臭さが適度に調節されていて、好印象でした。営業時間が6〜23:30と、始発から終電まで開いているのも嬉しいポイントです(付+1点)。

※2014/7、再食。値段が上がり、かけ300円、天400円になっています。実食は月見そばでしたが、鰹節てんこ盛りでした。鰹節が乗るかどうかは、経時変化ではなくメニューによって異なるようです。確かに、にしんそばに鰹節てんこ盛りはおかしいですからね(値−1点、付+1点)。

※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値段等、特段変わっていません(2018/3、確認)。

※2021/9、再食。その前に、消費10%増税を経て値上げしていました。現在、かけ330円、天430円です。
  今回いただいたのは、変わりメニューの梅昆布430円。トッピングは、とろろ昆布+梅肉ペーストです。仕上げに、白ゴマと花カツオを散らします。とろろ昆布+梅のトッピングは、大阪周辺の駅そばではたまに見る内容ですが、その他の地域では珍しい部類だと思います。4種のトッピングすべて主張が強く、つゆ本来の風味はほとんど分からなくなってしまいますが、味覚的には美味しいです。爽やかで軽やかな味わいなので、夏場に食べるのに適しているかもしれません。また、他メニューにくらべて割安感があるようにも感じます。
  平日12:30頃の訪問で、先客7・後客6。昼時とあって、盛況でした。JRの改札を出て店に入る人より駅の外(西口側)からやって来て入る人の方が多い印象。たまたまバスか福井鉄道の到着タイミングだったのでしょうか。いずれにしても、活気があって頼もしい限りです。


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「今庄そば」  実食日:2008/8

  1・3番ホーム中ほどにある、独立型店舗。4・5番ホームにもある。ちなみに、2番ホームは3番ホーム前方に切欠式に設置されている。
  かつて改札外の店舗で食べたときには鰹節てんこもりが特徴と感じたのだが、今回ホームで食べた限りでは、ガラッと印象が変わっていた。鰹節のトッピングはなく、ボリューム(特につゆ)も多少は改善された様子だ。麺はややモサモサした食感、つゆはやや甘め。青ネギの辛味が非常に強かったのが印象に残った。かけ280円、天380円など。


※値上げしていました。現在、かけ300円、きつね380円、天400円となっています。鰹節のトッピングは、メニューによって乗る・乗らないが分かれるようです。なお、旧写真がよくなかったので、写真を貼り替えました(値−1点、付+1点。2014/12、確認)。

※ホーム上の店舗は、2軒とも閉店していました。建物撤去済みで、跡地には何もありません。石動駅「麺類食堂」も駅舎改築によって駅舎から少し離れた場所に移転しているので、これで北陸本線内のホーム駅そばはすべてなくなったということになります。残念です。なお、改札外の店舗は健在です(2021/9、確認)。

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「小川家」  実食日:2011/10

  西口を出て左前方向、アーケードの商店街(駅前ショッピングプラザ)に入ってすぐ左側。基本的には福井のB級グルメ「ソースカツ丼」を主力とするファストフード店なのだが、3種類(きつね・おろし・かき揚げ)だけそばも扱っている(いずれも390円)。客席は、吉野家タイプのコ字型カウンター(椅子付き)と、テーブル席。精算システムは、後払い(伝票制)。
  麺はかなり太い。全体的には白っぽいグレーなのだが、そば殻の粒々が多く見られ、斑模様のようになっている。食感はややネットリで、釜揚げのような香りがある。つゆは、味覚的には美味しいのだが、かなり量が少ない。この店のそばは「越前そば」を謳っており、そもそも越前そばとはこういうものらしい。大根おろしをトッピングや薬味として使用するのが常だそうで、その意味ではこの店でも「おろしそば」を選択するのが正統な食べ方だと言える。つゆ完飲派である私としては、もっとつゆをたくさん欲しいところではあるが、福井ならではの流儀だと考えれば、納得はできる。箸はエコ箸・割り箸併用。飲み水は最初の1杯のみウーロン茶、セルフのおかわりは水。ソースカツ丼とのセットメニューもたくさん揃えていて、値段的にも魅力。ソースカツ丼自体も280円(やる気カツ丼:鶏肉使用)からあり、安く腹を満たすには絶好の店。私も、最近は福井へ行くたびにこの店を利用している。


※駅前再開発に伴い、移転していました(写真は左:旧、右:現)。貼り紙に「復活!」と書かれていたので、閉店から再オープンまでに少々ブランクがあるようです。現在は、駅西口を出てロータリーを回って大通りに出て左へ1分、再開発エリアの脇にあります。値段が上がり、現在はおろし400円(ハーフ300円)になっています。280円の「やる気カツ丼」はなくなってしまったようで、ソースビッグロースカツ丼・ソースチキンカツ丼各400円が丼ものの最安メニューになっています。メチャ安感はなくなってしまいましたが、手軽にソースかつ丼を食べられることに変わりはないので、復活を喜びたいと思います(2014/7、確認)。

※閉店していました。跡地には、テイクアウト&デリバリー専門のハンバーガーショップが入っています(2021/9、確認)。

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★武生駅(JR北陸本線)
「今庄そば」  実食日:2006/7

  改札を出て左、待合室内。ホームにも面しているのだが、窓口が開いている気配はない。ターミナル駅ではないから、窓口は改札内外どちらか片方だけでも問題ない。「今庄」の看板を持つ駅そばは高岡の系統と福井の系統があるのだが、武生の「今庄そば」は福井系の方(豊岡商店)。福井駅の店舗は高架化に伴って綺麗に改装されたが、武生の店舗は昔ながらの露出店である。衛生面を考えると福井の方がいいが、旅情では武生の方が勝っている。
  この店で扱っているレギュラーメニューは、かけ(250円)、月見(290円)、天(350円)のみ。ご飯ものとしておにぎりがあるほか、夏場には冷やしメニューが登場する。丼が小さくていかにも「量が少ない」という感じではあるが、マイナーな駅に店があっただけでも嬉しいというものだ。列車持ち込み用の容器を用意しているが、60円はちょっと高い。通常、このサービスは20〜30円くらいが相場だ。まぁしかし、マイナーな駅に店があっただけでも嬉しいというものだ。


※2009/12、再食。写真を撮ってきました。盛況ですね。値上げ(かけ250→280円、月見290→330円、天350→380円。値−2点)していました。月見そばは、鰹節てんこもりです。メニューによって、鰹節が乗る・乗らないがあるのでしょうか。

※二度の消費増税を経て、だいぶ値上げしていました。現在、かけ330円、月見380円、天430円です(値−1点)。値上げしたとはいえ、この駅に駅そばが残っているということ自体が奇跡的だと思います。佇まいも魅力的だし、大事にしていきたいです(2021/7、確認)。

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★敦賀駅(JR北陸本線・小浜線)
「あまの」  実食日:2006/7

  改札出て左、待合室内。この待合室には駅そばだけではなく売店や土産物店などが入っており、ちょっとしたショッピングモールのようになっている。その一角にある「あまの」は、わりと綺麗で新しそうな店である。
  新しい店にしては珍しく代引制で、食券制は採用していない。麺は極太の茹で麺。味覚的にそれほど優れているとは思わなかったが、食べ応えがあったことは確か。つゆは完全な関西風で、ネギも当然青。きしめん(300円)を扱っているのは、文化的には関西圏にありながら、距離的に名古屋からわりと近いためだろうか。写真が失われてしまったため各メニューの値段は不明(いつも品書きの写真を撮るので)だが、私が食べたおぼろそばは310円だった。


※駅舎改築に伴い、移転していました(写真は左:旧、右:現)。現在は、改札を出て左、待合室を突っ切ってセブンイレブンの奥、トイレの手前にあります。特に地方では「駅舎が改築されると駅そばが消える」というケースが多いので心配していましたが、装いも新たに頑張っています。値段が少々上がっています。現在、かけ300円、おぼろ340円、天410円です。福井県らしい冷やしおろしは、400円。きしめんは330円です(値−1点。2014/12、確認)。

※2018/3、再食。一部メニューを値上げしていました。値上げしたのは、おろし(400→410円)と山いも(440→450円)です。リニューアル後の初食にて、おろし410円をいただきました。大半のメニューは温そばがデフォルトですが、おろしは冷そばがデフォルトになります(何も言わないと冷で出てくる)。まぁ、私がそうだったように、福井県でおろしそばを食べる人はだいたい冷を想定していると思うので、問題ないでしょう。「越前おろしそば」を知らない人は、ちょっと面食らうかもしれません。麺は、やっぱり極太。重厚な食感は好みなのですが、見た目にちょっと食欲が減退します。なぜなら、まるでセメントみたいに鮮やかなグレー色をしているから。これは、どう贔屓目に見ても、自然な色だとは思えないです。味に問題はないのですが、この色はやや対処が必要かなと感じます。大根おろしは、あらかじめすりおろしてあるものをタッパーからすくって入れます。個包装を客前でビリッとやらないぶんだけ、よかったかなと。辛みはあまりなく、どちらかというと甘い大根です。削り節たっぷり入り。
  平日9:15頃の訪問で、先客0・後客1。朝のピークが過ぎた後だから、列車発着前後以外はこんなものでしょう。なお、客席はテーブル席が2人×1、椅子付きカウンターが2席、立ち食いカウンターが12人分くらい。リニューアル前に比べて少々キャパは増しているようです。


※消費10%増税を経て、値上げしていました。現在、かけ310円、おぼろ360円、天430円、おろし420円、山いも460円です(値−1点。2021/9、確認)。

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★若狭本郷駅(JR小浜線)
「ぽーたる食堂」  実食日:2014/7

  駅の真裏にある地域振興施設「情報交差点ぽーたる」内の簡易食堂。駅のすぐ裏なのだが、地下道経由で少し遠回りをしないと線路を越えられないため、駅歩2分ほどかかる。土産物店と同棟の施設で、食堂コーナーには4人掛けテーブルが8つある。価格的にやや高めだが、オープンキッチンだし提供までの時間も早いので、地方特例適用で掲載対象とする。
  麺は、舌触りは茹で麺のようで、歯ごたえは冷凍麺のよう。おそらく冷凍だろう。つゆは、色は割と濃いのだが、飲んでみるとわりとあっさりしている。麺がわりとズッシリくるタイプで、丼が大きくつゆもなみなみと注いでくれるので、総じて量が多く感じる。たぬきなし、かけ450円、きつね・野菜かきあげ500円。温かいそば・うどんのメニューは以上で、冷やしがぶっかけ・おろし各500円。おろしを扱っているあたりが福井県らしい。ご飯ものや定食類、ラーメン、セットメニュー、スナックフードなどいろいろ扱っており、中でも目を惹いたのは島かつ丼600円。「島かつ」って、何だろうか? 注文しなかったことを激しく後悔している。島かつカレー700円、ミニ島かつ丼300円、島かつ単品450円、そば・うどんとのミニセット500円もある。麺類単品とミニ丼セットが同額というのも珍しい設定だ(確認していないが、そば・うどんもミニサイズになるのではないだろうか)。また、ねぎ丼350円というリーズナブルなご飯ものもある。ソースかつ丼・しょうゆかつ丼各700円も気になるところだ。もう2〜3回行かないと、この店について完全に語るのは難しそうだ。


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★九頭竜湖駅(JR越美北線)
「めん類」  実食日:2011/10

  駅を出て左、駅舎に隣接する道の駅「九頭竜」内。駅舎と別棟ではあるが上屋で繋がっているので、ほぼ駅舎と一体化していると言ってもいいだろう。店名なはなく、入口に「めん類」とだけ掲示されている。暖簾には「まいたけそば」と書かれているが、これは店名ではなく名物メニューの名称なので、店名とは考えない。客席は、天然木のテーブル(4〜6人用)が3つか4つか。
  メニューは、たぬき、おろし、とろろ、まいたけの4種類のみで、500円均一。オススメなのは、当然「まいたけそば」。この辺りは「昇竜まいたけ」が特産だ。ブロック状ではなく、細かく裂かれたものがトッピングされる。鰹節が大量に乗せられるため全体的に鰹風味が勝っているのだが、その中でも舞茸の食感・香りがしっかりと主張してくる。麺は、うどん(きしめん)のように太い。ややネットリした食感。つゆは関西風だが、先述のとおり鰹節大量投入のため、全体的に鰹風味になる。細かい点としては、飲み水がウーロン茶になっているのが嬉しい。


※2015/8、再食。メニュー数がさほど多くない店なので、全メニュー完食も容易いかな思いつつ、やっぱりまいたけそばを再食です。これでは全メニュー制覇は遠のくばかり……。麺は、太めであることには変わりないのですが、ボソボソとしていて切れやすいものでした。前食時とはだいぶ印象が違っていました。茹で具合による誤差と考えるにはちょっと違いが大きいように思います。鰹節大量トッピング、飲み水はウーロン茶。この辺りは変わっていません。大きく変わったのは、値段です。だいぶ値上げして、現在はまいたけ600円になっています。他メニューは、500円で据え置きです。舞茸自体の値段が上がったということでしょうか。ラーメンがあります。前食時には味噌ラーメン600円でしたが、現在は中華そば(値段失念)になっています。トッピングのバター50円が廃止され、券売機の当該場所のボタンにコーヒー(値段失念)が入りました。券売機の空きボタンがまだ5つあるので、もう少しメニューを増やせそうですが、客数的にあまり手を広げるのは難しいのかもしれません。

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★ベル前駅(福井鉄道)
「麺りん」  実食日:2021/9

  駅名と同じ名のショッピングセンター「ベル」の2階フードコート。そもそもベル前駅はこのショッピングセンターへの買い物客に便宜を図る目的で1989年に開業した新しい駅。開業当初は「花堂南駅」だったが、1993年に改称された。駅は、ベルから県道を挟んだ場所に立地しており、信号を渡らなければならないものの、徒歩1分という便利さ。この位置関係なら、鉄道利用でフードコートの飲食店に立ち寄る人も少なくないだろう。フードコートには、飲食店が3店舗。駅に近い方から、クレープなどを扱う「あじもり」、ラーメンの「ぷーとん」、そしてそば・うどんと丼もの中心の「麺りん」。このうち「ぷーとん」と「麺りん」は厨房がつながっており、店員兼務。注文口も共通になっている。同経営なのだろう。一応店名が分かれているので、当サイトでは別店とみなすことにするが。
  麺は、おそらく冷凍。断面長方形で、セメントのような鮮やかなグレー。ルックス的には、敦賀駅「あまの」の麺に少し似ているだろうか。グニッとした歯ごたえであまりそばらしい食感ではないのだが、そばの香りは思っていたより感じられた。艶のない、くぐもったような香りではあるけれど。つゆは、かなり色が薄い。関西風というより中国地方を連想させる、極めて透明に近いもの。出汁は昆布中心と思われるが、実食したミニソース丼セット(720円)のかけそばには花カツオが大量にトッピングされていたため、味覚的にはカツオの風味が勝っていた。花カツオのほかには、紅白カマボコが2枚。ネギは青。ミニソース丼は、ソースかつをご飯に乗せたもの。この店のお品書きでは、単品は「ソースかつ丼」の表記だが、なぜかセットメニューになると「かつ」が落ちる。ソースかつは、ヒレだろうか。あまり大きくはないものが2枚。ごはんの量に比して、やや肉が少ない印象。あるいは、ソースが少ない。ソースは、ずいぶんと色の黒いウスターソースだった。まぁ値段から考えれば、妥当な内容だろうか。主なそば単メニューは、かけ430円、月見480円、かきあげ580円。ソースかつ丼単品は680円。丼ものの単品は5種類あるのに、ミニ丼と麺のセットは4種類。えび天丼700円は、ミニ丼セットに対応していない。ちなみに、4種のミニ丼は「ぷーとん」のラーメンとのセットも設定されている。箸は半個包装の割り箸で、「ぷーとん」の印字あり。
  平日14:15頃の訪問。フードコート全体の着席率は、10%以下。かなり空いている印象だった。昼需要の後で高校生の帰宅前という、ショッピングセンターのフードコートにとっては一日のなかでもっとも空いている時間帯だったかもしれない。なお、コロナ対策の個別パーティッションは、設置されていない。


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