東 海 1
(静岡)

現在、30軒掲載(うち7軒は、閉店確認済)
★熱海駅(JR東海道本線・伊東線、東海道新幹線)
「東華軒」  実食日:2005/8

  4・5ホーム(東海道本線上り)。暖簾すらない露出店で、いかにも「昔ながらの駅そば」という感じの店である。東海道本線は上り・下りとも熱海止まりまたは熱海始発の列車が多いため、わりと常時客が入っているようだ。
  この店にはたぬきというメニューはない。私は天(330円)を食べたのだが、大判で見た目には豪華だが、食べてみると粉っぽかった。薬味は白ネギで、ここが白ネギ領域の南西端になる。

※閉店(「熱海そば」化)していました(2009/1、確認)。

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「生そば処」  実食日:2007/10

  1番ホーム湯河原寄り。熱海駅は「東華軒」だけかと思っていたのだが、他に1軒、東海圏でお馴染みの「ジャパントラベルサービス(J.T.S)」が運営する店があった。
  この店は、ホームの駅そば店にしてはなかなかボリュームがあって、好印象だった。麺はやや硬質の茹で麺で、可不可なし。つゆは、飲むと香らず、麺を食べるときにほんのりと香る鰹出汁。ワカメが大量に入るのが嬉しいポイント。私はここでは月見そば(310円)を食べたのだが、ほとんど「月見わかめそば」と言ってもいいくらいの量だった。たぬきは330円。丼を返却した際、店員が「サンキュ」と言ったのが印象に残った。駅そば店ではあまり聞かれない言い回しだ。


※値上げ(たぬき330→340円)していました(2009/12、確認)。

※閉店(「爽亭」化)していました。業者は同じで、外観も大きくは変わっていないので「店名変更」と見ることもできますが、メニューや価格がだいぶ変わっているので別店として扱うことにします(2014/8、確認)。

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「熱海そば」  実食日:2009/3

  JR在来線4・5ホーム。2つ上に記載している「東華軒」の跡地。業者が変わり、店舗内で食べるスタイルになっている。店内は手狭で、立ち食いカウンターのみ。
  NRE店舗で、麺にはこれといった特徴は感じられない。首都圏の「あじさい茶屋」の麺と同じだろうか。つゆは鰹出汁がよく香っている。北戸田スタンダードと同じであるかどうか判断に迷うが、悪い味ではなかった。値段は首都圏店舗よりも若干高く、たぬき350円。変わりメニューにはんぺんそばがある(400円)。「はんぺん」といっても、真っ白な座布団のようなものが乗るのではなく、イメージ的には「つみれ」。軽く素揚げしてあり、歯ごたえも風味もなかなかよい。山芋が少量乗せられるのもポイントだ。NRE化することに若干の抵抗を感じたけれど、店舗オリジナルのメニューを用意していてくれたのは嬉しかった。

※たぬきの値段は変わっていませんが、はんぺんそばは420円になっています(2009/12、確認)。

※たぬきの値段は変わっていませんが、はんぺんそばは「黒はんぺんそば」と名を変え、450円に上がっていました(2013/8、確認)。

※2014/9、再食。黒はんぺんそばを試しました。内容は改称前の「はんぺんそば」と変わっていません。旅行者の間で「はんぺん=黒はんぺん」と結びつきにくかったため改称したのでしょうか。大きな写真が掲示されているので「はんぺん」のままでもよかったように思います。黒はんぺんは変わらず450円ですが、他のメニューが値上げされていました。たぬきは、現在370円です(値−1点)。

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「爽亭」  実食日:2014/8

  1番ホーム小田原寄り。2つ上に記載している「生そば処」の跡地。というか、店の造りはまったく変わっていないので店名変更と考えることもできるのだが、メニュー構成や価格が変わっている(単純な値上げでなく、メニューによって上がったり下がったりしている)ので、別店として扱う。客席は、L字型立ち食いカウンターのみ。キャパは5〜6人といったところだが、大きなキャリーバッグを店内に連れ込む人が目立つので、3人くらいでスペースが全部埋まってしまうことが多い。
  麺は、冷凍だ。平麺で、ややネットリしている。生麺に近い食感だ。つゆは、ちょっと深みに欠ける。たぬき330円(ワカメ入り)。変わりメニューに、冷やし椎茸470円。「温かい椎茸」は見当たらなかった。細かい点で面白かったのは、受け渡しのシステムだ。食券制なのだが、食券を買ってカウンター上に出し、商品が出来上がると、食券に領収印を押して返してくる。領収書、のようなものが最終的に客の手元に残るわけだ。領収書を欲しがる客が多かったのだろうか。


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★三島駅(JR東海道本線、伊豆箱根鉄道、東海道新幹線)

「生そば処」  実食日:2003/6

  JR改札を出てすぐ右にある駅そばは、とにかく素朴。写真で見る限りではどノーマルだが、一歩店内に入れば侘びしさが充満している。椅子席などあるはずもなく、木製のカウンターもいつバキッといってもおかしくない。5人も入れば満員御礼である。メニューもそば・うどんしかない。たぬきは360円と、やや高め。味覚的な特徴としては、つゆがかなり塩辛い。塩辛いが、出汁がしっかりしているので、不快な塩辛さではない。このタイプの店は、どうしてもトータル点数は低くなってしまうが、個人的には好きなタイプの店である。

※2007/7、再訪(再食せず)。経営が「ジャパントラベルサービス(JTS)」であることを確認しました。

※値上げ(たぬき360→380円)していました。暖簾等、外観にも若干の変化があります(写真は左:旧、右:現。2009/12、確認)。


※閉店(「爽亭」化)していました。業者は同じですが、内外観も一新されているので、別店として扱います(2015/3、確認)。

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「伊豆箱根三島駅売店」  実食日:2007/7

  伊豆箱根鉄道改札脇で、改札内外両側から食べることができる。伊豆箱根鉄道の直営店。改札内の窓口は吹きっさらしの立ち食い専門、改札外側には椅子席もあり、一応パテーションで仕切られている。
  この店では生麺を使用しており、茹で時間も4分と長め(店員談)。よほど食べ応えのあるそばが出てくるのだろうと期待していたのだが、実際には茹で麺級の歯ごたえだった。4分待たせてこの麺というのは、少し残念な感じがする。もっと早く茹で上がる麺でもこの味は出せるように思う。かけ260円、天420円。変わりメニューに、静岡らしい「桜えび天そば」(500円)があるが、聞くと「地物(生)を使用しているため、5/31までしか扱っていない」とのこと。他に、椎茸そばという変わりメニューもある(350円)。たぬきは、既製メニューでは310円だが、かけそばに揚げ玉のトッピング(30円)を乗せると290円。20円の差額はどこで生じているのだろうか。ちなみに、ネギは青。麺のみの販売もある(3食400円)。


※2009/12、再食。値段は変化ありません。外観的には、暖簾等が変わっています(写真は左:旧、右:現)。念願の桜えび天そばを食べることができました。香ばしさが◎です。また、今回はなかなか歯ごたえのいい麺が出てきました。茹で方の違いなのでしょうか(味+1点)。

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「桃中軒」  実食日:2012/3

  JR在来線ホーム中ほど。上り・下りそれぞれのホームに、同じタイプの露出店がある(実食は上りホーム)。両店とも扱うメニューや値段が同じなので同一店と見なすが、営業時間が異なっている。
  味覚的には、あまり味のない茹で麺に、やや甘めのつゆ。昔ながらの立ちそば、という感じだ。面白いのは、サービストッピングされるナルト。店頭に掲げられている写真を見ると、メニューによってナルトが乗る・乗らないがあるだけでなく、ナルトの枚数にも違いがある。試しに、写真でナルトが4枚乗っている山菜そばを注文してみたら、本当にナルトが4枚乗って出てきた。すべて写真どおりだとすると、かけやきつねは3枚、天ぷらには乗らないということになる。この使い分けはたいへん興味深い。かけ250円、山菜290円、天360円など。ネギは青ネギ。


※消費増税に伴い、値上げしていました。現在、かけ260円、山菜300円、天330円です。写真を見た限り、ナルトの数は3枚で統一されたようです(2014/9、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ280円、山菜320円です。「かき揚げは注文後揚げ」との貼り紙があり、「海老と野菜のかきあげそば」は450円と高値です(2015/3、確認)。

※2016/3、再食。謹んで、注文後揚げの「海老と野菜のかきあげそば」450円をいただきました。かき揚げは、冷凍ものです。乗せる時に「ジュジュジュ〜」と音がするほどにアツアツなのですが、個人的には冷凍もののかき揚げに特有の「余裕のない具材詰め込み感」があまり好きではありません。値頃感も勘案すると、揚げ置きの従来型天ぷらの方が好きです。ホームの島式店舗では、この辺りが限界なのかもしれませんね。ちなみに、この店舗では複数枚のナルトが乗ることがひとつの特徴になっていますが、「海老と野菜のかきあげそば」にはナルトが乗りません。ちょっと寂しいです。なお、この記事は便宜上、上りホームのものとします。下りホームの店舗については、次回実食時に別途記事を立てます。

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「桃中軒」  実食日:2014/9

  新幹線ホーム7号車付近。ピカッと綺麗な店舗で、間仕切りのある立ち食い専門店だ。同名店が在来線ホームにもあるが、メニューや値段が異なっている。
  連食していないので確かではないが、在来線ホームの店舗とは麺も違うかもしれない。太さが3ミリほどある太角の茹で麺だ。食べ応えがあっていいのだが、ややつゆに馴染みにくい。湯通し時間をもう少し長くした方がいいような気がする。つゆには独特な甘みがあるが、しつこい感じではなく飲みやすい。たぬきなし、かけ300円、天400円。変わりメニューがたくさんある。しいたけ400円、さくらえびのかき揚げ500円、しらすのかき揚げ470円。また、単品メニューで「みしまコロッケ」がある(130円)ので、これを乗せればコロッケそばにできる。実食は、しらすのかき揚げ。見た目にはあまり目立たないのだが、食べてみると硬質な歯触りがかなり際立つ。揚げてあるからだろうか、あまり海の香りはしないのだが、食感が楽しいメニューだ。


※2014/12、再食。桜えびかき揚げ500円を試しました。ワンコインの桜えびかき揚げとしては悪くないのですが、ボリューム感を出そうと、桜えび以外の具材を使いすぎているのがちょっと勿体なく感じました。天ぷら自体はもっと小さくてもいいので、「全体の半分以上が桜エビ」という天ぷらにした方が印象が上がると思います。

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「爽亭」  実食日:2015/3

  JR在来線南口改札を出て右すぐ。上記「生そば処」の跡地。近年熱海も「爽亭」に変わっており、JTSの駅そばは「爽亭」のブランドで統一されつつあるようだ。店名が変わっただけではなく内装も一新されていて、「生そば処」時代には入口から見て横向きに立ち食いカウンターがあったのに対し、現在は縦に配置。厨房側と壁側に平行に配置され、10人くらい入れる。
  麺も「生そば処」時代とは変わっていて、冷凍と思われる。やや粘着するタイプ。つゆは、カツオ出汁が特に鼻に香る。深みはあまりないのだが、最初のひと口で「美味い!」と感じるので、駅そばとしてはこれでよいと思う。たぬきは、香ばしさが強い揚げ玉。つゆとの相性良し。高校生の利用が多いためだろうか、丼が大きく、量が少し多めになっているように感じた。たぬき340円(ワカメ入り)。小さな店にしては変わりメニューがいろいろある。きしめん310円は、名古屋「住よし」の麺を使用。各種トッピングにも対応し、「住よし」よりもだいぶ安い設定。ソースカツ丼セット600円があるあたりにも、名古屋色を感じる。一方では茶そば470円や桜えび山菜480円があるあたり、静岡色も強い。このチェーン特有の、食券にスタンプを押して返却→3枚集めると卵1個無料というサービスも健在。三島は、なかなかの激戦区。「生そば処」時代には、列強の中ではちょっと個性が弱いように感じていたが、ここにきて対抗できそうな態勢が整ってきた。今後の展開が楽しみだ。


※2015/8、再食。今回はそばではなく、ソースカツ丼470円を実食しました。キャベツの千切りを敷いたタイプのソースかつ丼で、ソースはウスターではなく中濃ソースでした。トンカツは4つに切り、うち1切れを立てて盛り付けるなど、駅そばとは思えないほど凝っています。薄っぺらい肉を使う店ではできない演出ですね。肉の厚さは1cmほどで、プラス衣が結構厚く、パッと見にはかなりの厚さがあります。味覚的には、まぁこんなものかと。揚げたてではないのでアツアツサクサクという感じではありませんが、ワンコインのソースかつ丼としてはまぁ及第点だと思います。

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★沼津駅(JR東海道本線・御殿場線)
「桃中軒」  実食日:2007/8

  3・4番ホーム中ほど。1・2ホーム中ほどにも同名店があるが、午前9時の時点では3・4ホームの店舗しか開いていない。また、「桃中軒」は本来駅弁業者で、駅そば店でも駅弁を扱っているのだが、午前9時の時点ではまだ準備ができていない。そば・うどんのみの営業になる。
  この店の麺は、太めの茹で麺。角がしっかり立っていて、食感は悪くない。つゆは、色は薄めだが意外と甘みが強い。ネギは青で、冷凍もの。天そばを注文すると、まず天をつゆの寸胴の中に放り込んでから調理するのが面白い。天を温めているのだろうか。ナルトが2枚入るのだが、これは全メニューに入るのかどうか怪しい。たぬきなし、かけ250円、天320円、月見290円、きつね300円。メニューはこの4種のみ。


※少々値上げしています。現在、かけ260円、天330円、月見300円、きつね310円です。トッピングのバリエーションにみしまコロッケが追加されています。みしまコロッケそばは390円です(付+1点。2014/9、確認)。

※値上げしていました。現在、かけ280円、天350円、月見320円、きつね330円、みしまコロッケ410円です。改装ということではありませんが、看板に「創業明治24年」との表示が加わっていましたので、写真を貼ります(左:旧、右:現)。創業当時からそばをやっていたわけではないので、解釈には注意が必要です(2015/3、確認)。

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「ぷらっと亭」  実食日:2009/1

  南口を出て、ロータリーを左から回り、一方通行出口を入って10秒左側。駅を出たら、左前方に見えるイーオン(英会話学校)を目指して歩くといい(イーオンがいつまで存続するか、責任は持てないが)。立ち食いカウンターと椅子付きカウンターが1本ずつあり、全部で10人くらいは収容できるだろうか。
  この店は食券制だが、麺とトッピングを別々に買うシステムになっている。麺はそば・うどんそれぞれ太麺・細麺、温・冷から選択。値段は温が全品300円、冷は320円。この他に「ごっつい太麺」(120円増し)というのがあるが、試していないので詳細は不明。トッピングは全部で13種類あり、値段は50〜160円と幅広い。変わったところでは、味付け卵70円、刻み椎茸80円、桜えびかき揚げ160円などがある。野菜天ぷらは90円で、5種類ある中から好きなものを2種選択できる仕組み。私が試したのはそば太麺+桜えびかき揚げ。麺はうどんのような太さの平麺。きしめんを少し細くしたような感じ。味覚的には大きな特徴はないが、歯ごたえ充分で食後に満足感が得られた。つゆは、あまり深みのないタイプ。カマボコが入り、ネギは青白を別々に盛る。これはなかなか珍しい。かなり特徴の多い店だが、「桃中軒」の貼り紙が店内の随所に見られることから、直営かどうかは分からないが、少なくとも関連会社であることは確かだろう。


※閉店していました。跡地は、不動産仲介店です(2015/3、確認)。

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★富士駅(JR東海道本線・身延線)
「富陽軒」  実食日:2006/9

  1&2ホーム(身延線)中程。人が多い東海道本線のホームに設置してくれればいいものを、なぜわざわざこんな場所に店を構えているのか、ちょっと首をひねりたくなる。当然と言っては失礼だが、先客はゼロ、閑古鳥が鳴く有様だった。メニューも、そば・うどんは月見(290円)と天(320円)だけ(他にいなり寿司や助六などがある)。ちょっと寂しい。
  味覚的にも、これといったプラス材料はなかった。麺は柔らかくてコシがない。つゆは並。天にはタコが入っていて食感が良かったが、揚げ置き保存時間が長いようで、冷たくなっていた。当然ながら、ネギは青。


※値上げ(月見290→320円、天320→350円。値−1点)していました。よく見たら、かけ(280円)ときつね(330円)もありました(2009/12、確認)。

※少々値上げしていました。かけ290円、月見330円、きつね340円と、基本的には消費増税に伴う10円だけの値上げですが、天は一気に400円まで上がっています。店頭に「揚げたてかき揚げあります」の表示が出ていたので、自家製天ぷらに変わったということかもしれません(2014/9、確認)。

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★草薙駅(JR東海道本線)
「スマル亭」  実食日:2016/3

  駅から少し遠く、国道1号線沿いにある。店舗名は、「弥生町店」。駐車場のあるドライブインタイプの店舗で、完全に駅よりも国道1号線に依存する店舗。だが、駅歩6分ほどの立地にあるので、他に対象となる店がない駅として特例を適用する。駅からの行き方は、ちょっと文字での説明が難しい。駅を出て、鈴与ビルを回り込んで右へ3分、最初の信号を右折して2分半、国道1号線を渡って右へ30秒。24時間営業している。客席は、6人掛けのテーブル席が2つと、椅子付きカウンターが5席。大学時代からちょこちょこと利用していた、スマル亭。私にとっては、「静岡へ来たぞ!」と実感するランドマークだ。国1を走っていると、静岡県に入ってまず「テンジンヤ」(弁当店)が目につくようになり、次に「スマル亭」、それから「あさひや」(弁当店+イートイン。最近見かけないような気がする)、「サークルK」(コンビニ。その後全国区になった)、「かまどや」(弁当店。これも現在は全国区か)の順に移り変わる。夜間営業のチェーン店の変遷にも、旅情を感じたものだ。
  麺は、少々ぬめりがあり、中心部に芯を感じる食感。香りもまずまずある。生麺だろうか。調理が早かったので、冷凍の可能性もあるが(厨房内に茹で置き麺は見当たらなかった)。つゆは、昆布に由来するモヤッとした風味が感じられる。「箱根そば」に通じる味わいだが、「箱根そば」ほど甘くはない。サバを加えているかもしれない。たぬき370円なのだけれど、天かすはフリーで置いてある。かけ320円を注文すれば、たぬきそばにできる。わざわざたぬきそばを注文する人はあまりいないのではないかと思う。実食は、かき揚げ丼セット700円。かき揚げは揚げ置きで、おそらくレンチンで温めている。上からかけるタレがとても甘い。ミニ丼の量がやや少なめなので、麺単に比べて少し割高な印象だ。かき揚げ丼単品も500円と高め設定なので、スマル亭では麺単でサクッと済ませた方がいいかもしれない。変わりメニューというかご当地メニューに、しらす天500円、桜えび天550円。セットものでは、運ちゃん定食500円、スマル亭食(「スマル定食」ではない)500円など、字面からでは内容が想像できないメニューが多い。
  19:30頃の訪問で、先客3・後客0。この時間帯には、ドライバー需要はあまり多くないのかもしれない。国道1号線は、近年快適な静清バイパスができて快速通過できるようになっているので、以前に比べて店前を走るトラックなども激減していると思われる。現在この場所で24時間営業していて経営が成り立つのだろうかと、少し心配。かく言う私も、最近はバイパスで静岡県内を快速通過する機会が多く、スマル亭のみならず先に掲げた「テンジンヤ」「あさひや」などの看板を見る機会が少なくなっていることに、少し寂しさを覚える。利便性と旅情は、往々にして相反してしまうものだ。


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★静岡駅(JR東海道本線、東海道新幹線)
「富士見そば(東海軒)」  実食日:2006/8

  JR在来線1・2番ホーム(上り線)中程。昔ながらの露出店。
  一週間ほど関西圏に逗留した帰りがけに食べたからだろうか、とにかくつゆの色の濃さが印象に残った店である。しかし、見た目ほど味はどぎつくなく、すんなりと全部飲み干せる。全体的に、水準級のレベルにはあると思う。麺は普通の茹で麺で並、ネギは青(浅葱)。かけ250円、たぬき・きつね280円、天・温玉310円。なお、3・4番ホーム(下り線)にも同名店があるが、営業時間が微妙に異なる(下り線の方が遅くまでやっている)ようだ。


※値上げ(かけ250→280円、たぬき280→310円。値−1点)していました(2009/3、確認)。

※2010/10、再食。味が変わったかどうか、自信はありませんが、再食時の印象としてはざらつきのある茹で麺にあまり深みのないつゆ、でした。値段等に変更点はありません。

※2015/3、再食。フカフカとした軽い食感の袋入り茹で麺。たぶん前食時と同じ麺なのでしょうが、湯通し加減とか、季節によっても若干印象は変わるものなのでしょう。つゆは、カツオ出汁と醤油の香りがガツンと香りました。こちらも、前食時とはちょっと印象が違っていましたが、誤差or季節的要因かと思われます。少々値上げして、現在はたぬき320円です。かけは290円に、天(かき揚げ)は360円に上がっています。変わりメニューに、豚キムチ500円、チーズ420円、菜の花450円、桜エビあられ揚げ500円があり、いろいろ試してみたくなります。また、ラーメン(400円)の扱いもあります。そば・うどん・ラーメンとも替え玉が可能(100円)です(付+3点)。

※値上げしていました。現在、たぬき340円です。かけは310円に、かき揚げは380円に上がっています。豚キムチ・菜の花は終了し、チーズは440円。桜エビあられ揚げは520円まで上がってしまいました。ラーメンは400円で据え置きです。替え玉も、ラーメンは100円で据え置きですが、そば・うどんは110円に上がっています。なお、従来は上り・下りの区別なく掲載していましたが、サイトの運営方針変更に伴い、本記事は便宜上上りホーム(1・2番線)の店舗のものとします。下りホーム(3・4番線)については、別途記事を立てます。また、この運営方針変更に伴い、写真も今回貼り替えています(従来掲載していた写真は下りホームのものだったため)。ご了承ください(値−1点。2016/9、確認)。

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「富士見そば(東海軒)」  実食日:2016/9

  在来線下り(3・4番)ホーム中ほど。上りホームの店舗と同じ「東海軒」の店舗がある。設置された時期が違うのだろうか、外観が少々異なっている。営業時間も異なり、下りホームの方が少し遅くまで開いている(30分違い)。メニュー・値段は完全一致。立ち食いカウンターのみの露出店で、キャパは5〜6人。
  麺は、柔らかめの個包装茹で麺(うどん・ラーメンも個包装)。断面がちょっと扁平形をしており、少しザラザラ感あり。歯ごたえは弱いんだけど、舌触りが好き。つゆは、カツオと昆布がバランスよく香る。酸味がやや強めで、粉末出汁のような風味も感じる。たぬきは、やや湿気り気味の天かす。ホームの露出店では、こういうたぬきが出てくるのは珍しいような気がする。たぬき340円。変わりメニューに、桜エビあられ揚げ520円、チーズ440円、牛肉生姜510円、天おろし440円、キムチラーメン490円。ホームでこれだけ前衛的なメニューを揃えている店も、他はなかなかないだろう。麺の替え玉もできる。そば・うどんは110円、ラーメンは100円。
  なお、従来当サイトではホームごとに記事を分けることをしてこなかったため、上記上りホームの記事内に実は下りホームでの実食履歴が含まれている。下りホームでの実食はこれが初めてではないのだが、サイト運営方針の変更に伴って記事を立てているため、便宜上今回を初食として記事を立てさせていただいた。複雑で分かりにくくなってしまっているが、ご了承ください(写真も貼り替えています。本記事の写真は、2006/8撮影)。幸いにもメニュー・値段が完全一致なので、そう大きく混乱することはないだろうから。


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★島田駅(JR東海道本線)
「めん処島田」  実食日:2004/8

  改札を出て左、コインロッカーと売店の間の狭い通路を抜けた先にある。なんだか、隠れているような立地。もう少し目立つようにできないものかな。写真左側の壁の裏はホームなので、ホームにも窓口を作るとか。じゃないと、駅そばを求めて降りた人も、「この駅には駅そばはないな」と思ってしまうかもしれない。
  ここのそばは比較的地味で、これといった特徴はない。つゆも、やや薄め。青ネギを使っているのが特徴と言えなくもないが、この辺りでは決して珍しいことではない。たぬきなし、天310円。割と安い。味に特徴がないぶん、メニューには特徴がある。きしめん(320円)があるのは、名古屋文化圏だからか。名古屋からはかなり離れているんだけど。それから、田舎そばというものがある。420円。雰囲気からして、「田舎っぽい具をのせたそば」ではなく、麺が違うのだと思う。そば殻がたくさん入っていそう……。


※駅舎改築に伴い、閉店していました。綺麗な駅舎で駅前も広くなりましたが、街自体の活気もなくなってしまったように感じます(2009/8、確認)。

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★浜松駅(JR東海道本線、東海道新幹線)
「J.T.S」  実食日:2005/8

  1・2番ホーム(東海道本線上り)。下りホームにも同名店がある。「J.T.S」というのは、「ジャパン・トラベル・サービス」の略。また、コンコース改札脇にも駅そば店があるが、こちらは「自笑亭」と、店名が異なる。
  ここのそばは、とにかく「平均的」な味。これといった特徴はありません。たぬきなし、玉子310円、天340円。なお、写真を見ると看板に「うどん そば」と書いてあるのが一目瞭然だが、上記島田駅以東では「そば うどん」になる。どうやら、この辺りがそば優先・うどん優先の境界線になりそうだ(「自笑亭」も「うどん そば」の看板)。
  余談を一つ。私が食べたときには数人の先客がいたのだが、そのうちの2人は列車発車時刻が迫るあまり、「注文逃げ」をしてしまった。注文逃げというのは、注文しておいて、食べず、金払わず、「やっぱりやめた」と逃げること。弁当などとは違い、そばは一度調理してしまったら、再利用できない。次列車の発車時刻と先客の数を計算した上で注文するようにしよう。私は、本当は天を食べたかったのだが、注文逃げ客の玉子そばがすでに出来上がっていたので、それを食べてあげることにしたのだった。

※閉店していました。跡地は自販機コーナーになっています(2009/8、確認)。

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「自笑亭」  実食日:2006/9

  改札内コンコース(3&4番ホーム階段下)。新幹線改札の脇で、在来線改札内からでも新幹線改札内からでも食べられるようになっている。外観も内装も綺麗なのだが、色付きプラ版食券が出てくる販売機など、郷愁を誘う部分もある。
  ここのそばは、やや黒みの濃い茹で麺。茹で麺にしては香りもコシもあり、水準以上の味だと感じた。あるいは冷凍麺なのか? ネギは青だが、万能ネギではなく分葱のようである。たぬきなし、天350円。

  なお、上記「J.T.S」の項で「自笑亭もうどんにイニシアチブがある」と書いたが、この1年の間に改装され、暖簾はそばが先になっていた(ただし、うどんの方が字が大きい)。看板はどちらが先なのかちょっと分からない造り。並列といったところだろうか。

※値上げ(天350→380円。値−1点)していました。かけ310円、月見350円です(2009/1、確認)。

※2010/10、再食。味覚・値段等に変化はありませんが、食券は紙タイプに変わっていました。また、エコ箸が導入されています。

※2012/12、再食。味覚に特段の変化はありませんが、変わりメニューの「フグ天そば」が登場していました(490円。付+1点)。

※値上げしていました。現在、かけ320円、月見360円、天400円、ふぐ天500円です。ランチタイム(11〜14時)限定で、ミニカレー丼セットが520円で販売されています(値−1点。2014/8、確認)。

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★鷲津駅(JR東海道本線)
「壺屋」  実食日:2005/12

  改札出て左、待合室内。非常に素朴な店で、メニューはかけ(290円)、山菜(350円)、天(390円、おにぎりだけ。地方では、メニューが少ない店は決して珍しくないが、天&山菜というレパートリーになるケースは珍しい。味覚的には、つゆがやや塩辛いかなというくらいでこれといった特徴はなく、水準的な感じ。ボリュームは控えめ。
  ここまでは「あまりオススメじゃないな」と思うところなのだが、実はこの店は結構凄い。というのは、カウンター上にネギ(青)・カマボコ・刻み揚げが入ったタッパーが置いてあり、すべて入れ放題になっているのだ。だから、かけそばでもかなり豪華な蕎麦に仕立てることができる。地方でこれだけたくさんの具材がフリーになっている店はかなり稀少なのではないだろうか。さらに、飲み水はウーロン茶、麺3種類(そば・うどん・きしめん)と、いろいろな面で個性を発揮している。そして極めつけが、年中無休。私が実食したのは大晦日だったのだが、聞くと「正月も休みナシ」だという。観光地ではなく、ターミナル駅でもなく、近くに大きな神社もないため、元旦にはほとんど客は入らないそうだが、おばちゃんは「駅が開いている限り、店を閉めることはできない」と言い切る。この強い意志に、付加価値1点を加算したいと思う。


※閉店していました。跡地には何もなく、単純に待合室が広くなっただけです(2015/3、確認)。

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★伊東駅(JR伊東線、伊豆急行)
「祇園」  実食日:2005/1

  駅を出て左へ20秒。ホーム側にも窓口が開いている。どことなく「懐かしい」感じのする構え(店名表記の書体など)で、旅情が溢れている。
  地方、それも観光地の駅そばだから、値段はやや高い。月見400円、天430円、たぬきなし。変わりメニューに「きざみそば(390円)」というのがある。これは関西の方ではよく見かけるメニューなのだが、きつね(油揚げ)を細く切ったものが乗っている。「麺・つゆ・天ぷらはすべて職人作り」と書いてあるが、コシのない麺はイマイチだった。あまり高い評価はできないが、正月から店を開けている(実食は元旦)だけでも嬉しいではないか。


※値上げしていました。現在、月見410円、天450円、きざみ400円です。からあげ520円と親子590円が登場していました。駅弁で使う(と思われる)食材を利したトッピング、良いアイデアだと思います。実食していませんが、親子は「からあげ+卵」」で間違いないでしょう(付+1点。2014/12、確認)。

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「天茶家」  実食日:2014/12

  駅を出て、ロータリーを右に回り、道路を渡って右へ30秒。湯の花通りの入口角にある。観光客のメイン動線上で、しかも角地という絶好の立地。だが、伊東まで来て立ち食いそばを食べたくなる人はあまり多くないのか、店頭の写真入りメニュー表をひとしきり眺めるものの、結局入店せずに立ち去る人がたいへん多い。あとちょっとの工夫で大繁盛になりそうな可能性を秘めていると思うのだが。テーブル席がある旨を目立つところに表示するとか、ご当地メニューの桜えびかき揚げをもっとアピールするとか、外から店内がよく見えるようにする(入口入ってすぐ正面に券売機があるため、外からは店内の様子があまり見えない)とか、手の打ちようはいろいろあると思う。現状では、「おひとりさま専用立ち食いそば」のイメージが湧く外観なので、グループ客などをかなり逃しているように見えるのだ。客席は、テーブル席が4人×2、椅子付きカウンターが4席。この他に地下にも席がある旨が表示されていたが、昼時(12:20頃)なのにガラガラに空いていた(先客1・後客2)ため地下は覗いておらず、詳細不明。
  麺は、注文後に茹でる生麺。歯ごたえ・風味とも、とびきりという感じではないが、まずまずまとまりがある。つゆは香り高く、まろやかな熟成味もあって美味しい。かけ350円、野菜かき揚げ470円、桜えびかき揚げ700円など。実食は、野菜かき揚げ。注文後に揚げるためアツアツなのだが、ちょっと油がきつい。具材は少なめで、揚げ玉をたくさんくっつけたような感じ。ピーマンを入れるなど工夫は見られるのだが、油のきつさだけでお腹ではなく胸がいっぱいになる。天ぷらは敬遠して、月見390円あたりにフリーの天かすを少々加えるのがベストマッチングではないだろうか。あるいは、かき揚げ系ではなくナス天440円やキス天470円あたりにするか。そば湯ポットあり。


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★御殿場駅(JR御殿場線)

「桃中軒」 実食日:2001/3

  改札を出て左の階段を下りたところにある。名前や構えはラーメン屋風だが、れっきとした駅そば。おばちゃんの愛想が良く、ワンカップ片手の客がいるという、地方駅そばの代名詞とも言える店である。肝心のそばは、ボリュームにやや難点がある。天も小さいし、成人男性にとっては完全に朝食専用。味は水準級。薬味のネギには東日本には珍しく青ネギを使っているので、見た目には色彩がいい。利点といえば、そのような細かい点しか挙げられない。天350円。

※改装していました(写真は左:旧、右:現)。改装したのにあまり新しいように見えないのがいいですね。文字の書体に温かみが、桃のロゴマークに愛嬌があり、私好みのデザインです。値上げして、現在はかけ280円、きつね330円、天450円になっています。価格構成から推して、天は冷凍ものの店揚げでしょう。三島駅在来上りホームと同じ価格設定になっていますので。おそらく御殿場店限定であろうメニューとして、みくりやそば540円があります。山芋を練りこんだ、特殊な麺を使用しているとのこと。具材は鶏肉・シイタケ・ニンジン。けんちんそばみたいなイメージでしょうか(値−1点、衛+1点、付+2点。2016/3、確認)。

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★源道寺駅(JR身延線)
「鐘庵」  実食日:2015/4

  駅をロータリーがある方に出て、線路と垂直方向へ1分。国道139号に出たら、渡らずに右折して4分。静岡県内では、「スマル亭」と並ぶお馴染みのチェーン店。ドライブインタイプの店舗が多く、埼玉の「山田うどん」のような存在。駅チカ店舗は少ないので、当サイトでは初登場となる。客席は椅子付きカウンターがメインで、12席。プラス、座敷のテーブル席が4人×3。システムは、有人レジで先払い。
  麺は、注文後に茹でる生麺。艶めかしいまでの細麺でしっかりと角が立っており、たいへん美味しい。つゆは、やや甘め。甘さは味醂のようであり、味醂よりもキレがあるようでもあり、独特な感じ。甘いのに飽きが来ないつゆなので、大きな丼にたっぷり注いでくれるのが嬉しい。たぬきなし、かけ350円。変わりメニューに、桜えび(かき揚げ)600円、のり500円。カレー・丼もの・セットメニューに加え、静岡おでん各種100円まである。訪問時には創業30年を記念した桜えび祭りが開催されており、桜エビを使った3種のミニ丼の設定があった。ちなみに、桜えびは駿河湾産を使用とのこと。実食は、ミニかき揚げ丼セット700円。かき揚げは、空気を含ませて嵩のある円筒形に仕上げたもので、見た目には巨大だが質量はそれほどでもない。油も軽いので、サクッと完食できる。パラパラと箸で簡単にほぐれて、ごはんによく馴染む。そばよりもご飯に乗せた方が美味しいかき揚げだと思う。それなりに桜えびも入っており、値段はやや高いが満足できる内容だった。また、見た目にはタレがあまりかかっていないように見えるのだが、食べてみると結構塩辛いので、タレや醤油などを追加投入する前に味見を忘れずに。セットにできるミニ丼は全部で5種あり、均一価格。あなご丼やサーモン丼など変わりものもあるが、コスパ的にはかき揚げ丼が一番だろうか。個人的には、学生時代に国1沿いでよく利用していた「スマル亭」がお気に入り(その後、国1沿いの店舗はだいぶ減ったように思う)だが、「鐘庵」も負けず劣らず良い店だと思う。もっと駅近にたくさん出店してくれればなぁ、というのが正直な思いだ。


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★富士宮駅(JR身延線)
「どん太鼓」  実食日:2016/11

  南口を出て、線路沿いに右へ(園地を通り抜ける)。道路を渡って左前方にそびえているイオンモール富士宮の2階フードコート「ミナモキッチン」内。イオンモール富士宮内には、「ミナモキッチン」のほかにも2つくらいフードコートがあるので、間違えないようご注意を。2階の方。10店舗くらい入ったフードコートなのだけれど、よくよく見ると、「どん太鼓」と並びのラーメン店・ビビンバ店など何店舗か(全部ではない)は厨房がつながっていて、返却口も共通になっている。店員が着ている制服も同じだ。経営母体が同じなのかもしれない。精算システムは、有人レジで先払い→バイブレーターで呼び出し。
  麺は、薄いグレーで星がたくさん見られる。見た目にはとても美味そうに見えるのだけれど、妙にツルツルした舌触りで、プリッとしすぎた歯ごたえ。「石臼挽き」を謳っているが、そば本来の食感とはちょっと違うような気がする。香りも、「石臼挽き」という宣伝文句から期待していたほどではなかった。つゆは、方向性がはっきりしないモヤリ系。カツオの香りはあまり感じないのに、カツオ由来っぽい酸味がある。食後に、歯が少しキシキシするレベル。時間帯(15時頃)的に考えて、カツオ出汁なのだけれど香りが飛んでしまっていたのかもしれない。値段は高い。たぬきなし、かけ390円、実食のえび乗せかき揚げ(カマボコ・水菜入り)は590円。当サイト的に厳しい価格帯だが、ほかに対象となる店がない駅(駅構内の「富陽軒」は閉店済み。駅前通り沿いに1軒それらしい店があるが、営業しているシーンを見たことがない)ということで特例適用。えび乗せかき揚げは、ややオーバー気味の揚げ方で、カリッとした食感。具材はタマネギ・ニンジン・インゲン。その上にカブトムシの幼虫のように丸々と太ったエビが一尾。まずまず悪くないが、単品価格200円という値段設定がちょっと。130〜150円くらいで出せれば理想的なんだがなぁ、と感じた。飲み水はフードコート中央の共通冷水器。箸はエコ箸。


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★伊豆急下田駅(伊豆急行)
「弁当立食いそば」  実食日:2005/1

  改札を出て左、待合室内にある素朴な店。一応、一般待合席との間には衝立があるのだが、脇が甘い。極めて「丸見え」に近い状態である(写真は待合室入口から撮影したもの)。
  まぁ、いわゆる「観光地の駅そば」だから、味はたいして期待できないなと思っていたら、意外や意外、何杯でもおかわりしたくなるようなそばが出てきた。麺は冷凍だが、適度なコシがあって○。生麺感覚で食べられる。あっさりしたつゆもいい。揚げ物も自家製と思われる。たぬき370円という値段も、地方(それも観光地)にしては安い方なのではないだろうか。伊東「祇園」は400円だったし。点数はそれほど高くなっていないが、印象はかなり上である。南伊豆方面に行ったときには、是非ともまた寄ってみたい。ちなみに、実食は元旦。元旦から店を開けているというのも、観光地ならではかもしれない。


※2014/4、再食。駅舎がリニューアルされましたが、この店は残りました。看板の「COFFEE POINT」という表記がなくなったので、店名変更と解釈します(「COFFEE POINT」→「弁当立食いそば」。写真は左:旧、右:現)。テーブル席脇の衝立がなくなり、待合室内に完全に露出した造りになっています。値段が上がっていて、現在はかけ360円、山菜420円、かき揚げ470円です。たぬきというメニューはなくなっています。変わりメニューに、地のりそば470円。乾燥海苔をトッピングします(プレスされた焼海苔ではない)。肉厚で、ワカメのような食感があり、磯の香りも濃厚でたいへん美味しいものでした。つゆに浸しても溶けることがないので、最後までトッピングとして美味しく食べられます(付+1点)。

※値段は変わっていませんが、地のりそばが「黒船(地のり)そば」というメニュー名に変わっていました。また、冷たいそば限定で、わさびそば450円が登場していました。伊豆天城産のワサビを使用しているとのことです(付+1点。2016/4、確認)。

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★伊豆長岡駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
「伊豆箱根伊豆長岡駅売店」  実食日:2010/9

  改札を出て左、コンビニと一体化した土産物店の一番奥。土産物店内との間に間仕切りはないが、奥まった造りになっているうえ暖簾で仕切られているので、露出店という感じではない。椅子付きカウンターのみで、キャパは10人ほど。
  注文後に茹でる生麺は、修善寺駅の店舗と同じであると思われるのだが、茹で方の違いなのかすすぎ方の違いなのか、修善寺よりも舌触りが滑らかだったように感じた。ツルツルしている。どちらを良しとするかは個人の判断になるだろうが、私としてはざらつきのある修善寺の方が好み。つゆは修善寺同様に香りが強く、美味しい。たぬき310円。修善寺同様、椎茸そば360円がある。また、修善寺には見られなかった(気づかなかっただけかも)サービスとして、そば湯を提供している点と、スタンプカード制度を導入している点を記しておきたい。


※値上げしていました。現在、たぬき330円、椎茸380円です。土産用の生麺(370円)を販売しています(2016/4、確認)。

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★修善寺駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
「イズーラ修善寺」  実食日:2010/9

  改札を出て右、コンビニと一体化した土産物店内。フライドチキンなどのスナック類を扱うコーナーを併設している。厨房を取り囲む椅子付きカウンターと、大きなテーブル席があるが、どちらも土産物店内に露出している。
  この店のそばはなかなか美味い。麺は、生麺の注文後茹で。太めながら平麺なので、茹で時間はそれほど長くはない。舌にザラッと触る食感が秀逸。香りも良いと思われるのだが、つゆの香りが強く、若干かき消されているように感じる。だから、トータルの印象としてはむしろつゆの方が目立っている。たぬき310円。変わりメニューに、椎茸そば360円がある。椎茸はスライスしたものを甘く煮付けてトッピングしている。椎茸のサイズが非常に大きいのが特徴。これが伊豆特産の「どんこ椎茸」なのだろうか。値段的にもリーズナブルなので、狙い目だ。


※2014/7、再食。駅舎がリニューアルされるとともに、この店も大幅に改装されていました(写真は左:旧、右:現)。間口が広くなり、店頭にテーブルも置かれているので、席数がかなり増えました。「天城生そば」という表記がなくなったので、店名変更(「天城生そば(伊豆箱根修善寺売店)」→「イズーラ修善寺」)と解釈します。値段が少々上がっています。現在、たぬき330円、椎茸380円です(値−1点)。

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★岳南原田駅(岳南鉄道)
「めん太郎」  実食日:2012/11

  改札外、駅舎内。岳南鉄道の駅舎内に駅そばがあるということに、とにかく驚く。いったいどれほどの利用者があるものかと心配になるのだが、駐車場があるため、車で食べに来る人が結構多く、朝イチから入れ代わり立ち代わりで結構賑わっていた。厨房をL字型に囲む椅子付きカウンターのみで、8席ほどの小さな店。
  麺は茹で麺で、これといった特徴はない。つゆは、やや塩気が強い。個々の要素を見るとそれほどこだわっている感じはしないのだが、バランスがよいのだろうか、トータルの印象は悪くなかった。かけ280円。注文は、最初にそばかうどんを選び、次にトッピングを指定する方法で。「そば(280円)、生卵(50円)と野菜天(100円)」という具合。偶然かもしれないが、居合わせた客の多くが同じトッピングを2つ乗せていたのが印象的だった。しかも、結構手の込んだ注文の仕方をする人が多かった。「そば、ささみ天2枚、(ささみ天は細かく)切ってね」など。常連客が多いのだろう。毎週火曜と木曜に、ワカメ無料のサービスあり(通常50円)。細かい点としては、飲み水のグラスがえらく大きかったのが印象に残った。


※2016/11、再食。値上げしていました。現在、かけ300円です(値−1点)。トッピングも、生卵60円など全体的に少しずつ上がっています。今回は、かけそば+メンチ100円で。天かすが自動的に乗せられます。麺・つゆは、たぶん本質的には変わっていません。麺は袋入りの茹で麺でやや太め。つゆは色がだいぶ濃かったものの、それほど塩辛いとは感じませんでした。有楽町「新角」や池袋「君塚」あたりが好きな人ははまりそうな味覚です。メンチカツは、おそらく豚・鶏の合挽き。フワフワした食感で、私好みのものではありませんでした。コショウを利かせてあったのも、私としてはちょっと。自家製ではないようで、4月1日から仕入れ先を変更したとの貼り紙が出ていました。仕入れ先変更前にどんなものだったのかが気になります。
  16:00頃の訪問で、先客2・後客6。相変わらずよく入っています。そして、相変わらずササミ天120円がよく売れていました。次回はこれを食べてみようかな。なお、今回は火曜の訪問でしたが、ワカメ無料のサービスはありませんでした。サービスをやめたのか、変更になったのかは未確認です。


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★千頭駅(大井川鉄道)
「うどんそば」  実食日:2011/9

  改札内外。改札内側の窓口は頭端式ホームの付け根に、改札外側の窓口は駅舎の外側にある。基本的にどちらも立ち食いカウンターがメインだが、ホーム側には10人くらい座れそうな大きなテーブルがあり、駅舎外側にもベンチが設けられている。観光客が多く訪れる駅だから、グループ客の利用も視野に入れているのだろう。
  麺は冷凍で、まずまずの歯ごたえ。つゆは濃く、甘め。甘い味付けをしたトッピングを乗せると、少しくどく感じる。ベースの味覚は関東風だが、ネギは青だし、盛りつけ方も関西スタイル。首都圏に比べると、やや関西色が混ざっているのが面白い。かけというメニューはなく(おそらく頼めば350円で売ってくれる)、天・月見・きつねなど400円のメニューが最安。オススメは、川根地域の特産物であるシイタケをたっぷり使ったきのこそば(450円)か。冬季限定で販売されるゆずみそおでん(200円)も気になる存在だ。


※消費増税ぶんだけ値上げしていました。現在、月見・きつね420円、きのこ470円です。しかし、なぜか天だけは470円まで一気に上がっています。内容が変わっている可能性ありです。ゆずみそおでんは210円で、冬季限定から11月の1か月間のみの限定販売に変わっています。そのほか、季節限定メニューに冷やしおろしそば470円(夏季限定。冷やしメニューはこれのみで、もり・ざるもない)とカレーうどん(そばも可。冬季限定)があります。トッピングは基本的にすべて単品追加が可能ですが、天と卵は夏季限定の冷やしおろしそばへの単品追加ができません。ご注意ください(2015/9、確認)。

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★寝姿山山頂駅(下田ロープウェイ)
「寝姿山喫茶」  実食日:2014/4

  伊豆急行の終点・伊豆急下田駅から徒歩接続可能な下田ロープウェイ。その終着である寝姿山山頂駅構内にある喫茶コーナー。店名はどこにも掲げられていないのだが、下田ロープウェイの公式HPを参照して店名とさせていただいた。そば・うどんのほか心太、たこ焼き、各種飲み物(アルコール類もある)、ソフトクリームなど、軽食喫茶メニューを手広く扱っている。店舗は駅構内の通路というか土産物店エリアに露出していて、客席は長テーブル席が4つ。下田ロープウェイ直営の店だ。ロープウェイの乗客はそれなりにあるが、駅構内の喫茶や土産物店に立ち寄る人はごくわずかで、駅構内全体に寂しい空気が充満している。
  調理シーンを見なかったのだが、食べてみた印象としては、麺は生っぽい。やや粘着するタイプで、重量感がある。つゆには、独特な酸味がある。麺の影響かもしれないが、やや濁りが見られた。ほどよく塩辛いので、山歩きをした後に食べると気持ちいいだろう。観光地だから価格が高いのは致し方ない。月見・山菜・たぬき、すべて600円均一。変わりメニューとしては、「塩鰹うどん」がある。これは、西伊豆の郷土料理「塩鰹」をトッピングしたうどん。このメニューは、うどんのみでそばには対応していない。ちょっと残念だが、「塩鰹うどん」というご当地ものなのだから、しょうがない。  


※2016/4、再食。すごく気になっていた塩鰹うどん(600→650円に上がっている)を食べてきました。塩漬けにした鰹のほぐし身がトッピングされるのかと思っていたのですが、実際には土産用に販売されているお茶漬けの素タイプの塩鰹を投入したうどんでした。味覚的には熟成されたカツオ風味が利いていて美味しいのですが、見た目がだいぶ貧相です。花かつおを加えているのは、香りづけ以上に、見た目の貧相さを解消する狙いがあるのではないかと推察します。わりと値が張るメニューだけに、ちょっと一考の余地ありですね。
  他メニューについては、値段そのままです。塩鰹うどんだけが上がっています。生ビールが600円と高値なのですが、これは地ビールの「静岡麦酒」を提供しているため。ところてん350円も、西伊豆産のテングサと天城の水を使って作っているとのこと。ご当地ものを多く揃えているのは、観光地らしい部分です。


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