東京・常磐線1
(三河島・南千住・北千住)

現在、15軒掲載(うち6軒は、閉店確認済)
※上野駅・日暮里駅は、山手線2に掲載。
★三河島駅(JR常磐線)
「三松」  実食日:2003/12

  改札を出て左、交番の隣。一見すると高い店にも思えるのだが、実際はたぬき270円の安い駅そば。戸を開けて客席を見回して、初めて駅そばだと確認できる。ここの特徴は、中細でやや固い麺。比較的「ゆで太郎」のチェーンに似ているか。つまり、私にとってはあまりプラスではない。また、小さな丼になみなみとよそってくれるので、最初のうちは丼を手に持つことができない。それから、愛想はもう少しよくしようよ。

※2011/5、昼間の写真に貼り替えました。

※2017/2、再食。値上げして、現在はたぬき320円になっています。ラーメン360円もあり。実食は、天350円。麺は、ツルツルした舌ざわりで、柔らかい茹で麺。初食時の印象とだいぶ異なっていますが、未熟時代の初食なので、「麺が変わった」とは言い切れません。自家製麺とのことなので、微調整されている可能性はおおいにありますが。つゆは、昆布出汁中心で、ほんのりと魚介系の出汁も感じます。天は、タマネギと小エビを中心としたフワフワ食感のもの。こちらも自家製でしょうか。この手の天は油ギッシュにならないので、個人的に嫌いではありません。「揚げたて油ギッシュ」よりも数段好きです。全体的に、素朴で「懐かしい感じ」。とりたてて「うひゃー、美味い!」という感じではないのですが、近年こういう味わいの店がどんどん減っているだけに、親しみを覚えます。
  ただ、客数はあまり多くなさそうですね。昼時は入るのかもしれませんが、訪問した15時頃には先客0(後客1)で、店員のおばちゃんが客席に出てスポーツ新聞を読んでいるという状態でした。先客ゼロ症候群(先客がいない飲食店には客が入りづらいということ)を避ける効果はあるかもしれませんが、「いかにも暇」という感じが垣間見えてしまいます。なお、旧写真は営業時間外のものでしたので、貼り替えました(味+1点、値−1点、付+1点)。


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★南千住駅(JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス)
「船波」  実食日:2004/5

  JR改札を出て左、ロータリー左の路地に入り、大通り(「コツ通り商店街」)に出て右へ1分。非常に美味そうな雰囲気を出している店。看板にも、「味な立ち食いそば」などと書いてある。しかし、実際にはそれほどいい印象を受けるそばは出てこなかった。
  麺は並。しかし、つゆが弱い。そして、少ない。具(たぬき)も、妙に細かくてすぐに溶ける。これがただでさえ少ないつゆをきれいに吸ってくれる。メニューもかけ・天・玉・たぬき・きつねしかない。値段も、たぬき350円と高め。この内容だったら、あと20円出して天にした方がよさそうだ。唯一いいところは、ネギ。普通は輪切りなのだが、ここはみじん切りになっている。なるほど、これなら歯に触らない。ネギの食感が嫌いな人には勧められる。ネギの「味」が嫌いといわれたら救済策にならないが。みじん切りにすることで、むしろ香りは強くなっているので。


※閉店しています(2009/4、サイトリニューアル時確認)。

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★北千住駅(JR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレス)

「そば処」  実食日:2000/?



  JR常磐線上り(2・3番)ホーム上にある、売店と一体型の駅そば。おばちゃんが忙しなく出たり入ったりしていて、店内に誰もいないということも珍しくない。味にはこれといった特徴はない。しかし、たぬき250円とかなり安いので、私は北千住へ行く都度、つい暖簾をくぐってしまう。変わったメニューには“スペシャルそば”(400円)というのがあるが、これはただの天玉ワカメである。スペシャルというほどのものではない。


※値上げしていました(たぬき250→260円。値−1点。2005/10再食確認)。

※店名が変わっていました(「TASTY KIOSK→キヨスクそば」)。暖簾など、外観も若干変わっています(写真は、左:2005/10、右:2008/4)。値段も少々上がっていて、現在はたぬき270円です。変わりメニューに、まいたけそば310円あり(2008/4再食確認)。

※こまめに値上げしています。たぬき280円になっていました(2009/10、確認)。

※改装していました(写真は右が最新)。暖簾は以前のタイプに戻った形です。看板に「そば処」の表記が登場したので、これを店名と解釈することにします(従来の食券印字「キヨスクそば」→「そば処」)。値段が上がり、現在はたぬき290円です。同日に同系と思われる亀有駅「そば処」で再食していますが、値段が違い(全メニュー、亀有の方が10円高い)、メニューもわずかに違っています(スペシャルそばの有無など)。1番ホーム(常磐線下り)にある同名店は、店舗の形状が異なっていますが、メニュー・値段はほぼ同じ(実は完全一致ではない。現時点では「カレー南蛮ライスセット」の有無が異なる)です。店舗形状が異なるため、別店扱いとします(2015/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき300円です。値上げの頻度が少々高いのが気になりますが、もとが安すぎたというだけで特に高い設定ではありません。まいたけそば(その後「舞茸天そば」と改称)は終了していました。残念です。1番ホームの店舗との相違点は、一部表記ゆれが残っているものの基本的に解消されました(値−1点。2015/9、確認)。

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「笹陣」  実食日:2004/3

  西口ロータリー沿い(駅ビル1階)。一見すると本格的で高い店かなと思ってしまうのだが、入口脇にある券売機を見ると安心して入れる。それでも、やはりここは普通の駅そばと比べると本格志向が強い。まず、麺は越後産の中太生麺。コシはあまり感じなかったが、よく締まっている。ヘタな太麺よりも食べ応えがある。また、紅白カマボコと絹さやが入るので、見た目の彩りも鮮やか。たぬき350円と若干高めだが、女性にとっては入りやすい雰囲気があるかもしれない。変わりメニューに、けんちんそば520円。これは高いなぁ……。

※閉店していました(2009/4、確認)。

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「夢や」  実食日:2005/7

  東武3・4番ホーム(上り線)中程階段下にある店。どことなく和風の構えで、ホームの店にしては洒落ている。が、中に入れば普通の駅そば。
  ここのそばは、麺が固めでつゆにちょっと変な刺激がある。胡麻を煎ったような感じというか、「香ばしい」というニュアンス。率直な感想を言うと、麺は○、つゆは△。私鉄ホーム上の駅そばはあまり例が多くないだけに貴重な店だが、外観のイメージから期待していたほどの味ではなかった。たぬき300円。


※2008/4、再食。つゆの刺激臭は解消されていました(味+1点)。変わりメニューに、五目そば480円があります。

※閉店していました(2011/5、確認)。

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「コーワ」  実食日:2005/8

  地下鉄2番出口の階段途中にある店。つまり、地下にあるということになる。入口は狭いが中は広く、カウンターだけではなくテーブル席も備えている。
  そばを出されて一言。「この色、辛そうだなぁ」。実際につゆを飲んでみると、やはり辛い。そして、甘みも強い。とにかく味が強いので、つゆを全部飲みたい場合は水が不可欠。麺は冷凍っぽい感じで、ちょっとモチッとくる歯触り。ナルトが入って、たぬき350円。細かいことを言うと、冷水にクラッシュアイスが入ること、カウンターにレンゲが置いてあることに好感を覚えた。麺類以外のメニューも豊富で、おまかせ定食(600円)がちょっと気になる存在。


※2011/5、再食。特段の変化なし。

※閉店していました。看板はそのまま残っていますが、入口が閉鎖され、「2012/12/22で閉店」と書かれた貼り紙が出ています。「富士そば」に負けた感じでしょうか(2013/2、確認)。

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「富士そば」  実食日:2009/8



  西口ロータリー沿い。今年4月にオープンしたばかりの新店。狭いフロアに効率よく多くの椅子席を詰め込んでいるが、そのぶん座席間隔は若干狭い印象。満席時には、奥に入ると出られない、冷水を汲みにくいなどの弊害が生じそうな造りだ。食券は半券を切り取れるタイプで、実際に切り取って受け渡しに活用している。
  卓上に「石臼挽きそば粉に変わりました」というポップが出ていたが、なるほど、麺は従来の「富士そば」各店では食べたことがない食感のものだった。ほどよいざらつきがあり、「小諸」の麺に近い食感。風味はさほど変わったように感じなかったが、プラス方向の変化ととらえていいだろう。あとは、少しでも値段を下げる努力を望みたい。たぬき370円(ワカメ入り)はちょっと高い印象の設定なので。そば湯ポットあり。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。値上げして、たぬき380円になっています。朝そば・朝食セット各310円の設定があります(2015/2、確認)。

※改装というか隣の物件を併合して、フロア拡張していました(写真は右端が最新)。値上げして、たぬき390円になっています。朝そば・朝食セットは、ともに320円。店舗限定っぽいものは、これといってなさそうです。規模を拡大したのなら、「ふじ酒場」を導入してもよさそうな気がします。需要がある立地だと思いますので(2016/3、確認)。

※2016/10、再食。もりそば300円に、ほうれん草のおひたし100円を添えて食べてみました。麺は、ちょっと固かったですね。茹でアンダーという感じでもないのですが、この辺りが紀州と興和の差かもしれません。同じ時間茹でると、両社の麺は食感がだいぶ違ってきます。おひたしは、花かつおをかけてくれます。ちょっと絞り方が強すぎましたかね、もう少し瑞々しさを残した方がいいかなと思いました。このような野菜の小鉢系メニューを扱う立ち食いそばは、富士そばの他にはあまりありません。女性への門戸を広げる効果がありそうに思います。

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「そば千」  実食日:2009/10

  西口を出て目抜き通りを日光街道方面へ4分、左側。千住二丁目バス停前。つまり、駅からバス停1つぶん離れている。もはや駅そばとは言えない立地かもしれないが、当サイトの掲載基準はクリアしている。段差のある椅子付きカウンターのみの店で、席数は11。
  注文後に茹でる生麺は、歯ごたえが強く、満足のいく内容。つゆの印象が乏しかったのが残念だが、麺だけ見れば5点級だ。たぬき290円。実食時にはモーニングサービス(6〜11時に限り、温泉玉子orワカメサービス)があったが、10/10を以て終了するとのことなので、評点には加えないことにする。サービスを終了する代わりに、全メニューの大幅値下げを敢行したとの旨が貼り紙に表記されていた。実食時にはすでに値下げ後の価格。天380→330円など、かなり思い切った値下げをしたようである。


※閉店していました。跡地は「ちよだ鮨」です。ふと気がつけば、北千住はお馴染みのチェーン店ばかりになってしまいました。チェーン店がダメということではありませんが、何事もバランスが大事かと。土着の店が似合いそうな街並みだけに、ちょっと残念です(2015/2、確認)。

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「吉野家」  実食日:2011/4

  東口を出て直進2分、右側。間口が広い店舗で、客席はテーブル・椅子付きカウンター合わせて18。
  この店舗は、乱切り麺でたぬき入れ放題のパターン。同じ「そば処吉野家」でも、麺の形状やメニュー構成、値段等がいくつかのパターンに分かれているので、店舗ごとに調査が必要だ。乱切り麺は、十割そばを注文後に茹でるのだが、残念ながら茹でオーバーだった。歯ごたえがかなり大きく損なわれてしまっていた。十割そばは茹で時間が短いだけに、なかなか調理が難しい。経験の浅いアルバイトさんに扱えるシロモノではないような気がする。香りの良い麺だけに、なおのこと残念だ。つゆは甘め。フリー提供は天かすのほか、そば湯がある(冷水機脇にそば湯ポット設置)。かけ330円、温玉390円、かき揚げ430円など。ワカメがサービストッピングされる。営業時間は5時から26時までで、微妙に24時間営業ではない。


※閉店していました(2013/2、確認)。

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「越後そば」  実食日:2011/6

  西口を出て右、丸井の1階奥にあるミルディスフードコート内。なかなか規模の大きなフードコートで、店舗数12、座席総数は400を数える。このうち、「越後そば」は北千住駅寄りのトイレ脇にある。有人レジで注文、先払いして、出来上がって受渡しが終わってから次の人のオーダーに移る(精算レジと受渡口が同一、ということ)ので、混雑時にはちょっと待たされるかもしれない。生麺を使っていて3分ほど時間がかかるだけに、受渡口を別に設け、レジ精算が終わった人は受渡口にスライドして待つようにするなどの工夫が必要だと思う。
  味覚的には、太めでツルツル食感の麺が楽しい。香りもそこそこある。しかし、つゆが塩辛すぎたのがマイナス材料。確かに、濃いめのつゆが合いそうな麺ではあるのだけど、なにも親のカタキのように塩辛くしなくても……。たまたま煮詰まっていただけと信じたいが、ここではシビアに評価する。たぬき350円(ワカメ入り)。変わりメニューがたくさんある。へぎそば(かき揚げ付き)550円、美都牛つけそば580円、塩胡麻そば480円、そばがきぜんざい380円、そばクリームあんみつ450円など。そば湯ポットあり。箸はエコ箸。


※値上げしていました。現在、たぬき370円です。へぎそば・塩胡麻そばは終了、美都牛つけそばは美都牛生姜そばに変わり、500円。スイーツ類は未確認です。C&Cカレーとのコラボメニューあり。メニュー名は、新宿カレー450円(セット680円)です。種物やセットメニューは全般的に高いので、かけ290円のCPがいちばんよいかな、と感じます(値−1点。2015/2、確認)。

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「小諸そば」  実食日:2011/8

  東武の3・4ホーム中ほど。6つ上に記載している「夢や」の跡地。外観や内装などは、「夢や」時代とほぼ変わっていないようだ。「小諸」としては初のホーム上店舗となる。客席は、立ち食いカウンターが4列。たいへん盛況なようで、実食時(19時頃)にはてんやわんやだった。狭い厨房内に店員が3人詰めていて、ほぼ身動きできない状態。加えて、客席フロアにも店員が1人。ホームで、店員が4人同時に従事する駅そば店はなかなかお目にかかれない。
  味覚的には、「小諸スタンダード」と言っていい内容。厨房が狭いからといって、簡略化しているとか、手を抜いているといった印象はない。麺は茹で置きだが、状態は茹でたてに近く、たいへん美味。ネギ&梅干しフリーのサービスも健在。狭い店内の一番目だつ位置に、そば湯ポットも常備。たぬきは、季節の青味とカマボコが入って290円。値段も、従来の駅外店舗と同じだ。

※値上げしていました。現在、たぬき300円です(値−1点。2016/1、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です(2016/3、確認)。

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「そば処」  実食日:2015/9

  JRの1番ホーム。上記「そば処」と同じ業者で同じメニューになっていた(厳密には表記が違う部分もあるが、オペレーションミスと考えられる)のだが、店舗の構造がだいぶ異なるため別店として扱うことにする。ちなみに、店名は看板表記を採用。食券にはいまだに「キヨスクそば」と印字されている。1番ホームの店舗は島式ではなく壁に寄せた配置になっていて、間口が斜めになっていることもあって立ち食いカウンターがちょっと窮屈というか、V字のような形状になっている。閉所が苦手な私は、狭くなっているV字の最深部で食べたら発狂するかもしれない。
  麺は白っぽい茹で麺で、やや硬質、あまり味なし。「爽亭」の麺に近い印象。とりたてて美味いということもないのだが、まぁ駅そばらしくてよいとも考えられる。少なくとも、フニャフニャに柔らかい麺や、粘土のようにベッタリと歯にくっつく麺よりは好きだ。つゆは、カツオ出汁が鼻によく香る。ちょっと塩気が強めだが、味のない茹で麺にはよく合っていると思う。たぬきは揚げ置き時間の長い天かすで、サクサク感はなくしっとりしている。が、いろいろな具材の味があるのと、たまに入っている焦げが香ばしく、悪くない。総じて、とびきり美味いという感じではないのだが、まとまりがあるし、すべての要素において期待を下回らない味だと言えるだろう。ただし、飲み水がぬるかったのだけはちょっとマイナスポイント。たぬき300円。名物的な位置付けだった舞茸天は、終了してしまったようだ。残念。その代わりというわけではないかもしれないが、季節限定メニューが登場している(この時は小柱と枝豆の天ぷら400円)。値上げの頻度が高いのが少々気になるところではあるが、もとが安すぎたというだけで特に高い設定ではない。鳥唐揚げ340円やげそ天350円あたりは魅力的に感じる価格帯だ。


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「そば富」  実食日:2016/12

  グーグルマップでは「そば富」として載っているのだが、現地表示が確認できなかったため当座はこの店名での掲載とさせていただく。ご理解を。現地表示が確認でき次第、店名変更として扱う予定。場所は、JR西口を出て目抜き通りを日光街道方面へ、ロータリー出口を含めて2つめの信号を左折(本町商店街へ)して2分、右側角地。駅から歩いて4分くらい。まさかこの場所に立ちそばがあるとは思っておらず、たまたま灰皿を見つけてタバコを吸おうと思っていたら、メニュー看板が目に留まった。もっと目立つように「立喰い」の文字列を掲げておいた方が良いのではないか、と思う。店内はわりと広く、椅子付きカウンター10席のみながら中央部分に広いデッドスペースがある。今後、客数が増えるようなら増席も可能な造りだ。また、受渡口前に意味不明な長テーブルが設置されている。立ち食い席にしては低すぎるし、椅子が置いていないし、これはいったい? 荷物置き場だろうか。出入口脇にはタバコ店があり、店内でつながっている(店の脇が喫煙所になっているのは、このため)。退店時にタバコ店で店番していたおじさんからも「ありがとうございました」と挨拶されたので、同経営(というか、たぶんこのおじさんがオーナー)であることが窺える。ちなみに、当サイトで店名として解釈している「ハセ」とは、厳密にはこのタバコ店の店名である。
  麺は、クラシカルな感じの茹で麺。近年、この手の茹で麺を食べられる店がどんどん減っているので、逆に新鮮に感じる。悪くない。つゆは、だいぶ塩気が勝ったタイプ。カツオ出汁中心で、中程度の酸味あり。これも、悪くはない。たぬきは、揚げ置きの天かす。具材の切れ端が多数混在しており、サクサク感もあって美味しい。抜きん出たワンポイントはないけれど、全体的に「悪くない」という味わい。方向性としては、駅ホームの「そば処」に通じるものがある。だから、駅利用者がわざわざこちらまで足を伸ばすというのは、ちょっと考えにくい。街に密着した店、という位置づけになるだろう。実食は、たぬきそば+生卵(=360円)。生卵は、残念ながら割れていた。「ごめんね」の一言があれば特段問題視するつもりはなかったのだけれど、シレッと出されると、どうもね。ここでは、サービスを−1点としている。たぬき310円。麺類メニューは8種類と決して多くないのだが、その中に変わりメニューのソーセージ360円が入っている。ご飯ものは、いなり(2個)120円のみ。大盛りは、麺ダブルになる。100円なら良心的だ。箸はエコ箸。
  先月オープンした新店で、オープンから1カ月の現在は7:00〜15:30という営業時間。本当は夜まで営業したいけれど、人手不足なのだそうだ。現在のスタッフはみな兼業なのだとか。人手が確保され次第、営業時間を伸ばすとのこと。本町商店街はなかなか発達した商店街で、夕方に買い物客が多く歩きそうな場所なので、18時頃まで延長できれば、便利な店になりそうだ。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。足元の置き看板に店名が表示されましたので、店名変更として扱います(「ハセ」→「そば富」)。値段は変わっていません。麺類メニューのラインナップも変わっていませんが、ご飯ものにカレーライス420円(小220円)やおにぎり120円が加わっています。営業時間は6:30〜9:00と11:00〜14:30。午前中に中休みが設定されたのでご注意ください(2017/8、確認)。

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「富士そば」  実食日:2017/5

  東口を出て直進10秒、左側。店舗名は「北千住東口店」。同駅には、すでに西口に「富士そば北千住店」があるのだが、駅舎を隔てた東口側に新規出店した。北千住駅周辺の立ち食いそば店は西口側に集中していて、歴史的に見ても東口側にはあまりない。近年では、上記「そば処吉野家」が出店していた時期があるものの、すぐに撤退している。東口は西口に比べて市街地の規模が小さく、ゴミゴミした飲み屋街の雰囲気であるためか、ファストフードがなかなか定着しなかったのだろう。しかし、最近東口側にもロータリーが整備され、東京電機大のキャンパス誘致にも成功し、昼間から若者が多く歩く街に変わってきている。これからファストフード店が次々に進出していきそうな予感がする。立ち食いそば店としては、富士そばがその先陣を切った形だ。客席は椅子付きカウンターが主体で、ざっと数えたところ25席ほどある。加えて、奥の方にテーブル席が12。フロアはさほど広くないのだけれど、席数はなかなか多い店舗だ。
  麺は茹で置き(見込み茹でかも)だった。やや扁平形をした麺で、歯ごたえは弱めだが茹で加減がちょうどよく、印象としては悪くない。つゆはカツオ出汁が前面に出ている富士そば特有のもので、さほど深みがあるわけではないものの、これはこれで悪くない。そして、驚いたことにたぬきが天かすだった。私が学生時代に食べていた富士そばは天かすだったのだが、その後久しく天かすを使う店舗に出会っていない(「たぬきそば」に関して。他メニューで天かすを乗せる店舗には出会っている)。だから、とても懐かしい感じがして好印象だった。味覚的にも、パンチのない揚げ玉よりも存在感が強く、適度な油具合と香ばしさが麺とつゆの相性を劇的に高めてくれる。富士そばでは各種天を店内で揚げているのだから、ぜひ多くの店舗で天かすを使ってほしいものだ。その方が仕入れコストも下げられると思うし。たぬき390円(ワカメ入り)。店舗オリジナルメニューっぽいものは、特に見当たらず。ミニコロッケ丼セットがやや珍しいけれど、560円だったらミニかき揚げ丼セット550円かミニかつ丼セット560円の方に靡くか。朝限定メニューとして、朝そば320円の他に朝納豆定食390円あり。箸はエコ箸。


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「そば助」  実食日:2017/8

  立ち食いそばとしてはやや高めなのだけれど、十割そば提供ということで特例を適用。場所は、西口を出て目抜き通りを4分半、国道4号線に出るちょっと手前の左側。路地入口の角で、分かりやすい場所だ。稲荷町を本店として、人形町・池袋にも店舗がある。各店舗とも味は基本的に同じなのだけれど、外観や雰囲気がちょっとずつ違っているのが面白い。北千住店は、かなり自由というか、ファンキーな店舗。店内には壁に直書きされた落書き(のようなもの)がたくさんあり、有名人のサイン色紙が多数貼り出されている。そして店頭には、なぜか「ビールあります」の前掛けをつけたウルトラマン。沖縄の国際通りあたりにある観光客向けの居酒屋みたいな雰囲気を感じる。フロア内に規則性なく配置された客席は、テーブル席が計14、椅子付きカウンターが4。
  麺は、押出の十割で、乱切りタイプ。つなぎが弱く、箸で持ち上げただけでプツプツ切れる。エコ箸が滑りやすいこともあり、ちょっと食べづらさを感じる。直近で実食した池袋店ではここまで切れやすくはなかったように思うのだが。同じ麺だとは思うのだけれど、生地の状態(ちょっと乾燥していたとか)が違ったのだろうか。風味は悪くない。この麺だったら、かけ系よりももり系の方が美味しく食べられるのかなと思いきや、店の売りは「塩だし」を謳うかけつゆにあったりする。そのつゆは、カツオを中心に、おそらくほかの魚介系もブレンドしていると思われる出汁がよく香る。わりと上品で、美味い。ただ、醤油の香ばしさがないので、ちょっと出汁の香りが先走っているというか上ずっているというか、落ち着きのなさを感じる。これに醤油のコクが加われば鬼に金棒なのではないか、と感じる。たぬきなし、かけ380円、かき揚げ580円など。人形町店よりも高く、池袋店と同じ設定だ。実食は、かき揚げそば。かき揚げは大きく立体的なもの。外はサクッと、中はふんわりと仕上げている。油切れは問題なし。タマネギが複雑に絡み合っているため箸で崩しにくく、やや食べづらさを感じたものの、悪くはない出来だ。
  「そば助」名物の「ゴマ唐辛子」と「ニンニラ」も健在。オススメの食べ進め方表示があり、@そのまま食べる、Aゴマ唐辛子を入れて食べる、Bニンニラを入れて食べる、とある。確かに、これらで味を変えながら食べ進めるのも美味しいのだが、ゴマ唐辛子を入れた時点で出汁の香りはほとんど消えてしまうことを留意して。また、ゴマ唐辛子とニンニラを両方入れるとかなり塩辛くなるので、入れすぎに注意を。とくにニンニラが塩辛い。ゴマ唐辛子の投入量が多いと、ニンニラも大量投入しないと味が変わらなくなるので、ついつい多く入れすぎてしまいがち。ゴマ唐辛子を入れる時点で、多くなりすぎないよう気をつけたい。


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