東京・私鉄1
(京急各線)

現在、20軒掲載(うち5軒は、閉店確認済)
※泉岳寺駅は、地下鉄10に掲載。
※品川駅は、山手線5に掲載。
★北品川駅(京急本線)
「街道めん工房」  実食日:2015/3

  駅を出て左、最初の路地を左折(線路渡る)して1分、突き当り(旧東海道)を右折して30秒、右側。手作り感あふれる置き看板やメニュー一覧がいかにも「工房」という感じ。古めかしい木枠の引き戸を開けて店内に入ると、両サイドの壁際に椅子付きカウンターが8席ほど。ダンディなおじさんがひとりで切り盛りしていた。このおじさん、トークのトーンが面白い。「300円、いただき〜ます」という具合に、妙なところで音引きが入る。昔は(今も?)かなりモテただろうなと想像される風貌&キャラだ。
  麺は、やや水膨れしたような感じのブヨブヨ茹で麺で、あまり味がない。「めん工房」という店名から「押し出し生麺でも使っているのかな」と想像していたのだが、肩透かしをくらった。つゆは、昆布出汁がメインだろうか。麺を食べている時とごくごく飲んでいる時にはややモヤッとした味に感じるのだが、食後にほのかな余韻が長続きして、印象がよかった。たぬきは、揚げ置き時間が長そうな天かす。各種天は自家製店揚げと思われ、見た感じではごぼう天が美味そうだった。あと、鶏唐揚が串に刺さっているのが面白い。あれは串のままトッピングするのだろうか。たぬき300円。規模の小さな店だがセットメニューも用意していて、こちらがかなり割安な設定になっている。天丼セットは、なんと430円だ。6種類あるセットメニューがすべて500円以内という充実ぶり。麺単も安い部類ではあるが、ここはぜひ腹ペコで訪問してセットを食べたい。


※暖簾が変わっていました(写真は左:旧、右:現)。ますます、派手な暖簾になりました。値段等、変わっていません(2016/3、確認)。

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★新馬場駅(京急本線)
「ランチハウス」  実食日:2015/2

  駅から4分ほど歩く。出て左へ1分、山手通りを渡ってから左折して3分、2つ目の信号(東海道北品川交差点)を右折して20秒、右側。旧東海道沿いにある。地図で見た限りではもっと距離的に近い行き方もありそうだが、説明が複雑になるのでこのルートで掲載しておく。弁当店を併設した店舗(というか、弁当店がメイン)で、立ち食いカウンター8人分程度のみの小型店。内・外観ともちょっとレトロな風情があり、熱烈なファンを抱えていそうな店だ。
  先入観でなんとなく茹で麺を想像していたのだが、意外にも硬質な生麺だった。コシがあるという感じではなく、また弾力でも粘着でもない、ホクッと噛み切る感じの歯ごたえ。つゆは、やや辛め。辛さだけでなく、甘みや出汁感なども同じレベルで強めになっているので、バランス感はよい。麺もつゆも美味しいと思うのだが、個人的にはこのつゆには茹で麺の方が合うように思う。たぬきは、揚げ玉っぽいルックスの天かす。たぬき290円。ベーシックなメニューは安め設定だが、天380円・カレー490円など割高に感じるものもある。弁当店の強みを生かして定食類も扱っていて、ハンバーグ410円・あじフライ430円など、麺単よりもさらにお得感のある設定が目立つ。シーフード520円や「はんから」540円などが定食の括りの中に入っているのだが、これはいったいどんなものだろうか。なお、一部メニューに5円単位の半端が生じている。麺類の単品トッピングにも、玉子45円・ちくわ天55円など半端なものがある。真摯な感じがして好感を持てるのだが、個人的には「あと5円上げちゃっていいよ」と思う。5円のお釣りは正直煩わしいので。募金箱を置いておくというのもいいかも。


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★青物横丁駅(京急本線)
「みつふじ酒場」  実食日:2004/9

  改札を出て直進、駅を出て右、2軒目。あまり駅そばっぽくないように見えるのは、定食屋や居酒屋も兼ねているからだろうか。表の品書きを見て、安心して入れる店。見上げれば大きく「立喰うどん」と書いてあるのだけど。
  この店は、面白いことに色の薄い関西風のつゆで出してくる。どちらかと言えばうどんがメインなのかな。「関東の関西風」にありがちな、塩っ気の強いタイプだ。「ヒガシマル」っぽい味。もう少し薄くして出汁を強くとれば、最強の味になりそうな気がするのだが。麺は、太めでツルツル。個人的には、もう少しつゆ乗りの良い麺でお願いしたい。でも、私は「ヒガシマル」大好き人間なので、総合評価は高めになって「る。個性も充分に出ていると思うし。
  上記したように、この店はそば・うどん専門ではなく、定食や酒類も豊富に揃えている。どちらかと言えば、そばは片手間にやっている感じもする。配膳つきで代金は後払い。なお、この店には「かけ」がなく、たぬき(カマボコ、ワカメ入りで280円)が最安メニューとなっている。


※改装していました(写真左:旧、右:現)。休業日だったため、詳細は未確認ですが、そばはもうやっていないような雰囲気でした(2005/11確認)。

※やはり、そばの扱いはなくなっていました。この段で、当サイト上では閉店として扱うこととします(2015/2、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2015/5

  駅を出て右へ5分、道路向かい。品川シーサイド駅とのちょうど中間くらいの位置だが、海岸通りを渡らずに済むぶん青物横丁からの方が行きやすい。店舗名は、「東品川店」。草創期から「ゆで太郎」で食べている人にとっては懐かしく感じるであろう旧タイプの看板を掲げる店舗で、店内も立ち食いオンリーで郷愁溢れる店。キャパは10くらい。
  麺は、注文後に茹でていた。茹で加減よく、また作業も流れるようにスムーズで、良い状態で食べることができた。バイト対応ではなく職人肌の店舗だ。公式HPを見ると直営店になっているのだが、FCっぽい雰囲気がある店舗だ。メニューも、グランドメニュー表が掲げられているものの、いくつか「当店では扱っておりません」の表示が見られるし。つゆは、平均的なゆで太郎に比べると塩気が強いタイプで、先日実食した麹町3丁目店と同じ味わいだった。全体で変わったのか、いくつかのグループ分けがあるのか、調製が各店に任されているのか。ちょっと気になる。たぬき350円(ワカメ入り)。朝定食3種各360円あり。たぬきは天かすで、大きな塊が混ざっているタイプ。これまた、麹町3丁目店と同じ印象。揚げ置かれているかき揚げを見ると衣が多めで、西五反田二丁目店とはあからさまに違う。そば湯ポットあり。よく香るそば湯だが、このつゆで割るとあまり香らない。タカノツメがないのがちょっと痛い。朝帯は、たぬきフリーのサービスあり。タイミング的に、ゆで太郎でお馴染みのサービスクーポンを配布していたのだが、いちいち配るのが面倒なのか、カウンター上の籠の中に無造作に入れられていて、「ご自由にどうぞ」という状態になっていた。細部にいたるまで、ちょっと異端な感じのする店舗だ。


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★鮫洲駅(京急本線)
「ゆで太郎」  実食日:2007/9

  東側出口(改札出て右の出口)を出て右へ10秒右側。今年6月にオープンしたばかりの新しい店。
  このチェーンでは、基本的に生麺を注文後に茹でている(繁忙時間帯は茹で置き)。この店も例に漏れず注文後茹で。したがって、調理に2分ほどかかる。その分、茹でたて独特の硬質なコシを楽しむことができる。香りはイマイチ(これはこのチェーンに共通する弱点だと思う)だが、食感は○。つゆは、塩っ気も出汁も薄く、やや物足りない印象。麺の香りと共に、今後の課題となるか。まぁ、290円のたぬきそばにそこまで高いレベルを要求するのは酷というものだが。ワカメとカマボコが入り、そば湯はフリー。気のせいかもしれないが、この店のそばは同系他店よりもずいぶんと量が多いように感じた。もしかして、大盛りと間違えたかな? なお、以前はこの店があった辺りにチェーン店ではない立ちそばがあったように思うが、今はもうない。また、旧東海道沿い(青物横丁方面へ駅歩約5分)にあった「ちどり」も閉店し、目下鮫洲の立ちそばはこの1軒のみになっている。


※値上げしていました。現在はたぬき330円です(値−2点。2013/10、確認)。

※閉店していました。跡地は、中華料理店「餃子の屋台」です。記事中に「「ちどり」はその後閉店」と書いていますが、復活したのか確認ミスなのか、現在は元気に営業しています(2015/2、確認)。

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「ちどり」  実食日:2015/2

  改札を出て右に駅を出て、右へ。すぐの突き当りを左折して1分、旧東海道に出たところ(ファミリーマートの角)を左折して3分、右側。信号のある交差点の南東角にある。間口が北側を向いているので、鮫洲駅方面から行くとあまり目立たない。青物横丁方面から行くとパッと目に入るが、それでもきわめて控えめな外観だ。店内はわりと広く、テーブル席が4人×2と2人×2、椅子付きカウンターが10席くらいある。口頭注文で先払い→配膳してくれるシステム。
  この店の一番大きな特徴は、つゆだ。甘さ・辛さはとにかく控えめ。出汁、それも昆布出汁に特化しているようで、酸味は皆無、旨味のある出汁がひたすら主張する。好き嫌いが分かれそうな味覚ではあるが、「唯一無二感」があるため遠方から来るファンも結構多いのではないかと想像する。「あっさりヘルシー」と「食後の満足感」を両立させるのはなかなか難しいと思うのだが、この店のつゆはそのヒントになっていると思う。麺は、注文後に茹でる生麺。比較的硬質な歯ごたえで、麺自体が香るというよりも、つゆの香りがよく乗るという印象。そば・うどんのほかに細うどん・ひもかわうどんも選べる。製麺所直営を連想させるラインナップだが、そのような設備は店内にはなさそうだ。たぬき330円。実食はじゃこ天そば360円(このメニューがあると、初食店でもつい浮気してしまう)だったのだが、どういうわけか、じゃこ天のほかに地のり・わかめ・小松菜がトッピングされ、麺がまったく見えない状態で登場した。これも、この店の個性のようだ。何を食べているのか分からなくなるようなカオス感はあるものの、気持ちはとてもうれしい。ちなみにじゃこ天は、楕円形のものを5つに切ってトッピング。西予・南予地方のじゃこ天は間違いなくこの形をしているので期待したのだが、歯ごたえ・ジューシーさ・風味は都会向けアレンジ品クラスだった。本場の風味・食感のものは、都内ではなかなか手に入らないのかな。
  麺単(かけ系)は、かけ250円とカレー420円を除いて、すべて300円台にまとまっている。どのメニューもサービストッピング山盛りだろうと想像できるので、この設定は恐ろしく安い。さらにお得な時間帯限定メニュー・セットメニューもある。モーニングそば350円は特にお得だと思う。店頭に掲げられたお品書きの下部の方にお得設定のメニューが記載されているので、隅々までチェックしてから入店したいところだが、実は店内(厨房上部)にはもっといろいろなメニューが記載されている。1回食べただけでは、語り尽くせそうにない店。店主の柔らかい物腰も心地いいので、メニューを変えながら何回か通ってみたい。


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★立会川駅(京急本線)
「立会川そば」  実食日:2004/5

  駅を出て左すぐ、半地下。ちょっと見には立ち食いと思えない構えだが、粗末な手書きの看板(写真左下)を見て安心して入れる。やはり、駅そばは品書きを(一部でもいいから)店の外に出しておいた方がいいと思う。
  ここの麺は、コシがなく、ボソボソと切れるタイプ。よく言えば「素朴」。嫌う人もいそうな麺だ。天は自家製のよう(厨房に機器があるので)だが、開店前のまとめ揚げか。たぬきにはちょっと饐えたような匂いがあった。何時間くらい放置されてあったのだろう……? たぬき270円。とろろ(山かけ)340円は割とお得感がある。


※たぬき270円、この安さにして消費増税に伴う値上げなしです。賃貸ではなく所有物件(地主)なのでしょうか。改装というか、細かいところがいろいろ変っています(写真は左:旧、右:現)。なお、間口脇に「立会川そば」と書かれたプレートが出ていたことから、店名変更(「立喰い日本そば」→「立会川そば」。前食時にはこのプレートはなかった)と解釈することにします(2016/3、確認)。

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★大森海岸駅(京急本線)
「甲斐そば」  実食日:2012/10

  駅を出て右へ1分、オリジン弁当の隣のビルの2階。2階と言っても、1階が半地下のようになっているビルなので、さほど違和感はない。フロアはそれほど広くなく、テーブル席が4×1と2×1、椅子付きカウンターが7席。
  麺は、平打ちの生麺。歯ごたえ・風味ともそこそこで、最近の「富士そば」に近い印象。つゆは、たいへんよく香る。特に、箸で麺を持ち上げた時にツンと鼻を突く香りは秀逸だ。ただ、鰹節系一本調子の出汁なので、つゆを全部飲もうとすると最後の方には若干飽きてくる。たぬきは粒が細かく、すぐにつゆに溶けてゾル化するタイプ。全体的に水準以上のレベルでまとまっているのだが、まだまだ伸びしろがありそうに思う。今後の展開に期待したい。たぬき330円(ワカメ入り)。変わりメニューに、石臼挽きそば340円がある。どうも、他のメニューとは麺を変えているようだ。また、セットメニューが充実していて、麺類単品に比べて割安感がある。玉子丼セット460円やかき揚げ丼セット500円、牛とじ丼セット500円あたりが狙い目か。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。石臼挽きは、360円になっています。玉子丼セットは480円、かき揚げ丼セットは520円、牛とじ丼セットも520円に上がっていますが、これらのセットメニューはまだだいぶ安く感じる設定です(2015/9、確認)。

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★平和島駅(京急本線)
「あさま」  実食日:2004/10

  改札を出て左前。分かりやすい場所にある。外見は割と小綺麗だが、中は狭くてゴミゴミしている。立ち席カウンターのみで、キャパはせいぜい7〜8人。
  この店は、私の知人間では割と評判がいいのだが、私は一口食べた瞬間「おや、麺がおかしいぞ」と思った。蕎麦っぽくないというか、素麺っぽいというか。味がなく、茹ですぎではないのにコシがない。つゆも、私の好みからすると繊細すぎる。たぬきなどの揚げ系の具を入れると、完全につゆが負けてしまう。たぬき270円という値段は称賛に値するが、もう一工夫欲しいところだ。

※値上げしていました。現在は、たぬき290円です(2013/9、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき310円です。値上げしたのは温そば(セット含む)のみで、冷そば・ご飯ものは値段据え置きになっています。なお、そば・うどんのほか、きしめんの選択可です(以前から選択可)。暖簾が変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現。値−1点、付+1点。2015/9、確認)。

※2016/3、再食。今月25日で閉店するという情報が寄せられ、最後の一杯を食べてきました。個人的にはそれほど思い入れのある店ではありませんが、長年「平和島の顔」として親しまれてきたということで、敬意を表して。麺は自家製だそうで、厨房内に大きな茹で釜があります。店内で茹でていると思われます。今回訪問時にはきしめんを茹でていましたが、そばについてはどのタイミングで茹でているのか分かりません。実食時には年季の入った木製の麺箱から玉そばを取り出して湯通ししていたので、茹で麺の括りにしておきます(当サイトでは、茹でた後に玉そばにして麺箱に詰めている自家製麺店は「店内製茹で麺」と考えます。「茹でる」という作業は製麺工程の一部であり、調理工程ではないという考え方です。もっとも、厳密に生・茹を区別することが重要なのは製麺業者であって、特に自家製麺の飲食店においては「微妙なケースは白黒つける必要がない」というのが私の考え方です)。
  初食時に失礼なことを書いていますが、これは当時の私が「井の中の蛙」だったが故の感想でしょう。反省し、撤回します。麺には小麦粉由来の妙なモッチリ感がなく、リン酸塩由来の妙なツルツル感もなく、そばらしい食感で美味しかったです。つゆは、カツオ系中心のダシに直接醤油を注したかのような味わい。甘み・旨みが少ないためでしょうか、ちょっとのっぺりした印象で、食後に歯がキシキシするような酸味が強く残りました。これに昆布の旨味を追加すると、キシキシ感も解消されて私好みになるかなという印象。35年間、この味を守り続けてきたのでしょう。お疲れさまでしたと言いたいです(味+1点、ボ−1点、付+1点)。


※宣言どおり、閉店していました。貼り紙の「35年間本当にありがとうございました」に、「10+」と手書きで書き加えてありました。45年間、お疲れさまでした(2016/3/26、確認)。

※跡地には、ほぼ居抜きで「あさひ」という一字違いの店が入りましたが、残念ながらうどん専門で、そばの扱いはありませんでした(2016/12、確認)。

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「信濃路」  実食日:2005/5

  改札を出て右前。細かい飲食店が雑踏のように連なっている地区にある。上記「あさま」よりは目立たない場所だが、たぬき240円と非常に安い店なので、駅そばが好きな人はチェックしておく必要があるだろう。
  店内に入ると、内部で隣の定食屋と繋がっており、どこが境界線なのかがよく分からなくなっている。明らかにそばのカウンターだろうという場所で定食屋の料理を食べている人もいるし、中間の微妙なところにある席でそばを食べている人もいる。混み具合に応じて、フレキシブルにやっているのだろうか。全体的に昭和の大衆食堂のイメージで、決して清潔とは言えない環境。女性が一人で入るには勇気が必要になるかもしれない。そばは、麺が柔らかめ。つゆ・具は水準級。大森駅の「信濃路」はかつお出汁が強烈なインパクトを与えていたが、この店は比較的ノーマルだった。


※値上げ(たぬき240→250円)していました。まだまだだいぶ安い設定ですが(値−1点。2009/6、確認)。

※値上げしていました。現在、たぬき270円です。もともとが安すぎる設定だったので、値上げは致し方ないでしょう。まだまだ安い部類です(値−1点。2015/9、確認)。

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「ゆで太郎」  実食日:2009/6

  改札(駅)を出て左、第一京浜を渡らずに左へ3分。この駅には、駅歩10秒以内に3軒の駅そば(上記「あさま」「信濃路」と、未食の「泉川」)が固まっているので、わざわざ3分歩いてここまで食べに来る人がいるのかどうか。駅に依存というより、第一京浜に依存しているという印象が強い。つまり、車で寄って食べる人が多そうな立地。店内はわりと広く、椅子付きのカウンター席が20近くと、隅の方に2人掛けテーブル席が2つある。最近の「ゆで太郎」で屡々見られる「店内製麺実演」は、やっていない。24時間営業。
  たまたま実食が閑散時間帯だったからかもしれないが、注文後に茹でた麺を提供してくれたので、硬質の食感が非常に良かった。これほどの食感の麺を出す「ゆで太郎」があったのか! と、肝を抜かれたほど。とてもではないが、都心部辺りの「ゆで太郎」と同じ麺を使っているとは思えない。仮に同じ麺だとして、茹でたてにすることでこの食感を得られるのであれば、全店で注文後茹でを実施するべきだ。一方の風味は、あまり強くなかった。こちらは、茹でたてでも茹で置きでも大差ないように感じる。また、たぬき(揚げ玉)がスナック菓子のような食感で、麺やつゆに合っていなかったのが少々の減点ポイント。そば湯ポットあり。ワカメとカマボコが入って、たぬき330円。朝10時まで限定の「朝定食」にお得感があり、かけ+ごはん+納豆+生卵で340円(他、全部で3種設定)。

※値上げしていました。現在、たぬき350円です。訪問時、朝食セットの看板が出ていなかったため未確認ですが、各種朝食セットも360円に上がっていると思われます。なお、看板が一部変わった(値段表示部分にシール貼り)うえ、券売機が店内に移されて外観の印象が少々変わっていたので、写真を貼ります(左:旧、右:現。(2015/9、確認)。

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「泉川」  実食日:2012/9

  改札を出て右、ケンタッキー脇の狭い路地に入ってすぐ左側。この駅は、駅からごく近いエリアに駅そば店が密集していて、競争が激しい。そんな中、この店は駅を出た時点では見えない位置にあるので、立地的には若干形勢不利なのではないかと感じる。間口が狭くて奥に長い店で、立ち食いカウンター一列のみ。
  この店のそばは、価格以外にはなかなかおすすめポイントが見出せなかった。麺は、柔らかく味のない茹で麺。つゆは出汁感が弱く、ガツンと醤油の味がしてしまうタイプ。天は、味覚的には悪くないが、小さめ。店主はぶっきらぼうで、あまり愛想がよくない。カウンター上には醤油がこぼれていたりして、衛生面も△。たぬき250円、天270円という値段が食指を動かすが、それとて2つ上に記載している「信濃路」と同じでは形勢不利か。昭和ならこれでもよかったのかもしれないが、ファストフード業界全体のレベルが上がっている今のご時世では……と思ってしまう。


※閉店していました。跡地は、隣のタバコ店の倉庫でしょうか。写真の左側に見えているタバコ店の青い日除けが、この店の部分まで伸びていました。ちょっと、立地的に不利だったでしょうか(2015/9、確認)。

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★梅屋敷駅(京急本線)
「ゆで太郎」  実食日:2014/4

  駅からちょっと遠く、厳密には5分を超えるかもしれない。まぁ、他に対象となる店が見当たらない駅だから、いいだろう。駅を出て左、商店街をひたすら歩いて、東邦医大通りを渡らずに左折して1分。店舗名は、「東邦医大通り店」。間口が広く、遠くからでも「24H」の看板がよく見えるので、迷うことはない。店内は、V字型というか、妙な形に区切られていて、客席が2方向に分断されている。手前側にテーブル席と椅子付きカウンター、奥側に椅子付きカウンターと立ち食いカウンターがある。キャパは、30近いだろうか。
  この店舗では、細麺を使用。茹でたてに当たったが、数人分まとめて茹でていたので、タイミングによる部分が大きいだろう。食感はまずまず。つゆは、作りたてだったのだろうか、最初のひと口の香りがすごく良かった。他の「ゆで太郎」にはない、鼻をツンと突く香りがあった。2口目以降は、「ゆで太郎」スタンダード。たぬき330円(ワカメ・カマボコ入り)。先日、東池袋春日通り店(向原駅)で再食した時にはたぬきというメニューがなかったが、こちらにはある。どうやら「ゆで太郎」は、店舗によって一部メニューが異なるようだ。24時間営業で、モーニング時間帯にはお得なセットメニューがある。かけ+ミニカレーで350円など。このセットも以前と比べると少々値段が上がっているが、まだまだお得感充分。また、モーニング時間帯には揚げ玉フリーのサービスもある。そば湯ポットあり。タカノツメあり。


※値上げしていました。現在、たぬき350円です。モーニングのセットは360円になっています(2016/2、確認)。

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★京急蒲田駅(京急本線・空港線)  ※JR・東急蒲田駅は別途掲載(京浜東北線2
「そば新」  実食日:2003/11

  本線上りホーム側の改札を出て、駅舎を出て、左。2本目の路地(まんが喫茶の角)を右。改札歩1分くらいのところにある、24時間営業の店である。ゴチャゴチャした席配置に演歌のBGMと、きれいではあるが古色も感じる店である。
  ここのプラス材料は、つゆ。かつお出汁が強烈で、ついつい全部飲み干してしまう味。昔、JR拝島駅1番ホームに似た味のつゆを出す店があったような記憶がある(今はもうないと思う)が、たぶん関係ないのだろう。白い麺には味がないのだが、つゆがうまくカバーしている感じで、全体的な物足りなさはない。たぬきにはやや焦げが入っているが、味が変わってしまうほどではない。
  なお、混雑時には配膳してくれる(普通は逆なのだが)ようだ。なぜなら、厨房前のカウンターに客がいると、受け取れなくなるから。また、本来はご飯もの用だが、福神漬けと紅生姜がフリーになっている。たぬき280円。


※改装していました(写真は左:旧、右:現)。付近は駅及び周辺の再開発工事が続いていますが、工事終了後には超一等地になりそうな場所です。値上げして、現在たぬき310円になっています(値−1点。2015/5、確認)。

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「箱根そば」  実食日:2007/4

  西側(JR蒲田駅方面)の出口を出て、アーケードの商店街「あすと」に入り、直進30秒右側。上記「そば新」のワンブロック北側の路地。角地だから、よく目立つ。看板に「箱根そば」と書かれており、これを店名と解釈するが、食券には「生そば 箱根」と印字。立地から考えて、後者の方が正しいようにも思う。
  味覚的には、普通に「箱根」仕様なので、詳細は割愛。ワカメが入って、たぬき290円。窓に「箱根そば所在地一覧」が張り出されているので、巡りたい人は参考にするといいだろう。


※微妙に改装(写真は左:旧、右:現。この小さな写真で分かりますか? 看板等が少々変わっています)し、値上げ(たぬき290→320円。値−1点)していました(2009/6、確認)。

※閉店していました。跡地はビル解体され、サラ地です。再開発エリアをギリギリ外れているように思えますが、もしかしたらギリギリアウトだったのかもしれません(2015/5、確認)。

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「富士そば」  実食日:2016/8

  西口を出て、ペデストリアンデッキで駅前広場を渡って、右前方のエスカレーターを降りて正面。アーケードの商店街(京急あすと)の入口角。上記「箱根そば」があった辺り。店内はわりと手狭で、客席は椅子付きカウンター10席と、立ち食いカウンター8人分くらい。店舗名は「京急蒲田店」で、今年6月オープンの新店だ。「富士そば」の新店で立ち食いカウンターがあるのは、少し珍しいだろうか。
  朝イチ(8:30頃)の訪問ということで、たぬきそばではなく朝そば(たぬき)320円を実食。朝そば対応店舗に午前5〜10時の間に訪れる場合には、たぬき390円よりも「たぬき(またはきつね)+温玉」で320円の朝そばにした方が圧倒的にお得なので。麺は、茹で置き。だが歯ごたえはさほど損なわれておらず、印象は悪くなかった。つゆは、タイミングの妙なのかもしれないが、カツオよりも昆布様の香りの方が勝っていた。かつて異端店舗として君臨していた大山店の味わいに近いような。大山店は厨房が狭いためつゆを独自に作っていたのだが、こちらは極端な狭さではないため、おそらく他店舗と同じ要領でつゆ作っていて、たまたまこのタイミングでは味が少し違っていたということだろうと推察しておく。あまり詳しくは書かないことにするが、「富士そば」では公式発表と実態が微妙に違っていることが珍しくないので、オリジナルなひと手間を加えている可能性も捨てきれないが。たぬきは、味のない揚げ玉。最近の「富士そば」では、このたぬきが一番ポピュラーだ。せっかく最新鋭のフライヤーを導入して各種天を店揚げしているのだから天かすで出せばいいのに、というのが個人的な意見。店舗オリジナルのメニューは、特に見当たらず。強いて言えば、「豚つけそば」が少し珍しいか(他にも数店舗で扱いを確認している)。また、券売機には入っていない現金メニューが、店内にいくつか出ている。味噌汁50円とか、大勢に影響のないものばかりだが。朝限定は、朝そばのほかに朝カレーセット360円もある。ただし、これはそば・カレーの両方ともミニサイズになるので注意を。ふじ酒場対応店舗。そば湯ポット各席にあり。箸はエコ箸。


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★雑色駅(京急本線)
「五國路」  実食日:2005/6

  東側の改札(下り線改札)を出て、右斜め前。アーケード商店街の端。重厚な木の椅子に座布団を被せた、ちょっと値の張るような蕎麦屋にありそうな座席を擁する店。カウンター席と4人掛けテーブル席(×2)がある。
  ここのそばは、自信を持ってオススメできる。麺は、駅そばでは珍しい幅広の生麺。茹で時間がかかるから、駅そばで使うにはかなり勇気が必要になる麺だと思う。いいかげん待たせた挙げ句に不味いそばを出したのでは、客足は遠のくばかりだから。しかし、この店に関してはその心配は不要だろう。味もいいし、妙なつなぎを入れてコシを出すという感じがなく、「田舎そば」的な食感も素晴らしい。つゆも○。たぶん、鰹出汁と昆布出汁のブレンドだと思うのだが、やや関西風に近い味に仕上がっている。色合いは「東西折衷」くらいだろうか。具(たぬき)には面白味がなく、量も少なかったのだが、麺とつゆが素晴らしいだけに、むしろ余計な油味はない方がいいかもしれない。たぬき300円(ワカメ・カマボコ入り)。


※閉店していました。残念です(2007/4確認)。

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★大鳥居駅(京急空港線)
「ゆで太郎」  実食日:2009/2

  西口を出て、環八を渡って産業道路を大師橋方面へ4分。私鉄枝線だから徒歩圏外扱いにしようかと迷ったが、他に対象店がない駅だということもあり(かつては大鳥居交差点北に1軒あったが、未食のまま閉店してしまった)、OKと判断した。ただでさえ利用者があまり多くなさそうな駅で、しかも駅から結構離れているのに、店内はかなり広い。椅子付きカウンターが5〜6人分と、4人掛けテーブル席が7つあり、合計30人以上入れる。
  麺は、注文後に茹でる細い生麺。ただ、食感も風味もとりわけ感激するほどではない。むしろ好印象だったのはつゆで、味覚よりも嗅覚に強く訴える力があった。カマボコとワカメが入って、たぬき330円。そば湯ポットが、ほぼ各席にある。また、厨房内に製麺室がある。ガラス張りになっているので、タイミングが合えば製麺シーンを見学することができる。

※看板が一部変わっていました(写真は左:旧、右:現)。変わったというか、金額表示部分を修正しただけですね。暖簾も変わっています。値上げして、たぬき350円になっていました(2015/5、確認)。

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「どん八」  実食日:2015/9

  東口を出て右、すぐの信号で環八通りを渡って右へ1分。環八通り沿いにある店。なかなかの人気店で、中途半端な時間帯(14:00頃)だったにもかかわらず10人以上の先客がいた。客席は、テーブル席が計12、椅子付きカウンターが8、立ち食いカウンターが3人分くらい。
  店内製麺を売り文句にする店だけあって、麺にはこだわりがありそう。完全注文後茹でに徹しているようだ。そのため、待ち時間が少々長めになる。私は3〜4分くらいだったが、出来上がり待ちの人数が多いと10分以上待たされるかもしれない。その麺は、細くてザラザラした舌触りが印象的。歯ごたえはホクホクしていて、妙なモッチリ感がないぶんそばらしい食感だと言える。言い得ているかどうかわからないが、「ゆで太郎」の麺のそば粉比率を高めたような印象だ。反面、つゆにはさほどこだわりがないのか、それともあえて脇役に徹するということなのか、出汁もカエシも淡くてモヤッとした味覚だった。脇役だとしても、個人的には麺の香りが引き立つつゆだとは感じなかった。たぬきは、既製品の揚げ玉。たぬき400円(ワカメ・ナルト入り)。トッピングの価格が、ちょっとよく分からない設定になっている。かけそばは300円でかき揚げそばは450円なのだが、一覧形式のお品書きではかき揚げの単品が100円になっている。さらに、揚げ置かれたかき揚げの前には「60円」のポップが立っていた。これだったら、「かけ+揚げ置きかき揚げ」を360円でいただくのが一番お得なのではないか。たぬきよりもだいぶ安いのでね。ご飯ものを食べる人が多く、かつカレー750円が人気。隣の人が食べていたダブルかつカレー980円は、チャレンジメニュー級のボリューム感だった。ご飯もので気になったのは、ソース勝丼580円。味云々よりも、表記が気になる。競馬場の近くとかパチンコ店内とかの店にありがちな表記なのだが、はて、この近くにギャンブル場があっただろうか。それに、かつカレーやかつ重は平仮名表記なのに、ソース勝丼だけがギャンブルモードになっている。ちょっと不思議。飲み水は、冷水のほかにそば茶を用意。これは気の利いたサービスだ。


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★穴守稲荷駅(京急空港線)
「越後そば 淡竹」  実食日:2016/3

  駅を出て左へ2分、環八通りを左折して2分、最初の信号で環八通りを渡って右(駅方向に戻る形)へ20秒。直線距離だとそれほど遠くないが、環八通りを渡るために少々遠回りが必要になるため、駅歩5分ほどかかる。店名の「淡竹」は「はちく」と読む(置いてあった名刺のようなもので確認)。古くからやっていそうな、時代に媚びない佇まい。いいですね。店内手狭で、椅子付きカウンター8席。入ってすぐ左手に券売機があるのだが、券売機付近が少々狭いため、混雑時には入る人と出る人が交錯してちょっとゴチャゴチャする。私は混雑を避けようと思って昼前(11:45頃)に訪問したのだが、どうやらこの店はこの時間帯が一番混雑するようだ。主たる客層がトラックドライバー(環八に路駐)で、私と同じように混雑を外そうと考えて早メシする人が多いのかもしれない。12時を過ぎると客層がスーツ姿のサラリーマンにガラリと変わり、むしろ混雑が少し緩和されてくる印象だった。客層の変遷がハッキリしていて、興味深かった。
  麺は、生麺の見込み茹で。繁忙時対応かもしれない。やや角がとれていてツルツルした舌触りながら、「越後そば」を名乗る店同士ということか、風味としてはクレアの「越後そば」に近いものがある。つゆは、やや淡めでクレアの「越後そば」とはだいぶ違う。熱々(90℃くらいありそう)なので淡くても出汁がよく香り、物足りなさは感じなかった。つゆを熱くすると客の回転効率が落ちるので、特に昼時には少し温度を下げる店が多いのだが、この店は混雑時でもアツアツで提供してくれる。これは印象をグッと高める。たぬきは、粒の細かい天かす。ゾル化傾向だが、適量なので特に問題なし。たぬき370円(ワカメ・カマボコ入り)。箸は竹製の割箸で、口当たりが良い。細かいところにまでしっかりと気を配っている。なお、先述のとおり車を横付けして食べに来る人が多いのだが、この辺りは駐禁の取り締まりも頻繁に行われているので、要注意。パトカーやGGが接近してくると、店主が「お車でお越しの方〜」と注意を促す。客席からでは外の様子が見えにくい造りだけに、この心配りも嬉しいところだ。


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